JP2003016405A - Icタグ装着方法 - Google Patents

Icタグ装着方法

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JP2003016405A
JP2003016405A JP2001196637A JP2001196637A JP2003016405A JP 2003016405 A JP2003016405 A JP 2003016405A JP 2001196637 A JP2001196637 A JP 2001196637A JP 2001196637 A JP2001196637 A JP 2001196637A JP 2003016405 A JP2003016405 A JP 2003016405A
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film
roll
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Masayoshi Suzuta
昌由 鈴田
Takeshi Aoki
剛 青木
Kimikatsu Nakagawa
仁克 中川
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICメモリタグをプラスチック材料あるいはプ
ラスチック材料と他の材料との複合プラスチック材料に
よるフィルム材やシート材を用いた商品本体あるいは包
装容器等の所定の物品に対して所定の位置に、小型サイ
ズのICメモリタグを良好な精度で効率的に装着できる
ようにする。 【解決手段】ダイ10より加熱溶融状態で押し出しなが
ら一方より供給される第1フィルム1と、他方より供給
される第2フィルム2とを対向するプレスロール11と
冷却ロール12との間に導入して重ね合わせラミネート
しながら、前記冷却ロール12の外周面の規則的位置に
備えたICタグ保持手段により保持したICタグ4を前
記第1フィルム1の面に押圧することにより、ラミネー
トフィルム3にICタグ4を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック材
料、あるいはプラスチック材料と他の材料との複合プラ
スチック材料によるフィルム材やシート材に対して、情
報データを記録し読み出しできるICメモリタグを装着
するためのICタグ装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、商品本体又は商品を包装する包
装容器には、商品名、製造者情報、製造情報、バーコー
ド等の商品情報の他に、景品等の当たりはずれ情報、キ
ャンペーン時の応募券マーク、応募シール等の商品情報
以外の情報が印刷されている。
【0003】特に商品情報以外の情報の商品本体又は包
装容器への印刷は、デザインスペースの制約を受けると
ともに、顧客がキャンペーン等に応募する際において、
容器からの応募券部の切り取り、シール部の剥がし取
り、応募券の収集、応募シート台紙への添付や、応募券
やシールの郵送等の手間が掛かる。
【0004】また、現状のように、景品等の当たりはず
れ情報、キャンペーン時の応募券マーク、シール等の商
品情報以外の情報が、容器への印刷により提示されてい
る場合には、当たり券や応募券や応募シール等のコピー
や偽造、あるいは不正使用等のトラブルが発生したり、
また、その発生が見過ごされてしまう危険性もある。
【0005】また、商品の販売キャンペーンを実施する
製造業者や販売業者にとっても、多数の顧客から応募さ
れてくる応募データのデータ処理やデータ処理後の対応
に手間が掛かるとともに、応募により入手した顧客情報
データ等が旨く活用され難いといった不都合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、上記不都合を解
消するために、商品本体あるいは包装容器等の物品に、
商品情報や当たりはずれ情報、応募券マーク、応募シー
ル等の商品情報以外の情報等を電子データとして書き込
み記録可能なICメモリタグを取り付け添付する技術が
開発されてきている。
【0007】しかしながら、前記物品に装着するICメ
モリタグが、例えば2mm角以下の小型サイズである
と、物品に取り付ける装着位置精度を良好に得ることが
困難になり、精度良く装着しようとすると、装着方法や
装置が非常に大掛かりなものになり、また装着速度が遅
くなるといった問題があった。
【0008】そこで、本発明の課題は、ICメモリタグ
を、プラスチック材料あるいはプラスチック材料と他の
材料との複合プラスチック材料によるフィルム材やシー
ト材を用いた商品本体あるいは包装容器等の所定の物品
に対して所定の位置に、小型サイズのICメモリタグを
良好な精度で効率的に装着できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、ダイより加熱溶融状態にて押し出しながら一方
より供給される第1フィルム1と、他方より供給される
第2フィルム2とを対向するプレスロール11と冷却ロ
ール12との間に導入して重ね合わせラミネートしなが
ら、前記冷却ロール12の外周面の規則的位置に備えた
ICタグ保持手段により保持したICタグを前記第1フ
ィルム1の面に押圧することにより、ラミネートフィル
ムにICタグを装着することを特徴とするICタグ装着
方法である。
【0010】本発明の請求項2に係る発明は、上記請求
項1に係るICタグ装着方法において、冷却ロール12
の外周面の規則的位置に備えた前記ICタグ保持手段
が、ICタグを嵌入保持可能なエア吸着部若しくは磁着
部を備えた凹陥部であることを特徴とするICタグ装着
方法である。
【0011】本発明の請求項3に係る発明は、上記請求
項1に係るICタグ装着方法において、冷却ロール12
の外周面の規則的位置に備えた前記ICタグ保持手段
が、ICタグを保持可能なエア吸着部若しくは磁着部を
備えた凸起部であることを特徴とするICタグ装着方法
である。
【0012】本発明の請求項4に係る発明は、一方より
供給される第1フィルム1と、他方より供給される第2
フィルム2とを対向するプレスロール11と加熱ロール
15との間に導入して重ね合わせラミネートしながら、
前記加熱ロール15の外周面の規則的位置に備えたIC
タグ保持手段により保持したICタグを前記第1フィル
ム1の面に押圧することによりラミネートフィルムにI
Cタグを装着することを特徴とするICタグ装着方法で
ある。
【0013】本発明の請求項5に係る発明は、上記請求
項4に係るICタグ装着方法において、加熱ロール15
の外周面の規則的位置に備えた前記ICタグ保持手段
が、ICタグを嵌入保持可能なエア吸着部若しくは磁着
部を備えた凹陥部であることを特徴とするICタグ装着
方法である。
【0014】本発明の請求項6に係る発明は、上記請求
項4に係るICタグ装着方法において、加熱ロール15
の外周面の規則的位置に備えた前記ICタグ保持手段
が、ICタグを保持可能なエア吸着部若しくは磁着部を
備えた凸起部であることを特徴とするICタグ装着方法
である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係るICタグ
装着方法の実施の形態を以下に詳細に説明すれば、図1
(a)は、その装着方法を説明する概要側面図、図1
(b)は、図1(a)の部分拡大側面図である。
【0016】図1(a)に示すように、本発明のICタ
グ装着方法は、第1フィルム1をダイ10より加熱溶融
状態にて押し出しながら一方より供給し、他方より第2
フィルム2を供給する。なお、第1フィルム1はダイ1
0からの単層の押し出しフィルムあるいは2層以上複層
の共押し出しフィルムのいずれでもよく、第2フィルム
2も、単層フィルム、複層フィルムのいずれでもよい。
【0017】続いて、供給したそれぞれ第1、第2フィ
ルム1、2を、対向するプレスロール11と冷却ロール
12との間に導入して重ね合わせラミネートする。
【0018】ラミネートされる第1フィルム1の面に押
圧接触する冷却ロール12の外周面には、規則的位置に
ICタグ保持手段を備えている。
【0019】図1(a)〜(b)に示すように、前記冷
却ロール12には、その外周面に偏平状のICタグ4を
供給するための供給ローダー30を備えていて、該供給
ローダー30は、供給スタッカー31と供給ロール32
を備え、冷却ロール12のICタグ保持手段は、供給ロ
ーダー30の供給スタッカー31から供給ロール32に
供給された後、その供給ロール32からICタグ4を受
け取り保持する。なお必要に応じて、ICタグ4の外面
には第1フィルム1に対して接着性のある感熱接着剤
(熱溶融性樹脂)を塗布しておくことができる。
【0020】溶融状態の第1フィルム1と第2フィルム
2が対向するプレスロール11と冷却ロール12との間
に導入されて重ね合わせラミネートされると、回転する
冷却ロール12外周面の規則的な位置にICタグ保持手
段によって保持されているICタグ4は順次、溶融状態
の第1フィルム1の面に押圧接触しながら貼着転移す
る。
【0021】その間に、前記第1フィルム1は冷却ロー
ル12によって冷却されながら、第1フィルム1と第2
フィルム2はラミネートされて、例えば等間隔に規則的
位置にICタグ4を装着したラミネートフィルム3が得
られる。
【0022】続いて、ラミネートフィルム3をガイドロ
ール13にてガイドして冷却ロール12より引き離すこ
とにより、第1フィルム1の面に、規則的位置(例えば
等間隔)にICタグ4が複数配列装着されたラミネート
フィルム3が得られる。
【0023】そしてICタグ4を規則的位置に装着した
ラミネートフィルム3は、その後、必要に応じて冷却ロ
ールなどにより適宜に冷却されて、ロール状に巻き取ら
れたり、シート状にカッティング加工される。
【0024】本発明の請求項4に係るICタグ装着方法
の実施の形態を以下に詳細に説明すれば、図2(a)
は、その装着方法を説明する概要側面図、図2(b)
は、図2(a)の部分拡大側面図である。
【0025】図2(a)に示すように、本発明のICタ
グ装着方法は、第1フィルム1を一方より供給し、他方
より第2フィルム2を供給する。なお、第1フィルム1
と第2フィルム2のいずれか一方又は両方は、単層、複
層のいずれのフィルムであってもよい。
【0026】続いて、供給したそれぞれ第1、第2フィ
ルム1、2を、対向するプレスロール11と加熱ロール
15との間に導入して重ね合わせラミネートする。
【0027】ラミネートされる第1フィルム1の面に押
圧接触する加熱ロール15の外周面には、規則的位置に
ICタグ保持手段を備えている。
【0028】図2(a)〜(b)に示すように、前記加
熱ロール15には、その外周面にICタグ4を供給する
ための供給ローダー30を備えていて、該供給ローダー
30は、供給スタッカー31と供給ロール32を備え、
冷却ロール12のICタグ保持手段は、供給ローダー3
0の供給スタッカー31から供給ロール32に供給され
た後、その供給ロール32からICタグ4を受け取り保
持する。なお必要に応じて、ICタグ4の外面には第1
フィルム1に対して接着性のある感熱接着剤(熱溶融性
樹脂)を塗布しておくことができる。
【0029】続いて、第1フィルム1と第2フィルム2
が、対向するプレスロール11と加熱ロール15との間
に導入されて重ね合わせられ加熱ラミネートされてラミ
ネートフィルム3が形成される。その間に、回転する加
熱ロール15外周面の規則的な位置にICタグ保持手段
によって保持されているICタグ4は順次、加熱ロール
15によって加熱軟化した第1フィルム1の面に押圧接
触しながら貼着転移して、規則的位置(例えば等間隔)
にICタグ4が複数配列装着されたラミネートフィルム
3が得られる。
【0030】そして、ICタグ4を装着したラミネート
フィルム3は、その後、冷却ロールなどにより適宜に冷
却されて、ロール状に巻き取られたり、シート状にカッ
ティング加工される。
【0031】次に上記冷却ロール12又は加熱ロール1
5のそれそれ外周面に設けられる本発明におけるICタ
グ保持手段について、その具体例を以下に説明する。
【0032】図3(a)は、ICタグ保持手段の一例を
説明する冷却ロール又は加熱ロール12、15の部分破
断正面図であり、ロール12、15の外周面16には、
その1個所乃至複数個所の規則的位置にICタグ4(I
Cチップ、ICメモリチップ)を1個ずつ嵌入保持する
ICタグ保持手段としての凹陥部17を備え、それぞれ
凹陥部17内には、例えば、ICタグ4をロール12、
15の中心方向に向かって吸着保持するためのエアー吸
引孔又はICタグ4を磁着する磁石を備えている。
【0033】図3(b)は、ICタグ保持手段の他の例
を説明する冷却ロール又は加熱ロール12、15の部分
破断正面図であり、ロール12、15の外周面16に
は、その1個所乃至複数個所の規則的位置に、ICタグ
4(ICチップ、ICメモリチップ)を1個ずつ保持す
るICタグ保持手段としての複数の凸起部18を備え、
それぞれ凸起部18の先端部には、例えば、ICタグ4
をロール12、15の中心方向に向かって吸着保持する
ためのエアー吸引孔又はICタグ4を磁着する磁石を備
え、該凸起部18の先端部にてICタグ4を1個ずつ保
持するようにしたものである。
【0034】例えば、ICタグ保持手段として、冷却ロ
ール又は加熱ロール12、15に凹陥部17を設けた場
合の具体例を図4(a)〜(b)に従って説明する。
【0035】図4(a)は冷却ロール又は加熱ロール1
2、15の側面図、図4(b)はその正面断面図であ
り、ロール12、15は、筒状のシリンダー部12b、
15b(ロール胴部)と、シリンダー部両端側のロール
端面部12c、15cと、そのロール端面部に一体に備
えたロール回転支軸12a、15a(又はロール回転軸
受用孔)により構成される。なお、シリンダー部12
b、15bの内部には、例えばロール回転支軸12a、
15aの一方から冷却水などの冷媒又は蒸気などの熱媒
20を供給することにより、シリンダー部12b、15
bは冷却又は加熱される。
【0036】ロール回転支軸12a、15aから端面部
12c、15c及びシリンダー部12b、15bに亘っ
て、その構造内部にはエアー吸引用のエアー流路19を
備えていて、シリンダー部12b、15bによるロール
外周面16には、エアー流路19に連通する複数のエア
ー吸引孔19aを規則的に備え、ロール回転支軸12
a、15aに形成されたエアー流路19から、真空ポン
プにてエアーを吸引することにより、シリンダー部12
b、15bのロール外周面16のエアー吸引孔19aが
エアー吸引動作するようになっている。
【0037】前記金属製のロール外周面16には、規則
的位置に凹陥部17が形成されるように、バラード鋳金
など鋳金方式(使用後に鋳金層のみをロール外周面16
から剥離可能な鋳金方式)により規則的パターン状に鋳
金層16aが積層形成されている。
【0038】この規則的パターン状の鋳金層16aは、
ロール外周面16に規則的(例えば縦横等間隔の格子状
又は市松模様状)に形成されている開放状態の複数の全
てのエアー吸引孔19aのうち、いずれかの吸引孔19
aを鋳金層16aの形成されない凹陥部17によって規
則的に開放し、残りの他の吸引孔19aを、この鋳金層
16aによって規則的に塞ぐようにして形成されている
ものである。
【0039】例えば、図示するロール外周面16に規則
的パターン状に形成された鋳金層16aによって、鋳金
層16aの形成されていない個所として形成された凹陥
部17内には、ロール外周面16の複数の全てのエアー
吸引孔19aのうち、いずれかの吸引孔19aが開放さ
れた状態で存在して凹陥部17内をエアー吸引動作す
る。
【0040】例えば、ICタグ保持手段として、冷却ロ
ール又は加熱ロール12、15に凸起部18を設けた場
合の具体例としては、図4(a)〜(b)に示したロー
ル外周面16の複数の全てのエアー吸引孔19aのう
ち、ICタグ4を保持する位置に相当する個所にあるエ
アー吸引孔19aを残して、他の全てのエアー吸引孔1
9aをバラード鋳金など鋳金方式により薄膜の鋳金層を
形成して塞いだ後に、ICタグ4を保持する位置に相当
する前記エアー吸引孔19aを囲むように、その周囲
に、その吸引孔19aを塞がないような規則的なパータ
ンにてバラード鋳金など鋳金方式により規則的パータン
状に凸起状の鋳金層16aを積層形成して凸起部18と
することができる。
【0041】ラミネートフィルム3に凹陥部17による
ICタグ保持手段によってICタグ4を装着した場合
は、そのICタグ4はフィルム表面に装着されるが、凸
起部18によるICタグ保持手段によってICタグ4を
装着した場合は、ICタグ4を先端部に保持した凸起部
18によって、そのフィルム3の表面はエンボスされ、
ICタグ4は、そのフィルム3の表面から厚さ方向に埋
め込まれ、例えば、ICタグ面とフィルム表面とが同一
面となるように装着される。
【0042】本発明方法により得られたICタグ4を装
着したラミネートフィルム3は、ロール状に巻き取って
フィルム材やシート材などフィルム商品本体としたり、
あるいは、例えば図5(a)〜(d)に示すように、フ
ィルム製袋機などにてフィルム製の包装容器40(パウ
チ)等として製袋加工することにより、(a)偏平状パ
ウチ40の密封シール部41の領域内や、(b)偏平状
パウチ40のフィルム側面部42の領域内や、(c)厚
手のパウチ40底部のキャラメル折りの中心折り部の領
域内や、(d)厚手のパウチ40底部のキャラメル折り
の中心折り部から外れた領域内など、所定の位置に良好
な位置精度で小型サイズのICタグ4を装着した包装容
器とするものである。
【0043】本発明のラミネートフィルム3に装着する
ICタグ4(ICチップ;ICメモリチップ)は、情報
データの書き換えや再書き込み記録など書き込み記録
と、読み出しの両方が可能なものであってもよいし、あ
るいは予め書き込み記録されている情報データの読み出
しのみが可能であって、書き込み記録が不可能となって
いるものでもよい。
【0044】前記ICタグ4には、例えば、商品名称、
製造者、販売者、住所、電話番号、あるいは製造ロッ
ト、製造日付、製造機械、製造担当者等の製造情報、あ
るいは調理レシピ、カロリー、賞味期限、お知らせ情
報、景品の当たりはずれや応募情報等のキャンペーン情
報、店舗情報、あるいは原材料名、原材料生産者名、原
産地名、あるいは容器本体材質、分別回収、ライフサイ
クルインベントリー情報、アセスメント情報、リサイク
ル回数等の情報が記録されている。
【0045】また前記ICタグ4は、その回路又は/及
びアンテナが導電性インキや磁性インキや絶縁性インキ
を用いて形成されていてもよいし、既製の半導体ICチ
ップ(電子制御回路、メモリ駆動制御回路)であっても
よい。
【0046】ICタグ4は、ICチップ(半導体メモ
リ)と、それに接続するアンテナ(誘導電流による電力
発生用、電波送受信用)と回路パターンからなり、アン
テナや回路パターンは、導電性インキと絶縁性インキと
を用いてフォトリソグラフィ方式や印刷方式にて回路形
成されていてもよい。
【0047】上記ICタグ4(ICメモリチップ)は、
書き込み手段(リーダー)やメモリ読み取り手段(ライ
ター)に対して非接触式又は接触式にて接続して交信で
きる偏平な小型のタグ(サイズとして特に限定はしない
が、例えば1辺または直径が1mm〜2mm以下、厚み
は0.5mm以下)である。
【0048】例えば、ICタグ4は、その回路部又は/
及びアンテナ部又は/及びメモリ部を、導電性インキ、
磁性インキ、絶縁性インキ(あるいは電気抵抗インキ)
等を用いてフォトリソグラフィ方式や印刷方式にて形成
してもよいし、既製のICメモリチップ(半導体チッ
プ)を用いて形成してもよい。
【0049】上記ICタグ4は、アンテナ部とメモリ部
と、アンテナ部とメモリ部とを接続する導電回路部とよ
り構成され、アンテナ部はメモリ部への情報データの書
き込み記録や、記録した情報データをメモリ部から読み
出す動作電力を供給するための誘導起電力を発生させ
る。
【0050】ICタグ4は、情報端末器(パーソナルコ
ンピュータなど)に接続した書き込み記録や読み出しが
できる書き込み読み出し手段(リーダーライター)のヘ
ッド部に接触又は所定間隔を保持して対峙させ、その手
段のアンテナ部から発信する商品情報や商品情報以外の
情報のデータに基づく所定周波数の電波による書き込み
信号、あるいは読み出し信号により、ICタグ4のアン
テナ部に誘導起電力による書き込み信号あるいは読み出
し信号を発生させる。
【0051】そして、その信号により、ICタグ4のメ
モリ部に商品情報や商品情報以外の情報がデータとして
書き込み記録され、あるいはそのメモリ部に記録されて
いる商品情報や商品情報以外の情報がデータとして読み
出される。
【0052】上記ICタグ4は、書き込み読み出し手段
(リーダーライター)によって書き込み記録(書き換え
や再書き込み記録を含む)と読み出しの両方が可能であ
ってもよいが、本発明においては、情報の改ざんや不正
使用を防止するために、書き込み読み出し手段(リーダ
ーライター)によって、予め書き込み記録されている情
報データの読み出しのみが可能であることが適当であ
り、その場合の情報データは、その対象商品の製造者
(または販売者)によって予めICメモリタグに書き込
み記録される。
【0053】上記ICタグ4には、例えば、商品又は包
装対象商品に関する商品情報や、それら商品情報以外
に、その商品のキャンペーン情報などを情報データとし
て記録でき、商品情報のみが記録されていてもよいし、
商品のキャンペーン情報等の商品情報以外の情報のみが
記録されていてもよい。なおICタグ4(またはICメ
モリチップ)への情報の書き込み記録はICタグ4を取
り付ける前でもよいし、取り付け後でもよい。また書き
込み記録の作業は、商品を製造したり、製造した商品を
包装する商品製造者、または包装容器本体を製造した
り、製造した包装容器本体にICタグ4(ICメモリチ
ップ)を取り付ける包装容器製造者(コンバータ)のい
ずれかが、書込手段(図示せず)を用いて行うことがで
きる。
【0054】上記ICタグ4に記録される商品に関する
情報としては、例えば商品名称、製造者、販売者、住
所、電話番号、あるいは製造ロット、製造日付、製造機
械、製造担当者等の製造情報、あるいは調理レシピ、カ
ロリー、賞味期限、お知らせ情報、景品の当たりはずれ
や応募情報等のキャンペーン情報、店舗情報、あるいは
原材料名、原材料生産者名、原産地名、あるいは容器本
体材質、分別回収、ライフサイクルインベントリー情
報、アセスメント情報、リサイクル回数等の情報が記録
されているが、これら情報に限定されるものではない。
【0055】また、上記ICタグ4に記録される商品の
キャンペーン情報等の商品情報以外の情報として、景品
の当たりはずれ情報(当たりはずれ券の情報)、キャン
ペーン応募情報(応募券や応募シール券の情報)等があ
るが、これらに限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】本発明のICタグ装着方法は、フィルム
本体又は商品を包装したフィルム製の包装容器本体など
の所定物品に対して小型のICメモリタグを確実に精度
よく、効率的に、しかも安価に装着することができ、そ
の物品に関する各種情報や物品情報以外のキャンペーン
情報等を電子データとして書き込み記録したICメモリ
タグに記録した情報を読み出すことにより、商品販売キ
ャンペーン等における顧客の応募情報のデータ登録や集
計の自動化などが可能となり、応募により入手した顧客
情報の有効なデータ活用が可能となり、またICメモリ
タグ本体への電子的書き込み制限を付与することによ
り、記録された情報等のコピーや偽造などの不正使用を
防止したり、その情報にセキュリティ性を付与すること
ができる
【0057】また、フィルム本体やフィルム製の包装容
器本体など所定物品への情報をICメモリタグに記録す
ることができるため、そのフィルム本体又は商品を包装
したフィルム包装容器本体など物品構造体に印刷したり
ラベリングするための情報表示スペースやデザインスペ
ースの制約を解消でき、また、ICメモリタグは小型で
あるため、取り付けスペースの制約を受けずに物品に対
して添付することができる。
【0058】また、本発明によれば、ICメモリタグを
装着するフィルムに不透明フィルムを使用したり、フィ
ルムに装着したICメモリタグの上から不透明な被覆材
を被覆形成することが容易に実施でき、被覆材をICメ
モリタグの保護層とすることができ、また、装着したI
Cメモリタグを不透明な被覆材により視覚的に隠蔽する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のICメモリタグ装着方法の一
例を説明する概要側面図、(b)はその部分拡大側面
図。
【図2】(a)は本発明のICメモリタグ装着方法の他
の例を説明する概要側面図、(b)はその部分拡大側面
図。
【図3】(a)は本発明のICメモリタグ装着方法にお
いて使用するICタグ保持手段の一例を説明する部分正
面図、(b)は本発明のICメモリタグ装着方法におい
て使用するICタグ保持手段の他の例を説明する部分正
面図。
【図4】(a)は本発明のICメモリタグ装着方法にお
いて使用するICタグ保持手段の具体例を説明する側面
図、(b)はその正面図。
【図5】(a)〜(d)は本発明のICメモリタグ装着
方法により製造されたICタグ装着フィルムを用いた包
装容器の各種例の説明図。
【符号の説明】
1…第1フィルム 2…第2フィルム 3…ICタグ装
着フィルム 4…ICタグ 10…ダイ 11…プレスロール 12…冷却ロール
13…ガイドロール 15…加熱ロール 16…ロール外周面 16a…鋳金
層 17…凹陥部 18…凸起部 19…エアー流路 20…冷媒(又は熱媒) 30…供給ローダー 31…供給スタッカー 32…供
給ロール 40…包装容器
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA01 MB10 NA06 PA02 PA14 RA04 RA18 RA24 5B035 AA04 BA05 BB09 CA01 CA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイより加熱溶融状態で押し出しながら一
    方より供給される第1フィルムと、他方より供給される
    第2フィルムとを対向するプレスロールと冷却ロールと
    の間に導入して重ね合わせラミネートしながら、前記冷
    却ロールの外周面の規則的位置に備えたICタグ保持手
    段により保持したICタグを前記第1フィルムの面に押
    圧することによりラミネートフィルムにICタグを装着
    することを特徴とするICタグ装着方法。
  2. 【請求項2】冷却ロールの外周面の規則的位置に備えた
    前記ICタグ保持手段が、ICタグを嵌入保持可能なエ
    ア吸着部若しくは磁着部を備えた凹陥部であることを特
    徴とする請求項1記載のICタグ装着方法。
  3. 【請求項3】冷却ロールの外周面の規則的位置に備えた
    前記ICタグ保持手段が、ICタグを保持可能なエア吸
    着部若しくは磁着部を備えた凸起部であることを特徴と
    する請求項1記載のICタグ装着方法。
  4. 【請求項4】一方より供給される第1フィルムと、他方
    より供給される第2フィルムとを対向するプレスロール
    と加熱ロールとの間に導入して重ね合わせラミネートし
    ながら、前記加熱ロールの外周面の規則的位置に備えた
    ICタグ保持手段により保持したICタグを前記第1フ
    ィルムの面に押圧することによりラミネートフィルムに
    ICタグを装着することを特徴とするICタグ装着方
    法。
  5. 【請求項5】加熱ロールの外周面の規則的位置に備えた
    前記ICタグ保持手段が、ICタグを嵌入保持可能なエ
    ア吸着部若しくは磁着部を備えた凹陥部であることを特
    徴とする請求項4記載のICタグ装着方法。
  6. 【請求項6】加熱ロールの外周面の規則的位置に備えた
    前記ICタグ保持手段が、ICタグを保持可能なエア吸
    着部若しくは磁着部を備えた凸起部であることを特徴と
    する請求項4記載のICタグ装着方法。
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