JP2003020174A - 昇降機の運行保証システム - Google Patents

昇降機の運行保証システム

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JP2003020174A
JP2003020174A JP2001208695A JP2001208695A JP2003020174A JP 2003020174 A JP2003020174 A JP 2003020174A JP 2001208695 A JP2001208695 A JP 2001208695A JP 2001208695 A JP2001208695 A JP 2001208695A JP 2003020174 A JP2003020174 A JP 2003020174A
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JP2001208695A
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Shigeji Kitamura
茂治 北村
Koichi Hori
康一 保里
Nobuhito Kimura
宣仁 木村
Nobuyuki Matono
信之 的野
Shigeto Kitano
重登 北野
Hideki Shiozaki
秀樹 塩崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降機の運行保証を安価に行う。 【解決手段】 ネットワーク回線を介した遠隔技術を用
い、昇降機の所定期間の運行保証を廉価におこなう。所
定の運行保証を達成できなかった場合は、相当額の返
却、または保証期間の無償延長を行う。昇降機は、遠隔
監視装置、遠隔診断装置、遠隔修理装置、表示器を備
え、ネットワーク回線を介して運行保証センターに接続
する。運行保証センターは、サーバーと、情報処理用コ
ンピュータと、故障統計データベース、個別昇降機毎の
履歴データベースを備えていて、個別昇降機の遠隔的に
監視、診断、修理し、その情報を前記データベースに格
納するとともに、昇降機の管理者に報告する。また、昇
降機の表示器に簡潔に情報を表示し、利用者に知らせ
る。修理のため、運行を一時停止する場合は、昇降機の
管理者、利用者に事前予告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降機の運行を
保証し、対価を得る昇降機の運行保証システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】昇降機は建築物に固定されているため、
建築物と同等の長期の寿命が要求される。可動物である
昇降機に固定物である建築物と同様の寿命を期待するの
は、困難であるが、それを可能にしてきたのは、故障修
理、部品交換などを伴う保守作業であった。この保守作
業は、昇降機の製造・販売事業者と同一の保守事業者
か、昇降機の製造・販売事業者とは別の保守事業者が、
昇降機の価格とは別の保守契約により行うのが通例であ
り、保守事業者が定期的な保守作業を実施し、昇降機の
所有者は、その対価を保守事業者に支払う。
【0003】従来は、この保守作業は、保守技術を有す
る保守員が当該昇降機のある建物まで出向いて行ってい
た。しかし、近年の遠隔技術の発達に伴い、昇降機を遠
隔的に監視し、遠隔的に異常有無を診断することが可能
になっている。例えば、図3は特開2001−1064
49、図4は特開2000−302349に示されたこ
れら遠隔技術の先行例である。これら遠隔技術を用いた
昇降機では、保守員が直接当該昇降機のある建物まで出
向く必要性は少なくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、昇降機の所有
者・利用者の真の要求は、保守作業ではなく、昇降機の
快適な運行という機能の保証である。保守作業はその保
証を代替すると考えられている手段に過ぎない。
【0005】従って、近年発達しつつある前記の遠隔装
置を備えた昇降機で、保守作業を自動化し省力化した場
合、保守員が直接出向かないことによって、現実には充
分な保守作業を行っているにも拘わらず、保守作業が手
抜きされているのではないか、運行は保証されていない
のではないかといった不合理な疑念を抱かせることにな
りがちである。
【0006】そのため、現実には保守作業の必要がない
にも関わらず、定期的に出向き、清掃、照明器具の管球
の交換のごとき特別な保守技術を要しない作業をすると
いったことをしており、保守費用を不必要に高める要因
となっている。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、従来の保守契約に替わり、低廉
な価格で昇降機の運行を保証する運行保証システムを得
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の昇降機の運行
保証システムでは、ネットワーク回線を介して昇降機の
運行を監視する遠隔監視装置と、ネットワーク回線を介
して昇降機の異常を検査する遠隔診断装置と、ネットワ
ーク回線を介して昇降機の故障を修理する遠隔修理装置
の少なくともいずれか1つを備え、所定期間の昇降機の
運行を保証することを特徴としている。
【0009】また、定期的に遠隔監視およびまたは遠隔
診断およびまたは遠隔修理の結果を昇降機の管理者に報
告する修理結果報告手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】また、予防保全のための個別の昇降機の運
行の一時停止を昇降機の管理者に事前通報する事前通報
手段を備えたことを特徴としている。
【0011】また、かご内、または、乗場に表示器を有
した昇降機を備え、定期的に遠隔修理の結果を前記表示
器に表示する修理結果表示手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0012】また、かご内、または、乗場に表示器を有
した昇降機を備え、予防保全のための個別の昇降機の運
行の一時停止を前記表示器に事前予告する事前予告表示
手段を備えたことを特徴としている。
【0013】また、個別の昇降機の法定点検期日のデー
タを備え、予防保全のための個別の昇降機の運行の一時
停止の期日を前記法定点検期日に合わせる日程管理手段
を備えたことを特徴としている。
【0014】また、昇降機の機種毎の故障統計データベ
ースを備えたことを特徴としている。
【0015】また、建物用途別の昇降機の故障統計デー
タベースを備えたことを特徴としている。
【0016】また、個々の昇降機の個別履歴データベー
スを備えたことを特徴としている。
【0017】また、全ての構造部材が所定期間以上の設
計寿命を有する昇降機を備えたことを特徴としている。
【0018】また、照明器具の管球を通常の成人が交換
可能な高さに配置したかご室を備えたことを特徴として
いる。
【0019】また、保証期間の終了期日が近づいた時点
で、延長契約の締結または保守契約の締結を促す案内状
を昇降機の管理者に発信する案内状発信手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
昇降機の運行保証システムの実施の形態1のシステム構
成図、図2はこの運行保証システムのうち、エレベータ
近傍を拡大した図である。図において、1はネットワー
ク回線、1aはネットワーク回線1の幹線、1bはネッ
トワーク回線1の支線、2はネットワーク回線1につな
がったエレベータ、2aは表示器、2bは撮像装置、2
cは遠隔診断用基板、2dは故障修理用基板、3はサー
バー、4は情報処理用コンピューター、5は機種別の昇
降機の故障情報が格納された機種別故障統計データベー
ス、6は用途別の昇降機の故障情報が格納された用途別
故障統計データベース、7は個別の昇降機ごとの製品情
報と遠隔監視の履歴と遠隔診断の履歴と遠隔故障修理の
履歴および保守員が直接出向いておこなった故障修理の
履歴とが格納された個別履歴データベースである。
【0021】ここで、サーバー3、情報処理コンピュー
ター4、機種別故障統計データベース5、用途別故障統
計データベース6、個別履歴データベース7は、昇降機
の製造・販売事業者が設立している運行保証センターが
管理しているものである。ここでは、ネットワーク回線
1は、昇降機の製造・販売事業者が専有している専用線
を想定しているが、インターネット回線であっても、良
い。
【0022】また、情報処理コンピューター4には、定
期的に遠隔監視およびまたは遠隔診断およびまたは遠隔
修理の結果を昇降機の管理者に報告する修理結果報告プ
ログラム(修理結果報告手段)と、予防保全のための個
別の昇降機の運行の一時停止を昇降機の管理者に事前通
報する事前通報プログラム(事前通報手段)と、定期的
に遠隔修理の結果を表示器に表示する修理結果表示プロ
グラム(修理結果表示手段)と、予防保全のための個別
の昇降機の運行の一時停止を前記表示器に事前予告する
事前予告表示プログラム(事前予告表示手段)と、予防
保全のための個別の昇降機の運行の一時停止の期日を法
定点検期日に合わせる日程管理プログラム(日程管理手
段)と、保証期間の終了期日が近づいた時点で、延長契
約の締結または保守契約の締結を促す案内状を昇降機の
管理者に発信する案内状発信プログラム(案内状発信手
段)とが設けられている。
【0023】この運行保証システムは、昇降機の販売時
点で、対価を得て、所定期間の昇降機の適正な運行を保
証するものである。この保証の内容は例えば、当該昇降
機の所定時間以上(例えば0.5時間以上)の運行停止
回数を所定以下(例えば10年間で3回以下)にすると
いったものである。但し、運行停止が、天災、火災、停
電、利用者の故意または過失など、昇降機以外に起因す
るものはこの回数から除外する。そして、この保証が達
成されなかった場合は、対価から相当額を返還するか、
あるいは、保証期間を無償延長する。なお、ここで想定
しているエレベータは、一般的なマンションや、比較的
小規模な事務所ビルなどに設置される小形エレベータや
規格形と称されるエレベータであるが、特にそれに限定
されるものではない。特注形と称されるエレベータでも
良い。また、エレベータではなく、エスカレータであっ
ても良い。
【0024】ここで、エレベータ2は、かご内、また
は、乗場に表示器2aを有しており、全ての構造部材が
所定期間以上の設計寿命を有し、かつ、照明器具の管球
を通常の成人が交換可能な高さに配置したかご室を備え
ている。
【0025】また、エレベータ2には、遠隔監視装置と
して通信機能を備えた撮像装置2bを備えている。この
撮像装置2bは、ネットワーク回線1を介してサーバー
3が発する所定の指令に基き、エレベーターのかご内、
乗場、昇降路内を定期、不定期に撮像し、その監視情報
をネットワーク回線1を介してサーバー3に通信する。
ここで行っている監視の対象は、昇降機の運行に支障を
きたすような機器の異常、特に外見的な異常である。サ
ーバー3に通信された監視情報は情報処理用コンピュー
ター4により、解析処理され、機種別故障統計データベ
ース5、用途別故障統計データベース6、個別履歴デー
タベース7に蓄積される。ただし、遠隔監視の手段、内
容はこれに限るものではない。例えば、音響測定装置、
温度測定装置、特定部位に作用する力を計測する荷重測
定装置などを遠隔監視装置として用いることも可能であ
る。これにより、保守員が出向くことなく、エレベータ
2を監視できる。
【0026】また、エレベータ2には、遠隔診断装置と
して通信機能を備え診断プログラムを実行する基板2c
を備えている。これは、ネットワーク回線1を介してサ
ーバー3が発する所定の指令に基き、所定の手順で診断
用の指令信号を発信し、その応答信号を解析して昇降機
の電気系統に異常が無いか判定し、その情報をネットワ
ーク回線1を介してサーバー3に通信する。サーバー3
に通信された診断情報は情報処理用コンピューター4に
より、解析処理され、機種別故障統計データベース5、
用途別故障統計データベース6、個別履歴データベース
7に蓄積される。ただし、遠隔診断の手段、内容はこれ
に限るものではない。例えば、前記監視装置と併用し、
機械系機器に発した指定信号により当該機器の動作を監
視するようにして診断しても良い。これにより、保守員
が出向くことなく、エレベータ2の異常有無を確認でき
る。
【0027】また、エレベータ2には、遠隔修理装置と
して通信機能を備え故障修理プログラムを実行する基板
2dを備えている。これは、ネットワーク回線1を介し
てサーバー3が発する所定の指令に基き、故障修理用プ
ログラムを実行して、昇降機の制御用ソフトウェアの異
常を修復、または再インストールして、その情報をネッ
トワーク回線1を介してサーバー3に通信する。サーバ
ー3に通信された故障修理情報は情報処理用コンピュー
ター4により、個別履歴データベース7に蓄積される。
ただし、遠隔修理の手段、内容は昇降機の制御用ソフト
ウェアの異常の修復に限らない。例えば、特定の部位に
予め設けておいたロボットアームなどの修理装置を遠隔
操作して故障修理するものであっても良い。これによ
り、保守員が出向くことなく、エレベータ2の故障を修
理できる。
【0028】また、個別履歴データベース7に蓄積され
た診断情報、故障修理情報は、情報処理用コンピュータ
ー4に設けられた修理結果報告プログラムにより定期的
に報告書として出力され、当該エレベータの管理者に届
けられる。ここでいうエレベータの管理者とは、例え
ば、マンションの管理組合、事務所ビルの管理担当部
門、個人所有ビルのオーナーなど、昇降機の管理責任者
を示す。この報告書は、印刷物を郵送する形態を想定し
ているが、電子メールなどの電子的通信手段であっても
良い。管理者はこれにより、当該昇降機が定期的に診断
され、必要な修理がなされており、従って、昇降機の適
切な運行が保証されていることを確認できる。
【0029】また、上記の個別履歴データベース7に蓄
積された診断情報、故障修理情報は、情報処理用コンピ
ューター4に設けられた修理結果表示プログラムによ
り、定期的に判りやすい形に編集され、サーバー3を経
てネットワーク回線1を介してエレベータ2の表示器2
aに表示される。ここでいう判りやすい形とは、例えば
「このエレベータは○月△日に点検し、異常が無いこと
を確認しました。」、「このエレベータは○月△日に僅
かな異常を発見しましたが、即日修理し、現在は正常に
運行しています。」と一般の利用者に理解できる表示を
示す。一般利用者はこれにより、エレベータの適切な運
行が保証されていることを確認できる。
【0030】また、情報処理用コンピュータ4に設けら
れた事前通報プログラムは、機種別故障統計データベー
ス5に蓄積された情報と、用途別故障統計データベース
6に蓄積された情報と、個別履歴データベース7に蓄積
された情報とから、当該昇降機の故障予測をし、予防的
な保全措置を指示する。ここでいう予防的な保全措置と
は、例えば、部品の交換、潤滑油など消耗品の補給、機
器の分解清掃など、作業員が当該昇降機に出向いて行う
作業を示す。この保全措置の実施日時は、運行保証セン
ターが決定し、当該エレベータの管理者に通知される。
この通知は、印刷物を郵送する形態を想定しているが、
電子メールなどの電子的通信手段であっても良い。管理
者はこれにより、当該エレベータの運行が一時停止され
ることを知り、必要な処置をとることが出来る。ここで
いう必要な処置とは、当該日時にエレベータが使用でき
ないことを利用者に連絡することであり、例えば、車椅
子利用者への通知、重量物の運搬作業の回避指示などで
ある。
【0031】また、上記の保全措置の実施日時は、情報
処理用コンピュータ4に設けられた事前予告表示プログ
ラムによって、サーバー3からネットワーク回線1を介
して当該エレベータ2の表示器2aに表示される。利用
者はこれにより、エレベータを利用せねばならない場
合、一時停止の日時を避けることができる。
【0032】また、上記の個別履歴データベース7に
は、法定の点検期日のデータが格納されており、情報処
理用コンピュータ4に設けられた日程管理プログラム
は、このデータを用いて、上記の保全措置の実施日時
を、法定の点検期日に一致させる処理をする。これによ
り、エレベータの運行を停止させる期日を最小限に抑制
できる。
【0033】また、前述のとおり、エレベータ2は全て
の構造部材が所定期間以上の設計寿命を有している。こ
こでいう所定期間とは、運行保証システムで保証してい
る期間、例えば10年間を示す。また、ここでいう構造
部材とは、その部材を交換しようとする場合、かごまた
は釣合おもりを吊り上げる長時間の作業を要するものを
示す。これにより、長時間を要する部品交換がなくな
り、エレベータの運行停止が長時間にわたることが無
い。
【0034】また、前述のとおり、エレベータ2は照明
器具の管球を通常の成人が交換可能な高さに配置したか
ご室を備えている。これにより、昇降機の管理者は自ら
管球の交換ができるので、専門知識を有する保守員が出
向く必要が無くなり、経費を低減できる。なお、エレベ
ータの運行停止の原因の一つに、かごや乗場の敷居にゴ
ミが詰まり、扉が開閉しなくなることがある。従来、こ
のような場合も保守員が緊急呼出しを受け、対処してい
た。しかし、これは昇降機の管理者が敷居を清掃すれ
ば、予防できるものであり、保守員が出向く必要は無く
なる。
【0035】また、個別履歴データベース7には保証期
間の終了期日が入力されており、保証期間の終了期日が
近づいた時点で、情報処理用コンピューター4に設けら
れた案内状発信プログラムは、延長契約の締結または保
守契約の締結を促す案内状を昇降機の管理者に発信す
る。この案内状には、個別履歴データベースから算定さ
れる延長契約の場合の残存寿命予測、改修工事の時期と
費用の予測、保守契約の場合の料金などが記載されてい
る。これにより、昇降機の管理者は延長契約を締結する
か、新たに保守契約を締結するか選択できる。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を有する。この発明
の昇降機の運行保証システムでは、ネットワーク回線を
介して昇降機の運行を監視する遠隔監視装置と、ネット
ワーク回線を介して昇降機の異常を検査する遠隔診断装
置と、ネットワーク回線を介して昇降機の故障を修理す
る遠隔修理装置の少なくともいずれか1つを備えてい
る。従って、保守員が実際に当該昇降機を設置した建物
に出向くことなく、当該昇降機の運行を保証できる。
【0037】また、定期的に遠隔監視およびまたは遠隔
診断およびまたは遠隔修理の結果を昇降機の管理者に報
告する修理結果報告手段を備えている。従って、当該昇
降機の管理者は当該昇降機の運行が保証されていること
を確認できる。
【0038】また、予防保全のための個別の昇降機の運
行の一時停止を昇降機の管理者に事前通報する事前通報
手段を備えている。従って、当該昇降機の管理者は、当
該昇降機が利用できない日時を事前に知って、昇降機を
利用しなければならない対象者に連絡できる。
【0039】また、かご内、または、乗場に表示器を有
した昇降機を備え、定期的に遠隔修理の結果を前記表示
器に表示する修理結果表示手段を備えている。従って、
当該昇降機の利用者は、当該昇降機の運行が保証されて
いることを確認できる。
【0040】また、かご内、または、乗場に表示器を有
した昇降機を備え、予防保全のための個別の昇降機の運
行の一時停止を前記表示器に事前予告する事前予告表示
手段を備えている。従って、当該昇降機の利用者は、当
該昇降機が利用できない日時を知ることができ、対処で
きる。
【0041】また、個別の昇降機の法定点検期日のデー
タを備え、予防保全のための個別の昇降機の運行の一時
停止の期日を前記法定点検期日に合わせる日程管理手段
を備えている。従って、当該昇降機の運行の一時停止の
期間を最小限に抑制できる。
【0042】また、昇降機の機種毎の故障統計データベ
ースを備えている。従って、当該昇降機の予防保全が確
実にでき、運行停止を最小限に抑制できる。
【0043】また、建物用途別の昇降機の故障統計デー
タベースを備えている。従って、当該昇降機の予防保全
が確実にでき、運行停止を最小限に抑制できる。
【0044】また、個々の昇降機の個別履歴データベー
スを備えている。従って、当該昇降機の予防保全が確実
にでき、運行停止を最小限に抑制できる。
【0045】また、全ての構造部材が所定期間以上の設
計寿命を有する昇降機を備えている。従って、当該昇降
機の長時間の運行停止を回避できる。
【0046】また、照明器具の管球を通常の成人が交換
可能な高さに配置したかご室を備えている。従って、保
守技術を有しない昇降機の管理者でも管球を交換でき
る。
【0047】また、保証期間の終了期日が近づいた時点
で、延長契約の締結または保守契約の締結を促す案内状
を昇降機の管理者に発信する案内状発信手段を備えてい
る。従って、昇降機の管理者は延長契約を締結するか、
新たに保守契約を締結するか選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の運行保証システムの実施の形態1
のシステム構成図。
【図2】 この発明の運行保証システムのエレベーター
の拡大図。
【図3】 特開2001−106449に示された遠隔
監視装置を備えた昇降機の図。
【図4】 特開2000−302349に示された遠隔
診断装置を備えた昇降機の図。
【符号の説明】
1 ネットワーク回線、2 エレベータ、3 サーバー、
4 情報処理用コンピューター、5 機種別故障統計デー
タベース、6 用途別故障統計データベース、7個別履
歴データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 宣仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 的野 信之 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (72)発明者 北野 重登 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (72)発明者 塩崎 秀樹 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内 Fターム(参考) 3F303 CB42 EA03 EA08 FA12 3F304 BA26 CA11 ED13 ED16 ED18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク回線を介して昇降機の運行を
    監視する遠隔監視装置と、ネットワーク回線を介して昇
    降機の異常を検査する遠隔診断装置と、ネットワーク回
    線を介して昇降機の故障を修理する遠隔修理装置の少な
    くともいずれか1つを備え、所定期間の昇降機の運行を
    保証することを特徴とする昇降機の運行保証システム。
  2. 【請求項2】定期的に遠隔監視およびまたは遠隔診断お
    よびまたは遠隔修理の結果を昇降機の管理者に報告する
    修理結果報告手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の昇降機の運行保証システム。
  3. 【請求項3】予防保全のための個別の昇降機の運行の一
    時停止を昇降機の管理者に事前通報する事前通報手段を
    備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    昇降機の運行保証システム。
  4. 【請求項4】かご内、または、乗場に表示器を有した昇
    降機を備え、定期的に遠隔修理の結果を前記表示器に表
    示する修理結果表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の昇降機の運行保証
    システム。
  5. 【請求項5】かご内、または、乗場に表示器を有した昇
    降機を備え、予防保全のための個別の昇降機の運行の一
    時停止を前記表示器に事前予告する事前予告表示手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の昇降機の運行保証システム。
  6. 【請求項6】個別の昇降機の法定点検期日のデータを備
    え、予防保全のための個別の昇降機の運行の一時停止の
    期日を前記法定点検期日に合わせる日程管理手段を備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の昇降機の運行保証システム。
  7. 【請求項7】昇降機の機種毎の故障統計データベースを
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれ
    かに記載の昇降機の運行保証システム。
  8. 【請求項8】建物用途別の昇降機の故障統計データベー
    スを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のい
    ずれかに記載の昇降機の運行保証システム。
  9. 【請求項9】個々の昇降機の個別履歴データベースを備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか
    に記載の昇降機の運行保証システム。
  10. 【請求項10】全ての構造部材が所定期間以上の設計寿
    命を有する昇降機を備えたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項9のいずれかに記載の昇降機の運行保証システ
    ム。
  11. 【請求項11】照明器具の管球を通常の成人が交換可能
    な高さに配置したかご室を備えたことを特徴とする請求
    項1から請求項10のいずれかに記載の昇降機の運行保
    証商取引。
  12. 【請求項12】保証期間の終了期日が近づいた時点で、
    延長契約の締結または保守契約の締結を促す案内状を昇
    降機の管理者に発信する案内状発信手段を備えたことを
    特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の
    昇降機の運行保証システム。
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