JP2003018809A - 流体軸受 - Google Patents

流体軸受

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JP2003018809A
JP2003018809A JP2001201993A JP2001201993A JP2003018809A JP 2003018809 A JP2003018809 A JP 2003018809A JP 2001201993 A JP2001201993 A JP 2001201993A JP 2001201993 A JP2001201993 A JP 2001201993A JP 2003018809 A JP2003018809 A JP 2003018809A
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bearing
fixed
sliding contact
shaft
fluid
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JP2001201993A
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English (en)
Inventor
Toshio Iwata
俊夫 岩田
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CRD KK
Original Assignee
CRD KK
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Publication date
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャーナル軸受とローター磁石とを一体化し
てモータ全体を小型化できるようにした流体軸受の提
供。 【解決手段】 作動油を軸受用流体として回転摺接部分
Rに用いたスピンドルモータなどの流体軸受であって、
固定部のシャフトの外周に回転摺接部分Rを介して配設
するジャーナル軸受5の外周にローター磁石6を一体に
固着すると共に、前記固定部のシャフトとジャーナル軸
受5間の回転摺動部分Rには、シャフトまたはジャーナ
ル軸受5の少なくとも一方の摺接面に動圧発生溝12を
設けて成ることを特徴とする流体軸受。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作動油を軸受用
流体として用いた新規な流体軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流体軸受は、従来,HDD,ポ
リゴンミラー等に使用される精密流体軸受モータに広く
用いられている。
【0003】そして、固定部のシャフトに対し回転部分
を介しては配設されるジャーナル軸受には、ハブを介し
てローター磁石を固着して構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ジャーナ
ル軸受とローター磁石とは別体となり、ハブを介在させ
なければならないので、構造上両者を重ね合わせること
ができず、全体的に、モータの小型化には限界があっ
た。
【0005】この発明は叙上の点に着目して成されたも
ので、ジャーナル軸受とローター磁石とを一体化してモ
ータ全体を小型化できるようにした流体軸受を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は叙上の点に着
目して成されたもので、以下の構成を備えることにより
上記課題を解決できた。
【0007】(1)作動油を軸受用流体として回転摺接
部分に用いたスピンドルモータなどの流体軸受であっ
て、固定部のシャフトの外周に回転摺接部分を介して配
設するジャーナル軸受の外周にローター磁石を一体に固
着して成ることを特徴とする流体軸受。
【0008】(2)固定部のシャフトは、中心軸の上下
に位置する上側スライド軸受および下側スライド軸受
と、中心軸の外周に位置する管状シャフトを固着して形
成し、ジャーナル軸受は、前記上側スライド軸受と摺接
する環状鍔部と管状シャフトの外周と摺接する筒部とよ
り成り、ローター磁石をこの筒部の外周と環状鍔部に係
合する断面四角形状の環状体として固着して成ることを
特徴とする前記(1)記載の流体軸受。
【0009】(3)環状体として形成されるローター磁
石の下部と筒部の外周下部に環状のスペーサーを固着
し、下側スライド軸受と回転摺接部分を形成して成るこ
とを特徴とする前記(2)記載の流体軸受。
【0010】(4)ジャーナル軸受には、環状鍔部の外
端に、ハブの内端を固着し、かつこのハブの内端の上部
に環状のカバーを固着し、このカバーと前記環状鍔部の
上面との間で上側スライド軸受を挟抱して回転摺接部分
を形成できるようにして成ることを特徴とする前記
(2)記載の流体軸受。
【0011】(5)固定部のシャフトとジャーナル軸受
間およびその他の回転摺接部分にはシャフトまたはジャ
ーナル軸受の少なくとも一方の摺接面にヘリングボーン
溝などの動圧発生溝を設けて成ることを特徴とする前記
(1)または(2)記載の流体軸受。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施例の形態
について図面と共に説明する。
【0013】1は管状シャフトで、中心軸2の外周に固
着されて固定部のシャフトを形成している。3,4は前
記管状シャフト1の上下に配設固着される上側スラスト
軸受と下側スラスト軸受を示す。
【0014】5は前記固定部のシャフトすなわち管状シ
ャフト1の外周で上下の上側スラスト軸受3と下側スラ
スト軸受4との間に回転摺接部分Rを介して配設される
ジャーナル軸受を示し、このジャーナル軸受5は管状シ
ャフト1の外周と摺接する筒部5aと上側スラスト軸受
3の下側と摺接する環状鍔部5bとより成る。
【0015】6はローター磁石を示し、前記筒部5aの
外周と、環状鍔部5bに係合できる断面四角形状の環状
体としてジャーナル軸受5の外側に接着などにより一体
構造で形成される。7は環状のスペーサーで、ローター
磁石6の下部と筒部5aの外周下部に固着すると共に下
側スラスト軸受4と摺接させてある。
【0016】8はディスクなどを装着できるハブで、該
ハブ8の内端下部8aを、前記環状鍔部5bの外端に固
着すると共にハブ8の内端上部8bには上側スラスト軸
受3を閉止して環状鍔部5bとの間で挟抱できる環状の
カバー9を固着する。
【0017】10は下側スラスト軸受4の先端下部に固
着され、かつ屈曲して環状のスペーサー7の外端を遮蔽
し、基板11に固着される取付板である。
【0018】12はヘリングボーン溝のような動圧発生
溝を示し、固定部分と回転部分との間の回転摺接部分R
の摺接面の一方または双方に設けるものであって、回転
時に作動油の保油機能を付与できるものである。
【0019】13は前記ローター磁石6の外周で前記ハ
ブ8の下方に間隔を置いて配置したステーターを示し、
IC等からの電気信号を受けて働く巻線14を備え、支
持板15を介して基板11に固着されている。
【0020】つぎにこの流体軸受の組立製造の工程を図
2に基づいて以下に説明する。
【0021】まず、ジャーナル軸受5にローター磁石6
を接着などにより一体に固定し、かつスペーサー7をジ
ャーナル軸受の環状鍔部5bと平行になるように固定す
ると共に、さらにハブ8を接着などで固定する(A部
材)。
【0022】つぎに下側スラスト軸受4と取付板10を
接着等で固定する(B部材)。
【0023】中心軸2に上側スラスト軸受3と管状シャ
フト1を接着などにより固定する(C部材)。
【0024】以上のA部材、B部材およびC部材を製作
後、C部材にまずA部材を組み込み、ついでB部材を組
み込み、接着等で固定する。管状シャフト1はA部材の
上下面の高さより少し長くしておき、僅かなスラストギ
ャップを形成できるようにする。回転摺接部分Rへ流入
できるように作動油を注入した後、カバー9をハブ8の
内縁に圧入し、ステーター13を取付た基板11に接着
など固定して完了する。
【0025】叙上の構成に基づいて作用を説明する。
【0026】回転時では、管状シャフト1および上側ス
ラスト軸受3、下側スラストの固定側で支持されている
ジャーナル軸受5側が回転し、流体軸受として機能し、
回転摺接部分R内の作動油はヘリングボーン溝のような
動圧発生溝12によって円滑な回転作用を補償するもの
である。
【0027】
【発明の効果】処で、この発明によれば、ローター磁石
がジャーナル軸受の外周に直接固着されて一体化されて
いるので、幅方向の大きさを小さくしてモータ自体を小
型化できると共に、軽量化できるので量産性が高まり廉
価量産に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の全体の断面図
【図2】 製作工程を示すもので、(a)はA部材、
(b)はB部材、(c)はC部材のそれぞれの断面説明
【図3】 (a),(b)は回転摺接部分に形成される
へリングボーン溝などの動圧発生溝の2例の部分説明図
【符号の説明】
1 管状シャフト 2 中心軸 3 上側スラスト軸受 4 下側スラスト軸受 5 ジャーナル軸受 5a 筒部 5b 環状鍔部 6 ローター磁石 7 環状のスペーサー 8 ハブ 9 カバー 10 取付板 11 基板 12 へリングボーン溝のような動圧発生溝 13 ステーター R 回転摺接部分 A A部材 B B部材 C C部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月19日(2001.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】(2)固定部のシャフトは、中心軸の上下
に位置する上側スラスト軸受および下側スラスト軸受
と、中心軸の外周に位置する管状シャフトを固着して形
成し、ジャーナル軸受は、前記上側スラスト軸受と摺接
する環状鍔部と管状シャフトの外周と摺接する筒部とよ
り成り、ローター磁石をこの筒部の外周と環状鍔部に係
合する断面四角形状の環状体として固着して成ることを
特徴とする前記(1)記載の流体軸受。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(3)環状体として形成されるローター磁
石の下部と筒部の外周下部に環状のスペーサーを固着
し、下側スラスト軸受と回転摺接部分を形成して成るこ
とを特徴とする前記(2)記載の流体軸受。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】(4)ジャーナル軸受には、環状鍔部の外
端に、ハブの内端を固着し、かつこのハブの内端の上部
に環状のカバーを固着し、このカバーと前記環状鍔部の
上面との間で上側スラスト軸受を挟抱して回転摺接部分
を形成できるようにして成ることを特徴とする前記
(2)記載の流体軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA01 AA20 BA06 CA02 JA02 KA02 KA03 MA12 5H607 AA12 BB01 BB14 DD04 DD14 DD16 GG01 GG03 GG09 GG12 5H621 BB07 GA04 GB10 HH06 JK17 JK19 5H622 CA05 PP03 PP19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油を軸受用流体として回転摺接部分
    に用いたスピンドルモータなどの流体軸受であって、固
    定部のシャフトの外周に回転摺接部分を介して配設する
    ジャーナル軸受の外周にローター磁石を一体に固着して
    成ることを特徴とする流体軸受。
  2. 【請求項2】 固定部のシャフトは、中心軸の上下に位
    置する上側スライド軸受および下側スライド軸受と、中
    心軸の外周に位置する管状シャフトを固着して形成し、
    ジャーナル軸受は、前記上側スライド軸受と摺接する環
    状鍔部と管状シャフトの外周と摺接する筒部とより成
    り、ローター磁石をこの筒部の外周と環状鍔部に係合す
    る断面四角形状の環状体として固着して成ることを特徴
    とする請求項1記載の流体軸受。
  3. 【請求項3】 環状体として形成されるローター磁石の
    下部と筒部の外周下部に環状のスペーサーを固着し、下
    側スライド軸受と回転摺接部分を形成して成ることを特
    徴とする請求項2記載の流体軸受。
  4. 【請求項4】 ジャーナル軸受には、環状鍔部の外端
    に、ハブの内端を固着し、かつこのハブの内端の上部に
    環状のカバーを固着し、このカバーと前記環状鍔部の上
    面との間で上側スライド軸受を挟抱して回転摺接部分を
    形成できるようにして成ることを特徴とする請求項2記
    載の流体軸受。
  5. 【請求項5】 固定部のシャフトとジャーナル軸受間お
    よびその他の回転摺接部分にはシャフトまたはジャーナ
    ル軸受の少なくとも一方の摺接面にヘリングボーン溝な
    どの動圧発生溝を設けて成ることを特徴とする請求項1
    または2記載の流体軸受。
JP2001201993A 2001-07-03 2001-07-03 流体軸受 Pending JP2003018809A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6194017A (ja) * 1984-10-16 1986-05-12 Toshiba Corp 光偏向装置
JP2000304050A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Citizen Watch Co Ltd 動圧軸受装置及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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