JP2003024176A - 食堂椅子の新聞ラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どんな形や大きさの食堂椅子にも、その背も
たれに取り付けられる新聞ラックを提供する。 【解決手段】 シートを袋状に形成した本体（１）の上
部左右に上フック部（４）を備えたアーム（３）を設
け、下部にはベルト通し（５）および固定用突起（６）
を備える。該ベルト通し（５）には、長さ調節穴（９）
と横フック部（８）を備えたフックベルト（７）を挿通
する。前記上フック部（４）及び横フック部（８）には
金属板（１０）を内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、どんな大きさや
形状の食堂椅子の背もたれにも取り付けられる新聞ラッ
クに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、毎日家に届けられる新聞は、
食堂で読まれることが多く、当日の新聞は後からでもす
ぐに読みかえせるように定まった身近な場所に置きたか
った。しかし読み終わった新聞はテーブルの上に置かれ
たり、部屋の隅に設置されたマガジンラックに収納され
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 ・食事をしながら新聞を読む事が多いが、食堂椅子に座
って手の届くところには置くスペースはなかった。 ・新聞をテーブルの上に置くと、場所を取るとともに新
聞のインクがテーブルに付着するので衛生的でなかっ
た。 ・新聞や雑誌をマガジンラックに入れる事も多いが、マ
ガジンラックは部屋の隅に設置されている事が多く、そ
の都度取りにいかなければならなかった。本発明は、以
上の欠点を解決する為になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】シートを袋状に形成した
本体（１）の上部左右に、上フック部（４）を備えたア
ーム（３）を設ける。本体（１）の下部にはベルト通し
（５）を設け、その横に固定用突起（６）を備える。長
さ調節穴（９）と横フック部（８）を備えたフックベル
ト（７）を本体（１）のベルト通し（５）に挿通する。
上フック部（４）及び横フック部（８）には金属板（１
０）を内蔵する。

【０００５】

【発明の実態の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 ・透明で軟質なビニールシートを袋状に形成し、上部に
開口部（２）を設け、椅子に当接する背面側より、正面
側が深く開口するように形成したものを本体（１）とす
る。 ・本体（１）の背面側上部左右にアーム（３）を設け、
その先端に本体（１）を椅子の背もたれに吊り下げる為
の上フック部（４）を設ける。 ・本体（１）の背面側下部にベルト通し（５）を設け、
その横に固定用突起（６）を形成する。 ・本体（１）のベルト通し（５）に、長さ調節穴（９）
を備え先端に横フック部（８）を形成したフックベルト
（７）を挿通する。 ・上フック部（４）及び横フック部（８）は、先端を係
着可能な湾曲面に形成し強く力を加えると手で曲げられ
る強度の金属板（１０）を内蔵する。本発明は、以上の
構成によりなっている。本発明を使用する時は、椅子背
もたれの背面側上部に上フック部（４）を合わせて背も
たれに掛けられるように上フック部（４）を折り曲げ
る。このとき椅子背もたれをピッタリ挟むように強く折
り曲げる。次にフックベルト（７）をベルト通し（５）
に挿通して、椅子背もたれの横幅に合わせてフックベル
ト（７）の長さを調節して長さ調節穴（９）を本体
（１）の固定用突起（６）に嵌める。そして横フック部
（８）も椅子背もたれの側面に合わせて自在に折り曲げ
て所望の厚さに対応させ、ピッタリ挟むように強く折り
曲げる。

【０００６】応用例 （あ） フックベルト（７）の代わりに括り紐（１２）
を備えた括りベルト（１１）を使用すれば、事務椅子の
背もたれを取り付けているバーに括る事ができ、事務椅
子の背もたれにも取り付ける事が可能となり、新聞や雑
誌ならびに郵便物や書類を入れる事が出来る。
（図４参照） （い） フックベルト（７）の代わりに横フック部
（８）に伸縮性ゴムを備えたベルトを使用することで、
簡単に横フック部（８）を椅子の背もたれにひっかける
事が出来る。 （う） 本体（１）の袋状部分を連結する事で複数の開
口部（２）を形成する。（図５参照） （え） 本体（１）の外側に小さなポッケトを形成し
て、携帯電話等を入れるスペースを形成する。 （お） 本体（１）の、椅子背もたれに当接しない面に
名札を入れる見出しポケット（１３）を備える。
（図５参照） （か） 上フック部（４）に穴を空ける事で、ネジ等で
壁に取り付ける事ができる。 （き） 本体（１）の開口部（２）上縁、およびアーム
（３）を、外側に折り曲げたりワイヤーを入れる事で本
体（１）の強度を増し新聞・雑誌等も入れ易くする。 （く） 上フック部（４）及び横フック部（８）の金属
板（１０）の代わりに、フック形状のプラスチック製素
材を用いる。 （け） 上フック部（４）を設けたアーム（３）を本体
（１）の椅子背もたれに当接する面の中心に、１本のみ
形成する。

【０００７】

【発明の効果】本発明を使用する事によって、食堂椅子
に座ったままの状態で新聞・雑誌等を取り出す事がで
き、通常その場所は邪魔にならない。また、どんな形や
大きさの食堂椅子にも取り付ける事ができる。上フック
部（４）は、左右に分かれているので椅子を持つ時に邪
魔にならず、開口部（２）は新聞・雑誌等を入れ易くす
る為に正面側が深く開口するように形成されている。上
フック部（４）及び横フック部（８）の金属板（１０）
は内蔵されているので、椅子や衣類をキズ付ける事な
く、椅子の背もたれの厚みに合わせてピッタリ折り曲げ
る事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の分解斜視図である。

【図３】本発明の使用状態を示す斜視図である。

【図４】本発明の他の応用例を示す斜視図である。

【図５】本発明の他の応用例を示す斜視図である。

【符号の説明】１ 本体 ２ 開口部 ３ アーム ４ 上フック部 ５ ベルト通し ６ 固定用突起 ７ フックベルト ８ 横フック部 ９ 長さ調節穴 １０ 金属板 １１ 括りベルト １２ 括り紐 １３ 見出しポケット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】袋状に形成した本体（１）上部に上フック
   部（４）を形成し、下部に横フック部（８）を備えた食
   堂椅子の新聞ラック。
2. 【請求項２】本体（１）上部にはアーム（３）が形成さ
   れ、その先端には金属板（１０）が内蔵されている上フ
   ック部（４）が備えられており、下部にはベルト通し
   （５）および固定用突起（６）を形成し、そこに長さ調
   節穴（９）を設け、金属板（１０）を内蔵した横フック
   部（８）を備えたフックベルト（７）を挿通した請求項
   １記載の食堂椅子の新聞ラック。