JP2003019792A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003019792A
JP2003019792A JP2001206050A JP2001206050A JP2003019792A JP 2003019792 A JP2003019792 A JP 2003019792A JP 2001206050 A JP2001206050 A JP 2001206050A JP 2001206050 A JP2001206050 A JP 2001206050A JP 2003019792 A JP2003019792 A JP 2003019792A
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nozzles
print head
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nozzle
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JP2001206050A
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Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Tadashi Takakusa
正 高草
Tsuneo Nakai
恒雄 中井
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向の印刷ずれを低減すること。 【解決手段】 CPU101は、温度センサ107で検
出した印刷ヘッド108内インクの温度データに基づ
き、メモリ105のテーブルを参照して、主走査タイミ
ング信号、印刷ヘッド108内インクの温度及び印刷ヘ
ッド108内インクの振動周波数を考慮して主走査方向
の印刷ずれが生じないように定めた計数値を吐出タイミ
ング生成用カウンタ102に出力する。吐出タイミング
生成用カウンタ102は、カウンタ用クロック信号の計
数値が前記計数値に一致する毎に吐出タイミング信号を
印刷ヘッド駆動回路103に出力する。印刷ヘッド駆動
回路103は吐出タイミング信号に応答して印刷ヘッド
108を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ヘッドからイ
ンク滴を吐出することにより、文字や図形等の画像を印
刷するインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数組のノズルが形成された
印刷ヘッドと、タイミング信号に同期して、入力された
画像データに応じて、前記各組のノズルに対応するノズ
ルチャネルの容積を変化させることによって前記各組の
ノズル毎に順次インク滴を吐出するように制御すること
によって印刷を行うインクジェットプリンタが開発され
ている。
【0003】前記制御方式のインクジェットプリンタと
して、印刷ヘッドに形成された複数のノズルに対応して
設けられインクを収容するインクチャネルの壁を圧電素
子で形成すると共に前記各圧電素子に電極を設け、隣接
する3組のノズルのうち、先ず中央のノズルチャネルが
拡大するように電極に駆動信号を供給し、その後、前記
中央のノズルに隣接する両隣のノズルチャネルが拡大す
るように前記隣接する電極に駆動信号を供給することに
よって前記中央のノズルチャネルを縮小させ、これによ
り、前記中央のノズルからインクを吐出させる方式(3
サイクルモード制御方式)のインクジェットプリンタが
ある。
【0004】図3は、一般的な3サイクルモード制御方
式インクジェットプリンタで使用する印刷ヘッドのノズ
ルプレートを示す図である。図3に示すように、ノズル
プレート300には3組のノズル(A列のノズル30
1、B列のノズル302、C列のノズル303)を主走
査方向(印刷ヘッドの移動方向)に複数配設した構成と
なっている。
【0005】図4は、従来の3サイクルモード制御方式
インクジェットプリンタにおける主要部のブロック図で
ある。
【0006】図5は、各インクチャネルの壁に設けられ
る電極の接続関係を示す図である。A列ノズル用電極5
01、B列ノズル用電極502、C列ノズル用電極50
3が各々、列毎に共通接続された構成となっている。
【0007】従来の3サイクルモード制御方式インクジ
ェットプリンタで印刷を行う場合、タイミング用カウン
ト値生成回路401は、主走査方向ドットタイミング信
号に応答して、所定の計数値を吐出タイミング生成用カ
ウンタ402に出力する。このとき、タイミング用カウ
ント値生成回路401から出力される所定の計数値は、
主走査方向ドットタイミング信号の周期Tを1/3に等
分する値(T/3)が出力される(図6参照)。
【0008】吐出タイミング生成用カウンタ402は、
周期Tの主走査方向ドットタイミング信号に応答して、
カウンタ用クロック信号の計数を開始し、その計数値
が、タイミング用カウント値生成回路401から入力さ
れた所定の計数値に一致する毎に、印刷ヘッド駆動回路
404へ吐出タイミング信号を出力する。このとき、吐
出タイミング信号として、各列間の駆動周期がT/3の
タイミング信号が出力される(図6参照)。
【0009】印刷ヘッド駆動回路404は、各吐出タイ
ミング信号に応答して、バンドメモリ403から供給さ
れる画像データに応じて、図7に示すような駆動信号を
出力する。図7では、先ず、A列のノズルチャネルが拡
大するようにA列の電極に駆動信号を供給し、A列のノ
ズルチャネルにインクを注入する。次に、B列及びC列
のノズルチャネルが拡大するようにB列及びC列の電極
に駆動信号を供給し、A列のノズルを縮小させる。これ
により、A列のノズルからインク滴が吐出される。その
後、B列、C列のノズルについても同様の駆動動作が行
われる。以上の動作を繰り返すことによって画像データ
に応じたインク滴が印刷ヘッド405から吐出されて印
刷が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記インクジェットプ
リンタでは、各組のノズルが主走査方向の一定位置に到
達する度に各組毎に吐出制御するため、印刷ヘッドが一
定速度で主走査方向に移動していることを前提に、印刷
ヘッドが移動することにより発生するエンコーダ信号を
基準として、A列のノズル吐出信号を生成し、B列とC
列のファイヤタイミングは、A列とB列、B列とC列、
C列とA列のファイヤ間隔が同一になるように制御して
いる。
【0011】しかしながら、A列、B列、C列の各列の
ノズルにより印刷されたドットが一直線に並ばず、高品
位な印刷が得られ難いという問題がある。
【0012】この原因を解析したところ、A列、B列、
C列の電極駆動によってノズルチャネル内インクに残留
振動が存在しており、前記残留振動の影響によってノズ
ルから吐出されるインク滴の速度にバラツキが生じてい
る。このため、A列、B列、C列の各列のノズルにより
印刷されたドットが直線に並ばず、主走査方向にずれる
と考えられる。
【0013】また、印刷ヘッドの温度によってノズルチ
ャネル内のインクの粘度が変化するため、インクの振動
周波数が変化してノズルから吐出されるインク滴の速度
が変動し、印刷されたドットが一直線に並ばず、主走査
方向にずれると考えられる。
【0014】図8〜図10は、印刷されたドットが一直
線に並ばない理由を説明するための模式図である。
【0015】印刷ヘッドの移動速度は一定になるように
制御されているため、印刷ヘッドの移動速度ベクトルは
主走査方向のどの位置でも一定と考えられる。また、印
刷ヘッドから吐出されたインク滴の吐出速度速度ベクト
ルがA列〜C列ともに同一の場合には、図8に示すよう
に、合成された速度ベクトルは各列で同一となり、印刷
ドットは一直線に並ぶことになる。
【0016】しかしながら、実際には、A列〜C列の吐
出時に、吐出ノズル以外のノズルチャネル内インクに振
動が残留しており、ヘッドの移動速度は一定でも、ノズ
ルから吐出されるインク滴の速度にバラツキが生じ、こ
れが原因でA列〜C列の各列のノズルにより印刷された
ドットが一直線に並ばず、主走査方向にずれてしまう。
【0017】即ち、図9に示すように、A列のノズルか
ら吐出されるインク滴の速度ベクトルは同図(a)のよ
うになるが、B列のノズルから吐出されるインク滴の速
度ベクトルはA列ノズル吐出時の残留振動の影響によっ
てインク滴の吐出速度が小さくなって同図(b)のよう
になる。また、C列のノズルから吐出されるインク滴の
速度ベクトルはA列吐出時及びB列吐出時の残留振動の
影響によってインク滴の吐出速度がさらに小さくなって
同図(c)のようになる。したがって、A列のノズル〜
C列のノズルから吐出されるインク滴の合成速度ベクト
ルが相違してしまい、印刷ドットが一直線に並ばなくな
る。
【0018】図10は、この現象を更に詳細に説明する
ための模式図である。図10に示すように、ノズルAか
らは、同図(a)に示すように、インク滴が実線矢印で
示すように吐出され、プリント用紙1001に着弾す
る。ノズルBから吐出されるインク滴は、同図(b)に
示すように、破線矢印で示すように吐出されればノズル
Aのインク滴と一直線に印刷されるが、ノズルA駆動時
の残留振動の影響で実線矢印で示すように吐出されてプ
リント用紙1001に着弾する。したがって、ノズルA
による印刷ドットとノズルBによる印刷ドットは一直線
に印刷されない。同様に、ノズルCによる印刷ドット
は、ノズルA及びノズルB駆動時の残留振動の影響で、
ノズルAによる印刷ドット及びノズルBによる印刷ドッ
トとは一直線に印刷されない。
【0019】前記説明はインクの振動による影響につい
て説明したが、印刷ヘッドの温度によってノズルチャネ
ル内のインクの粘度が変化しインクの振動周波数が変化
する。例えば、印刷ヘッドの長時間駆動によって印刷ヘ
ッドの温度が上昇すると、インクの粘度が低下し、その
結果、インクの振動周期が小さくなる。逆に、低温下で
使用した場合にはインクの粘度が大きくなり、インクの
振動周期が大きくなる。したがって、インクの温度に依
存して振動周波数が変化するため、ノズルから吐出され
るインク滴の速度が変化し、印刷ヘッドの温度の影響に
よっても印刷ドットが一直線に並ばず、印刷品位が低下
するという問題がある。
【0020】本発明は、前記見識に基づいて成されたも
ので、主走査方向の印刷ずれを低減することを課題とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数組
のノズルが形成された印刷ヘッドと、主走査方向のタイ
ミング信号に同期して、入力された画像データに応じ
て、前記各組のノズルに対応して設けられたノズルチャ
ネルの容積を変化させることにより前記各組のノズル毎
に順次インク滴を吐出するように制御する制御手段を備
えたインクジェットプリンタにおいて、前記制御手段
は、前記タイミング信号の周期及び前記印刷ヘッド内イ
ンクの振動周波数に基づいて定めたタイミングで、前記
各組のノズル毎に順次インク滴を吐出するように制御す
ることを特徴とするインクジェットプリンタが提供され
る。制御手段は、前記タイミング信号の周期及び前記印
刷ヘッド内インクの振動周波数に基づいて定めたタイミ
ングで、前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出する
ように制御する。
【0022】ここで、前記制御手段は、更に、前記印刷
ヘッド内インクの温度を考慮して定めたタイミングで、
前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出するように制
御するように構成してもよい。
【0023】また、前記印刷ヘッドは、第1組のノズ
ル、第2組のノズル、第3組のノズル及び前記各ノズル
に対応して設けられインクを収容するノズルチャネルを
有し、前記制御手段は、インク滴を吐出する組のノズル
チャネルを拡大するように駆動した後、前記インク滴を
吐出する組のノズルに隣接する組のノズルチャネルが拡
大するように駆動することによって前記インク滴を吐出
する組のノズルチャネルを収縮させ、これによって前記
インク滴を吐出する組のノズルからインク滴を吐出させ
るように構成してもよい。
【0024】また、前記印刷ヘッドの温度を検出する温
度検出手段と、前記タイミング信号の周期と前記印刷ヘ
ッド内インクの温度と前記インクの振動周波数に基づい
て定めた前記第1組のノズルと前記第2組のノズル間の
駆動周期に対応する第1の計数値、前記タイミング信号
の周期と前記印刷ヘッド内インクの温度と前記インクの
振動周波数に基づいて定めた前記第2組のノズルと前記
第3組のノズル間の駆動周期に対応する第2の計数値、
前記印刷ヘッド内インクの温度とを対応付けしたテーブ
ルを記憶した記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記
温度検出手段で検出したインクの温度に基づき前記記憶
手段のテーブルを参照して、前記第1組、第2組、第3
組のノズルのインク吐出タイミングを定め、前記各組の
ノズル毎に順次インク滴を吐出するように制御するよう
に構成してもよい。
【0025】また、前記印刷ヘッド内インクの振動周期
をT2、前記タイミング信号の周期をT、前記印刷ヘッ
ド内インクの温度および振動周波数に基づいて予め定め
た前記第2組、第3組のノズル用の整数の定数を各々N
1、N2として、前記第1の計数値はT2×N1を満たすT
/3以下の最大値に対応する計数値、前記第2の計数値
はT2×N2を満たすT/3以下の最大値に対応する計数
値であるように構成してもよい。
【0026】また、前記制御手段は、前記温度検出手段
で検出した温度に基づいて、前記記憶手段から前記第1
の計数値および前記第2の計数値を読出す読出手段と、
前記タイミング信号に同期する第1の吐出タイミング信
号を出力すると共に、前記タイミング信号に応答してク
ロック信号を計数し、その計数値が前記第1の計数値、
第2の計数値に一致したときに各々、第2、第3の吐出
タイミング信号を出力する計数手段と、入力された画像
データに応じて、前記第1、第2、第3の吐出タイミン
グ信号に応答して前記印刷ヘッドを駆動する印刷ヘッド
駆動手段とを備えて成るように構成してもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態に係るインク
ジェットプリンタのブロック図であり、コンピュータと
のインタフェース部等の一般的な構成部分は省略し特徴
的な部分のみを示している。
【0029】図1において、本実施の形態に係るインク
ジェットプリンタは、中央処理装置(CPU)101、
計数手段としての吐出タイミング生成用カウンタ10
2、印刷ヘッド駆動手段としての印刷ヘッド駆動回路1
03、RAM及びROMによって構成された記憶手段と
してのメモリ105、バンドメモリ104、印刷ヘッド
108内インクの温度を検出する温度検出手段としての
温度センサ107、印刷ヘッド108を備えている。
【0030】中央処理装置(CPU)101、吐出タイ
ミング生成用カウンタ102、印刷ヘッド駆動回路10
3、バンドメモリ104およびメモリ105は制御手段
としての制御回路106を構成している。
【0031】尚、吐出タイミング生成用カウンタ10
2、印刷ヘッド駆動回路103、バンドメモリ104、
印刷ヘッド108は、前述した従来のインクジェットプ
リンタのものと同一構成である。また、印刷ヘッドのノ
ズルは図3のように構成され、各ノズルに対応して設け
られた電極は図5のように接続されている。
【0032】メモリ105のROM部にはCPU101
が実行するプログラムが記憶されている。また、メモリ
105のRAM部には、印刷ヘッド108内インクの温
度、A列のノズルとB列のノズル間の駆動周期(第1の
周期)に対応する計数値(第1の計数値)、及び、B列
のノズルとC列のノズル間の駆動周期(第2の周期)に
対応する計数値(第2の計数値)を対応付けしたデータ
を複数組格納したテーブルが記憶されている。ここで、
印刷ヘッド108のノズルチャネル内インクの振動周期
をT2とし、主走査方向のタイミング信号である主走査
方向ドットタイミング信号の周期をTとし、主走査方向
ドットタイミング信号の周期Tとノズルチャネル内部の
インクの温度Hとノズルチャネル内部のインクの振動周
期T2とに基づいて印刷ずれが生じないように実験的に
予め定めたB列ノズル用の整数の定数をN1とし、又、
主走査方向ドットタイミング信号の周期Tとノズルチャ
ネル内部のインクの温度Hとノズルチャネル内部のイン
クの振動周期T2とから印刷ずれが生じないように実験
的に予め定めたC列ノズル用の整数の定数をN2とし
て、T2×N1を満たすT/3以下の最大値をA列ノズル
とB列ノズル間の駆動周期(第1の周期)とし、T2×
2を満たすT/3以下の最大値をB列ノズルとC列ノ
ズル間の駆動周期(第2の周期)としている。
【0033】CPU101は、主走査方向ドットタイミ
ング信号に応答して、温度センサ107で検出した印刷
ヘッド108内インクの温度データに基づき、メモリ1
05のテーブルを参照して、A列ノズルとB列ノズル間
の駆動周期T2×N1に対応する計数値、及び、B列ノズ
ルとC列ノズル間の駆動周期T2×N2に対応する計数値
を読み出して吐出タイミング生成用カウンタ102に出
力する。このとき、CPU101は読出手段を構成す
る。また、CPU101は、コンピュータ(図示せず)
から入力された画像データをラスタライズしてバンドメ
モリ104に格納する。
【0034】吐出タイミング生成用カウンタ102は、
周期Tの主走査方向ドットタイミング信号に応答して、
カウンタ用クロック信号を計数し、所定タイミングで、
A列ノズル用電極、B列ノズル用電極及びC列ノズル用
電極の駆動タイミングを決定する吐出タイミング信号を
印刷ヘッド駆動回路103に出力する。
【0035】温度センサ107は印刷ヘッド108の温
度を測定することによって、印刷ヘッド108内インク
の温度を測定する。
【0036】バンドメモリ104は、前記吐出タイミン
グ信号に同期して、画像データを印刷ヘッド駆動回路1
03に出力する。
【0037】印刷ヘッド駆動回路103は、吐出タイミ
ング信号に同期して、画像データに基づいて印刷ヘッド
108を駆動する。
【0038】以上のように構成されたインクジェットプ
リンタにおいて印刷を行う場合、CPU101は、温度
センサ107で測定したインクの温度データに基づき、
メモリ105のテーブルを参照して、A列ノズルとB列
ノズル間の計数値、B列ノズルとC列ノズル間の計数値
を読み出して吐出タイミング生成用カウンタ102に出
力する。このとき、CPU101から吐出タイミング生
成用カウンタ102に出力される各組のノズル駆動用の
計数値は、A列ノズルとB列ノズル間の周期T 2×N1
対応する計数値、B列ノズルとC列ノズル間の周期T2
×N2に対応する計数値である。
【0039】吐出タイミング生成用カウンタ102は、
周期Tの主走査方向ドットタイミング信号に同期してA
列ノズル吐出タイミング信号を出力すると共に、カウン
タ用クロック信号の計数を開始する。
【0040】吐出タイミング生成用カウンタ102は、
CPU101から入力された所定の計数値(周期T2×
1に対応する計数値、周期T2×N2に対応する計数
値)に一致する毎に、印刷ヘッド駆動回路103及びバ
ンドメモリ104に吐出タイミング信号を出力する。即
ち、吐出タイミング生成用カウンタ102は、その計数
値がA列ノズルとB列ノズル間の計数値に一致するとB
列ノズル吐出タイミング信号を出力し、その計数値がB
列ノズルとC列ノズル間の計数値に一致するとC列ノズ
ル吐出タイミング信号を出力する(図2参照)。
【0041】バンドメモリ104は前記各吐出タイミン
グ信号に応答して画像データを順次、印刷ヘッド駆動回
路103に出力する。
【0042】印刷ヘッド駆動回路103は、各吐出タイ
ミング信号に応答して、バンドメモリ104から供給さ
れる画像データに応じて、図7に示すような駆動信号を
印刷ヘッド108に出力する。これにより、画像データ
に応じたインク滴が印刷ヘッド108から吐出されて、
各組のノズルから吐出されるインク滴によって印刷ずれ
の少ない印刷が行われる。
【0043】以上述べたように、本実施の形態に係るイ
ンクジェットプリンタによれば、複数組のノズルが形成
された印刷ヘッド108と、主走査方向のタイミング信
号に同期して、入力された画像データに応じて、前記各
組のノズルに対応するノズルチャネルの容積を変化させ
ることにより前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出
するように制御する制御回路を備えたインクジェットプ
リンタにおいて、前記制御回路106は、前記タイミン
グ信号の周期、前記印刷ヘッド108内インクの振動周
波数及び/又は前記印刷ヘッド108内インクの温度に
基づいて定めたタイミングで、前記各組のノズル毎に順
次インク滴を吐出するように制御することを特徴として
いるので、各組のノズルから吐出されるインク滴の速度
ベクトルが一定となり、主走査方向の印刷ずれを低減す
ることが可能になる。また、インク滴の着弾位置のずれ
が低減されるため、画質の向上、特に縦線の印刷品位の
向上を図ることが可能になる。
【0044】尚、本実施の形態では、インクの振動周波
数及びインク温度の双方を考慮して吐出タイミングを決
定するようにしたが、少なくとも一方を考慮して吐出タ
イミングを決定するように構成しても、主走査方向の印
刷ずれを低減することが可能になる。
【0045】また、本実施の形態では、主走査方向ドッ
トタイミング信号の周期Tや印刷ヘッド108内インク
の振動周期を所定の一定値として扱い、メモリ105に
記憶したテーブルに、印刷ヘッド108内インクの温度
データ及び各ノズル間の駆動周期に対応する計数値デー
タを対応付けて複数組格納するように構成したが、主走
査方向ドットタイミング信号の周期Tや印刷ヘッド10
8内インクの振動周期が変動する場合を考慮して吐出タ
イミング信号を生成する場合には、前記テーブルに、主
走査方向ドットタイミング信号の周期T、印刷ヘッド1
08内インクの振動周期データ、印刷ヘッド108内イ
ンクの温度データ、各ノズル間の駆動周期に対応する計
数値データを対応付けて複数組格納するように構成し、
CPU101が、測定した主走査方向ドットタイミング
信号の周期T、印刷ヘッド108内インクの振動周期及
びインクの温度に基づいて、テーブル参照により前記計
数値を読み出すように構成する等、種々の変更が可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、主走査方向の印刷ずれ
を低減することが可能になる。したがて、高品位な印刷
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリ
ンタのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリ
ンタのタイミング図である。
【図3】一般的なインクジェットプリンタのノズル配置
を示す図である。
【図4】従来のインクジェットプリンタのブロック図で
ある。
【図5】一般的なインクジェットプリンタの電極接続図
である。
【図6】従来のインクジェットプリンタのタイミング図
である。
【図7】一般的なインクジェットプリンタのタイミング
図である。
【図8】従来のインクジェットプリンタの動作を説明す
るための模式図である。
【図9】従来のインクジェットプリンタの動作を説明す
るための模式図である。
【図10】従来のインクジェットプリンタの動作を説明
するための模式図である。
【符号の説明】
101・・・制御手段を構成するCPU 102・・・制御手段を構成する計数手段としての吐出
タイミング生成用カウンタ 103・・・制御手段を構成する印刷ヘッド駆動手段と
しての印刷ヘッド駆動回路 104・・・制御手段を構成するバンドメモリ 105・・・制御手段を構成する記憶手段としてのメモ
リ 106・・・制御手段としての制御回路 107・・・温度検出手段としての温度センサ 108・・・印刷ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 恒雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AG45 AL25 AM17 AR03 AR16 BA05 BA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組のノズルが形成された印刷ヘッド
    と、主走査方向のタイミング信号に同期して、入力され
    た画像データに応じて、前記各組のノズルに対応して設
    けられたノズルチャネルの容積を変化させることにより
    前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出するように制
    御する制御手段を備えたインクジェットプリンタにおい
    て、 前記制御手段は、前記タイミング信号の周期及び前記印
    刷ヘッド内インクの振動周波数に基づいて定めたタイミ
    ングで、前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出する
    ように制御することを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、更に、前記印刷ヘッド
    内インクの温度を考慮して定めたタイミングで、前記各
    組のノズル毎に順次インク滴を吐出するように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記印刷ヘッドは、第1組のノズル、第
    2組のノズル、第3組のノズル及び前記各ノズルに対応
    して設けられインクを収容するノズルチャネルを有し、 前記制御手段は、インク滴を吐出する組のノズルチャネ
    ルを拡大するように駆動した後、前記インク滴を吐出す
    る組のノズルに隣接する組のノズルチャネルが拡大する
    ように駆動することによって前記インク滴を吐出する組
    のノズルチャネルを収縮させ、これによって前記インク
    滴を吐出する組のノズルからインク滴を吐出させること
    を特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記印刷ヘッドの温度を検出する温度検
    出手段と、 前記タイミング信号の周期と前記印刷ヘッド内インクの
    温度と前記インクの振動周波数に基づいて定めた前記第
    1組のノズルと前記第2組のノズル間の駆動周期に対応
    する第1の計数値、前記タイミング信号の周期と前記印
    刷ヘッド内インクの温度と前記インクの振動周波数に基
    づいて定めた前記第2組のノズルと前記第3組のノズル
    間の駆動周期に対応する第2の計数値、前記印刷ヘッド
    内インクの温度とを対応付けしたテーブルを記憶した記
    憶手段とを備え、 前記制御手段は、前記温度検出手段で検出したインクの
    温度に基づき前記記憶手段のテーブルを参照して、前記
    第1組、第2組、第3組のノズルのインク吐出タイミン
    グを定め、前記各組のノズル毎に順次インク滴を吐出す
    るように制御することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか一に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記印刷ヘッド内インクの振動周期をT
    2、前記タイミング信号の周期をT、前記印刷ヘッド内
    インクの温度および振動周波数に基づいて予め定めた前
    記第2組、第3組のノズル用の整数の定数を各々N1
    2として、前記第1の計数値はT2×N1を満たすT/
    3以下の最大値に対応する計数値、前記第2の計数値は
    2×N2を満たすT/3以下の最大値に対応する計数値
    であることを特徴とする請求項4記載のインクジェット
    プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記温度検出手段で検
    出した温度に基づいて、前記記憶手段から前記第1の計
    数値および前記第2の計数値を読出す読出手段と、前記
    タイミング信号に同期する第1の吐出タイミング信号を
    出力すると共に、前記タイミング信号に応答してクロッ
    ク信号を計数し、その計数値が前記第1の計数値、第2
    の計数値に一致したときに各々、第2、第3の吐出タイ
    ミング信号を出力する計数手段と、入力された画像デー
    タに応じて、前記第1、第2、第3の吐出タイミング信
    号に応答して前記印刷ヘッドを駆動する印刷ヘッド駆動
    手段とを備えて成ることを特徴とする請求項3乃至5の
    いずれか一に記載のインクジェットプリンタ。
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US10442564B2 (en) 2013-10-25 2019-10-15 Showa Aluminum Can Corporation Can body manufacturing method, printing device, and beverage can

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