JP2003020181A - 可変速式動く歩道 - Google Patents

可変速式動く歩道

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JP2003020181A
JP2003020181A JP2001209437A JP2001209437A JP2003020181A JP 2003020181 A JP2003020181 A JP 2003020181A JP 2001209437 A JP2001209437 A JP 2001209437A JP 2001209437 A JP2001209437 A JP 2001209437A JP 2003020181 A JP2003020181 A JP 2003020181A
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shaft
drive
rotation
driven
rotation shaft
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Takeshi Sakurada
武 櫻田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、構成を簡単にするとともに、ベル
トの摩耗を抑制することを目的とするものである。 【解決手段】 共通の第2の回転軸22に第2の駆動プ
ーリ32と第1の従動プーリ41とを取り付け、異速度
間の乗り継ぎ部が第2の回転軸22に沿う直線上となる
ようにした。また、循環ベルト51,52の往路側部分
を、ガイド溝81a,82aを有するガイド板81、8
2で受けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、運転方向の位置
によって運転速度を変化させることができる可変速式動
く歩道に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実開平2−132087号
公報に示された従来の可変速式動く歩道を示す側面図で
ある。図において、駆動装置(図示せず)により回転さ
れる高速駆動軸1には、高速駆動軸1と一体に回転され
る複数の高速駆動プーリ2が、軸方向に互いに間隔をお
いて固定されている。高速駆動軸1と平行な高速従動軸
3には、複数の高速従動プーリ4が軸方向に互いに間隔
をおいて設けられている。高速従動プーリ4は、高速従
動軸3を中心として回転自在である。高速駆動プーリ2
と高速従動プーリ4との間には、高速循環ベルト5が巻
き掛けられている。高速駆動軸1と高速従動軸3との間
には、高速駆動軸1よりも低速で回転される中速駆動軸
6が配置されている。中速駆動軸6には、中速駆動軸6
と一体に回転される複数の中速駆動プーリ7が、軸方向
に互いに間隔をおいて固定されている。中速駆動軸6と
平行な中速従動軸8には、複数の中速従動プーリ9が軸
方向に互いに間隔をおいて設けられている。中速従動プ
ーリ9は、中速従動軸8を中心として回転自在である。
中速駆動プーリ7と中速従動プーリ9との間には、中速
循環ベルト10が巻き掛けられている。高速従動軸3と
中速従動軸8との間には、中速駆動軸6よりもさらに低
速で回転される低速駆動軸11が配置されている。低速
駆動軸11には、低速駆動軸11と一体に回転される複
数の低速駆動プーリ12が、軸方向に互いに間隔をおい
て固定されている。低速駆動軸11と平行な低速従動軸
13には、複数の低速従動プーリ14が軸方向に互いに
間隔をおいて設けられている。低速従動プーリ14は、
低速従動軸13を中心として回転自在である。低速駆動
プーリ12と低速従動プーリ14との間には、低速循環
ベルト15が巻き掛けられている。高速従動プーリ4と
中速駆動プーリ7との間の区間では、高速循環ベルト5
と中速循環ベルト10とが交互に配置されている。ま
た、中速従動プーリ9と低速駆動プーリ12との間の区
間では、中速循環ベルト10と低速循環ベルト15とが
交互に配置されている。このような可変速式動く歩道で
は、低速循環ベルト15、中速循環ベルト10及び高速
循環ベルト5の順で運転速度が速くなるよう設定されて
いる。従って、乗り口では運転速度を遅くし、徐々に運
転速度を上げて、次の区間に乗客を搬送することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の可変速式動く歩道では、速度の異なる区間毎に
2本ずつの軸が配置されているため、部品点数が多く、
構成が複雑である。また、速度の異なる区間が部分的に
重なっており、これら重なりの区間では、循環速度の異
なる循環ベルト5,10,15が交互に配置されている
ため、乗客の靴や荷物と循環ベルト5,10,15との
間に摩擦抵抗が生じ、循環ベルト5,10,15等の部
品に摩耗が生じ易かった。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、構成を簡単に
することができ、ベルトの摩耗を抑制することができる
可変速式動く歩道を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速式
動く歩道は、駆動装置、この駆動装置により回転される
第1の回転軸、第1の回転軸と平行に延び、駆動装置に
より第1の回転軸とは異なる回転速度で回転される第2
の回転軸、第1及び第2の回転軸と平行に延びる第3の
回転軸、第1の回転軸を中心として第1の回転軸ととも
に回転される第1の駆動回転体、第2の回転軸を中心と
して第2の回転軸とともに回転される第2の駆動回転
体、第2の回転軸の軸方向に互いに間隔をおいて配置さ
れ、第2の回転軸を中心として第2の回転軸に対して回
転自在な複数の第1の従動回転体、第3の回転軸を中心
として回転自在な第2の従動回転体、一端部が第1の駆
動回転体に巻き掛けられ、他端部が第1の従動回転体に
巻き掛けられ、第1の駆動回転体の回転により循環され
乗客を搬送する互いに平行な無端状の複数の第1の循環
ベルト、及び一端部が隣接する第1の従動回転体の間で
第2の駆動回転体に巻き掛けられ、他端部が第2の従動
回転体に巻き掛けられ、第2の駆動回転体の回転により
循環され乗客を搬送する互いに平行な無端状の複数の第
2の循環ベルトを備えたものである。
【0006】また、駆動装置は、第1の回転軸を回転さ
せる第1の駆動モータと、第1の回転軸とともに回転す
る第1の伝達プーリと、第2の回転軸とともに回転する
第2の伝達プーリと、第1及び第2の伝達プーリ間に巻
き掛けられ、第1の伝達プーリの回転を第2の伝達プー
リに伝達する無端状の伝達ベルトとを有し、第1の伝達
プーリの径と第2の伝達プーリの径とが互いに異なって
いる。
【0007】さらに、第2の駆動回転体は、隣接する第
1の従動回転体間に配置されている複数の駆動プーリを
有している。
【0008】さらにまた、第1の回転軸と第2の回転軸
との間、及び第2の回転軸と第3の回転軸との間には、
それぞれガイド板が配置されており、ガイド板には、第
1及び第2の循環ベルトの往路側部分が挿入される互い
に平行な複数のガイド溝が形成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
による可変速式動く歩道を示す側面図、図2は図1の可
変速式動く歩道を示す平面図、図3は図1の区間A0を
示す平面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
あり、図2ではガイド板の図示が省略されている。
【0010】この例における可変速式動く歩道は、定格
速度で運転される動く歩道101の一端部と乗り口10
2との間に配置されている。また、この例の可変速式動
く歩道は、区間A1〜A5に区分されており、区間A1
から区間A5に向けて運転速度が徐々に速くなり動く歩
道101の運転速度に近づくように設定されている。
【0011】また、動く歩道101の他端部と降り口
(図示せず)との間には、同様の可変速式動く歩道を対
称に配置してもよい。この場合、運転方向は逆向きであ
り、動く歩道の他端部から降り口へ向けて運転速度は徐
々に遅くなるように設定される。
【0012】図において、第1の回転軸21は、駆動モ
ータ60により回転される。第1の回転軸21と平行に
延びる第2の回転軸22は、駆動モータ60の駆動力が
伝達されて第1の回転軸21よりも低速で回転される。
第2の回転軸22と平行に延びる第3の回転軸23は、
駆動モータ60の駆動力が伝達されて第2の回転軸22
よりも低速で回転される。
【0013】第3の回転軸23と平行に延びる第4の回
転軸24は、駆動モータ60の駆動力が伝達されて第3
の回転軸23よりも低速で回転される。第4の回転軸2
4と平行に延びる第5の回転軸25は、駆動モータ60
の駆動力が伝達されて第4の回転軸24よりも低速で回
転される。
【0014】第1の回転軸21と動く歩道101との間
には、第1の回転軸21と平行に延びる回転自在の第6
の回転軸26が配置されている。第5の回転軸25と乗
り口102との間には、第5の回転軸25と平行に延び
る回転自在の第7の回転軸27が配置されている。
【0015】第1の回転軸21には、第1の回転軸21
を中心として第1の回転軸21とともに回転される第1
の駆動回転体としての複数の第1の駆動プーリ31が互
いに間隔をおいて固定されている。第2の回転軸22に
は、第2の回転軸22を中心として第2の回転軸22と
ともに回転される第2の駆動回転体としての複数の第2
の駆動プーリ32が互いに間隔をおいて固定されてい
る。
【0016】第3の回転軸23には、第3の回転軸23
を中心として第3の回転軸23とともに回転される第3
の駆動回転体としての複数の第3の駆動プーリ33が互
いに間隔をおいて固定されている。第4の回転軸24に
は、第4の回転軸24を中心として第4の回転軸24と
ともに回転される第4の駆動回転体としての複数の第4
の駆動プーリ34が互いに間隔をおいて固定されてい
る。
【0017】第5の回転軸25には、第5の回転軸25
を中心として第5の回転軸25とともに回転される第5
の駆動回転体としての複数の第5の駆動プーリ35が互
いに間隔をおいて固定されている。
【0018】第2の回転軸22には、第2の回転軸22
を中心として第2の回転軸22に対して回転自在な第1
の従動回転体としての複数の第1の従動プーリ41が配
置されている。また、第1の従動プーリ41は、第2の
回転軸22の軸方向に互いに間隔をおいて、第2の駆動
プーリ32と交互に配置されている。
【0019】第3の回転軸23には、第3の回転軸23
を中心として第3の回転軸23に対して回転自在な第2
の従動回転体としての複数の第2の従動プーリ42が配
置されている。また、第2の従動プーリ42は、第3の
回転軸23の軸方向に互いに間隔をおいて、第3の駆動
プーリ33と交互に配置されている。
【0020】第4の回転軸24には、第4の回転軸24
を中心として第4の回転軸24に対して回転自在な第3
の従動回転体としての複数の第3の従動プーリ43が配
置されている。また、第3の従動プーリ43は、第4の
回転軸24の軸方向に互いに間隔をおいて、第4の駆動
プーリ34と交互に配置されている。
【0021】第5の回転軸25には、第5の回転軸25
を中心として第5の回転軸25に対して回転自在な第4
の従動回転体としての複数の第4の従動プーリ44が配
置されている。また、第4の従動プーリ44は、第5の
回転軸25の軸方向に互いに間隔をおいて、第5の駆動
プーリ35と交互に配置されている。
【0022】第7の回転軸27には、第7の回転軸27
を中心として第7の回転軸27に対して回転自在な第5
の従動回転体としての複数の第5の従動プーリ45が軸
方向に互いに間隔をおいて配置されている。
【0023】第1の回転軸21には、第1の回転軸21
を中心として第1の回転軸21とともに回転される第6
の駆動回転体としての複数の第6の駆動プーリ36が固
定されている。第6の駆動プーリ36は、第1の回転軸
21の軸方向に互いに間隔をおいて、第1の駆動プーリ
31と交互に配置されている。
【0024】第6の回転軸26には、第6の回転軸26
を中心として第6の回転軸26に対して回転自在な第6
の従動回転体としての複数の第6の従動プーリ46が軸
方向に互いに間隔をおいて配置されている。第1ないし
第6の駆動プーリ31〜36及び第1ないし第6の従動
プーリ41〜46としては、歯付きプーリが使用されて
いる。
【0025】互いに平行な無端状の複数の第1の循環ベ
ルト51の一端部は、第1の駆動プーリ31に巻き掛け
られている。第1の循環ベルト51の他端部は、第1の
従動プーリ41に巻き掛けられている。互いに平行な無
端状の複数の第2の循環ベルト52の一端部は、第2の
駆動プーリ32に巻き掛けられている。第2の循環ベル
ト52の他端部は、第2の従動プーリ42に巻き掛けら
れている。
【0026】互いに平行な無端状の複数の第3の循環ベ
ルト53の一端部は、第3の駆動プーリ33に巻き掛け
られている。第3の循環ベルト53の他端部は、第3の
従動プーリ43に巻き掛けられている。互いに平行な無
端状の複数の第4の循環ベルト54の一端部は、第4の
駆動プーリ34に巻き掛けられている。第4の循環ベル
ト54の他端部は、第4の従動プーリ44に巻き掛けら
れている。
【0027】互いに平行な無端状の複数の第5の循環ベ
ルト55の一端部は、第5の駆動プーリ35に巻き掛け
られている。第5の循環ベルト55の他端部は、第5の
従動プーリ45に巻き掛けられている。互いに平行な無
端状の複数の第6の循環ベルト56の一端部は、第6の
駆動プーリ36に巻き掛けられている。第6の循環ベル
ト56の他端部は、第6の従動プーリ46に巻き掛けら
れている。
【0028】第1ないし第6の循環ベルト51〜56
は、歯付きベルトにより構成され、第1ないし第6の駆
動プーリ31〜36の回転により循環され、往路側部分
上に乗った乗客を搬送する。第6の回転軸26と動く歩
道101との間には、第6の回転軸26と動く歩道10
1との間の隙間を埋める回転自在な2本のローラ28,
29が配置されている。
【0029】第1の回転軸21には、第1の回転軸21
とともに回転する第1の伝達プーリ61が固定されてい
る。第2の回転軸22には、第2の回転軸22とともに
回転する一対の第2の伝達プーリ62a,62bが固定
されている。第3の回転軸23には、第3の回転軸23
とともに回転する一対の第3の伝達プーリ63a,63
bが固定されている。
【0030】第4の回転軸24には、第4の回転軸24
とともに回転する一対の第4の伝達プーリ64a,64
bが固定されている。第5の回転軸25には、第5の回
転軸25とともに回転する第5の伝達プーリ65が固定
されている。第1ないし第5の伝達プーリ61,62
a,62b,63a,63b,64a,64b,65の
径D1〜D5は、D1<D2<D3<D4<D5の関係
になっている。
【0031】第1及び第2の伝達プーリ61,62a間
には、第1の伝達プーリ61の回転を第2の伝達プーリ
62aに伝達する無端状の第1の伝達ベルト71が巻き
掛けられている。第2及び第3の伝達プーリ62b,6
3a間には、第2の伝達プーリ62bの回転を第3の伝
達プーリ63aに伝達する無端状の第2の伝達ベルト7
2が巻き掛けられている。
【0032】第3及び第4の伝達プーリ63b,64a
間には、第3の伝達プーリ63bの回転を第4の伝達プ
ーリ64aに伝達する無端状の第3の伝達ベルト73が
巻き掛けられている。第4及び第5の伝達プーリ64
b,65には、第4の伝達プーリ64bの回転を第5の
伝達プーリ65に伝達する無端状の第4の伝達ベルト7
4が巻き掛けられている。
【0033】この例における駆動装置75は、駆動モー
タ60、第1ないし第5の伝達プーリ61,62a,6
2b,63a,63b,64a,64b,65及び第1
ないし第4の伝達ベルト71,72,73,74を有し
ている。また、駆動装置75の駆動源は、駆動モータ6
0のみであるが、D1<D2<D3<D4<D5となっ
ているため、第1ないし第5の回転軸21〜25の回転
速度は、第1の回転軸21から乗り口102へ向けて徐
々に遅くなっている。
【0034】第1の回転軸21と第2の回転軸22との
間には、第1のガイド板81が配置されている。第1の
ガイド板81には、第1の循環ベルト51の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝81aが形成
されている。第2の回転軸22と第3の回転軸23との
間には、第2のガイド板82が配置されている。第2の
ガイド板82には、第2の循環ベルト52の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝82aが形成
されている。
【0035】第3の回転軸23と第4の回転軸24との
間には、第3のガイド板83が配置されている。第3の
ガイド板83には、第3の循環ベルト53の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝83aが形成
されている。第4の回転軸24と第5の回転軸25との
間には、第4のガイド板84が配置されている。第4の
ガイド板84には、第4の循環ベルト54の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝84aが形成
されている。
【0036】第5の回転軸25と第7の回転軸27との
間には、第5のガイド板85が配置されている。第5の
ガイド板85には、第5の循環ベルト55の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝85aが形成
されている。第1の回転軸21と第6の回転軸26との
間には、第6のガイド板86が配置されている。第6の
ガイド板86には、第6の循環ベルト56の往路側部分
が挿入される互いに平行な複数のガイド溝86aが形成
されている。ガイド板81〜86は、摩擦抵抗の小さい
材料により構成されている。
【0037】次に、図5は図1の第2ないし第5の回転
軸22〜25と第2ないし第5の駆動プーリ32〜35
及び第1ないし第4の従動プーリ41〜44との関係を
示す説明図である。図のように、駆動プーリ32〜35
は、回転軸22〜25と一体に回転するように回転軸2
2〜25に固定されている。これに対し、従動プーリ4
1〜44は、ベアリング47を介して回転軸22〜25
に取り付けられている。従って、従動プーリ41〜44
は、回転軸22〜25とは異なる速度で回転可能であ
る。
【0038】次に、動作について説明する。駆動モータ
60の駆動力は、第1の回転軸21に伝達されるととも
に、伝達プーリ61,62a,62b,63a,63
b,64a,64b,65及び伝達ベルト71,72,
73,74を介して、第2ないし第5の回転軸22〜2
5に伝達される。このとき、第1ないし第5の回転軸2
1〜25は、上記のように互いに異なる速度で回転され
る。
【0039】第1ないし第5の回転軸21〜25が回転
されると、第1ないし第6の駆動プーリ31〜36が回
転され、第1ないし第5の循環ベルト51〜55が異な
る速度で同方向へ循環される。第6の循環ベルト56の
速度は、第1の循環ベルト51と同じである。第1ない
し第6の循環ベルト51〜56の循環に伴い、第1ない
し第6の従動プーリ41〜46も回転される。これによ
り、第1ないし第6の循環ベルト51〜56上の乗客が
図2の左方向へ搬送される。
【0040】このような可変速式動く歩道では、共通の
回転軸22〜25に駆動プーリ32〜35と従動プーリ
41〜44とが取り付けられているため、回転軸の本数
が低減され、構成を簡単にすることができる。また、速
度の異なる区間が重ならず、異速度間の乗り継ぎ部が回
転軸22〜25に沿う直線上となるため、循環ベルト5
1〜55に無理な力が加わらず、循環ベルト51〜55
の摩耗を抑制することができる。
【0041】さらに、異なる径の伝達プーリ61,62
a,62b,63a,63b,64a,64b,65及
び伝達ベルト71,72,73,74を用いて、駆動モ
ータ60の駆動力を回転軸21〜25に伝達するように
したので、1個の駆動モータ60により回転軸21〜2
5を互いに異なる速度で回転させることができる。
【0042】さらにまた、駆動回転体として駆動プーリ
31〜36を用いたので、構成を簡単にすることができ
る。また、循環ベルト51〜56を受けるガイド板81
〜86を用いたので、進行方向に対して直角な方向への
循環ベルト51〜56への負荷を軽減することができ、
循環ベルト51〜56の伸びや破損を防止することがで
きる。さらに、ガイド板81〜86には、ガイド溝81
a〜86aが形成されているので、循環ベルト51〜5
6をスムーズに循環させることができる。
【0043】なお、上記の例では、1個の駆動モータ6
0により全ての回転軸21〜25を回転させたが、2個
以上の駆動モータを用いてもよく、駆動装置のスペース
を小さくすることもできる。
【0044】また、循環ベルト51〜56の幅や本数
は、上記の例に限定されるものではなく、種々の変更が
可能である。さらに、上記の例では全体を5つの区間A
1〜A5に区分したが、区間の数やスパンについても種
々の変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の可変速
式動く歩道は、共通の回転軸に駆動回転体と複数の従動
回転体とが取り付けられているため、回転軸の本数が低
減され、構成を簡単にすることができる。また、速度の
異なる区間が重ならず、異速度間の乗り継ぎ部が回転軸
に沿う直線上となるため、循環ベルトに無理な力が加わ
らず、循環ベルトの摩耗を抑制することができる。
【0046】また、異なる径の複数の伝達プーリ及び複
数の伝達ベルトを用いて、駆動モータの駆動力を複数の
回転軸に伝達するようにしたので、1個の駆動モータに
より複数の回転軸を互いに異なる速度で回転させること
ができる。
【0047】さらに、駆動回転体として駆動プーリを用
いたので、構成を簡単にすることができる。
【0048】さらにまた、循環ベルトを受けるガイド板
を用いたので、進行方向に対して直角な方向への循環ベ
ルトへの負荷を軽減することができ、循環ベルトの伸び
や破損を防止することができる。また、ガイド板には、
ガイド溝が形成されているので、循環ベルトをスムーズ
に循環させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例による可変速式
動く歩道を示す側面図である。
【図2】 図1の可変速式動く歩道を示す平面図であ
る。
【図3】 図1の区間A0を示す平面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図1の第2ないし第5の回転軸と第2ないし
第5の駆動プーリ及び第1ないし第4の従動プーリとの
関係を示す説明図である。
【図6】 従来の可変速式動く歩道の一例を示す側面図
である。
【符号の説明】
21 第1の回転軸、22 第2の回転軸、23 第3
の回転軸、31 第1の駆動プーリ(第1の駆動回転
体)、32 第2の駆動プーリ(第2の駆動回転体)、
41 第1の従動プーリ(第1の従動回転体)、42
第2の従動回転体(第2の従動回転体)、51 第1の
循環ベルト、52 第2の循環ベルト、60 駆動モー
タ、61 第1の伝達プーリ、62 第2の伝達プー
リ、71 第1の伝達ベルト、75 駆動装置、81第
1のガイド板、82 第2のガイド板、81a,82a
ガイド溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置、 この駆動装置により回転される第1の回転軸、 上記第1の回転軸と平行に延び、上記駆動装置により上
    記第1の回転軸とは異なる回転速度で回転される第2の
    回転軸、 上記第1及び第2の回転軸と平行に延びる第3の回転
    軸、 上記第1の回転軸を中心として上記第1の回転軸ととも
    に回転される第1の駆動回転体、 上記第2の回転軸を中心として上記第2の回転軸ととも
    に回転される第2の駆動回転体、 上記第2の回転軸の軸方向に互いに間隔をおいて配置さ
    れ、上記第2の回転軸を中心として上記第2の回転軸に
    対して回転自在な複数の第1の従動回転体、 上記第3の回転軸を中心として回転自在な第2の従動回
    転体、 一端部が上記第1の駆動回転体に巻き掛けられ、他端部
    が上記第1の従動回転体に巻き掛けられ、上記第1の駆
    動回転体の回転により循環され乗客を搬送する互いに平
    行な無端状の複数の第1の循環ベルト、及び一端部が隣
    接する上記第1の従動回転体の間で上記第2の駆動回転
    体に巻き掛けられ、他端部が上記第2の従動回転体に巻
    き掛けられ、上記第2の駆動回転体の回転により循環さ
    れ乗客を搬送する互いに平行な無端状の複数の第2の循
    環ベルトを備えていることを特徴とする可変速式動く歩
    道。
  2. 【請求項2】 上記駆動装置は、上記第1の回転軸を回
    転させる第1の駆動モータと、上記第1の回転軸ととも
    に回転する第1の伝達プーリと、上記第2の回転軸とと
    もに回転する第2の伝達プーリと、上記第1及び第2の
    伝達プーリ間に巻き掛けられ、上記第1の伝達プーリの
    回転を上記第2の伝達プーリに伝達する無端状の伝達ベ
    ルトとを有し、上記第1の伝達プーリの径と上記第2の
    伝達プーリの径とが互いに異なっていることを特徴とす
    る請求項1記載の可変速式動く歩道。
  3. 【請求項3】 上記第2の駆動回転体は、隣接する上記
    第1の従動回転体間に配置されている複数の駆動プーリ
    を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の可変速式動く歩道。
  4. 【請求項4】 上記第1の回転軸と上記第2の回転軸と
    の間、及び上記第2の回転軸と上記第3の回転軸との間
    には、それぞれガイド板が配置されており、上記ガイド
    板には、上記第1及び第2の循環ベルトの往路側部分が
    挿入される互いに平行な複数のガイド溝が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の可変速式動く歩道。
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