JP2003019497A - 汚泥処理方法及びエジェクタ - Google Patents

汚泥処理方法及びエジェクタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減容化処理すべき汚泥に対し、エジェクタを
用いてオゾンガスを注入する際に、エジェクタにおける
汚泥の流通性を確保しつつ、その汚泥の可溶化を促進す
る。 【解決手段】 オゾン濃度が120〜250g/m3
のオゾンガスを用いる。エジェクタのスロート部におけ
る液流速が14〜20m/sとなるように、汚泥の流量
に基づいてスロート部の内径を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンを用いた汚
泥処理方法、及びその汚泥処理方法に好適に使用される
オゾンガス注入用のエジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】各種有機性排水の生物処理に伴って発生
する汚泥の減容化処理にオゾンの有効なことが知られて
いる。ここにおける汚泥処理では、処理すべき汚泥にオ
ゾンガスが注入されるが、その注入にエジェクタが有効
とされている(例えば特開2000−202485号公
報)。
【0003】オゾン注入にエジェクタを用いた汚泥処理
では、図1に示すように、処理すべき汚泥がポンプによ
り加圧されて、エジェクタ10に通される。エジェクタ
10は入口部が漸次縮径し、出口部が漸次拡径した円筒
体である。汚泥が中間部に形成された小径のスロート部
11を高速で通過することによって生じる負圧により、
オゾンガスが導入路12を通ってスロート部11に導入
される。実際には、オゾンガスは加圧されているので、
この加圧による押し込みと負圧による吸引とにより、ス
ロート部11に導入され、汚泥に注入される。
【0004】オゾン注入にエジェクタを用いる利点とし
ては、 散気方式と比べて設備が小型化されること、 汚泥が小径のスロート部11を通過するときの機械
的破砕効果により、汚泥が生物処理され易くなること、
即ち汚泥の可溶化が促進されること、 小径のスロート部11で薄層流となった汚泥に、オ
ゾンがスポット的に作用することにより、汚泥の可溶化
が促進されることの3点が挙げられる。
【0005】即ち、汚泥粒子は硬い細胞壁に囲まれてお
り、これが汚泥の生物処理を困難にしている。このた
め、細胞壁の一部を部分的に破壊して貫通孔をあけるこ
とにより、汚泥粒子の可溶化が達成される。オゾン分子
はこの細胞壁を攻撃し、汚泥粒子を可溶化するのに有効
とされている。しかし、オゾンによる純化学的な作用だ
けでは、汚泥粒子の可溶化が進みにくい。このために、
エジェクタのスロート部内径を小さく絞ることにより、
スロート部における汚泥の流速が20m/sを超える値
に設定され、汚泥がスロート部を通過するときの機械的
破砕効果、及びオゾンガスのスポット的作用が増強され
併用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スロート部の内径が小径のエジェクタを汚泥処理に使用
すると、スロート部に汚泥が頻繁に詰まる。このため、
汚泥を細かく破砕或いは除去する前処理の負荷が大きく
なり、これによる設備の大型化及び処理コストの増大が
避けられないのが現状である。
【0007】なお、エジェクタのスロート部内径を大き
くし、スロート部における液流速が20m/s以下にな
ると、オゾンによる汚泥の可溶化効果が著しく低下する
ことは、前述したとおりである。
【0008】また、汚泥のなかでも特に、し尿汚泥につ
いては、細胞壁がとりわけ強固なため、スロート部にお
ける液流速が20m/sを超える小径・高流速のエジェ
クタを用いたオゾン処理によっても、可溶化が困難であ
った。
【0009】本発明の目的は、汚泥の流通性を確保しつ
つ、その汚泥の可溶化を促進できる汚泥処理方法を提供
することにある。本発明の他の目的は、し尿汚泥を可溶
化できる汚泥処理方法を提供することにある。また、本
発明の更に他の目的は、汚泥処理におけるオゾン注入に
適用して、汚泥の流通性に優れるエジェクタを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】これまでのオゾンによる
汚泥処理では、オゾンガスのオゾン濃度は120g/m
3 N未満であった。これは120g/m3 N以上の高濃
度オゾンガスを発生できる高性能オゾナイザが少なく、
高価であったこと、そのような高性能オゾナイザは、高
度処理が要求される半導体分野に限定的に使用され、半
導体分野ほどの処理レベルを必要としない汚泥処理には
過剰設備で、不必要と考えられていたことなどによる。
【0011】このような状況下で、本発明者らは、オゾ
ンによる汚泥処理に対して、120g/m3 N以上の高
濃度オゾンガスを発生できる高性能オゾナイザを使用
し、エジェクタ使用下でのオゾン濃度と汚泥処理性との
関係を、広い濃度範囲にわたって詳細に調査した。その
結果、オゾンガスのオゾン濃度によって、汚泥粒子の可
溶化のメカニズムが、下記のように大きく異なることが
判明した。オゾン濃度と汚泥処理性との定量的な調査結
果については後で詳しく述べる。
【0012】図2はオゾン分子による汚泥粒子の可溶化
のメカニズムを概念的に示す模式図である。汚泥粒子3
0は内容物31が硬い細胞壁32に覆われている。汚泥
に対するオゾンガスの注入によりオゾン分子20が汚泥
粒子30を攻撃するが、図2(a)のように、2個のオ
ゾン分子20が汚泥粒子30の同じ箇所を集中的に攻撃
したときは、細胞壁32に孔が開き、そこから内容物3
1が細胞壁32の外に流出し、生物処理が可能となる。
する。即ち、汚泥粒子30が可溶化される。
【0013】ところが、図2(b)のように、2個のオ
ゾン分子20による攻撃箇所が分散すると、細胞壁32
に孔が開き難く、とりわけ細胞壁32が厚いし尿汚泥に
対しては、可溶化が困難になる。散気方式で汚泥を可溶
化できないのは、オゾン分子20が分散して汚泥粒子3
0を集中的に攻撃できないことによる。
【0014】図3は、エジェクタを用いてオゾンガスを
注入する場合にオゾン分子が汚泥粒子を攻撃する機構
を、オゾンガスのオゾン濃度別に示したものである。
【0015】オゾン濃度が120g/m3 N未満の低濃
度乃至中濃度領域では、図3(a)に示すように、オゾ
ン分子20の密度が低いため、エジェクタによるオゾン
注入といえども、2個のオゾン分子20が汚泥粒子30
の同じ箇所を集中的に攻撃することが難しい。このた
め、オゾンによる純粋な可溶化率は低く、エジェクタの
設計によってこれを補足する必要がある。
【0016】具体的には、エジェクタのスロート部内径
が可溶化率に大きな影響を及ぼし、現実的な可溶化率を
得るためにはスロート部内径を小さく絞ることが必要に
なる。即ち、ジェクタのスロート部内径を小さくして液
流速を増し、機械的な破壊作用を増長し、汚泥の薄層化
を推進してオゾンガスをスポット的に作用させることが
必要になる。しかし、その一方では、汚泥の流通性が悪
化することは前述したとおりである。
【0017】これに対し、オゾン濃度が120〜250
g/m3 Nの高濃度領域では、図3(b)に示すよう
に、オゾン分子20の密度が高くなるため、2個のオゾ
ン分子20が汚泥粒子30の同じ箇所を集中的に攻撃す
ることが容易となり、その頻度が上がる。その結果、オ
ゾンによる純粋な可溶化が促進され、細胞壁が硬いし尿
汚泥のオゾンによる可溶化も可能になる。同時に、相対
的にエジェクタの設計が可溶化に与える影響度が低下す
る。即ち、エジェクタのスロート部における液流速が可
溶化率に及ぼす影響度が低下し、その液流速を大きくす
る必要がなくなり、これを小さくしても十分な可溶化率
が図られる。このため、スロート部の内径増大が可能と
なり、汚泥の流通性悪化を回避することが可能となる。
【0018】オゾン濃度が250g/m3 Nを超える超
高濃度領域では、図3(c)に示すように、オゾン分子
20が過密状態となり、必要以上に多いオゾン分子20
が一つの汚泥粒子30の同じ箇所を攻撃し、汚泥粒子3
0の細胞壁32を必要以上に破壊し、微細化することに
より、細胞壁32までを可溶化する。このため、オゾン
分子10の汚泥粒子の可溶化に対する利用効率が低下
し、結果、可溶化率は低下傾向となる。
【0019】以上より次のことが分かる。 オゾン注入にエジェクタを使用すれば、これまでオ
ゾンによる可溶化が困難であったし尿汚泥の可溶化が可
能になる。 オゾン濃度が120〜250g/m3 Nの高濃度領
域では、可溶化率の低下を伴わずに、エジェクタのスロ
ート部内径を大きくして、スロート部における液流速を
小さくでき、汚泥の流通性を改善できる。 エジェクタとしては、可溶化率の点から使用されて
いなっかったスロート部が大径で、スロート部における
液流速が20m/s以下の低速型エジェクタの使用が可
能になる。
【0020】本発明はかかる知見を基礎として完成され
たものであり、その第1の汚泥処理方法は、処理すべき
汚泥に対し、エジェクタを用いて、オゾン濃度が120
〜250g/m3 Nであるオゾンガスを注入するもので
ある。これにより、可溶化率の低下を伴わずに、エジェ
クタのスロート部内径を大きくでき、汚泥の流通性を改
善できる。オゾン濃度が120g/m3 N未満では、可
溶化率が全体的に低い上に、エジェクタのスロート部内
径が可溶化率に大きな影響を与え、可溶化率の確保のた
めにスロート部内径の縮小を余儀なくされる。オゾン濃
度が250g/m3 Nを超えると逆に可溶化率の低下が
顕著となる。
【0021】ここにおけるジェクタのスロート部におけ
る液流速としては14〜20m/sが好ましい。20m
/sを超えると、汚泥の流通性が悪化し、前処理の負荷
が増大する。14m/s未満であると、破砕効果等が不
十分なため、オゾンガスを高濃度にしても、満足な可溶
化率が得られない。
【0022】また、本発明の第2の汚泥処理方法は、処
理すべきし尿汚泥に対し、エジェクタを用いてオゾンガ
スを注入するものである。これにより、これまでオゾン
による可溶化が困難であったし尿汚泥の可溶化が可能に
なる。
【0023】ここにおけるオゾンガスのオゾン濃度とし
ても120〜250g/m3 Nが好ましい。オゾン濃度
が120g/m3 N未満では、可溶化率が全体的に低い
上に、エジェクタのスロート部内径が可溶化率に大きな
影響を与え、可溶化率の確保のためにスロート部内径の
縮小を余儀なくされる。オゾン濃度が250g/m3
を超えると逆に可溶化率の低下が顕著となる。
【0024】エジェクタのスロート部における液流速も
14〜20m/sが好ましい。20m/sを超えると、
汚泥の流通性が悪化し、前処理の負荷が増大する。14
m/s未満であると、破砕効果等が不十分なため、オゾ
ンガスを高濃度にしても、満足な可溶化率が得られな
い。
【0025】また、本発明のエジェクタは、オゾン処理
する流動性被処理物へのオゾンガスの注入に使用される
エジェクタにおいて、スロート部の内径を、前記被処理
物の流量をA(L/分)として10(0.01A)1/2
〜10(0.015A)1/2mmとしたものである。こ
れにより、流動性被処理物の流通性を改善できる。10
(0.01A)1/2 mm未満であると、スロート部にお
ける液流速が20m/sを超え、結果、汚泥の流通性が
悪化し、前処理の負荷が増大する。10(0.015
A)1/2 mmを超えると、スロート部における液流速が
14m/s未満となり、結果、オゾンガスを高濃度にし
ても、満足な可溶化率が得られない。
【0026】ここにおけるオゾンガスのオゾン濃度とし
ても120〜250g/m3 Nが好ましい。オゾン濃度
が120g/m3 N未満では、処理効率が全体的に低い
上に、エジェクタのスロート部内径が処理効率に大きな
影響を与え、処理効率の確保のためにスロート部内径の
縮小を余儀なくされる。オゾン濃度が250g/m3
を超えると逆に処理効率の低下が顕著となる。
【0027】いずれにおいても、特に好ましいオゾン濃
度は、120〜210g/m3 である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図4は本発明の汚泥処理方法の実施
に適した処理設備の構成図である。
【0029】処理すべき汚泥は、逐次循環処理系に導入
される。循環処理系は、導入された汚泥を加圧する循環
ポンプ1、バッファタンク2、流量計7、オゾンガスを
注入するエジェクタ3、反応塔4及び気液分離塔5から
なる。エジェクタ3には、オゾナイザ6より所定オゾン
濃度のオゾンガスが供給される。汚泥は、この循環処理
系に所定量導入され、ここを所定回循環して気液分離塔
5より循環処理系外へ排出される。これを繰り返すこと
により、汚泥処理が継続される。
【0030】この循環処理系を用いて実際にし尿汚泥を
処理した結果を次に説明する。エジェクタ3として、ス
ロート部内径が2.8mmのものと、3.5mmのもの
を使用した。ここにおける汚泥の流量は8L/分である
ので、スロート部における液流速は、それぞれ20m/
s、14m/sである。エジェクタ3に供給するオゾン
ガスのオゾン濃度を変化させたときの、処理後の汚泥の
可溶化率を調査した。循環処理系おける循環回数は8回
とした。結果を図5及び図6に示す。
【0031】図5中の横軸はオゾン濃度、縦軸は溶存態
有機炭素量の増加量(ΔDOC)で、可溶化の度合いを
表す指標である。即ち、図5は可溶化に対するオゾン濃
度の影響度を、スロート部における液流速が20m/s
の場合と14m/sの場合について示している。
【0032】図5から分かるようように、オゾン濃度が
120g/m3 N未満の低濃度乃至中濃度領域では、可
溶化率は全体として低い。加えて、スロート部における
液流速が20m/sの場合と14m/sの場合とで可溶
化率が大きく異なり、20m/sを超える液流速の採用
が不可欠となる。即ち、オゾンによる化学的な可溶化の
不足を補うために、スロート部内径を小さくすることが
必要となる。
【0033】オゾン濃度が120〜250g/m3 Nの
高濃度領域では、可溶化率が全体として向上する。加え
て、スロート部における液流速が20m/sの場合と1
4m/sの場合とで可溶化率の差がなくなり、スロート
部の大径化による20m/s以下の採用が可能になる。
【0034】オゾン濃度が250g/m3 Nを超える超
高濃度領域では、スロート部における液流速による影響
は小さいものの、可溶化率の低下が顕著になる。
【0035】また、図6の横軸はオゾン濃度、縦軸はオ
ゾン処理による固形分の減少量(ΔSS)に対する溶存
態有機炭素量の増加量(ΔDOC)の比率であり、固形
分の消滅量に対する可溶化の増加量の比率を表してい
る。この比率はC5 /C5 7NO2 で表され、最大で
約0.5である。またスロート部における液流速は20
m/sである。
【0036】図6から分かるように、オゾン濃度が25
0g/m3 Nまでは、全消滅量に対する可溶化量の比率
は低位に保たれているが、オゾン濃度が250g/m3
Nを超えると、この比率が最大値近くまで急激に増大す
る。これは、250g/m3Nを境界として、オゾン分
子による可溶化の機構が変化したことを表している。具
体的には、250g/m3 N以下では、可溶化は汚泥粒
子の細胞壁に対して局部的に行われ、ここでは必要最小
限のオゾン分子が使われ、オゾン分子が汚泥粒子の可溶
化に有効利用されるが、250g/m3 Nを超えると、
固形分の消滅量に対する可溶化の増加量の比率が上がっ
て、汚泥粒子の細胞壁まで可溶化が進み、ここでは必要
以上のオゾン分子が使われて非効率的な攻撃を行い、オ
ゾン分子が無効消費されていることを裏付けている。
【0037】図5及び図6の調査結果は、図2及び図3
で説明した可溶化のメカニズムに正確に符合するもので
ある。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の汚泥処
理方法は、処理すべき汚泥に対し、エジェクタを用い
て、オゾン濃度が120〜250g/m3 Nであるオゾ
ンガスを注入することにより、可溶化率の低下を伴わず
に、エジェクタのスロート部内径を大きくでき、汚泥の
流通性を改善できる。
【0039】また、処理すべきし尿汚泥に対し、エジェ
クタを用いてオゾンガスを注入することにより、これま
でオゾンによる可溶化が困難であったし尿汚泥の可溶化
を可能にする。
【0040】また、本発明のエジェクタは、オゾン処理
する流動性被処理物へのオゾンガスの注入に使用される
エジェクタにおいて、スロート部内径を前記被処理物の
流量をA(L/分)として、10(0.01A)1/2
10(0.015A)1/2 mmとすることにより、流動
性被処理物の流通性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エジェクタの構成図である。
【図2】オゾン分子による汚泥粒子の可溶化機構を示す
イメージ図である。
【図3】エジェクタを用いてオゾンガスを注入する場合
にオゾン分子が汚泥粒子を攻撃する機構を、オゾンガス
のオゾン濃度別に示したイメージ図である。
【図4】本発明の汚泥処理方法の実施に適した処理設備
の構成図である。
【図5】可溶化に対するオゾン濃度の影響を、スロート
部における液流速が20m/sの場合と14m/sの場
合について示したグラフである。
【図6】固形分の消滅量に対する可溶化の増加量の比率
に対するオゾン濃度の影響を示したグラフである。
【符号の説明】
1 循環ポンプ 2 バッファタンク 3 エジェクタ 4 反応塔 5 気液分離塔 6 オゾナイザ 7 流量計 10 エジェクタ 11 スロート部 12 オゾンガス導入路 20 オゾン分子 30 汚泥粒子 31 内容物 32 細胞壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中塚 豪 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 Fターム(参考) 3H079 AA14 AA23 BB04 CC04 DD02 DD22 4D059 AA01 BK12 CB30 DA43 4G035 AB20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき汚泥に対し、エジェクタを用
    いて、オゾン濃度が120〜250g/m3 Nであるオ
    ゾンガスを注入することを特徴とする汚泥処理方法。
  2. 【請求項2】 前記エジェクタのスロート部における液
    流速が14〜20m/sである請求項1に記載の汚泥処
    理方法。
  3. 【請求項3】 処理すべきし尿汚泥に対し、エジェクタ
    を用いてオゾンガスを注入することを特徴とする汚泥処
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記オゾンガスのオゾン濃度が120〜
    250g/m3 Nである請求項3に記載の汚泥処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記エジェクタのスロート部における液
    流速が14〜20m/sである請求項3に記載の汚泥処
    理方法。
  6. 【請求項6】 オゾン処理する流動性被処理物へのオゾ
    ンガスの注入に使用されるエジェクタであって、スロー
    ト部の内径が、前記被処理物の流量をA(L/分)とし
    て、10(0.01A)1/2 〜10(0.015A)
    1/2 mmであるエジェクタ。
  7. 【請求項7】 前記流動性被処理物が汚泥である請求項
    6に記載のエジェクタ。
  8. 【請求項8】 前記オゾンガスのオゾン濃度が120〜
    250g/m3 Nである請求項6に記載のエジェクタ。
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