JP2003016566A - ワイヤレスセンサ及びセンサ付軸受装置 - Google Patents

ワイヤレスセンサ及びセンサ付軸受装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、消費電力が小さいワイヤレスセンサ
を提供する。 【解決手段】本発明のワイヤレスセンサ1は、検出部8
とマイコン(制御部)9と送信部10と電源11と第1
のスイッチSW1と第2のスイッチSW2とを備える。
検出時間間隔毎に所定の時間第1のスイッチSW1を接
続し、検出部8の検出した信号をマイコン9で処理し、
検出信号の値が予め設定された閾値を超えたときに、第
2のスイッチSW2を接続して(閉じて)送信部10か
ら所定の信号を無線(電波R)で送信する。第1のスイ
ッチSW1または第2のスイッチSW2が接続されてい
る以外のときには、マイコン9が電力の消費を抑えた待
機状態にあることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械、車両、
装置などに用いられる軸受や直動装置など相対的運動を
する部位に組み込まれ、検出対象を検出して無線で出力
するワイヤレスセンサ及びこのワイヤレスセンサを備え
るセンサ付軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や鉄道車両など車両の車軸である
回転軸を支持する軸受や、加工機や組立装置など産業機
械に適用されるボールねじやリニヤガイドなどの直動装
置及び軸受は、運動することによって振動を生じたり、
摩擦によって発熱したりする。これらの振動や温度は、
軸受や直動装置の寿命に影響するとともに、産業機械な
どの精度や車両などの安全性に関わるため、適宜計測し
て定格状態であることを確認することが好ましい。した
がって、特に装置の内部などの点検の難しい部分や主要
な部分に取り付けられている軸受や直動装置について
は、汎用品である振動センサや温度センサを別途用意し
て、それを必要に応じて対象となる部位に取り付け、検
出信号を出力している。
【0003】このとき検出信号は、有線で出力してもよ
いが、軸受の回転側や直動装置の可動体側の振動や温度
を計測する場合、信号線の取り回しや断線による信号線
の交換などの煩わしさを考慮すると無線で出力すること
が好ましい。よって、これらのセンサは、無線で出力す
るために電源を搭載する必要がある。そこで、転がり軸
受にワイヤレスセンサを設け、このセンサに電力を一次
電池により供給し、検出信号を電波で送信するようにす
ることが、本発明者により試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このとき、検出部やこ
の検出部から出力された信号を処理する制御部は、常時
通電されて作動している。したがって、このワイヤレス
センサは、軸受や直動装置の寿命に対して多数回一次電
池の交換が必要となる。
【0005】検出信号を無線で出力するワイヤレスセン
サは、産業機械や車両など長期間にわたり使用される軸
受や直動装置の内の特に保守点検を行ない難いものに取
り付けられることが多い。そのため、電源の交換のため
に装置の大掛かりな分解組立が必要となるばかりか、そ
の都度アライメントを行なわなければならない。
【0006】また、例えば、磁石とコイルを備えた発電
機を軸受や直動装置に搭載して電力をセンサに供給する
場合、安定した電力を供給するためには、ある程度の速
度で相対的に継続して運動していなければならない。そ
のため、回転数がほぼ一定の軸受やほぼ一定周期で往復
動する直動装置のセンサには向いているが、回転数の小
さい軸受や断続的に移動する直動装置などの相対運動を
する機械部品のセンサには不向きである。したがって、
回転数の小さい軸受や断続的に移動する直動装置などの
相対運動をする機械部品に使用されるセンサは、電力を
有線で供給することが一般的である。
【0007】そこで、本発明は、消費電力が小さいワイ
ヤレスセンサ及び、このワイヤレスセンサを備えたセン
サ付軸受装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤレスセン
サは、検出対象を検出する検出部と、この検出部から出
力された信号を処理する制御部と、この制御部に制御さ
れて信号を無線で出力する送信部と、検出部と制御部と
送信部に電力を供給する電源と、検出部と電源とを接続
する第1のスイッチと、送信部と電源とを接続する第2
のスイッチとを備える。そして、検出時間間隔毎に制御
部が第1のスイッチを所定の時間接続し、検出部が出力
した信号が予め設定された閾値を超えたときに、制御部
が第2のスイッチを接続して送信部から所定の信号を無
線で送信し、第1のスイッチまたは第2のスイッチが接
続されている以外のときには、制御部を電力の消費を抑
えた待機状態とする。
【0009】または、検出対象を検出した第1の信号が
予め設定された閾値を超えたときにこれを報知する第2
の信号を出力する検出部と、この検出部から出力された
前記第2の信号が供給される制御部と、この制御部に制
御されて第3の信号を無線で出力する送信部と、検出部
と制御部と送信部に電力を供給する電源と、送信部と電
源とを接続する第3のスイッチを備えたワイヤレスセン
サとする。そして、制御部に第2の信号が供給されたと
きに、制御部が第3のスイッチを接続して送信部から所
定の第3の信号を無線で送信し、第3のスイッチが接続
される以外のときには、制御部を電力の消費を抑えた待
機状態とする。
【0010】また、これらのワイヤレスセンサは、所定
の時間間隔で送信部と電源とを接続して検出部と制御部
と送信部とが正常に機能していることを判別する信号を
送信部から送信する。
【0011】または、電源と、この電源の電力が供給さ
れた場合に信号を無線で出力する送信部と、所定のレベ
ル以上の信号を検出したときに、前記電力を前記送信部
に供給させる検出部とを備えたワイヤレスセンサとす
る。
【0012】または、電源と、この電源から電力が供給
されて無線送信する送信部と、電源から電力が供給され
て送信部の送信動作を制御する制御部と、検出対象を検
出する検出部と、この検出部が所定のレベル以上の信号
を検出したことに基いて制御部へ電力を供給し、送信動
作が完了するまでこの電力供給を維持する自己保持回路
とを備えたワイヤレスセンサとする。
【0013】そして、電源の電力消費を抑えるために、
送信動作が完了したのち、制御部によって自己保持回路
による自己保持を解除し、制御部及び送信部への電源か
らの電力供給を停止させるようにしたワイヤレスセンサ
とする。
【0014】また、検出部が無電源で動作するものであ
るワイヤレスセンサとすると、さらに消費電力を抑える
ことができる。
【0015】軸受または軸受ユニットに以上のようなワ
イヤレスセンサを取付けて、消費電力の少ないワイヤレ
スセンサを備えたセンサ付軸受装置とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態のセンサ
付軸受装置200について、図1を参照して説明する。
図1に示すセンサ付軸受装置200は、ワイヤレスセン
サ1が転がり軸受2の内輪5に設けられた周方向に延び
る溝3に取り付けられている。この軸受2は、外輪4が
ハウジングHに固定され、内輪5が回転する軸Sに固定
されている。また、転動体である玉6が保持器7で等間
隔に配置されて外輪4及び内輪5との転接面である外輪
軌道4a及び内輪軌道5aにそれぞれ転接している。
【0017】図2に示すようにワイヤレスセンサ1は、
検出部8とマイクロコンピュータ(以下マイコンとす
る)(制御部)9と送信部10と電源11とを備えてい
る。検出部8は、軸受2の検出対象である振動を検出す
るために、ストレインゲージや圧電素子からなる加速度
センサを備えている。マイコン9は、検出部8と電源1
1を接続する第1のスイッチSW1と、送信部10と電
源11を接続する第2のスイッチSW2を備えている。
このとき、スイッチSW1,SW2は、機械的接点だけ
でなく、トランジスタや電界効果トランジスタ(FE
T)などの半導体スイッチでもよい。
【0018】また、マイコン9は、予め軸受2の振動に
対する閾値が設定されており、検出部8から供給される
信号の値と閾値とを比較し判断する。そして、閾値を超
えたと判断した場合は、送信部10へ第1の送信指令信
号を出力する。また、マイコン9は、検出部8とマイコ
ン9と送信部10が正常に動作していることを示す第2
の送信指令信号を送信部10へ出力する。すなわち、マ
イコン9は、上記機能を有する電子回路やスイッチなど
を備えている。
【0019】送信部10は、マイコン9から入力された
第1の送信指令信号、または、第2の送信指令信号に応
じてそれぞれ異なる周波数や長さの電波Rを出力する。
したがって、図1で示すように電波Rを転がり軸受2の
外部に設けた受信装置12で受信することによって、利
用者は軸受2の運転状況を知ることができる。なお、異
なる周波数や長さの電波Rを出力する代わりに、電波R
を搬送波としてこれにディジタルコード化された異なる
信号を乗せて出力すると、工場などのノイズの入りやす
い環境下で使用しても、受信側でノイズが除去しやすい
とともに、複雑な信号も出力することができるのでよ
い。また、送信部10からの出力は電波Rの代わりに赤
外線などの光や超音波などの音であってもよい。
【0020】軸受や直動装置など転動体を介して相対運
動する機械部品の寿命Dは、例えば図1に示す外輪軌道
4aと内輪軌道5aと玉6の転接面の磨耗や面荒れ、フ
レーキング、焼付きなどの寿命因子によって、振動や発
熱が生じることで使用不可能となるまでと規定できる。
そして、それぞれの寿命因子に多少の差はあるものの、
寿命Dに至るまでにその前兆となる振動の変化が見られ
ることが知られている。そこで、転がり軸受を一例に面
荒れを起したときの軸受の振動の変化と時間の関係を図
3に、フレーキングを起したときの軸受の振動の変化と
時間の関係を図4に、焼付いたときの軸受の振動の変化
と時間の関係を図5に示す。
【0021】いずれの場合においてもそれぞれ徐々に軸
受の振動(加速度)が大きくなって、図中の起点T
境に振動の傾向が変化している。そして、その後しばら
く振動の大きい状態が続いた後、寿命Dに至っているこ
とが分かる。したがって、この起点Tを閾値として寿
命Dに近いことを検出することで、軸受や直動装置など
転動体を介して相対的に運動する機械部品及びその機械
部品が取り付けられた機械装置の損傷を未然に防ぐこと
が可能である。
【0022】また、起点Tに達した後は、振動の大き
さに多少の変動は生じるものの、元の状態にまで小さく
なることはなく、大きくなる傾向にある。したがって、
起点Tの後で寿命Dよりも前に閾値を超える振動の値
を少なくとも一度検出することで、その機械部品が寿命
Dに近いことを知ることができる。すなわち、常時振動
を検出する必要はなく、起点Tから寿命Dまでの間に
少なくとも一度検出できる検出時間間隔で検出するよう
にすれば、電源11の電力の消費を極力抑えることがで
きる。
【0023】そして、検出された信号が閾値を超えたと
きに送信部10から電波Rを出力するようにすること
で、さらに電源11の電力の消費を抑えることができ
る。なお、先の検出時間間隔よりも十分に長い時間間隔
で、マイコン9から第2の送信指令信号を出力して電波
Rを送信部10から出力するようにすると、ワイヤレス
センサ1が正常に機能していることがより明確になって
よい。
【0024】次に、本実施形態のセンサ付軸受装置20
0に取付けられたワイヤレスセンサ1の制御方法につい
て図6から図8のフローチャートを参照して説明する。
図6に示すようにワイヤレスセンサ1が作動する(S
1)と、マイコン9を動作させるために必要な初期化
(S2)が行なわれる。初期化が終わると検出部8によ
って振動を検出する検出時間間隔を決定する数値N1を
カウンタC1に、検出部8とマイコン9と送信部10と
が正常に作動していることを示す電波Rを送信部10か
ら出力する動作確認時間間隔を決定する数値N2をカウ
ンタC2に設定する(S3)。それぞれの設定が完了す
ると、マイコン9は、電力の消費を抑えたいわゆる低消
費電力モード、或いはパワーダウンモードと呼ばれる待
機状態となる(S4)。
【0025】タイマT1は、所定の時間、例えば0.1
秒経過したかどうかを判断する(S5)。なお、図6に
おいてS5は、説明を簡潔にするためにソフトウェア上
の処理のようにしているが、これは、マイコンに内蔵さ
れたハードウェアのタイマであって、スリープ命令が出
されてから次のステップまで0.1秒間計測する制御形
態を示すものである。0.1秒経過すると、スリープ解
除(S6)されてマイコンが再び作動する。したがっ
て、スリープ命令により待機状態に入って(S4)から
スリープ解除(S6)までの間が、待機状態となる低消
費電力モードである。0.1秒は、短時間であるが、マ
イコン9の動作時間に占める割合からすれば非常に大き
な割合となり、消費電力削減効果は大きい。なお、この
スリープ状態においてマイコン9は、プログラムの実行
を行っていない状態である。
【0026】マイコン9が、再び作動すると、カウンタ
C1の数値を一つ繰り下げ(S7)、カウンタC1の値
がゼロかどうか判断する(S8)。カウンタC1がゼロ
より大きい場合、カウンタC2を一つ繰り下げ(S9)
カウンタC2の値がゼロかどうか判断する(S10)。
また、カウンタC1がゼロになった場合、すなわち所定
の検出時間が経過した場合は、振動を検出するセンシン
グ(S11)が行なわれる。センシング(S11)が完
了すると、カウンタC1には検出時間間隔を決定する数
値N1を再び入力する(S12)。そして、カウンタC
1がゼロになっていない場合と同様にカウンタC2の数
値を一つ繰り下げて(S9)、カウンタC2の値がゼロ
かどうか判断する(S10)。
【0027】ここで、カウンタC2がゼロより大きい場
合には、スリープ命令により待機状態に入る(S4)ス
テップに戻り、動作を繰り返す。また、カウンタC2の
値がゼロになった場合、すなわち所定の動作確認時間が
経過した場合は、検出部8とマイコン9と送信部10が
正常に動作していることを示す正常送信(S13)が行
なわれる。そして、カウンタC2に動作確認時間間隔を
決定する数値N2が再び入力され(S14)、スリープ
命令によって待機状態に入る(S4)ステップまで戻
り、動作を繰り返す。
【0028】センシング(S11)は、図7に示すよう
にセンシングが開始されると、検出部8と電源11を接
続するスイッチSW1が接続される(閉じられる)とと
もに、タイマT2による計測が始まる(S21)。検出
部8は、通電されると振動を検出し(S22)、その検
出信号をマイコン9へ出力する。マイコン9は、信号を
処理してその信号の値が予め設定された閾値より大きい
か小さいか比較し判断する(S23)。
【0029】信号の値が閾値より小さい場合は、タイマ
T2による計測が始まってから、すなわち検出を開始し
てから所定の時間、例えば5秒経過したかどうか判断す
る(S24)。5秒経過していない場合は、信号検出
(S22)のステップに戻って引き続き検出を継続す
る。なお、タイマT2を用いて時間の計測を行う代わり
に、S22からS24までの繰り返し回数を5秒間に相
当する値に設定することで検出時間を設定してもよい。
【0030】信号の値が閾値より大きい場合は、送信部
10と電源11を接続するスイッチSW2が接続され
(閉じられ)(S25)、マイコン9から第1の送信指
令信号が送信部10へ出力される(S26)。送信部1
0は、第1の送信指令信号を受けて一定時間、例えば5
秒間電波Rを出力(S27)する。電波Rの出力が完了
後、マイコン9は、スイッチSW2を切る(開く)(S
28)。
【0031】検出時間が5秒を経過した場合、及びS2
5からS28によって電波Rが出力された場合は、スイ
ッチSW1を切った(開いた)(S29)後、センシン
グを終了する。なお、電波Rの送信時間が検出時間以内
に設定される場合は、図7のようにS28からS29へ
移行してセンシングを終了してもよいし、S28の後S
24で検出時間を判断して、検出時間以内である場合
は、信号検出(S22)するようにしてもよい。
【0032】また、正常送信(S13)は、図8に示す
フローチャートによって行なわれる。正常送信が開始さ
れると、マイコン9は、送信部10と電源11を接続す
るスイッチSW2を接続し(閉じ)(S41)、第2の
送信指令信号を送信部10に出力する(S42)。送信
部10は第2の送信指令信号を受けると、一定時間、例
えば5秒間検出部8とマイコン9と送信部10が正常に
動作していることを示す電波Rを出力する(S43)。
電波Rの出力が完了すると、マイコン9は、スイッチS
W2を切る(開く)(S44)。
【0033】このとき、例えばタイマT1を0.1秒、
タイマT2を5秒、数値N1を1000、数値N2を3
60000とすると、検出時間間隔は、0.1秒経過す
る毎にC1が一つ繰り下げられるので、100秒間隔と
なる。また、動作確認時間間隔は、0.1秒経過する毎
にC2が一つ繰り下げられるとともに、検出時間間隔
(100秒間)毎の検出時間(5秒間)が含まれるの
で、10時間30分間隔となる。
【0034】以上のように制御されるワイヤレスセンサ
1は、図9のタイムチャートに示すようにスイッチSW
1が接続されて(閉じられて)検出部8に通電し、検出
した信号をマイコン9で処理したり、スイッチSW2が
接続されて(閉じられて)送信部10から電波Rが出力
されたりするとき以外、マイコン9において待機状態で
のわずかな電力消費があるだけで、検出部8及び送信部
10での電力消費がない。したがって、ワイヤレスセン
サ1全体としての電力の消費が極めて少ないので、軸受
や直動装置など相対運動する機械部品の寿命に対して、
電源11の取替回数が少ないワイヤレスセンサ1を備え
るセンサ付軸受装置200とすることができる。
【0035】なお、スイッチSW1及びスイッチSW2
は、それぞれ独立して設けたが、マイコン9の簡略化の
ために、検出部8と送信部10へ同時に、或いは切り換
えて電力供給を行なう一つのスイッチとしてもよい。
【0036】また、マイコン9は、検出部からの信号を
処理してその結果に応じて出力する機能を有する電子回
路やスイッチなどを備えたものとして説明したが、それ
ぞれの機能を個別に備えたハードウェアで構成した制御
部でもよい。
【0037】さらに、本実施形態では、振動を検出する
ワイヤレスセンサ1を軸受2に適用したセンサ付軸受装
置200として説明したが、検出部8に熱電対やサーミ
スタからなる温度センサを備え、運転中の温度を計測し
てもよいし、加速度センサと併用すると、より詳しく軸
受2の運転状態が分かるのでよい。また、センサ付軸受
装置200のワイヤレスセンサ1をボールねじやリニア
ガイドなど転動体を介して相対運動する機械部品に適用
して振動や温度などを検出するセンサ付直動装置とする
ことも可能である。
【0038】次に、第2の実施形態のワイヤレスセンサ
15について図10を参照して説明する。なお、第1の
実施形態と同じ構成については、同一の機能を有するも
のとし同一の符号を付して、その説明を省略する。この
ワイヤレスセンサ15は、第1の実施形態のようにスイ
ッチSW1,SW2を設けずに、制御部としてICパッ
ケージ(以下マイコンICと称する)100を備えてい
る。このマイコンIC100は、電源端子P1と、出力
端子P2,P3とを備えている。
【0039】そして、電源端子P1から供給された電力
は、第1のスイッチとしてマイコンIC100の内部に
設けられた半導体スイッチを経由して出力端子P2から
検出部8へ供給され、同様に第2のスイッチとしてマイ
コンIC100の内部に設けられた半導体スイッチを経
由して出力端子P3から送信部10へ供給される。出力
端子P2,P3から出力される電力は、マイコンIC1
00によって、制御されている。すなわち、第2の実施
形態のワイヤレスセンサ15は、第1の実施形態におけ
るスイッチSW1,SW2の代わりにマイコンIC10
0の内部に設けた半導体スイッチを利用したものであ
る。なお、マイコンIC100の出力端子P2,P3か
らの電圧及び電流供給能力、及び半導体スイッチの電流
容量は、小さくなるが、検出部8及び送信部10の電力
消費が小さい場合、充分対応可能である。また、第2の
実施形態のワイヤレスセンサ15は、スイッチSW1,
SW2を別に設ける必要がないため、回路が簡素化され
る。したがってワイヤレスセンサ15の小型化、コスト
ダウンが可能となる。
【0040】次に、本発明の第3の実施形態のワイヤレ
スセンサ21について図11を参照して説明する。図1
1に示すワイヤレスセンサ21は、検出部22とマイク
ロコンピュータ(以下マイコンとする)(制御部)23
と送信部24と電源25とを備えている。
【0041】検出部22は、常時通電されており、加速
度センサ26および温度センサ27と、比較器28を備
えている。加速度センサ26は、振動を検出するための
ストレインゲージや圧電素子などからなる。温度センサ
27は、温度を検出するための熱電対やサーミスタなど
からなる。また、比較器28は、加速度センサ26、ま
たは温度センサ27から検出した少なくともどちらか一
方の第1の信号の値を予めそれぞれに対して設定された
閾値と各々比較し、少なくともいずれか一方の第1の信
号が閾値を超えた場合、これを報知する第2の信号であ
る割り込み信号をマイコン23に出力する。
【0042】マイコン23は、送信部24と電源25を
接続する第3のスイッチSW3を備えている。また、マ
イコン23は、常時、電力の消費を抑える、いわゆる低
消費電力モードやパワーダウンモード、或いはスリープ
モードと呼ばれるような待機状態となる機能と、検出部
22から割り込み信号が入力されたときに待機状態を解
除して所定の処理を行なう機能とを有している。そし
て、マイコン23は、検出部22から割り込み信号が入
力されると、送信部10へ第1の送信指令信号を出力す
る。
【0043】また、このマイコン23は、検出部22と
マイコン23と送信部24とが正常に機能していること
を示す第2の送信指令信号を所定の動作確認時間間隔で
送信部24へ出力する。第2の送信指令信号の出力は、
第1の実施形態で図6と図8のフローチャートを参照し
て説明した方法と同様の方法で行なう。
【0044】したがって、待機状態であるマイコン23
に検出部22から割り込み信号が入力されるか、所定の
動作確認時間が経過したとき、マイコン23は、所定の
処理を行なった後、再び待機状態となる。
【0045】送信部24は、この第1の送信指令信号と
第2の送信指令信号に応じてそれぞれ異なる周波数や長
さの第3の信号を無線、例えば電波Rで出力する。な
お、異なる周波数や長さの電波Rを出力する代わりに、
電波Rを搬送波としてこれにディジタルコード化された
異なる信号を乗せて出力すると、工場などのノイズの入
りやすい環境下で使用しても、受信側でノイズが除去し
やすいとともに、複雑な信号も出力することができるの
でよい。また、送信部10からの出力は電波Rの代わり
に赤外線などの光や超音波などの音であってもよい。
【0046】以上のように構成された第3の実施形態の
ワイヤレスセンサ21は、検出部22で予め設定された
閾値を超える信号が検出されるか、マイコン23が第2
の送信指令信号を出力する以外、マイコン23が待機状
態で、かつ送信部24が通電されていない状態にあるの
で、消費電力が少ない。また、検出部22が常時作動し
ているので、図3から図5で示す起点Tから寿命Dま
での間隔が短い場合にも対応することが可能である。す
なわち、閾値を超えたとほぼ同時に信号を検出して出力
することができるのでよい。
【0047】第1の実施形態から第3の実施形態におい
て、検出対象として振動を検出する加速度センサを備え
た検出部、または、温度を検出する温度センサを備えた
検出部、或いは、振動と温度を検出する検出部が一つ設
けられたワイヤレスセンサ1,21について説明した
が、複数の検出部を備えてもよい。このとき、個々の検
出部や加速度センサまたは温度センサで同時に検出して
もよいし、それぞれ異なる時間間隔で、例えば一つずつ
順番に検出すると、一度に必要となる電流が小さくて済
むのでよい。
【0048】次に、本発明の第4の実施形態について図
12を参照して説明する。図12に示すワイヤレスセン
サ31は、検出対象である振動を検出する検出部32
と、信号を無線で送信する送信部33と、電源である電
池34とを備えている。検出部32は、ばね35の一端
35aを固定して他端35bに錘36を取付けた加速度
センサ37と、出力スイッチ38とを備えており、この
加速度センサ37が所定の振動加速度以上において出力
スイッチ38を短絡する(閉じる)ことで送信部33と
電池34とを接続するように設けられている。送信部3
3は、発光ダイオード39と抵抗器40を備えており、
無線である光Lで信号を送信する。
【0049】したがって、ワイヤレスセンサ31が、予
め設定された所定の値を超える振動加速度を受けると、
加速度センサ37が出力スイッチ38を閉じて電池34
を送信部33に接続し、送信部33の発光ダイオード3
9から光Lが送信される。そして、この光Lを例えばフ
ォトトランジスタ41などを備えた受信部42で受信す
ることで、ワイヤレスセンサ31が予め設定された所定
の値を超える振動加速度を検出したことを利用者は知る
ことができる。
【0050】このように構成されたワイヤレスセンサ3
1は、検出部32が電源を必要としない構成であるとと
もに、予め設定された所定の値以上の振動加速度を受け
たときに電池34を送信部33に接続し、それ以外のと
きに電池34が切り離された状態であるので、電池34
の電力消費が少ない。したがって、ワイヤレスセンサ3
1を長時間連続して使用できるとともに、電気容量の小
さな小型の電池を使用することで、ワイヤレスセンサ3
1を小型化することができる。
【0051】なお、第4の実施形態の検出部は、ばね3
5と錘36で振動加速度を検出する加速度センサ37と
したが、予め設定された所定の温度を超えたときに出力
スイッチ38を接続(閉じる)するようにバイメタルを
取付けて温度を検出する温度センサとしてもよい。ま
た、その他にも、無電源で出力スイッチ38を開閉する
機能を備えた検出部であれば、本実施形態と同じ構成の
ワイヤレスセンサとすることができる。
【0052】本発明の第5の実施形態について、図13
を参照して説明する。なお、第4の実施形態と同じ構成
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示すワイヤレスセンサ51は、検出部32と制
御部52と自己保持回路53と送信部54と電源(電
池)34を備えている。また、電池34と送信部54の
間には、第4のスイッチが設けられている。
【0053】検出部32の出力スイッチ38は、予め設
定された所定の値を超える振動加速度を受けると、加速
度センサ37によって接続される(閉じられる)ことで
制御部52を作動させるトリガーとして機能する。
【0054】制御部52には、出力スイッチ38が閉じ
られたことを検出する第1の信号線55と、送信部54
を制御するための第2の信号線56が接続されており、
所定の値を超える振動加速度が検出部32で検出された
ことを送信部54から出力するための指令信号を出力す
る。また、制御部52には、第1の電源端子52aと第
1のグランド端子52bが設けられている。制御部52
は、この第1の電源端子52aから電力の供給を受けて
動作する。そして、制御部54は、電池34から送信部
54へ電力供給をする第4のスイッチSW4を制御して
いる。
【0055】送信部54は、制御部52から入力された
指令信号を周波数変調回路57で周波数変調して光Lで
信号を出力する。送信部54には、第2の電源端子54
aと第2のグランド端子54bが設けられており、この
第2の電源端子54aから電力の供給を受けて動作す
る。
【0056】自己保持回路53は、検出部32が所定の
値を超える振動加速度を検出してから送信部54が信号
を出力するまで、電池34から制御部52への電力の供
給を維持する。送信部54から出力された信号は、フォ
トトランジスタ41などの受光部を備えた受信装置42
で受信される。
【0057】以上のように構成された第5の実施形態の
ワイヤレスセンサ51の動作について説明する。ワイヤ
レスセンサ51が受ける振動加速度が予め設定された所
定の値を超えない間は、加速度センサ37が出力スイッ
チ38を閉じないので、自己保持回路53の第1トラン
ジスタTRのベースBには電流が流れない。そのた
め、第1トランジスタTRのコレクタCからエミッ
タEに電流が流れないので、第2トランジスタTR
のベースBにも電流が流れない。したがって、制御部
52の第1の電源端子52aには、電池34から第2ト
ランジスタのエミッタE、コレクタCを経由して電
力が供給されることがない。このため、制御部52は動
作せず、送信部54の第2の電源端子54aにも電池3
4から電源供給されないので、送信部54が動作しな
い。つまり、検出部22、制御部52、送信部54、及
び自己保持回路53の全てで電力消費がなく、電池34
の消費がない。
【0058】検出部32が予め設定された所定の値を超
える振動加速度を検出すると、出力スイッチ38が接続
され(閉じられ)、電池34から電流が抵抗器Rを通
って第1トランジスタTRのベースBに流れる。こ
れにより、第1トランジスタTRのコレクタCから
エミッタEに電流が流れるので、抵抗器Rを経て第
2トランジスタTRのベースBにも電流が流れるよ
うになる。そして、第2トランジスタTRのエミッタ
からコレクタCに電流が流れるようになること
で、第1の電源端子52aから制御部52に電池34か
ら電力が供給されるようになる。そして、一度第1トラ
ンジスタTRに電流が流れると、検出部32で所定の
値を超える信号が検出されなくなって出力スイッチ38
が遮断(開く)されても、第1トランジスタTRのベ
ースBに流れる電流は、第2トランジスタTRのコ
レクタCから流れ出た電流の一部から抵抗器Rを経
て供給されるので、制御部52に電池34から電力が供
給されつづける。
【0059】つまり、検出部32が検出した信号に基い
て所定の時間の間、電池34から制御部52への電力供
給が自己保持回路53によって維持される。したがっ
て、振動など短い時間間隔の信号であっても、自己保持
回路53によって制御部52への電力の供給を維持し、
送信部54から信号を確実に送信することができる。
【0060】制御部52は、電力が供給されると動作を
開始し、電池34から送信部54に電力を供給するため
の第4のスイッチSW4を接続する(閉じる)ととも
に、送信部54から信号を出力させるための指令信号を
送信部54に第2の信号線56を介して出力する。これ
により、送信部54から所定の信号が出力される。送信
部54において送信動作が終了すると、制御部52は、
第4のスイッチSW4を切る(開く)とともに、自己保
持回路53内に設けられた第5のスイッチSW5を短絡
させる(閉じる)。第5のスイッチSW5が短絡する
と、第1トランジスタTRのベースBに流れていた
電流が止まり、第2トランジスタTRのベースB
流れていた電流も止まるので、制御部52への第1の電
源端子52aからの電力の供給も止まる。そして再び、
所定の値を超える振動加速度が検出部32で検出される
まで電池34は、制御部52、自己保持回路53、送信
部54に電力を供給しない。つまり、次に所定の値を超
える振動加速度が検出部32で検出されるまで電池34
の電力が消費されない。
【0061】なお、本実施形態では、送信部54の電力
供給を制御部52に制御される第4のスイッチSW4で
制御しているが、第4のスイッチSW4の代わりに、制
御部52の第1の電源端子52aと同様に、送信部54
の第2の電源端子54aを直接第2トランジスタTR
のコレクタCに接続すると、制御部52と送信部54
とが同時に電力供給される。
【0062】図14に示すように第5の実施形態のワイ
ヤレスセンサ51は、検出部32で一時的(例えば、1
0msの間に複数回出力スイッチが開閉する)に検出され
た信号でも自己保持回路53が電力の供給を維持するの
で、送信部54から確実に信号を出力することができ
る。また、検出部32で予め設定された所定の値よりも
大きい振動加速度を検出しない、すなわち出力スイッチ
38が開状態(OFF)Pの間、電池34は、制御部5
2、自己保持回路53、送信部54に電力を供給しない
ので、電池34の電力消費が無い。したがって、電池3
4の交換無しでワイヤレスセンサ51を長期間連続して
使用することができる。また、このワイヤレスセンサ5
1は、予め設定された所定の値よりも大きい振動加速度
を検出部32で検出したときに電池34の電力を消費す
るので、消費電力が小さい。したがって、電気容量が小
さい小型の電池を使用することができるので、ワイヤレ
スセンサ51を小型化することができる。
【0063】また、ワイヤレスセンサ51で変化が緩や
かな検出対象を検出する場合、例えば、検出部32に温
度センサとして例えばバイメタルなどを備えて予め設定
された所定の温度を検出する場合、図15に示すように
出力スイッチ38の閉状態(ON)Qまたは開状態(O
FF)Pが比較的長く続く。そこで、制御部52は、出
力スイッチ38が閉状態Qを第1の信号線55で検出し
ている間、例えば3分間隔で第4のスイッチSW4を1
0秒間閉じて送信部54に電力を供給する。そして、送
信部54は、予め設定された温度の値を超えたことを報
知する第3の信号を送信する。これにより、ワイヤレス
センサ51の電力消費を抑え、電池34の電力消費を抑
える(低減する)ことができる。
【0064】また、制御部52は、出力スイッチ38が
開状態Pとなったことを第1の信号線55で検出する
と、第4のスイッチSW4を開いて送信部への電力供給
を止め、次に、第5のスイッチSW5を閉じて、制御部
52及び自己保持回路53への電力供給を停止させる。
これにより、電池34の電力消費を抑制することができ
る。なお、第4のスイッチSW4及び第5のスイッチS
W5は、リレーなど機械的なスイッチでもよいが、トラ
ンジスタやFETなどの半導体スイッチとするとワイヤ
レスセンサが小さくまとまるとともに、電力消費を少な
く抑えることができる。
【0065】本発明の第6の実施形態について、図16
を参照して説明する。なお、第4または第5の実施形態
のワイヤレスセンサと同じ構成については、同一の符号
を付してその説明を省略する。図16のワイヤレスセン
サ61は、常時電池34から電力が供給されて検出対象
を検出する検出部62と、予め設定された所定の値を超
える値を検出したときにこれを報知する信号を電波Rで
出力する送信部63を備えている。この送信部63は、
第5の実施形態のワイヤレスセンサ51の送信部54が
備えている第1の電源端子52aと第1のグランド端子
52bに相当する電源端子63aとグランド端子63b
を備えている。
【0066】つまり、第5の実施形態のワイヤレスセン
サ51の検出部32は、無電源で動作したことに対し、
図16に示す第6の実施形態のワイヤレスセンサ61の
検出部62は、電力が供給されて動作することが異な
る。
【0067】検出部62に常時電源34から電力が供給
されているため、検出部62に搭載するセンサとして圧
電素子、ストレインゲージ、熱電対、サーミスタなどを
使用できるとともに、検出された信号を増幅して出力す
ることも可能である。したがって、この検出部62は、
検出対象を常時監視し、検出信号が予め設定された閾値
を超えた場合に制御部52や送信部63などに電力を供
給するための信号を出力することができる。また、第5
の実施形態のワイヤレスセンサ51よりも検出部62に
取付けることができるセンサの種類が増えるので、ワイ
ヤレスセンサ61を利用できる範囲が広くなる。そし
て、送信部63が電波Rで信号を出力するので、ワイヤ
レスセンサ61から離れた場所からでも、受信装置12
で信号を容易に受信することができる。
【0068】なお、第5及び第6の実施形態における自
己保持回路53は、検出部32、62で検出された信号
を基に制御部52への電力の供給を一定時間以上維持す
る回路の一例であって、同じ機能を備えた回路であれば
よい。また、第6の実施形態の検出部62から出力され
る信号は、第5の実施形態の検出部32が出力するよう
な出力スイッチ38の開(OFF)閉(ON)の信号だ
けでなく、第1のトランジスタTRのベースBに電
流を流してトランジスタTRをON状態にするハイレ
ベルとOFF状態にするローレベルを切替えられる信号
であればよい。
【0069】
【発明の効果】本発明のワイヤレスセンサによれば、検
出時間間隔で所定の時間検出部と電源とを接続して検出
対象を計測し、予め設定された閾値を超えたときに送信
部と電源とを接続して信号を出力するとともに、これ以
外のときには制御部(マイコン)が待機状態(パワーダ
ウンモード)である。
【0070】また、検出された信号が予め設定された閾
値を超えたときに制御部へ第2の信号を出力する検出部
を備えた本発明のワイヤレスセンサによれば、制御部
(マイコン)が第1の送信指令信号や第2の送信指令信
号を送るとき以外は待機状態である。
【0071】そして、所定の時間間隔で送信部と電源と
を接続して検出部と制御部と送信部とが正常に機能して
いることを判別する信号を送信部から送信する発明によ
れば、送信された信号を離れた場所に別途設けた受信装
置で受信することで、ワイヤレスセンサが正常に機能し
ていることを容易に確認することができる。
【0072】また、電源と、この電源の電力が供給され
た場合に信号を無線で出力する送信部と、所定のレベル
以上の信号を検出したときに、電力を送信部に供給させ
る検出部を備えた本発明のワイヤレスセンサによれば、
検出対象が検出されないときは、電源の電力が送信部に
よって消費されない。
【0073】電源と、この電源から電力が供給されて無
線送信する送信部と、電源から電力が供給されて送信部
の送信動作を制御する制御部と、検出対象を検出する検
出部と、この検出部が所定のレベル以上の信号を検出し
たことに基いて制御部へ電力を供給し、送信動作が完了
するまでこの電力供給を維持する自己保持回路とを備え
た本発明のワイヤレスセンサによれば、検出部が検出し
た信号に基いて所定の時間の間、電源から制御部へ電力
供給される。
【0074】そして、所定の送信動作が完了したのち、
制御部によって電源からの電力供給を停止させるように
した本発明のワイヤレスセンサによれば、制御部が送信
部の送信動作を制御して信号を送信し、送信動作が完了
した後、送信部及び制御部への電力の供給が完了する。
【0075】以上のように本発明のワイヤレスセンサ
は、消費電力が少ない。したがって、電源として電池な
どを使用する場合、長時間連続して使用することができ
る。
【0076】また、以上のように消費電力が小さいワイ
ヤレスセンサを備えたセンサ付軸受装置は、電源として
電池を使用した場合、この電池の取替回数が少なくてよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のセンサ付軸受装置を
示す断面図。
【図2】図1のワイヤレスセンサのブロック図。
【図3】図1の軸受の転接面が面荒れを起したときの振
動と時間の関係を示す図。
【図4】図1の軸受の転接面にフレーキングが生じた時
の振動と時間の関係を示す図。
【図5】図1の軸受の転接面が焼付いたときの振動と時
間の関係を示す図。
【図6】図2のワイヤレスセンサの制御の流れを示すフ
ローチャート。
【図7】図6のセンシング工程の詳細を示すフローチャ
ート。
【図8】図6の正常送信工程の詳細を示すフローチャー
ト。
【図9】図6のフローチャートに基づいて制御されるワ
イヤレスセンサの動作状態を示すタイムチャート。
【図10】本発明の第2の実施形態のワイヤレスセンサ
のブロック図。
【図11】本発明の第3の実施形態のワイヤレスセンサ
のブロック図。
【図12】本発明の第4の実施形態のワイヤレスセンサ
のブロック図。
【図13】本発明の第5の実施形態のワイヤレスセンサ
のブロック図。
【図14】図13のワイヤレスセンサで振動を検出する
ときの送信動作状態を示すタイムチャート。
【図15】図13のワイヤレスセンサで温度を検出する
ときの送信動作状態を示すタイムチャート。
【図16】本発明の第6の実施形態のワイヤレスセンサ
のブロック図。
【符号の説明】
1,15,21,31,51,61…ワイヤレスセンサ 2…軸受 8,22,32,62…検出部 9,23…マイクロコンピュータ(制御部) 10,24,33,54,63…送信部 11,25,34…電源 53…自己保持回路 SW1…第1のスイッチ SW2…第2のスイッチ SW3…第3のスイッチ R…電波(無線) L…光(無線) 100…マイコンIC(制御部) 200…センサ付軸受装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 茂 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA01 AA35 AB02 AB12 BB01 BC02 BC04 BC05 CC01 EE11 GG01 GG02 GG07 GG08 5K060 BB00 CC05 DD01 LL04 LL11 MM02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出対象を検出する検出部と、 この検出部から出力された信号を処理する制御部と、 この制御部に制御されて信号を無線で出力する送信部
    と、 前記検出部と前記制御部と前記送信部に電力を供給する
    電源と、 前記検出部と前記電源とを接続する第1のスイッチと、 前記送信部と前記電源とを接続する第2のスイッチとを
    備え、 検出時間間隔毎に前記制御部が前記第1のスイッチを所
    定の時間接続し、前記検出部が出力した信号が予め設定
    された閾値を超えたときに、前記制御部が前記第2のス
    イッチを接続して前記送信部から所定の信号を無線で送
    信し、 前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが接続さ
    れている以外のときには、前記制御部が電力の消費を抑
    えた待機状態にあることを特徴とするワイヤレスセン
    サ。
  2. 【請求項2】検出対象から検出された第1の信号が予め
    設定された閾値を超えたときにこれを報知する第2の信
    号を出力する検出部と、 この検出部から出力された前記第2の信号が供給される
    制御部と、 この制御部に制御されて第3の信号を無線で出力する送
    信部と、 前記検出部と前記制御部と前記送信部に電力を供給する
    電源と、 前記送信部と前記電源とを接続する第3のスイッチを備
    え、 前記制御部が前記第2の信号によって作動したときに、
    前記制御部が前記第3のスイッチを接続し、前記送信部
    から所定の第3の信号を無線で送信し、 前記第3のスイッチが接続されている以外のときには、
    前記制御部が電力の消費を抑えた待機状態にあることを
    特徴とするワイヤレスセンサ。
  3. 【請求項3】所定の時間間隔で前記送信部と前記電源と
    を接続して前記検出部と前記制御部と前記送信部とが正
    常に機能していることを判別する信号を前記送信部から
    送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のワイヤレスセンサ。
  4. 【請求項4】電源と、この電源の電力が供給された場合
    に信号を無線で出力する送信部と、所定のレベル以上の
    信号を検出したときに、前記電力を前記送信部に供給さ
    せる検出部とを備えたことを特徴とするワイヤレスセン
    サ。
  5. 【請求項5】電源と、 この電源から電力が供給されて無線送信する送信部と、 前記電源から電力が供給されて前記送信部の送信動作を
    制御する制御部と、 検出対象を検出する検出部と、 この検出部が所定のレベル以上の信号を検出したことに
    基いて前記制御部へ電力を供給し、前記送信動作が完了
    するまでこの電力供給を維持する自己保持回路とを備え
    たことを特徴とするワイヤレスセンサ。
  6. 【請求項6】前記送信動作が完了したのち、前記制御部
    によって自己保持回路による自己保持を解除し、制御部
    及び送信部への前記電源からの電力供給を停止させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項5に記載のワイヤレス
    センサ。
  7. 【請求項7】前記検出部が無電源で動作するものである
    ことを特徴とする請求項4から請求項6の内のいずれか
    1項に記載のワイヤレスセンサ。
  8. 【請求項8】軸受または軸受ユニットに請求項1から請
    求項7の内のいずれか1項に記載のワイヤレスセンサを
    取付けたことを特徴とするセンサ付軸受装置。
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