JP2003023514A - 画像読取装置、画像読取動作制御方法、走査速度/変倍制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像読取動作制御方法、走査速度/変倍制御方法、及び記憶媒体

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JP2003023514A
JP2003023514A JP2001209423A JP2001209423A JP2003023514A JP 2003023514 A JP2003023514 A JP 2003023514A JP 2001209423 A JP2001209423 A JP 2001209423A JP 2001209423 A JP2001209423 A JP 2001209423A JP 2003023514 A JP2003023514 A JP 2003023514A
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English (en)
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Takashi Soya
崇 征矢
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置の駆動モータの連続動作時間を
計測し、駆動モータの連続動作時間に応じて読み取り生
産性(画像読み取り動作の繰り返し周期)を制御するこ
とで、駆動モータの温度を常に所定温度以下に制御可能
とすると共に、駆動モータの発熱抑制により駆動モータ
を冷却するための冷却ファンの設置を不要とした画像読
取装置、画像読取動作制御方法、及び記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査する
原稿走査機構を動作させる駆動モータ103と、原稿走
査機構により走査された原稿の画像を読み取るイメージ
センサ105とを備えた画像読取装置において、CPU
101は、駆動モータ103の連続動作時間を計測し、
駆動モータ103の連続動作時間に応じて画像読み取り
動作の繰り返し周期を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、画
像読取動作制御方法、走査速度/変倍制御方法、及び記
憶媒体に関し、特に、画像読み取り対象の原稿を照明す
ると共に原稿からの反射光を読取手段に導光する原稿走
査機構を動作させる駆動モータの温度を所定温度以下に
保つ場合に好適な画像読取装置、画像読取動作制御方
法、走査速度/変倍制御方法、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿走査機構により読取対象の原
稿を照明すると共に原稿からの反射光を読取手段に導光
し、該読取手段で光電変換し、画像処理手段で画像処理
を行うことで、画像データを出力する画像読取装置があ
る。図18は読取手段としてリニアイメージセンサを用
いた一般的な画像読取装置の構成例を示す構成図であ
る。図18において、701はシェーディング補正に用
いる白色板、702はダミーガラス、703は原稿、7
04は原稿台ガラス(プラテンガラス)、705は原稿
照明ランプ、706〜708は第1ミラー706〜第3
ミラー708(折返しミラー)、709はレンズ、71
0はリニアイメージセンサである。
【0003】原稿703の画像読み取りに際しては、図
中矢印Sの方向へ第1ミラー706〜第3ミラー708
及び原稿照明ランプ705を移動(副走査スキャン)さ
せることで画像読み取りを行う。この場合、スキャン動
作は、駆動モータ等の駆動手段(図示略)により第1ミ
ラー706〜第3ミラー708及び原稿照明ランプ70
5を駆動することで行われる。尚、図18では、原稿読
み取り時と白色板読み取り時における原稿照明ランプ7
05及び第1ミラー706〜第3ミラー708の位置の
相異を示すべく、便宜上2つずつ図示しているが、原稿
照明ランプ705及び第1ミラー706〜第3ミラー7
08は実際上は1つずつ配設されている。
【0004】上記図18に示す画像読取装置において、
原稿の読み取り速度を向上させる場合、原稿の読み取り
速度を上昇させるために駆動手段である駆動モータに大
電流を供給する必要がある。しかし、原稿の読み取り速
度向上のために駆動モータに大電流を供給すると、画像
読取装置で大量の原稿を連続して読み取るような場合、
駆動モータが発熱し、温度が非常に高くなってしまう可
能性がある。このため、従来の画像読取装置には、駆動
モータを冷却するための冷却装置、例えば冷却ファンが
装備されており、駆動モータ駆動時には冷却ファンを動
作させることで駆動モータを冷却するといった手法が用
いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては次のような問題があった。即ち、
従来の画像読取装置における駆動モータの駆動時に上記
のような冷却ファンを動作させた場合、冷却ファンの回
転に伴い騒音の増大が発生してしまう。一方、画像読取
装置における駆動モータの温度上昇に関しては、かなり
大量な原稿を連続して読み取らない限り問題となる温度
に達することはないが、従来技術では、めったに発生し
ない状態を想定して、常に冷却ファンを回転させるとい
った無駄な制御が行われていた。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、画像読取装置の駆動モータの連続動作時間を計
測し、駆動モータの連続動作時間に応じて読み取り生産
性(画像読み取り動作の繰り返し周期)を制御すること
で、駆動モータの温度を常に所定温度以下に制御可能と
すると共に、駆動モータの発熱抑制により駆動モータを
冷却するための冷却ファンの設置を不要とした画像読取
装置、画像読取動作制御方法、及び記憶媒体を提供する
ことを第一の目的とする。
【0007】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、画像読取装置の駆動モータの温度を検知
し、駆動モータの検知温度に応じて副走査方向の走査速
度を制御し、副走査方向の走査速度に応じて駆動モータ
に通電する電流の制御を行い、且つ読み取り画像の変倍
の制御を行うことで、駆動モータの発熱を抑制しながら
的確な画像読み取りを可能とし、駆動モータを冷却する
ための冷却ファンの設置を不要とした画像読取装置、走
査速度/変倍制御方法、及び記憶媒体を提供することを
第二の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿の画像読み取り時に原
稿を走査する原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前
記原稿走査機構により走査された原稿の画像を読み取る
読取手段とを備えた画像読取装置であって、前記駆動手
段の連続動作時間に応じて画像読み取り動作の繰り返し
周期を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、原稿の画像読み取り時に原稿を走査する原稿走
査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機構によ
り走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを備えた
画像読取装置で実行される画像読取動作制御方法であっ
て、前記駆動手段の連続動作時間に応じて画像読み取り
動作の繰り返し周期を制御する制御工程を有することを
特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、原稿の画像読み取り時に原稿を走査する原稿
走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機構に
より走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを備え
た画像読取装置に適用される画像読取動作制御方法を実
行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体であって、前記画像読取動作制御方法
は、前記前記駆動手段の連続動作時間に応じて画像読み
取り動作の繰り返し周期を制御する制御ステップを有す
ることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、原稿の画像読み取り時に原稿を走査する原稿
走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機構に
より走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを備え
た画像読取装置であって、前記駆動手段の温度を検知す
る温度検知手段と、前記温度検知手段の検知温度に応じ
て、前記原稿走査機構の副走査方向の走査速度を制御す
ると共に読み取り画像を拡大縮小する変倍の制御を行う
制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項27記載
の発明は、原稿の画像読み取り時に原稿を走査する原稿
走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機構に
より走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを備え
た画像読取装置で実行される走査速度/変倍制御方法で
あって、前記駆動手段の温度を検知する温度検知工程
と、前記温度検知工程の検知温度に応じて、前記原稿走
査機構の副走査方向の走査速度を制御すると共に読み取
り画像を拡大縮小する変倍の制御を行う制御工程とを有
することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項35記載
の発明は、原稿の画像読み取り時に原稿を走査する原稿
走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機構に
より走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを備え
た画像読取装置に適用される走査速度/変倍制御方法を
実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体であって、前記走査速度/変倍制御
方法は、前記駆動手段の温度を検知する温度検知ステッ
プと、前記温度検知ステップの検知温度に応じて、前記
原稿走査機構の副走査方向の走査速度を制御すると共に
読み取り画像を拡大縮小する変倍の制御を行う制御ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像読取装置の制御系の構成例を示
すブロック図である。本発明の第1の実施の形態に係る
画像読取装置は、マイクロコンピュータ101、モータ
ドライバ回路102、駆動モータ103、イメージセン
サ105、増幅回路(AMP)106、A/D変換回路
107、シェーディング補正部108、画像処理部10
9を備えている。
【0016】上記構成を詳述すると、マイクロコンピュ
ータ101は、画像読取装置における一連の動作の制御
を行う中央処理装置(CPU)である。また、マイクロ
コンピュータ101は、画像読取装置内蔵または画像読
取装置外部から供給されたプログラムに基づき、図4〜
図5のフローチャート(第1の実施の形態)、図7〜図
9のフローチャート(第2の実施の形態)に示す処理を
実行する。モータドライバ回路102は、マイクロコン
ピュータ101からの電流制御に従って、駆動モータ1
03に流れる電流を制御する。駆動モータ(駆動手段)
103は、上記図18に示したような原稿を照明する原
稿照明ランプ、原稿からの反射光をイメージセンサ10
5に導光するミラー等のスキャン機構(原稿走査機構)
を駆動する。
【0017】イメージセンサ105は、前記スキャン機
構により導光された原稿の反射光を電気信号に変換する
光電変換を行う。増幅回路106は、イメージセンサ1
05の出力信号を増幅する。A/D変換回路107は、
増幅回路106から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換する。シェーディング補正部108は、A/
D変換回路107の出力信号に公知のシェーディング補
正処理を施す。画像処理部109は、シェーディング補
正部108の出力信号に対し輝度変換処理、拡大縮小処
理、エッジ強調処理等の画像処理を施す。
【0018】図2は本発明の第1及び第2の実施の形態
に係る画像読取装置における駆動モータ103の制御タ
イミングを示すタイミングチャートである。図中、横軸
が時間、縦軸が駆動モータ103の回転数である。Forw
ardスキャンとは、画像を読み取るためのスキャン動作
を意味し、Backスキャンとは、次の画像読み取りに備え
てミラー等のスキャン機構をスタート位置(初期位置)
に戻すためのスキャン動作を意味する。スキャン機構を
一定速度で動かすためには、図示のように所定の加速期
間が必要であり、一定速期間中に画像読み取りが可能で
ある。また、画像読み取りの終了後、減速期間によりス
キャン動作を停止する。
【0019】図2に示すように、連続した画像読み取り
を行う場合、原稿1枚あたりに要する原稿読み取りのた
めの最小期間はTs(読み取りスキャン時間)である。
しかしながら、本発明では、読み取りスキャン時間Ts
に更に停止時間Twを加えたTc(=Ts+Tw)を読
み取りサイクル時間とする。
【0020】図3は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置における駆動モータ103の温度推移を示す
説明図である。図中、横軸が時間、縦軸が駆動モータ1
03の温度である。Tは、駆動モータ103の温度の上
限である。Tw1、Tw2は、駆動モータ103に対し
設定された例えば2種類の停止期間(Tw1<Tw2)
である。
【0021】図3において、所定の時間t1までは停止
期間Tw1で制御し、t1となったら停止期間をTw2
に変更する。更に、t3までを停止期間Tw2で制御
し、t3となったら停止期間をTw1に変更する。以
下、スキャン動作の終了までTw1、Tw2の制御を繰
り返す。よって、連続した原稿の画像読み取り動作が行
われた場合、駆動モータ103の温度は時間と共に上昇
するが、t1において停止期間をTw2にすることで、
駆動モータ103の温度の上昇は抑制され駆動モータ1
03の温度が下降する。t2において停止期間をTw1
にすることで、再び駆動モータ103の温度は上昇し始
める。t3において停止期間をTw2にすることで、駆
動モータ103の温度の上昇は抑制され再び駆動モータ
103の温度が下降する。この結果、駆動モータ103
の温度はTを上回ることはなくなる。
【0022】次に、上記の如く構成された本発明の第1
の実施の形態に係る画像読取装置の動作について図1〜
図5を参照しながら詳細に説明する。図4〜図5は本発
明の第1の実施の形態に係る画像読取装置における駆動
モータ103の温度制御手順の一例を示すフローチャー
トである。本フローチャートは、マイクロコンピュータ
101によりプログラムに基づき実行される。
【0023】画像読取装置において、スキャン機構によ
り原稿の画像を読み取る原稿スキャン処理が開始される
と、ステップS401において、駆動モータ103の停
止期間として停止期間Tw1の初期値で原稿スキャン動
作が開始される。ステップS402では、原稿スキャン
動作が終了したか否かを判定する。前記ステップS40
2の判定で原稿スキャン動作が終了していれば、本処理
を終了する。他方、前記ステップS402の判定で原稿
スキャン動作が終了していなければ、ステップS403
に進む。
【0024】ステップS403では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS404
では、前記ステップS403の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt1以上であるか否かを判断
する。前記ステップS404の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt1以上であれば、ステップS405
に進む。他方、前記ステップS404の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt1未満であれば、前記ステ
ップS401に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS405では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw2で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS406では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS406の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS406の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、ステップS407に進む。
【0025】ステップS407では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS408
では、前記ステップS407の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt2以上であるか否かを判断
する。前記ステップS408の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt2以上であれば、ステップS409
に進む。他方、前記ステップS408の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt2未満であれば、前記ステ
ップS405に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS409では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw1で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS410では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS410の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS410の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、ステップS411に進む。
【0026】ステップS411では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS412
では、前記ステップS411の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt3以上であるか否かを判断
する。前記ステップS412の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt3以上であれば、前記ステップS4
05に戻り原稿スキャン動作を続ける。他方、前記ステ
ップS412の判定で駆動モータ103の連続動作時間
がt3未満であれば、前記ステップS409に戻り原稿
スキャン動作を続ける。
【0027】尚、画像読取装置では、副走査方向の変倍
を原稿スキャン速度の変更で行う場合があり、この場合
は駆動モータ103に供給する電力が原稿の読み取り倍
率に応じて切り換えられる。また、原稿サイズに応じて
画像読み取りのスキャン長さも変化する場合がある。こ
れらの要因により、駆動モータ103が発生する熱量は
常に一定ではないため、駆動モータ103の温度を一定
温度以下にするために必要な停止期間Twを切り換える
時間tnも各読み取りモードにより異なり、それぞれの
読み取りモードにおいて所定のTw切り換え時間tnを
有している。
【0028】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、画像読取装置の駆動モータ103の連
続動作時間を計測し、駆動モータ103の連続動作時間
に応じて読み取り生産性(画像読み取り動作の繰り返し
周期)を制御することで、駆動モータ103の温度を常
に所定温度以下に制御することができると共に、駆動モ
ータ103の発熱抑制により駆動モータ103を冷却す
るための冷却ファンの設置を不要とすることができると
いう効果を奏する。
【0029】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る画像読取装置は、上記第1の実施の形態と
同様に、マイクロコンピュータ101、モータドライバ
回路102、駆動モータ103、イメージセンサ10
5、増幅回路106、A/D変換回路107、シェーデ
ィング補正部108、画像処理部109を備えている
(上記図1参照)。画像読取装置各部の構成は、上記第
1の実施の形態で詳述したので説明を省略する。
【0030】第2の実施の形態では、駆動モータ103
の停止期間Twを更に複数設定し、複数段階の停止期間
Twを制御する。停止期間Twを複数設定することによ
り、駆動モータ103の連続動作時間に応じて適切に停
止期間Twを制御することができる。複数段階の停止期
間Twの切換制御を行えば、駆動モータ103の動作時
間に合わせて徐々に停止期間Twが増加するため、駆動
モータ103の発熱量に応じて最適な停止期間Tw制御
が可能になる。
【0031】図6は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置における駆動モータ103の温度推移を示す
説明図である。図中、横軸が時間、縦軸が駆動モータ1
03の温度である。Tは、駆動モータ103の温度の上
限である。Tw1、Tw2、Tw3、Tw4、Tw5
は、駆動モータ103に対し設定された例えば5種類の
停止期間(Tw1<Tw2<Tw3<Tw4<Tw5)
である。
【0032】図6において、所定の時間t1までは停止
期間Tw1で制御し、t1からt2までを停止期間Tw
2で制御し、t2からt3までを停止期間Tw3で制御
し、t3からt4までを停止期間Tw4で制御し、t4
以降は停止期間Tw5で制御する。よって、連続した原
稿の画像読み取り動作が行われた場合、駆動モータ10
3の温度は時間と共に上昇するが、停止期間を徐々に増
やしていくことによって、駆動モータ103の温度の上
昇は徐々に緩いカーブとなり、停止期間Tw5では駆動
モータ103の温度が下降することになる。この結果、
駆動モータ103の温度はTを上回ることはなくなる。
【0033】次に、上記の如く構成された本発明の第2
の実施の形態に係る画像読取装置の動作について図1、
図6、図7〜図9を参照しながら詳細に説明する。図7
〜図9は本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータ103の温度制御手順の一例を示す
フローチャートである。本フローチャートは、マイクロ
コンピュータ101によりプログラムに基づき実行され
る。
【0034】画像読取装置において、スキャン機構によ
り原稿の画像を読み取る原稿スキャン処理が開始される
と、ステップS601において、駆動モータ103の停
止期間として停止期間Tw1の初期値でスキャンが開始
される。ステップS602では、原稿スキャン動作が終
了したか否かを判定する。前記ステップS602の判定
で原稿スキャン動作が終了していれば、本処理を終了す
る。他方、前記ステップS602の判定で原稿スキャン
動作が終了していなければ、ステップS603に進む。
【0035】ステップS603では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS604
では、前記ステップS603の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt1以上であるか否かを判断
する。前記ステップS604の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt1以上であれば、ステップS605
に進む。他方、前記ステップS604の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt1未満であれば、前記ステ
ップS601に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS605では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw2で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS606では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS606の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS606の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、ステップS607に進む。
【0036】ステップS607では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS608
では、前記ステップS607の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt2以上であるか否かを判断
する。前記ステップS608の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt2以上であれば、ステップS609
に進む。他方、前記ステップS608の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt2未満であれば、前記ステ
ップS605に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS609では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw3で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS610では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS610の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS610の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、ステップS611に進む。
【0037】ステップS611では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS612
では、前記ステップS611の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt3以上であるか否かを判断
する。前記ステップS612の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt3以上であれば、ステップS613
に進む。他方、前記ステップS612の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt3未満であれば、前記ステ
ップS609に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS613では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw4で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS614では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS614の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS614の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、ステップS615に進む。
【0038】ステップS615では、駆動モータ103
の連続動作時間を判定(計測)する。ステップS616
では、前記ステップS615の判定に基づき、駆動モー
タ103の連続動作時間がt4以上であるか否かを判断
する。前記ステップS616の判定で駆動モータ103
の連続動作時間がt4以上であれば、ステップS617
に進む。他方、前記ステップS616の判定で駆動モー
タ103の連続動作時間がt4未満であれば、前記ステ
ップS613に戻り原稿スキャン動作を続ける。ステッ
プS617では、駆動モータ103の停止期間として停
止期間Tw5で原稿スキャン動作が続けられる。ステッ
プS618では、原稿スキャン動作が終了したか否かを
判定する。前記ステップS618の判定で原稿スキャン
動作が終了していれば、本処理を終了する。他方、前記
ステップS618の判定で原稿スキャン動作が終了して
いなければ、前記ステップS617に戻り原稿スキャン
動作を続ける。
【0039】尚、画像読取装置では、副走査方向の変倍
を原稿スキャン速度の変更で行う場合があり、この場合
は駆動モータ103に供給する電力が画像読み取り倍率
に応じて切り換えられる。また、原稿サイズに応じて画
像読み取りのスキャン長さも変化する場合がある。これ
らの要因により、駆動モータ103が発生する熱量は常
に一定ではないため、駆動モータ103の温度を一定温
度以下にするために必要な停止期間Twを切り換える時
間tnも、各読み取りモードにより異なり、それぞれの
読み取りモードにおいて所定のTw切り換え時間tnを
有している。また、停止期間Twも所定のTw切り換え
時間tnも、本実施の形態の分割数に限定されるもので
はない。
【0040】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、画像読取装置の駆動モータ103の連
続動作時間を計測し、駆動モータ103の連続動作時間
に応じて読み取り生産性(画像読み取り動作の繰り返し
周期)を制御することで、駆動モータ103の温度を常
に所定温度以下に制御することができると共に、駆動モ
ータ103の発熱抑制により駆動モータ103を冷却す
るための冷却ファンの設置を不要とすることができると
いう効果を奏する。
【0041】[第3の実施の形態]図10は本発明の第
3の実施の形態に係る画像読取装置の制御系の構成例を
示すブロック図である。本発明の第3の実施の形態に係
る画像読取装置は、マイクロコンピュータ201、モー
タドライバ回路202、駆動モータ203、モータ温度
検知手段204、イメージセンサ205、増幅回路(A
MP)206、A/D変換回路207、シェーディング
補正部208、画像処理部209を備えている。
【0042】上記構成を詳述すると、マイクロコンピュ
ータ201は、画像読取装置における一連の動作の制御
を行う中央処理装置(CPU)であり、モータ温度検知
手段204からの検知結果に応じて、副走査方向の走査
速度を制御し且つ読み取り画像の変倍の制御を行い、ま
た、副走査方向の走査速度に応じて、駆動モータ203
の電流制御を行う(走査速度が速いほど電流を多くし、
走査速度が遅いほど電流を少なくする)。また、マイク
ロコンピュータ201は、画像読取装置内蔵または画像
読取装置外部から供給されたプログラムに基づき、図1
3のフローチャート(第3の実施の形態)、図15〜図
16のフローチャート(第4の実施の形態)に示す処理
を実行する。
【0043】モータドライバ回路202は、マイクロコ
ンピュータ201からの電流制御に従って、駆動モータ
203に流れる電流を制御する。駆動モータ(駆動手
段)203は、上記図18に示したような原稿を照明す
る原稿照明ランプ、原稿からの反射光をイメージセンサ
205に導光するミラー等のスキャン機構(原稿走査機
構)を駆動する。モータ温度検知手段204は、駆動モ
ータ203の温度を検知するものであり、駆動モータ2
03のケース表面や内部に埋め込まれたサーミスタ或い
は熱電対等として構成されている。
【0044】イメージセンサ205は、前記スキャン機
構により導光された原稿の反射光を電気信号に変換する
光電変換を行う。増幅回路206は、イメージセンサ2
05の出力信号を増幅する。A/D変換回路207は、
増幅回路206から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換する。シェーディング補正部208は、A/
D変換回路207の出力信号に公知のシェーディング補
正処理を施す。画像処理部209は、シェーディング補
正部208の出力信号に対し輝度変換処理、拡大縮小処
理、エッジ強調処理等の画像処理を施す。画像処理部2
09の詳細構成は図12で詳述する。
【0045】図11は本発明の第3の実施の形態に係る
画像読取装置における駆動モータ203の温度を検知す
るモータ温度検知手段204としてサーミスタを使用し
た場合の構成例を示すブロック図である。図中、211
が駆動モータ203に取り付けられたサーミスタ、21
2は抵抗、213はサーミスタ211の端子電圧をマイ
クロコンピュータ(CPU)201に検知させるための
A/D変換回路である。サーミスタ211は、駆動モー
タ203の温度に応じて抵抗値が変化するため、VCC
電源電圧をサーミスタ211と所定の抵抗212とで分
圧し、分圧した電圧を測定することで、サーミスタ21
1の検知温度を知ることができる。
【0046】図12は本発明の第3実施の形態に係る画
像読取装置における画像処理部209の内部における画
像信号の流れを示すブロック図である。本発明の第3実
施の形態に係る画像読取装置における画像処理部209
は、ランディレイ部301、入力マスキング部302、
光量/濃度変換(LOG変換部)303、ライン遅延メ
モリ304、マスキング/UCR部305、変倍処理部
306、空間フィルタ処理部307、黒文字判定部30
8を備えている。
【0047】上記構成を詳述すると、ラインディレイ部
301は、相互に所定の間隔を隔てて配置されているイ
メージセンサ受光部の副走査方向の空間的ずれを補正す
るための部分である。入力マスキング部302は、イメ
ージセンサ205のR(赤)、G(緑)、B(青)のフ
ィルタの分光特性で決まる読み取り色空間をNTSC
(National Television System Committee)の標準色空
間に変換する部分である。光量/濃度変換部(LOG変
換部)303は、ルックアップテーブルROMにより構
成されており、R、G、Bの輝度信号をC(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)の輝度信号に変換す
る。
【0048】ライン遅延メモリ304は、黒文字判定部
308で遅延するライン遅延分だけ、C、M、Yの画像
信号を遅延させる。マスキング/UCR部305は、入
力されたC、M、Yの3原色信号により黒信号(Bk)
を抽出し、更に、本画像読取装置に接続されたプリンタ
(画像形成装置)での記録色材の色濁りを補正する演算
を施して、C、M、Y、Bkの信号を出力する。変倍処
理部306は、公知の補間演算により画像信号の拡大縮
小処理を行う。空間フィルタ処理部307は、エッジ強
調、スムージング処理の切換えを行う。黒文字判定部3
08は、黒文字を判定するために、黒検出、エッジ検
出、線幅検出、下地除去などの処理を行う。
【0049】上記のように構成された画像読取装置にお
いて、画像読み取り動作に伴って駆動モータ203の温
度上昇状態がモータ温度検知手段204により監視され
る。モータ温度検知手段204から出力される検知温度
が所定の温度以下の場合は、所定の画像読み取りを行
う。他方、モータ温度検知手段204から出力される検
知温度が所定の温度を超えた場合には、所定の画像読み
取り動作よりもスキャン速度の遅い拡大スキャンを行
い、そして、画像処理部209により画像の副走査方向
の縮小処理を行うように、マイクロコンピュータ201
が制御を行い、駆動モータ203に流れる電流を削減す
ることによって、駆動モータ203の温度上昇を抑制す
ることを可能とする。
【0050】次に、上記の如く構成された本発明の第3
の実施の形態に係る画像読取装置の動作について図10
〜図14を参照しながら詳細に説明する。図13は本発
明の第3の実施の形態に係る画像読取装置における画像
読み取り制御手順の一例を示すフローチャートである。
本フローチャートは、マイクロコンピュータ201によ
りプログラムに基づき実行される。図14は本発明の第
3の実施の形態に係る画像読取装置における駆動モータ
203の温度推移の一例を示す説明図である。図中、横
軸が時間、縦軸が駆動モータ203の検知温度である。
【0051】画像読取装置において、スキャン機構によ
り原稿の画像を読み取る原稿スキャン処理が開始される
と、ステップS701において、モータ温度検知手段2
04により駆動モータ203の温度検知を行う。ステッ
プS702では、駆動モータ203の検知温度がT2以
下かどうかを判定する。前記ステップS702の判定で
駆動モータ203の検知温度がT2以下の場合は、ステ
ップS703で、画像読み取り時に指定された倍率の原
稿スキャン動作を行う。本例では、倍率100%の原稿
スキャン動作を行う。次に、ステップS704で、原稿
スキャン動作が終了したかどうかを判定する。前記ステ
ップS704の判定で原稿スキャン動作が終了していな
い場合は、前記ステップS701に戻り、前記ステップ
S704の判定で原稿スキャン動作が終了している場合
は、本処理を終了する。
【0052】他方、前記ステップS702の判定で駆動
モータ203の検知温度がT2を超えている場合は、ス
キャン速度を遅くする必要があると認識し、ステップS
707で、拡大スキャン動作と副走査方向の縮小画像処
理を行う。本例では、200%の拡大スキャン動作を行
って画像を読み取り、読み取り画像に対して副走査方向
に50%の縮小を行う。次に、ステップS708で、原
稿スキャン動作が終了したかどうかを判定する。前記ス
テップS708の判定で原稿スキャン動作が終了してい
ない場合は、ステップS705に進み、前記ステップS
708の判定で原稿スキャン動作が終了している場合
は、本処理を終了する。
【0053】ステップS705では、モータ温度検知手
段204により再び駆動モータ203の温度検知を行
う。ステップS706では、駆動モータ203の検知温
度がT1以下かどうかを判定する。前記ステップS70
6の判定で駆動モータ203の検知温度がT1以下の場
合は、ステップS703で、画像読み取り時に指定され
た倍率の原稿スキャン動作を行い、前記ステップS70
6の判定で駆動モータ203の検知温度がT1を超えて
いる場合は、前記ステップS707に進み、拡大スキャ
ン動作と副走査方向の縮小画像処理を行う。
【0054】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態によれば、画像読取装置の駆動モータ203の温
度をモータ温度検知手段204により検知し、駆動モー
タ203の検知温度に応じて副走査方向の走査速度を制
御し、副走査方向の走査速度に応じて駆動モータ203
の電流制御を行い(走査速度が速いほど電流を多くし、
走査速度が遅いほど電流を少なくする)、且つ読み取り
画像の変倍の制御を行うことで、駆動モータ203の発
熱を抑制しながら的確な画像読み取りが可能となるた
め、駆動モータ203を冷却するための冷却ファンの設
置を不要とすることができるという効果を奏する。
【0055】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態に係る画像読取装置は、上記第3の実施の形態と
同様に、マイクロコンピュータ201、モータドライバ
回路202、駆動モータ203、モータ温度検知手段2
04、イメージセンサ205、増幅回路206、A/D
変換回路207、シェーディング補正部208、画像処
理部209を備えている(上記図10参照)。画像読取
装置各部の構成、モータ温度検知手段204を中心とし
た構成(上記図11参照)、画像処理部209の構成
(上記図12参照)は、上記第3の実施の形態で詳述し
たので説明を省略する。
【0056】第4の実施の形態が上記第3の実施の形態
と異なる点は、駆動モータ203の推移温度を複数に分
割し、複数の推移温度に対応して原稿読み取りのスキャ
ン速度を複数持つと共に、読み取り画像の縮小倍率も複
数持つものである。尚、第4の実施の形態において上記
第3の実施の形態と重複する説明は省略する。
【0057】次に、上記の如く構成された本発明の第4
の実施の形態に係る画像読取装置の動作について図15
〜図17を参照しながら詳細に説明する。図15〜図1
6は本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装置にお
ける画像読み取り制御手順の一例を示すフローチャート
である。本フローチャートは、マイクロコンピュータ2
01によりプログラムに基づき実行される。図17は本
発明の第4の実施の形態に係る画像読取装置における駆
動モータ203の温度推移の一例を示す説明図である。
図中、横軸が時間、縦軸が駆動モータ203の検知温度
(T1<T2<T3<T4)である。
【0058】画像読取装置において、スキャン機構によ
り原稿の画像を読み取る原稿スキャン処理が開始される
と、ステップS801において、モータ温度検知手段2
04により駆動モータ203の温度検知を行う。ステッ
プS802では、駆動モータ203の検知温度がT2以
下かどうかを判定する。前記ステップS802の判定で
駆動モータ203の検知温度がT2以下の場合は、ステ
ップS803で、画像読み取り時に指定された倍率の原
稿スキャン動作を行う。本例では、倍率100%の原稿
スキャン動作を行う。次に、ステップS804で、原稿
スキャン動作が終了したかどうかを判定する。前記ステ
ップS804の判定で原稿スキャン動作が終了していな
い場合は、前記ステップS801に戻り、前記ステップ
S804の判定で原稿スキャン動作が終了している場合
は、本処理を終了する。
【0059】他方、前記ステップS802の判定で駆動
モータ203の検知温度がT2を超えている場合は、ス
キャン速度を遅くする必要があると認識し、ステップS
807で、拡大スキャン動作と副走査方向の縮小画像処
理を行う。本例では、115%の拡大スキャン動作を行
って画像を読み取り、読み取り画像に対して副走査方向
に86%の縮小を行う。次に、ステップS808で、原
稿スキャン動作が終了したかどうかを判定する。前記ス
テップS808の判定で原稿スキャン動作が終了してい
ない場合は、ステップS805に進み、前記ステップS
808の判定で原稿スキャン動作が終了している場合
は、本処理を終了する。
【0060】ステップS805では、モータ温度検知手
段204により駆動モータ203の温度検知を行う。ス
テップS806では、駆動モータ203の検知温度がT
3以下かどうかを判定する。前記ステップS806の判
定で駆動モータ203の検知温度がT3以下の場合は、
前記ステップS807に進む。他方、前記ステップS8
06の判定で駆動モータ203の検知温度がT3を超え
ている場合は、スキャン速度を更に遅くする必要がある
と認識し、ステップS811で、拡大スキャン動作と副
走査方向の縮小画像処理を行う。本例では、141%の
拡大スキャン動作を行って画像を読み取り、読み取り画
像に対して副走査方向に70%の縮小を行う。次に、ス
テップS812で、原稿スキャン動作が終了したかどう
かを判定する。前記ステップS812の判定で原稿スキ
ャン動作が終了していない場合は、ステップS809に
進み、前記ステップS808の判定で原稿スキャン動作
が終了している場合は、本処理を終了する。
【0061】ステップS809では、モータ温度検知手
段204により再び駆動モータ203の温度検知を行
う。ステップS810では、駆動モータ203の検知温
度がT4以下かどうかを判定する。前記ステップS81
0の判定で駆動モータ203の検知温度がT4以下の場
合は、前記ステップS811に進む。他方、前記ステッ
プS810の判定で駆動モータ203の検知温度がT4
を超えている場合は、スキャン速度を更に遅くする必要
があると認識し、ステップS815で、拡大スキャン動
作と副走査方向の縮小画像処理を行う。本例では、20
0%の拡大スキャン動作を行って画像を読み取り、読み
取り画像に対して副走査方向に50%の縮小を行う。次
に、ステップS816で、原稿スキャン動作が終了した
かどうかを判定する。前記ステップS816の判定で原
稿スキャン動作が終了していない場合は、ステップS8
13に進み、前記ステップS816の判定で原稿スキャ
ン動作が終了している場合は、本処理を終了する。
【0062】ステップS813では、モータ温度検知手
段204により再び駆動モータ203の温度検知を行
う。ステップS814では、駆動モータ203の検知温
度がT1以下かどうかを判定する。前記ステップS81
4の判定で駆動モータ203の検知温度がT1を超えて
いる場合は、前記ステップS815に進む。他方、前記
ステップS814の判定で駆動モータ203の検知温度
がT1以下の場合は、駆動モータ203の温度が十分下
がり、スキャン速度を元に戻す必要があると認識し、ス
テップS803で、画像読み取り時に指定された倍率の
スキャン動作を行う。本例では、100%のスキャン動
作を行う。次に、ステップS804で、原稿スキャン動
作が終了したかどうかを判定する。前記ステップS80
4の判定で原稿スキャン動作が終了していない場合は、
前記ステップS801に戻り、前記ステップS804の
判定で原稿スキャン動作が終了している場合は、本処理
を終了する。
【0063】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態によれば、画像読取装置の駆動モータ203の温
度をモータ温度検知手段204により検知し、駆動モー
タ203の検知温度に応じて副走査方向の走査速度を制
御し、副走査方向の走査速度に応じて駆動モータ203
の電流制御を行い(走査速度が速いほど電流を多くし、
走査速度が遅いほど電流を少なくする)、且つ読み取り
画像の変倍の制御を行うことで、駆動モータ203の発
熱を抑制しながら的確な画像読み取りが可能となるた
め、駆動モータ203を冷却するための冷却ファンの設
置を不要とすることができるという効果を奏する。
【0064】[他の実施の形態]本発明の上記第1〜第
2の実施の形態では、画像読取装置における駆動モータ
の停止期間の種類として上記の数(第1の実施の形態で
2種類、第2の実施の形態で5種類)を例に挙げたが、
駆動モータの停止期間の種類は上記の数に限定されるも
のではなく、駆動モータの温度を常に所定温度以下に制
御できるものであれば駆動モータの停止期間の種類は任
意とすることができる。
【0065】また、本発明の上記第3〜第4の実施の形
態では、画像読取装置における拡大スキャン倍率と副走
査方向の縮小倍率として上記数値を例に挙げたが、拡大
スキャン倍率と副走査方向の縮小倍率として上記数値に
限定されるものではなく、副走査方向の縮小倍率=1/
拡大スキャン倍率の関係を満たせばよい。
【0066】また、本発明の上記第1〜第4の実施の形
態では、画像読取装置の原稿照明ランプや折り返しミラ
ーを副走査方向に移動させて画像を読み取るスキャン動
作時の駆動モータの温度制御について説明したが、画像
読取装置に自動原稿送り装置を付設する構成とし、流し
読みによる原稿読み取り動作(原稿照明ランプや折り返
しミラーを固定し、自動原稿送り装置の搬送ベルトや搬
送ローラを駆動して原稿を走査することによって原稿の
画像を読み取る動作)時の、駆動モータに対しても上記
実施形態と同様な制御を適用することができる。
【0067】また、本発明の上記第1〜第4の実施の形
態では、画像読取装置における駆動モータ温度制御を例
に上げたが、画像読取装置における駆動モータ温度制御
に限定されるものではなく、画像読取機能・画像形成機
能を備えた複写機における駆動モータ温度制御、画像読
取機能・画像形成機能・画像通信機能等の複数の機能を
備えた複合機における駆動モータ温度制御にも適用する
ことができる。
【0068】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0069】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0070】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0071】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿を走査する原稿走査機構を動作させる駆動手段の発
熱を抑制しながら的確な画像読み取りが可能となり、駆
動手段を冷却するための冷却ファンの設置を不要とする
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
読取装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
読取装置における駆動モータの制御タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度推移を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度推移を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における駆動モータの温度制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の第3及び第4の実施の形態に係る画
像読取装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3及び第4の実施の形態に係る画
像読取装置における駆動モータの温度を検知するモータ
温度検知手段を中心した構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の第3及び第4の実施の形態に係る画
像読取装置における画像処理部の構成例を示すブロック
図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置における画像読み取り制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置における駆動モータの温度推移の一例を示す説明図で
ある。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装
置における画像読み取り制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装
置における画像読み取り制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装
置における駆動モータの温度推移の一例を示す説明図で
ある。
【図18】一般的な画像読取装置における画像読取系の
構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
101、201 マイクロコンピュータ(制御手段、計
測手段) 102、202 モータドライバ回路 103、203 駆動モータ(駆動手段) 105、205 イメージセンサ(読取手段) 109、209 画像処理部 204 モータ温度検知手段(温度検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB02 BC12 BC18 CA06 CB04 5C062 AA05 AB17 AB46 AC02 AC58 5C072 AA01 BA12 DA20 DA21 EA05 MA02 5C076 AA21 AA22 BB31

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査する
    原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機
    構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを
    備えた画像読取装置であって、 前記駆動手段の連続動作時間に応じて画像読み取り動作
    の繰り返し周期を制御する制御手段を有することを特徴
    とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記駆動手段の連続動作時間を計
    測する計測手段を有し、前記制御手段は、前記計測手段
    の計測結果に応じて画像読み取り動作の繰り返し周期を
    制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿照
    明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光する
    導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモータ
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に付
    設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装置
    が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作させ
    るモータであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記駆動手段の温度が
    所定温度以上にならないように前記画像読み取り動作の
    繰り返し周期を制御することを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読み取り動作の繰り返し周期と
    は、画像を読み取るための期間、次の画像読み取りに備
    え前記原稿走査機構を初期位置に戻すための期間、前記
    駆動手段の駆動を停止する停止期間を1サイクルとした
    繰り返し周期であり、前記制御手段は、時間経過に応じ
    て前記停止期間を可変制御することを特徴とする請求項
    1、2又は5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査する
    原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査機
    構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段とを
    備えた画像読取装置で実行される画像読取動作制御方法
    であって、 前記駆動手段の連続動作時間に応じて画像読み取り動作
    の繰り返し周期を制御する制御工程を有することを特徴
    とする画像読取動作制御方法。
  8. 【請求項8】 さらに前記駆動手段の連続動作時間を計
    測する計測工程を有し、前記制御工程では、前記計測工
    程の計測結果に応じて画像読み取り動作の繰り返し周期
    を制御することを特徴とする請求項7記載の画像読取動
    作制御方法。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿照
    明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光する
    導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモータ
    であることを特徴とする請求項7又は8記載の画像読取
    動作制御方法。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に
    付設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装
    置が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作さ
    せるモータであることを特徴とする請求項7又は8記載
    の画像読取動作制御方法。
  11. 【請求項11】 前記制御工程では、前記駆動手段の温
    度が所定温度以上にならないように前記画像読み取り動
    作の繰り返し周期を制御することを特徴とする請求項7
    又は8記載の画像読取動作制御方法。
  12. 【請求項12】 前記画像読み取り動作の繰り返し周期
    とは、画像を読み取るための期間、次の画像読み取りに
    備え前記原稿走査機構を初期位置に戻すための期間、前
    記駆動手段の駆動を停止する停止期間を1サイクルとし
    た繰り返し周期であり、前記制御工程では、時間経過に
    応じて前記停止期間を可変制御することを特徴とする請
    求項7、8又は11記載の画像読取動作制御方法。
  13. 【請求項13】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査す
    る原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査
    機構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段と
    を備えた画像読取装置に適用される画像読取動作制御方
    法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより
    読み出し可能な記憶媒体であって、 前記画像読取動作制御方法は、前記前記駆動手段の連続
    動作時間に応じて画像読み取り動作の繰り返し周期を制
    御する制御ステップを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】 さらに前記駆動手段の連続動作時間を
    計測する計測ステップを有し、前記制御ステップでは、
    前記計測ステップの計測結果に応じて画像読み取り動作
    の繰り返し周期を制御することを特徴とする請求項13
    記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿
    照明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光す
    る導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモー
    タであることを特徴とする請求項13又は14記載の記
    憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に
    付設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装
    置が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作さ
    せるモータであることを特徴とする請求項13又は14
    記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記制御ステップでは、前記駆動手段
    の温度が所定温度以上にならないように前記画像読み取
    り動作の繰り返し周期を制御することを特徴とする請求
    項13又は14記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記画像読み取り動作の繰り返し周期
    とは、画像を読み取るための期間、次の画像読み取りに
    備え前記原稿走査機構を初期位置に戻すための期間、前
    記駆動手段の駆動を停止する停止期間を1サイクルとし
    た繰り返し周期であり、前記制御ステップでは、時間経
    過に応じて前記停止期間を可変制御することを特徴とす
    る請求項13、14又は17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査す
    る原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査
    機構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段と
    を備えた画像読取装置であって、 前記駆動手段の温度を検知する温度検知手段と、前記温
    度検知手段の検知温度に応じて、前記原稿走査機構の副
    走査方向の走査速度を制御すると共に読み取り画像を拡
    大縮小する変倍の制御を行う制御手段とを有することを
    特徴とする画像読取装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、前記温度検知手段の
    検知温度が所定温度を超えた場合に、前記原稿走査機構
    の副走査方向の走査速度を遅くする制御を行うと共に前
    記走査速度に応じて読み取り画像を前記副走査方向に縮
    小する制御を行い、前記温度検知手段の検知温度が所定
    温度以下となった場合に、前記制御を元に戻すことを特
    徴とする請求項19記載の画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿
    照明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光す
    る導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモー
    タであることを特徴とする請求項20記載の画像読取装
    置。
  22. 【請求項22】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に
    付設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装
    置が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作さ
    せるモータであることを特徴とする請求項20又は21
    記載の画像読取装置。
  23. 【請求項23】 前記温度検知手段は、サーミスタであ
    ることを特徴とする請求項20又は21記載の画像読取
    装置。
  24. 【請求項24】 前記温度検知手段は、熱電対であるこ
    とを特徴とする請求項20又は21記載の画像読取装
    置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、前記駆動手段の温度
    が所定温度以上にならないように、前記原稿走査機構の
    副走査方向の走査速度を制御すると共に読み取り画像を
    拡大縮小する変倍の制御を行うことを特徴とする請求項
    20又は21記載の画像読取装置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記原稿走査機構の
    副走査方向の走査速度に応じて、前記駆動手段に通電す
    る電流の制御を行うことを特徴とする請求項20〜2
    2、25の何れかに記載の画像読取装置。
  27. 【請求項27】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査す
    る原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査
    機構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段と
    を備えた画像読取装置で実行される走査速度/変倍制御
    方法であって、 前記駆動手段の温度を検知する温度検知工程と、前記温
    度検知工程の検知温度に応じて、前記原稿走査機構の副
    走査方向の走査速度を制御すると共に読み取り画像を拡
    大縮小する変倍の制御を行う制御工程とを有することを
    特徴とする走査速度/変倍制御方法。
  28. 【請求項28】 前記制御工程では、前記温度検知工程
    の検知温度が所定温度を超えた場合に、前記原稿走査機
    構の副走査方向の走査速度を遅くする制御を行うと共に
    前記走査速度に応じて読み取り画像を前記副走査方向に
    縮小する制御を行い、前記温度検知工程の検知温度が所
    定温度以下となった場合に、前記制御を元に戻すことを
    特徴とする請求項27記載の走査速度/変倍制御方法。
  29. 【請求項29】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿
    照明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光す
    る導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモー
    タであることを特徴とする請求項27又は28記載の走
    査速度/変倍制御方法。
  30. 【請求項30】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に
    付設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装
    置が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作さ
    せるモータであることを特徴とする請求項27又は28
    記載の走査速度/変倍制御方法。
  31. 【請求項31】 前記温度検知工程では、サーミスタに
    より前記駆動手段の温度を検知することを特徴とする請
    求項27又は28記載の走査速度/変倍制御方法。
  32. 【請求項32】 前記温度検知工程では、熱電対により
    前記駆動手段の温度を検知することを特徴とする請求項
    27又は28記載の走査速度/変倍制御方法。
  33. 【請求項33】 前記制御工程では、前記駆動手段の温
    度が所定温度以上にならないように、前記原稿走査機構
    の副走査方向の走査速度を制御すると共に読み取り画像
    を拡大縮小する変倍の制御を行うことを特徴とする請求
    項27又は28記載の走査速度/変倍制御方法。
  34. 【請求項34】 前記制御工程では、前記原稿走査機構
    の副走査方向の走査速度に応じて、前記駆動手段に通電
    する電流の制御を行うことを特徴とする請求項27〜3
    0、33の何れかに記載の走査速度/変倍制御方法。
  35. 【請求項35】 原稿の画像読み取り時に原稿を走査す
    る原稿走査機構を動作させる駆動手段と、前記原稿走査
    機構により走査された原稿の画像を読み取る読取手段と
    を備えた画像読取装置に適用される走査速度/変倍制御
    方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータによ
    り読み出し可能な記憶媒体であって、前記走査速度/変
    倍制御方法は、前記駆動手段の温度を検知する温度検知
    ステップと、前記温度検知ステップの検知温度に応じ
    て、前記原稿走査機構の副走査方向の走査速度を制御す
    ると共に読み取り画像を拡大縮小する変倍の制御を行う
    制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記制御ステップでは、前記温度検知
    ステップの検知温度が所定温度を超えた場合に、前記原
    稿走査機構の副走査方向の走査速度を遅くする制御を行
    うと共に前記走査速度に応じて読み取り画像を前記副走
    査方向に縮小する制御を行い、前記温度検知ステップの
    検知温度が所定温度以下となった場合に、前記制御を元
    に戻すことを特徴とする請求項35記載の記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記駆動手段は、原稿を照明する原稿
    照明手段及び原稿からの反射光を前記読取手段に導光す
    る導光手段としての前記原稿走査機構を動作させるモー
    タであることを特徴とする請求項35又は36記載の記
    憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記駆動手段は、前記画像読取装置に
    付設され原稿を自動的に読取位置へ送る自動原稿送り装
    置が備える搬送手段としての前記原稿走査機構を動作さ
    せるモータであることを特徴とする請求項35又は36
    記載の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記温度検知ステップでは、サーミス
    タにより前記駆動手段の温度を検知することを特徴とす
    る請求項35又は36記載の記憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記温度検知ステップでは、熱電対に
    より前記駆動手段の温度を検知することを特徴とする請
    求項35又は36記載の記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記制御ステップでは、前記駆動手段
    の温度が所定温度以上にならないように、前記原稿走査
    機構の副走査方向の走査速度を制御すると共に読み取り
    画像を拡大縮小する変倍の制御を行うことを特徴とする
    請求項35又は36記載の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記制御ステップでは、前記原稿走査
    機構の副走査方向の走査速度に応じて、前記駆動手段に
    通電する電流の制御を行うことを特徴とする請求項35
    〜38、41の何れかに記載の記憶媒体。
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