JP2003018494A - 画面のデータ存在エリア検出方法及びそれを搭載した表示装置 - Google Patents

画面のデータ存在エリア検出方法及びそれを搭載した表示装置

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JP2003018494A
JP2003018494A JP2001197292A JP2001197292A JP2003018494A JP 2003018494 A JP2003018494 A JP 2003018494A JP 2001197292 A JP2001197292 A JP 2001197292A JP 2001197292 A JP2001197292 A JP 2001197292A JP 2003018494 A JP2003018494 A JP 2003018494A
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Masanori Hoshikawa
正則 星川
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Pioneer Corp
Pioneer Display Products Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Shizuoka Pioneer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画面の上下の無画部分を迅速かつ正確に検出
し、不要な画像部分を排除して、有効な画像部分を画面
上に最大限に表示する。 【解決手段】画面を複数の検出領域に分割して画像デー
タを抽出し、各検出領域におけるラインごとの有効画素
開始位置、有効画素データ数と検出領域ごとの有効ライ
ン開始位置、有効ライン数に基づいて有効データ存在エ
リアを検出し、上記検出領域を拡大又は縮小する、とい
う作業を繰り返して、検出領域の境界を画面中の映像エ
リアの境界に収斂させた後、有効なデータが存在しない
部分を削除して領域を縮小し画面上の適した位置に配置
し直すと共に、映像領域を拡大して埋めることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、プラズマディス
プレイ装置やテレビジョン受像機等の表示装置に用いる
画面サイズ調整に好適なデータ存在エリア検出方法及び
表示装置に係り、特に、画面の上下部分に放送局名や時
刻、字幕等の情報が表示されている場合にそれを自動で
判別し無効な部分を排除して、有効な映像部分を最大限
に表示することができるデータ存在エリア検出方法及び
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のテレビジョン標準方式(例えばN
TSC方式など)ではアスペクト比が4:3に定められ
ているが、高品位テレビジョン(ハイビジョン)方式は
アスペクト比が16:9に定められNTSC方式よりも
横長の画面となっている。また、ビスタサイズやシネス
コサイズのような横長の映画素材をトリミングせずにレ
ターボックス形式でアスペクト比が4:3の標準画面に
納めた、横長の画像のソフトウェアが増加している。更
に、ハイビジョン放送信号をNTSC信号にダウンコン
バートした素材を中心として、横長の画像の放送番組も
増加している。
【0003】横長の映像ソフトの場合、NTSC方式の
一般的な画像に対して、表示画面の上下に画像情報のな
い無画部が挿入されたものが多く、これをアスペクト比
が4:3の受像管を用いた受像機で表示したときには、
受像管面の水平方向いっぱいに横長の画像が表示される
と共に、受像管面の上下に無画部が形成される。
【0004】レターボックス形式のソフトは、ソフトに
よって画像の入っている位置が異なり、上下の無画部の
幅は映像ソース毎に必ずしも一定ではなく、また、市販
されている外国映画ソフトの中には、この無画部を利用
して字幕スーパーを挿入しているものがあるが、字幕の
表示される位置がソフトによって異なる。
【0005】従来においても、この無画部を表示しない
ようにして、所望の映像部分だけを拡大表示する発明が
なされており、例えば、特開平2−305190号公
報、特開平8−65592号公報に開示されている。
【0006】特開平2−305190号公報に記載の発
明では、入力した映像期間の長さ及び字幕期間の長さを
基に、まず、映像のアスペクト比4:3の通常の画像か
映画ソフトかを判断し、映像ソフトであると判断した場
合には、映像信号を垂直方向に拡大し、垂直位置を調整
して、字幕が欠けることなく画面に表示させている。
【0007】特開平8−65592号公報に記載の発明
では、画面の上下部分に無画部があると認識した場合に
は、アスペクト比を基にして予め定められた表示モード
に変換することで画面サイズの調整を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画面サイズ調整装置においては、上下無画部の輝度レベ
ルと映像の輝度レベルとにあまり差がないような場合、
無画部と映像との境界の検出が困難になり、境界の検出
に時間を要して映像表示部に表示する画面サイズを調整
するまでの時間が長くなり、鑑賞者に違和感を与えると
いう問題があった。
【0009】また、上下無画部分に字幕等の付加情報が
挿入されている場合にも、無画部分と映像との境界の検
出が困難になり、あるいは、付加情報が存在するか否か
を正確に判別することができないという問題があった。
【0010】特開平2−305190号公報に記載の発
明では、映像のアスペクト比4:3の通常の画像か映画
ソフトかを最初に判断するが、画像の入っている位置は
映像ソフトによって異なり、上下の無画部の幅は必ずし
も一定ではなく、垂直方向の拡大中心を固定することが
できないが、これに対応して、位置を調整して字幕が欠
けることなく画面に表示させている手段に関する記載が
なかった。
【0011】特開平8−65592号公報に記載の発明
では、無画部分に映像部を拡大表示する場合、予め定め
たアスペクト比を基に画面サイズの調整を行うが、規定
のアスペクト比に従っていない映像の場合や字幕が無画
部分のごく僅かの領域しか使っていない場合の対応に関
する記載がなかった。
【0012】本発明はかかる問題を解決すべくなされた
ものであって、画面の上下の無画部分を迅速かつ正確に
検出し、不要な画像部分を排除して、有効な画像部分を
画面上に拡大表示することができる画面のデータ存在エ
リア検出方法、及び、その検出方法を実現する表示装置
を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる発明では、画面を複数の領域に分
割する工程、その領域から画像データを抽出する工程、
抽出した画像データを領域ごとに定めた第1の閾値と比
較してラインごとの有効画素開始位置及び有効画素デー
タ数を求める工程、ラインごとの有効画素データ数を領
域ごとに定めた第2の閾値と比較して有効ライン開始位
置及び有効ライン数を求める工程、各領域におけるライ
ンごとの有効画素開始位置、有効画素データ数及びその
領域の有効ライン開始位置、有効ライン数に基づいて領
域内の有効データ存在エリアを検出する工程、という一
連の工程を繰り返して、領域を拡大又は縮小し領域の境
界を画面中の映像エリアの境界に収斂し一致させること
とした。
【0014】分割した領域ごとに閾値を設定することで
ノイズの影響を排除し境界の厳密な検出が可能になり、
有効画素開始位置、有効画素データ数と有効ライン開始
位置、有効ライン数という少ないパラメータから領域内
の有効データ存在エリアを検出することで境界の迅速な
検出が可能になる。また、迅速かつ厳密な境界検出は、
領域の境界を映像エリアの境界に収斂し一致させるとい
う繰り返し工程を可能にする。
【0015】請求項4にかかる発明では、請求項1にか
かる発明を用いて、領域の境界を画面中の映像エリアの
境界に収斂し一致させた後、映像領域以外の各領域につ
いて有効なデータが存在するエリアと存在しないエリア
とを識別し、有効なデータが存在しないエリアがある場
合その部分を削除して、映像領域を拡大表示することと
した。
【0016】各領域で有効なデータが存在しないエリア
の部分を削除して、映像部分を拡大表示するので、画面
の上下部分に放送局名や時刻、字幕等の情報を残しつ
つ、余白部分を排除して、アスペクト比にとらわれずに
映像部分を拡大表示することができ、迫力のある表示を
提供することができる。また、領域の境界と映像エリア
の境界とを収斂し一致させた後に、有効なデータが存在
しないエリアの部分を削除し、映像部分を拡大表示する
ので、削除したエリアの大きさだけ画像を拡大すればよ
く、垂直方向の拡大中心を固定する必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる有効画像領
域検出表示装置を図面を用いて説明する。
【0018】図1は本発明にかかる表示装置の構成概要
を示すブロック図、図2は画面が5分割された場合の有
効画像領域検出手段10のブロック図、図3〜図5は上
下部分に字幕等を含む無画部分を有する画面が5分割さ
れた状態図、図6は検出領域の境界を映像エリアの境界
と一致させるためのフローチャートである。
【0019】図1に示すように、本発明にかかる表示装
置は、入力端子11、A/D変換器12、画像取込手段
8、画像制御手段13、D/A変換器14、表示手段1
5、及び有効画像領域検出手段10を有している。
【0020】図1において、入力端子11から入力され
た映像信号は、A/D変換器12でディジタル信号に変
換され、画像取込手段8、画像制御手段13、D/A変
換器14を介して、表示手段15へと供給される。ま
た、画像取込手段8は有効画像領域検出手段10へも映
像信号を供給し、有効画像領域検出手段10は後述する
方法によって有効画像領域を検出して、削除すべき画像
情報を識別し、画像制御手段13へ指示する。画像制御
手段13は、有効画像領域検出手段10の指示を受け
て、字幕の余白部分等のエリアを削除すると共に、映像
部分を拡大表示するよう映像情報を加工してD/A変換
器14へ映像情報を送り、表示手段15で表示される。
【0021】以上の構成を有する表示装置のうち、本発
明にかかる有効画像領域検出手段10を図2を用いて説
明する。
【0022】図2において、データ抽出手段としての第
1ゲート1a〜第5ゲート1e、第1の比較手段として
の第1比較手段2a〜第5比較手段2e、第1カウンタ
3a〜第5カウンタ3e、第2の比較手段としての第6
比較手段4a〜第10比較手段4e、第6カウンタ5a
〜第10カウンタ5eは各々後述する検出領域に対応し
て設けられていて、各比較手段から送られるライン毎の
有効画素開始位置及び検出領域ごとの有効ライン開始位
置と各カウンタから送られるラインごとの有効画素デー
タ数及び検出領域ごとの有効ライン数に基づいて、画像
エリア判別手段6は画面内の有効表示領域を検出し、領
域分け変換手段7は検出された有効表示領域を基に新た
な検出領域分けを行い第1ゲート1a〜第5ゲート1e
に内容を指示する。
【0023】検出領域の境界が実際の映像エリアの境界
に収斂し一致した後、画像エリア判別手段6は、有効で
ない表示領域(ライン)を識別し、画像制御手段13へ
削除すべきラインを出力する。
【0024】次に、有効画像領域検出手段10の詳細を
以下に説明する。
【0025】画像取込手段8は、入力端子11からA/
D変換器12を介して入力された映像信号を一時保管す
るメモリであり、例えばVRAMで構成され、映像信号
中の同期信号に同期して、映像情報を随時取り込んでい
る。取り込んだ映像信号はデータバス9を介して第1ゲ
ート1a〜第5ゲート1eに供給される。第1ゲート1
a〜第5ゲート1eは後述する検出領域に対応して設け
られており、各々の検出領域に対応する画像情報を画像
取込手段8から取り込み一時保管すると共に、第1比較
手段2a〜第5比較手段2eの要求に応じてラインごと
に画像データを出力する。第1ゲート1a〜第5ゲート
1eの領域分けは後述する領域分け変換手段7の指示に
よる。
【0026】第1比較手段2a〜第5比較手段2eと第
1カウンタ3a〜第5カウンタ3eは、ラインごとの画
像データを受けてこれを第1の閾値と比較し、第1の閾
値以上の画像データの開始位置及びその数(有効画素デ
ータ数)を出力する。
【0027】具体的には、第1比較手段2a〜第5比較
手段2eは、入力される画像データを第1の閾値と比較
して、最初に第1の閾値を超えた画素位置を有効画素開
始位置として画像エリア判別手段6に出力するとともに
以降第1の閾値以上であれば1を第1カウンタ3a〜第
5カウンタ3eに出力する。第1カウンタ3a〜第5カ
ウンタ3eは、ラインごとの有効画素データ数をカウン
トする。1のラインにおけるカウントが終了するごと
に、第1カウンタ3a〜第5カウンタ3eは、各ライン
の有効画素データ数を第6比較手段4a〜第10比較手
段4eと画像エリア判別手段6に出力し、リセットされ
る。第1の閾値は、後述する画像エリア判別手段6によ
って、検出領域ごとに設定される。
【0028】第6比較手段4a〜第10比較手段4eと
第6カウンタ5a〜第10カウンタ5eは、第1カウン
タ3a〜第5カウンタ3eからのラインごとの有効画素
データ数の入力を受けて、各検出領域の第2の閾値以上
の開始ライン及びそのライン数(有効ライン数)を出力
する。具体的には、第6比較手段4a〜第10比較手段
4eは、第1カウンタ3a〜第5カウンタ3eから1の
ラインにおけるカウントが終了するたびに供給される各
ラインにおける有効画素データ数を第2の閾値と比較し
て、最初に第2の閾値を超えたライン位置を有効ライン
開始位置として画像エリア判別手段6に出力するととも
に以降第2の閾値以上であれば1を第6カウンタ5a〜
第10カウンタ5eに出力し、第6カウンタ5a〜第1
0カウンタ5eは有効ライン数をカウントする。各検出
領域におけるラインのカウントが終了すると、第6カウ
ンタ5a〜第10カウンタ5eは有効ライン数を画像エ
リア判別手段6に出力し、リセットされる。第2の閾値
も画像エリア判別手段6によって領域ごとに設定され
る。
【0029】画像エリア判別手段6はCPUで構成さ
れ、各検出領域におけるラインごとの有効画素開始位
置、有効画素データ数及び当該検出領域の有効ライン開
始位置、有効ライン数の入力に基づいて、画面内の有効
表示領域を検出する。具体的には、検出領域内の有効ラ
イン数が0であれば、その検出領域全体が無画であり、
0でなければ何らかの映像を含んでいると判断する。映
像を含んでいると判断したときは、ラインごとの有効画
素データ数を調べ、有効画素データ数が0でないライン
が有効画像の存在するライン(有効表示領域)であると
判断し、有効表示領域を領域分け変換手段7に出力す
る。
【0030】また、画像エリア判別手段6は、領域ごと
の2個の閾値を設定または変更する。具体的には、有効
画素開始位置、有効ライン数及び有効ライン開始位置、
有効画素データ数から有効画像の有無を特定できないと
きは、閾値を変更して新たな閾値を第1比較手段2a〜
第5比較手段2e又は第6比較手段4a〜第10比較手
段4eに出力し、有効画素開始位置、有効ライン数及び
有効ライン開始位置、有効画素データ数を再度算出さ
せ、有効表示領域を再判断する。尚、同一領域に対して
閾値が異なる比較手段、それに対応するカウンタを各々
複数個設けて、有効表示領域の判断を行うようにしても
良い。
【0031】領域分け変換手段7はCPUで構成され、
画像エリア判別手段6で検出された有効表示領域の入力
を基に、有効表示領域に合わせて検出領域分けを行い、
第1ゲート1a〜第5ゲート1eに指示を出す。
【0032】以上の機能を有する有効画像領域検出手段
10の動作を、図3に示す具体的な画面分割を例にし
て、図6を用いて説明する。
【0033】図3において、破線は画面を5分割したと
きの画像取り込みの領域(第1検出領域〜第5検出領
域)の境界を示し、実線は実際の映像の境界を示してい
る(STEP1)。この図3では、画面の上辺に接する
無画部を含む領域を3分割し(第1検出領域〜第3検出
領域)、下辺に接する字幕を有する無画部を含む領域は
横方向に分割せず第5検出領域としており、中ほどの映
像部に相当する領域を第4検出領域としている。上下の
無画部は実線のスマッジングで表記されている。初期状
態では検出領域分けはデフォルト値を用いて図3に表さ
れたように行われ、第1検出領域〜第3検出領域、第5
検出領域に映像画面部分の上下端部分が入り込んでい
る。
【0034】第1ゲート1a〜第5ゲート1eは、それ
ぞれ第1検出領域〜第5検出領域の画像データを画像取
込手段8から取り込んでラインごとに画像データを出力
し(STEP2)、第1比較手段2a〜第5比較手段2
eと第1カウンタ3a〜第5カウンタ3eは、入力され
る画像データを第1の閾値と比較し、有効画素開始位置
及び有効画素データ数を出力する(STEP3)。
【0035】第6比較手段4a〜第10比較手段4eと
第6カウンタ5a〜第10カウンタ5eは、ラインごと
の有効画素データ数を第2の閾値と比較し、有効ライン
開始位置及び有効ライン数を出力する(STEP4)。
【0036】画像エリア判別手段6は、各検出領域にお
けるラインごとの有効画素データ数及び当該検出領域の
有効ライン数に基づいて、画面内の有効表示領域を検出
し出力する(STEP5)。
【0037】具体的には、画面の上辺に接する第1検出
領域〜第3検出領域について、検出領域内の有効ライン
数が0であれば、その検出領域全体が無画であり、0で
なければ何らかの映像を含んでいると画像エリア判別手
段6は判断する。図3に示すように、第1検出領域〜第
3検出領域が映像部分を含んでいる場合、当該検出領域
の有効ライン数は0でない。第1検出領域〜第3検出領
域の場合、検出領域の下側は映像エリアを有する第4検
出領域に接していることが判っているので、画像エリア
判別手段6は、最下ラインから順次上のラインへと有効
画素データ数を調べる。そして、有効画素データ数が0
であるラインが初めて現れたところが無画部の境界であ
ると判断する。
【0038】第1検出領域〜第3検出領域のすべての検
出領域について、無画部の境界が判明したとき、そのう
ちの最も上に境界がある検出領域に合わせて、第4検出
領域の上側の境界が定まり、第1検出領域〜第3検出領
域の下側の境界が定まる。第4検出領域は通常映像エリ
アであり、第4検出領域の上側の境界は横方向に同じ高
さであるが、例えば映像の上方の一部に夜空のような無
画状態と同じ程度に暗い映像がある場合には、第1検出
領域〜第3検出領域の下側の境界の高さに違いが生じ
る。この場合、映像エリアの上辺は本来水平であること
を考えあわせて、第1検出領域〜第3検出領域のうちの
最も上に境界がある検出領域に合わせて、画像エリア判
別手段6は、第4検出領域の上側の境界を定め、第1検
出領域〜第3検出領域の下側の境界を定める。
【0039】逆に、第1検出領域〜第3検出領域のいず
れの検出領域についても初期状態で最下ラインの有効画
素データ数が0であれば、最下ラインは無画部の境界と
一致しているか、最下ラインが無画部を横切っている
か、あるいは、映像領域の横方向一面に無画状態と同じ
輝度の暗い映像があることが判る。このとき、第4検出
領域の有効ライン開始位置が映像部分の境界であるとし
て、領域分け変換手段7が検出領域の境界分けの変更を
行う。検出された有効ライン開始位置が第4検出領域の
最上ラインと一致しているとき、第4検出領域の最上ラ
インは映像部分の境界と一致しており、検出領域の境界
分けの変更を要しない。
【0040】しかしながら、この判断だけでは、映像領
域の横方向一面に無画状態と同じ輝度の暗い映像がある
場合に判断が誤りとなるので、画像エリア判別手段6に
よる有効表示領域の検出結果を受けて領域分け変換手段
7は新たな領域分けを第1ゲート1a〜第5ゲート1e
に指示し、第1ゲート1a〜第5ゲート1eは新たな画
像データを画像取込手段8から取り込んで、有効画像領
域検出手段10は、再度、新たな検出領域について有効
画素開始位置、有効画素データ数と有効ライン開始位
置、有効ライン数を算出し、有効表示領域を判断する。
【0041】以上の方法で領域分けを繰り返し有効表示
領域を判断することで(STEP6)、第1検出領域〜
第3検出領域の境界を実際の映像エリアの境界に収斂し
一致させている。
【0042】画面の下辺に接する第5検出領域について
も同様にして、領域の境界を実際の映像エリアの境界に
収斂し一致させる。
【0043】即ち、第5検出領域の有効ライン数が0で
あれば無画であり、0でなければ字幕等を含んでいる。
図3に示すように、検出領域が映像部分を含んでいる場
合、有効ライン数は0でない。第5検出領域の場合、検
出領域の上側は映像エリアを有する第4検出領域に接し
ていることが判っているので、画像エリア判別手段6
は、最上ラインから順次下のラインへと有効画素データ
数を調べる。そして、有効画素データ数が0であるライ
ンが初めて現れたところが無画部の境界であると判断す
る。逆に、初期状態から最上ラインの有効画素データ数
が0であれば、最上ラインは無画部の境界と一致してい
るか、最上ラインが無画部を横切っているか、あるい
は、映像領域の横方向一面に無画状態と同じ輝度の暗い
映像があることが判る。このとき、第4検出領域の最下
ラインの有効画素データ数を調べ、この有効画素データ
数が0であるとき、第4検出領域の最下ラインから順次
上のラインへと有効画素データ数を調べていき、有効画
素データ数が0でないラインが初めて現れたところが映
像部分の境界であるとして、検出領域の境界分けの変更
を行う。第4検出領域の最下ラインの有効画素データ数
が0でないとき、第4検出領域の最下ラインは映像部分
の境界と一致しており、検出領域の境界分けの変更を要
しない。
【0044】しかしながら、この判断だけでは、映像領
域の横方向一面に無画状態と同じ輝度の暗い映像がある
場合に判断が誤りとなるので、画像エリア判別手段6に
よる有効表示領域の検出結果を受けて領域分け変換手段
7は新たな領域分けを第1ゲート1a〜第5ゲート1e
に指示し、第1ゲート1a〜第5ゲート1eは新たな画
像データを画像取込手段8から取り込んで、再度、新た
な検出領域について有効画素開始位置、有効画素データ
数と有効ライン開始位置、有効ライン数を算出し、有効
表示領域を判断する。
【0045】以上の方法で領域分けを繰り返して判断す
ることで(STEP6)、第5検出領域の境界を実際の
映像エリアの境界に収斂し一致させる。
【0046】以上に説明した手順で、第1検出領域〜第
5検出領域の境界は実際の映像の境界に一致している。
その状態を図4に示す。図4では、検出領域の境界を示
す横方向の破線と、映像エリアの境界を示す横方向の実
線とが隣接しているように示されているが、これは表示
の便宜のためであって、実際には一致している。
【0047】次に、有効なデータが存在しないエリアを
削除すると共に、映像エリアを拡大表示する手順につい
て説明する。
【0048】図4に示すように、第1検出領域〜第3検
出領域は画面の上部に存在する無画部であり、第3検出
領域は無画部の中に放送局名が表示されている。
【0049】第1ゲート1a〜第3ゲート1cを介して
画像取込手段8から取り込まれた第1検出領域〜第3検
出領域の画像データは、第1比較手段2a〜第3比較手
段2cと第1カウンタ3a〜第3カウンタ3c、第6比
較手段4a〜第8比較手段4cと第6カウンタ5a〜第
8カウンタ5cに送られ、ラインごとの有効画素開始位
置及び有効画素データ数、各検出領域の有効ライン開始
位置及び有効ライン数が出力され、画像エリア判別手段
6が第1検出領域〜第3検出領域の有効表示領域を検出
する。
【0050】図4に示す状態の場合、第1検出領域と第
2検出領域の有効ライン数は共に0であるので当該領域
は無画であり、第3検出領域の有効ライン数は0ではな
いので放送局名等の有効な情報が表示されていること
を、画像エリア判別手段6は知る。
【0051】第3検出領域について、最下ラインから上
方へ順にラインごとの有効画素データ数を調べ、最初に
0でないラインがあったときそれが放送局名の最下ライ
ンである。この場合、映像エリアと放送局名との間に無
画のラインを数行置くと見易いので、放送局名の最下ラ
インの下に数行を残して残りのラインを削除する。有効
ライン開始位置を調べ、放送局名の最上ラインを見つ
け、見易さ確保のために最上ラインの上に無画のライン
数行を残して残りのラインを削除する。第1検出領域と
第2検出領域は無画であることが判っているので、第3
検出領域での削除すべきラインに合わせて第1検出領域
と第2検出領域のラインが削除されても、映像上問題は
ない。削除すべきラインが決まったとき、画像エリア判
別手段6は画像制御手段13に削除すべきラインを出力
する。
【0052】画面の下辺に接する第5検出領域について
も同様にして、第5検出領域の無画部にある字幕を検出
し、字幕の上下に無画のラインを各数行残して、残りの
ラインを削除する。画像エリア判別手段6は画像制御手
段13に削除すべきラインを出力する。
【0053】このようにして、画像エリア判別手段6か
ら削除すべきラインを入力された画像制御手段13は、
指示されたラインを削除すると共に、削除したラインの
分だけ映像エリアを拡大する。映像エリアが拡大した状
態を図5に示す。図5では、検出領域の境界を示す横方
向の破線と、映像エリアの境界を示す横方向の実線とが
隣接しているように示されているが、これは表示の便宜
のためであって、実際には一致している。画像制御手段
13は映像エリアの範囲と削除すべきラインが判ってい
るので、映像エリアの上辺から削除したラインの数だけ
映像を拡大すればよく、拡大中心を確定することは必要
としない。
【0054】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。(a) 図3では、本実
施例の説明のために画面を5分割しているが、5分割に
限定されるものではなく、例えば、9分割なども考えら
れる。特に、下欄を3分割したとき、下欄の左右にはめ
込まれた文字等を検出することも可能となる。(b)
画像制御手段13は放送局名や字幕の上下の無画ライン
を削除すると説明しているが、左右の無画ラインを削除
するようにすることもできる。これにより、放送局名や
字幕等を検知領域の中央に配置することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、領域ごとに2つの閾値
を設定するので、画面の上下に存する無画部分を適切に
検知することが可能となった。また、領域ごとに有効画
面部分を判断するので、迅速な検知が可能となった。さ
らに、無画部分に存する有効画像部分を残して有効でな
い部分を削除して映像画面を拡大表示するようにしたの
で、ディスプレイを最大限に使った大きな画像を提供す
ることが可能となり、鑑賞者に迫力の張る映像を提供す
ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表示装置の構成概要を示すブロ
ック図。
【図2】画面が5分割された場合の有効画像領域検出手
段10のブロック図。
【図3】上下部に字幕等を含む無画部分を有する画面が
5分割された状態図。
【図4】上下部に字幕等を含む無画部分を有する画面が
5分割された状態図。
【図5】上下部に字幕等を含む無画部分を有する画面が
5分割された状態図。
【図6】検出領域の境界を映像エリアの境界と一致させ
るためのフローチャート。
【符号の説明】
1a〜1e:ゲート(第1ゲート〜第5ゲート) 2a〜2e:比較手段(第1比較手段〜第5比較手段) 3a〜3e:カウンタ(第1カウンタ〜第5カウンタ) 4a〜4e:比較手段(第6比較手段〜第10比較手
段) 5a〜5e:カウンタ(第6カウンタ〜第10カウン
タ) 6:画像エリア判別手段 7:領域分け変換手段 8:画像取込手段 9:データバス 10:有効画像領域検出手段 11:入力端子 12:A/D変換器 13:画像制御手段 14:D/A変換器 15:表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 BA02 DA10 5C063 AA01 AA11 AC01 BA01 CA01 CA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面を複数の領域に分割する工程と、 当該領域に対応するエリアから画像データを抽出する工
    程と、 この画像データと領域ごとに定めた第1の閾値とをライ
    ンごとに比較して第1の閾値以上である有効画素開始位
    置及び有効画素データ数を求める工程と、 ラインごとの有効画素データ数を領域ごとに定めた第2
    の閾値と比較して第2の閾値以上である有効ライン開始
    位置及び有効ライン数を求める工程と、 各領域におけるラインごとの有効画素開始位置、有効画
    素データ数及び当該領域の有効ライン開始位置、有効ラ
    イン数に基づいて領域内の有効なデータ存在エリアを検
    出する工程と、 という一連の工程を繰り返して、上記領域を拡大又は縮
    小し上記領域の境界を画面中の映像エリアの境界に収斂
    し一致させることを特徴とする画面のデータ存在エリア
    検出方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のデータ存在エリア
    検出方法において、前記有効なデータ存在エリアは一定
    の値以上の輝度を有する画素からなる領域であることを
    特徴とするデータ存在エリア検出方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のデータ存在エリア
    検出方法において、 他の領域での有効なデータ存在エリアに合わせて、領域
    を拡大又は縮小することを特徴とするデータ存在エリア
    検出方法。
  4. 【請求項4】 画面を複数の領域に分割し、分割した各
    領域に対応するエリアから画像データを抽出するデータ
    抽出手段と、 データ抽出手段で抽出した画像データと領域ごとに定め
    られた第1の閾値とをラインごとに比較して、当該第1
    の閾値以上である有効画素開始位置及び有効画素データ
    数を求める第1の比較手段と、 第1の比較手段で求めた有効画素データ数を領域ごとに
    定められた第2の閾値とを比較して第2の閾値以上の有
    効ライン開始位置及び有効ライン数を求める第2の比較
    手段と、 各領域におけるラインごとの有効画素開始位置、有効画
    素データ数及び当該領域の有効ライン開始位置、有効ラ
    イン数に基づいて、画面内の有効表示領域を検出し、検
    出した有効表示領域に従って前記データ抽出手段に複数
    の領域分けの変更を指示する画像エリア判別手段と、 各領域について有効なデータが存在しないエリアを削除
    して映像領域を拡大する画像制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
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