JP2003017546A - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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    • F16C2300/40Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions
    • F16C2300/62Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions low pressure, e.g. elements operating under vacuum conditions

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動ブロックの変形を抑え、精度の良い位置決
めを達成し、すなわち軽量化と高精度位置決めとを両立
できる位置決め装置を提供する。 【解決手段】位置決め装置110は、減圧下に曝される
プロセス室P内に連通する開口120aを有する第1の
案内面を備えた第1の筐体120と、第1の案内面に対
して所定の隙間を介して対向した状態で、少なくとも一
方向に移動可能に設けられた移動ブロック130と、開
口120aを囲むようにして、第1の筐体120と移動
ブロック130との間に設けられ、プロセス室P内と、
プロセス室P内よりも高圧のプロセス室P外との間をシ
ールする差動排気シール150とを備えており、移動ブ
ロック130を挟んでプロセス室Pと反対側に、プロセ
ス室P外より低圧の減圧室Rを設けたので、移動ブロッ
ク130を挟んで、プロセス室Pの開口120a内の気
圧と、減圧室R内の気圧とを釣り合わせることで、移動
ブロック130の肉厚を薄くしてもその変形を効果的に
抑えることができ、それにより軽量でありながら高精度
な位置決めを達成する位置決め装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば外部環境
から隔離された室内でワークを移動可能な位置決め装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置などにおいては、真空や
特殊ガス雰囲気に維持したプロセス室内で、ワークをス
テージに載置して移動させて加工処理することが行われ
ている。ここで、プロセス室内に位置決め装置を設ける
と、その可動部に補給する潤滑剤などが飛散してプロセ
ス室内を汚染するおそれがある。
【0003】このような問題に対して、たとえば米国特
許第4191385号には、一体型負圧密封式ガス軸受
組立体が開示されている。かかる従来技術においては、
軸受ブロック上に2次元方向に移動可能な可動部を設
け、さらに軸受ブロックと可動部との間にプロセス室を
形成し、差動排気シールによりプロセス室と外部とを密
封することによって、プロセス室を負圧環境に維持した
まま、その内部で可動部上に載置したワークの処理を行
えるようにしている。従って、ワークを駆動する駆動部
をプロセス室外に設置することができ、それによりプロ
セス室の汚染を抑止でき、また駆動部のメンテナンスも
容易に行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プロセス室内における加工処理は、半導体の製造など、
極めて高い精度を要するワークに適用されるものであ
る。ここで、加工の基準となる面を筐体の内面とするこ
とも考えられる。しかしながら、例えばプロセス室を真
空にした場合、プロセス室を覆う筐体には、筐体内外の
気圧差に基づく大きな力が加わるので、微小な変形が生
ずる。又、プロセス室と連通する開口を、移動ブロック
に対峙させたとき、開口内が真空であることから、移動
ブロック自体にも微小な変形が生じることとなる。かか
る場合、移動ブロックが変形すると、加工の基準となる
加工基準位置が変化して、精度の良い加工処理が行えな
い恐れがある。そのような問題に対し、移動ブロック等
の肉厚を増大させることによって変形を抑えるという考
えもある。しかしながら、移動ブロック等の肉厚を増大
させると、装置全体が重くなるという新たな問題が生じ
る。
【0005】そこで本発明は、かかる従来技術の問題点
に鑑み、移動ブロックの変形を抑え、精度の良い位置決
めを達成し、すなわち軽量化と高精度位置決めとを両立
できる位置決め装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の位置決め装置は、減圧下に曝されるプロ
セス室内に連通する第1の開口を有する第1の案内面を
備えた第1の筐体と、前記第1の案内面に対して所定の
隙間を介して対向した状態で、少なくとも一方向に移動
可能に設けられた移動ブロックと、前記第1の開口を囲
むようにして、前記第1の筐体と前記移動ブロックとの
間に設けられ、前記プロセス室内と、前記プロセス室内
よりも高圧のプロセス室外との間をシールする第1の差
動排気シールとを備えた位置決め装置において、前記移
動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側に、前記プ
ロセス室外より低圧の減圧室を設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明の位置決め装置によれば、減圧下に曝さ
れるプロセス室内に連通する第1の開口を有する第1の
案内面を備えた第1の筐体と、前記第1の案内面に対し
て所定の隙間を介して対向した状態で、少なくとも一方
向に移動可能に設けられた移動ブロックと、前記第1の
開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前記移動ブロ
ックとの間に設けられ、前記プロセス室内と、前記プロ
セス室内よりも高圧のプロセス室外との間をシールする
第1の差動排気シールとを備えた位置決め装置におい
て、前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側
に、前記プロセス室外より低圧の減圧室を設けたので、
前記移動ブロックを挟んで、前記プロセス室の第1の開
口内の気圧と、前記減圧室内の気圧とを近づけること
で、たとえ前記移動ブロックの肉厚を薄くしてもその変
形を効果的に抑えることができ、それにより軽量であり
ながら高精度な位置決めを達成する位置決め装置を提供
できる。尚、前記第1の開口内の気圧と前記減圧室内の
気圧とは、必ずしも一致させる必要はない。
【0008】更に、前記減圧室は、前記プロセス室に対
応した第2の開口を有する第2の筐体内に形成され、前
記第2の開口には、前記移動ブロックとの間に、所定の
隙間を介して対向した状態で案内する第2の案内面と、
前記第2の案内面と前記移動ブロックとの対向面に設け
られ、前記減圧室内と、前記減圧室内よりも高圧の減圧
室外との間をシールする第2の差動排気シールと、が設
けられていれば、前記第2の筐体に対して、前記移動ブ
ロックを移動可能に案内でき、且つ前記減圧室内を、前
記減圧室外の気圧に関わらず所定の気圧に維持すること
ができる。尚、第2の筐体は、第1の筐体と一体でも別
体でも良い。
【0009】又、前記プロセス室と前記減圧室とは互い
に連通されており、前記第1の開口と前記第2の開口と
は、同じ形状を有し、且つ対向する位置に配置されてい
れば、前記移動ブロックの表裏面に作用する負圧による
変形モードを均衡させることができ、前記移動ブロック
の肉厚に関わらず、その変形を極力抑制できる。又、前
記減圧室を減圧するためのポンプを設ける必要もなくな
り、それにより装置のコストを抑制できる。
【0010】一方、前記プロセス室とは前記減圧室とは
互いに非連通状態に維持されており、前記減圧室を減圧
するためのポンプが設けられていれば、前記減圧室を減
圧するポンプを別個なものとすることで、減圧効率を高
めることができる。又、前記減圧室の気圧は、前記プロ
セス室ほど低める必要がないので、その分だけ、前記減
圧室を減圧するポンプを低容量で低コストなものとし
て、装置全体としてのコスト低減を図ることができる。
更に、前記プロセス室内の気圧に関わらず、前記減圧室
内を所定の気圧に調整することによって、前記移動ブロ
ックの変形の微調整など高度な動作を行うこともでき
る。
【0011】更に、前記移動ブロックと前記第1の筐体
との間には中間ブロックが設けられ、前記中間ブロック
と前記第1の筐体との間は、前記第1の筐体の変形を吸
収する変形吸収手段により密封されていると、前記第1
の筐体が変形しても、その変形が前記移動ブロックに伝
わることが抑制され、より高精度の位置決めを達成でき
る。尚、前記変形吸収手段を設ける位置を、前記第1の
差動排気シールを囲う領域と略等しくすることで、前記
中間ブロックの変形を極力抑制することができる。
【0012】又、前記移動ブロックを、前記第1の筐体
に対して移動可能に支持する軸受を有すると、前記移動
ブロックの移動が円滑となるため好ましい。
【0013】更に、前記軸受は、非接触形の軸受である
と、組立性に優れ、精度を出しやすいという利点があ
る。
【0014】ここで、差動排気シールとは、例えば対向
する2面間の微小な間隙にある気体を排気することによ
り、非接触の状態で、対向面を挟む両側の雰囲気(例え
ば大気圧と高真空)を一定の状態に保つように機能する
ものをいう。以下に述べる実施の形態においては、排気
面を有する部材を差動排気シールという。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態にかかる位置決め装置の正面断面図であ
り、差動排気シールについては簡略化して示している。
図1に示すように、本実施の形態の位置決め装置10
は、プロセス室P並びにプロセス室Pとその外部とを連
通する開口(第1の開口)20aを有する第1の筐体2
0と、第1の筐体20の開口20aを遮蔽するように配
置された移動ブロック30と、移動ブロック30を挟ん
で第1の筐体20に対向して配置された第2の筐体40
とから構成されている。プロセス室Pは、簡略化して示
す配管を介してポンプP1により吸引され負圧となって
おり、第2の筐体40内に形成された減圧室Rは、簡略
化して示す配管を介してポンプP3により吸引されてお
り、同様に負圧となっている。減圧室Rは、開口(第2
の開口)40aにより囲われている。尚、開口20aと
開口40aとは、同じ形状を有し、対向する位置に形成
されている。
【0016】移動ブロック30は、その両端を不図示の
軸受で支持され大気圧下に設けられる不図示の駆動部
(例えばモータ+ボールねじ、又はリニアモータ等)に
より、図において左右方向に移動可能となっており、ま
た中央にワーク(不図示)を支持するテーブル31を載
置している。第1の筐体20の開口20aの周囲であっ
て、移動ブロック30に対向する面には、所定の隙間を
介して第1の差動排気シール50が設けられている。一
方、第2の筐体40の、移動ブロック30に対向する面
には、所定の隙間を介して第2の差動排気シール60が
設けられている。第1の差動排気シール50と、第2の
差動排気シール60は、それぞれ簡略化して示す配管を
介してポンプP2により吸引されており、プロセス室P
及び減圧室Rと外部とを密閉している。尚、本実施の形
態では、移動ブロック30の上面に対向する不図示の軸
受面が第1の案内面を構成し、移動ブロック30の下面
に対向する不図示の軸受面が第2の案内面を構成する。
【0017】ここで、第2の筐体40が設けられていな
い場合を想定する。かかる場合には、移動ブロック30
の下面には大気圧(約10Pa)が常に作用している
ので、プロセス室Pの真空度が高まるに連れ、移動ブロ
ック30は、その上面中央が図において上方に引っ張ら
れるように変形する。図1において、二点鎖線でかかる
変形を誇張して示している。このような変形が微小であ
っても、テーブル31の高さ位置が変化することで、ワ
ークの高精度な加工が困難となる。
【0018】これに対し、本実施の形態においては、第
1の筐体20に対向して第2の筐体40を設け、しかも
その内部の減圧室Rを負圧としているため、それにより
移動ブロック30の下面が図において下方に引っ張ら
れ、プロセス室Pの負圧による変形を抑制し、移動ブロ
ック30を略無変形の状態に維持することができる。従
って、テーブル31の高さ位置が変化しないため、高精
度な位置決めが達成できる。又、開口20aと開口40
aとを、同じ形状とし、対向する位置に形成すること
で、移動ブロック30の変形モードを均衡させ、より高
精度な位置決めを達成できる。
【0019】尚、減圧室Rの真空度は、プロセス室Pの
真空度に一致させる必要はなく、たとえばプロセス室P
の気圧を10−5Paとしたときに、減圧室Rの気圧を
10 Pa程度(大気圧の1/10程度)としても、移
動ブロック30の変形を、減圧室Rを設けない場合に比
べて1/10程度に抑えることができる。それにより、
減圧室RのポンプP3を、より低容量で安価なポンプと
することができ、装置の低コスト化を図れる。但し、移
動ブロック30に減圧室Rとプロセス室Pとを連通する
通路を設ければ、減圧室用のポンプP3は不要となる。
また、移動ブロック30を駆動する駆動部として、移動
ブロック30を一方向に移動可能なものを示したが、例
えばXYステージや回転テーブル、又は両者の組み合わ
せ等としても良い。
【0020】図2は、第2の実施の形態にかかる位置決
め装置110の正面断面図であり、密閉されている筐体
の上部を省略し且つ差動排気シール及び静圧軸受に関し
ては簡略化して示している。図3は、図2の位置決め装
置110を矢印III-IIIで切断して矢印方向に見た図で
ある。図4は、図3の位置決め装置110を矢印IV-IV
で切断して矢印方向に見た図である。図5〜7は、それ
ぞれ図3の位置決め装置110をV-V、VI-VI、VII-VII
線で切断して矢印方向に見た図である。
【0021】図2に示すように、本実施の形態の位置決
め装置110は、プロセス室Pを含む且つプロセス室P
とその外部とを連通する開口120aを有する第1の筐
体120と、第1の筐体120の開口120aに対向し
て配置された移動ブロック130と、第1の筐体120
と移動ブロック130との間に挟まれた中間ブロック1
70と、移動ブロック130を挟んで第1の筐体120
(或いは中間ブロック170)の反対側に配置された第
2の筐体140とから構成されている。プロセス室P
は、不図示のポンプにより吸引され負圧となっている。
【0022】図2,図5〜7で、移動ブロック130の
両側の上面は、中間ブロック170に対して所定の隙間
を介して、静圧軸受181(その下面が第1の案内面)
で支持され、移動ブロック130の両側の下面は、第2
の筐体140に対して所定の隙間を介して、静圧軸受1
82(その上面が第2の案内面)で支持され、移動ブロ
ック130の両側面は、軸受ブロック183,184に
設けられた静圧軸受185で支持されている。従って、
移動ブロック130は、図2において紙面に垂直方向に
(図3においては上下方向に)移動可能となっている。
尚、本実施の形態では、静圧軸受181,182,18
5は、それぞれ略円筒形の多孔質グラファイトでなるも
ので、その軸受面が、中間ブロック170、筐体14
0、或いは軸受ブロック183,184と面一となるよ
うに固定されており、不図示のエア供給路を介してエア
が供給されるようになっている。静圧軸受181に隣接
し且つその内側における移動ブロック130の上面と、
中間ブロック170との間は、第1の作動排気シール1
50で密封され、静圧軸受182に隣接し且つその内側
における移動ブロック130の下面と、第2の筐体14
0との間は、第2の作動排気シール160により密封さ
れている。静圧軸受181,182,185は、ポンプ
P4から圧送された空気により、対向する面を非接触に
支持することができる。一方、差動排気シール150,
160は、ポンプP2に吸引されることで負圧となって
いる。更に、静圧軸受181と第1の差動排気シール1
50との間の環状空間154(詳細は後述)と、静圧軸
受182と第2の差動排気シール160との間の環状空
間164(詳細は後述)とは、大気圧に維持されるよう
になっている。
【0023】不図示の定盤上に支持された筐体120
は、その下壁120cに、長孔状の開口(第1の開口)
120aを形成している。図2で、筐体120の下壁1
20cの下面には、長円形状の浅い座繰り部120dが
形成されている。下壁120cに対向する中間ブロック
170の上面には、座繰り部120dの周囲に沿って溝
部170aが形成されている。溝部170a内には、変
形吸収手段としてのO−リング171が配置されてい
る。O−リング171は、筐体120の下壁120cの
下面に当接し、中間ブロック170との間を密封するよ
うになっている。尚、図2に明示されていないが、溝部
170aの外側の周囲においても、筐体120の下壁1
20cの下面と、中間ブロック170の上面との間に
は、隙間が設けられている。この外側の周囲の隙間は、
0.1mm程度のものであるが、これにより中間ブロッ
ク170の上面と、下壁120cの下面との非接触状態
が保たれる。
【0024】中間部材170の中央には長円の開口17
0bが形成されている。かかる開口170b及び第1の
筐体120の開口120aを貫通するようにして、軸1
31が延在している。軸131は、移動ブロック130
の上面に取り付けられて一体となっている。軸131内
を貫通する通路132は、第1の筐体120内のプロセ
ス室Pと、第2の筐体140と移動ブロック130と第
2の差動排気シール160とで形成された減圧室Rとを
連通している。減圧室Rが移動ブロック130の下面と
対向している部分が、開口(第2の開口)140aとな
っている。尚、移動ブロック130は、不図示の駆動部
に、連結部133(図3)を介して連結されている。駆
動部としては、例えばモータとボールねじ等の送りねじ
との組み合わせ、モータとベルト及びプーリとの組み合
わせ、或いはリニアモータ等を用いることができる。
又、静圧軸受185の代わりに或いはそれに加えて、第
2の筐体140に対して移動ブロック130を駆動する
ことができる超音波モータ(不図示)を設けることで、
駆動部及び連結部133を省略することもできる。又、
連結部133を設ける代わりに、移動ブロック130の
長手方向端部に、連結部を設け、これを介して駆動部を
連結するようにしても良い。この場合、移動ブロック1
30の短手方向の開口は遮蔽すると好ましい。
【0025】差動排気シール160は、溝161,16
2,163と,連通孔165,166,167と、排気
孔169とから構成される。図3において、第2の筐体
140の上面に形成された長円状の減圧室Rの周囲に沿
って、4本の溝161〜164がトラック状に延在して
いる。そのうち溝164(前記環状空間)は、接線方向
両側に延び第2の筐体140の両端面で大気に開放して
いる。図3,図6又は7に示すように、溝161〜16
3の溝底から、第2の筐体140の内部に向かって、そ
れぞれ連通孔165〜167が形成され、図5〜7に示
すごとく第2の筐体140の内部を長手方向に延在する
6本の排気孔169に連通している。排気孔169は、
両端が第2の筐体140の外部へと抜けており、それぞ
れ不図示の吸引ポンプに接続されているが、図5〜7に
示すように、第2の筐体140の内部に向かうに連れ
(すなわち開口170b寄りのものほど)太くなる径を
有していると好ましい。
【0026】差動排気シール150は、溝151,15
2,153と,連通孔155,156,157と、排気
孔159とから構成される。中間ブロック170の長孔
170bの周囲に沿って、4本の溝151〜154がト
ラック状に延在している。そのうち溝154は、接線方
向両側に延び中間ブロック170の両端面で大気に開放
している。図6、7に示すように、溝151〜153の
溝底から、第2の筐体140の内部に向かって、それぞ
れ連通孔155〜157が形成され、図5〜7に示すご
とく中間ブロック170の内部を長手方向に延在する6
本の排気孔159に連通している。排気孔159は、両
端が中間ブロック170の外部へと抜けており、それぞ
れ不図示の吸引ポンプに接続されているが、図5〜7に
示すように、中間ブロック170の内部に向かうに連れ
(すなわち開口140a寄りのものほど)太くなる径を
有していると好ましい。
【0027】次に、本実施の形態に係る位置決め装置1
10の動作について説明する。不図示の駆動源の駆動力
は、連結部材133を介して移動ブロック130に伝達
され、それにより軸131も一体で移動するので、軸1
31の上端に取り付けられたテーブルに載置されたワー
ク(不図示)を、第1の筐体120内で任意の位置に位
置決めできる。
【0028】ここで、第1の筐体120の内部が真空で
あった場合、第1の筐体120の内外の気圧差が大きく
なり、それに応じて第1の筐体120が微小変形する。
より具体的には、開口120aの付近が最も剛性が低い
ので、図2で開口120aを上方に押し上げるように変
形する。本実施の形態においては、第1の筐体120の
下壁120cの中央部が変形により上方に移動しても、
変形吸収手段としてのO−リング171は、第1の筐体
120の下壁120cの下面から離隔することがなく、
第1の筐体120と中間ブロック170との間の密閉性
は維持される。すなわち、予め第1の筐体120の変形
量(かかる変形は第1の筐体120と中間ブロック17
0との間の微小隙間により保証される)を見込み、常に
O−リング171が第1の筐体120と中間ブロック1
70との双方に密着した状態を保つように設定されてい
る。つまり、プロセス室P内が減圧され、第1の筐体1
20の下壁120cがたわみにより上方に変位するにつ
れ、O−リング171の弾性変形量(つぶれ代)は小さ
くなってくるが、想定される最大変位量に達しても、O
−リング171の弾性変形が完全になくなることがない
ようにしている。すなわち、第1の筐体120は、不図
示の定盤上に不図示の支持脚を介して支持されており、
一方、中間ブロック170,第2の筐体140,及び軸
受ブロック183,184よりなる移動ブロック130
の案内機構も、前記定盤上面を基準にして固定されてい
るので、前記支持脚の高さと中間ブロック170の上面
の高さの差が、上記の条件を満たすように設定されてい
る。このように、変形吸収手段としてO−リング171
を用いることにより、部品点数が少なくて済む簡単な構
成を達成でき、移動ブロック130の案内機構を構成す
る中間ブロック170,第2の筐体140,及び軸受ブ
ロック183,184に第1の筐体120の変形による
影響を及ぼすことが回避される。
【0029】又、本実施の形態では、第2の筐体140
の減圧室Rが通路132を介してプロセス室Pに連通し
ているので、減圧室Rの気圧はプロセス室Pの気圧に一
致する。従って上下面の気圧が釣り合っているので、移
動ブロック130の中央の変形を抑制できる。更に、本
実施の形態では、O−リング171の位置は、差動排気
シール150と静圧軸受182との間(大気に連通する
溝154)と略一致するため、プロセス室Pにつながる
中間ブロック170の上面の溝170aの内側の範囲が
真空になった場合に、中間ブロック170の反対側が差
動排気シール150となることから、中間ブロック17
0の変形を効果的に抑制することができる。すなわち、
差動排気シール150の部分の中間ブロック170と移
動ブロック130との間の隙間内の気圧は、プロセス室
P内とは同一ではないが、十分これに近いと考えること
ができる。一方、移動ブロック130は、その上下面に
差動排気シール150,160と、静圧軸受181,1
82とをバランス良く対向させているため、それらから
受ける力が釣り合って、すなわち上下面の気圧差が全く
ないので、それに起因する曲げ変形も全くないこととな
る。これらにより、中間ブロック170の下面と移動ブ
ロック130の上面との間隔は略初期状態に維持される
ので、差動排気シール150及び静圧軸受181の機能
を損なうことがなく、移動ブロック130の下面と第2
の筐体140の上面との間隔も略初期状態に維持される
ので、差動排気シール160及び静圧軸受182の機能
を損なうことがない。又、プロセス室Pの内部と外部
(大気圧下)との差圧に起因する軸受に対する負荷がな
いので、前記差圧が変動しても軸受に対する負荷は変動
することはない。
【0030】第1の実施の形態に比較すると、移動ブロ
ック130両側の気圧を同一にできるので、気圧差をな
くすことによる変形の抑制という点に加え、中間ブロッ
ク170,第2の筐体140,及び軸受ブロック18
3,184で構成される移動ブロック130の案内機構
は、不図示の定盤を基準にして組まれると共に、変形が
全くないので高精度な移動が容易に得られるという点で
も効果的である。又、プロセス室Pと減圧室Rを吸引す
るポンプを別個にした場合、一方のポンプに支障が生じ
たときに、上下面に作用する気圧差が激しくなり移動ブ
ロックの過大な変形が生じる恐れがあるが、本実施の形
態では、ポンプに支障が生じても、上下面に作用する気
圧差はゼロであるから、移動ブロックの変形は生じるこ
とがない。尚、中間ブロック170の上下面に作用する
気圧差は、厳密にはゼロではないが、上述のように十分
小さいので変形も十分抑制できる。
【0031】尚、案内としては、作り込みの観点から静
圧軸受181,182,185が優れている。案内面と
シール面とを同一平面(或いは微小な段差を持った面)
として、平行度・平面度を厳密に管理しながらも容易に
形成できるからである。リニアガイドなどの別個の案内
も利用することができるが、非接触シールである差動排
気シールの特性を十分に引き出すためには、非接触式の
案内がより優れているといえる。尚、非接触式の案内と
しては、磁気軸受や、磁気軸受と静圧軸受とを組み合わ
せたハイブリッド軸受なども含まれる。尚、通路132
を設ける代わりに、減圧室R内を減圧するポンプを別個
に設けるようにしてもよい。この場合、減圧室R内は、
例えば10Pa程度にすることにより、移動ブロック
130等の変形を抑制できるので、このポンプ及び差動
排気シール160のためのポンプの能力は低いもので済
むという利点がある。
【0032】図8は、本実施の形態の変形例を示す正面
断面図である。本変形例においては、第1の筐体120
(開口120aが拡大した点を除く)、中間ブロック1
70,移動ブロック130,第2の筐体140の構造自
体は、第2の実施の形態と同様であるので説明を省略す
る。本変形例においては、O−リング171の代わりに
ベローズ172を用いている。ベローズ172は、上端
がホルダ173により第1の筐体120に取り付けら
れ、下端がホルダ174により中間ブロック170に取
り付けられている。
【0033】本変形例においても、第1の筐体120の
下壁120cが変形により上方に移動すると、変形吸収
手段としてのベローズ172は伸張することで、第1の
筐体120と中間ブロック170との間の密閉性を維持
するようになっている。又、本変形例でも、ホルダ17
4を中間ブロック170に対して密封するO−リング1
75の位置が、差動排気シール150と静圧軸受182
との間(大気に連通する溝170c)と略一致するた
め、O−リング175を収容する溝170aの内側の範
囲が真空になった場合に、中間ブロック170の反対側
が差動排気シール150となることから、中間ブロック
170の変形を抑制することができる。本変形例では、
第1の筐体120の比較的大きな変形を、より高い信頼
性で吸収することができる。
【0034】図9は、第3の実施の形態の位置決め装置
210を示す正面断面図である。図10は、図9の位置
決め装置210をX-X線で切断し矢印方向に見た図であ
る。図において、移動ブロック230は、上角板230
aと、中角軸230bと、下角板230cとを直列に連
結した構成を有し、更に中央に通路232を形成してい
る。通路232は、第1の筐体220のプロセス室Pと
第2の筐体240の減圧室Rとを連通している。移動ブ
ロック230の下角板230cは、静圧軸受281,2
82,285により案内され、図10で左右方向に移動
可能に支持されており、又、差動排気シール260によ
り、第2の筐体240に対して密封されている。上角板
230aは、差動排気シール250により、中間ブロッ
ク270に対して密封されている。第1の筐体220と
中間ブロック270とは、変形吸収手段であるO−リン
グ271により密封されている。
【0035】本実施の形態においても、第2の筐体24
0の減圧室Rが通路232を介してプロセス室Pに連通
しているので、減圧室Rの気圧はプロセス室Pの気圧に
一致する。従って移動ブロック230の中央の変形をそ
の分だけ抑制できる。更に、プロセス室の内部と外部と
の差圧に起因する軸受に対する負荷がないので、前記差
圧が変動しても軸受に対する負荷が変動することがな
い。
【0036】図11は、第4の実施の形態の位置決め装
置310を示す正面断面図である。第4の実施の形態に
おいては、図2の実施の形態に対して、静圧軸受を設け
る代わりにリニアガイドを用いている点が主として異な
っているので、共通するそれ以外の点については詳細な
説明を省略する。図11において、定盤Aに対して中間
ブロック370は支持脚372によって固定されてい
る。移動ブロック330は、中央の軸331を貫通する
通路332を形成している。通路332は、第1の筐体
320のプロセス室Pと第2の筐体340の減圧室Rと
を連通している。移動ブロック330は、軸受としての
リニアガイド380により案内され、紙面垂直方向に移
動可能に支持されている。又、移動ブロック330は、
差動排気シール350,360により、中間ブロック3
70,第2の筐体340に対して密封されている。第1
の筐体320と中間ブロック370とは、変形吸収手段
であるO−リング371により密封されている。本実施
の形態においても、上述の実施の形態と同様な作用効果
を奏する。
【0037】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、差動排気シール150の溝部
151,152、153及び差動排気シール160の溝
部161,162、163は、3列にしたが、これに限
定されず、吸引ポンプの性能、プロセス室内外の差圧の
大きさ、等に応じ、2列あるいは4列以上としても良
い。また、第1の筐体120と、中間ブロック170と
の隙間の大きさも、吸引ポンプ等の性能との兼ね合いで
決まるもので、数μmから数100μmまで適宜選択可
能である。さらに、軸受としては、リニアガイドや静圧
軸受に限らず、例えばクロスローラガイド等、他の転が
り軸受など各種の軸受を用いることができる。またO−
リング等の位置決め用の溝部を中間ブロック側に設ける
ようにしたが、第1の筐体側、あるいは双方に設けられ
るようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の位置決め装置によれば、減圧下
に曝されるプロセス室内に連通する第1の開口を有する
第1の案内面を備えた第1の筐体と、前記第1の案内面
に対して所定の隙間を介して対向した状態で、少なくと
も一方向に移動可能に設けられた移動ブロックと、前記
第1の開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前記移
動ブロックとの間に設けられ、前記プロセス室内と、前
記プロセス室内よりも高圧のプロセス室外との間をシー
ルする第1の差動排気シールとを備えた位置決め装置に
おいて、前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反
対側に、前記プロセス室外より低圧の減圧室を設けたの
で、前記移動ブロックを挟んで、前記プロセス室の第1
の開口内の気圧と、前記減圧室内の気圧とを釣り合わせ
ることで、前記移動ブロックの肉厚を薄くしてもその変
形を効果的に抑えることができ、それにより軽量であり
ながら高精度な位置決めを達成する位置決め装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる位置決め装置10の
正面断面図である。
【図2】第2の実施の形態にかかる位置決め装置110
の正面断面図である。
【図3】図2の位置決め装置110を矢印III-IIIで切
断して矢印方向に見た図である。
【図4】図4は、図3の位置決め装置110を矢印IV-I
Vで切断して矢印方向に見た図である。
【図5】図3の位置決め装置110をV-V線で切断して
矢印方向に見た図である。
【図6】図3の位置決め装置110をVI-VI線で切断し
て矢印方向に図である。
【図7】図3の位置決め装置110をVII-VII線で切断
して矢印方向に見た図である。
【図8】第2の実施の形態にかかる変形例の正面断面図
である。
【図9】第3の実施の形態の位置決め装置210を示す
正面断面図である。
【図10】図9の位置決め装置210をX-X線で切断し
矢印方向に見た図である。
【図11】第4の実施の形態の位置決め装置310を示
す正面断面図である。
【符号の説明】
10,110、210,310 位置決め装置 20、120、220、320 第1の筐体 30,130、230,330 移動ブロック 40、140,240、340 第2の筐体 70,170,270,370 中間ブロック 50,60,150,160,250,260,35
0,360 差動排気シール P プロセス室 R 減圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J102 AA02 BA05 CA11 CA19 CA34 EA02 EA06 EA13 EA17 EA22 EA24 GA01 5F031 HA53 KA05 LA02 NA04 NA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧下に曝されるプロセス室内に連通す
    る第1の開口を有する第1の案内面を備えた第1の筐体
    と、 前記第1の案内面に対して所定の隙間を介して対向した
    状態で、少なくとも一方向に移動可能に設けられた移動
    ブロックと、 前記第1の開口を囲むようにして、前記第1の筐体と前
    記移動ブロックとの間に設けられ、前記プロセス室内
    と、前記プロセス室内よりも高圧のプロセス室外との間
    をシールする第1の差動排気シールとを備えた位置決め
    装置において、 前記移動ブロックを挟んで前記プロセス室と反対側に、
    前記プロセス室外より低圧の減圧室を設けたことを特徴
    とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記減圧室は、前記プロセス室に対応し
    た第2の開口を有する第2の筐体内に形成され、前記第
    2の開口には、前記移動ブロックとの間に、所定の隙間
    を介して対向した状態で案内する第2の案内面と、前記
    第2の案内面と前記移動ブロックとの対向面に設けら
    れ、前記減圧室内と、前記減圧室内よりも高圧の減圧室
    外との間をシールする第2の差動排気シールとが設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プロセス室と前記減圧室とは互いに
    連通されており、前記第1の開口と前記第2の開口と
    は、同じ形状を有し、且つ対向する位置に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の位置決め
    装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセス室と前記減圧室とは互いに
    非連通状態に維持されており、前記減圧室を減圧するた
    めのポンプが設けられていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記移動ブロックと前記第1の筐体との
    間には中間ブロックが設けられ、前記中間ブロックと前
    記第1の筐体との間は、前記第1の筐体の変形を吸収す
    る変形吸収手段により密封されていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記移動ブロックを、前記第1の筐体に
    対して移動可能に支持する軸受を有することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記軸受は、非接触形の軸受であること
    を特徴とする請求項6に記載の位置決め装置。
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