JP2003017222A - セラミックヒータ - Google Patents

セラミックヒータ

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JP2003017222A JP2001197514A JP2001197514A JP2003017222A JP 2003017222 A JP2003017222 A JP 2003017222A JP 2001197514 A JP2001197514 A JP 2001197514A JP 2001197514 A JP2001197514 A JP 2001197514A JP 2003017222 A JP2003017222 A JP 2003017222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱抵抗体を埋設したセラミック体に保持金具
および電極金具を接合したセラミックヒータでは、発熱
させたとき、電極金具が高温になり、抵抗変化をもたら
すことによって安定した着火あるいは着火検知が出来な
くなるという問題があった。 【解決手段】上記セラミック体と保持金具との間に隙間
を設けることにより、保持金具と電極部の温度を下げる
ようにしてセラミックヒータを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼式車載暖房器
の点火用または火炎検知用に用いられるセラミックヒー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷地においてエンジンの始動を短期間
に可能とするための熱源または車両室内暖房の補助熱源
として、液体燃料を用いる車載暖房機が使用されてい
る。また、電気自動車においてはバッテリの容量の制限
により電力消費を少なくすることが要求されており、暖
房装置の熱源としてこの液体燃料を用いた車載暖房機の
利用が見込まれている。
【0003】このような車載暖房機の従来例を図8に示
す(特開平11−173511参照)。この車載暖房機
は、セラミックヒータからなる点火栓13を固定した支
持部材14が、燃焼筒15に固定されており、液体燃料
が、図示していない燃料ポンプにより燃料タンクから前
記点火栓13の周囲に設置された蒸発媒体17に供給さ
れて蒸発し、空気供給ブロワ19から供給される空気と
混合され、点火栓13の熱により着火・燃焼する構造と
なっている。また、前記支持部材14の中央には燃焼温
度検知用のサーミスタ16が設置されており、サーミス
タ16からの信号がコントローラ20に供給され、該コ
ントローラ20は車両からの操作信号および燃焼温度検
知サーミスタ16の信号により、燃料ポンプ、空気供給
ブロア19の動作を制御する。
【0004】さらに、燃焼筒15内の燃焼室で発生した
ガスは熱交換部21で冷却水を加熱する。この熱交換部
で加熱される水はエンジン冷却水であるがその水は図示
していない熱交換器で空気を加熱する。その加熱された
空気は車両室内に送られ車内の暖房が行われる。
【0005】最近は、前記点火栓13と燃焼温度検知サ
ーミスタ16としての機能を備え持った耐久性の良い窒
化珪素質セラミックヒータが提案されている。セラミッ
クヒータ1は、例えば図6に示すように、セラミック生
成形体7の一主面に発熱抵抗体8およびリード部9を形
成し、同様にして発熱抵抗体8およびリード部9を形成
したセラミック生成形体7を2層重ね、さらにその上に
別のセラミック生成形体7を重ねて3層を一体化し焼成
することにより得られる。このようにして得られたセラ
ミックヒータ1は、図7に示すように、取出電極10に
電極金具3をロウ付けしたセラミックヒータ1が、その
全長方向中央部にロウ付けされた保持金具2で、車載暖
房用ヒータの支持部材14に設けられた固定用金具5
に、ネジ6により固定された状態を示している。固定用
金具5の先端部にはセラミックヒータ1の位置決めのた
めに、段部が形成されており、該段部に保持金具2を当
てて位置合わせをし、ネジ6で固定するようにしていた。
このようにしてガス流中の最適位置で燃焼ガスが着火す
るようなシステムが組まれている。
【0006】従来、保持金具2のロウ付けは、セラミッ
クヒータ1の保持金具2を取り付ける部分にAg、Cu
を主成分とし、活性金属を含んだメタライズを施した
後、保持金具2の内側にセラミックヒータ1を挿入し、
隙間にロウ材を流し込み、冷却時のセラミックヒータ1
の磁器部と保持金具2の熱膨張差により、保持金具2の
内周面全体で磁器部を把持する構造としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、車載暖房装置の
小型化及び着火スピードを上げることが望まれており、
それに伴い、セラミックヒータの小型化と消費電力のア
ップが必要となってきている。ところが、セラミックヒ
ータの小型、高電力化により、電極部が高温になること
によって、前記図7に示した保持構造を用いたセラミッ
クヒータでは、長期の使用に際してその保持に大きな問
題があることが判明した。即ち、電極金具3が高温にな
ることにより、この部分に形成されたロウ材、あるいは
ロウ付け前にセラミックヒータ1の表面に施すメタライ
ズが酸化し、電極金具3部分の抵抗値が上がり、点火で
きなくなったり、または着火検出出来なくなったりして
しまうという問題があった。
【0008】本発明は、高出力で小型のセラミックヒー
タを長期に渡って使用した場合でも、電極金具が高温に
ならないようにし、これにより抵抗変化が小さく、安定
した点火あるいは着火検知が可能となるセラミックヒー
タを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等が鋭意検討し
た結果、高融点金属からなる発熱抵抗体と該発熱抵抗体
に電力を供給するためのリード部を埋設してなるセラミ
ック体と、これを保持するための保持金具と、上記リー
ド部に接続された電極金具を有するセラミックヒータで
あって、前記セラミック体の全長が50mm以下で、上
記発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜1300℃
にしたときの保持金具の温度が550℃未満であり、か
つ電極金具の温度が350℃未満とすることにより、上
記課題を解決できることを見出した。
【0010】即ち、該保持金具がセラミック体をロウ材
を介して把持しているとともに、前記保持金具の内側に
形成された段差により保持金具とセラミック体の発熱抵
抗体側との間に隙間が形成されていることを特徴とす
る。
【0011】また、さらに保持金具の後端に放熱部を設
けることを特徴とする。
【0012】また、前記隙間は、長さを3mm以上、幅
を1mm以上とすることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明において、セラミックヒータの外表面と
金属製の保持金具との間に隙間を設けることにより、セ
ラミックヒータの温度が下がった部分で、該セラミック
ヒータと保持金具とを接触させるようにできるので、保
持金具の温度を下げることが可能となり、これによりさ
らに電極金具の温度を下げることが可能となる。また、
電極金具側の保持金具に放熱部を形成することにより、
保持金具の温度をさらに低下させ、その結果としてさら
に電極金具の温度を下げることができる。これにより、
長期の使用に際して電極金具部の抵抗値が変化せず、安
定した点火および着火検出性能が維持出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において、実施形態に基づ
いて詳しく説明する。
【0015】図1は、本発明のセラミックヒータの断面
図である。図1のセラミックヒータは、車載用暖房装置
に使用される点火または着火検出に使用されている。燃
焼筒15の一端に設けられた支持部材14に、セラミッ
ク体1に備えた保持金具2が固定用金具5とネジ6によ
り固定されている。また、セラミック体1は、内部に不
図示の発熱抵抗体が設けられており、不図示の取出電極
の露出部に電極金具3が発熱抵抗体とは逆の端部付近に
設置してあり、さらにセラミック体1の全長方向中央部
に保持金具2が設置してある。そして、電極金具3に通
電することによりセラミック体1が発熱するようになっ
ている。
【0016】また、前記保持金具2の内側には段差が形
成されており、該保持金具2がセラミック体1をロウ材
により接合もしくは把持しているとともに、前記段差に
より保持金具2とセラミック体1との間に形成される隙
間4が、セラミック体1の発熱抵抗体側に形成されてい
る。この隙間4により、セラミック体1の温度の低い部
分で保持金具2がセラミック体1を把持するようになる
ので、その分保持金具2の温度を下げることができる。
また、前記隙間4の上に被さる保持金具2は、その内側
のセラミック体1の温度を下げる効果もある。これらの
結果として電極金具3の温度が低下し、使用中の熱サイ
クルに対する電極金具3のロウ付け部の耐久性を向上さ
せることができる。
【0017】これによって、発熱抵抗体に通電して発熱
部を1100〜1300℃にしたときでも、保持金具2
の温度を550℃未満、電極金具3の温度を350℃未
満とすることができる。
【0018】図2、3は本発明の他の実施形態を示すセ
ラミックヒータの断面図である。前記保持金具2に放熱
部2aを設けることによって電極金具3への熱伝達をさ
らに押さえている。なお、図2、3に示すように固定用
金具5と放熱部2aとの間に隙間をあけることにより、
さらに保持金具2を効果的に冷却することができる。
【0019】図4および図5は、本発明のさらに他の実
施形態を示すセラミックヒータの断面図である。図4に
示したセラミックヒータは、電極金具3を碍子11で覆
いその中にAl23、SiO2等を主成分とする無機接
着剤12を充填した構造とすることにより、電極金具3
部分の熱容量を大きくして電極金具3の温度上昇を抑制
する。また、電極金具3の周囲を絶縁体で覆うことによ
り暖房機との絶縁性を向上させる効果もある。
【0020】図5に示したセラミックヒータは、セラミ
ック体1と保持金具2との間の隙間4とロウ付け部の間
にさらに大きな空間を設けている。この空間により、ロ
ウ材が隙間4に流入して隙間4を小さくしてしまうこと
を防止することができる。
【0021】以上の実施形態において、隙間4は長さが
3mm以上であり、隙間4のギャップは1mm以上とす
ることが望ましい。これは、セラミックヒータ1を保持
金具2で把持する部分が発熱抵抗体8から遠くなれば遠
くなるほど、保持金具2が接するセラミックヒータ1の
温度が低くなるから受ける熱は小さくなるためである。
【0022】ここで、図6を用いて本発明のセラミック
ヒータの製法について説明する。この図は、2層の発熱
抵抗体8を有するセラミックヒータの例である。まず、
セラミック生成形体7の上に発熱抵抗体8と取出電極1
0をプリント法により形成する。その後、タングステン
ピンからなるリード部9を前記発熱抵抗体8、取出電極
10が導通するように設置し、このようにして準備した
セラミック生成形体7を2層と、これらの蓋となるセラ
ミック生成形体7を重ねて密着させ、ホットプレスによ
り焼成した後、焼結体を円柱状に加工し、表面に露出し
た取出電極10に電極金具3をロウ付けしてセラミック
ヒータを得る。その後、セラミックヒータの外周に、内
径に段差を持つ保持金具2を発熱抵抗体8側が大径部と
なるようにロウ付けする。
【0023】また、セラミックヒータのセラミック基材
の材質は、窒化珪素、炭化珪素等の材質を用いることが
可能であるが、中でも、窒化珪素が高強度、高靱性、高
絶縁性、耐熱性の観点で一番優れている。窒化珪素質焼
結体としては、主成分の窒化珪素に対し、焼結助剤とし
て3〜12重量%の希土類元素酸化物と0.5〜3重量
%のAl23、さらに焼結体に含まれるSiO2量とし
て1.5〜5重量%となるようにSiO2を混合し、1
650〜1750℃でホットプレス焼成することによ
り、焼結体を得ることができる。ここで示すSiO2量と
は、窒化珪素原料中に含まれる不純物酸素から生成する
SiO2と、他の添加物に含まれる不純物としてのSi
2と、意図的に添加したSiO2の総和である。
【0024】炭化珪素質焼結体としては、主成分の炭化
珪素に対し、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を
含有した焼結体や、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤
としてアルミナ(Al23)とイットリア(Y23)を
含有し1900〜2200℃で焼成した焼結体を用いる
ことができ、また、炭化珪素はα型を主体とするもの、
あるいはβ型を主体とするもののいずれであっても構わ
ない。
【0025】発熱抵抗体8の材質は、W、Mo、Re金
属およびこれらの金属の炭化物、窒化物、珪化物、ホウ
化物を主成分としたものを使用することが可能である。
また、タングステンピン9については、耐熱性のある材
質であれば他の材質を用いることも可能であるが、特に
セラミック基材が窒化珪素の場合、Wの炭化物もしくは
珪化物を用いることが望ましい。また、保持金具2の材
質としては、ステンレス鋼、耐熱鋼、Fe−Ni−Cr
合金、インコネル等の耐熱性に優れたものが好適であ
る。保持金具2および電極金具3を固定するためのロウ
材としては、Ag−Cuを主成分とする活性金属ロウも
しくは、これにさらにガラスを含有させたものを使用す
ることが好ましい。特に、電極金具3の固定に関して
は、取出電極10との接合の信頼性を高めるため、7重
量%以上の活性金属を有するものとすることが好まし
い。活性金属としては、Ti、Mo、Zr、V等の金属
を7〜15重量%含有させることが好ましい。また、活
性金属の添加量を1〜7重量%とする場合は、ガラス等
を添加して、これによりセラミック体1との接合力を向
上させることが好ましい。
【0026】特に500℃程度の高温に繰り返し加熱さ
れる保持金具2の固定に際しては、活性金属を用いずに
ロウ付けし、ロウ付け後の冷却時の保持金具2とロウ材
の収縮による把持力を利用して固定しても構わない。
【0027】また、保持金具2を電極金具3のひとつと
共用する場合は、保持金具2を固定するためのロウ材が
取出電極10に与える影響を小さくするように、保持金
具2を固定するために使用するロウ材の中の活性金属の
添加量を5重量%以下となるようにし、保持強度を補う
ためガラス成分の量を増やしてやればよい。このように
して、保持金具2の温度が500℃程度まで上がって
も、取出電極10付近で発生する抵抗変化を小さくする
ことができる。
【0028】
【実施例】ここでは、本発明の実施例について説明す
る。
【0029】実施例1 まず、セラミックヒータの製法について図6を用いて説
明する。まず、窒化珪素(Si34)粉末にイッテリビ
ウム(Yb)やイットリウム(Y)等の希土類元素の酸
化物からなる焼結助剤を添加したセラミック原料粉末を
周知のプレス成型法等でセラミック生成形体7を得る。
セラミック生成形体7の上にWCを主成分とするペース
トを用いて発熱抵抗体8と取出電極10をプリント法に
より形成する。その後、タングステンピンからなるリー
ド部9を前記発熱抵抗体8と取出電極10が導通するよ
うに設置し、前記セラミック生成形体7を2層とこれら
の蓋となるセラミック生成形体7を重ねて密着させ、還
元雰囲気下、1650℃〜1750℃の温度でホットプ
レスにより焼成した後焼結体を円柱状に加工し、表面に
露出した取出電極10に電極金具3をロウ付けしてセラ
ミックヒータを得る。その後、セラミックヒータの外周
に保持金具2をロウ付けする。
【0030】以上のように、セラミック体1の外径を
4.2mm、全長を40mmとしたセラミックヒータを
作製し、これに図1〜4に示すような内径に段差のある
保持金具2をロウ付けした。
【0031】そして、セラミックヒータに通電し、12
00℃昇温保持3分後、保持金具2と電極金具3の温度
を熱電対により調べた。なお、この評価はセラミックヒ
ータ1単体について実施し、熱電対の測定点は保持金具
2および電極金具3の全長方向中央で測定した。また、
比較例として図7に示した従来のセラミックヒータを同
時に評価した。これらの結果を表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示すように、比較例は、保持金具2
の温度が620℃、電極金具3の温度が380℃になっ
たのに対し、本発明のセラミックヒータであるテスト番
号1〜4は保持金具2の温度が505〜541℃、電極
金具3の温度が315〜342℃と低くなっており、有
効性が確認できた。
【0034】実施例2 実施例1に記載の方法でセラミックヒータ1を形成し、
内径に段差のある図1に示す形状の保持金具2をロウ付
けした。段差があることにより生ずる隙間4について、
長さを1〜5mm、ギャップを0.5〜2mmまで変化
させて作製し、実施例1と同様にセラミックヒータの最
高温度部が1200℃となるように電圧を3分印加し、
保持金具2と電極金具3の温度を測定した。結果を表2
および3に示した。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】表2から判るように、セラミックヒータ1
と保持金具2間に生ずる隙間の長さを1mmとしたN
o.1は保持金具2の温度が582℃、電極金具3の温
度が368℃と高めであったが、3mm以上としたN
o.2、3は保持金具2の温度が550℃以下、電極金
具3の温度が350℃以下となり冷却できていることが
判った。
【0038】また、表3から判るように、隙間4の幅を
0.5mmとしたNo.1は保持金具2の温度が570
℃、電極金具3の温度が362℃であるのに対し、隙間
4の幅を1mm以上にすることでロウ材が隙間4に入る
ことなく、保持金具2の温度が540℃以下、電極金具
3の温度が340℃以下と低くなっており有効性が確認
できた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、高融点金属からなる発
熱抵抗体と該発熱抵抗体に電力を供給するためのリード
部を埋設してなるセラミック体と、これを保持するため
の保持金具と、上記リード部に接続された電極金具を有
するセラミックヒータであって、前記セラミック体の全
長が50mm以下で、上記発熱抵抗体に通電して発熱部
を1100〜1300℃にしたときの保持金具の温度が
550℃未満であり、かつ電極金具の温度が350℃未
満とすることにより、セラミックヒータの長期の使用に
際して、抵抗変化が小さく安定した点火および着火検知
が可能となる。
【0040】また、保持金具および電極金具の温度を下
げるためには、金属製の保持金具とセラミックヒータの
間に隙間を設けること、さらに保持金具に放熱部を設け
ることが有効であることを見出した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すセラミックヒータの断
面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータ
の断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータ
の断面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータ
の断面図である。
【図5】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータ
の断面図である。
【図6】本発明のセラミックヒータの層構成図である。
【図7】従来のセラミックヒータの断面図である。
【図8】従来の車載暖房機の断面図である。
【符号の説明】
1:セラミックヒータ 2:保持金具 2a:放熱部 3:電極金具 4:隙間 5:固定用金具 6:ネジ 7:セラミック生成形体 8:発熱抵抗体 9:リード部 10:取出電極 11:碍子 12:無機接着剤 13:点火栓 14:支持部材 15:燃焼筒 16:温度検知サーミスタ 17:蒸発媒体 18:発熱部 19:空気供給ブロア 20:コントローラ 21:熱交換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高融点金属からなる発熱抵抗体と該発熱抵
    抗体に電力を供給するためのリード部を埋設してなるセ
    ラミック体と、これを保持するための保持金具と、上記
    リード部に接続された電極金具を有するセラミックヒー
    タであって、前記セラミック体の全長が50mm以下
    で、上記発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜13
    00℃にしたときの保持金具の温度が550℃未満であ
    り、かつ電極金具の温度が350℃未満であることを特
    徴とするセラミックヒータ。
  2. 【請求項2】該保持金具がセラミック体をロウ材を介し
    て把持しているとともに、前記保持金具の内側に形成さ
    れた段差により保持金具とセラミック体の発熱抵抗体側
    との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のセラミックヒータ。
  3. 【請求項3】前記隙間は、長さが3mm以上であり、幅
    が1mm以上であることを特徴とする請求項2記載のセ
    ラミックヒータ。
  4. 【請求項4】前記セラミックヒータが、窒化珪素質セラ
    ミックスからなることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のセラミックヒータ。
  5. 【請求項5】寒冷地においてエンジンの始動を短期間に
    可能とするための熱源または車両室内暖房の補助熱源と
    して使用される燃焼式車載暖房機の点火用または火炎検
    知用セラミックヒータとして用いることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のセラミックヒータ。
  6. 【請求項6】前記保持金具が暖房機保持部の外側に放熱
    部を有していることを特徴とする請求項5記載のセラミ
    ックヒータ。
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