JP2003025637A - ドットラインプリンタの印刷制御方法 - Google Patents
ドットラインプリンタの印刷制御方法Info
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- JP2003025637A JP2003025637A JP2001219829A JP2001219829A JP2003025637A JP 2003025637 A JP2003025637 A JP 2003025637A JP 2001219829 A JP2001219829 A JP 2001219829A JP 2001219829 A JP2001219829 A JP 2001219829A JP 2003025637 A JP2003025637 A JP 2003025637A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】機器のコストを上昇させることなく、ドットラ
インプリンタの能力を最大限に発揮させることにある。 【解決手段】電源の出力電圧を検出し、前記出力電圧が
規定値を下回った場合には、あらかじめ定められた時間
まで印刷を中断するか、次の1シャトル分の印刷データ
を複数回に分けて印刷する。
インプリンタの能力を最大限に発揮させることにある。 【解決手段】電源の出力電圧を検出し、前記出力電圧が
規定値を下回った場合には、あらかじめ定められた時間
まで印刷を中断するか、次の1シャトル分の印刷データ
を複数回に分けて印刷する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットラインプリ
ンタの印刷制御方法に関するものである。
ンタの印刷制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2にドットラインプリンタの印刷原理
を示す。図2において、ハンマバンク200に取り付け
られた複数個の印刷ハンマ210は、通常永久磁石22
0の吸引力により非印刷位置に保持されている。ハンマ
バンク200は、例えばカムまたはリニアモータ等から
なる図示しないシャトル機構によって行方向に沿って往
復移動させられ、この一方向移動(以下シャトルとい
う)時、所定のドットポジションに来た時に釈放コイル
230を励磁し、印刷ハンマ210を釈放して印刷す
る。
を示す。図2において、ハンマバンク200に取り付け
られた複数個の印刷ハンマ210は、通常永久磁石22
0の吸引力により非印刷位置に保持されている。ハンマ
バンク200は、例えばカムまたはリニアモータ等から
なる図示しないシャトル機構によって行方向に沿って往
復移動させられ、この一方向移動(以下シャトルとい
う)時、所定のドットポジションに来た時に釈放コイル
230を励磁し、印刷ハンマ210を釈放して印刷す
る。
【0003】このようなドットラインプリンタにおいて
高密度印刷を連続で行うと、短時間に機器の消費電流が
増大することにより電源の出力電圧が低下し、釈放コイ
ル230の励磁力が低下することにより印刷品質が低下
するという問題があることは周知である。
高密度印刷を連続で行うと、短時間に機器の消費電流が
増大することにより電源の出力電圧が低下し、釈放コイ
ル230の励磁力が低下することにより印刷品質が低下
するという問題があることは周知である。
【0004】このため従来は、印刷開始前に1シャトル
分の印刷ドット数を計算し、前記印刷ドット数が規定値
1を超えた場合には、1シャトル分の印刷データを複数
回に分けて印刷したり、ハンマバンク200の単位時間
当たりの印刷ドット数を計算し、前記印刷ドット数が規
定値2を超えた場合には、あらかじめ定められた時間ま
で印刷を中断し、ハンマバンク200の消費電流を所定
値以下に押さえることにより、電源の出力電圧が低下す
ることを防いでいた。
分の印刷ドット数を計算し、前記印刷ドット数が規定値
1を超えた場合には、1シャトル分の印刷データを複数
回に分けて印刷したり、ハンマバンク200の単位時間
当たりの印刷ドット数を計算し、前記印刷ドット数が規
定値2を超えた場合には、あらかじめ定められた時間ま
で印刷を中断し、ハンマバンク200の消費電流を所定
値以下に押さえることにより、電源の出力電圧が低下す
ることを防いでいた。
【0005】しかし、1シャトル分の印刷ドット数が同
じでも、印刷パターンによってハンマバンク200の消
費電流が大きく変化してしまう。
じでも、印刷パターンによってハンマバンク200の消
費電流が大きく変化してしまう。
【0006】例えば、印刷ハンマ210の配列と同じよ
うに印刷ドットが並んだ印刷パターンでは、短時間に集
中して釈放コイル230が励磁されるため、電気的影
響、特に磁気干渉の影響が大きくなってしまい、釈放コ
イル230が励磁されるタイミングが1シャトルの中で
均等に分散するような磁気干渉の影響の少ない印刷パタ
ーンに比べて、印刷したドット数が同じでもハンマバン
ク200の消費電流は最大で約2倍になってしまうが、
従来技術は印刷したドット数のみで制御しているため、
この違いは判別できない。
うに印刷ドットが並んだ印刷パターンでは、短時間に集
中して釈放コイル230が励磁されるため、電気的影
響、特に磁気干渉の影響が大きくなってしまい、釈放コ
イル230が励磁されるタイミングが1シャトルの中で
均等に分散するような磁気干渉の影響の少ない印刷パタ
ーンに比べて、印刷したドット数が同じでもハンマバン
ク200の消費電流は最大で約2倍になってしまうが、
従来技術は印刷したドット数のみで制御しているため、
この違いは判別できない。
【0007】このため、従来は所定の印刷速度を満足さ
せる場合には、所定の印刷速度時の最大消費電流に合わ
せて機器の電源を設計していた。
せる場合には、所定の印刷速度時の最大消費電流に合わ
せて機器の電源を設計していた。
【0008】また、機器の消費電流を所定値以下にする
ためには、機器の消費電流が最大となる印刷パターンに
合わせて、前記規定値1及び規定値2を決定していた。
ためには、機器の消費電流が最大となる印刷パターンに
合わせて、前記規定値1及び規定値2を決定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最も消費電流が大きく
なる印刷パターンを印刷した場合においても所定の印刷
速度を満足させるように前記規定値1及び規定値2を決
定すると、磁気干渉の影響の少ない印刷パターンにおい
ては必要以上に電源の容量が大きくなり、機器のコスト
上昇を招くという課題があった。
なる印刷パターンを印刷した場合においても所定の印刷
速度を満足させるように前記規定値1及び規定値2を決
定すると、磁気干渉の影響の少ない印刷パターンにおい
ては必要以上に電源の容量が大きくなり、機器のコスト
上昇を招くという課題があった。
【0010】また、最も消費電流が大きくなる印刷パタ
ーンを印刷した場合においても所定の消費電流以下なる
ように、前記規定値1及び規定値2を決定すると、磁気
干渉の影響の少ない印刷パターンにおいては、必要以上
に印刷速度が低下するという課題があった。
ーンを印刷した場合においても所定の消費電流以下なる
ように、前記規定値1及び規定値2を決定すると、磁気
干渉の影響の少ない印刷パターンにおいては、必要以上
に印刷速度が低下するという課題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の印刷制御方法は、電源の出力電圧を検出し、
前記出力電圧が規定値を下回った場合には、あらかじめ
定められた時間まで印刷を中断することにある。
明の第1の印刷制御方法は、電源の出力電圧を検出し、
前記出力電圧が規定値を下回った場合には、あらかじめ
定められた時間まで印刷を中断することにある。
【0012】また、上記課題を解決する本発明の第2の
印刷制御方法は、電源の出力電圧を検出し、前記出力電
圧が規定値を下回った場合には、1シャトル分の印刷デ
ータを複数回に分けて印刷することにある。
印刷制御方法は、電源の出力電圧を検出し、前記出力電
圧が規定値を下回った場合には、1シャトル分の印刷デ
ータを複数回に分けて印刷することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例を示す。
マイクロプロセッサ100は、図示しない上位装置から
転送された印刷データをデータ処理回路110を介して
ドットイメージに編集してRAM130に書き込み、印
刷開始前に印刷制御回路120はRAM130から印刷
データを読み出し印刷ハンマ210の配列に応じて編集
し、1シャトル分の印刷データをRAM140に書き込
む。印刷開始時、印刷制御回路120はRAM140か
ら順次印刷データを読み出し、適切なタイミングで釈放
コイル230に電流を供給し印刷を行う。
マイクロプロセッサ100は、図示しない上位装置から
転送された印刷データをデータ処理回路110を介して
ドットイメージに編集してRAM130に書き込み、印
刷開始前に印刷制御回路120はRAM130から印刷
データを読み出し印刷ハンマ210の配列に応じて編集
し、1シャトル分の印刷データをRAM140に書き込
む。印刷開始時、印刷制御回路120はRAM140か
ら順次印刷データを読み出し、適切なタイミングで釈放
コイル230に電流を供給し印刷を行う。
【0014】+40V出力は、釈放コイル230を励磁
するための、電源の出力電圧である。
するための、電源の出力電圧である。
【0015】+40V出力は、抵抗器10と抵抗器20
で1/10の電圧に分圧され、比較器50の入力端子5
1に入力される。
で1/10の電圧に分圧され、比較器50の入力端子5
1に入力される。
【0016】比較器50のもう一方の入力端子52に
は、+5V出力を抵抗器30と抵抗器40で分圧した基
準電圧が入力されている。
は、+5V出力を抵抗器30と抵抗器40で分圧した基
準電圧が入力されている。
【0017】磁気干渉の影響の大きい印刷パターンは、
短時間に集中して釈放コイル230が励磁されるため、
一時的に+40V出力の電圧が低下する。
短時間に集中して釈放コイル230が励磁されるため、
一時的に+40V出力の電圧が低下する。
【0018】今、+40V出力の電圧が+38V以下に
なるような印刷パターンを連続で印刷すると機器の消費
電流が所定の値を超えるとすると、前記基準電圧は+
3.8Vに設定される。 比較器50は入力端子51と
入力端子52の電圧を比較し、入力端子51の電圧の方
が低くなった場合に、出力端子53に”ロー”信号を出
力する。
なるような印刷パターンを連続で印刷すると機器の消費
電流が所定の値を超えるとすると、前記基準電圧は+
3.8Vに設定される。 比較器50は入力端子51と
入力端子52の電圧を比較し、入力端子51の電圧の方
が低くなった場合に、出力端子53に”ロー”信号を出
力する。
【0019】今、印刷ハンマ210の配列と同じように
印刷ドットが並んだ印刷パターンを印刷した場合は、ハ
ンマバンク200が1シャトルする時間のうちの特定の
時間に集中して釈放コイル230に電流が流れるため、
磁気干渉の影響が大きくなり、ハンマバンク200の消
費電流が増大し、+40V出力が+38V以下にまで低
下し、比較器50は出力端子53に”ロー”信号を出力
する。
印刷ドットが並んだ印刷パターンを印刷した場合は、ハ
ンマバンク200が1シャトルする時間のうちの特定の
時間に集中して釈放コイル230に電流が流れるため、
磁気干渉の影響が大きくなり、ハンマバンク200の消
費電流が増大し、+40V出力が+38V以下にまで低
下し、比較器50は出力端子53に”ロー”信号を出力
する。
【0020】マイクロプロセッサ100は、比較器50
の出力端子53が”ロー”信号を出力したことを検出す
ると、あらかじめ定められた時間まで印刷を中断する
か、次の1シャトル分の印刷データを複数回に分けて印
刷する。
の出力端子53が”ロー”信号を出力したことを検出す
ると、あらかじめ定められた時間まで印刷を中断する
か、次の1シャトル分の印刷データを複数回に分けて印
刷する。
【0021】また従来技術と同様に、マイクロプロセッ
サ100は、印刷開始前にRAM140の印刷データを
読み出し、1シャトル分の印刷データが規定値1’を超
えた場合には、1シャトル分の印刷データを2回に分け
て印刷するように印刷制御回路120に指示する。
サ100は、印刷開始前にRAM140の印刷データを
読み出し、1シャトル分の印刷データが規定値1’を超
えた場合には、1シャトル分の印刷データを2回に分け
て印刷するように印刷制御回路120に指示する。
【0022】さらに、マイクロプロセッサ100は、R
AM140から読み出した印刷データの合計が単位時間
当たりに印刷できる印刷ドット数の規定値2’を超えた
場合には、あらかじめ定められた時間まで印刷を中断す
るように、印刷制御回路120に指示する。
AM140から読み出した印刷データの合計が単位時間
当たりに印刷できる印刷ドット数の規定値2’を超えた
場合には、あらかじめ定められた時間まで印刷を中断す
るように、印刷制御回路120に指示する。
【0023】ただし、この時の規定値1’及び規定値
2’は、磁気干渉の影響が少ない印刷パターン、すなわ
ち+40V出力の電圧が+38V以下にならない印刷パ
ターンにおいて消費電流が所定値以下になるように決定
されるため、従来技術による規定値1及び規定値2より
も大きな値となり、磁気干渉の影響の少ない印刷パター
ンでは、印刷速度が従来技術よりも速くなる。
2’は、磁気干渉の影響が少ない印刷パターン、すなわ
ち+40V出力の電圧が+38V以下にならない印刷パ
ターンにおいて消費電流が所定値以下になるように決定
されるため、従来技術による規定値1及び規定値2より
も大きな値となり、磁気干渉の影響の少ない印刷パター
ンでは、印刷速度が従来技術よりも速くなる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、+40V
出力の電圧を検出することにより磁気干渉の影響が大き
い印刷パターンか否かの判別が出来るため、機器のコス
トを上昇させることなく機器の能力を最大限に発揮させ
ることが出来る。
出力の電圧を検出することにより磁気干渉の影響が大き
い印刷パターンか否かの判別が出来るため、機器のコス
トを上昇させることなく機器の能力を最大限に発揮させ
ることが出来る。
【図1】本発明の一例を示すブロック図。
【図2】ドットラインプリンタの印刷機構を示す要部斜
視図。
視図。
10、20、30、40は抵抗器、50は比較器、10
0はマイクロプロセッサ、110はデータ処理回路、1
20は印刷制御回路、130、140はRAM、200
はハンマバンク、210は印刷ハンマ、220は永久磁
石、230は釈放コイルである。
0はマイクロプロセッサ、110はデータ処理回路、1
20は印刷制御回路、130、140はRAM、200
はハンマバンク、210は印刷ハンマ、220は永久磁
石、230は釈放コイルである。
Claims (2)
- 【請求項1】 印刷行に沿って所定ピッチ隔てて複数の
印刷ハンマを有するハンマバンクをシャトル機構により
印刷行に沿って往復移動させ、この往復移動の過程で印
刷ハンマを駆動せしめることにより印刷を行なうドット
ラインプリンタにおいて、電源の出力電圧を検出し、前
記出力電圧が規定値を下回った場合には、あらかじめ定
められた時間まで印刷を中断することを特徴とするドッ
トラインプリンタの印刷制御方法。 - 【請求項2】 印刷行に沿って所定ピッチ隔てて複数の
印刷ハンマを有するハンマバンクをシャトル機構により
印刷行に沿って往復移動させ、この往復移動の過程で印
刷ハンマを駆動せしめることにより印刷を行なうドット
ラインプリンタにおいて、電源の出力電圧を検出し、前
記出力電圧が規定値を下回った場合には、次の1シャト
ル分の印刷データを複数回に分けて印刷することを特徴
とするドットラインプリンタの印刷制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219829A JP2003025637A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | ドットラインプリンタの印刷制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219829A JP2003025637A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | ドットラインプリンタの印刷制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025637A true JP2003025637A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19053756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001219829A Pending JP2003025637A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | ドットラインプリンタの印刷制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003025637A (ja) |
-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001219829A patent/JP2003025637A/ja active Pending
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