JP2003021310A - こんろバーナとこんろバーナ使用のこんろ - Google Patents

こんろバーナとこんろバーナ使用のこんろ

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JP2003021310A
JP2003021310A JP2001208819A JP2001208819A JP2003021310A JP 2003021310 A JP2003021310 A JP 2003021310A JP 2001208819 A JP2001208819 A JP 2001208819A JP 2001208819 A JP2001208819 A JP 2001208819A JP 2003021310 A JP2003021310 A JP 2003021310A
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cylinder wall
ring
burner
outer cylinder
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Masao Hara
政雄 原
Tatsuo Asagami
達雄 浅上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスシール性、外観性向上、扱い性、作業
性、歩留まり向上が図れるバーナを提供する。 【解決手段】 バーナボデイ1と、このバーナボデイの
上に圧入嵌合するキャップ5を備え、前記キャップは金
属板をプレスにより略ドーナツ状に成形し、かつ上面部
には複数の炎孔6を設け、上面部の両端にはバーナボデ
イとのガスシール用の内筒壁部7と外筒壁部8を有し、
前記外筒壁部を複数の外筒壁8a、10、12と外周平
面壁9、11をもつ階段状に形成したものである。キャ
ップは一つの成形品で、かつ複数の外筒壁と複数の外周
平面壁を設けて、剛性を高く、外周筒壁の円筒度、外周
平面壁の平面度の精度が得やすく、キャップの内外の各
筒壁部の同軸精度も得やすく、かつキャップと一体であ
るため、リングとのガス漏れ個所もないものにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等を燃料とす
るバーナおよびそれを加熱源とするこんろに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種のこんろバーナは、図6、図
7に記載しているようなものがあった。
【0003】図6においては、ガスシールするための外
周壁部3および内周壁部2を有するバーナボデイ1と、
バーナボデイ1の外周壁部3に嵌合した鍛造等により製
作されたリング13と、バーナボデイ1の上部に被せ、
前記内周壁部2に嵌合してガスシールする内周壁部7お
よびリング13に外周端部をかしめ18られてなる金属
板をプレスにより成形したキャップ5によりこんろバー
ナは構成されている。
【0004】図7においては、ガスシールするための外
周壁部3および内周壁部2を有するバーナボデイ1と、
バーナボデイ1の上部に被せ、前記内周壁部2に嵌合し
てガスシールする内周壁部7を有する金属板をプレスに
より成形したキャップ5と、バーナボデイ1の外周壁部
3に嵌合し、かつ鍛造等により製作された後、切削加工
によりキャップ5の他端部が挿入される形状部およびキ
ャップ5を遊動保持する環状弾性体17が挿入される溝
部8を有するリング13からこんろバーナは構成されて
いる。図中6は炎孔である。
【0005】上記構成において、バーナボデイ1にガス
と空気の混合気が供給され、キャップ5の上面部に設け
られている複数の炎孔6にて燃焼する。この時、バーナ
ボデイ1とキャップ5のガスシールはバーナボデイ1の
内周壁部2とはキャップ5の内周壁部7が対応し、バー
ナボデイ1の外周壁部3とはリング13が対応する構成
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バーナボデイ1とキャ
ップ5の嵌合精度は、ガス漏れがない状態を得るための
寸法精度として、同軸度を含め各々の直径差の隙間は最
大0.2mm以下でなくてはならないことは、当該技術者
の良く知るところである。
【0007】しかしながら、図6に示す従来のバーナで
は、バーナボデイ1、キャップ5、リング13の3部品
から成り立っており、しかもキャップ5とリング13
が、かしめ18によって構成されている。バーナボデイ
1の切削加工によるガスシールの外周壁部3と内周壁部
2の同軸度は旋盤加工により容易に得ることができる
が、キャップ5は金属板をプレスにより加工しており、
しかも、外周端面部が単一平面であり外周部の円筒度、
平面度の確保が困難であった。また、リング13は黄銅
等を用いた鍛造品を切削加工により製作したものであ
る。
【0008】この2部品のキャップ5とリング13をか
しめ18により一体部品として製作していたが、2部品
の同軸度を0.1mm以下とし、しかもバーナボデイ1、
キャップ5、リング13の直径差合計を0.1mm以下に
することは、大量生産ベースでは困難であり、生産ライ
ンにてバーナボデイ1にキャップ5の嵌合ができにく
く、できたとしても、ガス漏れが発生するという歩留ま
りの悪い部品となっていた。
【0009】また、図7においては図6のような不具合
を改良すべくバーナボデイ1に対するキャップ5の同軸
度を得るため、リング13の内壁面とキャップ5の外周
端面部の間に空隙19を設け、キャップ5の下部への落
ち込みを防ぐため環状弾性体17により遊動締結してい
た。
【0010】この構造により、嵌合できないという不良
は低減したが、リング13の内周面とキャップ5の外周
部の間からガス漏れが発生し、キャップ5における上面
部の炎孔6の炎に引火して炎孔以外のリング13とキャ
ップ5の隙間で燃焼するという不具合が生じるという課
題があった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、リングをキャップに圧入嵌合して一体品にしてリン
グからのガス漏れをなくすとともに、バーナボデイとの
ガスシール性を高め、キャップとバーナボデイの嵌合を
良くするこんろバーナとこのバーナを使用したこんろを
提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明のこんろバーナは、バーナボデイと、こ
のバーナボデイの上部に圧入嵌合するキャップを備え、
前記キャップは金属板をプレスにより略ドーナツ状に成
形し、かつ上面部には複数の炎孔を設け、上面部の両端
にはバーナボデイとのガスシール用の内筒壁部と外筒壁
部を有し、前記外筒壁部を複数の外筒壁と外周平面壁を
もつ階段状に形成したこんろバーナである。
【0013】上記手段において、キャップは1つの成形
部品であり、その外筒壁部は複数の外筒壁と外周平面壁
を設けたことにより剛性が高く、各外筒壁の円筒度、外
周平面壁の平面度の精度が得やすくキャップの外筒壁部
と内筒壁部の同軸精度も得やすくキャップは一体品であ
るため、例えばリングをキャップの外周に嵌合した際に
ガス漏れ個所もないものにできる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、バーナ
ボデイと、このバーナボデイの上部に圧入嵌合するキャ
ップを備え、前記キャップは金属板をプレスにより略ド
ーナツ状に成形し、かつ上面部には複数の炎孔を設け、
上面部の両端にはバーナボデイとのガスシール用の内筒
壁部と外筒壁部を有し、前記外筒壁部を複数の外筒壁と
外周平面壁をもつ階段状に形成したこんろバーナであ
る。
【0015】上記実施の形態において、キャップはバー
ナボデイの上部に圧入嵌合し、内筒壁部と外筒壁部で以
ってバーナボデイとのガスシールを行う。そして、キャ
ップは1つの成形部品で階段状の外筒壁部を有している
ので、剛性が高く、外筒壁部の各外筒壁の円筒度、外周
平面壁の平面度の精度が得やすく、かつキャップの外筒
壁部と内筒壁部の同軸精度も得やすく、更にキャップは
一体品であるため、リングを外周に嵌合した際、リング
とのガス漏れヶ所もないものとなり、量産性を向上させ
ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1の記載
において、金属板を略ドーナツ状にプレス成形して外側
に外筒壁、内側に内筒壁を有するリングを、キャップの
外周に嵌合してなるこんろバーナで、リングはガスシー
ルに関与することなく独立しており、器具全体の外観デ
ザイン性向上のためにのみ寄与させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2の記載
において、リングの外筒壁の端部はV状もしくはカール
状に成形し、かつ外筒壁端部の内周直径寸法をキャップ
の最大外周直径寸法より僅かに小さな寸法とし、前記リ
ングをキャップの外筒壁部に圧入嵌合して一体化すると
ともに、リングの内筒壁をキャップにおける外筒壁部の
外周平面壁に載置させてなるこんろバーナである。
【0018】上記実施の形態において、リングはキャッ
プの外筒壁部にに圧入嵌合し、リングの内筒壁をキャッ
プにおける外筒壁部の外周平面壁に載せて取り付けるの
で、キャップとリングがバラバラになることもなく、バ
ーナボデイにキャップをセットする時、誤ってリングを
下側にしてその上にキャップを載せてガス漏れをおこす
心配もなく、さらに紛失の心配もなく安全性と取扱い性
の高いこんろバーナを提供することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3の記載において、金属板を略ドーナツ状にプレ
ス成形したリングは、内筒壁とキャップの外筒壁部に圧
入嵌合する外筒壁を有し、前記内筒壁は長さを変えるこ
とでキャップの炎孔を設けた上面部とリングの上面部と
の距離を燃焼に適切な距離を得るようにしてなるこんろ
バーナである。
【0020】上記実施の形態において、リングの外筒壁
はキャップの外筒壁部に圧入嵌合し、リングの内筒壁は
キャップの炎孔を設けた上面部とリングの上面部との距
離を燃焼に適切な距離を得るため、長さを変えることが
できるもので、例えばリングのプレスで打ち抜きの際、
内径抜き型寸法φを変えることにより内筒壁の長さを変
えることができるため、量産時のキャップ、バーナボデ
ィの寸法バラツキを内筒壁長さの調整でバーナのキャッ
プの炎孔上面部とリング上面部距離を燃焼に適切な距離
に確保することができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一項の記載において、キャップに黒色耐熱塗装
を施しているため、こんろバーナとして燃焼中に発生す
る、キャップ自体の温度上昇を黒色塗装の放熱効果によ
り抑えることができ、更にキャップの金属板の耐蝕性向
上、外観デザインを向上することができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれか一項の記載において、キャップは炎孔の
ある上面部と外筒壁部の交点に内向き傾斜のリング案内
面を形成しており、リングをキャップに圧入嵌合する
時、リング案内面に案内され挿入しやすく、かつ視覚的
によく目立つキャップの表面塗装面を傷つけることなく
組み立てを容易にできる。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載のこんろバーナを加熱源とするこ
んろで、取扱い易くて、かつ安全なこんろにできる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図5を
参照して説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
けるこんろバーナの断面図である。図1において、バー
ナボデイ1はアルミダイカスト加工、金属を用いたプレ
ス加工或いは、鉄鋳物の鋳造加工によりガスが流入する
空洞部とキャップ5を被せる面を開放するように成形さ
れ、さらにバーナボデイ1はキャップ5が圧入嵌合する
内周側と外周側の部分に、それぞれガスシール用の内筒
壁2と、外筒壁3および外筒壁の下から外へ延設した外
周平面壁4にて構成されている。
【0026】キャップ5は金属板をプレス、或いはアル
ミダイカスト、或いは黄銅鍛造により略ドーナツ状に成
形し、上面部には複数の炎孔6を設け、上面部の両端に
はバーナボデイ1の内筒壁2および外筒壁3に嵌合する
ガスシール用の内筒壁部7と階段状の外筒壁部8を備
え、前記外筒壁部8は階段状に形成するため、複数の外
筒壁8a、10、12とこの各外筒壁を繋ぐ複数の外周
平面壁9、11を有した構成であり、かつキャップ5の
表面には黒色耐熱塗装20が施されている。
【0027】上記構成のキャップ5はバーナボデイ1に
被せて取り付ける。すなわち、キャップ5がバーナボデ
イ1に嵌合した時、ガスシールはバーナボデイ1の内筒
壁2に対しキャップ5の内筒壁部7が相対し、バーナボ
デイ1の外筒壁3に対しキャップ5の外筒壁部8が相対
するとともに、バーナボデイ1の外周平面壁4に対しキ
ャップ5の第一の外周平面壁9が相対してガスシールす
るものである。
【0028】以上のように構成されたこんろバーナにお
いて、キャップ5の外筒壁部8の円筒度、真円度は第一
の外周平面壁9を設けることにより、底面付の円筒とな
り、剛性の優れたものとなり、円筒歪の発生が抑制され
真円度の高い部品となる。
【0029】また、第一の外周平面壁9の平面度精度
は、同じようにキャップ5の外筒壁10、12、第二の
外周平面壁11を設けることにより、剛性が更に増し、
円筒歪を発生させることなく第一の外周平面壁9の平面
度精度はより確実なものが得られる。
【0030】また、キャップ5の内筒壁部7と外筒壁部
8はキャップ5の上面部の両端で一体に成形されている
ため、内筒壁部7、外筒壁部8の同芯度精度も高いもの
である。
【0031】従って、図2で説明するリング13からの
ガス漏れの心配もなく、バーナボデイ1とのガスシール
性が高まるとともに、キャップ5とバーナボデイ1の嵌
合性を良くすることができる。
【0032】さらに、キャップ5に黒色耐熱塗装を施し
ているため、こんろバーナとして燃焼中に発生する、キ
ャップ自体の温度上昇を黒色塗装の放熱効果により抑え
ることができ、金属の高温劣化の低減を図ることができ
る。さらに、煮こぼれ等からのキャップ金属の耐食性向
上、外観デザインを向上することができる。
【0033】以上のように本実施例では、キャップが一
つの成形品で、剛性が高く、内外の各筒壁部の円筒度、
外周平面壁の平面度の精度が得やすく、かつキャップに
おける内外の各筒壁部の同軸度も得やすく、更にキャッ
プは一体品であるため、リングとのガス漏れ箇所もない
ものにでき、量産性に富んだものにできる。
【0034】また、キャップに黒色耐熱塗装を施してい
るため、燃焼中に発生する、キャップ自体の温度上昇を
黒色塗装の放熱効果により抑えることができ、高温腐食
発生の抑制が図れるとともに、耐食性向上、外観デザイ
ンの向上を図ることができる。
【0035】図2は、図1に示す本発明のこんろバーナ
のキャップ5にリング13を圧入嵌合し一体化した実施
形態のバーナの断面図である。このリング13は、金属
板を上面部と両端に円筒壁をもつ略ドーナツ状にプレス
成形したものである。
【0036】以上のように構成されたこんろバーナにお
いて、リング13は、こんろバーナのガスシールに関与
することなく独立しており、器具全体の外観デザイン性
向上のためにのみ寄与させることができるものである。
【0037】図3は、本発明のこんろバーナにおいて、
図2に示すキャップ5に圧入嵌合したリング13の寸法
関係を拡大して示した実施形態のバーナの断面図であ
る。図3において、リング13は円筒状の外筒壁13a
の外筒壁端部14を、V状もしくはカール状に成形し、
その外筒壁端部14の内周直径寸法φAはキャップ5の
最大外周直径寸法φBより僅かに小さくした寸法Sに設
定した構成にしている。
【0038】以上のように構成されたこんろバーナにお
いて、リング13をキャップ5の外周に圧入する時、リ
ング13の外筒壁端部14がV状もしくはカール状であ
るため空洞部14aを有しており、強引にキャップ5に
圧入すると端部14が僅かに撓んだ後、弾性により、元
の寸法に復帰しキャップ5からリング13は抜けなくな
る。
【0039】このように嵌合一体化して形成されること
により、キャップ5とリング13がバラバラになること
もなく、バーナボデイ1にキャップ5をセットする時、
誤ってリング13を下側にして、その上にキャップ5を
載せて取り付けることはできないので、ガス漏れをおこ
す心配もなく、さらにリング13の紛失の心配もなく安
全性と取扱い性の向上を図ることができる。
【0040】図4は、図1における本発明のこんろバー
ナにおいて、キャップ5にリング13を圧入嵌合し始め
る時の関係を示した実施形態のバーナの断面図である。
図4において、バーナボデイ1の上に被せるキャップ5
は、金属板をプレスにより略ドーナツ状に成形し、上面
部には複数の炎孔6を設け、上面の両端にはバーナボデ
イ1とのガスシール用の内筒壁部7と外筒壁部8を有
し、さらに炎孔6を設けた上面と外筒壁部8の交点部分
を内向き傾斜のリング案内面16とし、外筒壁部8の上
部を内向きに傾斜させて傾斜面θに形成している。
【0041】以上のように構成されたこんろバーナにお
いて、リング13をキャップ5に圧入嵌合する時、外筒
壁部8の上部に内向き傾斜のリング案内面16を形成
し、前記内向き傾斜が傾斜面θにしているので、リング
13の内筒壁15がリング案内面16の傾斜面に沿って
案内され外筒壁部8に至るので、表面の黒色耐熱塗装2
0を傷つけることなくリング13をキャップ5に挿入で
き、かつ組み立て性の向上も図れる。
【0042】図5(a)、(b)は、本発明のこんろバ
ーナにおけるリングの内筒壁長さを変化させた実施形態
の断面図である。図5(a)(b)において、リング1
3は金属板を略ドーナツ状にプレス成形し、上面の一端
部にはリング13を、キャップ5に圧入嵌合するための
外筒壁13aを、他端部には内筒壁15をそれぞれ有す
る。そして、リング13の内筒壁15はプレスで打ち抜
きする際に、内径抜き型寸法φCのみを図5(a)また
は図5(b)に変えることにより内筒壁15の長さを変
えられるようにしたものである。
【0043】以上のように構成されたこんろバーナにお
いて、図2に示すバーナにおいて最適燃焼に必要な空間
距離Hを確保しょうとする時、量産時の各バーナにおけ
る各部品のバーナボデイ1、キャップ5の寸法バラツキ
による空間距離Hを、内筒壁15の長さの調整で最適燃
焼に必要な空間距離Hを確保することができる。
【0044】以上のように本実施例では、リングの内筒
壁の長さを、プレスの打ち抜きにおける内径抜き型寸法
を変えることにより変化できるため、量産時の寸法バラ
ツキを内筒壁長さの調整でキャップの炎孔のある上面部
とリングの上面の距離を、燃焼に適切な距離に確保する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明のこんろバーナは、
キャップとバーナボディとのガスシール性の高い、かつ
生産性の優れたバーナを実現できる。また、このこんろ
バーナを使用したこんろは取扱い易くて、かつ安全なも
のにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるこんろバーナのバー
ナボデイとキャップをセットした断面図
【図2】同実施例1におけるこんろバーナのキャップに
リングを圧入嵌合した断面図
【図3】同実施例1におけるこんろバーナのキャップに
リングを圧入嵌合する部分の寸法関係を拡大した断面図
【図4】同実施例1におけるこんろバーナのキャップと
リングが圧入嵌合時の関係断面図
【図5】(a)同実施例1におけるこんろバーナのリン
グの短い内筒壁を示す部分断面図 (b)同実施例1におけるこんろバーナのリングの長い
内筒壁を示す部分断面図
【図6】従来例1のかしめ方式こんろバーナの部分断面
【図7】従来例2の環状弾性体を用いたこんろバーナの
部分断面図
【符号の説明】
1 バーナボデイ 2 内筒壁 3 外筒壁 5 キャップ 6 炎孔 7 内筒壁部 8 外筒壁部 8a、10、12、13a 外筒壁 9、11 外周平面壁 13 リング 14 外筒壁端部 15 内筒壁 16 リング案内面 φA 外筒壁端部の内周直径寸法 φB キャップの最大外周直径寸法 H 空間距離(距離)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナボデイと、このバーナボデイの上
    部に圧入嵌合するキャップを備え、前記キャップは金属
    板をプレスにより略ドーナツ状に成形し、かつ上面部に
    は複数の炎孔を設け、上面部の両端にはバーナボデイと
    のガスシール用の内筒壁部と外筒壁部を有し、前記外筒
    壁部を複数の外筒壁と外周平面壁をもつ階段状に形成し
    たこんろバーナ。
  2. 【請求項2】 金属板を略ドーナツ状にプレス成形して
    外側に外筒壁、内側に内筒壁を有するリングを、キャッ
    プの外周に嵌合してなる請求項1に記載のこんろバー
    ナ。
  3. 【請求項3】 リングの外筒壁の端部はV状もしくはカ
    ール状に成形し、かつ外筒壁端部の内周直径寸法をキャ
    ップの最大外周直径寸法より僅かに小さな寸法とし、前
    記リングをキャップの外筒壁部に圧入嵌合して一体化す
    るとともに、リングの内筒壁をキャップにおける外筒壁
    部の外周平面壁に載置させてなる請求項2に記載のこん
    ろバーナ。
  4. 【請求項4】 金属板を略ドーナツ状にプレス成形した
    リングは、内筒壁とキャップの外筒壁部に圧入嵌合する
    外筒壁を有し、前記内筒壁は長さを変えることでキャッ
    プの炎孔を設けた上面部とリングの上面部との距離を燃
    焼に適切な距離を得るようにしてなる請求項2または請
    求項3に記載のこんろバーナ。
  5. 【請求項5】 キャップに黒色耐熱塗装を施した請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載のこんろバーナ。
  6. 【請求項6】 キャップは炎孔のある上面部と外筒壁部
    の交点に内向き傾斜のリング案内面を形成してなる請求
    項1〜請求項5のいずれかに記載のこんろバーナ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    こんろバーナを加熱源とするこんろ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917966B1 (ko) 2008-04-23 2009-09-21 양정순 프리믹스 가스버너
CN104315516A (zh) * 2014-11-05 2015-01-28 广东美的厨房电器制造有限公司 燃烧器组件和燃气灶

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