JP2003021649A - 盗電防止装置、盗電防止方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

盗電防止装置、盗電防止方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003021649A
JP2003021649A JP2001208990A JP2001208990A JP2003021649A JP 2003021649 A JP2003021649 A JP 2003021649A JP 2001208990 A JP2001208990 A JP 2001208990A JP 2001208990 A JP2001208990 A JP 2001208990A JP 2003021649 A JP2003021649 A JP 2003021649A
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Japan
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signal line
power
power supply
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covering member
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Application number
JP2001208990A
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English (en)
Inventor
Yutaka Haniyu
裕 羽生
Hirofumi Tayama
洋文 多山
Satoru Yoneya
悟 米家
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Kansai Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力供給ケーブルから給電負荷に直接に接続
することで電力を盗む盗電(行為)を容易に発見し、そ
れによって盗電を効率的に防止を図ること。 【解決手段】 電力を供給する電力線101と、電力線
101の外側を覆っている被覆部材102と、被覆部材
102の所定の位置に電力線101とは別に設けられた
信号線103とから構成される電力供給ケーブル100
の信号線103の一端または両端に接続され、信号線1
03に所定電圧の電源を供給する電源供給部601と、
電源供給部601によって信号線103に供給された電
源の電圧の変動を検知する電圧変動検知部602と、電
圧変動検知部602によって所定値以上の電圧の変動を
検知した場合に、異常発生情報を所定の管理センターへ
送信する送信部610を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも、電
力線と、当該電力線の外側を覆っている被覆部材とによ
って構成され、前記電力線を通じて電力を供給する電力
供給ケーブルを用いて盗電を防止する盗電防止装置、盗
電防止方法およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来技術にかかる電力供給ケ
ーブルと検針ボックスの関係を示す説明図である。図1
1において、電力供給ケーブル(電力線1101)は、
配管1660内を通って、電力量計1650を有する検
針ボックス1600へ接続されていた。検針ボックス1
600は、電力会社の検針員が屋内に入ることなく確認
できるように、屋外に設置されていた。そして、検針ボ
ックス1600を経由した電力供給ケーブル(電力線1
101)は、屋内にあるブレーカボックス1680へ接
続される。
【0003】上記従来技術では、検針ボックス1600
が屋外にあって、そこまでは配管1660内を電力供給
ケーブルが通っている。したがって、電力量計1650
の前の位置に給電負荷1670を接続することで電力量
計の目盛りを上げることなく電力を使用する、いわゆる
盗電(行為)は、毎月おこなわれる検針時に検針員の目
視により容易に知ることができた。また、配管1660
を壊して電力供給ケーブルを取り出し、ケーブルの被覆
部材を剥がして給電負荷1670を接続しなければなら
ないため、盗電をおこなうことはかなり困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近い将
来、自動検針が実現し、検針ボックスを屋外に設置する
必要が無くなった場合、電力量計1650も屋内に設置
されることが多くなると予想される。その場合は、電力
量計1650までの電力供給ケーブルは配管1660内
を通っていないことも考えられる。このような状態で
は、ケーブルの被覆部材を剥がして給電負荷1670を
接続することは容易であり、盗電がおこなわれたとして
も、盗電がおこなわれるのは屋内であり、かつ自動検針
であるために検針員の訪問がないため、盗電を検知する
ことはきわめて困難になることが予想される。
【0005】また、たとえば特開平11−108979
号公報に記載されているように、芯線のほかにパイロッ
ト線を設け、パイロット線の断線を検知して芯線の断線
あるいは断線の可能性を判断することが従来技術として
知られている。しかし、上記従来技術は、長距離ケーブ
ルの状態を監視するものであり、故意にケーブルの被覆
部材を剥がしたりする場合を想定しておらず、まして盗
電目的でケーブルの被覆部材が剥がされることを防止す
る点については考慮されていないという問題点があっ
た。
【0006】この発明は上記従来技術による問題を解決
するため、盗電を効率的に防止することが可能な電力供
給ケーブル、盗電防止装置、盗電防止方法およびその方
法をコンピュータに実行可能なプログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる盗
電防止装置は、外側が被覆部材で覆われ、検針ボックス
に引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
に、前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれ
た信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号
線に所定の物理量を供給する手段と、前記信号線に供給
されている物理量の変動を検知する検知手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、被覆
部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給していた
物理量の変動を検知することによって、信号ラインの経
路が途絶えたこと(具体的には、たとえば、信号線に触
れたり、信号線が切断されたりしたこと)を容易に認識
することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明にかかる盗電
防止装置は、請求項1に記載の発明において、さらに、
前記検知手段によって前記物理量の変動を検知した場合
に、異常発生情報を所定の管理センターへ送信する送信
手段を備えたことを特徴とする。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、被覆
部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給していた
物理量の変動を検知することによって、信号ラインの経
路が途絶えたこと(具体的には、たとえば、信号線に触
れたり、信号線が切断されたりしたこと)を認識した場
合に、異常が発生したとしてその旨を管理センターへ通
知することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明にかかる盗電
防止装置は、請求項1または2に記載の発明において、
前記異常発生情報に、前記検知手段によって物理量の変
動を検知した日時に関する情報が含まれていることを特
徴とする。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、異常
発生した日時を正確に把握することができる。
【0013】また、請求項4に記載の発明にかかる盗電
防止装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明
において、さらに、前記検知手段によって所定値以上の
物理量の変動を検知した場合に、前記電力線による電力
の供給を停止する電力停止手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、被覆
部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給していた
電源の電圧の変動を検知することによって、信号ライン
の経路が途絶えた場合(具体的には、たとえば、信号線
に触れたり、信号線が切断されたりした場合)に、電力
の供給を停止することができる。
【0015】また、請求項5に記載の発明にかかる盗電
防止装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明
において、前記信号線が、ループ状に前記被覆部材内に
埋め込まれ、信号線の両端が、検針ボックス内の利用者
が内部に手を触れることのできない箱の中で、前記検知
手段に接続されることを特徴とする。
【0016】この請求項5に記載の発明によれば、簡素
な構成で確実に盗電を認識することができる。
【0017】また、請求項6に記載の発明にかかる盗電
防止方法は、外側が被覆部材で覆われ、検針ボックスに
引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
に、前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれ
た信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号
線に所定の物理量を供給する第1工程と、前記第1工程
によって前記信号線に供給された物理量の変動を検知す
る第2工程と、前記第2工程によって物理量の変動を検
知した場合に、異常発生情報を所定の管理センターへ送
信する第3工程と、を含んだことを特徴とする。
【0018】この請求項6に記載の発明によれば、被覆
部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給していた
電源の電圧の変動を検知することによって、信号ライン
の経路が途絶えたこと(具体的には、たとえば、信号線
に触れたり、信号線が切断されたりしたこと)を容易に
認識することができる。
【0019】また、請求項7に記載の発明にかかる盗電
防止方法は、請求項6に記載の発明において、前記異常
発生情報には、物理量の変動を検知した日時に関する情
報が含まれていることを特徴とする。
【0020】この請求項7に記載の発明によれば、異常
発生した日時を正確に把握することができる。
【0021】また、請求項8に記載の発明にかかる盗電
防止方法は、外側が被覆部材で覆われ、検針ボックスに
引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内に
前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれた信
号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号線に
所定の物理量を供給する第1工程と、前記第1工程によ
って前記信号線に供給された物理量の変動を検知する第
2工程と、前記第2工程によって物理量の変動を検知し
た場合に、前記電力線による電力の供給を停止する第3
工程と、を含んだことを特徴とする。
【0022】この請求項8に記載の発明によれば、被覆
部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給していた
電源の電圧の変動を検知することによって、信号ライン
の経路が途絶えたこと(具体的には、たとえば、信号線
に触れたり、信号線が切断されたりしたこと)を認識し
た場合に、電力の供給を停止することができる。
【0023】また、請求項9に記載の発明にかかるプロ
グラムによれば、前記請求項6〜8のいずれか一つに記
載された方法がコンピュータあるいはコンピュータを内
蔵した盗電防止装置によって実行することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる盗電防止装置、盗電防止方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施
の形態を詳細に説明する。
【0025】電力供給ケーブルの構造:まず、この発明
の本実施の形態にかかる盗電防止装置において用いる電
力供給ケーブルの構造について説明する。図1〜図4
は、この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケーブル
の構造を示す説明図である。
【0026】図1において、電力供給ケーブル100
は、その中心部分に電力線101があり、電力線101
の外側を絶縁材料によって構成される被覆部材102が
覆っている。さらに、この発明の本実施の形態にかかる
電力供給ケーブル100は、被覆部材102の任意の位
置に信号線103が被覆部材102に埋め込むように設
けられている。この信号線103は、電力線101に平
行に設けられており、電力線101とは絶縁されてい
る。信号線103は、微弱な電流を流すことが可能であ
ればよく、その太さは、電力線101と比較すると細く
て足りる。
【0027】信号線103は、後述する信号線短絡処理
部650で短絡処理をするため、通常は1本の電力供給
ケーブル100において偶数本設けられる。図1におい
ては、信号線103aおよび103bの2本が、電力線
101を挟んで対象の位置に設けられている。これに対
して、図2では、信号線103aおよび103bのほ
か、それらの信号線103aおよび103bの間であっ
て電力線101を挟んで対称の位置に別の信号線103
cおよび103dが設けられている。
【0028】図3は、ペア線によって構成される電力供
給用ケーブルである。ペア線を用いる場合であっても同
様に、被覆部材102の任意の位置に信号線103aお
よび103bを埋め込むようにすればよい。また、図4
は、さらにアース線104を有する電力供給用ケーブル
である。アース線104を有していてもやはり同様に、
被覆部材102の任意の位置に信号線103aおよび1
03bを配置する。
【0029】このように、盗電をする際に電力供給用ケ
ーブル100を任意の位置(検針ボックスに到達する前
の位置)で切断した場合には、必ず信号線103も同時
に切断してしまうことになる。また、電力供給用ケーブ
ル100を切断せずに電力線101をむき出しにして給
電負荷を接続する場合であっても、被覆部材102をは
ぎ取る場合に高い蓋然性で信号線103に接触したり、
傷つけたり、あるいは切断してしまう。したがって、盗
電行為がおこなわれた際に、信号線103に供給してい
る電圧の変動が生じることになる。
【0030】なお、被覆部材102に埋められる信号線
103の位置は任意に設定することができる。これは、
被覆部材102をはぎ取って電力線101をむき出しに
する際に、信号線103を切断せざるを得ない場所、本
数を任意に設定すればよく、その明確な位置については
特に限定しない。
【0031】電力供給ケーブル・盗電防止装置の構成の
一例:つぎに、この発明の本実施の形態にかかる電力供
給ケーブルと盗電防止装置の構成について説明する。図
5は、この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケーブ
ルと盗電防止装置の設置の一例を示す説明図である。
【0032】図5において、500は盗電防止装置であ
り、利用者が内部に手を触れることのできない箱を有し
ている。電力供給ケーブル100は、ケーブル用に設け
られたケーブル用穴501を通して、上記箱の内部に引
き込まれ、箱の内部で被覆部材が剥がされる。したがっ
て、利用者は盗電防止装置500の内部では盗電のため
に給電負荷を接続できないように構成されている。
【0033】また、図6は、この発明の本実施の形態に
かかる電力供給ケーブルと盗電防止装置の構成を示す説
明図である。図6において、600は検針ボックスであ
り、検針ボックスの中に盗電防止装置が内蔵されてい
る。電力線101aおよび101bは屋外では配管66
0内に納められている。また、たとえば配管660の端
部には信号線短絡処理部650が設置されている。ま
た、検針ボックス600を経由した電力線101aおよ
び101bには給電負荷670が接続されている。
【0034】盗電防止装置500内には、電源供給部6
01と、電圧変動検知部602と、記憶部603と、信
号線の一端(103b)が接続されているグランド61
1と、信号線103aと接続するための信号線接続端子
612と、信号線103と接続するための信号線接続端
子613と、から構成される。また、検針ボックス60
0には、盗電防止装置500のほかに、送信部610を
備えている。
【0035】また、信号線短絡処理部650には、電力
線101aおよび101bの接続をおこなう電力線接続
端子651と、信号線103の短絡部分を接続する信号
線接続端子652a、652bと、短絡処理をする際に
必要に応じて挿入する抵抗653と、から構成される。
このように信号線103を短絡処理することで、信号線
103はループ状態を形成し、信号線102の両端61
2および613は、検針ボックス600内の利用者が内
部に手を触れることのできない箱としての盗電防止装置
500の中で、検知手段としての電圧変動検知部602
に接続されることになる。
【0036】ここで、電源供給部601は、信号線10
3の一端(103a)に接続され信号線103に対し
て、所定の電源を供給する。なお、供給する電源は、電
力線101から供給を受けるようにしてもよい。信号線
103は、電源供給部601に接続された一端と反対側
がグランド611に接続されているので、電源供給部6
01から安定した電源が供給されれば、一定の電圧を保
つようになる。
【0037】電圧変動検知部602は、電源供給部60
1から信号線103へ供給された電源の電圧を監視し、
その電圧の変動を検知する。具体的には、あらかじめ記
憶している所定値と検出した電圧とを比較して、検出し
た電圧が上記所定値よりも下がった(または上がった)
場合に、電圧の変動があったとして異常発生情報を生成
する。また、電圧変動検知部602は、図示を省略する
タイマーを備えており、電圧の変動があった時の日時に
関する情報を取得し、異常発生情報に日時に関する情報
を含めることもできる。
【0038】記憶部603は、電圧変動検知部602に
よって異常発生情報が生成された場合に、その異常発生
情報を記憶する。具体的には不揮発性のメモリによって
構成され、電力の供給がなくてもデータが保存される。
これは、異常発生情報を送信部610によって管理セン
ターへ送信する際に、送信不能な場合にその異常発生情
報に関するデータを保存し、送信が可能な状態になった
場合に保存(記憶)した異常発生情報を送信部610に
よって管理センターへ送信する。
【0039】また、記憶部603は、異常発生情報が管
理センターへ送信されたか否かに関わらず、異常発生情
報に関するデータを記憶するようにしてもよい。また、
日時に関する情報をあわせて記憶するのは、いつ盗電行
為がおこなわれ、どのくらいの期間、不法に電力を使用
したかを特定するためである。
【0040】信号線103aと接続するための信号線接
続端子612と、信号線103と接続するための信号線
接続端子613と、が盗電防止装置内に設けられている
のは、信号線接続端子の部分を容易に操作できないよう
にするためである。また、信号線短絡処理部650にお
いては、配管660による配線と配管660の端部から
先のたとえば屋内配線を接続するための電力線接続端子
651を設けるとともに、信号線103の短絡処理のあ
わせておこなう。したがって、信号線短絡処理部650
は、外部から容易に操作することができないような位置
に配置するのが望ましい。
【0041】また、検針ボックス600に備えられた送
信部610は、盗電防止装置500内に設けられた電圧
変動検知部602および記憶部603と接続されてお
り、電圧変動検知部602において生成されたあるいは
記憶部603に記憶された異常発生情報をあらかじめ定
められた管理センターへ送信する。送信部610は、有
線による送信も考えられるが、一般的には無線通信によ
って管理センターへ異常発生情報を送信する。また、送
信部610は、検針ボックス600によって検針された
電力用に関する情報や、電力供給の異常に関する情報も
あわせて管理センターへ送信する。さらに、送信部61
0は、以下に説明する携帯型情報端末装置がその機能を
実現するようにしてもよい。したがって、携帯型情報端
末装置は、検針データを送信するデータ通信機能を有
し、また、検針日時以外は、携行して使用することがで
きる。
【0042】携帯型情報端末装置の構成:つぎに、この
発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置に接続される
携帯型情報端末装置の構成について説明する。図7は、
この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置に接続さ
れるPHSなどの携帯型情報端末装置の構成を示す説明
図である。700は、このPHS610a全体の動作を
制御する制御部であり、具体的にはCPUなどにより実
現される。
【0043】701は、制御部700により実行される
プログラムや各種データなどを格納する記憶部であり、
具体的にはROMやRAMなどにより実現される。この
記憶部701に保持されるデータには、少なくともこの
PHS610aの購入時すなわち電話会社との契約時に
契約者が選定した電話番号、すなわち自局番号と、通常
4桁の数値である暗証番号とが含まれる。
【0044】702は、液晶ディスプレイなどからなる
表示部であり、703は、数字ボタンや十字キーなどか
らなる操作部である。また、704は、後述する基地局
通信部706から入力した電気信号を音声に変換して出
力するスピーカであり、705は電気信号に変換した話
者音声を基地局通信部706に対して出力するマイクで
ある。
【0045】706は、図示を省略する基地局との無線
通信をおこなう基地局通信部であり、音声・文書・画像
などの各種データを送受信する。また、707は盗電防
止装置500との通信をおこなう盗電防止装置接続部で
あり、異常発生情報や検針情報などを送受信する。
【0046】盗電防止装置の動作手順の一例:つぎに、
この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置の動作手
順について説明する。図8は、この発明の本実施の形態
にかかる盗電防止装置の動作手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【0047】図8のフローチャートにおいて、まず、電
源供給部601から信号線103へ電源の供給が開始さ
れる(ステップS801)。これによって、盗電(行
為)の監視が開始される。そして、電圧変動があった
か、すなわち電圧変動検知部602が電圧変動を検知し
たか否かを判断する(ステップS802)。ここで、通
常、盗電(行為)がなければ電圧の変動が起こらないた
め、この状態が保持される。そして、盗電(行為)がお
こなわれた場合は、上述のとおり電圧変動が生じ、その
場合(ステップS802:Yes)は、電圧変動があっ
た日時を取得する(ステップS803)。これは、電圧
変動検知部602内の設けられた図示を省略するタイマ
ーから取得してもよく、また、送信部610として機能
する携帯型情報端末装置610aが備えているタイマー
を用いてもよい。
【0048】つぎに、取得した日時情報も含めて、異常
発生情報を作成する(ステップS804)。具体的に
は、どの様な電圧の変動があったかに関する情報を含ん
でいる。つぎに、異常発生情報の送信が可能か否かを判
断する(ステップS805)。送信が可能か否かは、た
とえば、送信部610として機能する携帯型情報端末装
置610aが所定の位置にセットされていない場合や、
送信部610が通信中である場合が考えられる。
【0049】ここで、送信可能な場合(ステップS80
5:Yes)は、異常発生情報を送信する(ステップS
806)。つぎに、ステップS806における送信処理
が失敗したか否かを判断する(ステップS807)。そ
して、送信が失敗した場合(ステップS807:Ye
s)または、ステップS805において通信が可能でな
い場合(ステップS805:No)は、ともにステップ
S808へ移行し、ここで、すでに同様の内容の異常発
生情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS
808)。
【0050】そして、異常発生情報が記憶されていない
場合(ステップS808:No)のみ、異常発生情報を
記憶部603あるいはPHS610aの所定の記憶領域
に記憶し(ステップS809)、その後、所定時間が経
過するのを待って(たとえば、数時間後、あるいは数日
後)、所定時間が経過した場合(ステップS810:Y
es)は、ステップS805へ戻って、再び送信可能か
否かを判断する。その後、ステップS807において、
失敗しなかった場合、無事に送信処理が完了した場合
(ステップS807:No)は、一連の処理を終了す
る。
【0051】電力供給ケーブル・盗電防止装置の構成の
別の一例:つぎに、この発明の本実施の形態にかかる電
力供給ケーブルと盗電防止装置の別の構成について説明
する。図9は、この発明の本実施の形態にかかる電力供
給ケーブルと盗電防止装置の構成の別の一例を示す説明
図である。図6においては、電圧変動検知部602が電
圧の変動を検知すると、異常発生情報を送信するかある
いは記憶するようにしたが、それでは、対応として不十
分な場合が考えられる。
【0052】たとえば、携帯型情報端末装置610aが
利用者によって携行されるなどして、検針ボックス60
0と切り離されている場合に、異常発生信号を管理セン
ターへ送信することができない場合、あるいは通信障害
などによって送信エラーとなってしまう場合などであ
る。そのため、図9においては、信号線短絡処理部65
0内に電力供給停止制御部901を設けて、電圧変動検
知部602からの異常発生情報を受信するようにした。
【0053】そして、この電力供給停止制御部901
は、電圧変動検知部602からの異常発生情報を受信す
ると、電力線101を切断するよう制御して、屋内への
電力の供給を停止する。電力供給停止制御部901は、
異常発生情報を受信した後、直ちに電力の供給を停止す
るようにしてもよく、また、図示を省略するが、電力供
給停止制御部901内または外部にタイマーを備え、そ
のタイマーによって異常発生信号を受信してから所定時
間経過したか否かを判断し、所定時間経過後に電力の供
給を停止するようにしてもよい。また、電圧変動検知部
602が、内部タイマーまたは外部タイマーによって電
圧変動が起こってから、所定時間経過後に、電力供給停
止制御部901へ異常発生信号を送信するようにしても
よい。
【0054】これによって、盗電(行為)があって、管
理センターへの通知が遅れた場合でも、被害を最小限に
食い止めることができる。また、図9においては、電圧
変動検知部602と電力供給停止制御部901との間を
有線で接続したが、無線によって接続するようにしても
よい。
【0055】盗電防止装置の動作手順の一例:つぎに、
この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置の動作手
順の別の一例について説明する。図10は、この発明の
本実施の形態にかかる盗電防止装置の動作手順の別の一
例を示すフローチャートである。なお、図10のフロー
チャートにおいて、ステップS1001〜ステップS1
007までは、図8に示したステップS801〜ステッ
プS807と同様の内容であるのでその説明は省略す
る。
【0056】ステップS1005において送信できない
場合(ステップS1005:No)またはステップS1
007において送信が失敗した場合(ステップS100
7:Yes)は、つぎに、ステップS1008へ移行
し、異常発生(電圧の変動)から所定時間が経過してい
るか否かを判断する(ステップS1008)。所定時間
は任意に設定することができる。また、利用者ごと異な
る時間を設定するようにしてもよい。
【0057】そして、所定時間が未だ経過していない場
合(ステップS1008:No)は、何もせずにステッ
プS1010へ移行する。一方、所定時間が経過してい
る場合(ステップS1008:Yes)は、電力供給停
止制御部901によって電力の供給が停止される(ステ
ップS1009)。その後、ステップS1010へ移行
する。
【0058】ステップS1010〜ステップS1012
は、図8に示したステップS808〜ステップS810
と同様の内容であるのでその説明は省略する。このよう
に、異常発生情報を管理センターに送信できなかった場
合、あるいは送信できた場合であっても所定時間経過し
た場合に、供給電力を停止するので、盗電による被害を
最小限に食い止めることができる。
【0059】また、電力供給停止制御部901を設ける
代わりに、ブレーカをリモートOFFし、電源を落とし
たり、検針ボックス600内でその電力供給停止の制御
をおこなうようにしてもよい。そうすることで、逆に利
用者からの苦情による現地調査で、盗電の事実を確認す
ることができる。
【0060】また、一旦、(停電−電源喪失時に)ケー
ブルを完全切断した後、再度、信号線も含めて接合し、
その後に復電した場合は、あたかも正常の状態であり、
検知できない。そこで、一旦切断したら簡単に接続でき
ない構造を採用するようにするとより効果的である。
【0061】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、盗電の目的で電力供給ケーブル100を切断したり
傷つけたりすると、電力供給ケーブル100の被覆部材
102の所定の位置に埋め込んである信号線103が切
断したり、信号線103に接触することになり、それに
よって、信号線103に供給している電源の電圧は変動
する。その電圧の変動を検知して異常発生情報を管理セ
ンターへ送信したり、電力供給を停止したりすることが
できるので、効率的に盗電(行為)を発見することがで
きる。
【0062】また、上記盗電防止のための処理を施すと
ともに、盗電防止策をおこなっている旨をたとえばシー
ル(銘板)などで積極的にアナウンスすることによっ
て、盗電行為を抑制することも可能である。
【0063】また、電圧変動検知部602は、信号線1
03における電圧の変動を検知しているが、電圧の変動
ではなく、電流の変動を検知するようにしてもよい。す
なわち、信号線103の断線によって、電流が流れなく
なることを検知しても、電圧の変動を検知するのと同様
の効果が得られることになる。さらに、信号線103と
して光ファイバーを用い、信号線の断線によって光の受
信ができなくなることを検知しても、同様の効果を得る
ことができることは勿論である。また、光ケーブルによ
る光信号検知などの特殊な方式をとることによって、光
ファイバーの切断後の復元を難易化することもできる。
【0064】なお、本実施の形態における盗電防止方法
は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能な
プログラムであってもよく、またそのプログラムをパー
ソナルコンピュータやマイクロコンピュータなどのコン
ピュータで実行することによって実現される。このプロ
グラムは、HD(ハードディスク)、FD(フロッピー
(登録商標)ディスク)、CD−ROM、MO、DVD
などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録さ
れ、コンピュータによって記録媒体から読み出されるこ
とによって実行される。また、このプログラムは、イン
ターネットなどのネットワークを介して配布することが
可能な伝送媒体であってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、外側が被覆部材で覆われ、検針ボックスに
引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
に、前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれ
た信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号
線に所定の物理量を供給する手段と、前記信号線に供給
されている物理量の変動を検知する検知手段と、を備え
たため、被覆部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に
供給していた物理量の変動を検知することによって、信
号ラインの経路が途絶えたこと(具体的には、たとえ
ば、信号線に触れたり、信号線が切断されたりしたこ
と)を容易に認識することができ、これによって、盗電
行為を容易に認識することができ、盗電を効率的に防止
することが可能となるという効果を奏する。
【0066】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、さらに、前記検知手段に
よって前記物理量の変動を検知した場合に、異常発生情
報を所定の管理センターへ送信する送信手段を備えたた
め、被覆部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供給
していた物理量の変動を検知することによって、信号ラ
インの経路が途絶えたこと(具体的には、たとえば、信
号線に触れたり、信号線が切断されたりしたこと)を認
識した場合に、異常が発生したとしてその旨を管理セン
ターへ通知することができ、これによって、盗電行為を
容易に認識することができ、盗電を効率的に防止するこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0067】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、前記異常発生情
報に、前記検知手段によって物理量の変動を検知した日
時に関する情報が含まれているため、異常発生した日時
を正確に把握することができ、これによって、盗電行為
を容易に認識することができ、盗電を効率的に防止する
ことが可能となるという効果を奏する。
【0068】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、前記検知手段によって所定値以上の物理量の変動を
検知した場合に、前記電力線による電力の供給を停止す
る電力停止手段を備えたため、被覆部材の所定の位置に
埋め込まれた信号線に供給していた電源の電圧の変動を
検知することによって、信号ラインの経路が途絶えた場
合(具体的には、たとえば、信号線に触れたり、信号線
が切断されたりした場合)に、電力の供給を停止するこ
とができ、これによって、盗電行為を容易に認識するこ
とができ、盗電を効率的に防止することが可能となると
いう効果を奏する。
【0069】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記
信号線が、ループ状に前記被覆部材内に埋め込まれ、信
号線の両端が、検針ボックス内の利用者が内部に手を触
れることのできない箱の中で、前記検知手段に接続され
るため、簡素な構成で確実に盗電を認識することがで
き、これによって、盗電行為を容易に認識することがで
き、盗電を効率的に防止することが可能となるという効
果を奏する。
【0070】また、請求項6に記載の発明によれば、外
側が被覆部材で覆われ、検針ボックスに引き込まれる電
力線と、当該電力線の前記被覆部材内に、前記電力線と
並行に所定の長さに渡って埋め込まれた信号線とから構
成される電力供給ケーブルの前記信号線に所定の物理量
を供給する第1工程と、前記第1工程によって前記信号
線に供給された物理量の変動を検知する第2工程と、前
記第2工程によって物理量の変動を検知した場合に、異
常発生情報を所定の管理センターへ送信する第3工程
と、を含むため、被覆部材の所定の位置に埋め込まれた
信号線に供給していた電源の電圧の変動を検知すること
によって、信号ラインの経路が途絶えたこと(具体的に
は、たとえば、信号線に触れたり、信号線が切断された
りしたこと)を容易に認識することができ、これによっ
て、盗電行為を容易に認識することができ、盗電を効率
的に防止することが可能となるという効果を奏する。
【0071】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項6に記載の発明において、前記異常発生情報には、
物理量の変動を検知した日時に関する情報が含まれてい
るため、異常発生した日時を正確に把握することがで
き、これによって、盗電行為を容易に認識することがで
き、盗電を効率的に防止することが可能となるという効
果を奏する。
【0072】また、請求項8に記載の発明によれば、外
側が被覆部材で覆われ、検針ボックスに引き込まれる電
力線と、当該電力線の前記被覆部材内に前記電力線と並
行に所定の長さに渡って埋め込まれた信号線とから構成
される電力供給ケーブルの前記信号線に所定の物理量を
供給する第1工程と、前記第1工程によって前記信号線
に供給された物理量の変動を検知する第2工程と、前記
第2工程によって物理量の変動を検知した場合に、前記
電力線による電力の供給を停止する第3工程と、を含む
ため、被覆部材の所定の位置に埋め込まれた信号線に供
給していた電源の電圧の変動を検知することによって、
信号ラインの経路が途絶えた場合(具体的には、たとえ
ば、信号線に触れたり、信号線が切断されたりした場
合)に、電力の供給を停止することができ、これによっ
て、盗電行為を容易に認識することができ、盗電を効率
的に防止することが可能となるという効果を奏する。
【0073】また、請求項9に記載の発明によれば、前
記請求項6〜8のいずれか一つに記載された方法をコン
ピュータに実行させることが可能なプログラムが得られ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケー
ブルの構造を示す説明図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる別の電力供給
ケーブルの構造を示す説明図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる別の電力供給
ケーブルの構造を示す説明図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる別の電力供給
ケーブルの構造を示す説明図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケー
ブルと盗電防止装置の設置の一例を示す説明図である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケー
ブルと盗電防止装置の構成の一例を示す説明図である。
【図7】この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置
に接続される携帯型情報処理装置(PHS)の構成を示
す説明図である。
【図8】この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装置
の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】この発明の本実施の形態にかかる電力供給ケー
ブルと盗電防止装置の構成の別の一例を示す説明図であ
る。
【図10】この発明の本実施の形態にかかる盗電防止装
置の動作手順の別の一例を示すフローチャートである。
【図11】従来技術にかかる電力供給ケーブルと検針ボ
ックスの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
100 電力供給ケーブル 101 電力線 102 被覆部材 103 信号線 104 アース線 500 盗電防止装置 600 検針ボックス 601 電源供給部 602 電圧変動検知部 603 記憶部 610 送信部 610a 携帯型情報端末装置(PHS) 611 グランド 612,613,652 信号線接続端子 650 信号線短絡処理部 651 電力線接続端子 653 抵抗 660 配管 670 給電負荷 700 制御部 701 記憶部 702 表示部 703 操作部 704 スピーカ 705 マイク 706 基地局通信部 707 盗電防止装置接続部 901 電力供給停止制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多山 洋文 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 米家 悟 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA09 AB02 AB12 CC08 GG01 GG04 GG08 5C084 AA03 AA09 BB40 CC19 DD01 EE02 EE10 FF05 FF26 GG07 GG09 GG43 GG52 GG68 HH02 HH10 HH13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側が被覆部材で覆われ、検針ボックス
    に引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
    に、前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれ
    た信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号
    線に所定の物理量を供給する手段と、 前記信号線に供給されている物理量の変動を検知する検
    知手段と、 を備えたことを特徴とする盗電防止装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記検知手段によって前記物理
    量の変動を検知した場合に、異常発生情報を所定の管理
    センターへ送信する送信手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の盗電防止装置。
  3. 【請求項3】 前記異常発生情報には、前記検知手段に
    よって物理量の変動を検知した日時に関する情報が含ま
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の盗
    電防止装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記検知手段によって所定値以
    上の物理量の変動を検知した場合に、前記電力線による
    電力の供給を停止する電力停止手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の盗電防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記信号線は、ループ状に前記被覆部材
    内に埋め込まれ、信号線の両端は、検針ボックス内の利
    用者が内部に手を触れることのできない箱の中で、前記
    検知手段に接続されることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一つに記載の盗電防止装置。
  6. 【請求項6】 外側が被覆部材で覆われ、検針ボックス
    に引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
    に、前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれ
    た信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号
    線に所定の物理量を供給する第1工程と、 前記第1工程によって前記信号線に供給された物理量の
    変動を検知する第2工程と、 前記第2工程によって物理量の変動を検知した場合に、
    異常発生情報を所定の管理センターへ送信する第3工程
    と、 を含んだことを特徴とする盗電防止方法。
  7. 【請求項7】 前記異常発生情報には、物理量の変動を
    検知した日時に関する情報が含まれていることを特徴と
    する請求項6に記載の盗電防止方法。
  8. 【請求項8】 外側が被覆部材で覆われ、検針ボックス
    に引き込まれる電力線と、当該電力線の前記被覆部材内
    に前記電力線と並行に所定の長さに渡って埋め込まれた
    信号線とから構成される電力供給ケーブルの前記信号線
    に所定の物理量を供給する第1工程と、 前記第1工程によって前記信号線に供給された物理量の
    変動を検知する第2工程と、 前記第2工程によって物理量の変動を検知した場合に、
    前記電力線による電力の供給を停止する第3工程と、 を含んだことを特徴とする盗電防止方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項6〜8のいずれか一つに記載
    された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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