JP2003021205A - 直交動力伝達装置 - Google Patents

直交動力伝達装置

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JP2003021205A
JP2003021205A JP2001209600A JP2001209600A JP2003021205A JP 2003021205 A JP2003021205 A JP 2003021205A JP 2001209600 A JP2001209600 A JP 2001209600A JP 2001209600 A JP2001209600 A JP 2001209600A JP 2003021205 A JP2003021205 A JP 2003021205A
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shaft
orthogonal
intermediate shaft
roller
planetary roller
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Seiji Minegishi
清次 峯岸
Atsushi Tamenaga
淳 為永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交動力伝達装置において、部品点数の削減
を図ると共に、特に入力軸方向のコンパクト化を図る。 【解決手段】 入力軸(モータ軸)42Aに入力される
回転動力を該入力軸42Aと直交する出力軸72に伝達
する直交動力伝達装置44において、太陽ローラ54、
遊星ローラ56、リングローラ58、及びキャリヤ62
を有する単純遊星ローラ機構48を備えると共に、前記
キャリヤ62と連結され自身の一端側にハイポイドピニ
オン74を有する中間軸60を有し、ハイポイドピニオ
ン74と噛合するハイポイドギヤ76を介して中間軸6
0の回転方向を直角に変更・減速して出力軸72から取
り出す直交歯車伝達機構49を備える。直交歯車伝達機
構49の中間軸60は、1個のみの軸受90によって回
転自在に支持されており、その軸長対直径の比が4.5
以下に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力軸に入力され
る回転動力を該入力軸と直交する出力軸に伝達する直交
動力伝達装置に関する。
【0002】なお、本明細書において、「直交」、或い
は「直角」とは、同一の平面上に存在する軸と軸とが直
角に交わる(直角である)場合のほか、平行な平面上に
それぞれ存在する軸と軸とが該2つの平行な平面と垂直
の方向から見た時に直角に交わる(直角である)場合を
含む。
【0003】
【従来の技術】入力軸と出力軸とが直交しているいわゆ
る直交動力伝達装置は、種々の分野において広く利用さ
れている。
【0004】入力軸と出力軸とを直交させるには、一般
に、ウォームギヤセット、ベベルギヤセット、あるいは
ハイポイドギヤセット等の直交歯車セットが用いられ
る。
【0005】又、要請される減速比を考慮して、これら
の直交歯車セットの前段、あるいは後段に更に減速機構
を付設した多段型の直交動力伝達装置も多く利用されて
いる。
【0006】2段型の直交動力伝達装置として、例えば
特開平8−53094号公報において開示されているよ
うな従来例が知られている。
【0007】この装置は、電動自転車に搭載される駆動
装置に係るもので、モータの軸線がクランク軸の軸線と
直角となるように車体に組み込まれることから、該モー
タの回転方向を直角に変更するために使用されている。
【0008】モータの回転は、まず遊星ローラ機構によ
って減速され、該遊星ローラ機構の出力が軸方向に長い
筒状の一方向クラッチを介して駆動傘歯車に伝達され
る。この駆動傘歯車の先端部には傘歯ピニオンが形成さ
れており、一方、該傘歯ピニオンと噛合する傘歯が形成
された従動傘歯車がクランク軸と同軸に組み込まれてい
る。この駆動傘歯車の傘歯ピニオンと従動傘歯車の傘歯
の噛合により、駆動傘歯車の回転軸が直角方向、即ちク
ランク軸の方向に変更される。
【0009】なお、駆動傘歯車は、基本的に一対の軸受
によって支持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この駆
動装置にあっては、駆動傘歯車の端部外周に前述した
(軸方向に長い)一方向クラッチが組み込まれている上
に、該駆動傘歯車が一対の軸受によって支持される構成
とされていたため、その軸方向長(入力軸方向の長さ)
は軸の直径の6倍近くに達するほど長くなっており、コ
ンパクト化が妨げられていた。
【0011】又、他の用途に使用されるもので、一方向
クラッチを有しないものであっても、従来は、この駆動
傘歯車に相当する部材は必ず一対の軸受によって支持さ
れており、入力軸方向の長さが長くなっているという問
題を有していた。
【0012】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、各部材の個々の機能を合理的に
融合させることにより、部品点数が少なく、且つ入力軸
方向のコンパクト化を図ることのできる直交動力伝達装
置を提供することをその課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力軸に入力
される回転動力を該入力軸と直交する出力軸に伝達する
直交動力伝達装置において、前記入力軸の外周に連結さ
れ、該入力軸と一体的に回転する太陽ローラ、該太陽ロ
ーラの周囲に配置されて該太陽ローラに転接する遊星ロ
ーラ、前記太陽ローラと同軸状に配置されて前記遊星ロ
ーラが自身の内周に転接するリングローラ、及び前記遊
星ローラを支持すると共に該遊星ローラの公転成分を取
り出すキャリヤを有する単純遊星ローラ機構を備えると
共に、自身の一端側において該単純遊星ローラ機構のキ
ャリヤと連結され他端側にピニオンを有する中間軸と、
該ピニオンと噛合するギヤを介して前記中間軸の回転方
向を直角に変更し前記出力軸側に伝達する直交歯車噛合
部と、を有する直交歯車伝達機構を備え、該直交歯車伝
達機構の前記中間軸を、1個のみの軸受によって回転自
在に支持すると共に、該中間軸の全長と該中間軸の前記
軸受の存在する部分の直径との比を4.5以下に設定し
たことにより、上記課題を解決したものである。
【0014】本発明では、第1段側の減速機構を含む入
力軸から中間軸までの動力伝達系全体を、「1個のみの
軸受」によって支持させるために、まず第1段側の減速
機構として単純遊星ローラ機構を採用すると共に、直交
歯車セットの歯車噛合機能、即ち「直交するピニオンと
ギヤとが歯車噛合していることによって得られる機能」
を積極的に利用し、併せて中間軸の軸長と直径との関係
を吟味することにより、各機能を相乗させた。
【0015】即ち、第1に、単純遊星ローラ機構は、単
純遊星歯車機構と異なり、それ自体が巨大な軸受として
の機能を有している。従って、第1段目の減速機構の構
成としてこの単純遊星ローラ機構を採用することによ
り、まずこの部分の各要素の軸受を省略することができ
るようになる。又、単純遊星ローラ機構は、これ自体軸
方向長が極めて短いものであるため、1段目減速機構の
軸方向長(入力軸方向の長さ)も最小化できる。
【0016】第2に、この単純遊星ローラ機構のキャリ
ヤと中間軸の「一端側」とを連結することにより、該中
間軸の一端側を該キャリヤによって支持することができ
る。
【0017】第3に、直交歯車噛合部は、「互いに向き
が直交するピニオンとギヤとの歯車噛合」によって回転
方向を直角に変更していることから、(ウォームギヤセ
ット、ベベルギヤセット、あるいはハイポイドギヤセッ
トのいずれの場合においても)その噛合部には半径方向
及びスラスト方向の双方の分力(反力)が発生してい
る。このことは、換言すると、中間軸の「他端側」は当
該直交噛合部での噛合作用により、通常の歯車噛合部に
比べより高い位置拘束がなされていることを意味する。
【0018】従って、中間軸の一端側はキャリヤとの連
結による支持を利用し、又、他端側は直交歯車セットの
噛合による位置拘束(支持)を利用し、且つ、軸受を該
中間軸のほぼ中央に配置すると共に、該中間軸の全長と
該中間軸の軸受部分の直径との「比」(即ち軸のぶれや
すさに対する軸受の保持機能の割合)を所定の範囲内に
抑えるようにすれば、(1段目減速機構をそのまま含
む)入力軸から中間軸までの動力伝達系を、当該「1個
の軸受のみ」で良好に支持することができるようにな
る。
【0019】この結果、部品点数が少なく、且つ簡単な
構造で入力軸方向長の短い直交動力伝達装置を得ること
ができる。
【0020】この「比」の限界は、発明者らの試験によ
れば4.5である。即ち、本発明の場合、中間軸の「軸
長」の「直径」に対する比が小さければ小さいほど得ら
れる効果が顕著となる。還元すると、中間軸の軸長の直
径に対する比が4.5以下に設定されているときは、中
間軸のほぼ中央における前記軸受による該中間軸の回転
支持、一端側における前記キャリヤとの連結支持、及び
他端側における直交噛合による拘束支持の相乗効果(安
定支持効果)が著しい。又、中間軸の直径に対して軸長
が短く設定されているというのは、直交動力伝達装置の
入力軸方向の長さをその分短縮できることを意味し、剛
性もそれだけ高くなる。なお、更に好ましくはこの比は
3.0以下である。
【0021】ところで、本発明において、中間軸に発生
する(直交歯車機構特有の)スラスト力をこの軸受に保
持させるようにすれば、直交歯車噛合部において発生す
るスラスト力を単純遊星ローラ機構側に殆ど伝達させな
い構造を得ることができる。
【0022】この場合、前記単純遊星ローラ機構のキャ
リヤと前記直交歯車伝達機構の中間軸の一端側とをスプ
ライン構造によって連結するようにすれば、単純遊星ロ
ーラ機構のキャリヤと直交歯車伝達機構の中間軸は、そ
の軸方向の僅かな変位が許容可能な態様で連結されるこ
とになり、中間軸側に発生するスラスト力が単純遊星ロ
ーラ機構側に伝達するのをほぼ完全に遮断することがで
きる。
【0023】なお、本直交動力伝達装置は、これにモー
タを連結することにより、直交ギヤドモータを構成でき
る。この場合には、例えば該モータのモータ軸の一端
を、単純遊星ローラ機構の太陽ローラの中心部に直接挿
入する構成を採用するとよい。これにより、入力軸方向
長を一層短縮することができるようになると共に、モー
タ軸を支持している軸受と前記直交歯車伝達機構の中間
軸を支持している軸受とにより単純遊星ローラ機構を両
持ち支持するような構成を得ることができ、ユニット全
体の高剛性化を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0025】図1及び図2に、本発明が適用されたギヤ
ドモータ40を示す。このギヤドモータ40は、モータ
42と、このモータ42の回転動力が入力される直交動
力伝達装置44とが一体的に組合せされたものである。
モータ42のモータ軸42Aは、モータケーシング46
内に配置される2つの軸受46A、46Bによって回転
自在に支持され、その端部が片持ち状態で軸受46Bか
ら直交動力伝達装置44側に臨まされており、そのまま
直交動力伝達装置44の入力軸を兼用している。
【0026】直交動力伝達装置44は単純遊星ローラ機
構48と直交歯車伝達機構49とを備える。単純遊星ロ
ーラ機構48は、モータ42のモータ軸42Aと同軸上
に連結され、モータ軸42Aの回転動力が入力される太
陽ローラ54と、該太陽ローラ54の周囲に配置されて
太陽ローラ54に転接する3つの遊星ローラ56と、太
陽ローラ54と同軸に配置された遊星ローラ56が自身
の内周に転接するリングローラ58と、遊星ローラ56
の公転運動を取り出して中間軸(直交歯車伝達機構49
の入力軸)60に伝達するキャリヤ62と、を備える。
【0027】リングローラ58は、自身を軸方向に貫通
する複数のボルト58Bによって、ケーシング64の内
部に固定されている。
【0028】各遊星ローラ56の中心にはキャリヤ62
から突出されたキャリヤピン62Aがピンローラ62B
を介して挿入されている。キャリヤ62は、このキャリ
ヤピン62Aを介して遊星ローラ56の(太陽ローラ5
4周りの)公転成分を取り出すようになっている。
【0029】一方、直交歯車伝達機構49は、単純遊星
ローラ機構48のキャリヤ62とスプライン70を介し
て連結されている前記中間軸60と、この中間軸60と
直交している出力軸72とを備える。中間軸60の一端
側にはハイポイドピニオン74が直接形成され、一方、
出力軸72にはこのハイポイドピニオン74と噛合する
ハイポイドギヤ76が圧入・一体化されている。
【0030】出力軸72は、自身の両端から動力を取り
出すことが可能なホロータイプとされている(勿論、中
実タイプにすることも可能である)。ここで、前記単純
遊星ローラ機構48は、直交歯車伝達機構49のケーシ
ング64のモータ側端部に形成された凹所82にその軸
方向のほぼ半分が嵌め込まれるようにして組み込まれて
いる。
【0031】又、モータ42側のフロントカバー84に
は単純遊星ローラ機構48の残りの軸方向半分を収容可
能な凹所83が形成されている。従って、単純遊星ロー
ラ機構48は、この一対の凹所82、83によって形成
される空間内に収容されており、特にこれを支持する軸
受等は配置されていない。
【0032】なお、直交歯車伝達機構49のケーシング
64とモータ42のフロントカバー84はボルト86に
よって連結・固定されている。太陽ローラ54はモータ
軸42Aの端部に圧入されることによってその軸方向位
置が規制されており、遊星ローラ56は、フロントカバ
ー84及びキャリヤ62のフランジ部62Cによってそ
の軸方向の位置決めがなされている。
【0033】一方、この中間軸60は、その軸方向(入
力軸方向)のほぼ中央部において1個のみの軸受90に
よって回転自在に支持されている。
【0034】又、この中間軸60の軸方向の長さLの軸
受90が存在する部分における直径(軸受の内径)Dと
の比L/Dは、約2.6(<3.0<4.5)に設定さ
れ、直径Dに対して軸長Lが短か目に設定されている。
【0035】又、軸受90はケーシング64の段差64
Aと止め輪65とでその軸方向の位置が規制され、一
方、この軸受90によって回転自在に支持されている中
間軸60は、その鍔部60A及びスペーサ87によって
該軸受90に対する軸方向の移動規制がなされている。
その結果、結局中間軸60はケーシング80に対し軸方
向両側の移動が規制され、前記ハイポイドピニオン74
とハイポイドギヤ76の噛合によって発生するスラスト
力を該軸受90のみによって全て受け持つ構成とされて
いる。
【0036】次にこの実施形態に係るギヤドモータ40
の作用を説明する。
【0037】モータ42のモータ軸42Aが回転する
と、このモータ軸42Aの回転はそのまま単純遊星ロー
ラ機構48の太陽ローラ54に伝達され、該太陽ローラ
54がモータ軸42Aと一体的に回転する。この太陽ロ
ーラ54の回転により、(固定状態にある)リングロー
ラ58側から反力を受けながら、太陽ローラ54とリン
グローラ58との間で遊星ローラ56が回転・公転し、
その公転成分がキャリヤピン62Aを介してキャリヤ6
2の回転として取り出される。
【0038】このキャリヤ62の回転は、スプライン7
0を介して連結されている中間軸60に伝達され、該中
間軸60の端部に形成されたハイポイドピニオン74及
び出力軸72に組み込まれたハイポイドギヤ76の直交
噛合を介して出力軸72に(回転方向が直角に変更され
た上で)減速・伝達される。
【0039】ここで、中間軸60は、その一端側が単純
遊星ローラ機構48のキャリヤ62によって支持され、
又他端側はハイポイドピニオン74とハイポイドギヤ7
6との「直交噛合」によって強い位置規制がなされるた
め、軸受90が僅か1個のみ配置されている構造であり
ながら、極めて安定した回転を維持することができる。
又、「直交噛合」によって発生するスラスト力に対する
反力は軸受90によってその全てが受け持たれ、特に、
中間軸60とキャリヤ62との結合がスプライン結合
(両者60、62とが軸方向に若干相対移動し得る結
合)とされていることから、当該スラスト力が単純遊星
ローラ機構48側に伝達されることはない。
【0040】但し、この実施形態では、このように中間
軸60に発生するスラスト力が単純遊星ローラ機構48
側に伝達されるのを防止すると共に、組付けの容易性を
考慮してキャリヤ62と中間軸60との連結をスプライ
ン構造とするようにしているが、この部分の連結構造は
これに限定されず、例えばキャリヤ62と中間軸60と
を当初より一体的に製造するような構成としてもよい。
この場合には、該中間軸60の一端側と単純遊星ローラ
機構48とがより強固に一体化されるため、中間軸60
の支持剛性をそれだけ高めることができるようになる。
【0041】勿論、この他に、圧入、あるいはキー等を
用いた結合構造も採用できる。
【0042】以上に示したギヤドモータ40において
は、直交動力伝達装置44の入力軸(モータ軸42A)
から中間軸60までの動力伝達系を僅か1個のみの軸受
90によって支持することができるため、特に入力軸方
向のコンパクト化が実現でき、又部品点数も最小限に抑
えることができる。
【0043】又、ハイポイドギヤセットは一般に静音性
に優れるが、これと同じく静音性に優れる単純遊星ロー
ラ機構48とが組み合わされているため、直交動力伝達
装置44全体の高い静音性能を確保することができる。
【0044】なお、この実施形態においては、2つの減
速機構を有しているため、例えばその一方側のみを変更
することによって種々の減速比を得ることが可能であ
る。例えば、図3及び図4には、モータ42及び単純遊
星ローラ機構48〜軸受90までの部分が基本的に同一
で、中間軸160に形成するハイポイドピニオン174
以降のみを若干変更することでより減速比の小さなギヤ
ドモータ140を得る例が示されている(変更部分に1
00台の同一下2桁符号を付して表示)。
【0045】勿論、逆に直交歯車伝達機構側を同一と
し、単純遊星ローラ機構側の各要素の系を変更すること
によって異なる総減速比を得るようにすることも可能で
ある。
【0046】なお、この実施形態においては、直交動力
伝達装置44とモータ42とを一体化したギヤドモータ
40(或いは140)の例が示されていたが、本発明に
係る直交動力伝達装置は、必ずしもモータと一体化され
て用いられる必要はない。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る直交動力伝達装置によれ
ば、部品点数を最小限に抑えながら、特に入力軸方向の
コンパクト化を最大限に実現できるようになるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るギヤドモータを示す正断面図
【図2】同ギヤドモータの部分拡大平断面図
【図3】本発明の他の実施形態に係るギヤドモータの正
断面図
【図4】同ギヤドモータの部分拡大平断面図
【符号の説明】
40…ギヤドモータ 42…モータ 42A…モータ軸(入力軸) 44…直交動力伝達装置 48…単純遊星ローラ機構 49…直交歯車減速機構 60…中間軸 70…スプライン 72…出力軸 74…ハイポイドピニオン 76…ハイポイドギヤ 90…軸受
フロントページの続き Fターム(参考) 3J009 DA17 EA06 EA18 EA23 EA32 EC05 FA05 FA14 3J051 AA01 BA03 BB06 BC01 BD02 BE03 EC01 ED14 FA01 5H607 AA12 BB01 BB14 CC05 EE32 EE33 FF31 GG08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸に入力される回転動力を該入力軸と
    直交する出力軸に伝達する直交動力伝達装置において、 前記入力軸の外周に連結され、該入力軸と一体的に回転
    する太陽ローラ、該太陽ローラの周囲に配置されて該太
    陽ローラに転接する遊星ローラ、前記太陽ローラと同軸
    状に配置されて前記遊星ローラが自身の内周に転接する
    リングローラ、及び前記遊星ローラを支持すると共に該
    遊星ローラの公転成分を取り出すキャリヤを有する単純
    遊星ローラ機構を備えると共に、自身の一端側において
    該単純遊星ローラ機構のキャリヤと連結され他端側にピ
    ニオンを有する中間軸と、該ピニオンと噛合するギヤを
    介して前記中間軸の回転方向を直角に変更し前記出力軸
    側に伝達する直交歯車噛合部と、を有する直交歯車伝達
    機構を備え、該直交歯車伝達機構の前記中間軸を、1個
    のみの軸受によって回転自在に支持すると共に、 該中間軸の全長と該中間軸の前記軸受の存在する部分の
    直径との比を4.5以下に設定したことを特徴とする直
    交動力伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記中間軸の全長と該中間軸の前記軸受の存在する部分
    の直径の比を3.0未満に設定したことを特徴とする直
    交動力伝達装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記軸受に前記中間軸のスラスト方向の動きを規制する
    機能を持たせたことを特徴とする直交動力伝達装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記単純遊星ローラ機構のキャリヤと前記直交歯車伝達
    機構の中間軸の一端側とをスプライン構造によって連結
    したことを特徴とする動力伝達装置。
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