JPH04177155A - 構造物破壊検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、構造物、建造物の亀裂・破壊の発生を検出す
る検出装置に関し、特に、キャッシュサービス装置・貴
金属収納箱等の破壊検出又は建築物の亀裂を検出する構
造物破壊検出装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の構造物破壊検出装置では、貴金属収納箱等の構造
物を設置している建築物の床、壁等に設けられていた。

そしてその装置内部には、温度センサ等を基本とする電
子回路が設けられ、構造物の破壊動作の検出が行われて
いた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の構造物破壊検出装置では、装置内部に装備されて
いる温度センサを基本とする電子回路が、機械的破壊動
作又はガスバーナ等による高温破壊により、機能がスト
ップする場合が多かった。このため、装置の筐体を強化
する必要があった。しかし、筐体の強化には限界があり
、また、新聞等で報道されているように、装置の設置場
所から運び出されて盗難に合う恐れもあった。

本発明の目的は、このような欠点を解消し、貴金属収納
箱等の内壁に埋め込んだ配線網の、断線又は短絡状態を
、その収納箱の外部に設置した検出回路により検出し、
構造と回路の両面からの組み合わせにより、従来装置の
欠点である装置内部の電子回路の破壊を防ぎ、安定した
回路動作で確実に貴金属収納箱等の破壊を検出する構造
物破壊検出装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の構造物破壊検出装置は、 構造物内部に一体として組み込まれた絶縁基板上に、導
体より成る閉回路・開回路を複数形成した閉回路配線網
及び開回路配線網と、 前記閉回路配線網の断線を検出する第１の検出回路と、 前記開回路配線網の短絡を検出する第２の検出回路と、 前記第１及び第２の検出回路からの検出信号の論理和を
演算し、閉回路配線網又は開回路配線網の構造物破壊に
よる断線又は短絡を伝えるオア論理回路とを備える。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例ムこついて図面を参照して説明す
る。

第１図は、本発明の一実施例を示す回路プロ。

り図、第２図は、本実施例の閉回路配線網、開回路配線
網の検出部分の回路図であり、（ａ）は閉回路配線網の
検出部分、（ｂ）は開回路配線網の検出部分であり、第
３図は、本実施例の閉回路配線網及び開回路配線網であ
る。

この構造物破壊検出装置は、閉回路配線網１−１〜ｌ−
ｎ　と、これらの配線網と対応する検出回路２−１〜２
−ｎと、開回路配線網３−１〜３−ｎと、これらの配線
網と対応する検出回路４−１〜４−ｎと、オア論理回路
５と、検出メモリラッチ部６とから成る。

閉回路配線Ｗ１１−１〜１−ｎ、開回路配線網３−１〜
３−ｎは、絶縁基板（ガラス基板）上に設けられ、この
絶縁基板が貴金属展示箱等の内部に埋め込まれる。そし
て、亀裂、刃物の先端の圧力等により断線又は短絡され
る。

検出回路２−１〜２−ｎ、　４−１〜４−ｎは、閉回路
配線網１−１〜１−ｎ、開回路配線ｙＪ３−１〜３−ｎ
からの断線又は短絡を検出し、オア（ＯＲ）論理回路５
に伝える。閉回路配線網１−１〜１−〇、開回路配線網
３−１〜３−ｎ、検出回路２−１〜２−ｎ、４−１〜４
−ｎの、各々、１つずつの具体的回路を示したのが第２
図（ａ）、　（ｂ）、第３図である。

第２図（ａ）が閉回路配線網の検出部分であり、ベース
駆動用抵抗Ｒ１，Ｒｚと、コレクタ抵抗Ｒ１と、トラン
ジスタＴｒｌから成る。電源Ｖ。、とアース間には、ベ
ース駆動用抵抗Ｒ１，Ｒｚが直列に接続され、これらの
抵抗の中間点にトランジスタＴｒ＋のベースが接続され
ている。トランジスタＴ　Ｉ”　ｌのエミッタは、ベー
ス駆動抵抗Ｒ２のアース側と接続され、コレクタは、コ
レクタ抵抗Ｒ２を介して電源ＶＣＣと接続されている。

また、トランジスタＴｒ１のコレクタ及びコレクタ抵抗
Ｒ１の一端が出力端子ＯＵＴ、と接続されている。閉回
路配線回路網１は、ベース駆動用抵抗Ｒ２の両端に接続
されている。この閉回路配線網１の詳細を示したのが第
３図の回路図である。

第２図（ｂ）が開回路配線網の検出部分であり、ベース
駆動用抵抗Ｒ，，Ｒ６，Ｒ，と、コレクタ抵抗Ｒ７と、
トランジスタＴ１□から成る。電源ＶＣＣとアース間に
は、ベース駆動用抵抗Ｒ，，Ｒ，，Ｒ，が直列に接続さ
れ、トランジスタＴｒＺのベースは、ベース駆動用抵抗
Ｒｓ、Ｒｈの接続点と接続され、エミッタは、ベース駆
動用抵抗Ｒ６のアース側と接続されている。トランジス
タＴｒ２のコレクタは、コレクタ抵抗Ｒ１を介して電源
ＶＣＣと接続され、そのコレクタとコレクタ抵抗Ｒ１の
接続点が出力端子０ＵＴ２と接続されている。開回路配
線網３は、ベース駆動用抵抗Ｒ３の両端と接続されてい
る。

開回路配線網３の詳細を示したのが、第３図の回路図で
ある。

オア論理回路５は、検出回路２〜１〜２−ｎ、　４−１
〜４−ｎからの駆動信号の論理和をとり、検出ラッチメ
モリ部６に送出する。

検出ランチメモリ部６は、オア論理回路５からの信号を
保持する。

第４図は、本実施例の閉回路配線網、開回路配線網の具
体的な実装を示した斜視図、第５図は、本実施例の装置
全体を示す斜視図である。

第２図、第３図で示した閉回路配線回路網１゜開回路配
線網３は、例えば、第４図で示すように、ガラス基板（
絶縁基板）４０上に凹状の溝を設け、この溝に透明導体
を配線することにより製造される。もちろん、−枚のガ
ラス基板４０上には、閉回路配線網１．開回路配線網３
が混在して設けられている。凹状の溝がガラス基板４０
上に設けられていることにより、外部応力を集中させ、
周辺の配線網の断線を確実にする。また、刃物等により
切断された場合は、配線網が短絡して信号を伝達する。

第４図で示した閉回路配線網１．開回路配線網３が組み
込まれたガラス基板４０は、第５図で示すように、貴金
属展示箱５０の内壁に設けられ、コネクタ５１．多芯ケ
ーブル５２．コネクタ５３を介して、電子回路部５４と
接続される。この電子回路部５４には、第１図で示した
検出回路２−１〜２−ｎ、　４−１〜４−ｎ。

オア論理回路５．検出ラッチメモリ部６が収納され、電
子回路５４は、壁の内部に設けられる。したかって、外
的加重、熱、振動に強い。また、閉回路配線網が多芯ケ
ーブル５２を通過して電子回路部５４と接続されている
ため、多芯ケーブル５２の切断も検出できる。

次に、本実施例の動作について、第１図〜第６図を参照
して説明する。貴金属展示箱５ｏに強い外的加重が加わ
ると、この箱内のガラス基板４ｏが力を受け、閉回路配
線網が断線する。断線すると、この断線がコネクタ５１
．多芯ケーブル５２．コネクタ５３を介して電子回路５
４の検出回路、例えば検出回路２−１（第１図）に伝わ
る。一方、検出回路１−１では、第２図（ａ）で示すよ
うに、通常は、閉回路配線網１でベース駆動用抵抗Ｒ２
及びトランジスタＴｒ１のベース−エミッタ間が゛短絡
され、出力端子ＯＵＴ、がＬ（ボルトの電圧値となって
いる。

閉回路配線′ｌｌｌ１が断線すると、ベース駆動用抵抗
Ｒ２の短絡がなくなり、ｖｘ　（ＲＺ／　（ＲＩ＋Ｒ２
））の電圧がトランジスタＴｒ＋のベース−エミッタ間
に加えられ、トランジスタＴｒ＋がオンする。トランジ
スタＴ　ｒ　ｌがオンすると、出力端子ＯＵＴ、がアー
ス電位となり、検出回路２−１からオア論理回路５に“
断線”の信号が伝達される。オア論理回路５は、検出回
路２−１からの信号の論理和を算出し、その結果を検出
ラッチメモリ部６に送出する。

検出ラッチメモリ部６は、受けた信号を保持するととも
に、盗難用の警報装置に信号を伝える。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、貴金属収納箱等が外的破
壊を受けた場合、開回路配線網又は閉回路配線網によっ
て断線又は短絡の２つの作用を電子回路で検出すること
により、確実に検出できる効果がある。また、構成が単
純であることがら、安価に製造でき、誤動作の確率も極
めて低く、高い信幀性をもつ効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す回路ブロック図、 第２回及び第３図は、第１図の閉回路検出部。 開回路検出部の具体例を示す回路図、 第４図は、第１図の閉回路配線網、開回路配線網を絶縁
基板に組み込んだ斜視図、 第５図は、第１図の装置全体の斜視図である。 １−１〜１−ｎ　　・・・閉回路配線網２−１〜２−ｎ
、　４−１〜４−ｎ　　・・−検出回路３−１〜３−ｎ
　　・・・開回路配線網５・・・・・・・オア論理回路 代理人　弁理士　　岩　佐　　義　幸 １−１〜ｌ−ｎ−開回路＆！＃！網 ３−１〜３−ｎ、開ロ銘配Ｓ網 芽ｊ図 兜２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）構造物内部に一体として組み込まれた絶縁基板上
   に、導体より成る閉回路・開回路を複数形成した閉回路
   配線網及び開回路配線網と、 前記閉回路配線網の断線を検出する第１の検出回路と、 前記開回路配線網の短絡を検出する第２の検出回路と、 前記第１及び第２の検出回路からの検出信号の論理和を
   演算し、閉回路配線網又は開回路配線網の構造物破壊に
   よる断線又は短絡を伝えるオア論理回路とを備える構造
   物破壊検出装置。