JP2003018336A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003018336A
JP2003018336A JP2001198089A JP2001198089A JP2003018336A JP 2003018336 A JP2003018336 A JP 2003018336A JP 2001198089 A JP2001198089 A JP 2001198089A JP 2001198089 A JP2001198089 A JP 2001198089A JP 2003018336 A JP2003018336 A JP 2003018336A
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JP2001198089A
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Seiki Mogi
清貴 茂木
Michio Doke
教夫 道家
Yasuhiro Hattori
康広 服部
Yasumitsu Shimizu
泰光 清水
Takao Okamura
隆生 岡村
Yuriko Obata
百合子 小幡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ変換形式によらず、固定容量の記憶領
域を用いて、1次記憶部に記憶された画像データの形式
を変換し、その変換後の画像データを効率的に2次記憶
部に転送できるようにする。 【解決手段】 メモリ制御部43が、画像メモリ42
(1次記憶部)上に圧縮画像記憶領域(変換画像記憶領
域)を確保し、入出力画像DMAC41によって画像メ
モリ42内の通常画像記憶領域に書き込んだ画像データ
を、画像転送DMAC44によって予め設定された所定
サイズ(1バイト)毎に分割して順次読み出して圧縮伸
長器46へ転送し、そこで圧縮された(他のデータ形式
に変換された)分割データである符号データ(変換画像
データ)を符号転送DMAC45によって圧縮画像記憶
領域に書き込み、その符号データをHDDコントローラ
47によってHDD48(2次記憶部)へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを入
力する画像入力手段と、それによって入力された画像デ
ータを記憶するための1次記憶部およびその1次記憶部
に記憶された画像データを保存するための2次記憶部に
よって構成された画像記憶手段とを有するデジタル複写
機,ファクシミリ(FAX)装置,プリンタ等の各種画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置のデジタ
ル化が進むと共に半導体メモリ(画像メモリ)を応用し
た画像データの加工および編集が盛んとなってきてい
る。このような画像形成装置のうち、例えばコピー機能
を有するもの(デジタル複写機)では、複数枚(複数ペ
ージ)の原稿の画像を順次読み取ってその各画像データ
を画像メモリにまとめて記憶し、それらの画像データを
指定部数分まとめてプリンタに出力して各転写紙上に順
次印刷(画像形成)させるコピー処理を行うことによ
り、仕分け作業を省略できるようにした電子ソートとい
う機能がある。
【0003】このような画像形成装置においては、上述
したような電子ソート機能を使用する場合、複数ページ
分の画像データを保持する必要があるため、そのままの
画像データを半導体メモリ(1次記憶部)に蓄積するに
は、その複数ページ分の画像データを格納できる容量の
メモリが必要になり、メモリコストが増大するという理
由から、以下の(1)〜(3)のいずれかに示すような
構成・方法が一般的に用いられる。
【0004】(1)半導体メモリ+蓄積用メモリの構成
とし、蓄積用メモリとして半導体メモリより安価なハー
ドディスクドライブ(以下「HDD」ともいう)等の大
容量記憶装置(2次記憶部)を使用する。 (2)蓄積用メモリとして半導体メモリを使用し、入力
された画像データを圧縮処理を用いて圧縮して蓄積メモ
リに蓄積し、1枚あたりのデータ量を減らすことによ
り、トータルのメモリ量を減らす。 (3)複数の画像入出力手段(イメージスキャナ,プリ
ンタコントローラ,ファイルサーバ,FAXコントロー
ラ等)が同一の画像メモリを共有する。
【0005】それらのうち、(1)についてもう少し詳
しく説明すると、画像読取手段(画像入力手段に相当す
る)によって読み取った画像信号(アナログ信号)のA
/D変換後の画像データ(デジタル信号)もしくはデジ
タル画像入力手段(画像入力手段に相当する)によって
入力された画像データを半導体メモリに転送して記憶
し、必要に応じて大容量記憶装置に転送して保存する。
【0006】ところで、画像メモリに対して画像データ
の入出力(読み書き)を実行するために、DMA(Dire
ct Memory Access)データ転送方式を用いたメモリ制御
コントローラ(以下「DMAコントローラ」という)が
使用されることが多い。DMAコントローラは、ディス
クリプタと呼ばれるメモリ領域管理情報を元に画像メモ
リの記憶領域(メモリ領域)に対して画像データの入出
力を行う。よって、複数のディスクリプタを用意し、1
画像データを記憶するためのメモリ領域をその各ディス
クリプタ別(所定サイズ毎)に分割することにより、そ
の各メモリ領域に対してデータの入出力を行うことも可
能であり、例えば画像メモリをリングバッファの形態で
利用することにより、画像データの量よりも少ない容量
の画像メモリに対してその画像データの入出力を実行す
ることもできる。
【0007】DMAコントローラを用いたメモリ制御で
は、各ディスクリプタによって指定された画像データの
入出力(転送)の進行状況(開始,終了)や、画像デー
タの転送の実行タイミング制御(メモリ領域の途中で画
像データの入出力を中断したり、再開する等)も可能で
あるため、DMAコントローラに接続された半導体メモ
リや大容量記憶装置に対する画像データの入出力のタイ
ミング制御の自由度が高く、応用範囲が広い。
【0008】上述したように、蓄積用メモリとして、半
導体メモリより安価なHDD等の大容量記憶装置を使用
する場合、通常、単一の記憶装置に対して複数の画像デ
ータの入出力(書き込み又は読み出し)を行うことはで
きないため、DMAコントローラがディスクリプタを用
いて大容量記憶装置へのデータ転送単位を分割し、これ
を時分割に実行することにより、複数の画像データの転
送をあたかも並行して実行しているようにすることが一
般的である。
【0009】しかしながら、このような時分割処理を用
いる場合、データ転送に要する時間が短くなることはな
いため、デジタル複写機等の画像形成装置のように、画
像データの入出力に要する時間を最短にすることが装置
の生産性に影響を及ぼす場合には、時分割処理を行うこ
とが、逆に生産性の低下を招くことにつながることもあ
る。よって、従来は、画像データを圧縮し、データ転送
量を小さくしたり、データ転送(入出力)速度の速い大
容量記憶装置を搭載して、その大容量記憶装置へのデー
タ転送に要する時間を短くするような構成を採ってい
た。また、従来は、メモリ制御の簡素化を計る理由から
も積極的に時分割転送を行わずに、画像入出力手段を用
いた画像データ入出力動作と略同期して大容量記憶装置
のリソースとして占有してデータ転送を行う手段が用い
られていた。
【0010】従来、画像入出力手段から半導体メモリへ
の画像データの転送速度より、半導体メモリから大容量
記憶装置への画像データの転送速度は遅く、大容量記憶
装置へ転送する画像データを圧縮してデータ量を小さく
しても、画像入出力手段から半導体メモリへの画像デー
タの転送速度との差が狭まることがなかったために、半
導体メモリから大容量記憶装置へのデータ転送処理(デ
ータ圧縮等のデータ変換処理も含む)の開始タイミング
の制御を独立にかつ最適に制御することによる画像形成
装置の生産性の向上度はあまり高くなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】最近の技術の進歩に伴
い、HDD等の大容量記憶装置へのデータ転送速度の向
上やデータ圧縮手段によるデータ圧縮率および処理速度
の向上が著しく、更に画像形成装置に接続する画像入出
力手段も多様を極めている状況では、従来のようなメモ
リ制御により大容量記憶装置やデータ圧縮手段の能力を
最大限に利用して生産性を確保することが難しくなって
いる。ここで、データ圧縮等のデータ変換速度や大容量
記憶装置へのデータ転送速度が早くなれば、必要に応じ
て画像データを分割して時分割でデータ転送を行うこと
により、画像形成装置で実行される画像入出力の処理時
間が短縮される場合もある。
【0012】さらに、画像データを圧縮処理等のデータ
変換処理を行って大容量記憶装置に保存する場合には、
データ変換後のデータ量(データ容量)が変換前のそれ
よりも小さくなるのが一般的で、画像データをデータ変
換しながら同時に大容量記憶装置に保存するよりも、一
時的に半導体メモリ内に画像データを変換したデータを
記憶し、その後に変換後のデータを大容量記憶装置に保
存した方が、大容量記憶装置の占有時間は短縮され、画
像形成装置で実行される画像入出力の処理時間のさらな
る短縮が可能になる場合もある。ここで、データ変換処
理には、その種類によって変換前のデータ量から変換後
のデータ量を算出可能なものとそうでないものがある。
【0013】例えば、圧縮処理のようなデータ変換処理
では、固定長圧縮と可変長圧縮と呼ばれる方式がある。
可変長圧縮方式の中にも、データ変換後の最大量が予測
可能なものとそうでないものがあり、データ変換後の画
像データを半導体メモリに記憶するために、そこに確保
する記憶容量が不定であったり画像データよりも大きく
なってしまうと、データ変換のために必要な記憶容量が
増大したり、画像データの特性によって必要な記憶容量
が変動するなどの理由により、半導体メモリおよび大容
量記憶装置からなる記憶手段の構成を決定できず、記憶
手段が高価なものになってしまうことが懸念される。
【0014】この発明は、このような状況に鑑みてなさ
れたものであり、上述のような1次記憶部(半導体メモ
リ)およびその1次記憶部に記憶された画像データを保
存するための2次記憶部(大容量記憶装置)によって構
成された画像記憶手段を有する画像形成装置において、
データ変換形式によらず、固定容量の記憶領域を用い
て、1次記憶部に記憶された画像データの形式を変換
し、その変換後の画像データを効率的に2次記憶部に転
送可能にすることにより、コストアップせずに生産性を
向上させることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像データ
を入力する画像入力手段と、該手段によって入力された
画像データを記憶するための1次記憶部および該1次記
憶部に記憶された画像データを保存するための2次記憶
部によって構成された画像記憶手段とを有する画像形成
装置において、上記の目的を達成するため、次のように
したことを特徴とする。
【0016】請求項1の発明による画像形成装置は、上
記画像入力手段と上記1次記憶部との間のデータ転送を
行う第1のデータ転送手段と、上記1次記憶部と上記2
次記憶部との間のデータ転送を行う第2のデータ転送手
段とを設け、上記第2のデータ転送手段に、上記1次記
憶部にデータ形式変換後の画像データを記憶するための
変換画像記憶領域を確保する変換画像記憶領域確保手段
と、上記第1のデータ転送手段によって上記1次記憶部
に記憶された画像データを予め設定された所定サイズ毎
に分割して順次読み出す分割画像データ読出手段と、該
手段によって読み出された分割画像データを他のデータ
形式に変換するデータ形式変換手段と、該手段によるデ
ータ形式変換後の分割画像データである変換画像データ
を上記変換画像記憶領域確保手段によって確保された変
換画像記憶領域に書き込む変換画像データ書込手段と、
該手段によって上記変換画像記憶領域に書き込まれた変
換画像データを上記2次記憶部へ転送する変換画像デー
タ転送手段とを設けたものである。
【0017】請求項2の発明による画像形成装置は、請
求項1の画像形成装置において、上記第2のデータ転送
手段に、上記変換画像データ転送手段によって全ての変
換画像データが上記2次記憶部へ転送された後、その各
変換画像データを一括して読み出す一括読出手段と、該
手段によって読み出された各変換画像データを元のデー
タ形式に戻すように逆変換するデータ形式逆変換手段と
を設けたものである。
【0018】請求項3の発明による画像形成装置は、請
求項1又は2の画像形成装置において、上記第1のデー
タ転送手段によるデータ転送速度を認識する転送速度認
識手段と、上記第1のデータ転送手段によるデータ転送
の進行状況を認識する第1の進行状況認識手段と、上記
データ形式変換手段による変換速度を認識する変換速度
認識手段と、上記変換画像データ書込手段によるデータ
書き込みの進行状況を認識する第2の進行状況認識手段
と、上記2次記憶部の利用状況を認識する利用状況認識
手段と、上記転送速度認識手段,上記第1の進行状況認
識手段,および上記変換速度認識手段による各認識結果
に基づいて、上記分割データ読出手段によるデータ読み
出しの開始タイミングを決定する読み出し開始タイミン
グ決定手段と、上記第2の進行状況認識手段および上記
利用状況認識手段による各認識結果に基づいて、上記変
換画像データ転送手段による上記1次記憶部から上記2
次記憶部へのデータ転送の開始タイミングを決定する転
送開始タイミング決定手段とを設けたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明を実施
する画像形成装置であるデジタル複写機の主要部の構成
例を示す図である。図3は、このデジタル複写機のコン
タクトガラスを上方から見た図である。このデジタル複
写機は、画像読取部1,画像形成部2,FAX部3,画
像記憶部4,セレクタ部5,操作部6,およびシステム
制御部7によって構成されている。
【0020】以下、このデジタル複写機の各部について
説明する。まず、このデジタル複写機の画像読取部1に
よる画像読み取りプロセスおよび画像形成部2による画
像形成(印刷)プロセスについて、図2および図3を参
照して簡単に説明する。このデジタル複写機では、画像
入力手段である画像読取部1によってコンタクトガラス
(原稿台)11上の原稿の画像を光学的に読み取って電
気信号に変換する。つまり、コンタクトガラス11に沿
って移動可能な露光ランプ12によってコンタクトガラ
ス11上の原稿の画像面(下面)をスキャン露光し、そ
の画像面からの反射光像を各反射ミラー13〜15を順
次介してCCD(イメージセンサ)16の受光面に結像
させ、そのCCD16によって光電変換を行い、光の強
弱に応じた電気信号を出力させる。
【0021】次いで、イメージプロセッシングユニット
(以下「IPU」と略称する)17により、その電気信
号をシェーディング補正等の処理を行うと共にA/D変
換して8ビットのデジタル信号とし、更に変倍処理やデ
ィザ処理等の画像処理を行い、画像データ(画像信号)
として画像同期信号と共に画像形成部2へ送る。スキャ
ナ制御部18は、以上のプロセスを実行するために、各
種センサによる検知および駆動モータ等の駆動部による
駆動制御を行う。また、IPU17に各種パラメータの
設定を行う。以上が、画像読取部1による画像読み取り
プロセスとなる。
【0022】画像形成部2では、図示しないモータによ
ってドラム状の感光体21を所定の速度で回転させ、そ
の感光体21の表面(周面)を帯電チャージャ22によ
って一様に帯電し、その帯電面を画像書込部23のレー
ザダイオードからの画像データに応じて変調されたレー
ザ光により露光して静電潜像を形成する。次いで、その
静電潜像を現像装置24からのトナーによって現像する
ことにより、顕像化したトナー像を形成する。一方、給
紙トレイ25内の転写紙を所定タイミングで給紙コロ2
6によって給紙して搬送し、レジストローラ27によっ
て先端が挟持された位置で待機させた後、感光体21と
タイミングを図って再搬送し、転写チャージャ28によ
って感光体21上のトナー像を転写紙上に静電転写し、
分離チャージャ29によってその転写紙を感光体21よ
り分離させる。
【0023】その後、転写紙上のトナー像を定着装置3
0によって加熱定着し、排紙コロ31によって排紙トレ
イ32に排紙する。静電転写後の感光体21の表面に残
留したトナー像は、クリーニング装置33を感光体21
に圧接することによって除去し、トナー像が除去された
後の感光体21の表面は除電チャージャ34によって除
電する。プロッタ制御部35は、以上のプロセスを実行
するために、各種センサによる検知および駆動モータ等
の駆動部による駆動制御を行う。以上が、画像形成部2
による画像形成プロセスとなる。
【0024】ここで、画像読取部1のIPU17より出
力される画像同期信号について、図4を参照して説明す
る。/FGATE(「/」はローアクティブを示す)
は、1ページの画像データ(1画像データ)の副走査方
向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表すフレーム
ゲート信号であり、この信号がローレベル(ローアクテ
ィブ)の間の画像データが有効とされる。また、この/
FGATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下
がりエッジでアサートあるいはネゲートされる。
【0025】/LSYNCは画素同期信号(PCLK)
の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートさ
れ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査
方向の画像データが有効とされる。送られてくる画像デ
ータは、PCLKの1周期に対して1つであり、図3の
矢印部分より400DPI相当に分割されたものであ
る。画像データは、矢印部分を先頭にラスタ形式のデー
タとして送出される。また、画像データの副走査有効範
囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0026】図2のシステム制御部7は、中央処理装
置,ROM,RAMを含むマイクロコンピュータを用い
て構成しており、オペレータによる操作部6への入力状
態を検知し、画像読取部1,画像記憶部4,画像形成部
2,およびFAX部3への各種パラメータの設定やプロ
セス実行指示等の各種指示を通信にて行う。また、シス
テム(デジタル複写機)全体の状態を操作部6にて表示
する。システム制御部7への指示は、オペレータの操作
部6へのキー入力にてなされる。
【0027】FAX部3は、画像入出力手段(画像入力
手段および画像出力手段)としての機能を有しており、
システム制御部7からの指示(コマンド)により、IP
U17又は画像記憶部4からセレクタ部5を介して送ら
れてくる画像データ(2値画像データ)に対してG3又
はG4FAXのデータ転送規定に基づいて2値圧縮処理
を施し、圧縮後のデータをFAXデータとして電話回線
を介して外部装置(FAX装置等のFAX機能を有する
画像形成装置など)へ転送する。また、外部装置から電
話回線を介して送られてくるFAXデータに対して2値
伸長処理を施して、2値画像データに復元する。その2
値画像データは、セレクタ部5を介して画像記憶部4又
は画像形成部2の画像書込部23へ送られる。
【0028】画像書込部23では、図示しない書込制御
部が、セレクタ部5から送られてくる画像データに応じ
て図示しないレーザダイオードを変調(ON/OFF)
駆動し、対応する(変調した)レーザ光を射出し、その
レーザ光を定速回転するポリゴンミラーを用いて周期的
に偏向させ、副走査方向に回転される感光体21の帯電
面を主走査方向に走査して静電潜像を形成させる。セレ
クタ部5は、システム制御部7からの指示により、自己
の状態を変化させ、画像読取部1,画像記憶部4,又は
FAX部3より送られてくる画像データを画像形成部2
又は画像記憶部4へ選択的に送出する。
【0029】画像記憶部4は、画像記憶手段であり、通
常、IPU17から入力される原稿の画像データを記憶
することにより、リピートコピー,回転コピー等の各種
コピーのコピー(複写)アプリケーションに使用され
る。また、FAX部3からの2値画像データを一時記憶
させるバッファメモリとしても使用する。これらの画像
データの入出力(読み書き)の指示はシステム制御部7
によってなされる。
【0030】図1は、図2の画像記憶部4の構成例を示
すブロック図である。この画像記憶部4は、画像入出力
DMAコントローラ(以下「DMAコントローラ」を
「DMAC」という)41,画像メモリ42,メモリ制
御部43,画像転送DMAC44,符号転送DMAC4
5,圧縮伸長器46,HDDコントローラ47,および
HDD48によって構成されている。なお、図示は省略
するが、メモリ制御部43とHDDコントローラ47と
は、アドレスバスおよびデータバスによって接続されて
いるものとする。以下、画像記憶部4の各ブロック毎に
機能説明を行う。
【0031】まず、画像入出力DMAC41について説
明する。この画像入出力DMAC41は、CPU(中央
処理装置,ROM,RAMを含むマイクロコンピュー
タ)およびロジック回路によって構成され、メモリ制御
部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンド
に応じてパラメータの設定や、メモリ制御部43経由で
画像読取部1又はFAX部3と画像メモリ42との間の
データ転送(画像データの転送)を行う。
【0032】例えば、メモリ制御部43から画像入力コ
マンドを受信した場合は、画像読取部1又はFAX部3
からセレクタ部5を介して送られてくる画像データ(入
力画像データ)を入力画像同期信号を構成する入力フレ
ームゲート信号,入力ライン同期信号,および入力画素
同期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッ
キングし、メモリ制御部43に随時出力することによ
り、その入力画像データを画像メモリ42内の後述する
通常画像記憶領域に転送して書き込ませる。このとき、
画像データのライン数を計数(カウント)し、その計数
結果を入出力処理ライン数としてメモリ制御部43へ出
力したり、データ転送の進行状況(進捗状況)を認識
し、その認識結果を第1の進行状況データとしてメモリ
制御部43へ出力することもできる。
【0033】メモリ制御部43から画像出力コマンドを
受信した場合は、メモリ制御部43によって画像メモリ
42内の通常画像記憶領域上の画像データを読み出さ
せ、出力画像同期信号を構成する出力フレームゲート信
号,出力ライン同期信号,および出力画素同期信号に同
期させてセレクタ部5経由で画像形成部2又はFAX部
3へ出力する。画像入出力DMAC41はまた、自己の
状態をシステム制御部7へ知らせるため、その状態をメ
モリ制御部43へステータス情報として送信する。
【0034】ここで、画像入出力DMAC41は、画像
読取部1又はFAX部3からの画像データをメモリ制御
部43によって画像メモリ42内の通常画像記憶領域に
書き込ませる場合、入出力アクセス信号を構成する入出
力アクセス要求信号をメモリ制御部43へ出力し、その
メモリ制御部43からの入出力アクセス許可信号がアク
ティブになった場合(入出力アクセス許可信号を受信し
た場合)に、画像読取部1又はFAX部3からの画像デ
ータをメモリ制御部43によって画像メモリ42内の通
常画像記憶領域に書き込ませる。このとき、内部のアド
レスカウンタがカウントアップ動作を行い、画像データ
の格納場所を示す22ビットの入出力アドレスをメモリ
制御部43へ出力する。
【0035】また、画像メモリ42内の通常画像記憶領
域上の画像データをメモリ制御部43によって読み出さ
せる場合、入出力アクセス要求信号をメモリ制御部43
へ出力し、そのメモリ制御部43からの入出力アクセス
許可信号がアクティブになった場合に、画像メモリ42
内の通常画像記憶領域上の画像データをメモリ制御部4
3によって読み出させる。このとき、内部のアドレスカ
ウンタがカウントアップ動作を行い、画像データの格納
場所を示す22ビットの入出力アドレスをメモリ制御部
43へ出力する。
【0036】次に、画像メモリ42について説明する。
画像メモリ42は、画像データを記憶するための1次記
憶部(半導体メモリ)であり、DRAM等の半導体記憶
素子によって構成されている。この画像メモリ42の全
記憶容量は、400DPIでA3サイズ分の2値画像デ
ータを蓄積する通常画像蓄積用メモリとして使用する記
憶領域(以下「通常画像記憶領域」という)分の4Mバ
イトと、電子ソート蓄積用メモリとして使用する記憶領
域の4Mバイトと、圧縮(データ形式変換)後の画像デ
ータである符号データ(変換画像データ)を記憶する圧
縮画像蓄積用メモリとして使用する記憶領域(以下「圧
縮画像記憶領域」又は「変換画像記憶領域」という)分
の1Mバイトとを合計した9Mバイトの容量となる。な
お、圧縮画像記憶領域を予め画像メモリ42に確保して
おいてもよいし、圧縮後の画像データである符号データ
を一時的に蓄積する場合にのみ、メモリ制御部43が、
システム制御部7からの指示(コマンド)により、圧縮
画像記憶領域を画像メモリ42に確保するようにしても
よい。
【0037】次に、メモリ制御部43について説明す
る。このメモリ制御部43は、入出力画像DMAC4
1,画像転送DMAC44,符号転送DMAC45,圧
縮伸長器46,およびHDDコントローラ47とによ
り、第1のデータ転送手段,第2のデータ転送手段(変
換画像記憶領域確保手段,分割画像データ読出手段,デ
ータ形式変換手段,変換画像データ書込手段,変換画像
データ転送手段,一括読出手段,データ形式逆変換手
段),転送速度認識手段,第1の進行状況認識手段,変
換速度認識手段,第2の進行速度認識手段,利用状況認
識手段,読み出し開始タイミング決定手段,および転送
開始タイミング決定手段としての機能を果たすものであ
り、CPUおよびロジック回路によって構成され、シス
テム制御部7と通信を行ってコマンドを受信し、そのコ
マンドに応じてパラメータの設定や、画像メモリ42に
対する画像データの読み出しおよび書き込みを行う。
【0038】また、システム制御部7から入力される動
作コマンドであるプロセス実行コマンドとして、画像入
力コマンド,画像出力コマンド,画像転送コマンド,画
像圧縮コマンド,画像伸長コマンドを含む各種コマンド
があり、例えば画像入力コマンドおよび画像出力コマン
ドは必要に応じて画像入出力DMAC41へ、画像圧縮
コマンドおよび画像伸長コマンドは必要に応じて画像転
送DMAC44,圧縮伸長器46,又は符号転送DMA
C45へ、画像転送コマンドはHDDコントローラ47
へそれぞれ送信する。
【0039】さらに、システム制御部7からプロセス実
行コマンドを受信した場合、そのコマンド(例えば画像
入力コマンド)に付加されているデータを解析すること
により、画像入出力DMAC41と画像メモリ42との
間のデータ転送速度,画像メモリ42と画像転送DMA
C44との間のデータ転送速度,圧縮伸長器46の圧縮
処理速度を認識することもできる。さらにまた、画像入
出力DMAC41から第1の進行状況データを受信した
場合、そのデータを解析することにより、画像入出力D
MAC41と画像メモリ42との間のデータ転送の進行
状況(第1の進行状況)を認識することもできる。
【0040】また、符号転送DMAC45から第2の進
行状況データを受信した場合、そのデータを解析するこ
とにより、画像メモリ42と符号転送DMAC45との
間のデータ転送の進行状況、つまり圧縮伸長器46によ
る圧縮後の画像データである符号データの圧縮画像記憶
領域(画像メモリ42に予め確保した記憶領域)への書
き込みの進行状況(第2の進行状況)を認識することも
できる。さらに、自己および画像メモリ42の状態をシ
ステム制御部7へ知らせるため、それらの状態をシステ
ム制御部7へステータス情報として送信したり、画像入
出力DMAC41,画像転送DMAC44,符号転送D
MAC45,および圧縮伸長器46からのステータス情
報もシステム制御部7へ送信する。
【0041】次に、画像転送DMAC44について説明
する。この画像転送DMAC44は、CPUおよびロジ
ック回路によって構成され、メモリ制御部43と通信を
行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じてパラメ
ータの設定や、メモリ制御部43経由で画像メモリ42
と圧縮伸長器46との間のデータ転送を行う。
【0042】例えば、メモリ制御部43から画像圧縮コ
マンドを受信した場合、メモリ制御部43へ画像データ
アクセス要求信号を出力し、そのメモリ制御部43から
の画像データアクセス許可信号がアクティブになった場
合(画像データアクセス許可信号を受信した場合)に、
画像メモリ42内の通常画像記憶領域上の画像データを
メモリ制御部43によって読み出させて圧縮伸長器46
へ転送する。このとき、内部のアドレスカウンタがカウ
ントアップ動作を行い、画像データの格納場所を示す2
2ビットの画像データアドレスをメモリ制御部43へ出
力する。また、画像データのライン数を計数し、その計
数結果を転送処理ライン数としてメモリ制御部43へ出
力することもできる。
【0043】メモリ制御部43から画像伸長コマンドを
受信した場合は、メモリ制御部43へ画像データアクセ
ス要求信号を出力し、そのメモリ制御部43からの画像
データアクセス許可信号がアクティブになった場合に、
圧縮伸長器46からの画像データをメモリ制御部43に
よって画像メモリ42内の通常画像記憶領域上に書き込
ませる。このときも、内部のアドレスカウンタがカウン
トアップ動作を行い、画像データの格納場所を示す22
ビットの画像データアドレスをメモリ制御部43へ出力
する。画像転送DMAC44はまた、自己の状態をシス
テム制御部7へ知らせるため、その状態をメモリ制御部
43へステータス情報として送信する。
【0044】次に、符号転送DMAC45について説明
する。この符号転送DMAC45は、CPUおよびロジ
ック回路によって構成され、メモリ制御部43と通信を
行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じてパラメ
ータの設定や、HDDコントローラ47経由で圧縮伸長
器46とHDD48との間のデータ転送を行ったり、画
像メモリ42と圧縮伸長器46との間のデータ転送を行
う。
【0045】例えば、メモリ制御部43から画像圧縮コ
マンド(転送先を示すデータが付加されているものとす
る)を受信した場合、そのコマンドに付加されているデ
ータを解析することによって転送先を判別し、その転送
先がHDD48の場合に、圧縮伸長器46による圧縮処
理後の画像データである符号データをHDDコントロー
ラ47経由でHDD48へ転送して書き込ませる。この
とき、符号データの量(符号量)を計数し、その計数結
果から圧縮後のデータ量を認識することができる。
【0046】また、転送先が画像メモリ42内の圧縮画
像記憶領域の場合に、メモリ制御部43へ符号データア
クセス要求信号を出力し、そのメモリ制御部43からの
符号データアクセス許可信号がアクティブになった場合
(符号データアクセス許可信号を受信した場合)に、圧
縮伸長器46による圧縮処理後の画像データである符号
データをメモリ制御部43によって画像メモリ42内の
圧縮画像記憶領域に転送して書き込ませる。このとき、
内部のアドレスカウンタがカウントアップ動作を行い、
符号データの格納場所を示す22ビットの符号データア
ドレスをメモリ制御部43へ出力する。また、符号デー
タの量(符号量)を計数し、その計数結果をデータ量と
してメモリ制御部43へ出力したり、データ転送(圧縮
画像記憶領域への書き込み)の進行状況を認識し、その
認識結果を第2の進行状況データとしてメモリ制御部4
3へ出力することもできる。
【0047】メモリ制御部43から画像伸長コマンド
(転送元を示すデータが付加されているものとする)を
受信した場合は、そのコマンドに付加されているデータ
を解析することによって転送元を判別し、その転送元が
HDD48の場合に、HDDコントローラ47からの符
号データを圧縮伸長器46へ転送する。また、転送元が
画像メモリ42内の圧縮画像記憶領域の場合に、メモリ
制御部43へ符号データアクセス要求信号を出力し、そ
のメモリ制御部43からの符号データアクセス許可信号
がアクティブになった場合に、画像メモリ42内の圧縮
画像記憶領域上の符号データをメモリ制御部43によっ
て読み出させて圧縮伸長器46へ転送する。このとき、
内部のアドレスカウンタがカウントアップ動作を行い、
符号データの格納場所を示す22ビットの符号データア
ドレスをメモリ制御部43へ出力する。符号転送DMA
C45はまた、自己の状態をシステム制御部7へ知らせ
るため、その状態をメモリ制御部43へステータス情報
として送信する。
【0048】次に、圧縮伸長器46について説明する。
この圧縮伸長器46は、CPUおよびロジック回路によ
って構成され、メモリ制御部43と通信を行ってコマン
ドを受信し、そのコマンドに応じてパラメータの設定を
行う。また、画像データを圧縮して符号データ(他のデ
ータ形式)に変換する圧縮処理と、符号データを伸長し
て元の画像データ(元のデータ形式)に戻すように逆変
換する伸長処理とを行う。
【0049】すなわち、メモリ制御部43から画像圧縮
コマンドを受信した場合、画像転送DMAC44からの
画像データ(2値データ)をMH,MR,MMR等の符
号化処理(圧縮処理)を行って符号化する(圧縮す
る)。このとき、その処理速度(画像データのデータ形
式の変換速度)を認識する。メモリ制御部43から画像
伸長コマンドを受信した場合は、符号転送DMAC45
又はHDDコントローラ47からの符号データをMH,
MR,又はMMR等の複号化処理を行って伸長(復号
化)し、元の画像データに戻す。圧縮伸長器46はま
た、自己の状態をシステム制御部7へ知らせるため、そ
の状態をメモリ制御部43へステータス情報として送信
する。
【0050】次に、HDDコントローラ47について説
明する。このHDDコントローラ47は、CPUおよび
ロジック回路によって構成され、メモリ制御部43と通
信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じてパ
ラメータの設定を行ったり、HDD48の状態(ステー
タス)検出や、圧縮伸長器46とHDD48との間のデ
ータ転送を行ったり、メモリ制御部43経由で画像メモ
リ42とHDD48との間のデータ転送を行なう。この
HDDコントローラ47は、ディスクリプタ方式を用
い、チェーンが続く限り連続して符号データを圧縮伸長
器46へ送信することができる。
【0051】次に、HDD48について説明する。HD
D48は、画像メモリ42に記憶された画像データ(圧
縮伸長器46による圧縮処理後の画像データである符号
データを含む)を保存するための2次記憶部(大容量記
憶装置)であり、HDDコントローラ47からの指示に
より、そのHDDコントローラ47からの画像データを
内部のハードディスク(HD)に書き込んで保存させる
動作と、ハードディスクに保存した画像データを読み込
んでHDDコントローラ47へ送出する動作とを行う。
以上が画像記憶部4の概略構成の説明である。なお、H
DD48およびHDDコントローラ47に代えて、光デ
ィスクドライブおよびそのコントローラなど、他の2次
記憶装置(大容量記憶装置)およびそのコントローラを
使用することもできる。
【0052】図5は、メモリ制御部43の構成例を示す
ブロック図である。このメモリ制御部43は、アービタ
部51およびアクセス制御部52によって構成されてい
る。以下、メモリ制御部43の各ブロック毎に機能説明
を行う。
【0053】まず、アービタ部51について説明する。
このアービタ部51は、画像入出力DMAC41,画像
転送DMAC44,符号転送DMAC45からのアクセ
ス要求信号を調停し、アクセス許可信号を出力する。つ
まり、優先順位を内部のリフレッシュ制御回路による制
御(リフレッシュ),画像入出力DMAC41による制
御,画像転送DMAC44による制御,符号転送DMA
C45による制御の順としており、画像メモリ42への
アクセスが非アクティブの条件で、画像入出力DMAC
41,画像転送DMAC44,符号転送DMAC45の
いずれかから送られてくるアクセス要求信号に対して、
その送信元のDMACによるアクセスを許可し、そのD
MACへアクセス許可信号を出力する(アクティブにす
る)。このとき、画像メモリ42へのアドレスを選択
(セレクト)して出力すると共に、アクセス制御部52
へメモリアクセスの開始を示すトリガ信号であるアクセ
ス開始信号も出力する。
【0054】次に、アクセス制御部52について説明す
る。このアクセス制御部52は、アービタ部51から入
力されるアドレス(物理アドレス)を半導体メモリであ
る画像メモリ42(この例ではDRAM)に対応するロ
ウアドレスとカラムアドレスとに分割し、11ビットの
アドレスバスに順次出力する。また、アービタ部51か
らのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(RA
S,CAS,WE)を出力する。
【0055】ここで、メモリ制御部43は、システム制
御部7からの画像入力コマンドにより、初期化して画像
データの待ち状態となり、例えば画像読取部(スキャ
ナ)1の画像読み取り動作により、画像入出力DMAC
41から画像読取部1により読み取られた画像データお
よび入出力アドレスが入力されると、その画像データを
その入出力アドレスに従って画像メモリ42内の通常画
像記憶領域に書き込む。このとき、画像入出力DMAC
41は、入出力アクセス要求信号をメモリ制御部43へ
出力し、そのメモリ制御部43からの入出力アクセス許
可信号がアクティブになった場合に、画像読取部1から
の画像データをメモリ制御部43へ転送する。なお、画
像データのライン数の計数処理を行い、その計数結果を
入出力処理ライン数としてメモリ制御部43に出力する
こともできる。
【0056】一方、画像転送DMAC44は、システム
制御部7からメモリ制御部43を介して画像圧縮コマン
ドを受けると、画像データアクセス要求信号をメモリ制
御部43に出力する。メモリ制御部43は、画像入出力
DMAC41からの画像データの書き込みが1ライン分
終了すると、画像転送DMAC44からの画像データア
クセス要求信号の入力に対して、画像データアクセス許
可信号を画像転送DMAC44へ出力し、画像転送DM
AC44からの画像データアドレスが入力されると、そ
の画像データアドレスに従って画像メモリ42内の通常
画像記憶領域から画像データを読み出し、その画像デー
タを画像転送DMAC44によって圧縮伸長器46へ転
送させる。なお、画像転送DMAC44が、メモリ制御
部43からの画像データの入力により、その画像データ
のライン数の計数処理を行い、その計数結果を転送処理
ライン数としてメモリ制御部43へ出力することもでき
る。
【0057】また、画像転送DMAC44より出力され
る転送処理ライン数から画像入出力DMAC41より出
力される入出力処理ライン数を減算し、その結果を差分
ライン数とし、その差分ライン数が「0」になればメモ
リアドレスの追い越しがないように(画像転送DMAC
44から出力されるアドレスが画像入出力DMAC41
から出力されるアドレスより大きくならないように)、
つまり画像メモリ42から圧縮伸長器46へのデータ転
送が画像読取部1から画像メモリ42へのデータ転送を
追い越さないように、画像転送DMAC44からの画像
データアクセス要求信号をマスク(禁止)し、画像メモ
リ42から画像転送DMAC44へのデータ転送処理を
停止させることもできる。以上がメモリ制御部43の構
成の説明である。
【0058】次に、画像転送DMAC44による画像デ
ータの転送処理および画像データのライン数の計数処理
について、図6を参照して具体的に説明する。図6は、
画像転送DMAC44による画像データの転送処理およ
び画像データのライン数の計数処理を説明するための説
明図である。画像転送DMAC44は、画像メモリ42
内の通常画像記憶領域に記憶された1画像データを複数
のバンド(この例では4つのバンドとする)に分割して
圧縮伸長器46へ転送するため、CPUを用いたデータ
転送制御部61の他に、4つのディスクリプタ格納レジ
スタ62〜65を設けている。
【0059】画像転送DMAC44内のデータ転送制御
部61は、システム制御部7からメモリ制御部43を介
して画像圧縮コマンドを受信した時に起動し、まず各デ
ィスクリプタ格納レジスタ62〜65のうちの先頭のデ
ィスクリプタ格納レジスタ62にシステム制御部7によ
って予め設定されたチェーン先アドレスaを読み込み、
メモリ制御部43の図示しないメモリ(RAM又は不揮
発性メモリ)内のチェーン先アドレスaが示す場所に記
憶されているディスクリプタAをリードアクセスし、そ
のディスクリプタAの内容を読み出して先頭のディスク
リプタ格納レジスタ62にロードして書き込む(設定す
る)。
【0060】そのディスクリプタ格納レジスタ62にロ
ードしたディスクリプタAの内容は4ワードで構成され
ており、次のディスクリプタ(ここではディスクリプタ
Bとなる)の格納アドレスを示すチェーン先アドレス
と、ディスクリプタAを用いて転送する画像データ(分
割データ)の先頭アドレスを示すデータ格納先アドレス
(データ読み出し)と、ディスクリプタAを用いて転送
する画像データのデータ量をライン数で示すデータ転送
ライン数と、そのデータ転送ライン数分の画像データの
転送が終了した場合に、CPU割り込みを発生するか否
かを示すフォーマット情報とによって構成されている。
なお、ディスクリプタB〜D(C,Dは図示省略)も、
ディスクリプタAと同様の構成である。
【0061】フォーマット情報の最下位ビットには、デ
ータ転送ライン数分のデータ転送が終了した場合に、C
PU割り込みを発生するか否かを示すビットが配置され
ている。画像転送DMAC44内のデータ転送制御部6
1が、フォーマット情報の最下位ビットを検出し、その
最下位ビットが“0”であればCPU割り込みを発生
し、“1”であればCPU割り込みをマスク(禁止)す
ることができる。
【0062】画像転送DMAC44内のデータ転送制御
部61は、ディスクリプタAの内容をディスクリプタ格
納レジスタ62にロードした後は、そのディスクリプタ
Aから次のディスクリプタBの格納アドレスを示すチェ
ーン先アドレスbを読み込み、メモリ制御部43のメモ
リ内のチェーン先アドレスbが示す場所に記憶されてい
るディスクリプタBをリードアクセスし、そのディスク
リプタBの内容を読み出して次のディスクリプタ格納レ
ジスタ63にロードして書き込む。その後、上述と同様
にして、ディスクリプタCの内容をディスクリプタ格納
レジスタ64へ、ディスクリプタDの内容をディスクリ
プタ格納レジスタ65へ順次ロードする。
【0063】ところで、各ディスクリプタA,B,C,
Dのフォーマット情報の最下位ビットがいずれも“0”
になっているものと仮定した場合、1バンドの画像デー
タの転送が終了する度にCPU割り込みが発生するた
め、その割り込み発生によって各ディスクリプタA,
B,C,Dのデータ転送ライン数を順次加算することに
より、1画像データのライン数を計数することができ
る。また、1画像データの転送終了タイミングも検出す
ることが可能になる。なお、画像入出力DMAC41お
よび符号転送DMAC45でも、画像転送DMAC44
と同様な回路構成にし、上述と同様な制御を行うことに
より、1画像データのライン数を計数することが可能に
なる。
【0064】また、上述の例では、メモリ制御部43の
メモリ内の各チェーン先アドレスが示す場所にそれぞれ
記憶されているディスクリプタをリードアクセスするよ
うにしたが、その各チェーン先アドレスがそれぞれ示す
場所を予め画像メモリ42上にディスクリプタ記憶領域
として確保しておき、その各ディスクリプタ記憶領域に
それぞれ記憶したディスクリプタの内容を順次読み出し
て対応するディスクリプタ格納レジスタにロードして書
き込むようにしてもよい。
【0065】次に、画像記憶部4内の各部による請求項
1の発明に係わる処理について、図7および図8も参照
して具体的に説明する。なお、上述した各アクセス要求
信号および各アクセス許可信号の入出力タイミングの説
明は省略する。図7は、画像記憶部4内のメモリ制御部
43,画像転送DMAC44,符号転送DMAC45,
圧縮伸長器46,およびHDDコントローラ47による
請求項1の発明に係わる処理を説明するための説明図で
ある。図8は、画像メモリ42内の通常画像記憶領域か
ら圧縮伸長器46経由での画像メモリ42内の圧縮画像
記憶領域へのデータ転送タイミングおよびその圧縮画像
記憶領域からHDD48へのデータ転送タイミングを説
明するためのタイミングチャートである。
【0066】システム制御部7は、操作部6上のコピー
開始キーが押下されると、画像読取部1に画像読取開始
コマンドを出力して画像読み取り動作を開始させると共
に、画像記憶部4に各種コマンドを出力する。メモリ制
御部43は、システム制御部7からのディスクリプタ設
定コマンドにより、内部のメモリ(ディスクリプタ記憶
メモリ)に、例えば以下の(1)(2)に示すディスク
リプタの設定を行う。
【0067】(1)画像転送DMAC44が使用するデ
ィスクリプタの設定 チェーン先アドレス:「0(1ディスクリプタで転送す
るため)」 データ読み出しアドレス(画像データアドレス):バン
ドAの先頭アドレス(2回目はバンドBの先頭アドレ
ス) データ転送ライン数:画像データのライン数 フォーマット情報:最下位ビット=“0” なお、画像転送DMAC44の先頭のディスクリプタ格
納レジスタ62にも、チェーン先アドレスとして「0」
を設定する。
【0068】(2)符号転送DMAC45が使用するデ
ィスクリプタの設定 チェーン先アドレス:「0(圧縮画像記憶領域分のデー
タ量でデータ転送を完結するため。次の設定は新たに行
う。) 格納先アドレス(符号データアドレス):圧縮画像記憶
領域42bの先頭アドレス データ転送ライン数:圧縮画像記憶領域42bの記憶容
量に対応するライン数 フォーマット情報:最下位ビット=“0” なお、符号転送DMAC45の先頭のディスクリプタ格
納レジスタ72にも、チェーン先アドレスとして「0」
を設定する。
【0069】メモリ制御部43は、ディスクリプタの設
定後、前述したように、システム制御部7からの画像入
力コマンドにより、初期化して画像データの待ち状態と
なり、画像読取部1の画像読み取り動作により、画像入
出力DMAC41から画像読取部1によって読み取られ
た画像データおよび入出力アドレスが入力されると、そ
の画像データをその入出力アドレスに従って画像メモリ
42内の通常画像記憶領域42aに書き込む。
【0070】画像転送DMAC44は、前述したよう
に、システム制御部7からメモリ制御部43を介して画
像圧縮コマンドを受信した時に起動し、まず内部の各デ
ィスクリプタ格納レジスタ62〜65のうち、先頭のデ
ィスクリプタ格納レジスタ62に設定されたチェーン先
アドレス「0」を読み込み、ディスクリプタ記憶メモリ
内のそのチェーン先アドレスが示す場所に記憶されてい
るディスクリプタAをリードアクセスし、そのディスク
リプタAの内容を読み出して先頭のディスクリプタ格納
レジスタ62にロードして書き込む。
【0071】符号転送DMAC45も、システム制御部
7からメモリ制御部43を介して画像圧縮コマンド(但
し圧縮画像記憶領域を示すデータが転送先を示すデータ
として付加されているものとする)を受信した時に起動
し、まず内部の各ディスクリプタ格納レジスタ72〜7
5のうち、先頭のディスクリプタ格納レジスタ72に設
定されたチェーン先アドレス「0」を読み込み、ディス
クリプタ記憶メモリ内のそのチェーン先アドレスが示す
格納場所に格納されているディスクリプタAをリードア
クセスし、そのディスクリプタAの内容を読み出して先
頭のディスクリプタ格納レジスタ72にロードして書き
込む。
【0072】この符号転送DMAC45は、コントロー
ルレジスタ76も備えており、その最下位ビットである
ビット0を“0”に、ビット1を“1”にそれぞれ設定
する処理も行う。ここで、コントロールレジスタ76の
ビット0のポーズ(PAUSE)は、ディスクリプタ格納レ
ジスタに設定されたライン数分の符号データの転送が終
了したら休止(ポーズ)状態にするかどうかを示すもの
である。“1”は、休止状態にすることを示す。コント
ロールレジスタ76のビット1のコンティニュ(CONTIN
UE)は、休止状態を解除してデータ転送を再開するどう
かを示すものである。“1”は休止状態を解除してデー
タ転送を再開することを示す。
【0073】メモリ制御部43は、画像入出力DMAC
41からの画像データの書き込みが予め設定されたライ
ン数分終了し、画像転送DMAC44からの画像データ
アドレス(最初はバンドAの先頭アドレス)が入力され
る毎に、その画像データアドレスに従って通常画像記憶
領域42aから各バンド(所定サイズ)の画像データを
所定ビットずつ順次読み出し、画像転送DMAC44へ
転送する。
【0074】画像転送DMAC44は、メモリ制御部4
3からの画像データを1バンド毎に圧縮伸長器46へ転
送して圧縮処理を行わせ、符号データとして出力させ
る。符号転送DMAC45は、圧縮伸長器46からの符
号データを1バンド毎にメモリ制御部43へ転送する。
このとき、符号データアドレス(最初は圧縮画像記憶領
域42bの先頭アドレス)をメモリ制御部43へ出力す
る。メモリ制御部43は、符号転送DMAC45からの
符号データアドレスが入力されると、その符号データア
ドレスに従って符号転送DMAC45からの符号データ
を圧縮画像記憶領域42bに書き込む。
【0075】符号転送DMAC45は、圧縮画像記憶領
域42bへの符号データのライン数がディスクリプタ格
納レジスタ72に予め設定したデータ転送ライン数(圧
縮画像記憶領域42bの記憶容量)に達すると、CPU
割り込みを発生してその旨を示すCPU割込信号をメモ
リ制御部43へ出力すると共に、データ転送を休止して
コントロールレジスタ76のビット0のポーズ(PAUS
E)を“1”に、ビット1のコンティニュ(CONTINUE)
を“0”にそれぞれ設定する。メモリ制御部43は、符
号転送DMAC45からCPU割込信号を受け取ると、
圧縮画像記憶領域42bからの画像データの読み出しを
休止(一時停止)し、データ転送の休止を指示する休止
コマンドを画像転送DMAC44へ出力すると共に、H
DDコントローラ47へ圧縮(データ変換)後の画像デ
ータの転送開始を指示する画像転送開始コマンドを出力
する。
【0076】画像転送DMAC44は、メモリ制御部4
3から休止コマンドを受けると、データ転送を休止す
る。HDDコントローラ47は、メモリ制御部43から
画像転送開始コマンドを受け取ると、符号データアドレ
ス(最初は圧縮画像記憶領域42bの先頭アドレス)を
メモリ制御部43に出力する。メモリ制御部43は、H
DDコントローラ47からの符号データアドレスが入力
されると、その符号データアドレスに従って圧縮画像記
憶領域42bからデータ変換後の画像データである符号
データを読み出し、その符号データをHDDコントロー
ラ47へ転送する。
【0077】HDDコントローラ47は、メモリ制御部
43からの符号データをHDD48へ転送して内部のH
Dに書き込ませる。メモリ制御部43は、圧縮画像記憶
領域42bの符号データをHDDコントローラ47へ全
て転送し終わると、画像データの転送開始(転送再開)
を指示する画像転送開始コマンドを画像転送DMAC4
4および符号転送DMAC45へそれぞれ出力すると共
に、画像データの転送休止を指示する休止コマンドをH
DDコントローラ47へ出力した後、画像転送DMAC
44からの続きの画像データアドレスに従って通常画像
記憶領域42aからの画像データの読み出しを再開す
る。画像転送DMAC44は、メモリ制御部43から画
像転送開始コマンドを受け取ると、上述したデータ転送
を再開する。
【0078】符号転送DMAC45は、メモリ制御部4
3から画像転送開始コマンドを受け取ると、コントロー
ルレジスタ76のビット0のポーズ(PAUSE)を“0”
に、ビット「1」のコンティニュ(CONTINUE)を“1”
にそれぞれ設定して上述したデータ転送を再開する。H
DDコントローラ47は、メモリ制御部43から休止コ
マンドを受け取ると、休止状態にする。以後、メモリ制
御部43,画像転送DMAC44,符号転送DMAC4
5,およびHDDコントローラ47はそれぞれ、通常画
像記憶領域42a上の画像データが全て符号データとし
てHDD48に転送されるまで、上述と同様の処理を繰
り返し行う。
【0079】このように、メモリ制御部43が、画像メ
モリ42(1次記憶部)に圧縮画像記憶領域(変換画像
領域)を確保し、画像入出力DMAC41によって画像
メモリ42内の通常画像記憶領域に書き込んだ画像デー
タを、画像転送DMAC44によって予め設定された所
定サイズ(1バイト)毎に分割して順次読み出して圧縮
伸長器46へ転送し、そこで圧縮された(他のデータ形
式に変換された)分割画像データである符号データ(変
換画像データ)を符号転送DMAC45によって圧縮画
像記憶領域に書き込み、その符号データをHDDコント
ローラ47によってHDD48(2次記憶部)へ転送す
ることにより、コストアップせずに生産性を向上させる
ことができる。
【0080】また、入力画像データの大きさに関わら
ず、画像圧縮用のバッファメモリとして使用する圧縮画
像記憶領域の最低保証容量を固定化することができる。
これは、デジタル複写機(画像形成装置)における画像
記憶部4(画像記憶手段)の構成を圧縮伸長器46や入
出力される画像データの特性によらずに決定可能なこと
を意味し、デジタル複写機のコストや要求される生産性
を優先的に考慮して画像記憶部4の構成を決定すること
ができるため、画像記憶部4の構成を決定する自由度が
向上する。
【0081】次に、画像記憶部4における請求項2の発
明に係わる処理について説明する。なお、HDDコント
ローラ47および圧縮伸長器46による処理以外の処理
は、請求項2の発明に直接関係しないので、簡単に説明
する。HDDコントローラ47は、ディスクリプタ方式
を用い、チェーンが続く限り連続して符号データを圧縮
伸長器46へ送信する機能を有している。
【0082】したがって、上述の処理によってHDD4
8内のHDに蓄積された各符号データがそのHDの連続
した記憶領域に蓄積されていなくても、各ディスクリプ
タ(例えばHDの所定領域に格納されている)のデータ
格納先アドレスをそれぞれその各符号データの格納場所
を示すアドレスに設定しておくことにより、システム制
御部7からメモリ制御部43を介して画像転送コマンド
(圧縮後の画像データの転送を指示するコマンド)を受
けた場合に、HDD48内のHDに蓄積された各符号デ
ータを一括して(1回のデータ転送動作で)読み出して
圧縮伸長器46へ送信することができる。
【0083】圧縮伸長器46は、HDDコントローラ4
7からの符号データを元の画像データに戻すように逆変
換する伸長処理を行う。画像転送DMAC44は、圧縮
伸長器46による伸長処理後の画像データをメモリ制御
部43によって画像メモリ42内の通常画像記憶領域に
書き込む。画像入出力DMAC41は、画像メモリ42
内の通常画像記憶領域への画像データの書き込みが予め
設定されたライン数分(少なくとも1バンドに相当する
分)終了すると、通常画像記憶領域上の画像データをメ
モリ制御部43によって読み込んでセレクタ部5経由で
画像形成部2又はFAX部3へ転送する。
【0084】このように、HDDコントローラ47が、
HDD48内のHDに蓄積された各符号データを一括し
て読み出して圧縮伸長器46へ送信可能にすることによ
り、画像データ入力時の条件(データ変換時の分割数や
データ変換時の記憶容量等)によらずに、HDD48内
のHDに蓄積された各符号データを全て確実に読み出し
て圧縮伸長器46へ送信することができる。また、符号
データ読み出し時に画像データ入力時の条件とは関係な
く分割して符号データを読み出すことも可能であり、画
像記憶部4による画像データの入力・出力の処理を簡素
化できるという利点もある。
【0085】次に、メモリ制御部43による請求項3の
発明に係わる処理について、図9〜図12も参照して具
体的に説明する。なお、上述した各アクセス要求信号お
よび各アクセス許可信号の入出力タイミングの説明は省
略する。図9は、画像入出力DMAC41および符号転
送DMAC45によるデータ転送の進捗状況の認識処理
を説明するための説明図である。図10は、メモリ制御
部43によるCPU割込処理の一例を示すフローチャー
トである。
【0086】図11は、画像読取部1−画像メモリ(通
常画像記憶領域)42間のデータ転送速度S1より画像
メモリ(通常画像記憶領域)42−圧縮伸長器46−画
像メモリ(圧縮画像記憶領域)42間のデータ転送速度
S2が速い場合における画像メモリ42からHDD48
へのデータ転送開始タイミングを説明するためのタイミ
ングチャートである。図12は、画像読取部1−画像メ
モリ42間のデータ転送速度S1が画像メモリ42−圧
縮伸長器46−画像メモリ42間のデータ転送速度S2
以上の場合における画像メモリ42からHDD48への
データ転送開始タイミングを説明するためのタイミング
チャートである。
【0087】ここで、まずメモリ制御部43が各データ
転送速度を認識可能にするための処理について説明す
る。画像読取部1から画像メモリ42へのデータ転送速
度、つまり第1の転送速度(画像入出力DMAC41−
画像メモリ42間のデータ転送速度)は、画像読取部1
の読み取り速度によって決定され、その読み取り速度は
画像読取部1のハードウェアに依存する。したがって、
メモリ制御部43で第1の転送速度を認識する処理が必
要な場合は、システム制御部7が、画像読取部1との通
信により、画像読取部1の読み取り速度を取得し、その
読み取り速度を第1の転送速度とし、その第1の転送速
度を示すデータをメモリ制御部43へ送信するプロセス
実行コマンドに付加する。
【0088】また、圧縮伸長器46の処理速度(データ
形式変換速度)を認識する処理が必要な場合は、操作部
6上でのキー操作によって入力される操作信号により、
このシステム(デジタル複写機)で使用可能な圧縮伸長
器のデバイス名,バージョン,および処理(圧縮処理)
速度をデータテーブルとしてシステム制御部7の内部メ
モリに記憶しておき、システムの初期設定時に、システ
ム制御部7が、圧縮伸長器46からそのデバイス名およ
びバージョンを読み取り、データテーブルを参照するこ
とによって圧縮伸長器46の処理速度を取得し、その処
理速度を示すデータをメモリ制御部43へ送信するプロ
セス実行コマンドに付加する。
【0089】さらに、画像メモリ42からHDD48へ
のデータ転送速度、つまり第2の転送速度(画像メモリ
42とHDDコントローラ47との間のデータ転送速
度)は、HDD48の書き込み速度に依存する。したが
って、メモリ制御部43で第2の転送速度を認識する処
理が必要な場合は、操作部6上でのキー操作によって入
力される操作信号により、このシステムで使用可能なH
DDのモデル名および書き込み速度をデータテーブルと
して内部メモリに記憶しておき、システムの初期設定時
に、システム制御部7が、HDDコントローラ47との
通信により、HDD48からそのモデル名を読み取り、
データテーブルを参照することによってHDD48の書
き込み速度を取得し、その書き込み速度を第2の転送速
度とし、その第2の転送速度を示すデータをメモリ制御
部43へ送信するプロセス実行コマンドに付加する。
【0090】次に、画像入出力DMAC41および符号
転送DMAC45によるデータ転送の進捗状況(進行状
況)を認識する処理について、図9を参照して説明す
る。画像入出力DMAC41が画像読取部1から画像メ
モリ42へのデータ転送の進捗状況を認識するために、
図9に示すように、画像入出力DMAC41が使用する
ディスクリプタを複数のバンド(この例では11個のバ
ンドとする)に分割し、1個目のディスクリプタAのデ
ータ転送ライン数(分割ライン数)Naを「1」、2,
3,…,11個目のディスクリプタB,C,…,Kのデ
ータ転送ライン数Nb,Nc,…,Nkをそれぞれ残り
の画像ライン数(1画像データの全ライン数から「1」
を引いたもの)を10分割した値に設定し、1,2,
3,…,11個目のディスクリプタA,B,C,…,K
のフォーマット情報の最下位ビットをそれぞれ“0”に
設定する(CPU割り込みを発生するように設定す
る)。
【0091】それによって、画像入出力DMAC41
は、画像読取部1から画像メモリ42へのデータ転送の
進捗状況を10分割で認識することができる。なお、デ
ィスクリプタの分割数を増やすことにより、画像読取部
1から画像メモリ42へのデータ転送の進捗状況の認識
精度を向上させることが可能になる。
【0092】同様にして、符号転送DMAC45が圧縮
伸長器46から画像メモリ42内の圧縮画像記憶領域へ
のデータ転送の進捗状況を認識するために、符号転送D
MAC45が使用するディスクリプタを11個のバンド
に分割し、1個目のディスクリプタAのデータ転送ライ
ン数Naを「1」、2,3,…,11個目のディスクリ
プタB,C,…,Kのデータ転送ライン数Nb,Nc,
…,Nkをそれぞれ残りの画像ライン数を10分割した
値に設定し、1,2,3,…,11個目のディスクリプ
タA,B,C,…,Kのフォーマット情報の最下位ビッ
トをそれぞれ“0”に設定する(CPU割り込みを発生
するように設定する)。
【0093】それによって、符号転送DMAC45は、
圧縮伸長器46から画像メモリ42内の圧縮画像記憶領
域へのデータ転送(データ書き込み)の進捗状況を10
分割で認識することができる。なお、ディスクリプタの
分割数を増やすことにより、圧縮伸長器46から画像メ
モリ42内の圧縮画像記憶領域へのデータ転送の進捗状
況の認識精度を向上させることが可能になる。
【0094】システム制御部7は、操作部6上のコピー
開始キーが押下されると、画像読取部1に画像読取開始
コマンドを出力して画像読み取り動作を開始させると共
に、画像記憶部4に各種プロセス実行コマンドを出力す
る。画像記憶部4のメモリ制御部43を含む各部はそれ
ぞれ、システム制御部7からの各種プロセス実行コマン
ドにより、以下の処理を行う。但し、請求項1の発明に
係わる処理と若干異なるだけなので、その部分のみを説
明する。
【0095】メモリ制御部43は、まず、システム制御
部7から送られてくる各種プロセス実行コマンドに付加
されているデータを解析することにより、画像入出力D
MAC41−画像メモリ42間のデータ転送速度S1お
よび画像メモリ42−圧縮伸長器46−画像メモリ42
間のデータ転送速度S2をそれぞれ認識する。なお、プ
ロセス実行コマンドには、データ転送速度S2を示すデ
ータではなく、圧縮伸長器46の処理速度C1を示すデ
ータが付加されているが、データ転送速度S2は処理速
度C1に依存するため、処理速度C1をデータ転送速度S
2として認識することができる。また、画像読取部1か
ら入力される画像データの量をD1とする。
【0096】次いで、S1とS2とを比較し、S1よりS2
の方が速い場合(S1<S2)には、画像読取部1から画
像メモリ42内の通常画像記憶領域へのデータ転送が開
始されてからD1/S1−D1/S2だけ遅れて画像メモリ
42内の通常画像記憶領域から圧縮伸長器46へのデー
タ転送が開始される(画像転送DMAC44が起動す
る)ように、第1の転送モードを設定する。S1がS2以
上の場合には、画像読取部1から画像メモリ42内の通
常画像記憶領域へのデータ転送が開始された直後に画像
メモリ42内の通常画像記憶領域から圧縮伸長器46へ
のデータ転送が開始されるように、第2の転送モードを
設定する。
【0097】その後、画像入出力DMAC41でCPU
割り込みが発生した時(画像読取部1から画像メモリ4
2へ転送する画像データのうちの対応する1ディスクリ
プタに設定されたライン数の画像データの転送が終了し
た場合)に、その旨を画像入出力DMAC41からの第
1の進行状況データによって認識すると、現在設定中の
転送モードが第1の転送モードであるか第2の転送モー
ドであるかを判別して、第1の転送モードである場合に
は、次の処理を行う。
【0098】すなわち、画像入出力DMAC41からの
第1の進行状況データによってCPU割り込み回数Nと
対応する1ディスクリプタに設定されたライン数(デー
タ量)D2とS1とに基づいて、画像読取部1から画像メ
モリ42内の通常画像記憶領域へのデータ転送開始から
の経過時間T2=(D2/S1)*(N−1)を算出する
と共に、画像読取部1から画像メモリ42内の通常画像
記憶領域へのデータ転送開始より画像メモリ42内の通
常画像記憶領域から圧縮伸長器46へのデータ転送開始
までの時間T1=D1/S1−D1/S2を算出する。
【0099】次いで、T2とT1とを比較し、図11に示
すように、T2がT1(D1/S1−D1/S2)に達した
場合には次のCPU割り込みで(画像メモリ42内の通
常画像記憶領域から圧縮伸長器46へデータ転送を開始
するタイミングで)、画像転送DMAC44を起動さ
せ、その画像転送DMAC44からの画像データアドレ
スが入力される毎に、その画像データアドレスに従って
画像メモリ42内の通常画像記憶領域42aから各バン
ド(所定サイズ)の画像データを所定ビットずつ順次読
み出し、画像転送DMAC44へ転送する。
【0100】第2の転送モードの場合には、図12に示
すように、直ちに(1回目のCPU割り込みで)画像転
送DMAC44を起動させ、その画像転送DMAC44
からの画像データアドレスが入力される毎に、その画像
データアドレスに従って画像メモリ42内の通常画像記
憶領域42aから各バンドの画像データを所定ビットず
つ順次読み出し、画像転送DMAC44へ転送する。
【0101】メモリ制御部43は、符号転送DMAC4
5でCPU割り込みが発生し、その符号転送DMAC4
5からCPU割込信号を受け取った時(圧縮画像記憶領
域42bへの符号データのライン数がディスクリプタ格
納レジスタ72に予め設定したデータ転送ライン数に達
した時)に、図10に示す処理を開始し、まずHDDコ
ントローラ47に対してHDD48の利用状況を問い合
わせてその利用状況を認識(確認)し、HDD48が使
用中でなければHDDコントローラ47へ圧縮(データ
変換)後の画像データの転送開始を指示する画像転送開
始コマンドを出力する。
【0102】その後、画像メモリ42内の圧縮画像記憶
領域42bの符号データをHDDコントローラ47へ全
て転送し終わると、今回のCPU割り込みが符号転送D
MAC45からの割り込みかどうかをチェックするが、
この例では符号転送DMAC45からの割り込みである
ため、コントロールレジスタ76のビット0のポーズ
(PAUSE)を“0”に、ビット「1」のコンティニュ(C
ONTINUE)を“1”に設定する。一方、HDD48が使
用中の場合は、空き状態を待ってからHDDコントロー
ラ47へ圧縮後の画像データの転送開始を指示する画像
転送開始コマンドを出力し、以後上述と同様の処理を行
う。
【0103】このように、メモリ制御部43が、画像読
取部1から画像メモリ42へのデータ転送速度,そのデ
ータ転送の進行状況,圧縮伸長器46の処理速度をそれ
ぞれ認識し、それらの認識結果に基づいて画像読取部1
から画像メモリ42内の通常画像記憶領域へのデータ転
送開始に対して、画像メモリ42内の通常画像記憶領域
から圧縮伸長器46へのデータ転送開始タイミング(画
像メモリ42内の通常画像記憶領域からのデータ読み出
し開始タイミング)を決定し、更に画像メモリ42内の
圧縮画像記憶領域へのデータ転送(データ書き込み)の
進行状況およびHDD48の利用状況を認識し、その認
識結果に基づいて画像メモリ42内の圧縮画像記憶領域
からHDD48へのデータ転送開始タイミングを決定す
る。
【0104】すなわち、上記各認識結果からデータ転送
に必要な最短の処理時間を知り、画像メモリ42および
HDD48の占有時間が最短となるような各データ転送
開始タイミングを決定する。それによって、画像読取部
1,HDD48,圧縮伸長器46を含む各種ハードウェ
アのいずれかの変更によってデータ転送速度が変化した
場合でも、ソフトウェアを変更することなく、また画像
読取部1から入力される画像データを画像メモリ42お
よび圧縮伸長器46経由で高精度に効率良くHDD48
へ転送することができる。
【0105】以上、この発明をデジタル複写機に適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、ファクシミリ装置,プリンタ等の他の画像形成装置
にも適用し得るものである。また、この発明は、スキャ
ナ,ネットワークファイルサーバ等の画像入出力装置、
あるいはそれらの画像入出力装置や画像形成装置の機能
のうちの複数の機能を有するデジタル複合機に応用する
こともできる。
【0106】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、データ変換形式によらず、固定容
量の記憶領域を用いて、1次記憶部に記憶された画像デ
ータの形式を変換し、その変換後の画像データを効率的
に2次記憶部に転送できるので、コストアップせずに生
産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の画像記憶部4の構成例を示すブロック図
である。
【図2】この発明を実施する画像形成装置であるデジタ
ル複写機の主要部の構成例を示す図である。
【図3】図2のデジタル複写機のコンタクトガラスを上
方から見た図である。
【図4】図2の画像読取部1のIPU17より出力され
る画像同期信号の一例を示すタイミング図である。
【図5】図1のメモリ制御部43の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図1の画像転送DMAC44による画像データ
の転送処理および画像データのライン数の計数処理を説
明するための説明図である。
【図7】図1のメモリ制御部43,画像転送DMAC4
4,符号転送DMAC45,圧縮伸長器46,およびH
DDコントローラ47による請求項1の発明に係わる処
理を説明するための説明図である。
【図8】図1の画像メモリ42内の通常画像記憶領域か
ら圧縮伸長器46経由での画像メモリ42内の圧縮画像
記憶領域へのデータ転送タイミングおよびその圧縮画像
記憶領域からHDD48へのデータ転送タイミングを説
明するためのタイミングチャートである。
【図9】図1の画像入出力DMAC41および符号転送
DMAC45によるデータ転送の進捗状況の認識処理を
説明するための説明図である。
【図10】図1のメモリ制御部43によるCPU割込処
理の一例を示すフロー図である。
【図11】図2の画像読取部1−図1の画像メモリ42
間のデータ転送速度S1より画像メモリ42−圧縮伸長
器46−画像メモリ42間のデータ転送速度S2が速い
場合における画像メモリ42からHDD48へのデータ
転送開始タイミングを説明するためのタイミング図であ
る。
【図12】図2の画像読取部1−図1の画像メモリ42
間のデータ転送速度S1が画像メモリ42−圧縮伸長器
46−画像メモリ42間のデータ転送速度S2以上の場
合における画像メモリ42からHDD48へのデータ転
送開始タイミングを説明するためのタイミング図であ
る。
【符号の説明】
1:画像読取部 2:画像形成部 3:FAX部 4:画像記憶部 5:セレクタ部 6:操作部 7:システム制御部 17:IPU 41:画像入出力DMAコントローラ 42:画像メモリ 42a:圧縮画像記憶領域 42b:圧縮画像記憶領域 43:メモリ制御部 44:画像転送DMAC 45:符号転送DMAC 46:圧縮伸長器 47:HDDコントローラ 48:HDD 51:アービタ部 52:アクセス制御部 61:データ転送制御部 62〜65,72〜75:ディスクリプタ格納レジスタ 76:コントロールレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G11B 20/10 A 5C062 D 5D044 H04N 5/765 H04N 5/907 B 5/781 5/781 510C 5/91 510E 5/92 5/91 J // H04N 5/907 L 5/92 H (72)発明者 服部 康広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 清水 泰光 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岡村 隆生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小幡 百合子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HJ06 HK11 HN02 HN15 2C087 AB05 BC02 BC14 BD01 BD41 5B021 AA01 BB12 DD00 5C052 AA01 AA17 AB03 CC06 CC11 DD04 GA04 GA05 GB01 GC02 GC05 GE04 GF02 GF03 GF04 5C053 FA07 FA23 FA27 GA11 GB06 GB21 HA33 JA24 KA03 KA24 LA03 LA14 5C062 AA02 AA05 AB41 AB42 AB43 AB53 AC22 AC25 AC49 AE01 BA04 5D044 AB08 BC01 CC05 DE12 DE37 EF03 FG10 HH07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、
    該手段によって入力された画像データを記憶するための
    1次記憶部および該1次記憶部に記憶された画像データ
    を保存するための2次記憶部によって構成された画像記
    憶手段とを有する画像形成装置において、 前記画像入力手段と前記1次記憶部との間のデータ転送
    を行う第1のデータ転送手段と、 前記1次記憶部と前記2次記憶部との間のデータ転送を
    行う第2のデータ転送手段とを設け、 前記第2のデータ転送手段に、前記1次記憶部にデータ
    形式変換後の画像データを記憶するための変換画像記憶
    領域を確保する変換画像記憶領域確保手段と、前記第1
    のデータ転送手段によって前記1次記憶部に記憶された
    画像データを予め設定された所定サイズ毎に分割して順
    次読み出す分割画像データ読出手段と、該手段によって
    読み出された分割画像データを他のデータ形式に変換す
    るデータ形式変換手段と、該手段によるデータ形式変換
    後の分割画像データである変換画像データを前記変換画
    像記憶領域確保手段によって確保された変換画像記憶領
    域に書き込む変換画像データ書込手段と、該手段によっ
    て前記変換画像記憶領域に書き込まれた変換画像データ
    を前記2次記憶部へ転送する変換画像データ転送手段と
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記第2のデータ転送手段に、前記変換画像データ転送
    手段によって全ての変換画像データが前記2次記憶部へ
    転送された後、その各変換画像データを一括して読み出
    す一括読出手段と、該手段によって読み出された各変換
    画像データを元のデータ形式に戻すように逆変換するデ
    ータ形式逆変換手段とを設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、 前記第1のデータ転送手段によるデータ転送速度を認識
    する転送速度認識手段と、 前記第1のデータ転送手段によるデータ転送の進行状況
    を認識する第1の進行状況認識手段と、 前記データ形式変換手段による変換速度を認識する変換
    速度認識手段と、 前記変換画像データ書込手段によるデータ書き込みの進
    行状況を認識する第2の進行状況認識手段と、 前記2次記憶部の利用状況を認識する利用状況認識手段
    と、 前記転送速度認識手段,前記第1の進行状況認識手段,
    および前記変換速度認識手段による各認識結果に基づい
    て、前記分割データ読出手段によるデータ読み出しの開
    始タイミングを決定する読み出し開始タイミング決定手
    段と、 前記第2の進行状況認識手段および前記利用状況認識手
    段による各認識結果に基づいて、前記変換画像データ転
    送手段による前記1次記憶部から前記2次記憶部へのデ
    ータ転送の開始タイミングを決定する転送開始タイミン
    グ決定手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
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