JP4683774B2 - セラミックヒータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼式車載暖房器の点火用または火炎検知用に用いられるセラミックヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地においてエンジンの始動を短期間に可能とするための熱源または車両室内暖房の補助熱源として、液体燃料を用いる車載暖房機が使用されている。また、電気自動車においてはバッテリの容量の制限により電力消費を少なくすることが要求されており、暖房装置の熱源としてこの液体燃料を用いた車載暖房機の利用が見込まれている。
【0003】
このような車載暖房機の従来例を図8に示す(特開平11−173511参照)。この車載暖房機は、セラミックヒータからなる点火栓13を固定した支持部材14が、燃焼筒15に固定されており、液体燃料が、図示していない燃料ポンプにより燃料タンクから前記点火栓13の周囲に設置された蒸発媒体17に供給されて蒸発し、空気供給ブロワ19から供給される空気と混合され、点火栓13の熱により着火・燃焼する構造となっている。また、前記支持部材14の中央には燃焼温度検知用のサーミスタ16が設置されており、サーミスタ16からの信号がコントローラ20に供給され、該コントローラ20は車両からの操作信号および燃焼温度検知サーミスタ16の信号により、燃料ポンプ、空気供給ブロア19の動作を制御する。
【0004】
さらに、燃焼筒15内の燃焼室で発生したガスは熱交換部21で冷却水を加熱する。この熱交換部で加熱される水はエンジン冷却水であるがその水は図示していない熱交換器で空気を加熱する。その加熱された空気は車両室内に送られ車内の暖房が行われる。
【0005】
最近は、前記点火栓13と燃焼温度検知サーミスタ16としての機能を備え持った耐久性の良い窒化珪素質セラミックヒータが提案されている。セラミックヒータ1は、例えば図6に示すように、セラミック生成形体7の一主面に発熱抵抗体8およびリード部9を形成し、同様にして発熱抵抗体8およびリード部9を形成したセラミック生成形体7を2層重ね、さらにその上に別のセラミック生成形体7を重ねて3層を一体化し焼成することにより得られる。このようにして得られたセラミックヒータ1は、図7に示すように、取出電極10に電極金具3をロウ付けしたセラミックヒータ1が、その全長方向中央部にロウ付けされた保持金具2で、車載暖房用ヒータの支持部材14に設けられた固定用金具5に、ネジ6により固定された状態を示している。固定用金具5の先端部にはセラミックヒータ1の位置決めのために、段部が形成されており、該段部に保持金具2を当てて位置合わせをし、ネジ6で固定するようにしていた。
このようにしてガス流中の最適位置で燃焼ガスが着火するようなシステムが組まれている。
【0006】
従来、保持金具2のロウ付けは、セラミックヒータ1の保持金具2を取り付ける部分にAg、Cuを主成分とし、活性金属を含んだメタライズを施した後、保持金具2の内側にセラミックヒータ1を挿入し、隙間にロウ材を流し込み、冷却時のセラミックヒータ1の磁器部と保持金具2の熱膨張差により、保持金具2の内周面全体で磁器部を把持する構造としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、車載暖房装置の小型化及び着火スピードを上げることが望まれており、それに伴い、セラミックヒータの小型化と消費電力のアップが必要となってきている。
ところが、セラミックヒータの小型、高電力化により、電極部が高温になることによって、前記図7に示した保持構造を用いたセラミックヒータでは、長期の使用に際してその保持に大きな問題があることが判明した。即ち、電極金具3が高温になることにより、この部分に形成されたロウ材、あるいはロウ付け前にセラミックヒータ1の表面に施すメタライズが酸化し、電極金具3部分の抵抗値が上がり、点火できなくなったり、または着火検出出来なくなったりしてしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、高出力で小型のセラミックヒータを長期に渡って使用した場合でも、電極金具が高温にならないようにし、これにより抵抗変化が小さく、安定した点火あるいは着火検知が可能となるセラミックヒータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等が鋭意検討した結果、高融点金属からなる発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電力を供給するためのリード部を埋設してなるセラミック体と、これを保持するための保持金具と、前記リード部に接続された電極金具とを有し、前記セラミック体の全長が50mm以下で、前記保持金具が前記セラミック体をロウ材を介して把持しているとともに、前記保持金具の内側に形成された段差により前記保持金具と前記セラミック体の発熱抵抗体側との間に、長さが3mm以上、幅が1mm以上である隙間が形成されているセラミックヒータであって、前記発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜1300℃にしたときの保持金具の温度が550℃未満であり、かつ電極金具の温度が350℃未満とすることにより、上記課題を解決できることを見出した。
【0011】
また、保持金具の後端に放熱部を設けることを特徴とする。
【0013】
【作用】
本発明において、セラミックヒータの外表面と金属製の保持金具との間に隙間を設けることにより、セラミックヒータの温度が下がった部分で、該セラミックヒータと保持金具とを接触させるようにできるので、保持金具の温度を下げることが可能となり、これによりさらに電極金具の温度を下げることが可能となる。また、電極金具側の保持金具に放熱部を形成することにより、保持金具の温度をさらに低下させ、その結果としてさらに電極金具の温度を下げることができる。これにより、長期の使用に際して電極金具部の抵抗値が変化せず、安定した点火および着火検出性能が維持出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明において、実施形態に基づいて詳しく説明する。
【0015】
図1は、本発明のセラミックヒータの断面図である。図1のセラミックヒータは、車載用暖房装置に使用される点火または着火検出に使用されている。燃焼筒15の一端に設けられた支持部材14に、セラミック体1に備えた保持金具2が固定用金具5とネジ6により固定されている。また、セラミック体1は、内部に不図示の発熱抵抗体が設けられており、不図示の取出電極の露出部に電極金具3が発熱抵抗体とは逆の端部付近に設置してあり、さらにセラミック体1の全長方向中央部に保持金具2が設置してある。そして、電極金具3に通電することによりセラミック体1が発熱するようになっている。
【0016】
また、前記保持金具2の内側には段差が形成されており、該保持金具2がセラミック体1をロウ材により接合もしくは把持しているとともに、前記段差により保持金具2とセラミック体1との間に形成される隙間4が、セラミック体1の発熱抵抗体側に形成されている。この隙間4により、セラミック体1の温度の低い部分で保持金具2がセラミック体1を把持するようになるので、その分保持金具2の温度を下げることができる。また、前記隙間4の上に被さる保持金具2は、その内側のセラミック体1の温度を下げる効果もある。これらの結果として電極金具3の温度が低下し、使用中の熱サイクルに対する電極金具3のロウ付け部の耐久性を向上させることができる。
【0017】
これによって、発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜1300℃にしたときでも、保持金具2の温度を550℃未満、電極金具3の温度を350℃未満とすることができる。
【0018】
図2、3は本発明の他の実施形態を示すセラミックヒータの断面図である。前記保持金具2に放熱部2aを設けることによって電極金具3への熱伝達をさらに押さえている。なお、図2、3に示すように固定用金具5と放熱部2aとの間に隙間をあけることにより、さらに保持金具2を効果的に冷却することができる。
【0019】
図4および図5は、本発明のさらに他の実施形態を示すセラミックヒータの断面図である。図4に示したセラミックヒータは、電極金具3を碍子11で覆いその中にAl2O3、SiO2等を主成分とする無機接着剤12を充填した構造とすることにより、電極金具3部分の熱容量を大きくして電極金具3の温度上昇を抑制する。また、電極金具3の周囲を絶縁体で覆うことにより暖房機との絶縁性を向上させる効果もある。
【0020】
図5に示したセラミックヒータは、セラミック体1と保持金具2との間の隙間4とロウ付け部の間にさらに大きな空間を設けている。この空間により、ロウ材が隙間4に流入して隙間4を小さくしてしまうことを防止することができる。
【0021】
以上の実施形態において、隙間4は長さが3mm以上であり、隙間4のギャップは1mm以上とすることが望ましい。これは、セラミックヒータ1を保持金具2で把持する部分が発熱抵抗体8から遠くなれば遠くなるほど、保持金具2が接するセラミックヒータ1の温度が低くなるから受ける熱は小さくなるためである。
【0022】
ここで、図6を用いて本発明のセラミックヒータの製法について説明する。この図は、2層の発熱抵抗体8を有するセラミックヒータの例である。まず、セラミック生成形体7の上に発熱抵抗体8と取出電極10をプリント法により形成する。その後、タングステンピンからなるリード部9を前記発熱抵抗体8、取出電極10が導通するように設置し、このようにして準備したセラミック生成形体7を2層と、これらの蓋となるセラミック生成形体7を重ねて密着させ、ホットプレスにより焼成した後、焼結体を円柱状に加工し、表面に露出した取出電極10に電極金具3をロウ付けしてセラミックヒータを得る。その後、セラミックヒータの外周に、内径に段差を持つ保持金具2を発熱抵抗体8側が大径部となるようにロウ付けする。
【0023】
また、セラミックヒータのセラミック基材の材質は、窒化珪素、炭化珪素等の材質を用いることが可能であるが、中でも、窒化珪素が高強度、高靱性、高絶縁性、耐熱性の観点で一番優れている。
窒化珪素質焼結体としては、主成分の窒化珪素に対し、焼結助剤として3〜12重量%の希土類元素酸化物と0.5〜3重量%のAl2O3、さらに焼結体に含まれるSiO2量として1.5〜5重量%となるようにSiO2を混合し、1650〜1750℃でホットプレス焼成することにより、焼結体を得ることができる。ここで示すSiO2量とは、窒化珪素原料中に含まれる不純物酸素から生成するSiO2と、他の添加物に含まれる不純物としてのSiO2と、意図的に添加したSiO2の総和である。
【0024】
炭化珪素質焼結体としては、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を含有した焼結体や、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤としてアルミナ(Al2O3)とイットリア(Y2O3)を含有し1900〜2200℃で焼成した焼結体を用いることができ、また、炭化珪素はα型を主体とするもの、あるいはβ型を主体とするもののいずれであっても構わない。
【0025】
発熱抵抗体8の材質は、W、Mo、Re金属およびこれらの金属の炭化物、窒化物、珪化物、ホウ化物を主成分としたものを使用することが可能である。また、タングステンピン9については、耐熱性のある材質であれば他の材質を用いることも可能であるが、特にセラミック基材が窒化珪素の場合、Wの炭化物もしくは珪化物を用いることが望ましい。
また、保持金具2の材質としては、ステンレス鋼、耐熱鋼、Fe−Ni−Cr合金、インコネル等の耐熱性に優れたものが好適である。
保持金具2および電極金具3を固定するためのロウ材としては、Ag−Cuを主成分とする活性金属ロウもしくは、これにさらにガラスを含有させたものを使用することが好ましい。特に、電極金具3の固定に関しては、取出電極10との接合の信頼性を高めるため、7重量%以上の活性金属を有するものとすることが好ましい。活性金属としては、Ti、Mo、Zr、V等の金属を7〜15重量%含有させることが好ましい。また、活性金属の添加量を1〜7重量%とする場合は、ガラス等を添加して、これによりセラミック体1との接合力を向上させることが好ましい。
【0026】
特に500℃程度の高温に繰り返し加熱される保持金具2の固定に際しては、活性金属を用いずにロウ付けし、ロウ付け後の冷却時の保持金具2とロウ材の収縮による把持力を利用して固定しても構わない。
【0027】
また、保持金具2を電極金具3のひとつと共用する場合は、保持金具2を固定するためのロウ材が取出電極10に与える影響を小さくするように、保持金具2を固定するために使用するロウ材の中の活性金属の添加量を5重量%以下となるようにし、保持強度を補うためガラス成分の量を増やしてやればよい。このようにして、保持金具2の温度が500℃程度まで上がっても、取出電極10付近で発生する抵抗変化を小さくすることができる。
【0028】
【実施例】
ここでは、本発明の実施例について説明する。
【0029】
実施例1
まず、セラミックヒータの製法について図6を用いて説明する。まず、窒化珪素(Si3N4)粉末にイッテリビウム(Yb)やイットリウム(Y)等の希土類元素の酸化物からなる焼結助剤を添加したセラミック原料粉末を周知のプレス成型法等でセラミック生成形体7を得る。セラミック生成形体7の上にWCを主成分とするペーストを用いて発熱抵抗体8と取出電極10をプリント法により形成する。その後、タングステンピンからなるリード部9を前記発熱抵抗体8と取出電極10が導通するように設置し、前記セラミック生成形体7を2層とこれらの蓋となるセラミック生成形体7を重ねて密着させ、還元雰囲気下、1650℃〜1750℃の温度でホットプレスにより焼成した後焼結体を円柱状に加工し、表面に露出した取出電極10に電極金具3をロウ付けしてセラミックヒータを得る。その後、セラミックヒータの外周に保持金具2をロウ付けする。
【0030】
以上のように、セラミック体1の外径を4.2mm、全長を40mmとしたセラミックヒータを作製し、これに図1〜4に示すような内径に段差のある保持金具2をロウ付けした。
【0031】
そして、セラミックヒータに通電し、1200℃昇温保持3分後、保持金具2と電極金具3の温度を熱電対により調べた。なお、この評価はセラミックヒータ1単体について実施し、熱電対の測定点は保持金具2および電極金具3の全長方向中央で測定した。また、比較例として図7に示した従来のセラミックヒータを同時に評価した。これらの結果を表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】
表1に示すように、比較例は、保持金具2の温度が620℃、電極金具3の温度が380℃になったのに対し、本発明のセラミックヒータであるテスト番号1〜4は保持金具2の温度が505〜541℃、電極金具3の温度が315〜342℃と低くなっており、有効性が確認できた。
【0034】
実施例2
実施例1に記載の方法でセラミックヒータ1を形成し、内径に段差のある図1に示す形状の保持金具2をロウ付けした。段差があることにより生ずる隙間4について、長さを1〜5mm、ギャップを0.5〜2mmまで変化させて作製し、実施例1と同様にセラミックヒータの最高温度部が1200℃となるように電圧を3分印加し、保持金具2と電極金具3の温度を測定した。結果を表2および3に示した。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
表2から判るように、セラミックヒータ1と保持金具2間に生ずる隙間の長さを1mmとしたNo.1は保持金具2の温度が582℃、電極金具3の温度が368℃と高めであったが、3mm以上としたNo.2、3は保持金具2の温度が550℃以下、電極金具3の温度が350℃以下となり冷却できていることが判った。
【0038】
また、表3から判るように、隙間4の幅を0.5mmとしたNo.1は保持金具2の温度が570℃、電極金具3の温度が362℃であるのに対し、隙間4の幅を1mm以上にすることでロウ材が隙間4に入ることなく、保持金具2の温度が540℃以下、電極金具3の温度が340℃以下と低くなっており有効性が確認できた。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、高融点金属からなる発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電力を供給するためのリード部を埋設してなるセラミック体と、これを保持するための保持金具と、前記リード部に接続された電極金具とを有し、前記セラミック体の全長が50mm以下で、前記保持金具が前記セラミック体をロウ材を介して把持しているとともに、前記保持金具の内側に形成された段差により前記保持金具と前記セラミック体の発熱抵抗体側との間に、長さが3mm以上、幅が1mm以上である隙間が形成されているセラミックヒータであって、前記発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜1300℃にしたときの保持金具の温度が550℃未満であり、かつ電極金具の温度が350℃未満とすることにより、セラミックヒータの長期の使用に際して、抵抗変化が小さく安定した点火および着火検知が可能となる。
【0040】
また、保持金具および電極金具の温度を下げるためには、保持金具に放熱部を設けることが有効であることを見出した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すセラミックヒータの断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータの断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータの断面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータの断面図である。
【図5】本発明の実施形態を示す他のセラミックヒータの断面図である。
【図6】本発明のセラミックヒータの層構成図である。
【図7】従来のセラミックヒータの断面図である。
【図8】従来の車載暖房機の断面図である。
【符号の説明】
1:セラミックヒータ
2:保持金具
2a:放熱部
3:電極金具
4:隙間
5:固定用金具
6:ネジ
7:セラミック生成形体
8:発熱抵抗体
9:リード部
10:取出電極
11:碍子
12:無機接着剤
13:点火栓
14:支持部材
15:燃焼筒
16:温度検知サーミスタ
17:蒸発媒体
18:発熱部
19:空気供給ブロア
20:コントローラ
21:熱交換部
Claims (3)
- 高融点金属からなる発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電力を供給するためのリード部を埋設してなるセラミック体と、これを保持するための保持金具と、前記リード部に接続された電極金具とを有し、前記セラミック体の全長が50mm以下で、前記保持金具が前記セラミック体をロウ材を介して把持しているとともに、前記保持金具の内側に形成された段差により前記保持金具と前記セラミック体の発熱抵抗体側との間に、長さが3mm以上、幅が1mm以上である隙間が形成されているセラミックヒータであって、前記発熱抵抗体に通電して発熱部を1100〜1300℃にしたときの保持金具の温度が550℃未満であり、かつ電極金具の温度が350℃未満であることを特徴とするエンジンの始動を短期間に可能とするための熱源または車両室内暖房の補助熱源として使用される燃焼式車載暖房機の点火用または火炎検知用セラミックヒータ。
- 前記セラミックヒータが、窒化珪素質セラミックスからなることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
- 前記保持金具が暖房機保持部の外側に放熱部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のセラミックヒータ。
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- 2001-06-28 JP JP2001197514A patent/JP4683774B2/ja not_active Expired - Fee Related
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