JP2003025239A - スパナ - Google Patents

スパナ

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JP2003025239A
JP2003025239A JP2001212944A JP2001212944A JP2003025239A JP 2003025239 A JP2003025239 A JP 2003025239A JP 2001212944 A JP2001212944 A JP 2001212944A JP 2001212944 A JP2001212944 A JP 2001212944A JP 2003025239 A JP2003025239 A JP 2003025239A
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Japan
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holding
nuts
spanner
jaw
inclined surface
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JP2001212944A
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Masahiro Matsufuji
正弘 松藤
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ナットや六角ボルト等を四点で支持して効率
良く締め付けや緩め作業を行うスパナを提供する。 【解決手段】 スパナ本体は、柄2と、柄2の一端に設
けた挟持部3とからなる。挟持部3は、対向する挟持面
6を有する一対の固定あご4および固定あご4間に形成
したナット類の挟持空間5からなり、挟持空間5の底部
には下向きに傾斜面7を対称に形成し、各傾斜面7には
それぞれ挟持用凸部8を突設してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本考案は、スパナに関し、特
に、六角ナットや六角ボルト等の締め付けや分解(緩め
る)作業を効率良く行うことのできるスパナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】六角形状のナットや六角形状の頭部を有
するボルト等(以下、本明細書において六角ナットと六
角ボルト等を総称して単にナット類と称する)は、締め
付け作業や分解(緩める)作業を行う際にはスパナを使
用することが一般的である。
【0003】図4は、従来の開口スパナの一例を示すも
のであり、このスパナ本体Aは、柄aと、柄aの一端に
設けた挟持部bとから成っている。挟持部bは、一対の
固定あごcを有するとともに固定あごc間にはU字形状
の挟持空間dを形成し、固定あごcの対抗面はナット類
の挟持面eとしたものである。
【0004】ナット類を締め付ける場合や緩める場合に
は、図5に示すように、挟持空間d内にナット類fを嵌
め入れ、柄aを持って時計方向あるいは反時計方向に回
動させる。通常は、ナット類fを中心にしてスパナ本体
Aを時計方向(X矢印方向)に回動させることによりナ
ット類fは締め付け方向に回され、反時計方向に回動さ
せることによりナット類fは緩められる方向に回され
る。尚、挟持部bは、ナット類fとの接触面積を大きく
するために、柄aの部分よりも板厚が厚くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、ナット類fを挟
持空間d内に嵌め入れた時、ナット類fのある対称二辺
f1間と挟持面e間は同じ寸法ではなく、少しの隙間、
いわゆるあそび間隔がある。従って、ナット類fを挟持
空間d内に嵌め入れ、例えば、時計方向へ締め付けるよ
うに回動させると、図5に示すように、ナット類fのあ
る対称二角f2に近い部分と固定あごcの挟持面eとが
接することになる。従って、ナット類fに対する回動応
力は対称二角f2を支点として集中することになり、無
理に回動させようとするとナット類fの角部f2が崩れ
て変形する恐れがある。更に、強い力を加えると、固定
あごcに余分な力が加わるので、固定あごcが開く危険
性を有しており、締め付けや緩め等を確実に行うことが
できないものであった。
【0006】また、図6は、従来のモンキースパナBの
一例を示すものである。このモンキースパナBは、柄a
の一端に固定あごcを突設するとともに固定あごcに対
して可動あごgを水平方向へ往復移動可能としたもので
ある。このため、モンキースパナBに設けたウォームh
と、可動あごgに取り付けたラックiとを噛み合わせて
連結し、ウォームhを垂直方向へ回転させることにより
ラックiは水平左右方向に移動するので可動あごgも同
時に移動し、固定あごcと可動あごg間の挟持空間dを
広げたり、狭めたり調節できるようになっている。
【0007】従って、ナット類fの大きさに応じて可動
あごgの位置決めができるので、図示のように、ナット
類fを挟持空間d内に嵌め入れて可動あごgを締め付け
た時、ナット類fのある対称二辺f1は、常に、固定あ
ごcと可動あごgとの挟持面e間に挟持され、締め付け
あるいは緩め方向への回動作業がなされることになる。
【0008】しかし、ウォームhには固定機構がないた
め、ナット類fの回動作業を続けていると可動あごgに
は外方向へ広げられる力が加わるのでラックiによって
ウォームhが緩むことがあり、前記図5の場合と同じ状
態、即ち、挟持面eとナット類fのある対称二角f2と
が接し、ここを支点として回動することになり、ナット
類fの固定状態が不安定なものとなる。上記の問題は、
ナット類fと挟持面eとの接触が二点であり、回動方向
への加重応力がこの2点に集中することに起因してい
る。
【0009】本発明は、上記する従来の開口スパナやモ
ンキースパナ等の種々の問題点に鑑み、ナット類を四点
で支持することにより締め付けや緩め方向への回動作業
を効率良く、かつ、確実に行うことのできるスパナを提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記する目的を達成する
ために本発明スパナは、柄2と、柄2の一端に設けた挟
持部3とからなり、挟持部3は、一対の固定あご4を有
するとともに固定あご4間に挟持空間5を形成し、挟持
空間5の対向面はナットの挟持面6としたスパナにおい
て、挟持空間5の底部に下向きに傾斜面7を対称に形成
し、各傾斜面7には挟持用凸部8を上向きに突設したも
のである。そして、挟持用凸部8は、傾斜面7の中央部
に設けてある。
【0011】更に、本発明スパナは、挟持部11を形成
する固定あご12に対して可動あご13を水平方向に往
復移動可能としたスパナにおいて、固定あご12と可動
あご13の下部に、下向き対称に傾斜面14を形成し、
各傾斜面14には挟持用凸部15を形成したものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明スパナの第
一の実施形態を示すものであり、開口スパナの場合を示
している。この実施形態におけるスパナ本体1は、柄2
の一端に挟持部3を一体に設け、挟持部3を形成する一
対の固定あご4間に挟持空間5を形成し、固定あご4の
対向面はナットの挟持面6としたことは従来の開口スパ
ナと同じである。本実施形態においては、挟持空間5の
底部に下向きV字状の傾斜面7を対称に形成し、各傾斜
面7のほぼ中央に挟持用凸部8を挟持空間5に向けて突
設したことに特徴を有している。
【0013】このような構成としたことにより、図2に
示すように、挟持空間5内にナット類9を嵌め入れ、締
め付け方向(X矢印方向)へナット類9を回動させる
時、ナット類9のある対称二角9aが挟持面6に接する
とともに挟持用凸部8がナット類9の傾斜下辺9bに接
することになるので、ナット類9に対するスパナ本体1
の回動方向への応力は四点に分散され、ナット類9を効
率良く、かつ、確実に回動させることができる。
【0014】特に、図2において挟持空間5の底部に位
置する凸部8は、傾斜下辺9bの回動方向へのの角部に
近い位置に接してナット類9に回動力を加えるので、ナ
ット類9に対するスパナ本体1の回動方向への応力は強
くなり、ナット類9を効率良く、かつ、確実に回動させ
ることができることになる。尚、以上の説明は、ナット
類9を締め付け方向へ回動させる場合であるが、逆方
向、即ち、ナット類9を緩める方向へ回動させる場合も
全く同じである。
【0015】上記の実施形態において、挟持用凸部8
は、挟持空間5の底部に形成した傾斜面7のほぼ中央に
形成してあればよく、また、挟持用凸部8の突出高さは
任意に選ぶことができる。
【0016】更には、図面において挟持用凸部8は、半
円状の膨出突起体の場合が示してあるがこれに限定され
るものではない。挟持用凸部8は、図1において挟持部
3の板厚方向、即ち、奥行き方向にそった全長の半円状
あるいは三角状突起体であってもよく、結局、ナット類
9の傾斜下辺9bを下方から支持できるものであれば突
起体の形状を問うものではない。
【0017】図3は、本発明スパナの第二の実施形態を
示すものであり、モンキースパナの場合を示している。
この実施形態においては、モンキースパナ10の挟持部
11を形成する固定あご12に対して可動あご13を水
平方向に往復移動可能としたことは従来のモンキースパ
ナと同じである。この実施形態においては、固定あご1
2と可動あご13の下部(底部)に、下向きに傾斜面1
4を対称に形成し、各傾斜面14にそれぞれ挟持用凸部
15を形成したことに特徴を有している。
【0018】上記の構成としたことにより、固定あご1
2と可動あご13との間の挟持空間16内にナット類9
を嵌め入れ、可動あご13を固定あご12の方向に移動
させて締め付ければ、従来の場合と同じく、ナット類9
のある対称二辺9cは固定あご12と可動あご13との
挟持面17間に接し、かつ、ナット類9の傾斜下辺9b
は挟持用凸部15に当接するのでナット類9は四点で支
持されることになる。
【0019】ナット類9の締め付けあるいは緩めるため
に回動作業をしている途中でウォーム18とラック19
との噛み合い連結状態が緩み、固定あご12と可動あご
13との間が少し広がっても、前記図2の場合と同じ
く、ナット類9は対称二角9aが挟持面17と接し、か
つ、傾斜下辺9bと挟持用凸部15とが接するので、ナ
ット類9は四点で支持され、締め付けや緩め作業を効率
良く行うことができる。しかも、この実施形態における
モンキースパナ10では、最も大きく開いた挟持空間1
6の範囲内においてナット類9の大きさを変えて挟持
し、締め付けや緩め作業を行うことができる。
【0020】可動あご13の下部は、固定あご12の下
部内に入る構造となっており、両方の下部部分は挟持部
11全体の板厚よりも薄くなっているので、この実施形
態の場合の挟持用凸部15の突起体形状は、図示の半円
状の山形形状となる。尚、可動あご13が固定あご12
に対して水平方向に移動した時、両凸部15は同じ水平
高さ位置において対向間隔を広げたり、狭めたりするこ
とになるので、両傾斜面14が交差する凹部(または谷
部)20は、上下に移動しながら常に挟持空間16の中
心に位置することになる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、六角ナ
ットや六角頭部を有するボルト等を締め付けたり、緩め
たりするスパナにおいて、ナット類9を嵌め込む挟持空
間5(16)の下部には下向きの傾斜面7(14)を対
称に形成し、各傾斜面7(14)には挟持用凸部8(1
5)を設けたので、ナット類9は挟持面6(17)間で
挟持して支持されるとともにナット類9の傾斜下辺9b
は挟持用凸部8(15)で支持され、凸部8(15)に
よって回動方向への力が加えられるので、ナット類9は
効率良くかつ確実に回動させることになる。
【0022】本発明におけるスパナは、同時にモンキー
スパナにも適応できるものであり、モンキースパナの場
合には挟持空間16を最小から最大に広げた範囲内の大
きさに対応するナット類9を挟持して締め付けたり、緩
めたりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スパナの一実施形態を示す正面図であ
る。
【図2】図1に示すスパナにおいてナットを挟持し、締
め付け方向へ回動させる状態を示す拡大正面図である。
【図3】本発明スパナの他の実施形態を示す正面図であ
る。
【図4】従来の開口スパナの一例を示す正面図である。
【図5】図6に示すスパナにおいてナットを挟持し、締
め付け方向へ回動させる状態を示す拡大正面図である。
【図6】従来のモンキースパナの一例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 スパナ本体 2 柄 3 挟持部 4 固定あご 5 挟持空間 6 挟持面 7 傾斜面 8 挟持用凸部 9 ナット 9a 対称二角 9b 傾斜下辺 9c 対称二辺 10 モンキースパナ 11 挟持部 12 固定あご 13 可動あご 14 傾斜面 15 挟持用凸部 16 挟持空間 17 挟持面 18 ウォーム 19 ラック 20 凹部(谷部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄2と、柄2の一端に設けた挟持部3と
    からなり、挟持部3は、一対の固定あご4を有するとと
    もに固定あご4間に挟持空間5を形成し、挟持空間5の
    対向面はナットの挟持面6としたスパナにおいて、挟持
    空間5の底部に下向きに傾斜面7を対称に形成し、各傾
    斜面7には挟持用凸部8を上向きに突設したことを特徴
    とするスパナ。
  2. 【請求項2】 挟持用凸部8は、傾斜面7の中央部に設
    けたものである請求項2に記載するスパナ。
  3. 【請求項3】 挟持部11を形成する固定あご12に対
    して可動あご13を水平方向に往復移動可能としたスパ
    ナにおいて、固定あご12と可動あご13の下部に、下
    向き対称に傾斜面14を形成し、各傾斜面14には挟持
    用凸部15を形成したことを特徴とするスパナ。
JP2001212944A 2001-07-13 2001-07-13 スパナ Pending JP2003025239A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155360A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Proxene Tools Co Ltd 手工具の挟み部

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124298A (ja) * 1974-02-13 1975-09-30
JPS56166167U (ja) * 1980-05-14 1981-12-09

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