JP2003021753A - フェルールガイド、その製造方法及びその製造に用いられる装置並びに光ファイバコネクタ - Google Patents

フェルールガイド、その製造方法及びその製造に用いられる装置並びに光ファイバコネクタ

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JP2003021753A
JP2003021753A JP2001209280A JP2001209280A JP2003021753A JP 2003021753 A JP2003021753 A JP 2003021753A JP 2001209280 A JP2001209280 A JP 2001209280A JP 2001209280 A JP2001209280 A JP 2001209280A JP 2003021753 A JP2003021753 A JP 2003021753A
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ferrule
wire
pin
optical fiber
ferrule guide
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Shigeo Kubota
重雄 窪田
Tetsuo Tanaka
鐵男 田中
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MAIKUROFERU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフェルールを接続可能な小型で低廉な
フェルールガイド及びそれを備える光ファイバコネクタ
を提供する。 【解決手段】 光ファイバコネクタ300のレセプタク
ル55のハウジング53にはフェルールガイド52が設
けられている。レセプタクル55とプラグ58を連結す
ると、プラグ58のフェルールの先端がフェルールガイ
ド52のフェルール挿入孔に挿入され、レセプタクル5
5側のフェルール54と、プラグ58側のフェルール5
7が、フェルールガイド52のフェルール挿入孔内で突
き合わされ、フェルール55及び57に装着されている
光ファイバが互いに接続される。フェルールガイド52
は電鋳法により高精度に且つ低コストで製造でき、しか
も小型であるため光ファイバコネクタの部品点数を少な
くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のフェルール
を接続するための接続部品及びそれを備える光ファイバ
コネクタに関し、更に詳細には、電鋳により製造される
金属製の接続部品及びそれを備える多心光ファイバコネ
クタ、並びに接続部品を製造方法、製造に用いられる装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバコネクタは、図1
(A)に示したように、断面が真円形で直径約0.13
mmの光ファイバ2a、2bを所定位置に高精度に保持
し、同軸状に固定するための管状部品(以下、フェルー
ルという)1a、1bと、フェルール1a、1bを突き
合わせて保持する整列部(スリーブホルダ)3とから構
成されている。
【0003】フェルール1(1a、1b)は、例えば、
図1(B)に示すような円柱形状を有しており、ジルコ
ニアセラミックスなどから製造されている。図1(B)
に示したフェルール1は、1心(単心)タイプのフェル
ールであり、例えば、長さ8mm程度の円柱の中心に長
さ方向に沿ってφ0.126mmの真円の貫通孔2が形
成されている。図1(C)には、フェルール1a、1b
を突き合わせて保持し整列させるスリーブ3を示した。
スリーブ3には、フェルール1a及び1bの突き合わせ
整列精度とスリーブとの嵌合性を向上させるために、図
1(C)に示したように割り溝が形成されている。
【0004】図1(A)に示したようなフェルールを製
造するには、従来、次のような方法が採用されていた。
まず、ジルコニア粉末と樹脂の混合物を原料にして、円
筒形を成型するための射出成型用または押出成型用金型
などを用いて円筒形に成型し、素焼き、焼成工程を得て
円筒状の焼成体を作製する。得られた円筒状焼成体の貫
通孔に、線状のダイヤモンド研磨体を通して貫通孔の内
径を微調整する。最後に、円筒体の外側を内孔を中心に
して機械加工して真円になるように仕上げる。
【0005】上記成型方法においては、焼成した成型体
は焼成により幾分収縮するため、所望の内径や寸法が得
られないことがあった。このため、焼成後のダイヤモン
ド研磨体を用いた貫通孔の研磨は必要不可欠な処理であ
った。しかしながら、この研磨は手間がかかり熟練を要
する作業であり、生産性を著しく低下させていた。ま
た、線状の研磨体におけるダイヤモンドの付き具合が不
均一であるなどの理由により研磨しても焼成体の内孔の
軸方向位置における内径を完全に均一にすることは容易
ではなかった。また、ダイヤモンド研磨体は消耗するた
めに、生産コストの高騰を招くという問題があった。
【0006】また、上述のような成型による焼成体の製
造では、専用の特殊な成型機及び金型が必要である。特
に、極めて硬いジルコニア粉末を用いるために成型機及
び金型の摩耗が著しいことから、生産設備の寿命も短
い。成型機及び金型表面に硬い材質を用いることもでき
るが、それらの特殊な成型機及び金型の製造コストが極
めて高くなる。上記のようにフェルールの製造コストが
高くなれば、それを収容する光ファイバコネクタの製造
コストも同様に高くなる。
【0007】さらに、従来は、図1の(B)に示すよう
な1心(単心)タイプのフェルールが主流を占めていた
が、次第に図3に示すような、2本の光ファイバを通す
ため2つの貫通孔2a、2bが穿孔された2心タイプの
フェルール、或いはそれ以上の多心タイプのフェルール
が要求されるようになっている。しかしながら、2心以
上のタイプのフェルールでは、ダイヤモンド研磨体によ
る研磨寸法出し工程が非常に難しく、3心以上のタイプ
では実質的に製造が不可能であった。
【0008】そこで、複数の光ファイバを接続するため
の多心用の光ファイバコネクタとして、図2に示すよう
な光ファイバコネクタが商品化されている。かかる光フ
ァイバコネクタ6は、図2に示すように、1心タイプの
フェルール1a、1bとスリーブ3から構成された単心
用の基本構造体が複数配列されて構成されている。すな
わち、光ファイバコネクタ6プラグハウジング4内に1
心タイプのプラグ側フェルール1aが複数配設されると
ともに、それに対応するように、ジャックハウジング5
内に1心タイプのジャック側フェルール1bとスリーブ
3が複数配設されて構成されている。しかしながら、か
かる多心用の光ファイバコネクタは、単心用の基本構造
体を、接続する光ファイバの数に応じて複数個設けてい
るために、光ファイバの本数が増えるに従って部品点数
が増すとともに大型化するという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題を解決する
ために、図4に示すような樹脂成型による小型の多心光
ファイバコネクタが商品化されている。かかる多心光フ
ァイバコネクタは、図3に示すように、一対の多心用樹
脂製フェルール7a、7bと、これらフェルール7a、
7bを締結するための板バネ11とを有している。多心
用樹脂製フェルールは、テープファイバ心線13が通る
穴8とテープファイバ心線13の位置決めを行うための
位置決め用ピン穴10が設けられており、互いのフェル
ールの位置決め用ピン穴10に位置決めピン9を挿入す
ることにより、テープファイバ心線の位置が決定され
る。
【0010】かかる樹脂製の多心光ファイバコネクタ
は、図5に示すような上金型17及び下金型12から構
成される金型を用いて樹脂を射出することにより製造さ
れる。図5に示すように、金型内にはテープファイバ1
3が設けられ、テープファイバ13は、上金型17内を
通過して、下金型12の保持孔14により保持されて整
列される。また、成型される樹脂製フェルールの位置決
めピン孔を形成するためのピン15が、下金型12のピ
ン孔16から空間18内に所定の寸法で突出するように
挿入されている。上金型17と下金型12を締結するこ
とによって画成される空間18内に、溶融した樹脂を射
出充填することにより、樹脂製のフェルールが成型され
る。かかる樹脂製のフェルールを製造するには、射出成
型時の樹脂の流れや収縮を考慮して高精度に金型を設計
する必要があるため、極めて高精度な加工技術が必要と
される。それゆえ、樹脂成型法を用いて高性能の多心光
ファイバコネクタを低コストで製造することが困難であ
った。また、金型内での樹脂の流れや収縮により、ファ
イバ間の位置精度が低下することもあった。かかる位置
精度の低下は、光伝送特性の低下を引き起こし、光ファ
イバコネクタとしての性能を著しく低下させていた。
【0011】ところで、本発明者らは、国際公開番号W
O00/31574において、線材の周囲に、電鋳によ
り金属を堆積させて棒状の電鋳体を形成し、電鋳体から
線材を除去することによりフェルールを製造する方法を
開示した。この方法で得られたフェルールは、内径が軸
方向において極めて均一に且つ高精度に制御されてい
る。それゆえ、電鋳によるフェルールの製造方法は前記
の成型方法に代わる方法として注目されている。
【0012】しかしながら、この方法で得られたフェル
ールを用いて多心用光ファイバコネクタを製造する場合
も、従来と同様に、接続する光ファイバの数に応じて複
数個のスリーブホルダを設ける必要があった。このた
め、光ファイバの本数が増えるに従って部品点数が増す
とともに大型化するという問題は解消されていなかっ
た。
【0013】本発明は、上記従来技術の問題を解消する
ためになされたものであり、その目的は、光ファイバが
装着された複数のフェルールを接続させることが可能な
小型の接続部品(以下、フェルールガイドという)及び
それを備える小型で部品点数の少ない光ファイバコネク
タを提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、上記小型のフェルー
ルガイドを低コストで製造するための製造方法及びその
製造に用いられる装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に従
えば、複数のフェルール同士を接続するための多心フェ
ルールガイドであって、金属により一体的に形成された
本体部を有し、上記本体部に、フェルールを挿入するた
めのフェルール挿入孔が複数形成されていることを特徴
とするフェルールガイドが提供される。
【0016】本発明のフェルールガイドは、金属により
一体的に形成された本体部を有し、本体部には単心用の
フェルール(以下、単心フェルールという)が挿入され
るフェルール挿入孔が複数形成されている。複数のフェ
ルール挿入孔は、単心フェルールの直径よりも僅かに大
きな内径を有し、それら孔の軸が互いに平行になるよう
に本体部に形成される。本体部に形成される複数のフェ
ルール挿入孔は、互いに一定の間隔で規則正しく形成さ
れていても、任意の間隔で形成されていてもよい。かか
るフェルールガイドのフェルール挿入孔の両端から、光
ファイバが装着された単心フェルールをそれぞれ挿入す
ることにより、フェルール挿入孔内でフェルールを同軸
状に整列させることができ、これにより、単心フェルー
ルに装着された光ファイバ同士を高精度に突き合わせる
ことができる。
【0017】本発明のフェルールガイドは、光ファイバ
自体を個別に結合させる多心用フェルールと異なり、光
ファイバが装着されている単心フェルール同士を個別に
結合させることができる。光ファイバ同士を接続するに
は、接続部分における反射損失を低くするため、光ファ
イバの先端を互いに突き合わせる接続、いわゆるフィジ
カルコンタクト(以下、PCという)接続が行われる。
PC接続のためには、一般に、フェルールに光ファイバ
を装填した状態でフェルールの端面を光ファイバ先端と
同時に、凸球面や斜め凸球面に研磨したり、フラット面
または斜めフラット面に研磨する加工が行われていた。
多心用フェルールの場合は、かかるPC研磨は困難であ
り光ファイバを接続したときに反射損失が高くなる恐れ
があったが、本発明のフェルールガイドは、単心フェル
ールを個別に接続するためにPC研磨したフェルールを
接続することが可能となり、低反射損失の接続を実現す
ることができる。
【0018】また、本発明のフェルールガイドは、外形
が高精度に加工されている必要はないために、例えば後
述するような電鋳法により製造する際に、線材の周囲に
堆積させる電鋳層を厳密に制御する必要性がない。その
ため、高い生産性で製造可能となり、製造コストを低減
できる。
【0019】本発明のフェルールガイドは、本体部に、
フェルール挿入孔以外に、ピン(ガイドピン)を挿入す
るためのピン孔を少なくとも2つ備えることができる。
2つのピン孔は、フェルール挿入孔の中心軸と平行で且
つ一定の間隔になるようにフェルールガイドの本体部に
形成される。ピン孔付きフェルールガイドは、例えば、
図14に示すように、光ファイバコネクタの一方のハウ
ジング60内に組み込まれる。この場合、他方のハウジ
ング64には、ピン62及び68を挿入するためのピン
孔66a、66bが形成される。一方のハウジング60
に組み込まれたフェルールガイド59のピン孔にピン6
2及び68を挿入し、ピンでハウジング60及び64を
ガイドさせつつ接続するようにすれば、それらハウジン
グ60及び64を容易に接続することが可能となるとと
もに、それぞれのハウジング60及び64にそれぞれ装
着されているフェルール61及び65をフェルールガイ
ド59のフェルール挿入孔内に確実に導くことができ
る。
【0020】上記ピンは、フェルールガイドのピン孔に
予め設けられていても良い。この場合は、一方にピン孔
を挿入するためのピン孔を形成すればよい。かかるピン
は、例えば、後述するような電鋳法によりフェルールガ
イドを製造したときに用いたピン孔形成用の線材と同じ
ものを用いることができる。あるいは、電鋳法によりフ
ェルールガイドを製造したときに、ピン孔形成用に用い
た線材を電鋳体から取り除かずにそのまま残し、それを
ピンとして形成することもできる。このように、電鋳体
に残した線材をピンとして利用する場合は、例えば、フ
ェルールガイド本体部のピン孔から線材を所定の長さ
(例えば半分程度)だけ押し出せばよい。ピンの先端
は、フェルールガイドのピン孔への挿入を容易にするた
めにテーパー状に加工しても良い。また、フェルールガ
イドに形成される2つのピン孔は互いに異なる内径で形
成することもできる。これにより、光ファイバコネクタ
の逆接続が防止されるので、所定の順序で配列されたフ
ェルール同士が反対の順序で接続されることを防止でき
る。
【0021】本発明のフェルールガイドにおいて、ピン
孔は、例えば、所定間隔で整列して形成された複数のフ
ェルール挿入孔の両側に位置するように形成され得る。
フェルール挿入孔及びピン孔を画成する壁部には、軸方
向に沿った割溝を形成し得る。あるいは、フェルール挿
入孔及びピン孔の軸に対して斜めになるように割溝が形
成されても良い。これによりフェルールのフェルール挿
入孔への着脱及びピンのピン孔への着脱が容易になる。
【0022】本発明の第2の態様に従えば、本発明の第
1の態様に従うフェルールガイドと、該フェルールガイ
ドを収容するためのハウジングとを備える光ファイバコ
ネクタが提供される。
【0023】本発明の光ファイバコネクタは、本発明の
第1の態様のフェルールガイドを備えているため、小型
で部品点数が少なく安価である。光ファイバコネクタの
ハウジングは、プラグまたはジャックとして機能し得
る。
【0024】本発明の光ファイバコネクタに組み込まれ
るフェルールガイドは、ピン孔を有するフェルールガイ
ドにし得る。かかるピン孔が形成されたフェルールガイ
ドは、前述したように、光ファイバコネクタを構成する
一対のハウジングの一方のハウジングに組み込まれる。
かかる光ファイバコネクタは、ハウジング同士の着脱が
容易であり、ピンを基準にして結合されるため、複数の
光ファイバーを所定の間隔で極めて高精度に整列させて
接続することができる。
【0025】光ファイバコネクタは、更に、電線を接続
するための電気端子を備え得る。電気端子は、既に知ら
れた電気接続端子を用いて構成することができ、例えば
ピンとソケットから構成することができる。例えば、ピ
ンとソケットは、光ファイバコネクタを構成するハウジ
ングにそれぞれ設けられ、ハウジング同士を結合したと
きにピンがソケットに収容されるように構成することが
できる。電気端子を備える光ファイバコネクタは、光通
信のみならず電気通信も同時に行うことができる。
【0026】本発明の第3の態様に従えば、複数のフェ
ルールの接続に用いられるフェルールガイドの製造方法
であって、所定の間隔で隔てられた少なくとも2本の線
材の周囲に電鋳により金属を堆積させて電鋳体を形成
し、該電鋳体から線材を除去することを含むフェルール
ガイドの製造方法が提供される。
【0027】本発明の製造方法は、本発明のフェルール
ガイドを製造するための方法として最適である。本発明
の製造方法では、まず、フェルールガイドにより接続さ
れるフェルールと同径或いは僅かに大きな径を有する複
数本の線材を互いに所定の間隔で平行になるように配列
させて、それぞれの線材の周囲に電鋳により金属を堆積
させて棒状の電鋳体を作製する。次いで、得られた棒状
の電鋳体を所望の寸法に切断した後、電鋳体内部の線材
を溶剤により除去するか、あるいは引き抜くか、押し出
すことにより取り除く。これにより、フェルールの外径
とほぼ等しい貫通孔が複数形成された電鋳体、すなわち
フェルールガイドが得られる。このような電鋳法を用い
ることにより、小型の多心フェルールガイドを低コスト
で製造することができる。また、電鋳法により得られた
金属製のフェルールガイドは、直線性が高い内孔を有す
るため、フェルールの内径の寸法精度を確保するための
研磨作業は不要である。
【0028】本発明の製造方法において、フェルール挿
入孔を形成するための線材は、断面が円形の線材を用い
ることが好ましい。線材の直径はフェルールの外径とほ
ぼ等しいか、僅かに大きいことが望ましく、接続に使用
するフェルールの外径に応じて適宜選択し得る。また、
電鋳の際に用いる線材の本数は、フェルールガイドによ
って接続されるフェルールの数に応じて適宜選択され
る。
【0029】本発明において、ピン孔付きのフェルール
ガイドを製造する場合は、金属を電着させるための線材
として、ピン孔を形成するための線材とフェルール挿入
孔を形成するための線材の2種類の線材を用いればよ
い。ピン孔形成用の線材とファイバ孔形成用の線材は、
同径であっても異なる径であっても良い。
【0030】本発明の第4の態様に従えば、複数のフェ
ルールを接続するためのフェルールガイドを電鋳により
製造するときに用いられる線材支持装置であって、少な
くとも2本の線材と、互いに対向して設けられた一対の
支持部材であって、上記線材をそれぞれ所定の間隔で互
いに平行に配列されるように支持するための支持部材と
を含むことを特徴とする装置が提供される。
【0031】本発明の装置は、本発明の第1の態様に従
うフェルールガイドを電鋳により製造する際に用いられ
る装置として有効である。線材支持装置の支持部材は、
例えば、4心用のフェルールガイドを製造する場合に
は、図11に示すように4組のロッド41a〜41dを
用いて構成し得る。4組のロッド41a〜41dは、そ
れぞれ、互いに異なる外径を有し、基板42上で対向す
るように載置される。そして、図11に示すように、例
えば、フェルール挿入孔を形成するための4本の線材3
9を、それぞれロッド41a〜41dに支持させること
により、それぞれの線材39は、基板42上で、基板4
2に対して互いに異なる間隔で平行に配列される。それ
ぞれのロッドの外径を適宜変更することによって、線材
の間隔を高精度に調整することができる。こうして所定
の間隔で平行に張られた線材は、線材整列部材により同
一面内に含まれるように整列される。かかる線材支持装
置を改良することにより、2つのピン孔を有するフェル
ールガイドを作製することができる。この場合は、ピン
孔を形成するためのピン孔用線材を別途用意して、フェ
ルール挿入孔用の線材とともにピン孔用の線材を支持部
材により支持させて電鋳を行えばよい。2心や3心、6
心のフェルールガイドを作製する場合は、線材支持装置
に、フェルール挿入孔を形成するための線材及びそれを
支持する支持部材を適宜減らしたり追加すればよい。例
えば2心フェルールガイドの場合には、2本の線材を、
互いに外径の異なる2組のロッドを用いて支持すればよ
く、6心のフェルールガイドの場合には6本の線材を、
互いに外径の異なる6組のロッドを用いて支持すればよ
い。
【0032】また、支持部材は、例えば、図12に示す
ような片面に複数の溝が所定の間隔で形成された平板か
ら構成することもできる。溝は例えばV字型やU字型に
し得る。平板に形成されたそれぞれの溝上に線材を配置
することによって、それぞれの線材を互いに平行で且つ
所定の間隔で配列させることができる。かかる支持部材
では、溝の間隔(ピッチ)を調整することによって、線
材同士の間隔を制御することができる。また、支持部材
は、平板に限らず、線材を支持する溝が形成された円柱
部材を用い得る。この場合、溝は円柱の外周に部分的に
形成されていても、周回するように形成されていても良
い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従うフェルールガ
イド及びその製造方法の実施の形態について図面を用い
て具体的に説明する。
【0034】
【実施例1】図6に、本発明に従うフェルールガイドの
例として4心用フェルールガイドの概略構成図を示し
た。また、図7には別の例として8心用フェルールガイ
ドの概略構成図を示した。図6に示す4心フェルールガ
イド19は、本体部19aに、フェルールが挿入される
フェルール挿入孔20a〜20dが形成されている。本
体部19aは、フェルール挿入孔20a〜20dと同軸
の外周部をフェルール挿入孔ごとに有している。一方、
図7に示す8心フェルール21は、角の丸い角柱形状の
本体21aを有し、本体21aには、フェルールがそれ
ぞれ挿入される8つのフェルール挿入孔22が穿孔され
ている。本体21aは、各フェルール挿入孔22と同軸
の外周部をフェルール挿入孔ごとに有している。
【0035】図6及び図7に示した多心フェルールガイ
ドは、図10に示すような電鋳装置を用いて作製され
る。電鋳装置は、電鋳浴31と、電鋳浴31内に充填さ
れた電鋳液32、電鋳浴31内に配置された陽極33及
び陰極34を備えている。陽極33は底部に設置された
ベース35の上に、陰極34を取り巻くように設けられ
ている。陰極34には、図11で示したような線材支持
装置によって張られた電鋳母型となる心線38が心線支
持治具37の上下端部の間にバネ36等で一定張力で取
り付けられている。心線38は陰極34に電気的に接続
される。線材を張るための線材支持装置については後述
する。電鋳液32は、心線38の周囲に電鋳しようとす
る金属の材質に応じて決定され、例えば、ニッケルまた
はニッケル合金等の電鋳金属を用いることができ、スル
ファミン酸ニッケル、塩化ニッケル、硫酸ニッケル等を
主成分とする水溶液が使用される。
【0036】ここで、図11に示した線材支持装置につ
いて説明する。図11に示した線材支持装置は、4心フ
ェルールガイドを電鋳するための装置であり、図11
(A)は、線材支持装置の平面図であり、図11(B)
は、図11(A)において線材39を含む面で切断した
ときの断面図である。線材支持装置101は、フェルー
ル挿入孔用線材39、基板42、ロッド41、整列用ブ
ロック44、心線ホルダ45、テンションプーリ43、
及び補助部材40a、40bを備える。ロッド41は、
径の異なる4種類のロッド41a〜41dから構成さ
れ、それぞれ基板42上に載置されている。これらロッ
ド41a〜41dの外径は、ロッド41a〜41dの順
で大きくなっている。また、図11(A)及び(B)に
示したように、最も外径の小さなロッド41aは内側に
配置され、外側に向かって順にロッド41b、41c、
41dが配置されている。
【0037】フェルール挿入孔用線材39は、それぞ
れ、図6に示したフェルールガイド19のフェルール挿
入孔20を画成するための母型であり、例えば、鉄また
はその合金、アルミニウムまたはその合金、銅またはそ
の合金などの金属線、及びこの金属線の上に薄いハンダ
メッキをしたもの、及びナイロン、ポリエステル、テフ
ロン(登録商標)などのプラスチック線から適宜選択使
用される。このうちプラスチック線の場合は、表面に導
電性の付与のためニッケル、銀などの無電解メッキが必
要となるため、導電性プラスチックを用いるのが有利で
ある。この場合、電鋳後に導電性プラスチックに通電し
て加熱すると電鋳物の引き抜き離型が容易となる。フェ
ルール挿入孔用線材39は、電鋳で得られるフェルール
ガイドのフェルール挿入孔の内径を決定するため、フェ
ルールの外径に応じて、線の太さが適宜選択される。現
時点では、外径2.5mmのフェルールや、外径1.5
mm〜0.9mmのフェルールが存在するため、フェル
ール挿入孔形成用線材もそれらフェルールの外径と同径
か、僅かに大きな径にすることができる。線は、ダイス
による押し出しや伸線による方法或いはセンタレス加工
などにより、太さと真円度と直線性の調整を実施するこ
とができる。現時点では、ステンレス線の場合には、例
えば、±0.5μm程度の誤差範囲のステンレス線材製
品が入手可能である。
【0038】フェルール挿入孔用線材39は、図11
(B)に示すように、テンションプーリ43に巻きつけ
られるとともに、ロッド41a〜41dにより支持され
た後、補助部材40a及び40bを介して固定部40c
に取り付けられる。テンションプーリ43には、図11
(B)中、下方向に所定の荷重Wがかけられ、これによ
り線材39に所定の張力を与えることができる。図11
(B)中、フェルール挿入孔用線材39のZ軸方向の間
隔は、線材を支持しているロッド41a〜41dのそれ
ぞれの外径を変更することにより高精度に調整すること
ができる。
【0039】整列用ブロック44は、線材39を、図1
1(A)中、Y軸方向において所定の力Fで挟み込むこ
とができる。これにより、線材39を、X−Z平面上に
整列させることができる。線材39は心線ホルダ45の
線材保持部45a及び45bを用いて所定の間隔を維持
したまま固定される。心線ホルダ45の線材保持部45
a及び45bには、例えば、光硬化性樹脂や熱硬化性樹
脂などの樹脂や接着剤が充填されたホルダを用いること
ができ、樹脂や接着剤で線材同士の隙間を埋めた状態で
固化させることにより線材が固定される。あるいは、心
線ホルダ45の線材保持部45a、45bとして、銅な
どの比較的軟らかい金属から形成されたクリップを用
い、かかるクリップで線材を挟みんで機械的に固定する
こともできる。
【0040】つぎに、整列ブロック44と心線ホルダ4
5の線材保持部45a(45b)との間で線材39を切
断する。このとき、心線ホルダ45の線材保持部45a
及び45bにより保持された線材は、心線ホルダ45の
拘束支持部45cにより線材の長さ方向に拘束されてい
るため、一定の張力で張られていた線材39が撓んで直
線性が損なわれることはない。こうして心線ホルダ45
により保持された線材は、図10に示した電鋳装置の心
線支持治具に装着される。
【0041】つぎに、図10に示した電鋳装置100に
よりフェルールガイドを電鋳により形成する操作を説明
する。電鋳浴31に、電鋳液32を充填した後、4〜2
0A/dm程度の電流密度になるように陽極33及び
陰極34にDC電圧を印加する。これにより線材の周囲
に電着物を成長させることができる。電鋳の終了後、支
持治具を電鋳浴31から取り出して、線材を支持装置か
ら取り外す。得られた電鋳物は、例えば、薄刃カッター
を用いて所定の長さに切断される。
【0042】フェルール孔用線材は、得られた電着物か
ら引き抜くか、加熱した酸またはアルカリ水溶液に溶か
すなどで除去することができる。これらの線材としてハ
ンダメッキの金属線を用いた場合は、金属線を加熱しな
がら引き抜けばよい。また、線材は、電着物から超硬ピ
ンなどを用いて押し出すことにより取り出すことも可能
である。この場合は、電鋳品の線材の一端を薬品で少し
溶かしてから実施するのが望ましい。選択した線材の材
料により、電鋳品の内部に存在する線材を引き抜くか、
押し出すか、あるいは薬品で溶解するかを決定すればよ
い。例えば、線材がアルミニウムまたはその合金、銅ま
たはその合金などの場合には、線材が酸またはアルカリ
水溶破に溶解しやすいため、溶解による除去が有効であ
る。溶解液として、アルミニウムまたはその合金を溶解
しつつ、電鋳金属に殆ど影響を与えない強アルカリ水溶
液が好ましい。具体的には、5〜10w/v%程度の濃
度の水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの強アルカ
リ水溶液を使用し、100±3℃程度に加熱することに
より容易に溶解除去することができる。こうして図6に
示すフェルールガイドを作製することができる。
【0043】
【実施例2】図8及び図9に、ピン孔付きのフェルール
ガイドを示す。図8に示したフェルールガイドは、ピン
を挿入するためのピン孔を備え、4個のフェルールを接
続可能な4心タイプのフェルールガイドであり、図9に
示したフェルールガイドはピン孔を備える8心タイプの
フェルールガイドである。図8に示すフェルールガイド
23は、第1円筒部23aと第2円筒部23bと、それ
ら円筒部を連結する連結部23cとから構成される。第
1円筒部23aには、大径ピン孔25が形成され、第2
円筒部23bには小径ピン孔26が形成されている。連
結部23cには、4つのフェルール挿入孔24が形成さ
れている。大径ピン孔25の内径は小径ピン孔26の内
径よりも大きくなっている。フェルールガイドの大径ピ
ン孔25及び小径ピン孔26には、それぞれ、大径ピン
と小径ピンが挿入される。これらのピンは、後述する製
造方法により得られた電鋳体からピン孔用線材を取り除
かずに電鋳体内に残しておくことにより得ることができ
る。そして、線材を所定の寸法だけ突き出すことによっ
てピンとして機能させることができる。このように、電
鋳の際に用いた線材をピンとして利用することにより部
品点数を低減することができる。
【0044】一方、図9に示すフェルールガイド27
は、第1円筒部27aと第2円筒部27bと、それら円
筒部を連結する連結部27cとから構成される。第1円
筒部27aには、大径ピン孔29が形成され、第2円筒
部27bには小径ピン孔30が形成されている。連結部
27cには、8つのフェルール挿入孔28が形成されて
いる。
【0045】つぎに、図8に示したフェルールガイドを
製造するために用いられる線材支持装置について図12
を参照して説明する。図12に示した線材支持装置20
0は、図8に示したピン孔付きの4心フェルールガイド
を電鋳により製造するための装置であり、フェルール挿
入孔用線材46、小径ピン孔用線材47、大径ピン孔用
線材48、支持板49及び心線ホルダ50を主に備え
る。フェルール孔用線材46は、図8に示したフェルー
ルガイド23のフェルール挿入孔24を画成するための
母型である。小径ピン孔用線材47及び大径ピン孔用線
材48は、それぞれ、図8のフェルールガイド23の小
径ピン孔26及び大径ピン孔25を画成するための母型
であり、小径ガイド穴用線材47は、大径ガイド用線材
48よりも直径の小さな線材を用いて構成される。
【0046】支持板49の上面には、フェルール挿入孔
用線材46を支持するための4本のV溝49aと、小径
ピン孔用線材47を支持するためのV溝49bと、大径
ピン孔用線材48を支持するためのV溝49cが形成さ
れている。V溝49aは、支持板49の表面上で、V溝
49bとV溝49cとの間に形成されている。また、V
溝49a、49b及び49cは、線材46、47及び4
8をそれぞれV溝49a、49b及び49c上に載置し
たときに、それぞれの線材の中心軸が支持板の表面と一
致するように溝深さまたは溝幅が調整されている。
【0047】また、線材46〜48は、長さ方向に所定
の張力が与えられている。線材に張力を与える方法とし
ては、例えば、バネやゴムなどの弾性部材を用いて線材
を長さ方向に引っ張る方法や、線材の一端を固定し、多
端に重りを付けて引っ張る方法を用いることができる。
【0048】所定の張力で張られた線材46〜48は心
線ホルダ50の線材保持部50a及び50bにより所定
の間隔で固定される。図12に示すように、心線ホルダ
50の線材保持部50aは、上板50a’と下板50
a”とから構成されており、上板50a’と下板50
a”とにより線材42〜44を所定の力で挟むことがで
きる。上板50a’及び下板50a”の片面には、上板
50a’及び下板50a”で線材を挟んだときにファイ
バ孔用線材が支持される凸部50dが形成されており、
これにより、互いに直径の異なる、フェルール挿入孔用
線材46とピン孔用線材47、48とを一定の圧力で挟
むことができる。なお、心線ホルダ50の線材保持部5
0bの上板と下板については図12には図示していない
が、50aと同様の構造及び機能を有する。
【0049】心線ホルダ50により線材を固定する手段
としては、図8の線材支持装置と同様に、硬化性樹脂や
接着剤などを用いることができる。硬化性樹脂や接着剤
を用いる場合は、上板50a’と下板50a”の間に樹
脂や接着剤を流し込んで固化させればよい。或いは、心
線ホルダは、上板50a’及び下板50a”を銅などの
金属を用いて構成することもでき、この場合は、上板5
0a’と下板50a”で挟んだときに、線材46〜48
を上板50a’及び下板50a”にそれぞれ埋没させて
固定することができる。
【0050】図12に示した線材支持装置200におい
て、支持板49の代わりに、所定の深さの複数の周回溝
を所定の間隔で有する円柱体を用いてもよい。この場
合、それぞれの周回溝に線材を支持させて構成すればよ
い。
【0051】図12に示すように支持された線材46〜
48は、支持板49と心線ホルダ50の線材保持部50
a(50b)との間で切断される。このとき、心線ホル
ダ50の線材保持部50a及び50bにより保持された
線材は、心線ホルダ50の拘束支持部50cにより線材
の長さ方向に拘束されているため、一定の張力で張られ
ていた線材が撓んで直線性が損なわれることはない。心
線ホルダ50により保持された線材は、図10に示した
電鋳装置の心線支持治具に装着され、実施例1と同様に
電鋳を行うことにより図8に示すフェルールガイドを得
ることができる。
【0052】この実施例では、図8に示すようなピン孔
を有するフェルールガイドを製造するために用いられる
線材支持装置として、図12に示すような線材支持装置
を用いたが、実施例1で用いた線材支持装置を改良した
線材支持装置を用いて製造することもでできる。すなわ
ち、図11に示した線材支持装置において、第1支持部
の外側に、第1支持部よりも外径の大きな第5支持部材
を配置するとともに、第4支持部の内側に第4支持部よ
りも外径の小さな第6支持部を配置し、第5支持部及び
第6支持部でピン孔形成用の線材を所定の張力で支持さ
せればよい。かかる線材支持装置を用いても図8に示す
フェルールガイドを製造することができる。
【0053】
【実施例3】つぎに、図6に示した4心用フェルールガ
イドを備える光ファイバコネクタについて説明する。図
13に、光ファイバコネクタ300の概略構成図を示
す。図13に示すように、光ファイバコネクタ300
は、光ファイバレセプタクル(ジャック)55と光ファ
イバプラグ(プラグ)58とから構成される。光ファイ
バレセプタクル55は、レセプタクルハウジング53、
フェルールガイド52及び4個の単心フェルール54と
から主に構成される。フェルールガイド52は、レセプ
タクルハウジング53内に収容されており、レセプタク
ルハウジング53内において、光ファイバプラグ58と
接続される側(図中右側)に位置付けられている。4個
の単心フェルール54は、それぞれ、レセプタクルハウ
ジング53の内部で、それら一端がフェルールガイド5
2のそれぞれのフェルール挿入孔に部分的に挿入されて
いる。一方、光ファイバプラグ58は、プラグハウジン
グ56と、4個の単心フェルール57とから主に構成さ
れる。単心フェルール57は、その他端がプラグハウジ
ング56から部分的に突出するように、プラグハウジン
グ56内において光ファイバレセプタクル55と接続さ
れる側に設けられている。プラグハウジング56及びレ
セプタクルハウジング53は、例えば、射出成型により
製造される。
【0054】図13に示すように、光ファイバレセプタ
クル55と光ファイバプラグ58を連結すると、光ファ
イバプラグ58に装着されている単心フェルールの先端
が光ファイバレセプタクル55のフェルールガイド52
のそれぞれのフェルール挿入孔に挿入される。すなわ
ち、光ファイバレセプタクル55に設けられている単心
フェルール54と、光ファイバプラグ58に設けられて
いる単心フェルール57が、フェルールガイド52のフ
ェルール挿入孔内で突き合わされ、それら単心フェルー
ルに装着されている光ファイバは互いに接続される。
【0055】
【実施例4】この実施例では、図8に示したピン孔付き
の4心用フェルールガイドを備える光ファイバコネクタ
について説明する。図14に、かかるフェルールガイド
を備える光ファイバコネクタ400の概略構成図を示
す。
【0056】図14に示すように、光ファイバコネクタ
400は、光ファイバレセプタクル63と光ファイバプ
ラグ67とから構成される。光ファイバレセプタクル6
3は、レセプタクルハウジング60、4つの単心フェル
ール61、フェルールガイド59、大径ピン62及び小
径ピン68を備える。フェルールガイド59は、レセプ
タクルハウジング60内で、光ファイバプラグと接続す
る側に位置付けられている。大径ピン62及び小径ピン
68は、それぞれ、フェルールガイド59の大径ピン孔
及び小径ピン孔に収容されて保持されている。大径ピン
62及び小径ピン68は、フェルールガイドを製造する
際に、大径ピン孔及び小径ピン孔を形成するために用い
た線材を電鋳体、すなわちフェルールガイドから除去せ
ずに残すことにより得られる。すなわち、大径ピン孔形
成用線材及び小径ピン孔形成用線材を、それぞれ、フェ
ルールガイドの大径ピン孔及び小径ピン孔から所定の長
さだけ押し出すことによって大径ピン62及び小径ピン
68として用いることができる。4つの単心フェルール
61は、その一端がフェルールガイド59のフェルール
挿入孔に個別に挿入される。
【0057】光ファイバプラグは、プラグハウジング6
4と、4つの単心フェルール65とを備える。プラグハ
ウジング64には、図14に示したように、ピン挿入孔
66a及び66bが形成されている。ピン挿入孔66a
及び66bは、光ファイバレセプタクル63と光ファイ
バプラグ67を連結したときに、光ファイバレセプタク
ル63に装着されている大径ピン62及び小径ピン68
をそれぞれ挿入することができる。
【0058】光ファイバレセプタクル63と光ファイバ
プラグ67を接続するには、光ファイバレセプタクル6
3の大径ピン62及び小径ピン68を、それぞれ、光フ
ァイバプラグ67に形成されているピン挿入孔66a及
び66bに挿入する。大径ピン62及び小径ピン68
は、互いに異なる外径で形成されているために、光ファ
イバレセプタクル63と光ファイバプラグ67が逆向き
に接続されることが防止される。また、光ファイバプラ
グ67は、光ファイバレセプタクル63のピン62及び
68にガイドされつつ光ファイバレセプタクルと接続さ
れるため、着脱が容易であり、光ファイバレセプタクル
に設けられたフェルールガイド59のフェルール挿入孔
に、光ファイバプラグ67のフェルールを個別に確実に
接続することができる。
【0059】
【実施例5】図15(A)に、図6に示すフェルールガ
イドの改良例として、フェルール挿入孔に割り溝が形成
された4心フェルールガイドを示す。図15(A)に示
したフェルールガイドは、フェルール挿入孔69を画成
する壁に、孔と連通するように割り溝71が形成されて
いる。かかる割り溝71は、例えば、電鋳により得られ
た電着物からフェルール挿入孔用の線材をそれぞれ除去
した後、フェルール挿入孔を画成する壁をNC機械工作
機によりフェルール挿入孔の軸に対して平行に切削加工
することによって形成される。割り溝は、フェルール挿
入孔の軸に対して斜めに形成することもできる。かかる
割り溝が形成されたフェルール挿入孔には、光ファイバ
ー付きの単心フェルールを極めて容易に挿入することが
できる。
【0060】また、図15(B)に示すように、ピン孔
175及び176が形成されたフェルールガイド72の
フェルール挿入孔73にも割り溝74を形成することが
できる。また、図15(B)に示したフェルールガイド
72においては、ピン孔175及び176にも割り溝を
形成することができる。ピン孔に割り溝を形成すること
によりピンを容易に装着させることが可能となる。
【0061】
【実施例6】図16には、光通信と電気通信を同時に行
うことが可能な光電気複合型のコネクタ(以下、光電気
複合コネクタという)を示す。光電気複合コネクタ50
0は、レセプタクル78とプラグ82とから構成され
る。レセプタクル78及びプラグ82は、それぞれ、光
ファイバ接続するための光コネクタ部91、93と、電
線を接続するための電気コネクタ部92、94を有して
いる。
【0062】図16に示すように、レセプタクル78
は、レセプタクルハウジング75、フェルールガイド7
4、ピン77、77’、フェルール76、レセプタクル
コンタクト(ソケット端子)76から構成される。図に
示すように、レセプタクルハウジング75の上方には、
光コネクタ部91として、フェルールガイド74、ピン
77、77’、フェルール76が設けられている。かか
るレセプタクル78の光コネクタ部91は、図14に示
す光ファイバコネクタ400のレセプタクル63と同様
の構造及び機能を有する。一方、レセプタクルハウジン
グ75の下方には、電気コネクタ部92として、4つの
レセプタクルコンタクト83が形成されている。
【0063】プラグ82は、プラグハウジング79、フ
ェルール80、ピンコンタクト(ピン端子)84から構
成される。図に示すようにプラグハウジング79の上方
には、光コネクタ部93として、フェルール80と、レ
セプタクル78に設けられているピン77及び77’が
挿入されるピン孔とが設けられている。かかるプラグ8
2の光コネクタ部93は、図14に示す光ファイバコネ
クタ400のプラグ67と同様の構造及び機能を有す
る。一方、プラグ82の下方には、電気コネクタ部94
として、4つのピンコンタクト84が形成されている。
【0064】レセプタクル78のレセプタクルコンタク
ト83及びプラグ82のピンコンタクト84には、電気
信号等を伝達するための電線等が接続される。図16に
示した光電気複合コネクタ500のレセプタクル78と
プラグ82を連結すると、ピンコンタクト84がレセプ
タクルコンタクト83に挿入される。かかる光電気複合
コネクタは、光信号とともに電気信号を伝達することが
可能である。
【0065】以上、本発明のフェルールガイド、その製
造方法、フェルールガイドを備えるコネクタについて実
施例により具体的に説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、種々の変形例及び改良例を含み得
る。上記実施例においては、4心フェルールを収容する
光ファイバコネクタについて説明したが、図6に示すよ
うな8心フェルールを用いて光ファイバコネクタを構成
することもできる。
【0066】また、フェルールガイドの本体には、フェ
ルールが挿入されるフェルール挿入孔を直線状に並ぶよ
うに形成したが、円状に並ぶように形成してもよく、本
体内でフェルール挿入孔の位置を適宜調整することが可
能である。
【0067】また、光ファイバコネクタとして、接続断
面が角形のコネクタを作製したが、丸形など任意の接続
断面形状を有する光ファイバコネクタを製造することも
できる。
【0068】また、図11に示した線材支持装置では、
4種類のロッド41a〜41dを用いたが、かかるロッ
ドの代わりに、図17に示すような第1外径部181a
〜第4外径部181dを備える多段の支持部材180を
用いることもできる。この場合は、例えば、第1外径部
181a〜第4外径部181dでフェルール挿入孔用線
材をそれぞれ支持させればよい。
【0069】
【発明の効果】本発明のフェルールガイドは、光ファイ
バが装着されている単心フェルールを同時に且つ個別に
複数接続することができるため、例えば、PC研磨後の
複数の単心フェルールを本発明のフェルールガイドを用
いて接続すれば、複数の単心フェルールにそれぞれ装着
された光ファイバを低反射損失で接続することができ
る。
【0070】本発明の光ファイバコネクタは、本発明の
フェルールガイドを用いて構成されているために極めて
小型で部品点数も少ない。それゆえ、中継用の光ファイ
バコネクタとして極めて最適である。
【0071】また、本発明の製造方法によれば、本発明
のフェルールガイドを、電鋳法により、容易に且つ安価
に製造することができる。
【0072】また、本発明の線材支持装置を用いて整列
された線材を用いて電鋳を行えば、本発明のフェルール
ガイドを容易に且つ正確に、しかも低コストで製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフェルールの断面図を示し、図1(A)
はフェルールとスリーブホルダの概略断面図であり、図
1(B)は単心タイプのフェルールの縦断面図及びその
X−X方向断面図であり、図1(C)は割り溝が形成さ
れたスリーブホルダの縦断面図及びそのX−X方向断面
図である
【図2】従来の多心光ファイバコネクタの概略断面図で
ある。
【図3】2心タイプのフェルールの縦断面図及びそのX
−X方向断面図である。
【図4】従来の樹脂成型により得られる多心光ファイバ
コネクタの概略構成図である。
【図5】図3に示した多心光ファイバコネクタを射出成
型により製造する際に用いる金型の概略構成図である。
【図6】本発明の4心用フェルールガイドの縦断面図及
び横断面図である。
【図7】本発明の8心用フェルールガイドの縦断面図及
び横断面図である。
【図8】本発明のピン孔が形成された4心用フェルール
ガイドの縦断面図及び横断面図である。
【図9】本発明のピン孔が形成された8心用フェルール
ガイドの縦断面図及び横断面図である。
【図10】本発明のフェルールガイドを製造するための
電鋳装置の概略構成図である。
【図11】本発明の線材支持装置の一具体例の概略構成
図であり、ロッドを用いて線材を支持するタイプの線材
支持装置である。
【図12】本発明の線材支持装置の図1とは別の具体例
であり、∨溝が形成された平板を用いて線材を支持する
タイプの線材支持装置である。
【図13】本発明の4心用フェルールガイドを備える光
ファイバコネクタの概略構成図である。
【図14】本発明のピン孔が形成された4心用フェルー
ルガイドを備える光ファイバコネクタの概略構成図であ
る。
【図15】フェルール挿入孔に割り溝が形成されたフェ
ルールガイドの概略断面図であり、図15(A)は4心
用フェルールガイドを示し、図15(B)はピン孔が形
成された4心用フェルールガイドを示す。
【図16】実施例6の光電気複合コネクタの概略断面図
である。
【図17】線材を支持するための支持部材の具体例であ
り、複数の外径部を有する支持部材の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1、1a、1b フェルール 2 貫通孔 2a 光ファイバ 3 スリーブ 19、23、27、52、59,72、74 フェルー
ルガイド 20、20a〜20d、24、28、69、73 フェ
ルール挿入孔 21a 本体 25、29 大径ピン孔 26、30 小径ピン孔 31 電鋳浴 32 電鋳液 33 陽極 34 陰極 35 ベース 36 バネ 37 心線支持治具 38 心線 39、 フェルール挿入孔用線材 41、41a〜41d ロッド 44 整列ブロック 45、50 心線ホルダ 49 支持板 50 心線ホルダ 53、60、75 レセプタクルハウジング 54、55、57、61、65、80 フェルール 55、63 光ファイバレセプタクル 56、64、79 プラグハウジング 58、67 光ファイバプラグ 62 大径ピン 68 小径ピン 71、74 割り溝 78 レセプタクル 82 プラグ 83 レセプタクルコンタクト 84 ピンコンタクト 91、93 光コネクタ部 92、94 電気コネクタ部 100 電鋳装置 101、200 線材支持装置 300、400 光ファイバコネクタ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフェルール同士を接続するための
    多心フェルールガイドであって、 金属により一体的に形成された本体部を有し、 上記本体部に、フェルールを挿入するためのフェルール
    挿入孔が複数形成されていることを特徴とするフェルー
    ルガイド。
  2. 【請求項2】 更に、上記本体部に、位置合わせ用の第
    1ピン及び第2ピンをそれぞれ嵌め合わせるための第1
    ピン孔及び第2ピン孔が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のフェルールガイド。
  3. 【請求項3】 上記フェルール挿入孔が、第1ピン孔と
    第2ピン孔との間にアレイ状に複数形成されていること
    を特徴とする請求項2に記載のフェルールガイド。
  4. 【請求項4】 更に、第1ピン及び第2ピンの少なくと
    も一方を備えることを特徴とする請求項2または3に記
    載のフェルールガイド。
  5. 【請求項5】 第1ピン孔と第2ピン孔の内径が互いに
    異なることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に
    記載のフェルールガイド。
  6. 【請求項6】 上記フェルール挿入孔、第1ピン孔及び
    第2ピン孔を画成している壁面に、これら孔の軸方向に
    対して平行または斜めに割り溝が形成されていることを
    特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のフェル
    ールガイド。
  7. 【請求項7】 上記本体部は、電鋳により形成され、第
    1ピン及び第2ピンは、それぞれ、電鋳によりフェルー
    ルを形成する際に用いられた線材である請求項4に記載
    のフェルールガイド。
  8. 【請求項8】 上記本体部は、上記フェルール挿入孔と
    同軸の外周部をフェルール挿入孔ごとに有することを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のフェルー
    ルガイド。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載のフェルールガイドと、 該フェルールガイドを収容するためのハウジングとを備
    える光ファイバコネクタ。
  10. 【請求項10】 上記ハウジングが、プラグ及びジャッ
    クのいずれかである請求項9に記載の光ファイバコネク
    タ。
  11. 【請求項11】 更に、電線を接続するための電気端子
    挿入孔を有することを特徴とする請求項9または10に
    記載の光ファイバコネクタ。
  12. 【請求項12】 複数のフェルールの接続に用いられる
    フェルールガイドの製造方法であって、 所定の間隔で隔てられた少なくとも2本の線材の周囲に
    電鋳により金属を堆積させて電鋳体を形成し、該電鋳体
    から線材を除去することを含むフェルールガイドの製造
    方法。
  13. 【請求項13】 上記金属が、アルミニウム、ニッケ
    ル、鉄、銅、コバルト、タングステン及びそれらの合金
    からなる群から選ばれた一種であることを特徴とする請
    求項12に記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 複数のフェルールを接続するためのフ
    ェルールガイドを電鋳により製造するときに用いられる
    線材支持装置であって、 少なくとも2本の線材と、 互いに対向して設けられた一対の支持部材であって、上
    記線材をそれぞれ所定の間隔で互いに平行に配列される
    ように支持するための支持部材とを含むことを特徴とす
    る装置。
  15. 【請求項15】 上記フェルールガイドは、2つのピン
    がそれぞれ挿入される2つのピン孔を備え、更に、2つ
    のピン孔を形成するための2本の線材と該線材を支持す
    るための支持部材とを備えることを特徴とする請求項1
    4に記載の装置。
  16. 【請求項16】 更に、上記支持部材により支持された
    線材を、同一面内に含まれるように整列させるための線
    材整列部材を備えることを特徴とする請求項14または
    15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 更に、上記支持部材が載置される基板
    を備え、上記支持部材は、上記線材を基板上で、それぞ
    れの線材が基板に対して互いに異なる間隔で平行に配列
    されるように支持することを特徴とする請求項14〜1
    6のいずれか一項に記載の装置。
  18. 【請求項18】 上記支持部材は、上記基板上に互いに
    対向して設けられた一対の円柱形状の支持部材であっ
    て、互いに同一の外径を有する第1支持部材と、 上記基板上で、一対の第1支持部材の間に互いに対向し
    て設けられた一対の支持部材であって、互いに同一の外
    径で且つ第1支持部材よりも小さな外径を有する第2支
    持部材とを少なくとも含み、 第1支持部材及び第2支持部材に上記線材がそれぞれ支
    持されていることを特徴とする請求項14に記載の装
    置。
  19. 【請求項19】 上記支持部材は、所定の間隔で形成さ
    れた複数の溝を備え、該溝に上記線材がそれぞれ支持さ
    れることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  20. 【請求項20】 上記ピン孔を形成するための線材は、
    それ以外の線材と異なる径を有することを特徴とする請
    求項15に記載の装置。
  21. 【請求項21】 更に、上記線材を所定の間隔を保持し
    たまま固定するためのホルダを備えることを特徴とする
    請求項14〜20のいずれか一項に記載の装置。
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