JP2003026111A - 同封物供給装置 - Google Patents

同封物供給装置

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JP2003026111A
JP2003026111A JP2001215436A JP2001215436A JP2003026111A JP 2003026111 A JP2003026111 A JP 2003026111A JP 2001215436 A JP2001215436 A JP 2001215436A JP 2001215436 A JP2001215436 A JP 2001215436A JP 2003026111 A JP2003026111 A JP 2003026111A
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Takeshi Hanada
剛 花田
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JUKI DENSHI KOGYO KK
Juki Corp
Original Assignee
JUKI DENSHI KOGYO KK
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、反りのある同封物帳票の運
搬が可能で、構造が簡単かつ安価な同封物供給装置を提
供することである。 【解決手段】 同封物供給装置が、搬送手段から駆動力
を開閉手段に伝動して、開閉手段の開閉が所定のタイミ
ングで行われるように開閉手段を動作させる伝動手段と
を備えている。従って、開閉手段の駆動にソレノイド等
のアクチュエータを使用する必要がないため、コストを
低く抑えることができる。また、開閉部材の駆動を制御
するプログラムを開発する必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封入封緘機におけ
る同封物供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、同封物供給装置200の構成例
を示す。同封物供給装置200は、例えば、紙、シート
等(一枚のもの、折られたもの、複数枚折られて重ねら
れたもの、複数閉じられたものを含む)からなる同封物
Xを多数重ねた状態に支持する同封物ホッパー110
と、該同封物ホッパー110から同封物Xを一つずつ後
述するスタックテーブル15上に送り出す同封物送出部
150と、スタックテーブル上15の同封物Xと後述す
る主搬送路18上の封入物Yとを重ねた状態として搬出
する搬送部120と、を備えている。
【0003】前記同封物ホッパー110は、多数重ねら
れた状態の同封物Xが、前側が下がるように斜めに載置
されるホッパテーブル4と、斜めとされたことにより前
側に移動しようとする同封物Xの前縁(先端)を押さえ
て同封物Xの前縁を揃える先端揃え板5とを備える。そ
して、ホッパテーブル4と、先端揃え板5との間に間隔
が開けられ、該間隔を介して最下層の同封物Xを下方に
引き出せるようになっている。
【0004】前記同封物送出部150は、同封物ホッパ
ー110内の最下層の同封物Xを吸着した状態で旋回し
て同封物Xの先端部を下方に引き出す吸着パッド部1
と、該吸着パッド部1をパッド駆動ベルト2を介して旋
回させるステッピングモータ3と、先端部が下方に引き
出された同封物Xを同封物ホッパー110からさらに引
き出すピックアップローラ6と、吸着パッド部1により
引き出された先端部をピックアップローラ6に押しつけ
るプッシュアーム7と、プッシュアーム7を駆動するロ
ータリーソレノイド8とを備える。
【0005】また、同封物送出部150は、主搬送路上
で引き出された同封物Xを搬送部により搬送可能に支持
するスタックテーブル15と、引き出された同封物をス
タックテーブル15上に搬送する複数のフィードローラ
9と、同封物をフィードローラ9に押しつけるテンショ
ンローラ14と、後述するクラッチブレーキ11を介し
てフィードローラ9及びピックアップローラ6を駆動す
るモータ13と、モータ13の駆動力の遮断及び接続を
行うクラッチブレーキ11と、前記フィードローラ9及
びピックアップローラ6とクラッチブレーキ11との間
を伝動する駆動ベルト10と、モータ13とクラッチブ
レーキ11との間を伝動する伝達ベルト12と、前記ス
タックテーブル15上に送出された同封物Xを搬送部に
より押し出されるまで保持するストッパ28とを備えて
いる。
【0006】前記搬送部120は、被封入物を搬送自在
に支持する主搬送路18と、主搬送路18上の封入物Y
と、スタックテーブル15上の同封物Xを同時に押して
搬送するとともに、同封物Xをスタックテーブル15か
ら落として、封入物Yと重ねる搬送フィン17と、搬送
フィン17を搬送方向に沿って移動させる搬送チェーン
16とを備える。
【0007】同封物Xの搬送動作について説明する。ま
ず、同封物Xをホッパテーブル4に供給する。ホッパテ
ーブル4に供給された同封物Xは、先端揃え板5によっ
て揃えられる。次いで、ステッピングモータ3が回転す
ることにより、パッド駆動ベルト2を介して、吸着パッ
ド部1を駆動し、ホッパテーブル4に供給された同封物
Xのうち、最下層の1枚の端部がめくられる。そして、
同封物Xのうち最下層の1枚は、ロータリーソレノイド
8により駆動するプッシュアーム7によって、ピックア
ップローラに押しつけられる。
【0008】次いで、クラッチブレーキがONにされる
と、モータ13の回転が、駆動ベルト10を介して、ピ
ックアップローラ6およびフィードローラ9に伝わり、
1枚の同封物Xがスタックテーブル15に投入される。
【0009】次いで、スタックテーブル15に投入され
た同封物Xは、ストッパ28によって堰き止められ、搬
送フィン17によって上流より搬送されてきた封入物Y
とともに、搬送フィン17によって、ストッパ28の下
をくぐって主搬送路18に押し出される。そして、同封
物Xは、封入装置(不図示)へと運搬され、封筒に封入
される。なお、上記のような同封物ホッパー110を複
数並べて、設置する場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ストッ
パ28は、先端部にローラーを有し、該ローラーをスタ
ックテーブルに所定の押圧力で押しつけるようになって
いる。同封物ホッパー110から同封物Xが投入される
際に、同封物Xを堰き止め、同封物Xが主搬送路18に
押し出される際に、同封物Xの搬送を妨げないように、
前記ストッパ28の押圧力が制御されている。
【0011】しかしながら、上記のような同封物供給装
置200においては、同封物Xの厚みに合わせて、スト
ッパ28の押圧力を調整する必要があり、ストッパ28
の押圧力が弱すぎる場合には、同封物ホッパー110か
ら投入された同封物Xが滑り出してしまい、一方、スト
ッパ28の押圧力が強すぎる場合には、搬送フィン17
によって、主搬送路18に押し出すことができない、と
いう問題があった。
【0012】これを解決するものとして、スタックテー
ブル15の前部に、開閉するゲートを設けることが考え
られるが、ゲートの開閉駆動にソレノイド等のアクチュ
エータを使用するため、コストが高くなってしまう、と
いう問題があった。また、ゲートは、スタックテーブル
15に同封物Xが投入される際に閉じ、主搬送路18に
押し出される際に開くように制御する必要があるため、
ゲートの開閉を制御するプログラムを開発する必要があ
った。
【0013】一方、印刷または搬送時に同封物Xが反っ
てしまう場合も多く、図5に示すように、反りのある同
封物Xの端部が搬送フィン17に乗り上げてしまうの
で、取り残してしまうという問題があった。
【0014】本発明の課題は、構造が簡単かつ安価で、
反りのある同封物帳票の運搬が可能な同封物供給装置を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、封筒に帳票等の封入物を封
入するに際し、主となる封入物(具体的には、封入物
Y)上に、該封入物と同封される同封物(具体的には、
同封物X)を重ねる同封物供給装置(具体的には、同封
物供給装置100)であって、前記封入物が搬送される
主搬送路(具体的には、主搬送路18)と、該主搬送路
上に設けられ、前記同封物が保持される保持台(具体的
には、スタックテーブル15)と、該保持台上に同封物
を順次供給する同封物供給手段(具体的には、同封物ホ
ッパー110)と、前記保持台上の前記同封物と、前記
主搬送路上の前記封入物を同時に搬送させることによ
り、前記保持台上の同封物を主搬送路上の封入物上に落
として重ねる搬送手段(具体的には、搬送部120)
と、前記保持台に設けられる開閉部材(具体的には、ゲ
ート19)を有し、前記同封物供給手段から前記保持台
上に前記同封物を供給した際に、前記開閉部材を閉じて
該同封物を前記保持台上に保持し、前記搬送手段により
前記同封物が前記保持台上から落とされる際に前記開閉
部材を開けて前記同封物の保持を解除する開閉手段(具
体的には、ゲート部131)と、前記搬送手段から駆動
力を前記開閉手段に伝動して、前記開閉手段の開閉が所
定のタイミングで行われるように前記開閉手段を動作さ
せる伝動手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項1記載の発明によれば、同封物供給
装置が、搬送手段から駆動力を開閉手段に伝動して、開
閉手段の開閉が所定のタイミングで行われるように開閉
手段を動作させる伝動手段とを備えているので、開閉手
段の駆動にソレノイド等のアクチュエータを使用する必
要がないため、コストを低く抑えることができる。ま
た、開閉部材の駆動を制御するプログラムを開発する必
要もない。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の同
封物供給装置(具体的には、同封物供給装置100)で
あって、前記搬送手段(具体的には、搬送部120)
は、前記封入物(具体的には、封入物Y)及び同封物
(具体的には、同封物X)を同時に押して搬送する搬送
部材(具体的には、搬送フィン17)と、該搬送部材が
接続され、該搬送部材を搬送方向に沿って移動させるよ
うに周回する環状部材(具体的には、搬送チェーン1
6)とを有し、前記伝動手段は、前記環状部材に設けら
れた突起(具体的には、コロ21)と、前記突起によっ
て押されて移動する切り替え手段(具体的には、ゲート
駆動レール20)と、前記切り替え手段の移動を伝動し
て前記開閉部材(具体的には、ゲート19)を開閉させ
る伝動機構(具体的には、リンク機構22)とを備えて
いることを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明によれば、環状部材が
駆動すると、環状部材に設けられた突起によって、切り
替え手段が押し下げられ、切り替え手段に固定された伝
動機構が回動することによって、伝動機構に固定された
開閉部材を開閉することができる。従って、開閉部材の
駆動タイミングは、環状部材への突起の取り付け間隔に
よって、容易に調整することができる。また、開閉手段
の駆動にソレノイド等のアクチュエータを使用する必要
がないため、コストを低く抑えることができる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の同
封物供給装置(具体的には、同封物供給装置100)で
あって、前記搬送手段(具体的には、搬送部120)
は、前記封入物(具体的には、封入物Y)及び同封物
(具体的には、同封物X)を同時に押して搬送する搬送
部材(具体的には、搬送フィン17)と、該搬送部材が
接続され、該搬送部材を搬送方向に沿って移動させるよ
うに周回する環状部材(具体的には、搬送チェーン1
6)とを有し、前記環状部材の周回移動に連動して回転
する回転体(具体的には、スプロケット25)と、前記
回転体に設けられた駆動カム(具体的には、駆動カム2
6)と、前記駆動カムに当接して移動するカムフォロア
(具体的には、カムフォロア27)と、前記カムフォロ
アの移動を伝動して前記開閉部材(具体的には、ゲート
19)を開閉させる伝動機構(具体的には、リンク機構
22)とを備えていることを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明によれば、環状部材が
駆動すると、回転体が環状部材の周回に伴って回転し、
回転体に取り付けられた駆動カムに当接するカムフォロ
アが駆動カムに乗り上げ、カムフォロアに連結された伝
動機構が回動することによって、伝動機構に固定された
開閉部材を開閉することができる。従って、開閉部材の
駆動タイミングは、駆動カムの突部の形状を変更するこ
とによって、容易に調整することができる。また、開閉
部材の駆動にソレノイド等のアクチュエータを使用する
必要がないため、コストを低く抑えることができる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の同封物供給装置(具体的には、同封物
供給装置100)であって、前記保持台上(具体的に
は、スタックテーブル15)の前記同封物(具体的に
は、同封物X)が前記搬送手段(具体的には、搬送部1
20)に搬送される際に、前記同封物上に移動して前記
同封物の反りを押える帳票押え(具体的には、帳票押さ
え23)を備え、該帳票押えが前記伝動機構(具体的に
は、リンク機構22)に連結され、前記保持台上への前
記同封物の供給を妨げないように所定のタイミングで移
動することを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、同封物供給
装置が、保持台上の同封物が搬送手段に搬送される際
に、同封物上に移動して同封物の反りを押える帳票押え
を備えることにより、伝動機構に固定された帳票押さえ
が、伝動機構の回動によって、同封物を押さえ込んで反
りを矯正するので、同封物が搬送部材に乗り上げてしま
うことによる取り残しを防止することができる。また、
帳票押えが伝動機構に固定され、保持台上への同封物の
供給を妨げないように所定のタイミングで移動すること
により、帳票押えの駆動にソレノイド等のアクチュエー
タを使用する必要がないため、コストを低く抑えること
ができ、帳票押えの駆動を制御するプログラムを開発す
る必要もない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明を適用
した実施の形態を詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1に、本発明の第1の実施の形
態における同封物供給装置100の構成例を示す。同封
物供給装置100は、同封物Xを多数重ねた状態に支持
する同封物ホッパー110と、該同封物ホッパー110
から同封物Xを一つずつ後述するスタックテーブル15
上に送り出す同封物送出部130と、スタックテーブル
上15の同封物Xと後述する主搬送路18上の封入物Y
とを重ねた状態として搬出する搬送部120とを備えて
いる。
【0024】同封物ホッパー110および搬送部120
については、従来の技術において説明した同封物ホッパ
ー110および搬送部120と同様の構成であるため、
同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。また、同封物送出部130は、従来の技術において
説明した同封物送出部150とほぼ同一の構造であっ
て、同封物送出部150のストッパ28の代わりに、ゲ
ート部131を備えたものであるため、ゲート部131
以外の同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略し、構成の異なるゲート部131についてのみ詳細に
説明する。
【0025】ゲート部131は、同封物ホッパー110
から投入される同封物Xを所定の位置で堰き止めるゲー
ト19と、同封物ホッパー110から投入される同封物
Xの反りを矯正する帳票押さえ23と、ゲート19を開
閉するための伝動手段と、を備えている。
【0026】ゲート19の一端は、後述する受動リンク
22cのフレーム(不図示)に固定された支点Bに固定
され、後述するリンク機構22の動作に伴って、ゲート
19は、図2(a)に示すような閉じられた状態から、
図2(b)に示すような開いた状態に移行する。
【0027】帳票押さえ23の一端は、後述する帳票押
さえリンク22dのフレーム(不図示)に固定された支
点Cに固定され、後述するリンク機構22の動作に伴っ
て、帳票押さえ23は、図2(a)に示すような所定の
位置から、図2(b)に示すような同封物Xを押さえ込
んで反りを矯正する状態に移行する。
【0028】伝動手段は、ゲート19へ駆動力を伝動す
るための前記リンク機構22と、リンク機構22を動作
させるためのゲート駆動レール20と、搬送チェーン1
6の裏面に取り付けられて、搬送チェーン16の移動に
伴ってゲート駆動レール20を押し下げるコロ21と、
を備えている。
【0029】ゲート駆動レール20は、主搬送路18の
下面で駆動する搬送チェーン16の下に位置し、コロ2
1をゲート駆動レール20の上にスムーズに乗り降りさ
せるため、上流側と下流側に、傾斜部24を備えてい
る。ゲート駆動レール20は、後述する駆動リンク22
aおよび後述する規制リンク22eに連結支持され、ま
た、下方からバネ等の付勢手段により支持されている。
ゲート駆動レール20は、後述するリンク機構22の動
作に伴って、フレーム(不図示)に固定された該駆動リ
ンク22aの支点Aおよび規制リンク22eの支点Dを
中心として、上面を水平に保ったまま旋回するように移
動する。コロ21は、ローラー形状をしていて、前記ゲ
ート駆動レール20の上面を回転しながら滑らかに移動
する。
【0030】図2(a)を用いて、リンク機構22の構
成について説明する。リンク機構22は、一端がゲート
駆動レール20の上流側端部に回動自在に連結されて、
フレーム(不図示)に固定された支点Aを中心として回
動するL字形の駆動リンク22aと、下端部が前記駆動
リンク22aの他端に回動自在に連結された連結リンク
22bと、一端が前記連結リンク22bの上端部に回動
自在に連結されて、フレーム(不図示)に固定された支
点Bを中心として回動する受動リンク22cと、一端が
前記連結リンク22bの中程に回動自在に連結されて、
フレーム(不図示)に固定された支点Cを中心として回
動する帳票押さえリンク22dと、一端がゲート駆動レ
ール20の下流側端部に回動自在に連結されて、フレー
ム(不図示)に固定された支点Dを中心として回動する
規制リンク22eと、を備えている。
【0031】以下、第1の実施の形態における同封物X
の搬送動作およびゲート19の開閉動作について図2を
用いて説明するが、同封物ホッパー110からスタック
テーブル15に投入される動作については、従来の技術
において説明した搬送動作と同一の動作であるため、説
明を省略する。
【0032】スタックテーブル15に投入された最下層
の1枚の同封物Xは、閉じられた状態のゲート19によ
って堰き止められて停止する。
【0033】搬送チェーン16が移動すると、搬送チェ
ーン16の裏面に取り付けられたコロ21が、ゲート駆
動レール20に設けられた傾斜部24に乗り上げ、ゲー
ト駆動レール20を斜め下方に押し下げる。ゲート駆動
レール20が押し下げられることにより、ゲート駆動レ
ール20に連結された駆動リンク22aが支点Aを中心
として矢印方向に回動し、駆動リンク22aに連結され
た連結リンク22bも右斜め下方に移動する。
【0034】連結リンク22bが右斜め下方に移動する
ことによって、連結リンク22bに連結された受動リン
ク22cは、下方に動かされるように回動する。受動リ
ンク22cが下方に回動することによって、受動リンク
22cの支点Bに固定されたゲート19が、支点Bを中
心として矢印方向に回動して、ゲート19が開く。
【0035】連結リンク22bが右斜め下方に移動する
ことによって、ゲート19が開くのと同時に、連結リン
ク22bに連結された帳票押さえリンク22dも、下方
に動かされるように回動する。帳票押さえリンク22d
が下方に回動することによって、帳票押さえリンク22
dの支点Cに固定された帳票押さえ23が、支点Cを中
心として矢印方向に回動して、同封物Xを押さえ込む。
【0036】ゲート19が開くと、同封物Xは、搬送フ
ィン17によって主搬送路18に押し出され、上流より
搬送されてきた封入物Yとともに、封入装置(不図示)
へと運搬され、封筒に封入される。
【0037】そして、コロ21は傾斜部24を介してゲ
ート駆動レール20上を通過する。コロ21の通過後、
ゲート駆動レール20は、図2(c)に示すように、下
方から支持するバネ等の働きによって所定の位置に戻
り、ゲート19も閉じた状態に戻り、帳票押さえ23も
所定の位置に戻る。この状態で再びスタックテーブル1
5上に同封物Xが供給される。
【0038】以上のように、ゲート19の駆動に、ソレ
ノイド等のアクチュエータを使用しないので、制御の必
要がなく、コストを低く抑えることができる。また、帳
票押さえ23が、同封物Xを押さえ込んで反りを矯正す
るので、同封物Xが搬送フィン17に乗り上げてしまう
ことによる取り残しを防止することができる。
【0039】なお、ゲート19および帳票押さえ23の
駆動タイミングは、搬送チェーン16の裏面へのコロ2
1の取り付け間隔によって、容易に調整することができ
る。
【0040】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態における同封物供給装置100は、同封物Xを多
数重ねた状態に支持する同封物ホッパー110と、該同
封物ホッパー110から同封物Xを一つずつ後述するス
タックテーブル15上に送り出す同封物送出部140
と、スタックテーブル上15の同封物Xと後述する主搬
送路18上の封入物Yとを重ねた状態として搬出する搬
送部120とを備えている。
【0041】同封物ホッパー110および搬送部120
については、従来の技術において説明した同封物ホッパ
ー110および搬送部120と同様の構成であるため、
同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。また、同封物送出部140は、従来の技術において
説明した同封物送出部150とほぼ同一の構造であっ
て、同封物送出部150のストッパ28の代わりに、ゲ
ート部141を備えたものであるため、ゲート部141
以外の同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略し、構成の異なるゲート部141についてのみ詳細に
説明する。
【0042】ゲート部141は、同封物ホッパー110
から投入される同封物Xを所定の位置で堰き止めるゲー
ト19と、同封物ホッパー110から投入される同封物
Xの反りを矯正する帳票押さえ23と、ゲート19を開
閉するための伝動手段と、を備えている。
【0043】ゲート19の一端は、後述する受動リンク
22cのフレーム(不図示)に固定された支点Bに固定
され、後述するリンク機構22の動作に伴って、ゲート
19は、図3(a)に示すような閉じられた状態から、
図3(b)に示すような開いた状態に移行する。
【0044】帳票押さえ23の一端は、後述する帳票押
さえリンク22dのフレーム(不図示)に固定された支
点Cに固定され、後述するリンク機構22の動作に伴っ
て、帳票押さえ23は、図3(a)に示すような所定の
位置から、図3(b)に示すような同封物Xを押さえ込
んで反りを矯正する状態に移行する。
【0045】伝動手段は、ゲート19へ駆動力を伝動す
るための前記リンク機構22と、周面に歯車を有し搬送
チェーン16の移動に伴って回転するスプロケット25
と、周面に突部26aを有しスプロケット25とともに
回転する駆動カム26と、駆動カム26に当接し、リン
ク機構22を動作させるカムフォロア27と、を備えて
いる。
【0046】図3(a)を用いて、リンク機構22の構
成について説明する。リンク機構22は、一端が駆動カ
ム26に当接したカムフォロア27を備え、フレーム
(不図示)に固定された支点Aを中心として回動する、
緩やかな屈曲形状の駆動リンク22aと、下端部が前記
駆動リンク22aの他端に回動自在に連結された連結リ
ンク22bと、一端が前記連結リンク22bの上端部に
回動自在に連結されて、フレーム(不図示)に固定され
た支点Bを中心として回動する受動リンク22cと、一
端が前記連結リンク22bの中程に回動自在に連結され
て、フレーム(不図示)に固定された支点Cを中心とし
て回動する帳票押さえリンク22dと、を備えている。
【0047】以下、第2の実施の形態における同封物X
の搬送動作およびゲート19の開閉動作について図3を
用いて説明するが、同封物ホッパー110からスタック
テーブル15に投入される動作については、従来の技術
において説明した搬送動作と同一の動作であるため、説
明を省略する。
【0048】スタックテーブル15に投入された最下層
の1枚の同封物Xは、閉じられた状態のゲート19によ
って堰き止められて停止する。
【0049】搬送チェーン16が移動すると、搬送チェ
ーン16に噛み合ってスプロケット25が矢印方向に回
転し、スプロケット25に取り付けられた駆動カム26
も矢印方向に回転する。駆動カム26の回転によって、
カムフォロア27が駆動カム26の突部26aに乗り上
げ、上方に持ち上げられる。カムフォロア27が上方に
持ち上げられることにより、カムフォロア27に固定さ
れた駆動リンク22aが支点Aを中心として矢印方向に
回動し、駆動リンク22aに連結された連結リンク22
bも右斜め下方に移動する。
【0050】連結リンク22bが右斜め下方に移動する
ことによって、連結リンク22bに連結された受動リン
ク22cは、下方に動かされるように矢印方向に回動す
る。受動リンク22cが下方に回動することによって、
受動リンク22cの支点Bに固定されたゲート19が、
支点Bを中心として矢印方向に回動して、ゲート19が
開く。
【0051】連結リンク22bが右斜め下方に移動する
ことによって、ゲート19が開くのと同時に、連結リン
ク22bに連結された帳票押さえリンク22dも、下方
に動かされるように回動する。帳票押さえリンク22d
が下方に回動することによって、帳票押さえリンク22
dの支点Cに固定された帳票押さえ23が、支点Cを中
心として矢印方向に回動して、同封物Xを押さえ込む。
【0052】ゲート19が開くと、同封物Xは、搬送フ
ィン17によって主搬送路18に押し出され、上流より
搬送されてきた封入物Yとともに、封入装置(不図示)
へと運搬され、封筒に封入される。
【0053】そして、カムフォロア27が駆動カム26
の突部26aに乗り上げている間、ゲート19は開放状
態を保ち、図3(c)に示すように、カムフォロア27
が駆動カム26の突部26aを乗り越えると、ゲート1
9は閉じ、帳票押さえ23も所定の位置に戻る。
【0054】以上のように、ゲート19の駆動に、ソレ
ノイド等のアクチュエータを使用しないので、制御の必
要がなく、コストを低く抑えることができる。また、帳
票押さえ23が、同封物Xを押さえ込んで反りを矯正す
るので、同封物Xが搬送フィン17に乗り上げてしまう
ことによる取り残しを防止することができる。
【0055】なお、ゲート19および帳票押さえ23の
駆動タイミングは、駆動カム26の突部26aの形状を
変更することによって、容易に調整することができる。
【0056】なお、リンクの構成については、上記に限
定されるものではなく、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、同封物供給装置が、搬送手段から駆動力を開閉手
段に伝動して、開閉手段の開閉が所定のタイミングで行
われるように開閉手段を動作させる伝動手段とを備えて
いるので、開閉手段の駆動にソレノイド等のアクチュエ
ータを使用する必要がないため、コストを低く抑えるこ
とができる。また、開閉部材の駆動を制御するプログラ
ムを開発する必要もない。
【0058】請求項2記載の発明によれば、環状部材が
駆動すると、環状部材に設けられた突起によって、切り
替え手段が押し下げられ、切り替え手段に固定された伝
動機構が回動することによって、伝動機構に固定された
開閉部材を開閉することができる。従って、開閉部材の
駆動タイミングは、環状部材への突起の取り付け間隔に
よって、容易に調整することができる。また、開閉手段
の駆動にソレノイド等のアクチュエータを使用する必要
がないため、コストを低く抑えることができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、環状部材が
駆動すると、回転体が環状部材の周回に伴って回転し、
回転体に取り付けられた駆動カムに当接するカムフォロ
アが駆動カムに乗り上げ、カムフォロアに連結された伝
動機構が回動することによって、伝動機構に固定された
開閉部材を開閉することができる。従って、開閉部材の
駆動タイミングは、駆動カムの突部の形状を変更するこ
とによって、容易に調整することができる。また、開閉
部材の駆動にソレノイド等のアクチュエータを使用する
必要がないため、コストを低く抑えることができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、同封物供給
装置が、保持台上の同封物が搬送手段に搬送される際
に、同封物上に移動して同封物の反りを押える帳票押え
を備えることにより、伝動機構に固定された帳票押さえ
が、伝動機構の回動によって、同封物を押さえ込んで反
りを矯正するので、同封物が搬送部材に乗り上げてしま
うことによる取り残しを防止することができる。また、
帳票押えが伝動機構に固定され、保持台上への同封物の
供給を妨げないように所定のタイミングで移動すること
により、帳票押えの駆動にソレノイド等のアクチュエー
タを使用する必要がないため、コストを低く抑えること
ができ、帳票押えの駆動を制御するプログラムを開発す
る必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における同封物供給
装置の構成例を示す図である。
【図2】上記実施の形態におけるゲート開閉機構の動作
を示す図である。
【図3】第2の実施の形態におけるゲート開閉機構の動
作を示す図である。
【図4】従来の技術における同封物供給装置の構成例を
示す図である。
【図5】従来の技術における同封物供給装置のストッパ
周辺を拡大した図である。
【符号の説明】
100 同封物供給装置 110 同封物ホッパー 120 搬送部 16 搬送チェーン 17 搬送フィン 18 主搬送路 130 同封物送出部 131 ゲート部 19 ゲート 20 ゲート駆動レール 21 コロ 22 リンク機構 22a 駆動リンク 22b 連結リンク 22c 受動リンク 22d 帳票押さえリンク 22e 規制リンク 23 帳票押さえ 24 傾斜部 140 同封物送出部 141 ゲート部 25 スプロケット 26 駆動カム 26a 突部 27 カムフォロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E028 AA05 BB01 EA01 3E054 AA01 BA04 CA05 DB01 DB04 DB10 DB17 DC06 DC12 DC17 EA03 FA02 FA06 FA07 FB01 FB13 JA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】封筒に帳票等の封入物を封入するに際し、
    主となる封入物上に、該封入物と同封される同封物を重
    ねる同封物供給装置であって、 前記封入物が搬送される主搬送路と、 該主搬送路上に設けられ、前記同封物が保持される保持
    台と、 該保持台上に同封物を順次供給する同封物供給手段と、 前記保持台上の前記同封物と、前記主搬送路上の前記封
    入物を同時に搬送させることにより、前記保持台上の同
    封物を主搬送路上の封入物上に落として重ねる搬送手段
    と、 前記保持台に設けられる開閉部材を有し、前記同封物供
    給手段から前記保持台上に前記同封物を供給した際に、
    前記開閉部材を閉じて該同封物を前記保持台上に保持
    し、前記搬送手段により前記同封物が前記保持台上から
    落とされる際に前記開閉部材を開けて前記同封物の保持
    を解除する開閉手段と、 前記搬送手段から駆動力を前記開閉手段に伝動して、前
    記開閉手段の開閉が所定のタイミングで行われるように
    前記開閉手段を動作させる伝動手段とを備えることを特
    徴とする同封物供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の同封物供給装置であって、 前記搬送手段は、前記封入物及び同封物を同時に押して
    搬送する搬送部材と、該搬送部材が接続され、該搬送部
    材を搬送方向に沿って移動させるように周回する環状部
    材とを有し、 前記伝動手段は、前記環状部材に設けられた突起と、 前記突起によって押されて移動する切り替え手段と、 前記切り替え手段の移動を伝動して前記開閉部材を開閉
    させる伝動機構とを備えていることを特徴とする同封物
    供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の同封物供給装置であって、 前記搬送手段は、前記封入物及び同封物を同時に押して
    搬送する搬送部材と、該搬送部材が接続され、該搬送部
    材を搬送方向に沿って移動させるように周回する環状部
    材とを有し、 前記環状部材の周回移動に連動して回転する回転体と、
    前記回転体に設けられた駆動カムと、前記駆動カムに当
    接して移動するカムフォロアと、前記カムフォロアの移
    動を伝動して前記開閉部材を開閉させる伝動機構とを備
    えていることを特徴とする同封物供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の同封物
    供給装置であって、 前記保持台上の前記同封物が前記搬送手段に搬送される
    際に、前記同封物上に移動して前記同封物の反りを押え
    る帳票押えを備え、 該帳票押えが前記伝動機構に連結され、前記保持台上へ
    の前記同封物の供給を妨げないように所定のタイミング
    で移動することを特徴とする同封物供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021123385A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 トキワ工業株式会社 搬送装置

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