JP2007303850A - 光波測距装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視準用測定対象物にレーザ干渉計のレーザ光を照射することなく、視準用測定対象物までの距離を高精度に測定すること。
【解決手段】移動台26に設置した光波距離計32およびレーザ測長機28を移動台26とともに計測基準点A位置から測点B(反射プリズム36)に接近または離反方向に10センチメートル程度(最初の10センチメートルのラウンドナンバーまで)移動させ、この位置から反射プリズム36までの距離D2を光波距離計32で計測し、レーザ測長機28の計測値を0にセットし、レーザ測長機28から反射プリズム34にレーザ光を照射しながら移動台26を計測基準点Aの方向に10センチメートル程度戻し、このときの移動量D3をレーザ測長機28により計測する。両計測値D2,D3から、計測基準点Aと測点B間の距離LをL=D2+D3またはD2−D3として演算する。レーザ測長機28のレーザ光の光路長は短く、レーザ電源のパワーは小さくてよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光波測距装置に係り、特に、測定対象物に光を照射して2点間の距離を測定するに好適な光波測距装置に関する。
従来、2点間の距離を測量する光波測距装置として、例えば、基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で受光するまでの時間差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えた光波距離計が知られている。この種の光波距離計では、既知点である計測基準点の真上にその器械点がくるように光波距離計を設置した後、測点に設置した反射プリズムに向けて基準変調光を照射し、この照射光と反射プリズムで反射して戻ってきた反射光との位相差を基に、計測基準点から測点までの距離を計測するように構成されている。
ところが、この種の光波距離計の測定精度は、計測値のセンチメートルの位までで、センチメートル未満の位の値は、正確とはいえない。即ち、2点間の距離としてセンチメートルの位までは精度良く測定できるが、センチメートル未満の位については精度良く測定することはできない。
特に、例えば、地震予知のための地殻変動を観測する定点観測測量では、地殻変動により変化するだろうと推定される所定の測点に反射プリズムなどの反射ターゲットを設置し、光波測距装置を使って数百メートル以上もの遠方から測点までの距離を長期間にわたって計測してデータを収集するように構成されているが、センチメートル未満の位まで正確に計測できる高精度の光波測距装置は存在しない。
そこで、光波距離計にレーザ干渉計を付加し、2点間の距離を高精度に計測するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平2−38985号公報(第2頁〜第3頁、図1)
上記従来技術(特許文献1)においては、光波距離計としての光波測距装置にレーザ干渉計を付加しているので、反射プリズム(コーナーキューブプリズム)までの距離をセンチメートル以下の位まで精度良く測定することができる。しかし、光波距離計とレーザ干渉計は同一の反射プリズムを視準用測定対象物として、反射プリズムまでの距離を測定するようにしているので、反射プリズムまでの距離が長いときには、光波距離計による測距は可能であっても、レーザ干渉計の場合には、レーザ電源のパワーを大きくしなければ、遠距離までレーザ光を照射することができず、測距が困難である。現在、レーザ干渉計の測定距離はレーザ干渉計から約26m程度まで精度1/10000mmで計れる。しかも、レーザ電源のパワーを大きくしたのでは、高コストとなり装置も大型となり、作業に支障を来たす恐れがある。
本発明の課題は、視準用測定対象物にレーザ光を照射することなく、視準用測定対象物までの距離を高精度に測定することができる基準器となる光波測距装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明では、基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で前記反射光を受光するまでの時間差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えた光波距離計と、
補助ターゲットに向けてレーザ光を照射し、照射光と前記補助ターゲットで反射した反射光との干渉を基に前記補助ターゲットの移動量を計測するレーザ測長機と、
前記光波距離計と前記レーザ測長機を前記測定対象物に対して相対移動可能に支持する移動台と、
前記光波距離計の計測値と前記レーザ測長機の計測値とから前記計測基準点から前記測点までの距離を演算する演算手段とを備え、
前記演算手段は、前記計測基準点において前記光波距離計の計測値を記録するとともに、前記レーザ測長機の計測値を0にセットし、前記移動台が前記計測基準点から前記測点に対して前後方向に所定距離移動したときに、前記レーザ測長機の計測値を記録するとともに、前記光波距離計の計測値を記録し、前記移動台の移動後に記録した各計測値を基に前記計測基準点から前記測点までの距離を演算するように構成した。
(作用)移動台が計測基準点から測点に対して所定距離移動したときに、レーザ測長機の計測値を0に設定するとともに、光波距離計の計測値を記録し、その後、移動台が所定距離移動した点から計測基準点まで戻ったときには、レーザ測長機の計測値を記録し、移動台の移動後に記録した各計測値を基に計測基準点から測点までの距離を演算する(光波距離計により測定精度が確実に得られる位の大きい桁については光波距離計の計測値を採用し、光波距離計により測定精度が不確実である位の小さい桁についてはレーザ測長機の計測値を採用する)ようにしたため、計測基準点から測点までの距離を高精度に測定することができる。
特に、従来のように測定対象物(測点)にレーザ光を照射することなく、レーザ測長機による計測が可能であるので、レーザ電源のパワーが小さくても高精度の遠距離測定ができる。
前記課題を解決するために、請求項2に係る発明では、基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で前記反射光を受光するまでの時間差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えた光波距離計と
補助ターゲットに向けてレーザ光を照射し、照射光と前記補助ターゲットで反射した反射光との干渉を基に前記補助ターゲットの移動量を計測するレーザ測長機と、
前記光波距離計と前記レーザ測長機を前記視準用測定対象物に対して相対移動可能に支持する移動台と、
前記光波距離計の計測値と前記レーザ測長機の計測値とから前記計測基準点から前記測点までの距離を演算する演算手段とを備え、
前記演算手段は、前記計測基準点において前記光波距離計の計測値を記録するとともに、前記レーザ測長機の計測値を0にセットし、前記移動台が前記計測基準点から前記測点に対して前後方向に所定距離移動したときに、前記レーザ測長機の計測値を記録するとともに、前記光波距離計の計測値を記録し、前記移動台の移動後に記録した各計測値を基に前記計測基準点から前記測点までの距離を演算するように構成した。
(作用)計測基準点において光波距離計の計測値を記録するとともに、レーザ測長機の計測値を0にセットし、その後、移動台が計測基準点から測点に対して前後方向に所定距離移動したときに、レーザ測長機の計測値を記録するとともに、光波距離計の計測値を記録し、移動台の移動後に記録した各計測値を基に計測基準点から測点までの距離を演算する(位の大きい桁については光波距離計の計測値を採用し、位の小さい桁についてはレーザ測長機の計測値を採用する)ようにしたため、計測基準点から測点までの距離を高精度に測定することができる。
特に、従来のように測定対象物(測点)にレーザ光を照射することなく、レーザ測長機による計測が可能であるので、レーザ電源のパワーが小さくても高精度の遠距離測定ができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の光波測距装置において、前記演算手段は、前記移動台が前記計測基準点から前記測定対象物に近づく方向に所定距離移動したときには、前記各記録した計測値の加算を基に前記計測基準点から前記測定対象物までの距離を演算し、前記移動台が前記計測基準点から前記測定対象物とは逆方向に所定距離移動したときには、前記各記録した計測値のうち前記光波距離計の計測値から前記レーザ測長機の計測値を減算した値を基に前記計測基準点から前記測定対象物までの距離を演算する構成とした。
(作用)移動台が計測基準点から測定対象物(測点)に近づく方向に所定距離移動したときには、各記録した計測値の加算を求めることで、計測基準点から測定対象物(測点)までの距離を演算することができる。また、移動台が計測基準点から測定対象物(測点)とは逆方向に所定距離移動したときには、光波距離計の計測値からレーザ測長機の計測値を減算することで、計測基準点から測定対象物(測点)までの距離を演算することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段は、前記光波距離計の計測値のうち、精度保証の確かな10センチメートルの位以上の計測値を採用し、光波距離計の精度保証の不確かな10センチメートルの位未満の計測値については、前記レーザ測長機の計測値を採用する構成とした。
(作用)光波距離計の計測値のうち10センチメートルの位以上の計測値を採用し、10センチメートル未満の計測値、すなわちセンチメートルの位より下の計測値についてはレーザ測長機の計測値を採用することで、計測基準点から測定対象物(測点)までの距離をセンチメートルの単位まで高精度に測量することが可能になる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段の演算結果を表示する表示器を備えた構成とした。
(作用)表示器には、演算手段の演算結果として、計測基準点から測定対象物(測点)までの高精度の距離が表示される。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段を、記録した各計測値を基に演算して求めた計測値を前記計測基準点において計測した光波距離計の計測値と比較して、演算計測値の適否を判定するように構成した。
(作用)演算して求めた計測値と計測基準点において計測した光波距離計の計測値とを、光波距離計の精度保証の確かな位以上の値で比較し、両者が同一ならば演算して求めた計測値を適正とし、非同一ならば不適正と判定し、例えば表示器にエラー表示する。
請求項1または2に係る発明によれば、測定対象物にレーザ光を照射することなく高精度の遠距離測定ができるので、レーザ電源のパワーの小さいレーザ測長機を備えた、近距離から遠距離までの広範囲な距離を高精度に測定できる、コンパクトにして安価な光波測長装置を提供できる。
特に、地震予知のための地殻変動を定点観測する測量業界等において、非常に有意義となる。
請求項3に係る発明によれば、移動台を前後方向にわずかに移動させるという簡単な操作によって、近距離から遠距離までの広範囲な距離を高精度に測定できる。
請求項4に係る発明によれば、近距離から遠距離までの広範囲な距離をセンチメートルの単位まで高精度に測定できる。
請求項5に係る発明によれば、作業者は表示器を見るだけで、計測基準点から測点までの正確な距離を知ることができる。
請求項6に係る発明によれば、演算して求めた計測値は、少なくとも光波距離計の精度保証の確かな位以上の値については正確であるため、それだけ高精度の測定値が得られる。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例である光波測距装置の要部平面図、図2は同じく光波測距装置の要部側面図、図3は同じく光波測距装置の分解斜視図である。
これらの図において、光波測距装置10は、整準台14によって担持された平板状の計測台12を備えており、三脚等の架台16を介して、地面に設けられている指標18によって特定される計測基準点Aの上方に設置されている。計測台12には気泡管20が設けられ、整準台14によって計測台12を水平に調整できる。また、計測台12には一対の支持台22、24が相対向して固定され、各支持台22、24には移動台26が支持台22、24の軸方向に沿ってスライド可能に組み付けられている。この移動台26上には、レーザ測長機28および光波距離計32がそれぞれの光軸が平行となるように配置されている。すなわち、光波距離計32は、その視準用望遠鏡32aが鉛直方向に回動可能に設けられており、レーザ測長機28は、光波距離計32(視準用望遠鏡32a)の回動する円直面に対して平行に配置されている。また、光波距離計32の下端部に設けられている求心望遠鏡30は、水平方向に回転可能に移動台26に連結されて、光波距離計32が移動台26に対し水平回転できるように構成されている。なお、符号12a,14a,16a,26aは、求心望遠鏡30の光路となる開口部である。
また、計測台12上には、レーザ測長機28に対向して補助ターゲットとしての反射プリズム34が固定されている。すなわち、レーザ測長機28および光波距離計32は、測点Bに設けた視準用測定対象物としての反射プリズム36に対して前後方向(接近離反方向)に相対移動可能な移動台26上に載置されている。また、光波距離計32およびレーザ測長機28は、それぞれ演算制御部であるパーソナルコンピュータ80に接続されており、パーソナルコンピュータ80は表示器82に接続されている。
光波距離計32は、基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で前記反射光を受光するまでの位相差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えて構成されている。そして、光波距離計32では、視準望遠鏡32aで反射プリズム36を視準したときに、測定対象物としての反射プリズム36に向けて光を照射するとともに、この測定光の参照光と反射プリズム36で反射して戻ってきた反射光との位相差を基に光波測距装置10(光波距離計32)の器械点Pから反射プリズム36までの距離を計測するように構成されている。
具体的には、光波距離計32は、図4に示すように、発光素子38、反射ミラー40、光学系42、対物レンズ44、ミラー46、平行平面ガラス48、受光光学系50、ダイクロイックプリズム52、視準光学系54、受光素子56、シャッター機構58を備えて構成されている。
対物レンズ44は、反射プリズム36に相対向して配置され、対物レンズ44の後方には、対物レンズ44の中心を通る光軸I1に対して偏心し、且つ光軸I1に対して45度傾斜したミラー46が配設されているとともに、ミラー46に光を入射させる反射ミラー40などからなる光学系42および反射ミラー40に光を入射する発光素子38が設けられている。送光光学系42は、その光軸I2が対物レンズ44の光軸I1と直角で且つ光軸I1とミラー46の面との交点O’を通るようにして出射光学系の光軸と対物レンズ44の光軸I1とを一致させ、出射光が平行光となるように構成されているとともに、発光素子38からの光の断面積を広げてミラー46の全面に光が当たるようになっている。
一方、ミラー46の後方には、対物レンズ44の光軸I1と同軸に平行平面ガラス48、ダイクロイックプリズム52などの受光光学系50、視準光学系54が設けられ、さらに、光軸I1と直角方向に、ダイクロイックプリズム52からの光を受光する受光素子56が設けられている。
上記構成による光波距離計32においては、発光素子38から出射される光は、光学系42、ミラー46を介して対物レンズ44から、例えば、L4、L5からなる光となって出射する。光L4、L5は、反射プリズム36でL6、L7のように反射して対物レンズ44から入射し、入射した光L6,L7はミラー46に妨げられることなく、ダイクロイックプリズム52を経て受光素子56に至る。このとき距離計測に用いる参照光は、公知の光学系L8で送信信号(参照光)として得られ、この送信信号が受光素子56に導かれるようになっている。一方、計測時には、参照光が受光素子56に導かれないように、シャッター機構58が設けられている。そして計測基準点(既知点)Aから反射プリズム36までの距離を計測するに際しては、送信信号(参照光)と反射プリズム36からの反射光(受光信号)との位相差を基に計測基準点(既知点)Aと反射プリズム36との距離が求められる。光波距離装置の実施例として図4に示したが、これに限るものではなく、一般に公知の光波距離計であってもよい。
レーザ測長機28は、図5に示すように、レーザ光の発生源となるレーザチューブ60、偏光ビームスプリッタ62、1/2波長板64、ビーム拡大器66、受光部68、干渉計70を備えて構成されており、レーザチューブ60、偏光ビームスプリッタ62、1/2波長板64、ビーム拡大器66、受光部68はレーザヘッドH内に収納され、偏光ビームスプリッタ62、1/2波長板64、ビーム拡大器66がレーザチューブ60の光路上に配置されている。レーザチューブ62から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ62により、相互に直交するP波とS波との成分波に分波され、このうち偏光ビームスプリッタ62を透過するP波成分のみが測定用の光として利用される。
偏光ビームスプリッタ62から出射したP波成分は1/2波長板64を通過することにより、偏光軸が45度回転した直線偏光になって、ビーム拡大器66に入射する。ビーム拡大器66に入射した直線偏光はビーム拡大器66により所定直径のビームに変換されて、窓部から干渉計70に向けて出射される。このビーム拡大器66は望遠鏡系の光学素子で構成され、ビームの径を大きくして平行光として干渉計70に向けて出射させるものである。
干渉計70では、入射したビームが透過光と反射光とに分けられ、透過光が測定光L1として反射プリズム34を照射する。干渉計70における反射光は、参照光L2として、干渉計70の側部に設けられている反射プリズム70aに入射する。反射プリズム34を照射した測定光L1は、反射プリズム34で同軸上に上方にシフトして反射し、この反射光L3が再び干渉計70に入射する。
この反射光L3を受けた干渉計70では、反射光L3と参照光L2とを相互に干渉させて干渉光L4として受光部68に入射させる。このとき、干渉光L4は、干渉計70と反射プリズム34との間の距離に対応して干渉状態が変化し、受光部68で受光した光信号からこの変化を求めることにより、反射プリズム34を移動させたときの移動距離(移動量)を測定することができる。干渉計方式の距離計は計測距離は短いが高精度1/10000mmの距離を計ることができる。レーザ測長機は実施例として図5に示したが、公知のレーザ測長機であってもよい。
パーソナルコンピュータ80は、計測基準点Aにおいて光波距離計32により計測した測点Bまでの計測値D1を表示器82に表示させるとともに、保存する。さらに、パーソナルコンピュータ80は、移動台12を計測基準点Aから測点Bに接近する方向に、光波距離計32の計測値が10センチメートル単位のラウンドナンバーとなる位置まで(光波距離計32の計測値のうち10センチメートルの位の数値が変化する位置まで)移動させ、移動した位置において光波距離計32により計測した測点Bまでの計測値D2を保存するとともに、レーザ測長機28の計測値表示を0にセットする。さらに、パーソナルコンピュータ80は、トラッキングモードで、移動台26を基準計測点Aの方向に、光波距離計32の計測値D2のうち10センチメートルの位がラウンドナンバーとなるまで移動させ、この移動量をレーザ測長機28の計測値D3として求め、これを保存するとともに、計測値D2と計測値D3を加算して、計測基準点Aから測点Bまでの正確な距離を演算する。さらに、パーソナルコンピュータ80は、計測値D2と計測値D3を加算した数値のセンチメートル以上の数値を、既に保存されている計測値D1のセンチメートル以上の計測値D1’と比較し、両者が同一の場合にのみ、計測値D2と計測値D3の加算したものを、計測基準点Aから測点Bまでの距離として表示器82に表示するように構成されている。
なお、パーソナルコンピュータ80は、光波距離計32によって計測基準点Aと測点Bとを結ぶ距離として斜距離(腑仰角α)Lαが求められたときには、この斜距離から水平距離Lを求める演算(L=Lα×cosα)を行うようになっている。
また、腑仰角αのない地下基線(大気の影響の少ない状態を保つようにしたトンネル設備)などについては、腑仰角αを補正するための演算は不要である。
したがって、距離Lを測定するに先立っては、光波距離計32の計測値のうちセンチの位とレーザ測長機28の計測値のうちセンチの位が等しいことを予め確認するためのキャリブレーションを行うこととしている。
次に、本実施例の作用を図6のフローチャートにしたがって説明する。なお、指標18を計測基準点Aとし、反射プリズム36の設置されている点を測点Bとする。
まず、計測基準点Aと測点B間の距離を測定するに先立って、三脚などの架台16を使って計測基準点Aの上方に光波測距装置10本体を設置し、求心望遠鏡30を使ってその器械点Pが計測基準点Aの真上となるように、また気泡管20を見ながら整準台14を使って光波測距装置10本体が水平となるように調整する(ステップS1)。次に、反射プリズム36を測点Bに設置する(ステップS2)。そして、光波距離計32の視準望遠鏡32aを用いて反射プリズム36を視準した後、光波距離計32から反射プリズム36に向けて光を照射し、計測基準点Aと測点B間の距離Lに関する計測値(測距値)D1を求め、この計測値(測距値)D1をパーソナルコンピュータ80に転送する。この計測値D1はパーソナルコンピュータ80に保存され、表示器82にはセンチメートルの位以上の計測値D1’が表示される(ステップS3)。
次に、計測値D1の値が小さくなる方向、すなわち光波距離計32を反射プリズム36に近づける方向に移動台26を所定距離(例えば、10センチメートル程度)移動させ、計測値D1のうち10センチメートルの位がラウンドナンバーになったときに移動台26の移動を停止し、光波距離計32により、反射プリズム36までの距離を計測し、この計測値D2をパーソナルコンピュータ80に転送する。このときパーソナルコンピュータ80は、光波距離計32の計測値(測距値)D2を保存するとともに、レーザ測長機28の計測値を0にセットする(ステップS4)。
次に、レーザ測長機28の計測値を0にセットした位置から、移動台26を基準計測点Aの方向に、トラッキングモードで光波距離計32の計測値D2のうち10センチメートルの位がラウンドナンバーとなるまで移動し、この移動分の長さをレーザ測長機28によって計測する(ステップS5)。すなわち、光波距離計32によって計測値D2が得られた後、レーザ測長機28から反射プリズム34にレーザ光を照射し、移動台26が基準計測点Aの方向に戻るまでの移動量を計測し、この計測値D3をパーソナルコンピュータ80に転送する。パーソナルコンピュータ80では、演算手段として、計測基準点Aと測点Bとを結ぶ距離Lを、計測値D2と計測値D3の加算値として演算する(ステップ6)。さらに、パーソナルコンピュータ80では、演算結果(D2+D3)のセンチメートルの位以上の数値L’を、既に表示器82に表示している計測値D1’と比較する(ステップ7)。ステップ7において、L’=D1’の場合は、表示器82の画面に演算結果(D2+D3)を表示(ステップ8)する。例えば、計測基準点Aと測点Bとを結ぶ距離Lとして、「123456.789μm」と表示される。この場合、パーソナルコンピュータ80においては、光波距離計32の計測値のうちセンチメートルの位以上の位の計測値「12345□」を採用し、センチメートルの位より下の位についてはレーザ測長機28の計測値「6.789」を採用することで、距離Lを高精度に求めることができる。一方、L’≠D1’の場合は、表示器82の画面に演算結果(D2+D3)を表示することなく、エラー表示をする。
このように本実施例によれば、光波距離計32を主尺とし、レーザ測長機28を副尺として用いることで、計測基準点Aから測点Bまでの正確な距離を求めるように構成されているが、光波距離計32をレーザ測長機28とともに、計測基準点A位置から反射プリズム36に接近する方向に10センチメートル程度移動させ、移動した位置から反射プリズム36までの距離を光波距離計32で計測(計測値D2)し、その後、光波距離計32とレーザ測長機28を元の位置に戻し、この移動量を、レーザ測長機28から反射プリズム34にレーザ光を照射することで計測(計測値D3)し、両計測値D2,D3を加算して計測基準点Aと測点Bまでの距離Lとするので、レーザ光を遠方の測点に設置した反射プリズム36に照射することなく、計測基準点Aから測点Bまでの距離をマイクロメートルの単位まで高精度に測定することができる。
図7は、本発明の第2の実施例である光波測距装置の作用を説明するためのフローチャートである。
第2の実施例では、前記した第1の実施例とほとんど同じであるが、パーソナルコンピュータ80による光波距離計32およびレーザ測長機28の駆動制御において一部相違する。すなわち、パーソナルコンピュータ80は、計測基準点Aにおいてレーザ干渉計28を0セットした後に、移動台12を計測基準点Aから測点Bに対して接近する方向に10センチメートル程度移動(光波距離計32の計測値のうち10センチメートルの位がラウンドナンバーとなるように移動)させて、その移動量を計測値D3として求め、さらに移動させた位置において光波距離計32を動作させて測点Bまでの距離を計測値D2として求めるように構成されている。
以下、この第2の実施例の作用を図7のフローチャートにしたがって説明する。
ステップ1〜ステップ3までの手順は、前記した第1の実施例における手順と同一であり、その重複した説明は省略する。
ステップ3の後のステップ4’では、パーソナルコンピュータ80は、計測基準点Aにおいてレーザ測長機28の計測値を0にセットした後に、トラッキングモードで、移動台12を計測基準点Aから測点Bに対して接近する方向に、光波距離計32の計測値D2のうち10センチメートルの位がラウンドナンバーとなるまで移動させて、この移動分の長さをレーザ測長機28によって計測(計測値D3)する。次いで、ステップ5’では、移動させた位置において光波距離計32を動作させて、測点Bまでの計測値D2を計測する。次いで、第1の実施例におけるステップ6〜9と同様のステップを経て、表示器82の画面には、演算結果(D2+D3)またはエラー表示がされる。
このように本実施例によれば、光波距離計32を主尺とし、レーザ測長機28を副尺として用いることで、計測基準点Aから測点Bまでの正確な距離を求めるように構成されているが、光波距離計32をレーザ測長機28とともに、計測基準点A位置から反射プリズム36に接近する方向に10センチメートル程度移動させ、この移動量を、レーザ測長機28から反射プリズム34にレーザ光を照射することで計測(計測値D3)し、移動した位置から反射プリズム36までの距離を光波距離計32で計測(計測値D2)し、両計測値D2,D3を加算して計測基準点Aから測点Bまでの距離Lとするので、レーザ光を遠方の測点に設置した反射プリズム36に照射することなく、計測基準点Aから測点Bまでの距離をセンチメートルの単位まで高精度に測定することができる。
なお、前記した2つの実施例においては、移動台26を反射プリズム36側に移動させるものについて述べたが、移動台26を反射プリズム36とは逆方向に10センチメートル程度移動させる方法を採用することもでき、この場合、距離Lは、L=D2−D3として求めることができる。すなわち、移動台26を計測値D1が長くなる方向に移動させるときには、計測値D2から計測値D3を減算することで、距離Lを高精度に求めることができるので、本発明を光波距離計の基準機として用いることができる。
また、計測値は温度による影響を受ける惧れがあるため、原発振器の周波数や温度の補償処理(例えば、安定度として−9乗(1マイクロメータの精度)のもの)が必要である。即ち、測点Bが遠方の場合には、光波距離計32からの照射光が反射プリズム36で反射されて光波距離計32に戻ってくるまでの光路長が長いため、気象補正処理が必要である。しかし、レーザ測長機28のレーザ光路長は、光波距離計32の光路長に比べると無視できるので、光波距離計32に用いる温度補償処理よりも低い精度のものを採用できるか、あるいはレーザ測長機28では温度補償を全く行わなくてもよい。
本発明の一実施例である光波測距装置の要部平面図である。 光波測距装置の要部側面図である。 光波測距装置の分解斜視図である。 光波距離計のブロック構成図である。 レーザ測長機のブロック構成図である。 光波測距装置の作用を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施例である光波測距装置の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 光波測距装置
P 器械点
A 計測基準点
B 測点
L 測点Aと測点B間の距離
12 計測台
14 整準台
16 三脚等の架台
18 指標
26 移動台
28 レーザ測長機
30 求心望遠鏡
32a 光波距離計の視準望遠鏡
32 光波距離計
34 補助ターゲットである反射プリズム
36 測定対象物である反射プリズム
80 パーソナルコンピュータ
82 表示器

Claims (6)

  1. 基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で前記反射光を受光するまでの位相差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えた光波距離計と、
    補助ターゲットに向けてレーザ光を照射し、照射光と前記補助ターゲットで反射した反射光との干渉を基に前記補助ターゲットの移動量を計測するレーザ測長機と、
    前記光波距離計と前記レーザ測長機を前記測定対象物に対して相対移動可能に支持する移動台と、
    前記光波距離計の計測値と前記レーザ測長機の計測値とから前記計測基準点から前記測点までの距離を演算する演算手段とを備え、
    前記演算手段は、前記移動台が前記計測基準点から前記測点に対して前後方向に所定距離移動したときに、前記レーザ測長機の計測値を0にセットするとともに、前記光波距離計の計測値を記録し、前記移動台が前記所定距離移動した点から前記計測基準点まで戻ったときに、前記レーザ測長機の計測値を記録し、前記レーザ測長機の計測値を0にセットした後に記録した各計測値を基に前記計測基準点から前記測点までの距離を演算するように構成されたことを特徴とする光波測距装置。
  2. 基準変調光を発光するための光源部と、前記光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手段と、前記測定対象物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部の発光から前記受光手段で前記反射光を受光するまでの位相差から測定対象物までの距離を計測する測距部とを備えた光波距離計と
    補助ターゲットに向けてレーザ光を照射し、照射光と前記補助ターゲットで反射した反射光との干渉を基に前記補助ターゲットの移動量を計測するレーザ測長機と、
    前記光波距離計と前記レーザ測長機を前記視準用測定対象物に対して相対移動可能に支持する移動台と、
    前記光波距離計の計測値と前記レーザ測長機の計測値とから前記計測基準点から前記測点までの距離を演算する演算手段とを備え、
    前記演算手段は、前記計測基準点において前記光波距離計の計測値を記録するとともに、前記レーザ測長機の計測値を0にセットし、前記移動台が前記計測基準点から前記測点に対して前後方向に所定距離移動したときに、前記レーザ測長機の計測値を記録するとともに、前記光波距離計の計測値を記録し、前記移動台の移動後に記録した各計測値を基に前記計測基準点から前記測点までの距離を演算するように構成されたことを特徴とする光波測距装置。
  3. 請求項1または2に記載の光波測距装置において、前記演算手段は、前記移動台が前記計測基準点から前記測定対象物に近づく方向に所定距離移動したときには、前記各記録した計測値の加算した値を基に前記計測基準点から前記測定対象物までの距離を演算し、前記移動台が前記計測基準点から前記測定対象物とは逆方向に所定距離移動したときには、前記各記録した計測値のうち前記光波距離計の計測値から前記レーザ測長機の計測値を減算した値を基に前記計測基準点から前記測定対象物までの距離を演算することを特徴とする光波測距装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段は、前記光波距離計の計測値のうち精度保証の確かな10センチメートルの位以上の計測値を採用し、精度保証の不確かな10センチメートルの位未満の計測値として前記レーザ測長機の計測値を採用することを特徴とする光波測距装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段の演算結果を表示する表示器を備えてなることを特徴とする光波測距装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光波測距装置において、前記演算手段は、記録した各計測値を基に演算して求めた計測値を前記計測基準点において計測した光波距離計の計測値と比較して、演算計測値の適否を判定することを特徴とする光波測距装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015519559A (ja) * 2012-05-07 2015-07-09 ライカ ジオシステムズ アクチエンゲゼルシャフトLeica Geosystems AG 干渉計及び絶対距離測定ユニットを備えているレーザトラッカ並びにレーザトラッカのための較正方法
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