JP2003025420A - テンタオーブンの熱風循環装置 - Google Patents

テンタオーブンの熱風循環装置

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JP2003025420A
JP2003025420A JP2001217605A JP2001217605A JP2003025420A JP 2003025420 A JP2003025420 A JP 2003025420A JP 2001217605 A JP2001217605 A JP 2001217605A JP 2001217605 A JP2001217605 A JP 2001217605A JP 2003025420 A JP2003025420 A JP 2003025420A
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hot air
small chambers
film
nozzle
suction
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JP2001217605A
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Tatsufumi Seko
達史 世古
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
Hideo Yonetani
秀雄 米谷
Takuya Kitada
卓也 北田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーブンチャンバ内での熱風の拡散を防止す
る。 【解決手段】 延伸すべきフィルム3の上面側において
フィルム3の移送方向に所定の間隔で配列する複数の小
室10dを有する第1のノズルダクト部10aと、フィ
ルム3の下面側においてフィルム3の移送方向に所定の
間隔で配列する複数の小室10d′を有する第2のノズ
ルダクト部10a′と、小室10dの間にそれぞれ介在
された複数の個室20fを有する第1の吸引ダクト部2
0aと、小室10d′の間にそれぞれ介在された複数の
個室20f′を有する第2の吸引ダクト部20a′と、
小室10d,10d′の熱風吹出ノズル10eから噴射
された熱風が小室20f,20f′の熱風吸引孔から吸
引されるように、ノズルダクト部10aと吸引ダクト部
20a間およびノズルダクト部10a′と吸引ダクト部
20a′間において熱風を循環流通させる熱風循環手段
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば二軸フィル
ム延伸装置の横延伸機用テンタオーブンに適用される熱
風循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】横延伸機等に用いられるテンタオーブン
は、シート状のプラスチックフィルムの一方および他方
の縁部を該フィルムの一側および他側に配設したクリッ
プチエンのクリッパでそれぞれ把持し、このクリップチ
エンを駆動することによって該フィルムを水平に移送す
る。移送中のプラスチックフィルムは、熱風によって加
熱軟化されるとともに、上記各クリップチエン相互の間
隔の拡大によって引張され、その結果、幅方向に延伸
(横延伸)される。
【0003】一般に、上記プラスチックフィルムの加熱
に用いられる熱風は、熱効率の観点から循環される。こ
の循環する熱風中には、加熱されたプラスチックフィル
ムから発生するオリゴマや添加物、および/またはクリ
ップチエン等に用いられる潤滑油の揮発分が不純物とし
て混入することになる。この不純物は、熱風の循環の途
中で冷却されて小さな液滴や固体粉となって熱風循環通
路内に付着するので、熱風と共にフィルムの表面に飛着
して該フィルムの品質を低下させるという問題を発生さ
せる。
【0004】そこで、例えば、特開平5−253434
号に係るフィルム用ステンタや、特開平9−15045
5号に係るフィルム横延伸装置においては、上記の問題
を解決する手段として不純物除去装置を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、フ
ィルムに対して噴射された熱風が容積の大きいオーブン
チャンバ内に一旦拡散される。なお、この拡散された熱
風は、オーブンチャンバに設けられた吸入口から吸込ま
れてヒータに戻され、ここで再加熱された後、フィルム
に再び噴射される。上記のように、フィルムに向かって
噴射された熱風が容積の大きいオーブンチャンバ内に拡
散されると、この熱風に含まれた揮発性不純物が該チャ
ンバ内における局部的に温度の下がったところで凝縮固
化して液滴や固体粉となり、これが壁面に付着するとい
う問題を生じる。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、フィルムに噴射する熱風をオーブンチャ
ンバ内に拡散させることなく循環させることができるテ
ンタオーブンの熱風循環装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フィルム延伸装置のテンタオーブンに適用する熱風循環
装置であって、延伸すべきフィルムの上面側において該
フィルムの移送方向に所定の間隔で配列する複数の小室
を有し、これらの小室における前記フィルムとの対向面
にそれぞれ熱風吹出ノズルを形成するとともに、それら
の小室相互を連通させた第1のノズルダクト部と、前記
延伸すべきフィルムの下面側において該フィルムの移送
方向に所定の間隔で配列する複数の小室を有し、これら
の小室における前記フィルムとの対向面にそれぞれ熱風
吹出ノズルを形成するとともに、それらの小室相互を連
通させた第2のノズルダクト部と、前記第1のノズルダ
クト部の各小室の間にそれぞれ介在された複数の小室を
有し、これらの小室における前記フィルムとの対向面に
それぞれ熱風吸引孔を形成するとともに、それらの小室
相互を連通させた第1の吸引ダクト部と、前記第2のノ
ズルダクト部の各小室の間にそれぞれ介在された複数の
小室を有し、これらの小室における前記フィルムとの対
向面にそれぞれ熱風吸引孔を形成するとともに、それら
の小室相互を連通させた第2の吸引ダクト部と、前記第
1のノズルダクト部の熱風吹出ノズルから噴射された熱
風が前記第1の吸引ダクト部の熱風吸引孔から吸引され
るように、前記第1のノズルダクト部と第1の吸引ダク
ト部間において熱風を循環流通させ、かつ、前記第2の
ノズルダクト部の熱風吹出ノズルから噴射された熱風が
前記第2の吸引ダクト部の熱風吸引孔から吸引されるよ
うに、前記第2のノズルダクト部と第2の吸引ダクト部
間において熱風を循環流通させる熱風循環手段と、を備
えている。
【0008】この発明によれば、第1のノズルダクト部
の熱風吹出ノズルから噴射された熱風が第1の吸引ダク
ト部の熱風吸引孔から吸引され、かつ、第2のノズルダ
クト部の熱風吹出ノズルから噴射された熱風が第2の吸
引ダクト部の熱風吸引孔から吸引されるので、フィルム
に噴射された熱風がオーブンチャンバ内に拡散すること
が防止される。
【0009】前記熱風循環手段は、前記第1および第2
の吸引ダクト部に吸引された熱風を合流させる第1およ
び第2の合流流路と、前記合流された熱風を加熱する加
熱手段と、前記合流かつ加熱された熱風を前記第1およ
び第2のノズルダクト部に分流させる第1および第2の
分流流路と、前記熱風を循環流動させる送風手段と、を
備えることができる。この構成によれば、1つ加熱手段
を用いて熱風を加熱することが可能になる。
【0010】前記送風手段は、前記第1および第2の分
流流路にそれぞれ配設した第1および第2の送風機を備
えることができる。この構成によれば、前記第1および
第2のノズルダクト部に効率よく熱風を供給することが
可能になる。前記第1および第2の合流流路に、それら
の流路を流れる熱風に含まれた不純物を除去する不純物
除去手段をそれぞれ配設することができる。この構成に
よれば、前記第1および第2の吸引ダクトに吸引された
熱風に含まれる不純物が格別な不純物除去手段によって
除去されるので、クリーン度の高い熱風が得られる。
【0011】前記不純物除去手段として、前記熱風を分
散流通させるべく所定の間隔で配列させた複数の偏平ダ
クトおよびこれらの偏平ダクトの外周囲に冷却流体を流
通させる冷却流体流通手段を備えた冷却器を用いること
ができる。この冷却器からなる不純物除去手段によれ
ば、上記各偏平ダクトを通過する温風に含まれたガス状
不純物質が凝縮凝固してそれらのダクトの内面に付着す
るので、上記各ダクトを通過した温風中における不純物
質の含有率が大幅に低下することになる。
【0012】前記第1および第2の分流流路にそれぞれ
風量調整用のダンパを設けることができる。この構成に
よれば、前記第1、第2のノズルダクト部に供給する熱
風の量を個別に調整することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は、それぞれ本発
明に係るテンタオーブンの熱風循環装置を概念的に示す
縦断面図である。図3は、オーブンチャンバの天壁を除
いた状態で示したこの熱風循環装置の平面図である。な
お、図1および図2は、図3のA−A断面図およびB−
B断面図に相当する。図4は図1のC−C断面図を、図
5は図1および図2に示す熱風循環装置の右側面図を、
図6はこの熱風循環装置の斜視図を、また、図7は揮発
物除去装置の構成を例示した斜視図をそれぞれ示してい
る。
【0014】各図において、オーブンチャンバ1は、内
外2枚の板で断熱材を挟んだ構造の断熱壁によって構成
されている。このオーブンチャンバ1内には、図1の紙
面に垂直な方向に走行する左右一対のクリップチェン2
が配設されている。上記一対のクリップチェン2は、そ
の走行方向に沿って互いの間隔が広がるように配設され
ている。フィルム3は、各クリップチェン2に付設され
たクリップによって一方の縁部および他方の縁部が把持
されているので、これらのクリップチェン2の走行に伴
なって幅方向に引張されながら上記紙面に垂直な方向に
移送される。
【0015】図6に示す熱風循環装置は、プレナムダク
ト10,10′(図1参照)および戻ダクト20,2
0′(図2参照)を備えている。プレナムダクト10お
よび10′は、上下対称に配設され、フィルム3に熱風
を吹付ける多数のノズル10e(図6参照)をフィルム
3との対向面に備えたノズルダクト部10aおよび10
a′と、このノズルダクト部10aおよび10a′から
水平方向に延びる水平ダクト部10bおよび10b′
(ノズルダクト部10aおよび10a′より流路断面積
が小さい)と、この水平ダクト部10bおよび10b′
から垂直方向に延びる垂直ダクト部10c及び10c′
とをそれぞれ備えている。
【0016】上記水平ダクト部10bおよび10b′内
には、それぞれ風量調節用のダンパ11が設けられ、ま
た、垂直ダクト部10cおよび10c′内には、遠心式
送風機12がそれぞれ設けられている。なお、各送風機
12は、オーブンチャンバ1の壁外方に設けられた駆動
モータ13をそれぞれ備えている。
【0017】戻ダクト20および20′は、上下対称に
配設され、熱風を吸引する吸引ダクト部20aおよび2
0a′と、この吸引ダクト部20aおよび20a′から
水平方向に延びる戻水平ダクト部20bおよび20b′
と、この戻水平ダクト部20bおよび20b′から垂直
方向に延びて合流する戻垂直ダクト部20cおよび20
c′と、戻垂直ダクト部20cおよび20c′の合流点
から水平方向に延び、かつ、その水平面内で直角に曲が
るエルボ形のエルボダクト部20dと、上下中央部でエ
ルボダクト部20dと繋がり、上端および下端が直角に
曲がって前記垂直ダクト部10cおよび10c′にそれ
ぞれ連結する戻分流ダクト部20eとを備えている。
【0018】上記戻水平ダクト部20bおよび20b′
内には、それぞれ不純物除去手段たる揮発物除去装置2
1が介装され、また、エルボダクト部20dの後流側開
口端部(上下に、前記送風機12が位置している)に
は、ヒータ22が介装されている。
【0019】プレナムダクト10および10′のノズル
ダクト部10aおよび10a′は、図4に示すように、
縦長の長方形状断面を有する複数の6面体状小室10d
および10d′(図6参照)を櫛歯状に所定間隔でフィ
ルム3の移送方向に配列させた構成を有し、各小室10
d及び10d′を前記水平ダクト部10bおよび10
b′に連通させてある。そして、上記小室10dおよび
10d′のフィルム3に対向する壁板に、丸孔またはス
リット状の吹出ノズル10e(図6参照)を多数形成し
てある。
【0020】また、戻ダクト20および20′の吸引ダ
クト部20aおよび20a′は、ノズルダクト部10a
および10a′と同様に、櫛歯状に配列する複数の小室
20fおよび20f′を有し、これらを上記戻水平ダク
ト部20bおよび20b′に連通させてある。小室20
fおよび20f′は、ノズルダクト部10aおよび10
a′の各小室10d間および10d′間に位置してい
る。そして、小室20fおよび20f′のフィルム3に
対向する壁面には、丸孔またはスリット状孔からなる吸
引孔20g(図6参照)が多数形成されている。なお、
この吸引孔20gは、フィルム屑等の異物が戻ダクト2
0および20′内に吸引されるのを防止する役目をな
す。
【0021】揮発物除去装置21は、空気冷却器として
の構成を有する。すなわち、この揮発物除去装置21
は、図7に示すように、それぞれ複数の長方形状のスリ
ット孔を配列形成した相対向する2枚の厚板21aと、
上記スリット孔に対応する通路断面積を有し、個々の厚
板21aの対向するスリット孔相互を繋ぐ複数の偏平状
小ダクト(パス)21bと、これらの偏平状小ダクト2
1b間に下方から上方に向かって冷却風を流通させるべ
く配設した冷却風ダクト21cとを備え、前記水平ダク
ト部20b(20b′)を通過する熱風が各偏平状小ダ
クト21b内に流入するように配置されている。なお、
冷却風ダクト21cは、厚板21aに固定支持されてい
る。また、各小ダクト21bの底板は、後流側が下がる
勾配を有している。
【0022】図示していない送風機から冷却空気が冷却
風ダクト21cに送り込まれると、この冷却空気が各偏
平状小ダクト21bの外周囲に流通する。したがって、
各小ダクト21b内を通過する熱風に含まれた揮発物
(ガス状不純物質)は、凝縮して液滴となり、該各小ダ
クト21bの内壁面を流下する。そして、この流下した
揮発物の液滴は、傾斜した各小ダクト21bの底板を介
して後流側に流れた後、図示していないドレンリザーバ
に集められる。そして、このドレンリザーバに集められ
た揮発物は、該リザーバに設けられた排出口から適時に
排出される。なお、上記冷却風ダクト21cを冷却水の
通路としてもよく、その場合、上記送風機に代えて冷却
水供給管がこの冷却ダクトに連結される。
【0023】以下、上記構成の熱風循環装置の作用を説
明する。テンタオーブンの稼働中は、2個の遠心式送風
機12がそれぞれの駆動モータ13によって回転され
る。したがって、ヒータ22によって加熱された戻分流
ダクト20e内の熱風は、上下から吸引されて分流した
後、水平ダクト10bおよび10b′に送り込まれる。
そして、この水平ダクト10bおよび10b′に流入し
た熱風は、ダンパ11によってその風量が調節された
後、ノズルダクト部10aおよび10a′内に圧送され
る。なお、熱風の温度は、図示省略の温度制御装置によ
るヒータ22の制御によってフィルム3の延伸加工に適
する所定の温度に調整される。
【0024】ノズルダクト部10aおよび10a′に送
られた熱風は、前記複数の小室10dおよび10d′に
分流し、それらに設けられたノズル10eからフィルム
3の上面および下面に吹付けられる。この熱風の吹付け
によって軟化したフィルム3は、前記各クリップチエン
2によって幅を広げられながら後流方向に移送される。
【0025】フィルム3に吹付けられた熱風は、若干温
度を下げて隣接する戻ダクト20および20′の小室2
0fおよび20f′の吸引孔20gから吸引ダクト20
aおよび20a′内に吸引される。この吸引ダクト20
aおよび20a′に吸引された熱風には、不純物である
揮発物が含まれているが、この揮発物は戻水平ダクト2
0bおよび20b′内に設けられた前記揮発物除去装置
21によって凝縮液化されて除去される。
【0026】各揮発物除去装置21を通過した揮発物濃
度の低いクリーンな熱風は、戻垂直ダクト20cおよび
20c′を通って合流した後、エルボダクト20dに入
り、このエルボダクト20dに設けられたヒータ22に
よって加熱される。そして、ヒータ22によって所定の
温度まで加熱された熱風は、戻り分流ダクト20eに戻
されて、再び、フィルム3の加熱に供される。なお、上
記揮発物除去装置21の作用によって、熱風中に含まれ
る揮発物の量がオーブンチャンバ1内で発生する量より
も低い一定の許容レベルに抑えられることになる。
【0027】このように、上記熱風循環装置によれば、
2個の遠心送風機12の作用によってプレナムダクト1
0および10′内が大気圧に対して正圧に、また、戻ダ
クト20および20′内が負圧に保たれ、これによって
フィルム3に噴射された熱風がオーブンチャンバ1内に
拡散されることなく吸引される。したがって、この熱風
に含まれた揮発性不純物が凝縮固化して該チャンバ1の
壁面に付着するという問題が回避される。また、ヒータ
22および揮発物除去装置21が同じ遠心式送風機12
によって搬送される熱風の経路内に配置されることか
ら、揮発物除去のための特別な送風機を必要とせず、こ
れによって、構造の簡単化とコストの低減を図ることが
できる。更に、揮発物除去装置21をオーブンチャンバ
1の外側部に設置してあるので、この揮発物除去装置2
1のメンテナンス作業が容易になる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、第1のノズルダクト
部の熱風吹出ノズルから噴射された熱風がこの第1のノ
ズルダクト部に隣接する第1の戻ダクト部の熱風吸引孔
から吸引され、かつ、第2のノズルダクト部の熱風吹出
ノズルから噴射された熱風がこの第2の戻ダクト部に隣
接するこの第2のノズルダクト部の熱風吸引孔から吸引
されるので、フィルムに噴射された熱風がオーブンチャ
ンバ内に拡散することが防止される。したがって、フィ
ルムに噴射された熱風中に含まれた揮発性不純物(プラ
スチックフィルムから発生するオリゴマや添加物、およ
び/またはクリップチエン等に用いられる潤滑油の揮発
分等)が凝縮固化してオーブンチャンバ内の壁面等に付
着するという問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係る熱風循環装置の実施形態を示すプレ
ナムダクト部分の縦断面図である。
【図2】本発明係る熱風循環装置の実施形態を示す戻ダ
クト部分の縦断面図である。
【図3】オーブンチャンバの天壁を除いて示した上記熱
風循環装置の平面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】送風機等の配設態様を示す側面図である。
【図6】発明係る熱風循環装置の斜視図である。
【図7】揮発物除去装置の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 オーブンチャンバ 2 クリップチェン 3 フィルム 10,10′ プレナムダクト 10a,10a′ ノズルダクト部 10b,10b′ 水平ダクト部 10c,10c′ 垂直ダクト部 10d 小室 10e 吹出ノズル 11 ダンパ 12 遠心式送風機 13 送風機駆動モータ 20,20′ 戻ダクト 20a,20a′ 吸入ダクト部 20b,20b′ 戻水平ダクト部 20c,20c′ 戻垂直ダクト部 20d エルボダクト部 20e 戻分流ダクト部 20f 小室 20g 吸引孔 21 揮発物除去装置 22 ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 米谷 秀雄 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 北田 卓也 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 Fターム(参考) 4F210 AG01 AK01 QA02 QG01 QG18 QL17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム延伸装置のテンタ
    オーブンに適用する熱風循環装置であって、 延伸すべきフィルムの上面側において該フィルムの移送
    方向に所定の間隔で配列する複数の小室を有し、これら
    の小室における前記フィルムとの対向面にそれぞれ熱風
    吹出ノズルを形成するとともに、それらの小室相互を連
    通させた第1のノズルダクト部と、 前記延伸すべきフィルムの下面側において該フィルムの
    移送方向に所定の間隔で配列する複数の小室を有し、こ
    れらの小室における前記フィルムとの対向面にそれぞれ
    熱風吹出ノズルを形成するとともに、それらの小室相互
    を連通させた第2のノズルダクト部と、 前記第1のノズルダクト部の各小室の間にそれぞれ介在
    された複数の小室を有し、これらの小室における前記フ
    ィルムとの対向面にそれぞれ熱風吸引孔を形成するとと
    もに、それらの小室相互を連通させた第1の吸引ダクト
    部と、 前記第2のノズルダクト部の各小室の間にそれぞれ介在
    された複数の小室を有し、これらの小室における前記フ
    ィルムとの対向面にそれぞれ熱風吸引孔を形成するとと
    もに、それらの小室相互を連通させた第2の吸引ダクト
    部と、 前記第1のノズルダクト部の熱風吹出ノズルから噴射さ
    れた熱風が前記第1の吸引ダクト部の熱風吸引孔から吸
    引されるように、前記第1のノズルダクト部と第1の吸
    引ダクト部間において熱風を循環流通させ、かつ、前記
    第2のノズルダクト部の熱風吹出ノズルから噴射された
    熱風が前記第2の吸引ダクト部の熱風吸引孔から吸引さ
    れるように、前記第2のノズルダクト部と第2の吸引ダ
    クト部間において熱風を循環流通させる熱風循環手段
    と、 を備えることを特徴とするテンタオーブンの熱風循環装
    置。
  2. 【請求項2】 前記熱風循環手段が、 前記第1および第2の吸引ダクト部に吸引された熱風を
    合流させる第1および第2の合流流路と、 前記合流された熱風を加熱する加熱手段と、 前記合流かつ加熱された熱風を前記第1および第2のノ
    ズルダクト部に分流させる第1および第2の分流流路
    と、 前記熱風を循環流動させる送風手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のテンタオー
    ブンの熱風循環装置。
  3. 【請求項3】 前記送風手段が、前記第1および第2の
    分流流路にそれぞれ配設した第1および第2の送風機を
    備えることを特徴とする請求項2に記載のテンタオーブ
    ンの熱風循環装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の合流流路に、それ
    らの流路を流れる熱風に含まれた不純物を除去する不純
    物除去手段をそれぞれ配設したことを特徴とする請求項
    2または3に記載のテンタオーブンの熱風循環装置。
  5. 【請求項5】 前記不純物除去手段として、前記熱風を
    分散流通させるべく所定の間隔で配列させた複数の偏平
    ダクトおよびこれらの偏平ダクトの外周囲に冷却流体を
    流通させる冷却流体流通手段を備えた冷却器を用いるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のテンタオーブン装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の分流流路にそれぞ
    れ風量調整用のダンパを設けたことを特徴とする請求項
    3〜5に記載のテンタオーブンの熱風循環装置。
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