JP2003018893A - 発電機の制御装置 - Google Patents

発電機の制御装置

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JP2003018893A JP2002116076A JP2002116076A JP2003018893A JP 2003018893 A JP2003018893 A JP 2003018893A JP 2002116076 A JP2002116076 A JP 2002116076A JP 2002116076 A JP2002116076 A JP 2002116076A JP 2003018893 A JP2003018893 A JP 2003018893A
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浩司 勝田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関からの動力を伝達する動力伝達部材
の性状や動力伝達状態を考慮して発電機を駆動制御す
る。 【解決手段】 エンジン回転数NeとトルクTeとに基
づいてエンジンからの動力をスタータMGに伝達するベ
ルトに滑りを生じさせないための制限トルクTmin1
を設定すると共にスタータMGの回転数Nstとバッテ
リ電圧Vとから最小定格トルクTmin2とを設定し
(S114,S116)、制限トルクTmin1と最小
定格トルクTmin2のうちの大きい方(絶対値が小さ
い方)を発電トルク指令Tst*を設定する際の下限ガ
ードに用いて(S122)、スタータMGを駆動制御す
る(S124)。この結果、ベルトによるエンジンから
スタータMGへの動力の伝達をより適正に行なうことが
できると共に耐久性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機の制御装置
に関し、詳しくは、動力伝達部材を介して伝達された内
燃機関の動力により発電する発電機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発電機の制御装置として
は、内燃機関からの動力により発電すると共に内燃機関
を始動するモータの制御装置であって、モータにより充
放電可能な二次電池の残容量に基づいてモータの発電量
を決定するものが提案されている(例えば、特開200
0−125414号公報など)。この装置では、二次電
池の残容量から許容される電力を求め、これを実回転数
で除したものに換算用の係数を乗じて制御トルクを算出
し、この制御トルクを用いてモータを発電機として駆動
制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た発電機の制御装置では、単に二次電池の残容量に基づ
いて制御トルクを算出しているだけであり、システムの
耐久性は考慮されていない。例えば、内燃機関の出力軸
と発電機の回転軸とをベルト掛けしている構成としたと
きには、算出された制御トルクによっては、ベルト滑り
が生じたり、ベルトが破損する場合が生じてしまう。
【0004】本発明の発電機の制御装置は、内燃機関か
らの動力を伝達する動力伝達部材の性状や動力伝達状態
を考慮して発電機を駆動制御することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の発電機の制御装置は、上述の目的を達成するため
に以下の手段を採った。
【0006】本発明の発電機の制御装置は、動力伝達部
材を介して伝達された内燃機関の動力により発電する発
電機の制御装置であって、前記発電機の発電トルクを前
記動力伝達部材の性状および/または動力伝達状態に基
づいて設定する発電トルク設定手段と、該設定された発
電トルクを用いて前記発電機を駆動制御する制御手段
と、を備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の発電機の制御装置では、動力
伝達部材を介して伝達された内燃機関の動力により発電
する発電機の発電トルクを動力伝達部材の性状や動力伝
達状態に基づいて設定し、この設定した発電トルクを用
いて発電機を駆動制御する。動力伝達部材の性状や動力
伝達状態に基づいて設定した発電トルクを用いて発電機
を駆動制御するから、動力伝達部材による動力の伝達を
より適正に行なうことができる。この結果、内燃機関や
発電機を効率よく運転することができる。
【0008】こうした本発明の発電機の制御装置におい
て、前記発電機により充電可能な二次電池の残容量に基
づいて発電要求トルクを設定する発電要求トルク設定手
段を備え、前記発電トルク設定手段は、前記発電要求ト
ルク設定手段により設定された発電要求トルクを前記動
力伝達部材の性状および/または動力伝達状態に基づい
て修正することにより前記発電トルクを設定する手段で
あるものとすることもできる。こうすれば、二次電池の
残容量を適正なものとすることができると共に動力伝達
部材による動力の伝達をより適正に行なうことができ
る。
【0009】この発電要求トルクを修正する態様の本発
明の発電機の制御装置において、前記発電トルク設定手
段は、前記動力伝達部材の性状および/または動力伝達
状態に基づいて制限トルクを設定する制限トルク設定手
段を備え、前記発電要求トルクが前記設定された制限ト
ルク以下のときには該発電要求トルクを前記発電トルク
として設定し、前記発電要求トルクが前記設定された制
限トルクより大きいときには該制限トルクを前記発電ト
ルクとして設定する手段であるものとすることもでき
る。この場合、制限トルク設定手段を、内燃機関の運転
状態と動力伝達部材の性状や動力伝達状態との関係に基
づいて制限トルクを設定するものとすることもできる。
さらに、制限トルク設定手段を、内燃機関の運転状態と
しての回転数および出力トルクとこの回転数およびこの
出力トルクにおいて動力伝達部材の性状や動力伝達状態
から許容される許容最大トルクを制限トルクとして設定
するものとすることもできる。
【0010】また、本発明の発電機の制御装置におい
て、前記発電トルク設定手段は、前記内燃機関の運転状
態を前記動力伝達部材の動力伝達状態として用いて前記
発電トルクを設定する手段であるものとすることもでき
る。動力伝達部材は内燃機関の動力を発電機に伝達する
から、内燃機関の運転状態は動力伝達部材の動力伝達状
態を反映するものとなる。従って、内燃機関の運転状態
に基づいて発電トルクを設定することにより、動力伝達
部材による動力の伝達をより適正に行なうことができ
る。この態様の本発明の発電機の制御装置において、前
記発電トルク設定手段は、前記内燃機関の運転状態とし
ての回転数と出力トルクとに基づいて前記発電トルクを
設定する手段であるものとすることもできる。
【0011】さらに、本発明の発電機の制御装置におい
て、前記動力伝達部材は前記内燃機関の出力軸と前記発
電機の回転軸とに掛けられたベルトであり、前記発電ト
ルク設定手段は前記動力伝達部材としてのベルトの性状
および/または動力伝達状態に基づいてベルト滑りが生
じないよう前記発電トルクを設定する手段であるものと
することもできる。こうすれば、ベルト滑りの発生なし
に発電することができる。
【0012】本発明の発電機の制御装置において、前記
発電トルク設定手段は、前記発電機の定格に基づいて前
記発電トルクを設定する手段であるものとすることもで
きる。
【0013】また、本発明の発電機の制御装置におい
て、前記発電機は、電力の供給を受けて前記動力伝達部
材を介して出力した動力により前記内燃機関を始動可能
な発電電動機であるものとすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例として
の発電電動機の制御装置20の構成の概略を示す構成図
である。実施例の発電電動機の制御装置20は、図示す
るように、エンジン10のクランクシャフト11に掛け
られたベルト12を介してエンジン10からの動力によ
り発電したりエンジン10をクランキングして始動する
発電電動機としてのスタータモータジェネレータ(以
下、スタータMGと略す)13を駆動制御する制御装置
であり、電子制御ユニット30を中心として構成されて
いる。
【0015】エンジン10は、例えばガソリンや軽油に
より駆動する内燃機関として構成されている。エンジン
10のクランクシャフト11は図示しないダンパ等を介
して有段または無段の変速機14に接続されており、エ
ンジン10からの動力が変速機14を介して駆動軸15
に出力されるようになっている。エンジン10の運転制
御、例えば燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制
御などは、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジ
ンECUという)16により行なわれている。エンジン
ECU16は、電子制御ユニット30と通信しており、
電子制御ユニット30に必要に応じてエンジン10の運
転状態に関するデータを出力している。
【0016】スタータMG13は、インバータ回路17
を介して二次電池としてのバッテリ18と電力の授受を
行なっており、電子制御ユニット30による駆動制御を
受けている。
【0017】電子制御ユニット30は、CPU32を中
心とするマイクロプロセッサとして構成されており、C
PU32の他に処理プログラムを記憶するROM34
と、データを一時的に記憶するRAM36と、図示しな
い入出力ポートおよび通信ポートとを備える。電子制御
ユニット30には、スタータMG13に取り付けられた
回転数センサ40により検出されるスタータMG13の
回転数Nstやインバータ回路17に取り付けられた図
示しない電流センサにより検出されるスタータMG13
の相電流,バッテリ18の出力端子間に接続された電圧
センサ42により検出されるバッテリ電圧V,バッテリ
18からの電力ラインに取り付けられた電流センサ44
により検出されるバッテリ電流i,バッテリ18に取り
付けられた温度センサ46により検出されるバッテリ温
度Tなどが入力ポートを介して入力されている。また、
電子制御ユニット30からは、インバータ回路17へス
イッチング制御信号などが出力ポートを介して出力され
ている。また、電子制御ユニット30は、前述したよう
に、エンジンECU16と通信ポートを介して接続され
ており、エンジンECU16から必要に応じて図示しな
い回転数センサにより検出されたエンジン10の回転数
Neや出力トルクTeなどのデータを入力できるように
なっている。
【0018】次に、こうして構成された実施例の発電電
動機の制御装置20の動作について説明する。図2は、
スタータMG13を駆動制御するために電子制御ユニッ
ト30により実行されるトルク制御ルーチンの一例を示
すフローチャートである。このルーチンは所定時間毎
(例えば、8msec毎)に繰り返し実行される。
【0019】トルク制御ルーチンが実行されると、電子
制御ユニット30のCPU32は、まず、電流センサ4
4により検出されるバッテリ電流iや電圧センサ42に
より検出されるバッテリ電圧V,回転数センサ40によ
り検出されるスタータMG13の回転数Nst,バッテ
リ18の残容量(SOC),エンジンECU16から供
給されるエンジン10の回転数NeおよびトルクTeな
どの制御に必要なデータを読み込む処理を行なう(ステ
ップS100)。ここで、バッテリ18の残容量(SO
C)の読み込みは、実施例では図示しない残容量(SO
C)演算ルーチンを実行することによりバッテリ18の
充放電電流(バッテリ電流i)の積算に基づいて計算さ
れRAM36の所定アドレスに記憶されたものを読み込
むものとした。なお、バッテリ18の残容量(SOC)
は、バッテリ18の充放電電流の積算に基づくもの以外
のものを用いるものとしてもよいことは勿論である。
【0020】続いて、バッテリ18の残容量(SOC)
に基づいて充放電要求量Pchを計算する(ステップS
102)。充放電要求量Pchの計算は、実施例では、
バッテリ18の残容量(SOC)と充放電要求量Pch
との関係を設定して充放電要求量導出マップとして予め
ROM34に記憶しておき、残容量(SOC)が与えら
れると充放電要求量導出マップから残容量(SOC)に
対応する充放電要求量Pchを導出するものとした。図
3に充放電要求量導出マップの一例を示す。図3の充放
電要求量導出マップでは、残容量(SOC)が所定値S
conに近づく方向に充放電要求量Pchが設定され
る。
【0021】次に、バッテリ電流iとバッテリ電圧Vと
の積からバッテリ電力Pbを計算し(ステップS10
4)、計算したバッテリ電力Pbが充放電要求量Pch
からプラスおよびマイナス方向に所定値αでもって設定
された充放電量適正範囲内にあるか否かを判定する(ス
テップS106)。ここで、所定値αは、不感帯を設定
するものである。バッテリ電力Pbが充放電量適正範囲
内のときには現在用いられている発電要求パワーPst
をそのまま据え置き(ステップS108)、バッテリ電
力Pbが充放電量適正範囲を下回るときには発電要求パ
ワーPstを所定パワー量βだけ増加し(ステップS1
10)、バッテリ電力Pbが充放電量適正範囲を上回る
ときには発電要求パワーPstを所定パワー量βだけ減
少する(ステップS112)。ここで、所定パワー量β
は、発電要求パワーPstを変更する際のステップ量で
あり、スタータMG13の性能や要求される反応速度,
このトルク制御ルーチンの繰り返される間隔などによっ
て定められる。
【0022】こうして発電要求パワーPstを設定する
と、エンジン10の回転数NeとトルクTeとに基づい
てベルト12に滑りを生じさせないための制限トルクT
min1を設定する(ステップS114)。ここで、ベ
ルト12に滑りが生じるか生じないかは、ベルト12の
性状やベルト12の動力の伝達状態などによって定ま
り、ベルト12の動力の伝達状態は、エンジン10の回
転数NeやトルクTe,スタータMG13のトルクなど
によって定まる。ベルト12に滑りを生じさせないため
の制限トルクTmin1は、スタータMG13の発電ト
ルクTst*の制限として設定されるから、エンジン1
0の回転数NeとトルクTeとを用いて設定することが
できる。従って、エンジン10の回転数NeとトルクT
eはベルト12の動力の伝達状態を反映する要素という
ことができる。制限トルクTmin1の設定は、実施例
では、エンジン10の回転数NeとトルクTeと制限ト
ルクTmin1との関係を実験などにより求めて制限ト
ルク導出マップとして予めROM34に記憶しておき、
エンジン10の回転数NeとトルクTeとが与えられる
と記憶した制限トルク導出マップから対応する制限トル
クTmin1を導出するものとした。制限トルク導出マ
ップにおけるエンジン10の回転数NeとトルクTeと
制限トルクTmin1の大きさに関する傾向を図4に示
す。なお、制限トルク導出マップは、エンジン10の性
能やスタータMG13の性能,ベルト12の性状などに
より定められる。
【0023】制限トルクTmin1を設定すると、スタ
ータMG13の回転数Nstとバッテリ電圧Vとから最
小定格トルクTmin2を算出する(ステップS11
6)。最小定格トルクTmin2は、スタータMG13
の性能によってメーカーなどにより定められたものであ
り、実施例では、スタータMG13のメーカーから回転
数Nstとバッテリ電圧Vと最小定格トルクTmin2
との関係として与えられた最小定格トルク導出マップを
予めROM34に記憶しておき、回転数Nstとバッテ
リ電圧Vとが与えられると記憶した最小定格トルク導出
マップから対応する最小定格トルクTmin2を導出す
るものとした。
【0024】次に、設定した制限トルクTmin1と最
小定格トルクTmin2のうち大きい方を下限ガード値
Tminとして設定する(ステップS118)。実施例
では、制限トルクTmin1や最小定格トルクTmin
2は発電用のトルクであるから負の値をもっている。従
って、ステップS118の処理は、両者の大きい方、即
ち両者のうち絶対値の小さい方を下限ガード値Tmin
とすることになる。
【0025】そして、ステップS106〜S112で設
定した発電要求パワーPstとスタータMG13の回転
数Nstと効率ηとを用いて次式(1)の計算により発
電要求トルクTstを計算し(ステップS120)、発
電要求トルクTstを下限ガード値Tminを用いて下
限ガード、即ち発電要求トルクTstが下限ガード値T
minより小さいときには下限ガード値Tminを選択
し、発電要求トルクTstが下限ガード値Tmin以上
のときには発電要求トルクTstを選択して発電トルク
指令Tst*を設定し(ステップS122)、この発電
トルク指令Tst*を用いてスタータMG13を駆動制
御して(ステップS124)、本ルーチンを終了する。
【0026】
【数1】Tst=Pst/Nst/η (1)
【0027】以上説明した実施例の発電電動機の制御装
置20によれば、ベルト12に滑りが生じないよう設定
された制限トルクTmin1を用いて発電トルク指令T
st*を設定するから、ベルト12によるエンジン10
からスタータMG13への動力の伝達をより適正に行な
うことができる。この結果、エンジン10やスタータM
G13を効率よく運転することができる。しかも、スタ
ータMG13の定格値から定まる最小定格トルクTmi
n2を用いて発電トルク指令Tst*を設定するから、
スタータMG13に過負荷を作用させることがない。こ
れらの結果、ベルト12やスタータMG13の耐久性を
高めることができる。
【0028】実施例の発電電動機の制御装置20では、
発電要求パワーPstに対してバッテリ電力Pbとバッ
テリ18の残容量(SOC)から導出された充放電要求
量Pchとを比較して所定パワー量βずつ増減するフィ
ードバック制御を行なうものとしたが、バッテリ電力P
bと充放電要求量Pchとの偏差にゲインを乗じたもの
を増減する比例制御や積分制御などを行なうものとして
もよく、あるいはフィードバック制御を行なわずに充放
電要求量Pchをそのまま発電要求パワーPstに設定
するものとしてもよい。
【0029】実施例の発電電動機の制御装置20では、
制限トルクTmin1と最小定格トルクTmin2の大
きい方を下限ガード値Tminとして設定したが、最小
定格トルクTmin2の算出を行なわず、制限トルクT
min1をそのまま下限ガード値Tminとして発電要
求トルクTstの下限ガードとして用いるものとしても
構わない。
【0030】実施例の発電電動機の制御装置20では、
スタータMG13を発電電動機として構成すると共に電
動機として機能させてエンジン10をクランキング可能
なものとしたが、エンジン10からの動力により発電す
る発電機としてのみ機能するものとしても構わない。
【0031】実施例の発電電動機の制御装置20では、
エンジン10の動力をスタータMG13に伝達するのに
ベルト12を用いたが、エンジン10の動力をスタータ
MG13に伝達すればよいから、例えばチェーンなどベ
ルト12以外の動力伝達部材としてもよい。
【0032】実施例の発電電動機の制御装置20では、
エンジン10の動力が変速機14を介して駆動軸15に
出力されるものとしたが、図5に示すような動力出力装
置120に適用してもよい。図示する動力出力装置12
0では、実施例の構成と同一の構成については同一の符
号を付した。この動力出力装置120は、図示するよう
に、エンジンECU16によって運転制御されるエンジ
ン10と、エンジン10のクランクシャフト11にベル
ト12を介して取り付けられたスタータMG13と、モ
ータECU149によって駆動制御される発電可能なモ
ータ140と、エンジン10のクランクシャフト11に
接続されたサンギヤ131とブレーキB1によりケース
139に固定されるリングギヤ132と二つのピニオン
ギヤ133,134を自転かつ公転自在に保持すると共
にモータ140の回転軸141が接続されたキャリア1
35とからなるプラネタリギヤ130と、CVTECU
159によって変速比が制御されクラッチC1,C2に
よりキャリア135,リングギヤ132と接続可能なイ
ンプットシャフト151から入力される動力を変速して
アウトプットシャフト152に出力するCVT14B
と、主としてCPU72やROM74,RAM76によ
り構成され装置全体をコントロールするハイブリッド用
電子制御ユニット70とを備える。
【0033】スタータMG13はインバータ回路17を
介して図示しない電力ラインによりバッテリ18との電
力の授受が可能であり、エンジンECU16を介してハ
イブリッド用電子制御ユニット70により駆動制御され
る。また、モータ140はインバータ回路143を介し
てバッテリ18との電力の授受が可能であり、残容量
(SOC)などのバッテリ18の状態に関するデータは
モータECU149により必要に応じてハイブリッド用
電子制御ユニット70に出力される。ハイブリッド用電
子制御ユニット70は、図示しない入出力ポート,通信
ポートによりクラッチC1やクラッチC2,ブレーキB
1を駆動制御したりエンジンECU16やモータECU
149,CVTECU159と各種制御信号やデータの
やりとりを行なっている。
【0034】こうして構成された動力出力装置120で
は、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、モータE
CU149からバッテリ18の状態に関するデータを出
力されると共にエンジンECU16を介してインバータ
回路17にスイッチング制御信号などを出力してスター
タMG13を駆動制御するものであるから、実施例の電
子制御ユニット30と同一の機能を有するものであると
言える。従って、ハイブリッド用電子制御ユニット70
がスタータMG13を駆動制御するときには、図2に示
すトルク制御ルーチンをそのまま適用することができ
る。
【0035】また、この動力出力装置120を搭載した
自動車では、バッテリ18の残容量(SOC)低下時に
バック走行するときには、クラッチC1を係合すると共
にクラッチC2を開放しブレーキB1をフリクション係
合させてリングギヤ132の回転を制限することでエン
ジン10の動力をキャリア135に逆方向に出力する
「エンジンフリクションモード」が選択される。このモ
ードではブレーキB1のフリクション係合による摩耗を
防止するためにエンジン10は低回転となりバック発進
であることを考慮すると低回転高トルク領域の動力が必
要となる。このようなときにも上述のトルク制御ルーチ
ンが効果的に用いられる。
【0036】次に、こうした動力出力装置120におけ
るスタータMG13のトルク制御の別例について説明す
る。図6は、ハイブリッド用電子制御ユニット70によ
り実行されるトルク制御ルーチンの一例を示すフローチ
ャートである。このルーチンは所定時間毎(例えば、8
msec毎)に繰り返し実行される。
【0037】このトルク制御ルーチンが実行されると、
ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、
まず、バッテリ電流iやバッテリ電圧V,エンジン10
の回転数NeやトルクTe,アクセルペダルの踏み込み
量などから設定されるエンジン10の目標回転数Ne
*,バッテリ18の残容量(SOC)などの制御に必要
なデータを読み込み(ステップS200)、バッテリ電
流iとバッテリ電圧Vとの積からバッテリ電力Pbを計
算する(ステップS202)、そして、計算したバッテ
リ電力Pbと残容量(SOC)とバッテリ電流iとに基
づいて発電要求電力Psを計算する(ステップS20
4)。発電要求電力Psの計算は、実施例では、バッテ
リ電力Pbと残容量(SOC)とバッテリ電流iと発電
要求電力Psとの関係を設定して発電要求電力導出マッ
プとして予めROM74に記憶しておき、バッテリ電力
Pbと残容量(SOC)とバッテリ電流iとが与えられ
ると、発電要求電力導出マップから対応する発電要求電
力Psを導出するものとした。
【0038】こうして発電要求電力Psを求めると、こ
の発電要求電力Psに基づいて次式(2)によりスター
タMG13の発電要求トルクTstを計算する(ステッ
プS206)。ここで、式(2)中、kはエンジン10
のクランクシャフト11とスタータMG13の回転軸と
にベルト12を掛けるために取り付けられたプーリの比
である。実施例では、スタータMG13の発電要求トル
クTstを計算するのにエンジン10の目標回転数Ne
*を用いた。これは、エンジン10が目標回転数Ne*
で制御されることを前提としている。
【0039】
【数2】 Tst=Ps/(Ne*・k・60/2π) (2)
【0040】次に、エンジン10の回転数Neとエンジ
ン10の負荷とに基づいてベルト12の制約に基づくス
タータMG13の許容発電電力Prを計算する(ステッ
プS208)。許容発電電力Prの計算は、実施例で
は、エンジン10の回転数Neと負荷と許容発電電力P
rとの関係を実験やシミュレーションなどにより求めて
許容発電電力導出マップとして予めROM74に記憶し
ておき、エンジン10の回転数Neと負荷とが与えられ
ると、許容発電電力導出マップから対応する許容発電電
力Prを導出するものとした。許容発電電力導出マップ
の一例を図7に示す。図示するように、許容発電電力P
rは、実施例では、エンジン10の回転数Neが大きく
なるほど大きくなる傾向に、エンジン10の負荷が大き
くなるほど小さくなる傾向に設定されている。エンジン
10の負荷は回転数Neが同一であればトルクTeに等
しいから、許容発電電力導出マップは負荷に代えてトル
クTeを用いて表現することもできる。前述したよう
に、エンジン10の回転数NeとトルクTeはベルト1
2の動力の伝達状態を反映する要素ということができる
から、エンジン10の回転数Neと負荷もベルト12の
動力の伝達状態を反映する要素ということができる。し
たがって、許容発電電力Prはベルト12の動力の伝達
状態に基づいて定まるものといえる。なお、この動力出
力装置120では、発電電動機の制御装置20がベルト
12に滑りが生じるか否かの観点からベルト12の動力
の伝達状態と制限トルクTmin1との関係を求めて用
いたのに対し、ベルト12の振動シミュレーションから
滑りや破損が生じるか否かの観点からベルト12の動力
の伝達状態と許容発電電力Prとの関係を求めて用い
た。
【0041】こうして許容発電電力Prを求めると、こ
の許容発電電力Prに基づいて次式(3)によりスター
タMG13の発電許容トルクTrを計算する(ステップ
S210)。ここで、式(3)中、kは式(2)と同様
にプーリの比である。実施例では、スタータMG13の
発電許容トルクTrを計算するのにエンジン10の回転
数Neを用いた。これは、目標回転数Ne*を用いる場
合に比してベルト12の制約に対してより確実に適合さ
せるためである。
【0042】
【数3】 Tr=Pr/(Ne・k・60/2π) (3)
【0043】そして、求めた発電要求トルクTstと発
電許容トルクTrとを比較して小さい方を発電トルク指
令Tst*として設定し(ステップS212)、設定し
た発電トルク指令Tst*でスタータMG13が駆動さ
れるよう制御して(ステップS214)、本ルーチンを
終了する。なお、ステップS212の発電トルク指令T
st*の設定処理は、発電要求として得られる発電要求
トルクTstを発電許容トルクTrで制限する処理であ
る。
【0044】以上説明した動力出力装置120によれ
ば、ベルト12に滑りや破損が生じない範囲の許容発電
電力Prから計算された発電許容トルクTrにより発電
要求トルクTstを制限して発電トルク指令Tst*を
設定するから、ベルト12によるエンジン10からスタ
ータMG13への動力の伝達をより適正に行なうことが
できる。この結果、エンジン10やスタータMG13を
効率よく運転することができる。
【0045】実施例の動力出力装置120でも、スター
タMG13を発電電動機として構成すると共に電動機と
して機能させてエンジン10をクランキング可能なもの
としたが、エンジン10からの動力により発電する発電
機としてのみ機能するものとしても構わない。
【0046】実施例の動力出力装置120でも、エンジ
ン10の動力をスタータMG13に伝達するのにベルト
12を用いたが、エンジン10の動力をスタータMG1
3に伝達すればよいから、例えばチェーンなどベルト1
2以外の動力伝達部材としてもよい。
【0047】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての発電電動機の制御装
置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】電子制御ユニット30により実行されるトルク
制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】充放電要求量導出マップの一例を示す説明図で
ある。
【図4】制限トルク導出マップにおけるエンジン10の
回転数NeとトルクTeと制限トルクTmin1の大き
さに関する傾向を示す説明図である。
【図5】実施例の発電電動機の制御装置20の変形例を
含む動力出力装置120の構成の概略を示す構成図であ
る。
【図6】ハイブリッド用電子制御ユニット70により実
行されるトルク制御ルーチンの一例を示すフローチャー
トである。
【図7】許容発電電力導出マップの一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 エンジン、11 クランクシャフト、12 ベル
ト、13 スタータモータジェネレータ(スタータM
G)、14 変速機、15 駆動軸、16 エンジン用
電子制御ユニット(エンジンECU)、17 インバー
タ回路、18 バッテリ、20 発電電動機の制御装
置、30 電子制御ユニット、32 CPU、34 R
OM、36 RAM、40 回転数センサ、42 電圧
センサ、44電流センサ、46 温度センサ、70 ハ
イブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74
ROM、76 RAM、120 動力出力装置、130
プラネタリギヤ、131 サンギヤ、132 リング
ギヤ、133,134 ピニオンギヤ、135 キャリ
ア、139 ケース、140 モータ、141 回転
軸、143 インバータ回路、149 モータECU、
151 インプットシャフト、152 アウトプットシ
ャフト、159 CVTECU、C1,C2 クラッ
チ、B1 ブレーキ。
フロントページの続き (72)発明者 勝田 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岩瀬 教寛 愛知県豊田市豊栄町2丁目88番地 株式会 社トヨタテクノサービス内 Fターム(参考) 5H590 AA01 AB03 CA07 CA23 CC01 CD03 CE05 EA01 EA07 EB14 EB18 EB21 FA05 GA02 GA04 GA09 HA02 HA04 HA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達部材を介して伝達された内燃機
    関の動力により発電する発電機の制御装置であって、 前記発電機の発電トルクを前記動力伝達部材の性状およ
    び/または動力伝達状態に基づいて設定する発電トルク
    設定手段と、 該設定された発電トルクを用いて前記発電機を駆動制御
    する制御手段と、 を備える発電機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発電機の制御装置であっ
    て、 前記発電機により充電可能な二次電池の残容量に基づい
    て発電要求トルクを設定する発電要求トルク設定手段を
    備え、 前記発電トルク設定手段は、前記発電要求トルク設定手
    段により設定された発電要求トルクを前記動力伝達部材
    の性状および/または動力伝達状態に基づいて修正する
    ことにより前記発電トルクを設定する手段である発電機
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記発電トルク設定手段は、前記動力伝
    達部材の性状および/または動力伝達状態に基づいて制
    限トルクを設定する制限トルク設定手段を備え、前記発
    電要求トルクが前記設定された制限トルク以下のときに
    は該発電要求トルクを前記発電トルクとして設定し、前
    記発電要求トルクが前記設定された制限トルクより大き
    いときには該制限トルクを前記発電トルクとして設定す
    る手段である請求項2記載の発電機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制限トルク設定手段は、前記内燃機
    関の運転状態と前記動力伝達部材の性状および/または
    動力伝達状態との関係に基づいて前記制限トルクを設定
    する手段である請求項3記載の発電機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制限トルク設定手段は、前記内燃機
    関の運転状態としての回転数および出力トルクと該回転
    数および該出力トルクにおいて前記動力伝達部材の性状
    および/または動力伝達状態から許容される許容最大ト
    ルクを前記制限トルクとして設定する手段である請求項
    4記載の発電機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記発電トルク設定手段は、前記内燃機
    関の運転状態を前記動力伝達部材の動力伝達状態として
    用いて前記発電トルクを設定する手段である請求項1な
    いし3いずれか記載の発電機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記発電トルク設定手段は、前記内燃機
    関の運転状態としての回転数と出力トルクとに基づいて
    前記発電トルクを設定する手段である請求項6記載の発
    電機の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載の発電機
    の制御装置であって、 前記動力伝達部材は、前記内燃機関の出力軸と前記発電
    機の回転軸とに掛けられたベルトであり、 前記発電トルク設定手段は、前記動力伝達部材としての
    ベルトの性状および/または動力伝達状態に基づいてベ
    ルト滑りが生じないよう前記発電トルクを設定する手段
    である発電機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記発電トルク設定手段は、前記発電機
    の定格に基づいて前記発電トルクを設定する手段である
    請求項1ないし8いずれか記載の発電機の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記発電機は、電力の供給を受けて前
    記動力伝達部材を介して出力した動力により前記内燃機
    関を始動可能な発電電動機である請求項1ないし9いず
    れか記載の発電機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013189061A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Nissan Motor Co Ltd 発電制御装置
JP2016197968A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 トヨタ自動車株式会社 エンジンの補機駆動装置

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