JP2003019891A - 筆記具レフィル - Google Patents
筆記具レフィルInfo
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- JP2003019891A JP2003019891A JP2001208677A JP2001208677A JP2003019891A JP 2003019891 A JP2003019891 A JP 2003019891A JP 2001208677 A JP2001208677 A JP 2001208677A JP 2001208677 A JP2001208677 A JP 2001208677A JP 2003019891 A JP2003019891 A JP 2003019891A
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Abstract
インキ収容筒からペン先への十分なインキ供給量を確保
し、且つ、ペン先保持筒とインキ収容筒との確実な取り
付けを可能とする。 【解決手段】筆記具レフィル1は、ペン先2と、該ペン
先2の後端部外面を保持する合成樹脂製のペン先保持筒
3と、該ペン先保持筒3を前端部に備えた合成樹脂製の
インキ収容筒4とからなる。金属製の連結筒5を、ペン
先保持筒3の後端部内面及びインキ収容筒4の前端部内
面に圧入する。それにより、ペン先保持筒3とインキ収
容筒4とを連結する。
Description
関する。詳細には、筆記具本体内に交換可能に収容する
筆記具レフィルに関する。
ペン先を保持した合成樹脂製のペン先保持筒を、直接、
インキ収容筒の前端部内面に圧入する構成、あるいは、
(2)ペン先を、直接、インキ収容筒の前端部内面に圧
入する構成、等が知られている。
レフィルの外径(即ち、インキ収容筒の外径)を細くす
る必要がある場合(例えば、全体が細身となる手帳用筆
記具や、複数本のレフィルを単一の筆記具本体内に収容
する多芯筆記具の場合)、ペン先保持筒とインキ収容筒
の嵌合部において、インキ通路が小さくなり、インキ収
容筒内からペン先への十分なインキ供給が阻害され、筆
跡のカスレや筆跡の途切れを発生するおそれがある。ま
た、嵌合部のインキ通路において十分なインキ供給を得
るために、ペン先保持筒またはインキ収容筒の嵌合部の
肉厚を薄くすることも考えられるが、その場合、嵌合部
の強度が低下し、嵌合部が割れたり嵌合部が潰れて、イ
ンキが外部に漏出するおそれがある。
部の外径がインキ収容筒の前端部内径と等しいかそれよ
り僅かに大きいことが必要であり、ペン先の後端部の外
径がインキ収容筒の前端部の内径よりも小さい場合には
採用できない。
であって、インキ収容筒の外径が小さい場合であって
も、インキ収容筒からペン先への十分なインキ供給量が
確保されると同時に、ペン先保持筒とインキ収容筒との
確実な取り付けが可能となる筆記具レフィルを提供しよ
うとするものである。
2と、該ペン先2の後端部外面を保持する合成樹脂製の
ペン先保持筒3と、該ペン先保持筒3を前端部に備えた
合成樹脂製のインキ収容筒4とからなる筆記具レフィル
1であって、金属製の連結筒5を、前記ペン先保持筒3
の後端部内面及び前記インキ収容筒4の前端部内面に圧
入することにより、前記ペン先保持筒3と前記インキ収
容筒4とを連結してなること(請求項1)を要件とす
る。
ため、その肉厚を薄くすることができる。それにより、
インキ収容筒4の外径が小さい場合であっても、連結筒
5内に比較的大きなインキ通路を確保でき、インキ収容
筒4からペン先2への十分なインキ供給を可能にし、筆
跡のカスレや筆跡の途切れの発生を抑えることができ
る。また、それと同時に、連結筒5の肉厚を薄くしても
十分な強度が維持されるため、ペン先保持筒3とインキ
収容筒4との確実な取り付けが可能となる。
おいて、前記ペン先保持筒3の後端部と前記インキ収容
筒4の前端部とを直接嵌合してもよいが、前記ペン先保
持筒3の後端部と前記インキ収容筒4の前端部とを直接
嵌合させないこと(請求項2)が好ましい。
収容筒4とが径方向に重なることがないため、より一
層、ペン先保持筒3とインキ収容筒4との間のインキ通
路を大きく確保できる。
ィル1において、ペン先保持筒3の内部に逆流防止用の
ボール弁61を前後動可能に収容し、ペン先上向き状態
で前記ボール弁61が前記連結筒5に環状に密接してな
ること(請求項3)が好ましい。
の逆流が防止される。さらに、連結筒5が、インキ収容
筒4とペン先保持筒3とを連結すると同時に、ペン先上
向き時の逆流防止用の弁座として機能を有するため、部
品点数の増加を抑えることができる。
レフィル1において、前記インキ収容筒4の前端部は、
外径が2.8mm〜3.5mmの範囲であり、且つ、内
径が1.5mm〜2.0mmの範囲であること(請求項
3)が好ましい。
容筒4を得ることができ、手帳用の筆記具や多芯筆記具
に有効となる。もし、インキ収容筒4の前端部の外径
が、2.8mmより小さい場合、及び、インキ収容筒4
の前端部の内径が、1.5mmより小さい場合、インキ
収容量が小さくなり過ぎ、インキ収容筒4として適当で
はない。また、逆に、インキ収容筒4の前端部の外径
が、3.5mmより大きい場合、及び、インキ収容筒4
の前端部の内径が、2.0mmより大きい場合、筆記具
レフィルの外径が太くなり過ぎ、手帳用の筆記具や多芯
筆記具には不向きである。
記具レフィル1において、前記ペン先2は、従来公知の
ペン体(例えば、多孔質ペン体、繊維ペン体、合成樹脂
の押出成形体よりなるペン体、パイプペン体等)のいず
れであってもよいが、後端部の外径が0.45mm〜
2.0mm(好ましくは、0.45mm〜1.5mm)
の範囲のボールペンチップであること(請求項5)が好
ましい。
チップを備えたボールペンレフィルが得られる。特に、
前記ボールペンチップの後端部の外径を、0.45mm
〜1.5mmの範囲とした場合、パイプ状(ニードル
状)のボールペンチップを備えたボールペンレフィルが
得られる。もし、前記ボールペンチップの後端部の外径
が、0.45mより小さい場合、外径が細過ぎて製造が
困難であり、一方、1.5mmより大きい場合、ボール
ペンチップをインキ収容筒に直接圧入する従来の構成を
採用すればよく、本発明の取付構造は不要である。
ペンチップの後端部外径が、前記特定範囲にあればよ
く、ボールペンチップの後端部(即ちペン先保持筒3に
保持される部分)以外の部分の外径は、図1乃至図9の
ように、ボールペンチップ後端部外径と同じであっても
よいし、異なるものであってもよい。また、前記ボール
ペンチップは、金属製パイプの前端部近傍の側壁を内方
へ押圧変形することによりボール受け座を形成するタイ
プや、金属材料を切削加工によりボール受け座を形成す
るタイプが挙げられるが、いずれであってもよい。
て説明する。
具レフィル1(ボールペンレフィル)は、主に、ペン先
2(ボールペンチップ)と、該ペン先2の後端部外面を
保持するペン先保持筒3と、該ペン先保持筒3の後端部
内面に圧入される連結筒5と、該連結筒5が前端部内面
に圧入されるインキ収容筒4とからなる。
ードル状)の金属製のボールペンチップである。前記ボ
ールペンチップの前端部には、金属製パイプの前端部近
傍に内方変形によるボール受け座23と、金属製パイプ
の前端部を周状に内方変形した前端縁部22とにより、
回転可能にボール21が抱持されている。前記金属製パ
イプの材質は、ステンレス鋼(好ましくはオーステナイ
ト系ステンレス鋼)である。前記パイプ状のボールペン
チップは、具体的には、ボール21の外径が0.3m
m、且つ、ボールペンチップの外径が0.5mmのも
の、ボール21の外径が0.4mm、且つ、ボールペン
チップの外径が0.65mmのもの、ボール21の外径
が0.5mm、且つ、ボールペンチップの外径が0.8
mmのもの、ボール21の外径が0.7mm、且つ、ボ
ールペンチップの外径が1mmのもの、または、ボール
21の外径が1mm、且つ、ボールペンチップの外径が
1.31mmのもの等が挙げられる。
ば、ポリプロピレン、ポリアセタール等)の射出成形に
より得られる筒状体であり、後端部の外径が、インキ収
容筒4の外径と等しく設定され(具体的には3mm)、
後端部の内径が、インキ収容筒4の内径と等しく設定さ
れている(具体的には1.7mm)。前記ペン先保持筒
3の前端部内面には、ペン先保持孔31が形成され、そ
こにペン先2(即ちボールペンチップ)の後端部外面が
圧入固着される。また、前記ペン先保持筒3の後端部内
面には、連結孔32が形成され、そこに連結筒5の前部
が圧入固着される。
ス鋼等)の切削加工体からなる、両端部外面に面取りを
有する略ストレートの筒体である。前記連結筒5は、本
実施例では、外径が1.8mm、内径が1.2mmに設
定されている。前記連結筒5の前部外面は、ペン先保持
筒3の後端部内面(即ち、連結孔32)に圧入固着され
ると同時に、前記連結筒5の後部外面は、インキ収容筒
4の前端部内面に圧入固着される。また、前記連結筒5
の前端部内面には、環状突出部51が形成される。
先保持孔31の後方且つ連結孔32の前方には弁室62
が形成され、そこに、ボール弁61が、前後動可能に収
容されている。前記ボール弁61の外径は、環状突出部
51(弁座)の内径より大きく、且つ、弁室62の内径
より小さく設定される。
は、ペン先下向き時にボール弁61が重力により下降し
て当接する当接部63が形成される。前記当接部63
は、弁室62のドーナツ状の前方底面の一部を後方に突
出させた当接面よりなり、ボール弁61との当接状態で
インキ収容筒4からペン先2へのインキ供給が可能とな
る。即ち、ボール弁61、弁室62、環状突出部51
(弁座)、及び当接部63により、逆流防止弁装置6が
構成される。
端部には、前記連結筒5の環状突出部51(弁座)が位
置しており、ペン先上向き時に、前記環状突出部51に
ボール弁61が重力により下降して環状に密接すること
により、インキの逆流が防止される。
ば、ポリプロピレン等)の押出成形より得られる筒状体
であり、本実施例では、外径3mm、内径1.7mmに
設定されてる。前記インキ収容筒4の前端部内面には、
前記連結筒5の後部外面が圧入固着され、インキ収容筒
4の前端部とペン先保持筒3の後端部とが連結される。
本実施例では、ペン先保持筒3の後端面とインキ収容筒
4の前端面とが当接しているが、ペン先保持筒3の後端
部とインキ収容筒4の前端部とは、直接嵌合していな
い。
えば、水性ゲルインキ)と、その後端にインキ8の消費
に伴い前進するグリス状のインキ追従体(図示せず)が
収容される。
端部外面には、ガイド筒7が圧入固着される。前記ガイ
ド筒7は、小径部71と大径部72を有する金属製の筒
部材であり、前記大径部72の内面がペン先保持筒3の
前端部外面に圧入されると共に、前記小径部71内面が
ペン先2の前部外面または中間部外面を支持し、ペン先
2のぐらつきを防止する。
例を示す。これは、第1実施例の変形例であり、第1実
施例と異なる点は、連結筒5の前端部内面に設けた環状
突出部51の外面に、円錐面51aを形成し、それによ
り、ボール弁61との密着安定性を向上させた点にあ
る。他の構成及び作用効果は第1実施例と同じであるた
め、その説明は省略する。
例を示す。これは、第1実施例の変形例であり、第1実
施例と異なる点は、連結筒5の中間部内面に環状突出部
51を設けると共に、連結筒5の外形状及び内形状を前
後対称形状とし、それにより、連結筒5の挿入時の前後
の向きを揃えることを不要にして、組立を容易にした点
にある。他の構成及び作用効果は第1実施例と同じであ
るため、その説明は省略する。
例を示す。これは、第1実施例の変形例であり、第1実
施例と異なる点は、連結筒5の中間部外面に環状の鍔部
52を設け、その鍔部52がインキ収容筒4の前端面及
びペン先保持筒3の後端面に当接することにより、連結
筒5の圧入量を規制できる点にある。他の構成及び作用
効果は第1実施例と同じであるため、その説明は省略す
る。
例を示す。これは、第1実施例の変形例であり、第1実
施例と異なる点は、連結筒5が金属(例えば、ステンレ
ス鋼等)のプレス加工体(外径1.8mm、内径1.6
mm)からなり、連結筒5の肉厚を切削加工体よりも薄
くすることができ、連結筒5内部のインキ通路が、より
一層、大きく確保できる点にある。他の構成及び作用効
果は第1実施例と同じであるため、その説明は省略す
る。
例を示す。これは、第5実施例の変形例であり、第5実
施例と異なる点は、連結筒5の前端部及び後端部(即ち
両端部)に環状突出部51を設け、且つ、連結筒5の外
形状及び内形状を前後対称形状とし、それにより、連結
筒5の挿入時の前後の向きを揃えることを不要にして、
組立を容易にした点にある。他の構成及び作用効果は第
5実施例と同一であるため、その説明は省略する。
例を示す。これは、第5実施例の変形例であり、第5実
施例と異なる点は、連結筒5の前端部内面に設けた環状
突出部51の外面に円錐面51aを形成し、それによ
り、ボール弁61との密着安定性を向上させた点にあ
る。他の構成及び作用効果は第5実施例と同じであるた
め、その説明は省略する。
例を示す。これは、第5実施例の変形例であり、第5実
施例と異なる点は、連結筒5の前端部及び後端部(即ち
両端部)に環状突出部51を設け、且つ、連結筒5の外
形状及び内形状を前後対称形状とし、それにより、連結
筒5の挿入時の前後の向きを揃えることを不要にして、
組立を容易にした点と、前記連結筒5の両端部の環状突
出部51の外側に第7実施例同様の円錐面51aを形成
し、ボール弁61との密着安定性を向上させた点にあ
る。他の構成及び作用効果は第5実施例と同じであるた
め、その説明は省略する。
例を示す。これは、第1実施例の変形例であり、第1実
施例と異なる点は、連結筒5の前方のペン先保持筒3の
内面に別部材の環状体64(弁座)を圧入固着し、さら
に、連結筒5を、ストレートな貫通孔を備えた前後対称
形状とし、それにより、連結筒5の製造を容易にした点
にある。他の構成及び作用効果は、第1実施例と同じで
あるため、その説明は省略する。
外径が小さい場合であっても、インキ収容筒からペン先
への十分なインキ供給が可能となると同時に、ペン先保
持筒とインキ収容筒との確実な取り付けが可能となる。
ンキ収容筒とが径方向に重なることがないため、より一
層、ペン先保持筒とインキ収容筒との間のインキ通路を
大きく確保できる。
インキの逆流が防止されると共に、部品点数の増加を抑
えることができる。
筒を得ることができ、手帳用の筆記具や多芯筆記具に最
適となる。
ルペンチップを備えたボールペンレフィルが得られる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】ペン先と、該ペン先の後端部外面を保持す
る合成樹脂製のペン先保持筒と、該ペン先保持筒を前端
部に備えた合成樹脂製のインキ収容筒とからなる筆記具
レフィルであって、金属製の連結筒を、前記ペン先保持
筒の後端部内面及び前記インキ収容筒の前端部内面に圧
入することにより、前記ペン先保持筒と前記インキ収容
筒とを連結してなる筆記具レフィル。 - 【請求項2】前記ペン先保持筒の後端部と前記インキ収
容筒の前端部とを直接嵌合させない請求項1記載の筆記
具レフィル。 - 【請求項3】ペン先保持筒の内部に逆流防止用のボール
弁を前後動可能に収容し、ペン先上向き状態で前記ボー
ル弁が前記連結筒に環状に密接してなる請求項1または
2記載の筆記具レフィル。 - 【請求項4】前記インキ収容筒の前端部は、外径が2.
8mm〜3.5mmの範囲であり、且つ、内径が1.5
mm〜2.0mmの範囲である請求項1乃至3のいずれ
かに記載の筆記具レフィル。 - 【請求項5】前記ペン先は、後端部の外径が0.45m
m〜2.0mmの範囲のボールペンチップである請求項
1乃至4のいずれかに記載の筆記具レフィル。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018180679A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-02-06 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用リフィールおよびこれを用いた筆記具 |
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-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001208677A patent/JP4606659B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7186164B2 (ja) | 2017-03-31 | 2022-12-08 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用リフィールおよびこれを用いた筆記具 |
JP7422207B2 (ja) | 2017-03-31 | 2024-01-25 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用リフィールおよびこれを用いた筆記具 |
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