JP2003020765A - 棟換気材 - Google Patents

棟換気材

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JP2003020765A
JP2003020765A JP2001206631A JP2001206631A JP2003020765A JP 2003020765 A JP2003020765 A JP 2003020765A JP 2001206631 A JP2001206631 A JP 2001206631A JP 2001206631 A JP2001206631 A JP 2001206631A JP 2003020765 A JP2003020765 A JP 2003020765A
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JP
Japan
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ventilation
cover
ridge
ventilating
ventilation member
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Application number
JP2001206631A
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English (en)
Inventor
Sadao Suganami
貞男 菅波
Hajime Kondo
肇 近藤
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Ube Kimitsu Housing KK
Original Assignee
Ube Kimitsu Housing KK
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で低コストにて供給でき、十分な通
気性能を有していて十分な通気量を確保でき、取扱いや
すく設置に場所を取らず、しかも強風雨時に雨雪が室内
側に流入することを確実に防止できる棟換気部材を提供
することを課題とする。 【解決手段】山形であって、その傾斜側面に無数の通気
孔5を設けた通気部材1と、前記通気部材1の長さ方向
両端を閉塞する弾性資材製の端部閉塞材3と、通気性を
有していて前記通気部材1全体に被装されるカバー2
と、前記通気部材1とカバー2の長さ方向端部間の間隙
を充填する間隙閉塞材4、4aとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棟換気材、より詳
細には、雨雪の侵入を防止しつつ屋根裏内の換気を行う
ために建築物の屋根の棟部に設置される棟換気材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記換気部材としては、例えば、特開2
000−179116号公報記載のものが知られてい
る。これは、図7に示すように、山形の棟カバー21
と、棟カバー21の左右に取り付けられる一対の本体2
2と、本体22に組み合わされる一対のルーバー23か
ら成り、本体22に、外からの風雨に対しては閉じた状
態となり、小屋裏内部からの緩やかな排気に対しては開
状態となる被閉板24を備えたことを特徴としている。
【0003】また、特開平10−88756号公報に記
載の棟換気装置がある。これは図8に示す通り、屋根の
小屋裏中央部上方の開口部30と、該開口部30の上方
の両側に設けた左右一対の下棟部材32と、これらの下
棟部材32の上方を覆い、且つ左右対称に傾斜し、その
傾斜面に開口部33を有する上棟部材31と、上記小屋
裏中央部上方の開口部30と上・下棟部材31、32の
間の中空部34を結ぶ通気路を開閉する遮蔽体35と、
該遮蔽体35を開閉操作する操作体たるロッド36とを
有する棟換気装置である。
【0004】これらの構成の場合、全体並びに各部の構
成が複雑であって製品コストが高くなるだけでなく、通
気抵抗が大きく、特に特開平10−88756号の場合
には、上下棟部材31、32等は、アルミ合金の押出成
形によって製造されるので一層高価となり、形状変形も
困難であるといった欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の換気部材に
は上述したような欠点があったので、本発明はそのよう
な欠点のない、即ち、簡易な構成で低コストにて供給で
き、十分な通気性能を有していて十分な通気量を確保で
き、取扱いやすく設置に場所を取らず、しかも強風雨時
に雨雪が室内側に流入することを確実に防止できる棟換
気部材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、山形であっ
て、その傾斜側面に無数の通気孔を設けた通気部材と、
前記通気部材の長さ方向両端を閉塞する弾性資材製の端
部閉塞材と、通気性を有していて前記通気部材全体に被
装されるカバーと、前記通気部材とカバーの長さ方向端
部間の間隙を充填する間隙閉塞材とから成る棟換気材、
を以て上記課題を解決した。
【0007】好ましい実施形態においては、前記通気孔
のサイズが、円孔の場合において直径が0.5mm乃至
3mmとされ、前記カバーの両下端を内方に立上げるこ
とにより、前記通気部材の下端を載せて支持させるため
の支持部が形成され、前記端部閉塞材に下方から1又は
2本の切込みが入れられ、前記間隙閉塞材が前記カバー
の両端部と中間の1又は数個所に配置され、また、前記
通気部材の両下端が延長され、その延長部の裏面にクッ
ション材が定着される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。本発明に係る棟換気部材は、図1及
び図2に示されるように、通気部材1と、これに被せら
れるカバー2と、通気部材1の端部を閉塞する端部閉塞
材3と、通気部材1とカバー2との間に介装される間隙
閉塞材4、4aとから成る。通気部材1とカバー2は、
通例ステンレス等の鋼板又はアルミ板製である。
【0009】通気部材1は、例えば断面が頂点を丸めた
山形を呈するように形成され、両下端には、湾曲部1a
を介して側壁1cが形成される。通気部材1の山形部を
構成する両傾斜側面には、無数の適宜形状の通気孔5が
穿設される。通気孔5のサイズは、円孔の場合で直径が
0.5mm乃至3mm程度とし、他の形状の場合もこれ
に準じたサイズとする。このサイズは、水滴を通すこと
なく通気が可能なサイズである。
【0010】通気部材1における両側の湾曲部1aと頂
部湾曲部1bの内面には、略その全長に亘り、ゴム又は
軟質プラスチック製のクッション材6、7が定着される
ことが好ましい(図3参照)。湾曲部1aは、このクッ
ション材6を介して屋根面に密着することになる。
【0011】なお、通気部材1の両下端の延長部は湾曲
部1aでなく、単なる平板状であってもよい。その場合
にもその平板部の裏面にクッション材を定着するが、屋
根面に対する当接面を曲面状にしたクッション材を用い
る場合は、屋根面に対する当接状態が、上記湾曲部1a
の場合と実質的に同じものとなる。なお、この場合のク
ッション材は、必らずしも平板部の全幅に亘るものであ
る必要はない。
【0012】端部閉塞材3は弾性資材製であって、通気
部材1に対応する三角形状であり、これに、通気部材1
の内面に当接する、通常金属製の取付台座8が被装され
る。施工に当たっては、後述するように、この取付台座
8が、通例2〜3個、先に屋根面に固定され、次いで、
これに通気部材1が取り付けられる。なお、上記クッシ
ョン材6、7は、取付台座8に当たらないようにするた
め、通気部材1の端部まで延ばさず、取付台座8の幅分
内に引込め、また、端部閉塞材3を中間部にも配置する
場合には、クッション材6、7のこれに当接する部分を
除去する(図3における符号6aで示す部分参照)。
【0013】端部閉塞材3は、取付台座8の両下端部を
釘止め等することにより屋根面に固定され、その底面が
屋根面に密着するが、屋根面の勾配は一定ではない(図
4における一点鎖線参照)。しかるに、端部閉塞材3は
弾性資材製であるため、屋根面の勾配の差が小さい場合
には、その弾性によって屋根面の勾配に応じて変形して
その差を吸収することができる。
【0014】好ましい施工例においては、棟換気材の下
側に捨て水切り10が配置される。これに対処するため
に、端部閉塞材3に、その下方から2本の切り込み9が
入れられ、そこに捨て水切り10を差し込むことができ
るようにする。
【0015】また、通気部材1の両下端の延長部を湾曲
部1aとした場合は、そこに水が溜まる虞がある。その
水溜まりを回避するためには、湾曲部1a及び取付台座
8に、水抜きスリット13、14を設ければよい(図2
参照)。なお、水抜きスリット13から抜けた水を、取
付台座8の釘止め部から抜くこともできる。
【0016】カバー2は、板材を山形に折曲し、両端を
下方に折曲したもので、好ましくは、両下方端を内方に
立上げて支持部11を形成する。この支持部11を設け
た場合は、通気部材1に被装する際、通気部材1の下端
を載せて支持させることができる。カバー2の上面傾斜
面には、長孔、円孔、格子状、その他適宜形状の通気口
12が形成される。この通気口12はあくまで通気性を
確保するためのもので、通気性が阻害されることがない
程度の開口面積を持たせる。
【0017】間隙閉塞材4、4aは弾性資材製で、通気
部材1の形状に対応する形状とされる。間隙閉塞材4、
4aは、図示したような水滴形状を呈するものを別体に
設け、対にして、通気部材1とカバー2の間に配置する
こととしてもよいし、上記水滴形状物の上部が結合され
た一体物として形成し、通気部材1を跨ぐように配置す
ることとしてもよい。
【0018】図中間隙閉塞材4はカバー2の端部に配置
されるものを示し、間隙閉塞材4aは、中間の1又は複
数個所に配置されるものを示している。間隙閉塞材4a
は、通気口12形成部間の非開口部分2aに配置され、
通気部材1とカバー2との間に形成され、長さ方向に延
びる通気スペースを区画する機能を果たす。
【0019】本発明に係る棟換気材は、棟の長さに応
じ、複数本を連結して設置する場合がある。その場合
は、端部の間隙閉塞材4を共用する。即ち、図1に示す
ように、閉塞材4は、その半分がカバー2内に収まり、
その半分が露出するようにし、その露出部分に、別の棟
換気部材のカバー2を被せるようにしていく。
【0020】施工に当っては、先ず、棟の開口部上を跨
ぐように、屋根面の所定位置(棟換気材の長さによって
定まる。)に端部閉塞材3を固定する。そして、端部閉
塞材3の取付台座8に載せるようにして通気部材1を置
き、その湾曲部1aを屋根面に釘止めする。次いで、間
隙閉塞材4、4aを取り付けたカバー2を上方から被
せ、通気部材1の両側壁1cを、それぞれ支持部11上
に載せることにより、カバー2を通気部材1に係止させ
る。その際端部閉塞材3は、屋根面の勾配に応じて適宜
変形して屋根面に密着する。
【0021】この棟換気材を複数連結していく場合は、
図1に示すように、端部閉塞材3と間隙閉塞材4とを半
分はみ出させて共用するようにする。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、簡易な
構成であって、通気性を確保しつつ、屋根裏への雨雪の
侵入を確実に防止でき、しかも、簡単迅速に施工し得る
効果があり、カバーに支持部を形成した場合は、カバー
と通気部材相互の取付作業が容易で両者の結合状態が安
定し、端部閉塞材に切込みを入れた場合は、捨て水切り
の差し込みが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棟換気材の傾斜図である。
【図2】本発明に係る棟換気材の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る棟換気材における通気部材の下方
斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】図1におけるB−B線断面図である。
【図6】図1におけるC−C線断面図である。
【図7】従来の棟換気材の構成例を示す図である。
【図8】従来の棟換気材の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 通気部材 1a 湾曲部 1b 頂部湾曲部 1c 側壁 2 カバー 2a 非開口部分 3 端部閉塞材 4 間隙閉塞材 4a 間隙閉塞材 5 通気孔 6 クッション材 7 クッション材 8 取付台座 9 切込み 10 捨て水切り 11 支持部 12 通気口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山形であって、その傾斜側面に無数の通
    気孔を設けた通気部材と、前記通気部材の長さ方向両端
    を閉塞する弾性資材製の端部閉塞材と、通気性を有して
    いて前記通気部材全体に被装されるカバーと、前記通気
    部材とカバーの長さ方向端部間の間隙を充填する間隙閉
    塞材とから成る棟換気材。
  2. 【請求項2】 前記通気孔のサイズが、円孔の場合にお
    いて直径が0.5mm乃至3mmである請求項1に記載
    の棟換気材。
  3. 【請求項3】 前記カバーの両下端を内方に立上げるこ
    とにより、前記通気部材の下端を載せて支持させるため
    の支持部を形成した請求項1に記載の棟換気材。
  4. 【請求項4】 前記端部閉塞材に、下方から1又は2本
    の切込みを入れた請求項1に記載の棟換気材。
  5. 【請求項5】 前記間隙閉塞材を、前記カバーの両端部
    と中間の1又は数個所に配置した請求項1に記載の棟換
    気材。
  6. 【請求項6】 前記通気部材の両下端を湾曲状態にして
    延長し、その湾曲部の下面にクッション材を定着した請
    求項1に記載の棟換気材。
  7. 【請求項7】 前記通気部材の両下端を水平方向に延長
    し、その延長部裏面にクッション材を定着した請求項1
    に記載の棟換気材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100175436A1 (en) * 2009-01-13 2010-07-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Tub with overflow and washing machine having the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100175436A1 (en) * 2009-01-13 2010-07-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Tub with overflow and washing machine having the same

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