JP3078365B2 - 水処理装置 - Google Patents
水処理装置Info
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- JP3078365B2 JP3078365B2 JP03258390A JP25839091A JP3078365B2 JP 3078365 B2 JP3078365 B2 JP 3078365B2 JP 03258390 A JP03258390 A JP 03258390A JP 25839091 A JP25839091 A JP 25839091A JP 3078365 B2 JP3078365 B2 JP 3078365B2
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に混濁した窒素、
炭酸ガス等のガス体、油、有機溶剤等を分離させること
ができる水処理装置に関する。
炭酸ガス等のガス体、油、有機溶剤等を分離させること
ができる水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水、排水等の汚水の浄化処理として、
曝気浄化が行われている。この曝気浄化は、まず内部に
曝気装置を配設した汚泥槽を用意し、該汚泥槽に貯えら
れた汚水中に活性汚泥を投入すると共に、汚泥槽内に配
設された曝気装置から汚水に空気を送り込むことによっ
て、活性汚泥に付着または吸着した汚水の有機物を酸化
(分解)させ、活性菌に吸収させることによって浄化を
行うものである。
曝気浄化が行われている。この曝気浄化は、まず内部に
曝気装置を配設した汚泥槽を用意し、該汚泥槽に貯えら
れた汚水中に活性汚泥を投入すると共に、汚泥槽内に配
設された曝気装置から汚水に空気を送り込むことによっ
て、活性汚泥に付着または吸着した汚水の有機物を酸化
(分解)させ、活性菌に吸収させることによって浄化を
行うものである。
【0003】従来においては、このような汚水の浄化処
理は極めて有効なものとされていたが、この方法で浄化
処理を行なっても、水の中に混濁した窒素、炭酸ガス等
のガス体、油、有機溶剤等は除去されないことが判明
し、更なる新規な水処理装置の案出が待ち望まれてい
る。
理は極めて有効なものとされていたが、この方法で浄化
処理を行なっても、水の中に混濁した窒素、炭酸ガス等
のガス体、油、有機溶剤等は除去されないことが判明
し、更なる新規な水処理装置の案出が待ち望まれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、水に関する研究
が進み、その結果最近の河川等の水が水としての機能低
下を来したり機能を喪失していることが分かった。その
原因は水の分子が多数会合して高分子化した状態にな
り、このため、異物を分子間に包含し易くなり、またこ
れら汚染物質が水の分子に捕獲された状態である為、こ
れらを分離しにくく、汚染水の浄化が困難になっている
ためである。
が進み、その結果最近の河川等の水が水としての機能低
下を来したり機能を喪失していることが分かった。その
原因は水の分子が多数会合して高分子化した状態にな
り、このため、異物を分子間に包含し易くなり、またこ
れら汚染物質が水の分子に捕獲された状態である為、こ
れらを分離しにくく、汚染水の浄化が困難になっている
ためである。
【0005】ごく最近になって、高分子化した水に衝撃
を与えると、水が低分子化して本来の自然水に近い状態
に復帰することが分かった。
を与えると、水が低分子化して本来の自然水に近い状態
に復帰することが分かった。
【0006】本発明は、水処理の過程で、高分子化した
水が低分子化する時にこれに包含している異物を分離す
る作用を利用して、曝気による浄化処理によっても分離
できない異物を水から簡単に分離できるような新規な水
処理装置を提供することにある。
水が低分子化する時にこれに包含している異物を分離す
る作用を利用して、曝気による浄化処理によっても分離
できない異物を水から簡単に分離できるような新規な水
処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述のような本発明の目
的を達成するために、本願の請求項1に係る発明では、
流速をもった水を輸送する1本の管体と、これの先端か
ら分かれこれらの管体の先端同士が向き合った2本の管
体と、これら2本の管体の先端同士が向き合った部分に
先端が接続する1本の管体とを有し、該2本の管体の先
端同士が向き合った部分で水を衝突させ、該衝突により
発生する乱流を管中に導き相反する流れによって水同士
を摩擦して高分子化された水をそれよりも低分子の水に
分解する手段とを備えたことを特徴とする水処理装置を
提供する。本願の請求項2に係る発明では、請求項2に
係る発明に加えて、2本の管体の先端同士が向き合った
部分で衝突させる水の中に酸素或いは空気の気泡を含む
ことを特徴とする水処理装置を提供する。本願の請求項
3に係る発明では、請求項1に係る発明に加えて、2本
の管体に分かれる手前の1本の管体に気体圧入口を設け
たことを特徴とする水処理装置を提供する。本願の請求
項4に係る発明では、請求項1に係る発明に加えて、流
速をもった水を輸送する1本の管体と、これの先端から
分かれこれらの管体の先端同士が向き合った2本の管体
と、これら2本の管体の先端同士が向き合った部分に先
端が接続する1本の管体とを有する構造を複数段直列に
接続したことを特徴とする水処理装置を提供する。
的を達成するために、本願の請求項1に係る発明では、
流速をもった水を輸送する1本の管体と、これの先端か
ら分かれこれらの管体の先端同士が向き合った2本の管
体と、これら2本の管体の先端同士が向き合った部分に
先端が接続する1本の管体とを有し、該2本の管体の先
端同士が向き合った部分で水を衝突させ、該衝突により
発生する乱流を管中に導き相反する流れによって水同士
を摩擦して高分子化された水をそれよりも低分子の水に
分解する手段とを備えたことを特徴とする水処理装置を
提供する。本願の請求項2に係る発明では、請求項2に
係る発明に加えて、2本の管体の先端同士が向き合った
部分で衝突させる水の中に酸素或いは空気の気泡を含む
ことを特徴とする水処理装置を提供する。本願の請求項
3に係る発明では、請求項1に係る発明に加えて、2本
の管体に分かれる手前の1本の管体に気体圧入口を設け
たことを特徴とする水処理装置を提供する。本願の請求
項4に係る発明では、請求項1に係る発明に加えて、流
速をもった水を輸送する1本の管体と、これの先端から
分かれこれらの管体の先端同士が向き合った2本の管体
と、これら2本の管体の先端同士が向き合った部分に先
端が接続する1本の管体とを有する構造を複数段直列に
接続したことを特徴とする水処理装置を提供する。
【0008】
【作用】本発明は、水を高圧ポンプにて加圧してエネル
ギー状態を高めておき、この加圧力を利用して水同志を
衝突させ、あるいは水を固い壁などの面に衝突させて、
該エネルギーを水分子に与えて水分子を自然の状態に近
い低分子状にすることにより、高分子化した水に取り込
まれていた異物を分離する。
ギー状態を高めておき、この加圧力を利用して水同志を
衝突させ、あるいは水を固い壁などの面に衝突させて、
該エネルギーを水分子に与えて水分子を自然の状態に近
い低分子状にすることにより、高分子化した水に取り込
まれていた異物を分離する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。図1は本発明にかかる水処理装置を用いた汚水処理
システムの構成を示す図式図である。同図において、1
は汚水排出管であり、有機溶剤等の異物を包含する汚水
3をバッファ水槽5に供給する。バッファ水槽5に留保
されている汚水はパイプ7を通して高圧の給水ポンプ9
により吸い上げられ、第1の水処理装置11に送られ
る。第1の水処理装置11は図2に示すように、給水ポ
ンプ9と連結されている1本のパイプ11aが11b部
分で2方向に分枝11c、11dとして分離し、部分1
1eでこれらは一本の排出パイプ11fに纏められる。
図1に戻って、第1の水処理装置11の下流には、第1
の分離槽12が設けられる。該分離槽12はその水面1
2aから水が下流に溢れ出るように構成されている。1
4は第1の汚物摘出装置である。該汚物摘出装置14
は、矢印A方向に回転するベルトコンベア14aにカッ
プ14bが取り付けられ、分離槽12の水面12aに浮
上した異物を掬い上げて矢印B方向に排出するものであ
る。
る。図1は本発明にかかる水処理装置を用いた汚水処理
システムの構成を示す図式図である。同図において、1
は汚水排出管であり、有機溶剤等の異物を包含する汚水
3をバッファ水槽5に供給する。バッファ水槽5に留保
されている汚水はパイプ7を通して高圧の給水ポンプ9
により吸い上げられ、第1の水処理装置11に送られ
る。第1の水処理装置11は図2に示すように、給水ポ
ンプ9と連結されている1本のパイプ11aが11b部
分で2方向に分枝11c、11dとして分離し、部分1
1eでこれらは一本の排出パイプ11fに纏められる。
図1に戻って、第1の水処理装置11の下流には、第1
の分離槽12が設けられる。該分離槽12はその水面1
2aから水が下流に溢れ出るように構成されている。1
4は第1の汚物摘出装置である。該汚物摘出装置14
は、矢印A方向に回転するベルトコンベア14aにカッ
プ14bが取り付けられ、分離槽12の水面12aに浮
上した異物を掬い上げて矢印B方向に排出するものであ
る。
【0010】分離槽12から溢れ出た水は導水管15を
通って沈殿槽17に導かれ、該沈殿槽17では、送り込
まれた水の中に含まれる固形物が分離される。そして分
離され底に沈殿した固形物は、バルブ19から外部に排
出される。
通って沈殿槽17に導かれ、該沈殿槽17では、送り込
まれた水の中に含まれる固形物が分離される。そして分
離され底に沈殿した固形物は、バルブ19から外部に排
出される。
【0011】沈殿槽17に溜められた水は再びパイプ2
1を通して高圧の給水ポンプ23により吸い上げられ、
第2の水処理装置25に送られる。第2の水処理装置2
5は図2に示す第1の水処理装置9と全く同じ構造であ
るので、詳細な説明は省略する。
1を通して高圧の給水ポンプ23により吸い上げられ、
第2の水処理装置25に送られる。第2の水処理装置2
5は図2に示す第1の水処理装置9と全く同じ構造であ
るので、詳細な説明は省略する。
【0012】第2の水処理装置25の下流には、第2の
分離槽27が設けられる。該分離槽27はその水面27
aから水が下流に溢れ出るように構成されている。29
は第2の汚物摘出装置である。該汚物摘出装置29は、
上記第1の汚物摘出装置14と全く同一構造であるの
で、構造の説明は省略する。第2の分離槽27から溢れ
出た水は第2の導水管31を通って浄水溜め33に溜め
られる。
分離槽27が設けられる。該分離槽27はその水面27
aから水が下流に溢れ出るように構成されている。29
は第2の汚物摘出装置である。該汚物摘出装置29は、
上記第1の汚物摘出装置14と全く同一構造であるの
で、構造の説明は省略する。第2の分離槽27から溢れ
出た水は第2の導水管31を通って浄水溜め33に溜め
られる。
【0013】次に、上記システムの作用について説明す
る。図1において、汚水排出管1から排出された汚水3
は一旦バッファ槽5に溜められた後、高圧の第1の給水
ポンプ9により吸い上げられ、第1の水処理装置11に
導かれる。図2から分かるように、1本のパイプ11a
から水処理装置11に導かれた高圧の水は、部分11b
で2方向に分けられ、一部の水は分枝11cを通って部
分11eに導かれ、他の水は分枝11dを通って部分1
1eに導かれる。部分11eに送られた水は高圧の給水
ポンプ9によりエネルギー状態を高められている。分枝
11cと分枝11dから部分11eに導かれた水は、強
大な力により面11gにおいて互いに衝突し、水の分子
にエネルギーを与えてこれを自然自然の状態に近い低分
子状に分離する。
る。図1において、汚水排出管1から排出された汚水3
は一旦バッファ槽5に溜められた後、高圧の第1の給水
ポンプ9により吸い上げられ、第1の水処理装置11に
導かれる。図2から分かるように、1本のパイプ11a
から水処理装置11に導かれた高圧の水は、部分11b
で2方向に分けられ、一部の水は分枝11cを通って部
分11eに導かれ、他の水は分枝11dを通って部分1
1eに導かれる。部分11eに送られた水は高圧の給水
ポンプ9によりエネルギー状態を高められている。分枝
11cと分枝11dから部分11eに導かれた水は、強
大な力により面11gにおいて互いに衝突し、水の分子
にエネルギーを与えてこれを自然自然の状態に近い低分
子状に分離する。
【0014】またこの衝突により発生する水の乱流を一
本の排出パイプ11fに導き、相反する流れによって水
同志を強力に摩擦して一層水を自然の状態に近付ける。
この結果、低分子化した水は高分子状態で包含していた
異物を放出せざるを得なくなり、またガス体は、自然状
態で水に溶解される状態にまで復する。このように低分
子化された水は、分離槽12に送り込まれる。該分離槽
12に水と共に運ばれた異物は水面12aに浮上し、汚
物摘出装置14が異物を掬い上げて矢印B方向に排出す
る。導水管15により沈殿槽17に運ばれた水の中に含
まれる固形物が沈殿して取り除かれる。また残った水
は、高圧の給水ポンプ23により吸い上げられて第2の
水処理装置25に導かれる。そして第2の水処理装置2
5では第1の水処理装置11でおこなわれたのと同じ動
作が行なわれ、さらに水を低分子化し、異物を排出させ
る。そしてこの水は分離槽27で異物と分離され、異物
は汚物摘出装置29により摘出された後、自然水に戻っ
た水は導水管31を通って、浄水溜め31に蓄えられ
る。
本の排出パイプ11fに導き、相反する流れによって水
同志を強力に摩擦して一層水を自然の状態に近付ける。
この結果、低分子化した水は高分子状態で包含していた
異物を放出せざるを得なくなり、またガス体は、自然状
態で水に溶解される状態にまで復する。このように低分
子化された水は、分離槽12に送り込まれる。該分離槽
12に水と共に運ばれた異物は水面12aに浮上し、汚
物摘出装置14が異物を掬い上げて矢印B方向に排出す
る。導水管15により沈殿槽17に運ばれた水の中に含
まれる固形物が沈殿して取り除かれる。また残った水
は、高圧の給水ポンプ23により吸い上げられて第2の
水処理装置25に導かれる。そして第2の水処理装置2
5では第1の水処理装置11でおこなわれたのと同じ動
作が行なわれ、さらに水を低分子化し、異物を排出させ
る。そしてこの水は分離槽27で異物と分離され、異物
は汚物摘出装置29により摘出された後、自然水に戻っ
た水は導水管31を通って、浄水溜め31に蓄えられ
る。
【0015】図3は、水処理装置の他の実施例を示す断
面図であり、そのうち(a)に示すものは、一方から導
入された水は、滑らかに2分され、B部分で再び両者は
衝突して一体になる。そしてB部分で水分子は、低分子
化される。また、(b)に示すものでは、水処理装置に
導かれた水は、一端H部分で、平坦な壁に衝突し、この
部分でもエネルギーを与えられた後、2分され、B’部
分で再び両者は衝突して一体になる。そしてB’部分で
水分子は更に低分子化される。図4に示す実施例は、高
圧の給水ポンプから入り口110に導かれ、ノズル11
1から噴射された水は、一旦平板112に強く打ちつけ
られ、高いエネルギーを付与され、後に2分されて衝突
部113で再び両者は衝突して一体になる。そして平板
112部分と衝突部113部分で水分子は、低分子化さ
れる。
面図であり、そのうち(a)に示すものは、一方から導
入された水は、滑らかに2分され、B部分で再び両者は
衝突して一体になる。そしてB部分で水分子は、低分子
化される。また、(b)に示すものでは、水処理装置に
導かれた水は、一端H部分で、平坦な壁に衝突し、この
部分でもエネルギーを与えられた後、2分され、B’部
分で再び両者は衝突して一体になる。そしてB’部分で
水分子は更に低分子化される。図4に示す実施例は、高
圧の給水ポンプから入り口110に導かれ、ノズル11
1から噴射された水は、一旦平板112に強く打ちつけ
られ、高いエネルギーを付与され、後に2分されて衝突
部113で再び両者は衝突して一体になる。そして平板
112部分と衝突部113部分で水分子は、低分子化さ
れる。
【0016】図5に示される実施例は、汚水中に取り込
まれたガス体を分離する時に有効なものである。図5に
おいて、水は、パイプ201からノズル202方向に噴
射される。一方高圧酸素あるいは高圧空気は、気体圧入
口となるパイプ203から気体チャンバ204に送り込
まれ、この気体は、ノズル202から吹き出された水と
激しく混ざりあった後、平坦部FLで固体平面と激しく
ぶつかり、水にエネルギーを与えられた後、2分され、
部分BAで再び両者は衝突して一体になる。そして平坦
部FL及びBA部分で水分子は低分子化される。この実
施例では、ノズル202付近で酸素を自然状態の溶解を
促すので、分圧の法則に則り異物ガスをより容易に分離
することができる。図6に示す実施例は、小型の水処理
装置であり、簡単なビニール管の組合せで作成すること
ができる。すなわちT型接続管300、301と4本の
エルボー管302、303、304、305と2本のジ
ョイント管306、307を組み合わせて構成される。
まれたガス体を分離する時に有効なものである。図5に
おいて、水は、パイプ201からノズル202方向に噴
射される。一方高圧酸素あるいは高圧空気は、気体圧入
口となるパイプ203から気体チャンバ204に送り込
まれ、この気体は、ノズル202から吹き出された水と
激しく混ざりあった後、平坦部FLで固体平面と激しく
ぶつかり、水にエネルギーを与えられた後、2分され、
部分BAで再び両者は衝突して一体になる。そして平坦
部FL及びBA部分で水分子は低分子化される。この実
施例では、ノズル202付近で酸素を自然状態の溶解を
促すので、分圧の法則に則り異物ガスをより容易に分離
することができる。図6に示す実施例は、小型の水処理
装置であり、簡単なビニール管の組合せで作成すること
ができる。すなわちT型接続管300、301と4本の
エルボー管302、303、304、305と2本のジ
ョイント管306、307を組み合わせて構成される。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したとおり、本願の請求
項1に係る発明は、流速をもった水を輸送する1本の管
体と、これの先端から分かれこれらの管体の先端同士が
向き合った2本の管体と、これら2本の管体の先端同士
が向き合った部分に先端が接続する1本の管体とを有
し、該2本の管体の先端同士が向き合った部分で水を衝
突させ、該衝突により発生する乱流を管中に導き相反す
る流れによって水同士を摩擦して高分子化された水をそ
れよりも低分子の水に分解する手段とを備えた構成要件
を具備しているので、汚水発生源から簡単に管体により
汚水を輸送した後、水同士を摩擦しているので、高分子
化した水が低分子化し、そのとき、高分子化している水
に取り込まれていた異物を分離できる。よって、本願発
明では、曝気による浄化処理によっても分離できない窒
素、炭酸ガス等のガス体、油、有機溶剤等の異物を水か
ら簡単に分離できる。また、請求項2に係る発明では、
衝突する水同士の摩擦が増大し、上記効果が増大する。
請求項3に係る発明では、水同士を衝突させる前に積極
的に空気または酸素の気泡を水に混入させて、請求項2
に係る発明の効果を高める。請求項4に係る発明では、
請求項1に係る発明を複数段直列に接続しているので、
請求項1に係る発明の効果がさらに増進される。
項1に係る発明は、流速をもった水を輸送する1本の管
体と、これの先端から分かれこれらの管体の先端同士が
向き合った2本の管体と、これら2本の管体の先端同士
が向き合った部分に先端が接続する1本の管体とを有
し、該2本の管体の先端同士が向き合った部分で水を衝
突させ、該衝突により発生する乱流を管中に導き相反す
る流れによって水同士を摩擦して高分子化された水をそ
れよりも低分子の水に分解する手段とを備えた構成要件
を具備しているので、汚水発生源から簡単に管体により
汚水を輸送した後、水同士を摩擦しているので、高分子
化した水が低分子化し、そのとき、高分子化している水
に取り込まれていた異物を分離できる。よって、本願発
明では、曝気による浄化処理によっても分離できない窒
素、炭酸ガス等のガス体、油、有機溶剤等の異物を水か
ら簡単に分離できる。また、請求項2に係る発明では、
衝突する水同士の摩擦が増大し、上記効果が増大する。
請求項3に係る発明では、水同士を衝突させる前に積極
的に空気または酸素の気泡を水に混入させて、請求項2
に係る発明の効果を高める。請求項4に係る発明では、
請求項1に係る発明を複数段直列に接続しているので、
請求項1に係る発明の効果がさらに増進される。
【0018】
【図1】本発明にかかる水処理装置を用いた汚水処理シ
ステムの構成を示す図式図
ステムの構成を示す図式図
【図2】水処理装置の構成図
【図3】水処理装置の他の実施例の構成図
【図4】水処理装置のさらに他の実施例の構成図
【図5】ガス抜きを主とする水処理装置の実施例の構成
図
図
【図6】ビニール管で水処理装置を構成した実施例の正
面図
面図
1…汚水排出管 3…汚水 5…バッファ 9…給水ポンプ 11…水処理装置 12…分離槽 14…汚物摘出装置 17…沈殿槽 25…水処理装置 33…浄水溜め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/00 B01D 19/00 B01D 43/00 C02F 1/34
Claims (4)
- 【請求項1】流速をもった水を輸送する1本の管体と、
これの先端から分かれこれらの管体の先端同士が向き合
った2本の管体と、これら2本の管体の先端同士が向き
合った部分に先端が接続する1本の管体とを有し、該2
本の管体の先端同士が向き合った部分で水を衝突させ、
該衝突により発生する乱流を管中に導き相反する流れに
よって水同士を摩擦して高分子化された水をそれよりも
低分子の水に分解する手段とを備えたことを特徴とする
水処理装置。 - 【請求項2】2本の管体の先端同士が向き合った部分で
衝突させる水の中に酸素或いは空気の気泡を含むことを
特徴とする請求項1に記載の水処理装置。 - 【請求項3】2本の管体に分かれる手前の1本の管体に
気体圧入口を設けたことを特徴とする請求項2記載の水
処理装置。 - 【請求項4】流速をもった水を輸送する1本の管体と、
これの先端から分かれこれらの管体の先端同士が向き合
った2本の管体と、これら2本の管体の先端同士が向き
合った部分に先端が接続する1本の管体とを有する構造
を複数段直列に接続したことを特徴とする請求項1に記
載の水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03258390A JP3078365B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03258390A JP3078365B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568960A JPH0568960A (ja) | 1993-03-23 |
JP3078365B2 true JP3078365B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17319576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03258390A Expired - Fee Related JP3078365B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078365B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5086948B2 (ja) * | 2008-09-10 | 2012-11-28 | トヨタ自動車株式会社 | キャリア位置決め方法及びキャリア搬送装置 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP03258390A patent/JP3078365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568960A (ja) | 1993-03-23 |
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