JP2003021514A - 測量機械用の機械高測定装置とそれを用いた測量機械、及び測量機械の機械高測定方法 - Google Patents

測量機械用の機械高測定装置とそれを用いた測量機械、及び測量機械の機械高測定方法

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JP2003021514A
JP2003021514A JP2001206772A JP2001206772A JP2003021514A JP 2003021514 A JP2003021514 A JP 2003021514A JP 2001206772 A JP2001206772 A JP 2001206772A JP 2001206772 A JP2001206772 A JP 2001206772A JP 2003021514 A JP2003021514 A JP 2003021514A
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optical path
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Kuniaki Yoshitomi
▲邦▼明 吉富
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DAIWA CONSUL KK
Kyushu TLO Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、経験や専門性がそれほど必要でな
く、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易且つ正確に
測定できる測定機械用の機械高測定装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】本発明の測量機械用の機械高測定装置は、
レーザー光を照射するとともに反射してきたレーザー光
を受光して光路距離を算出するレーザー距離測定部2
と、レーザー距離測定部2から照射されたレーザー光を
測定基準点Pの方向へ向けるとともに反射されたレーザ
ー光をレーザー距離測定部2の方向へ向けて、測定機械
の光学的求心機構の光軸とレーザー光の往復光路の一部
を接近させる直角プリズム12を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トータルステーシ
ョン等の距離と角度の測定が可能な測量機械の機械高を
測定する機械高測定装置と、それを用いた測量機械、及
び測量機械の機械高測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測定対象までの距離と角度の測定
が可能な測量機械にはトータルステーションやEDMセ
オドライト等があり、電子技術が駆使されて操作盤から
の入力により水平距離や、比高、斜距離、測定対象の3
次元座標等を瞬時に出力し、ディスプレー上に表示した
り、プリントアウトすることができる。従って、このよ
うな測量機械を使用すれば、測量者の負担を軽くしなが
ら、比較的簡単に3次元地形のデータベース等を構築す
ることができるものである。
【0003】しかし、このトータルステーション等の測
量機械で3次元地形等の座標を測定するためには、前提
として測定を行う測量機械の機械高を知ることが必要に
なる。すなわち、測量は、測定基準点上にこの測定装置
を置き、回動自在に取付けられた望遠鏡の視準方向を定
めて測定するが、測量機械は三脚に載った状態で測定す
るため、垂直方向の座標は地上からの視準位置の高さ、
すなわち機械高が相対的な座標に対して考慮されなけれ
ばならないことが理由である。従って、この機械高を入
力すれば直ちに3次元地形データベースを作成すること
ができる。
【0004】ところで、測量機械の機械高の測定方法と
して従来提案されている方法を大別すると、概ね (1)巻尺や定規を使って、測量測定基準点から三脚上
の機械中心までの距離を測定する方法、(2)測量機械
の望遠鏡に反射ミラーを取付け、測量機械の真下の測量
測定基準点を視準し、測量機械の中心から反射ミラーま
での距離と望遠鏡の回転角度から機械高を算出する方
法、(3)測量機械の下方の地上に所定の距離だけ離し
たターゲットを置きそれぞれのターゲットに光線を照射
したときの光線のなす角度とターゲット間の距離から機
械高を算出する方法、の3つの方法に分かれる。図4は
従来の機械高測定方法(2)を行う測量機械の全体図、
図5は従来の機械高測定方法(3)を行う測量機械の全
体図である。
【0005】従来の機械高測定方法(2)は、例えば特
開平10−206152号公報等で提案されているもの
で、図4に示すように測量機械の望遠鏡40の先端に反
射ミラーユニットを取付け、反射ミラーユニットに、光
軸に対し角度θだけ傾斜して反射ミラー41を取付ける
ものである。そして、望遠鏡40から反射ミラー41を
介して基点Pを視準したときの望遠鏡の振り角γを、測
量機械の内部に設けた測角器によって測定する。このよ
うにして得た角度θ、振り角γ、測量機械の中心Oから
反射ミラー41までの距離aとから、三角法を用いて機
械高Hを求める方法である。
【0006】また、従来の機械高測定方法(3)は、例
えば特開平11−304466号公報等で提案されてい
るもので、図5に示すように既知の長さLだけ離隔した
2測定基準点P,Cを有する基準尺42を、その一方の
測定基準点Pを測量機械の水平軸中心の鉛直下方に位置
させた測点に一致させて地表に設置し、この基準尺42
の設置状態における水平方向からの傾斜角γを求めると
ともに、高度角測定装置により水平方向と基準尺の一方
の測定基準点Cとの俯角βとを検出し、これらの長さ
L、傾斜角γ、俯角βを用いて、機械高Hを演算するも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の機械
高測定方法(1)の巻尺や定規で測量測定基準点から機
械中心まで測定する方法は、不正確であるだけでなく、
上端と下端の両端を別の測定者が保持して測定しなけれ
ばならず、人手が必要で非効率な方法であった。
【0008】また、特開平10−206152号公報等
で提案されている機械高測定方法(2)は、反射ミラー
41を使って基点Pを視準したときの望遠鏡40の振り
角γを測定するのは専門性を要求されるものであり、振
り角γは小さく、比較的大きな誤差が生じるものであっ
た。作業量が増すため、測量を繰り返す作業者にとって
は負担の大きい方法であった。
【0009】また、特開平11−304466号公報等
で提案されている従来の機械高測定方法(3)は、所定
の距離だけ離したターゲットとして基準尺42を測点に
一致させておく必要があり、この操作はなかなか面倒で
あり、技術を要すものであった。作業量が増すため、屋
外を歩き回って測量を繰り返す作業者にとってはこの操
作は負担が大きかった。演算は三角関数の計算を行う必
要があり、基準尺の一方の測定基準点が測点に一致して
いない場合の演算はきわめて複雑なものとなる。こうし
たことから誤差が避けられない方法であった。
【0010】そこで、本発明は、経験や専門性がそれほ
ど必要でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易
且つ正確に測定できる測定機械用の機械高測定装置を提
供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、経験や専門性がそれほど
必要でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易且
つ正確に測定できる測量機械を提供することを目的とす
る。
【0012】さらに、本発明は、経験や専門性がそれほ
ど必要でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易
且つ正確に測定できる測量機械の機械高測定方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の測量機械用の機械高測定装置は、レーザー
光を照射するとともに反射してきたレーザー光を受光し
て光路距離を算出するレーザー距離測定部と、レーザー
距離測定部から照射されたレーザー光を測定基準点の方
向へ向けるとともに反射されたレーザー光をレーザー距
離測定部の方向へ向けて、測定機械の光学的求心機構の
光軸とレーザー光の往復光路の一部を接近させる光路回
転部を備えたことを特徴とする。
【0014】これにより、経験や専門性がそれほど必要
でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易且つ正
確に測定できる。
【0015】本発明の測量機械は、光学的求心機構を備
え、三脚上に載置されて測定対象までの距離と角度を測
定できる測量機械であって、上述の測量機械用の機械高
測定装置が設けられ、該機械高測定装置によって機械高
が測定されることを特徴とする。
【0016】これにより、経験や専門性がそれほど必要
でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易且つ正
確に測定できる。
【0017】また、本発明の測量機械の機械高測定方法
は、レーザー光を照射するレーザー距離測定部から反射
部までのレーザー光の往復光路の一部を、測量機械の光
学的求心機構の光軸に対して平行且つ接近させて設け、
基準となる基準面で機械高の測定とこのときのレーザー
距離測定部による光路距離の算出を行うとともに、測量
現場でのレーザー距離測定部による光路距離の算出を行
い、該測量現場における機械高の変動をレーザー距離測
定部による光路距離の変動として算出して測量現場の機
械高を測定することを特徴とする。
【0018】これにより、経験や専門性がそれほど必要
でなく、作業負担が軽く、測量者が一人でも容易且つ正
確に測定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
レーザー光を照射するとともに反射してきたレーザー光
を受光して光路距離を算出するレーザー距離測定部と、
レーザー距離測定部から照射されたレーザー光を測定基
準点の方向へ向けるとともに反射されたレーザー光をレ
ーザー距離測定部の方向へ向けて、測定機械の光学的求
心機構の光軸とレーザー光の往復光路の一部を接近させ
る光路回転部を備えたことを特徴とする測量機械用の機
械高測定装置であるから、レーザー距離測定部によって
測定した光路距離の変動が機械高の変動として算出する
ことができ、レーザー光によって光路距離を測るだけで
あるため、容易且つ正確に測定できる。本明細書におい
て光路距離というのは、距離測定部から照射されたレー
ザー光が反射板で反射されて再び戻る距離の半分のこと
を意味する。同様に、接近というのは、測定基準点及び
少し離して設置されたレーザー照射点の位置で、両点の
高さに差があるが、測定上、これがまだ測定誤差内とし
て許容できるような距離の範囲に収まるように上記の光
軸と往復光路を近づけることを意味する。
【0020】本発明の請求項2記載の発明は、レーザー
光を反射するための反射部を備え、該反射部が、光学的
求心機構によって位置合わせを行う測定基準点と重なっ
たもしくは接近した位置のレーザー照射点に設置される
ことを特徴とする請求項1記載の測量機械用の機械高測
定装置であるから、レーザー光の往復光路は光学的求心
機構の光軸に接近した位置関係となり、反射レーザー光
は光学的求心機構の光軸に平行もしくは略平行に逆行し
てレーザー受光部に入射し、レーザー距離測定部によっ
て測定した光路距離の変動が機械高の変動として算出で
きる。また、反射部を設けたため反射レーザー光の強度
を適切な値に調節でき、レーザー光によって光路距離を
測るだけであるから、容易且つ正確に測定できる。
【0021】本発明の請求項3記載の発明は、光学的求
心機構の光軸と光路回転部から反射部までのレーザー光
の光路が平行且つ接近して設けられ、機械高の変動をレ
ーザー距離測定部による光路距離の変動として算出する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の測量機械用
の機械高測定装置であるから、光学的求心機構の光軸と
光路回転部から反射部間のレーザー光の光路が平行且つ
接近して設けられているため、正確に機械高の変動を算
出することができる。なお、平行且つ接近というのは、
平行関係にあって近距離にあるもののほか、互いに僅少
角のねじれの関係(略平行の関係)で光軸と光路間の距
離が最短距離となるものを含む意味である。
【0022】本発明の請求項4記載の発明は、距離演算
部が、測量機械の機械高Hを次式で算出することを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の測量機械用の機
械高測定装置( H=H1+S2−S1 ここで、H1は基準と
する基準面で測定した機械高、S1はこの機械高H1を測
定したときの距離演算部の光路距離、S2は測量現場で
測定した光路距離 )であるから、基準とする基準面で
機械と光路距離を正確に測っておけば、単純な加減算を
行うだけで正確に機械高の変動を算出することができ
る。
【0023】本発明の請求項5記載の発明は、測定機械
の台座に設けられた予備の光学的求心機構取付け部に装
着されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の測量機械用の機械高測定装置であるから、測定機械
の台座の予備の光学的求心機構取付け部を利用して機械
高測定装置を装着することができ、既存の測定機械に対
しても外付けすることで簡単且つ容易に機械高を測定す
ることができる。
【0024】本発明の請求項6記載の発明は、レーザー
距離測定部には、光路回転部を介して反射部に向けてレ
ーザー光を照射できる発光部と、光路回転部を介して反
射部で反射されたレーザー光を受光する受光部と、照射
するレーザー光と受光したレーザー光の位相差から距離
を算出する距離演算部が設けられていることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載の測量機械用の機械高
測定装置であるから、簡単な構成で光路距離を正確に算
出することができる。
【0025】本発明の請求項7記載の発明は、光学的求
心機構を備え、三脚上に載置されて測定対象までの距離
と角度を測定できる測量機械であって、光学的求心機構
の光軸と、反射部と光路回転部との間のレーザー光の往
復光路を光軸と平行且つ接近させて請求項1〜6のいず
れかの測量機械用の機械高測定装置が設けられ、該機械
高測定装置によって機械高が測定されることを特徴とす
る測量機械であるから、光学的求心機構の光軸と光路回
転部から反射部間のレーザー光の光路が平行且つ接近し
て設けられているため、正確に機械高の変動を算出する
ことができる。
【0026】本発明の請求項8記載の発明は、請求項7
記載の測量機械がデータレコーダを備えたトータルステ
ーションであって、機械高測定装置の測定した機械高が
トータルデコーダに入力されることを特徴とする測量機
械であるから、電子化されたトータルステーションのデ
ータレコーダに測定した機械高をそのまま自動的に入力
することができ、3次元地形のデータベースを構築する
ことが可能となる。
【0027】本発明の請求項9記載の発明は、レーザー
光を照射するレーザー距離測定部から反射部までのレー
ザー光の往復光路の一部を、測量機械の光学的求心機構
の光軸に対して接近させて設け、基準となる基準面で機
械高の測定を行うとともにレーザー距離測定部によって
このときの光路距離の算出を行い、さらに測量現場でレ
ーザー距離測定部による光路距離の算出を行って、該測
量現場における機械高の変動をレーザー距離測定部によ
る光路距離の変動として算出して測量現場の機械高を測
定することを特徴とする測量機械の機械高測定方法であ
るから、基準とする基準面で機械と光路距離を正確に測
っておけば、機械高の変動を算出することができる。
【0028】本発明の請求項10記載の発明は、レーザ
ー光の往復光路の一部を、測量機械の光学的求心機構の
光軸に対して平行に設けたことを特徴とする請求項9記
載の測量機械の機械高測定方法であるから、正確に機械
高の変動を算出することができる。
【0029】本発明の請求項11記載の発明は、機械高
Hを、次式で算出することを特徴とする請求項9または
10に記載の測量機械用の機械高測定装置( H=H1+S
2−S1 ここで、H1は基準とする基準面で測定した機械
高、S1はこの機械高H1を測定したときの距離演算部の
光路距離、S2は測量現場で測定した光路距離 )であ
るから、基準とする基準面で機械と光路距離を正確に測
っておけば、単純な加減算を行うだけで正確に機械高の
変動を算出することができる。 (実施の形態1)以下、本発明における実施の形態1に
おける測量機械用の機械高測定装置とそれを用いた測量
機械、及び測量機械の機械高測定方法について説明す
る。図1は本発明の実施の形態1における測量機械用の
機械高測定装置を取付けた測量機械の全体図、図2は本
発明の実施の形態1における測量機械用の機械高測定装
置の構成図、図3(a)は本発明の実施の形態1におけ
る測量機械用の機械高測定装置の測定原理を示す基準状
態図、図3(b)は本発明の実施の形態1における測量
機械用の機械高測定装置の測定原理を示す測定現場の状
態図である。
【0030】図1において、1は測定対象までの距離と
角度の測定が可能なトータルステーション(実施の形態
1における本発明の測量機械)、2はトータルステーシ
ョン1に装着されレーザー光を照射するとともに反射し
てきたレーザー光を受光して光路距離を算出する機械高
測定装置、2aは機械高測定装置2のレーザー距離測定
部、3は三脚である。レーザー光としては、目への安全
に配慮してJIS6802のクラス1またはクラス2の
レーザー光を利用する。4はトータルステーション1の
望遠鏡、5は測量のための測定基準点Pの求心を行う求
心望遠鏡(実施の形態1における本発明の光学的求心機
構)、6は求心望遠鏡5がトータルステーション1の本
体側面から覗き込めるようにするための求心用直角プリ
ズム、7は光軸を確保するための貫通筒である。そし
て、8はトータルステーション1を載置する台座、9は
トータルステーション1の整準を行うために台座8に3箇
所設けられた整準機構である。10は、台座8に設けら
れた求心望遠鏡5の予備の取付け部(実施の形態1にお
ける本発明の光学的求心機構取付け部)であり、機械高
測定装置2を外付けで装着することができる。なお、取
付け部10に機械高測定装置2を装着するのでなく、ト
ータルステーション1に機械高測定装置2を内蔵させて
一体構造の測量機械とするのでもよい。なお、図1にお
いて、「O」は望遠鏡4の機械中心(視準位置)、
「P」は測定基準点を示し、「H」は機械高さを示して
いる。
【0031】11は距離計測のために測定基準点Pに置
かれるレーザー反射部(実施の形態1における本発明の
反射部)である。レーザー反射部11は、コーナーキュ
ーブまたは赤色反射板等のレーザー光専用反射板等で構
成され、レーザー光の光路距離の変動を機械高Hの変動
として算出することができる。レーザー反射光の強度が
受光部にとって適切な強度であれば、レーザー反射部1
1を用いないで測定をすることも可能ではあるが、測定
基準点Pの反射率が大きすぎても小さすぎても機械高測
定装置2は正常に動作しないため、レーザー反射部11
を設けるのがよい。通常、地表の測定基準点Pからの反
射光量は微弱であるため、測定基準点Pの近傍のレーザ
ー照射点上に適当な強さのレーザー光を反射するレーザ
ー反射部11をおくことにより受光量を適当な値に調節
できる。なお、レーザー光の受光量は機械高Hが変化し
ても大きく変化しない。実施の形態1のレーザー距離測
定部2aからの往復光路は、レーザー照射点までの往路
の光軸と、レーザー照射点からの復路の光軸が一般のレ
ーザー距離計と同様に、ごく僅かずれた光路で反射され
るようになっている。
【0032】12は機械高測定装置2から照射されたレ
ーザー光をレーザー反射部11の方向へ向けるとともに
このレーザー反射部11で反射されたレーザー光を機械
高測定装置2の方向へ向ける直角プリズム(実施の形態1
における本発明の光路回転部)、12aはプリズム支持
部である。直角プリズム12は機械高測定装置2から筒
状に延長されたプリズム支持部12aに保持される。プ
リズム支持部12aの先端には貫通筒7にレーザー光を
出射できるように開口が設けられている。なお、光路回
転部としては、プリズムに代えて、光路を回転させるこ
とが可能な反射板等で代替できる。
【0033】ところで、直角プリズムはトータルステー
ションの光学的求心機構の光軸に近接して配置する必要
があるため、光軸を確保することから貫通筒7の光学的
開口面積を狭めることになってしまう。その結果、求心
望遠鏡5の視野が若干暗くなる。そこで、求心操作する
とき視野の明るさが下がるのを抑えるため、直角プリズ
ムの大きさは貫通筒7の光学的開口面積の半分以下にし
ている。これにより、求心望遠鏡5の視野の明るさが下
がるのが半分程度ですみ、求心操作に際して支障が生じ
ることがない。
【0034】次に、本実施の形態1における測量機械用
のレーザー距離測定部2aの構成について説明する。図
2において、21は直角プリズム12を介して反射部1
1に向けてレーザー光を照射できる半導体レーザー(実
施の形態1における本発明の発光部)、22は直角プリ
ズム12を介してレーザー反射部11で反射されたレー
ザー光を受光するフォトダイオード(実施の形態1にお
ける本発明の受光部)、23,24はコンデンサレン
ズ、23a,24aはレーザー光を導く光ファイバ、2
5は入出用プリズム、26は対物レンズである。半導体
レーザー21はJIS6802のクラス1またはクラス
2のレーザー光を発振する。また、対物レンズ26は、
遠距離からのレーザー反射光を効果的に集め受光するた
め直径の大きな(開口の大きな)レンズを使用してい
る。対物レンズ26を経て直角プリズム12で90°回
転されたレーザー光は反射部11のレーザー反射部11
で反射され、再び直角プリズム12で90°回転された
後、入出用プリズム25でフォトダイオード22に送ら
れる。27は半導体レーザー21を駆動するドライバ、
28は水晶発振器等の基準のクロックを発生する時計手
段である。29は時計手段28から送られたクロックを
分周して所定の周波数の駆動電流をつくる変調回路、3
0は電源である。また、31はフォトダイオード22で
受光されたパルスを増幅するアンプ、32はアンプ31
からの出力からサンプルホールドしてAD変換する検出
回路、33は検出回路32の出力と変調回路29の出力
とからレーザー光の位相差を演算し、光路距離を算出す
る距離演算部である。距離演算部33では、実測した光
路の半分を光路距離として算出する。そして、34は制
御手段、35はメモリである。制御手段34はマイクロ
プロセッサ等で構成され、メモリ35からプログラムを
ロードすることにより、各制御機能手段として機能す
る。メモリ35には、後述する光路距離の変動を計算す
るためのデータや基準面での機械高のデータを格納する
ことができ、距離演算部33がこれらのデータに基づい
て機械高Hを計算する。距離演算部33で演算された結
果は、制御手段34によってメモリ35に格納される
が、必要に応じて図示しないインターフェースを介して
トータルステーション1に装備されたトータルデコーダ
(図示しない)に出力される。このとき、トータルステ
ーション1の測定結果に機械高Hが直ちに反映され、自
動的に3次元地形のデータベースを構築することが可能
となる。なお、機械高測定装置2の構成は、レーザー光
を使用して距離を計測するものであれば、上記構成に限
られないのはいうまでもない。
【0035】以下、本実施の形態1の機械高測定装置の
機械高Hを正確に測定する原理について以下説明する。
測定機械の機械高Hは測定現場の設置状況に応じて変動
がある。この変動を考慮した測定を行おうと思えば、測
定現場ごとに直接それぞれの機械中心Oと測定基準点P
の位置を一致させて、高さを実測する必要がある。しか
し、本発明は機械中心Oと測定基準点Pの距離を実測す
るのではなく、基準の状態における正確な機械高Hの実
測値と、測定現場ごとに距離の変動相当分をレーザー光
を用いて実測し、測定し易い光路距離を測定して、直接
高さを測定しないというところに特徴がある。
【0036】すなわち、図3(a)に示すように、基準
の状態となる基準面で機械中心Oと測定基準点Pの位置
を一致させて、機械高H1を巻尺または定規等で正確に
実測する。このときの機械高測定装置が測定した光路距
離S1は、水平距離S1aと垂直距離S1bの和になる。 S1=S1a+S1b 次に、図3(b)に示すように、測定現場で機械高測定
装置によって光路距離S2を測定すると、光路距離S2は
水平距離S2aと垂直距離S2bの和となる。 S2=S2a+S2b 測定現場ごとの変動高さΔHは、 ΔH=H−H1 ΔH=S2b−S1b 従って、H=H1+S2b−S1bであり、S1a=S2aであ
るから、 H=H1+ΔH =H1+S2b−S1b =H1+S2−S1 が得られる。
【0037】これは、機械高Hの変動相当分ΔHが基準
状態の光路距離と、測定現場の光路距離の差(S2−S
1)で正確に測定できることを示している。本実施の形
態1では、レーザー反射部11は測量基準点Pに接近ま
たは重ねて置かれ、直角プリズム12を用いているの
で、求心望遠鏡5の光軸の高さである機械高Hが正確に
測定現場の光路距離の差となる。
【0038】しかし、レーザー反射部11と測量基準点
Pが接近しておれば、僅少なねじれ角をもつねじれの関
係(略平行)であっても、光路距離は正確に算出が可能
である。この場合、直角プリズム12でなく別の所定角
度の回転を加えることになる。例えば、取付けの都合上
直角以外の角度で回転させなければならない場合等であ
る。もちろん、測定基準点Pからレーザー反射部11が
離れ、2つの高さに差が出てきて誤差内に収まらず無視
できなくなるような位置になれば、略平行といっても許
容範囲を超える。測定基準点Pとレーザー照射点の高さ
がほぼ一致していることがこの測定方法の前提だからで
ある。本実施の形態1においては、予備の取付け部10
にレーザー距離測定部2aを設置しているが、求心操作
に対して大きな影響(視野の明るさ)を及ぼさないよう
に、積極的にこのねじれの関係を用いるのが好適であ
る。
【0039】ここで、本実施の形態1の機械高測定装置
を使用するときの手順と動作について説明する。図1に
示すように、トータルステーション1の求心望遠鏡5の
予備の取付け部10に機械高測定装置を装着する。機械
高測定装置が内蔵されたトータルステーション1の場合
にはそのまま用いる。先ず、基準となる基準面で機械中
心Oと測定基準点Pの位置を一致させて位置合わせを行
う。求心望遠鏡5の視野の中心が測定基準点Pと重なっ
たとき、機械高H1とそのときの光路距離S1を実測す
る。
【0040】すなわち、別途用意した別の定規等で正確
に機械高H1を実測すると同時に、機械高測定装置2を動
作させて光路距離S1を測定する。機械高測定装置2か
ら発せられたレーザー光は直角プリズム12を経由して
求心望遠鏡5の光軸に平行に放射され、測定基準点P上
に照射される。レーザー光はレーザー照射点上に置いた
レーザー反射部11によって反射され、復路を逆行し、
再び直角プリズム12を経由して機械高測定装置2のフ
ォトダイオード22に入射する。この経路の半分の距離
S1が距離演算部33から出力される。これらは図示し
ない操作パネルからメモリ35に記憶される。
【0041】続いて、トータルステーション1を測量現
場に移動し、機械中心Oと測定基準点Pの位置を求心望
遠鏡5で一致させ、この状態で機械高測定装置を操作
し、このときの光路距離S2を測定する。このデータも
メモリ35に記憶され、距離演算部33がこれらのデー
タに基づいて機械高を計算する。距離演算部33で演算
された結果は、メモリ35に格納されるが、トータルス
テーション1に装備されたトータルデコーダに出力さ
れ、機械高がトータルステーション1に記録されること
になる。なお、このとき距離演算部33等はトータルス
テーション1のデータ処理部を構成することになる。ト
ータルステーション1にはLCD等のディスプレーが設
けられているので、ディスプレーにこの機械高を反映し
た水平距離や、比高、斜距離、測定対象の3次元座標等
を瞬時に表示したり、接続したプリンターによりこれら
をプリントアウトすることができる。これにより、機械
高の確認をすることができる。
【0042】以上説明したように、本実施の形態1の機
械高測定装置は、トータルステーション1の機械高H
を、求心望遠鏡5を用いて機械高測定装置2によって容
易かつ正確に測定でき、データレコーダに自動的に記録
することが可能である。また、本機械高測定装置を外付
けするが、台座8に設けられた求心望遠鏡5の予備の取
付け部を利用するため、求心視野は直角プリズム12を
入れた分だけ暗くなるが、明るさの低下はほんのわずか
であり、事実上求心機構の光学系を障害するものとはな
らない。
【0043】また、従来、トータルステーション1を測
定基準点Pに設置する際に、振り下げを用いてトータル
ステーション1が測定基準点Pの鉛直上方にくるよう位
置決めを行っていたが、本実施の形態1では、光学的求
心機構の光軸に沿って機械高測定装置2からのレーザー
光が放射されるから、レーザー光の照射点を目印にしな
がらトータルステーション1を測定基準点Pの鉛直上方
に設置することが可能になる。従って、従来のような振
り下げを用いることが不要になり、作業の能率向上が著
しい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の測量機械用の機械高測定装置は、レー
ザー距離測定部と、測定機械の光学的求心機構の光軸と
レーザー光の往復光路の一部を接近させる光路回転部を
備えたから、レーザー距離測定部によって測定した光路
距離の変動が機械高の変動として算出することができ、
レーザー光によって光路距離を測るだけであるため、容
易且つ正確に測定できる。
【0045】本発明の請求項2記載の測量機械用の機械
高測定装置は、反射部が測定基準点と重なったもしくは
接近した位置のレーザー照射点に設置されるから、レー
ザー光の往復光路は光学的求心機構の光軸に接近した位
置関係となり、反射レーザー光は光学的求心機構の光軸
に平行もしくは略平行に逆行してレーザー受光部に入射
し、レーザー距離測定部によって測定した光路距離の変
動が機械高の変動として算出できる。また、反射部を設
けたため反射レーザー光の強度を適切な値に調節でき、
レーザー光によって光路距離を測るだけであるから、容
易且つ正確に測定できる。
【0046】本発明の請求項3記載の測量機械用の機械
高測定装置は、光学的求心機構の光軸と光路回転部から
反射部までのレーザー光の光路が平行且つ接近して設け
られ、機械高の変動をレーザー距離測定部による光路距
離の変動として算出するから、光学的求心機構の光軸と
光路回転部から反射部間のレーザー光の光路が平行且つ
接近して設けられているため、正確に機械高の変動を算
出することができる。
【0047】本発明の請求項4記載の測量機械用の機械
高測定装置は、距離演算部が、測量機械の機械高HをH=H
1+S2−S1( H1は基準とする基準面で測定した機械
高、S1はこの機械高H1を測定したときの距離演算部の
光路距離、S2は測量現場で測定した光路距離 )で算
出するから、基準とする基準面で機械と光路距離を正確
に測っておけば、単純な加減算を行うだけで正確に機械
高の変動を算出することができる。
【0048】本発明の請求項5記載の測量機械用の機械
高測定装置は、測定機械の台座に設けられた予備の光学
的求心機構取付け部に装着されることを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載の測量機械用の機械高測定装
置であるから、測定機械の台座の予備の光学的求心機構
取付け部を利用して機械高測定装置を装着することがで
き、既存の測定機械に対しても外付けすることで簡単且
つ容易に機械高を測定することができる。
【0049】本発明の請求項6記載の測量機械用の機械
高測定装置は、レーザー距離測定部には、レーザー光を
照射できる発光部と、反射されたレーザー光を受光する
受光部と、照射するレーザー光と受光したレーザー光の
位相差から距離を算出する距離演算部が設けられている
から、簡単な構成で光路距離を正確に算出することがで
きる。
【0050】本発明の請求項7記載の測量機械は、上述
の測量機械用の機械高測定装置を設けたから、光学的求
心機構の光軸と光路回転部から反射部間のレーザー光の
光路が平行且つ接近して設けられているため、正確に機
械高の変動を算出することができる。
【0051】本発明の請求項8記載の測量機械は、請求
項7記載の測量機械がデータレコーダを備えたトータル
ステーションであるから、電子化されたトータルステー
ションのデータレコーダに測定した機械高をそのまま自
動的に入力することができ、3次元地形のデータベース
を構築することが可能となる。
【0052】本発明の請求項9記載の発明は、レーザー
光の往復光路の一部を、測量機械の光学的求心機構の光
軸に対して平行且つ接近させて設け、基準となる基準面
で機械高の測定と光路距離の算出を行い、測量現場で光
路距離の算出を行って、機械高の変動をレーザー距離測
定部による光路距離の変動として算出して測量現場の機
械高を測定するから、基準とする基準面で機械と光路距
離を正確に測っておけば、機械高の変動を算出すること
ができる。
【0053】本発明の請求項10記載の測量機械の機械
高測定方法は、レーザー光の往復光路の一部を、測量機
械の光学的求心機構の光軸に対して平行に設けたから、
正確に機械高の変動を算出することができる。
【0054】本発明の請求項11記載の発明は、機械高
HをH=H1+S2−S1( H1は基準とする基準面で測定し
た機械高、S1はこの機械高H1を測定したときの距離演
算部の光路距離、S2は測量現場で測定した光路距離
)で算出するから、基準とする基準面で機械と光路距
離を正確に測っておけば、単純な加減算を行うだけで正
確に機械高の変動を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における測量機械用の機
械高測定装置を取付けた測量機械の全体図
【図2】本発明の実施の形態1における測量機械用の機
械高測定装置の構成図
【図3】(a)本発明の実施の形態1における測量機械
用の機械高測定装置の測定原理を示す基準状態図 (b)本発明の実施の形態1における測量機械用の機械
高測定装置の測定原理を示す測定現場の状態図
【図4】従来の機械高測定方法(2)を行う測量機械の
全体図
【図5】従来の機械高測定方法(3)を行う測量機械の
全体図
【符号の説明】
1 トータルステーション 2 機械高測定装置 3 三脚 4 望遠鏡 5 求心望遠鏡 6 求心用直角プリズム 7 貫通筒 8 台座 9 整準機構 10 取付け部 11 レーザー反射部 12 直角プリズム 12a プリズム支持部 21 半導体レーザー 22 フォトダイオード 23,24 コンデンサレンズ 23a,24a 光ファイバ 25 入出用プリズム 26 対物レンズ 27 ドライバ 28 時計手段 29 変調回路 30 電源 31 アンプ 32 検出回路 33 距離演算部 34 制御手段 35 メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を照射するとともに反射して
    きたレーザー光を受光して光路距離を算出するレーザー
    距離測定部と、 前記レーザー距離測定部から照射されたレーザー光を測
    定基準点の方向へ向けるとともに反射されたレーザー光
    を前記レーザー距離測定部の方向へ向けて、測定機械の
    光学的求心機構の光軸とレーザー光の往復光路の一部を
    接近させる光路回転部を備えたことを特徴とする測量機
    械用の機械高測定装置。
  2. 【請求項2】 レーザー光を反射するための反射部を備
    え、該反射部が、前記光学的求心機構によって位置合わ
    せを行う測定基準点と重なったもしくは接近した位置の
    レーザー照射点に設置されることを特徴とする請求項1
    記載の測量機械用の機械高測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光学的求心機構の光軸と前記光路回
    転部から前記反射部までのレーザー光の光路が平行且つ
    接近して設けられ、機械高の変動を前記レーザー距離測
    定部による光路距離の変動として算出することを特徴と
    する請求項1または2に記載の測量機械用の機械高測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記距離演算部が、測量機械の機械高H
    を次式で算出することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の測量機械用の機械高測定装置。 H=H1+S2−S1 ここで、H1は基準とする基準面で測定した機械高 S1はこの機械高H1を測定したときの距離演算部の光路
    距離 S2は測量現場で測定した光路距離
  5. 【請求項5】 測定機械の台座に設けられた予備の光学
    的求心機構取付け部に装着されることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の測量機械用の機械高測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記レーザー距離測定部には、前記光路
    回転部を介して前記反射部に向けてレーザー光を照射で
    きる発光部と、前記光路回転部を介して前記反射部で反
    射されたレーザー光を受光する受光部と、照射するレー
    ザー光と受光したレーザー光の位相差から距離を算出す
    る距離演算部が設けられていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の測量機械用の機械高測定装
    置。
  7. 【請求項7】 光学的求心機構を備え、三脚上に載置さ
    れて測定対象までの距離と角度を測定できる測量機械で
    あって、 請求項1〜5のいずれかの測量機械用の機械高測定装置
    が設けられ、 該機械高測定装置によって機械高が測定されることを特
    徴とする測量機械。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の測量機械がデータレコー
    ダを装備したトータルステーションであって、前記機械
    高測定装置の測定した機械高が前記トータルデコーダに
    入力されることを特徴とする測量機械。
  9. 【請求項9】 レーザー光を照射するレーザー距離測定
    部から反射部までのレーザー光の往復光路の一部を、測
    量機械の光学的求心機構の光軸に対して接近させて設
    け、 基準となる基準面で機械高の測定を行うとともに前記レ
    ーザー距離測定部によってこのときの光路距離の算出を
    行い、さらに測量現場で前記レーザー距離測定部による
    光路距離の算出を行って、 該測量現場における機械高の変動を前記レーザー距離測
    定部による光路距離の変動として算出して前記測量現場
    の機械高を測定することを特徴とする測量機械の機械高
    測定方法。
  10. 【請求項10】 レーザー光の往復光路の一部を、測量
    機械の光学的求心機構の光軸に対して平行に設けたこと
    を特徴とする請求項9記載の測量機械の機械高測定方
    法。
  11. 【請求項11】 機械高Hを、次式で算出することを特
    徴とする請求項9または10に記載の測量機械用の機械
    高測定装置。 H=H1+S2−S1 ここで、H1は基準とする基準面で測定した機械高 S1はこの機械高H1を測定したときの距離演算部の光路
    距離 S2は測量現場で測定した光路距離
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