JP2003023323A - Mosfetの抵抗制御回路およびそれを用いた時定数制御回路 - Google Patents

Mosfetの抵抗制御回路およびそれを用いた時定数制御回路

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JP2003023323A JP2001208208A JP2001208208A JP2003023323A JP 2003023323 A JP2003023323 A JP 2003023323A JP 2001208208 A JP2001208208 A JP 2001208208A JP 2001208208 A JP2001208208 A JP 2001208208A JP 2003023323 A JP2003023323 A JP 2003023323A
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operational amplifier
resistance
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Shuhei Kawachi
周平 河内
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A&CMOS Communication Device Inc
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A and Cmos Communications Device Inc
A&CMOS Communication Device Inc
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    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子のばらつきや温度特性に影響されること
なく、MOSFETを所望の抵抗値に制御できるMOS
FETの抵抗制御回路を提供する。 【解決手段】 第1,第2MOSFET5,6を有する
電流ミラー回路1、第1電流源2、演算増幅器3、電圧
印加手段4を有し、第1,第2MOSFET5,6のそ
れぞれのソース電極を第1電源端子VDDに接続し、第
1MOSFET5のドレイン電極と第2電源端子(接
地)との間に第1電流源2を接続し、演算増幅器3の非
反転入力端子を第1MOSFET5のドレイン電極に接
続し、演算増幅器3の出力端子を第1,第2MOSFE
T5,6のゲート電極に接続し、第1,第2MOSFE
T5,6がMOS抵抗領域で動作するように、電圧印加
手段4により演算増幅器3の反転入力端子に所定の電圧
を印加して、第1電流源2の電流値に基づいて第2MO
SFET6のソース電極及びドレイン電極間の抵抗値を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSFET(M
OS形電界効果トランジスタ)の抵抗制御回路およびそ
れを用いた時定数制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOSFETのゲート−ソース間
の抵抗値を制御する構成として、例えば図9に示すよう
に、MOSFET51のゲート−ソース間に電圧源52
を接続し、これによりゲート電圧を制御してゲート−ソ
ース間の抵抗値を制御する構成が知られている。なお、
図9はnチャネル形のMOSFET51を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示し
たように、単にMOSFET51のゲート−ソース間に
電圧源52を接続してゲート電圧を制御する構成にあっ
ては、MOSFET51のドレイン−ソース間の抵抗値
が、素子自体のばらつきや温度特性の影響を受け易いと
言う問題がある。
【0004】このため、MOSFET51のドレイン側
あるいはソース側にコンデンサを接続して時定数回路を
構成した場合には、所望の時定数を安定して得ることが
困難となり、また、このような時定数回路を例えば発振
回路に適用した場合には、所望の発振周波数を安定して
得ることができなくなる。
【0005】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の第1の目的は、素子のばらつきや温度特性に影響され
ることなく、MOSFETを所望の抵抗値に制御できる
MOSFETの抵抗制御回路を提供することにある。
【0006】更に、本発明の第2の目的は、所望の時定
数を安定して得ることができる時定数制御回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る請求項1に記載のMOSFETの抵抗制御回路の発明
は、ゲート電極を共通接続した第1及び第2MOSFE
Tを有する電流ミラー回路と、第1電流源と、演算増幅
器と、電圧印加手段とを有し、上記第1及び第2MOS
FETのそれぞれのソース電極を第1電源端子に接続
し、上記第1MOSFETのドレイン電極と第2電源端
子との間に上記第1電流源を接続し、上記演算増幅器の
非反転入力端子を上記第1MOSFETのドレイン電極
に接続し、上記演算増幅器の出力端子を上記第1及び第
2MOSFETのゲート電極に接続し、上記第1及び第
2MOSFETがMOS抵抗領域で動作するように、上
記電圧印加手段により上記演算増幅器の反転入力端子に
所定の電圧を印加して、上記第1電流源の電流値に基づ
いて上記第2MOSFETのソース電極及びドレイン電
極間の抵抗値を制御するよう構成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項1の発明によると、第1MOSFE
Tのゲート電圧は、演算増幅器の作用によりドレイン電
圧が電圧印加手段により印加した電圧と同じになるよう
に、即ち第1MOSFETのソース電極及びドレイン電
極間が、印加電圧値と第1電流源の電流値とによって決
まる抵抗値となるように制御されるので、第1電流源の
電流値を変化させると第1MOSFETのソース電極及
びドレイン電極間の抵抗値が変化することになる。ま
た、第2MOSFETは、そのゲート電圧が第1MOS
FETのゲート電圧と同電位に保持され、第1MOSF
ETとともに電流ミラー回路を構成するので、第1電流
源の電流値が変わると第2MOSFETを流れる電流も
変化してそのソース電極及びドレイン電極間の抵抗値が
変化することになる。従って、第1電流源の電流値を制
御すれば、第2MOSFETのソース電極及びドレイン
電極間の抵抗値を、その素子のばらつきや温度特性に影
響されることなく制御することが可能になると共に、電
圧印加手段による電圧の温度特性と第1電流源による電
流の温度特性とを同じにすれば、それらの影響もキャン
セルすることが可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1のMO
SFETの抵抗制御回路において、上記電圧印加手段
は、上記第1電源端子と第2電源端子との間に直列に接
続した抵抗及び第2電流源を有し、これら抵抗と第2電
流源との接続点に上記演算増幅器の反転入力端子を接続
したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によると、電圧印加手段を
抵抗と第2電流源とで構成して演算増幅器の反転入力端
子に第1及び第2MOSFETがMOS抵抗領域で動作
する電圧を印加するようにしたので、第2MOSFET
のばらつきや温度特性に影響されることなく、その抵抗
値を第2電流源の電流値と第1電流源の電流値との比に
基づいて制御することが可能になると共に、第1電流源
による電流の温度特性と第2電流源による電流の温度特
性とを同じにすれば、それらの影響もキャンセルするこ
とが可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1のMO
SFETの抵抗制御回路において、上記電圧印加手段
は、上記第1電源端子と上記演算増幅器の反転入力端子
との間に接続した電圧源を有することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によると、電圧印加手段を
電圧源をもって構成して演算増幅器の反転入力端子に第
1及び第2MOSFETがMOS抵抗領域で動作する電
圧を印加するようにしたので、第2MOSFETのばら
つきや温度特性に影響されることなく、その抵抗値を電
圧源の電圧値と第1電流源の電流値とに基づいて制御す
ることが可能になると共に、電圧源による電圧の温度特
性と第1電流源による電流の温度特性とを同じにすれ
ば、それらの影響もキャンセルすることが可能となる。
【0013】更に、上記第2の目的を達成する請求項4
に記載の時定数制御回路の発明は、請求項1〜3に記載
のMOSFETの抵抗制御回路と、該抵抗制御回路の上
記第2MOSFETのドレイン電極に接続したコンデン
サとを有し、上記抵抗制御回路により上記第2MOSF
ETのソース電極及びドレイン電極間の抵抗値を制御し
て、該第2MOSFETのソース電極及びドレイン電極
間通路及び上記コンデンサを含む時定数回路の時定数を
制御するよう構成したことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明によると、抵抗制御回路に
おいて第2MOSFETの抵抗値を、その素子のばらつ
きや温度特性に影響されることなく制御できると共に、
外部の温度特性を適切に設定することでその影響も回避
できるので、第2MOSFETの抵抗値とコンデンサと
により所望の時定数を安定して得ることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるMOSFET
の抵抗制御回路およびそれを用いた時定数制御回路の実
施の形態について、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明によるMOSFETの抵抗
制御回路の第1実施の形態を示す回路構成図である。こ
の抵抗制御回路は、電流ミラー回路1、第1電流源2、
演算増幅器3、及び電圧印加手段4を有している。
【0017】電流ミラー回路1は、pチャネル形の第1
MOSFET5及び第2MOSFET6を有し、それら
のゲート電極は共通に接続し、それぞれのソース電極は
VDD(第1電源端子)に接続し、第1MOSFET5
のドレイン電極は第1電流源2を介して接地(第2電源
端子)すると共に、演算増幅器3の非反転入力端子に接
続して、この演算増幅器3の出力端子を共通接続したゲ
ート電極に接続する。
【0018】また、電圧印加手段4は、VDDと接地と
の間に直列接続した抵抗7及び第2電流源8をもって構
成して、抵抗7と第2電流源8との接続点を演算増幅器
3の反転入力端子に接続して、第1,第2MOSFET
5,6がMOS抵抗領域で動作するように、例えば0.
1V〜0.2V程度の所定のゲート電圧を印加するよう
にする。
【0019】かかる構成によると、第1,第2MOSF
ET5,6のゲート電圧は、演算増幅器3の作用により
ドレイン電圧が抵抗7と第2電流源8とによって決定さ
れる印加電圧となるように、即ち第1MOSFET5の
ソース電極及びドレイン電極間が、印加電圧値と第1電
流源2の電流値とによって決まる抵抗値となるように制
御されるので、第1MOSFET5はMOS抵抗領域で
動作する。従って、抵抗7の抵抗値をR7、第2電流源
8の電流値をI0、第1MOSFET5のソース−ドレ
イン通路の抵抗値をR5、第1電流源2の電流値をI1
とすると、 R7×I0=R5×I1 ・・・(1) となる。
【0020】ここで、第1,第2MOSFET5,6は
電流ミラー回路1を構成するので、例えば第2MOSF
ET6のソース−ドレイン通路の抵抗値(R6)を第1
MOSFET5の抵抗値R5と等しくなるように、すな
わち電流比率が等しくなるようにトランジスタサイズを
設定すると、 R6=R7×I0÷I1 ・・・(2) となる。
【0021】(2)式から、第2MOSFET6の抵抗
値R6は、I0とI1との比率に比例するので、I0を
一定とすればI1を制御することによりR6を制御する
ことができる。しかも、第2MOSFET6のゲート電
圧は、演算増幅器3により温度の影響をキャンセルする
ように、つまり抵抗値R6が一定となるように制御され
るので、第2MOSFET6のばらつきや温度特性に影
響されることなく、その抵抗値R6を制御することがで
きる。
【0022】また、I0の温度特性とI1の温度特性と
を同じにすれば、両者の温度特性がキャンセルされるの
で、抵抗値R6がI0,I1の温度特性の影響を受ける
こともない。
【0023】図2は、本発明によるMOSFETの抵抗
制御回路の第2実施の形態を示す回路構成図である。本
実施の形態は、第1実施の形態において、電圧印加手段
4をVDDと演算増幅器3の反転入力端子との間に接続
した電圧源11をもって構成して、該電圧源11により
演算増幅器3を介して第1,第2MOSFET5,6を
MOS抵抗領域で動作させるようにしたもので、その他
の構成は第1実施の形態と同様であるので、同一素子に
は同一参照番号を付してその説明を省略する。
【0024】かかる構成によると、電圧源11の電圧値
をV11とすると、 R6=V11/I1 ・・・(3) が成立する。
【0025】従って、V11を一定とすれば、I1を制
御することにより、第2MOSFET6のばらつきや温
度特性に影響されることなく、その抵抗値R6を制御す
ることができる。
【0026】また、V11の温度特性とI1の温度特性
とを同じにすれば、両者の温度特性がキャンセルされる
ので、抵抗値R6がV11,I1の温度特性の影響を受
けることもない。
【0027】図3は、本発明によるMOSFETの抵抗
制御回路の第3実施の形態を示す回路構成図である。本
実施の形態は、第1実施の形態において、電流ミラー回
路1を構成する第1,第2MOSFET5,6をnチャ
ネル形としたものである。
【0028】このため、本実施の形態では、VDDを第
2電源端子、接地を第1電源端子として、第1MOSF
ET5のドレイン電極を第1電流源2を介してVDDに
接続すると共に、演算増幅器3の非反転入力端子に接続
し、ソース電極を第2MOSFET6のソース電極とと
もに接地し、ゲート電極を第2MOSFET6のゲート
電極とともに演算増幅器3の出力端子に接続する。
【0029】また、VDDには第2電流源8の一端を接
続し、その他端を抵抗7を介して接地するとともに演算
増幅器3の反転入力端子に接続して、第1,第2MOS
FET5,6がMOS抵抗領域で動作するようにそれら
のゲート電極に所定の電圧を印加する。
【0030】従って、本実施の形態によると、第1実施
の形態と同様に、第2電流源の電流値I0を一定とすれ
ば、第1電流源2の電流値I1を制御することにより、
第2MOSFET6の抵抗値R6を、該第2MOSFE
T6のばらつきや温度特性に影響されることなく制御す
ることができる。また、I0の温度特性とI1の温度特
性とを同じにすれば、両者の温度特性がキャンセルされ
るので、抵抗値R6がI0,I1の温度特性の影響を受
けることもない。
【0031】図4は、本発明によるMOSFETの抵抗
制御回路の第4実施の形態を示す回路構成図である。本
実施の形態は、第2実施の形態において、電流ミラー回
路1を構成する第1,第2MOSFET5,6をnチャ
ネル形としたものである。
【0032】このため、本実施の形態では、第3実施の
形態と同様に、VDDを第2電源端子、接地を第1電源
端子として、第1MOSFET5のドレイン電極を第1
電流源2を介してVDDに接続すると共に、演算増幅器
3の非反転入力端子に接続し、ソース電極を第2MOS
FET6のソース電極とともに接地し、ゲート電極を第
2MOSFET6のゲート電極とともに演算増幅器3の
出力端子に接続する。
【0033】また、演算増幅器3の反転入力端子と接地
との間には電圧源11を接続して、該電圧源11により
演算増幅器3を介して第1,第2MOSFET5,6を
MOS抵抗領域で動作させるようにする。
【0034】従って、本実施の形態によると、第2実施
の形態と同様に、電圧源11の電圧値V11を一定とす
れば、第1電流源2の電流値I1を制御することにより
第2MOSFET6の抵抗値R6を、該第2MOSFE
T6のばらつきや温度特性に影響されることなく制御す
ることができる。また、V11の温度特性とI1の温度
特性とを同じにすれば、両者の温度特性がキャンセルさ
れるので、抵抗値R6がV11,I1の温度特性の影響
を受けることもない。
【0035】図5は、本発明による時定数制御回路の一
実施の形態を示す回路構成図である。この時定数制御回
路は、上述した本発明によるMOSFETの抵抗制御回
路15の第2MOSFET6のドレイン電極にコンデン
サ16を接続したものである。なお、図5では抵抗制御
回路15として図3に示した構成のものを用いている。
【0036】かかる時定数制御回路によると、コンデン
サ16とともに時定数回路を構成する第2MOSFET
6の抵抗値R6を、上述したように素子のばらつきや温
度特性に影響されることなく制御することができ、また
第2電流源8の電流値I0の温度特性と第1電流源2の
電流値I1の温度特性とを同じにすれば、両者の温度特
性がキャンセルされ、抵抗値R6がI0,I1の外部の
温度特性の影響を受けることもないので、抵抗値R6を
制御することにより時定数回路を所望の時定数に安定し
て制御することができる。
【0037】なお、図5では抵抗制御回路15として図
3に示した構成のものを用いたが、図1,図2または図
4に示した構成の抵抗制御回路を用いて、同様に時定数
制御回路を構成することもできる。
【0038】図6は、本発明による時定数制御回路の第
1応用例を示す回路構成図である。この応用例は、直列
接続した複数段のインバータ、ここでは2段のインバー
タ21,22を有する遅延時間制御回路のインバータ間
に、上述した本発明による抵抗制御回路15及びコンデ
ンサ16を有する時定数制御回路25を接続して、時定
数制御回路25の時定数を制御することにより、遅延時
間を可変としたものである。
【0039】このように、本発明による時定数制御回路
25を遅延時間制御回路に適用すれば、時定数制御回路
25において時定数を安定して制御することができるの
で、所望の遅延時間を安定して得ることができる。
【0040】図7は、本発明による時定数制御回路の第
2応用例を示す回路構成図である。この応用例は、リン
グ状に接続した奇数段のインバータ、ここでは3段のイ
ンバータ26,27,28を有するリングオシレータの
インバータ26,27間に、上述した本発明による抵抗
制御回路15及びコンデンサ16を有する時定数制御回
路25を接続して、時定数制御回路25の時定数を制御
することにより、リングオシレータの発振周波数を可変
としたものである。
【0041】このように、本発明による時定数制御回路
25をリングオシレータに適用すれば、時定数制御回路
25において時定数を安定して制御することができるの
で、所望の発振周波数を安定して得ることができる。
【0042】図8は、本発明による時定数制御回路の第
3応用例を示す回路構成図である。この応用例は、並列
接続したインバータ31、抵抗32及び水晶発振子33
を有する水晶発振回路のインバータ31の入力側に、上
述した本発明による抵抗制御回路15及びコンデンサ1
6を有する時定数制御回路25を接続し、インバータ3
1の出力側にはコンデンサ34を接続して、時定数制御
回路25の時定数を制御することにより、発振周波数を
可変としたものである。
【0043】このように、本発明による時定数制御回路
25を発振回路に適用すれば、時定数制御回路25にお
いて時定数を安定して制御することができるので、所望
の発振周波数を安定して得ることができる。
【0044】なお、図8では、インバータ31の入力側
に時定数制御回路25を接続したが、入力側に代えて出
力側に、あるいは入力側と出力側との双方に時定数制御
回路25を接続して発振周波数を制御するように構成す
ることもできる。
【0045】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨に逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態では、電流ミラー回
路1を構成する第1,第2MOSFET5,6の電流比
率を1対1としたが、例えばそれらのトランジスタサイ
ズを異ならせて任意の電流比率とすることもでき、これ
により抵抗値R6に重み付けを与えることもできる。ま
た、本発明によるMOSFETの抵抗制御回路は時定数
制御回路に限らず、可変抵抗として広く応用することが
できる。同様に、時定数制御回路も、上述した遅延時間
制御回路、リングオシレータや水晶発振回路に限らず、
セラミック発振回路や、その他、時定数回路を有する種
々の回路に広く応用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明のMOSFETの
抵抗制御回路によれば、電流ミラー回路の第1及び第2
MOSFETのそれぞれのソース電極を第1電源端子に
接続し、第1MOSFETのドレイン電極と第2電源端
子との間に第1電流源を接続し、演算増幅器の非反転入
力端子を第1MOSFETのドレイン電極に接続し、演
算増幅器の出力端子を第1及び第2MOSFETのゲー
ト電極に接続し、第1及び第2MOSFETがMOS抵
抗領域で動作するように、電圧印加手段により演算増幅
器の反転入力端子に所定の電圧を印加して、第1電流源
の電流値に基づいて第2MOSFETのソース電極及び
ドレイン電極間の抵抗値を制御するようにしたので、第
2MOSFETのばらつきや温度特性に影響されること
なく、該第2MOSFETを所望の抵抗値に制御するこ
とができる。
【0047】また、本発明の時定数制御回路によれば、
上記抵抗制御回路の第2MOSFETのドレイン電極に
コンデンサを接続したので、所望の時定数を安定して得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるMOSFETの抵抗制御回路の第
1実施の形態を示す回路構成図である。
【図2】同じく、第2実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図3】同じく、第3実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図4】同じく、第4実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図5】本発明による時定数制御回路の一実施の形態を
示す回路構成図である。
【図6】本発明による時定数制御回路の第1応用例を示
す回路構成図である。
【図7】同じく、第2応用例を示す回路構成図である。
【図8】同じく、第3応用例を示す回路構成図である。
【図9】従来のMOSFETの抵抗制御回路を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 電流ミラー回路 2 第1電流源 3 演算増幅器 4 電圧印加手段 5 第1MOSFET 6 第2MOSFET 7 抵抗 8 第2電流源 11 電圧源 15 抵抗制御回路 16 コンデンサ 21,22,26,27,28,31 インバータ 25 時定数制御回路 32 抵抗 33 水晶発振子 34 コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 NA17 NB12 NB25 NB36 NC03 NC14 NC22 NC23 NC26 NE23 5J079 AA04 BA11 DA22 FA05 FA23 FB01 FB03 FB11 GA04 GA09 5J090 AA01 CA02 CA14 CN01 FA20 FN06 HA00 HA10 HA25 HA29 KA01 KA04 KA05 KA25 MA08 TA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極を共通接続した第1及び第2
    MOSFETを有する電流ミラー回路と、第1電流源
    と、演算増幅器と、電圧印加手段とを有し、 上記第1及び第2MOSFETのそれぞれのソース電極
    を第1電源端子に接続し、上記第1MOSFETのドレ
    イン電極と第2電源端子との間に上記第1電流源を接続
    し、上記演算増幅器の非反転入力端子を上記第1MOS
    FETのドレイン電極に接続し、上記演算増幅器の出力
    端子を上記第1及び第2MOSFETのゲート電極に接
    続し、上記第1及び第2MOSFETがMOS抵抗領域
    で動作するように、上記電圧印加手段により上記演算増
    幅器の反転入力端子に所定の電圧を印加して、上記第1
    電流源の電流値に基づいて上記第2MOSFETのソー
    ス電極及びドレイン電極間の抵抗値を制御するよう構成
    したことを特徴とするMOSFETの抵抗制御回路。
  2. 【請求項2】 上記電圧印加手段は、上記第1電源端子
    と第2電源端子との間に直列に接続した抵抗及び第2電
    流源を有し、これら抵抗と第2電流源との接続点に上記
    演算増幅器の反転入力端子を接続したことを特徴とする
    請求項1に記載のMOSFETの抵抗制御回路。
  3. 【請求項3】 上記電圧印加手段は、上記第1電源端子
    と上記演算増幅器の反転入力端子との間に接続した電圧
    源を有することを特徴とする請求項1に記載のMOSF
    ETの抵抗制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のMOSFETの抵
    抗制御回路と、該抵抗制御回路の上記第2MOSFET
    のドレイン電極に接続したコンデンサとを有し、上記抵
    抗制御回路により上記第2MOSFETのソース電極及
    びドレイン電極間の抵抗値を制御して、該第2MOSF
    ETのソース電極及びドレイン電極間通路及び上記コン
    デンサを含む時定数回路の時定数を制御するよう構成し
    たことを特徴とする時定数制御回路。
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