JP2003015368A - 複写装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

複写装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体

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JP2003015368A
JP2003015368A JP2001199053A JP2001199053A JP2003015368A JP 2003015368 A JP2003015368 A JP 2003015368A JP 2001199053 A JP2001199053 A JP 2001199053A JP 2001199053 A JP2001199053 A JP 2001199053A JP 2003015368 A JP2003015368 A JP 2003015368A
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Masaki Kashiwagi
正樹 柏木
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿束のうち所望のページのみの複写処理を
容易にして作業の繁雑さを軽減することができる複写装
置等を提供する。 【解決手段】 ADFクローズである場合において、ス
タートボタン21が押下された場合は、原稿自動送り装
置24に載置された原稿全ページの一連のコピー処理を
行う。すなわち、原稿が1ページずつプラテンガラス2
6上に搬送され、読み取られて印刷出力され、その後原
稿載置部24aに排紙される。1ページコピーボタン2
2が押下された場合は、載置された原稿束のうち先頭の
1ページについてのみ一連のコピー処理を行う。スキッ
プボタン23が押下された場合は、ページスキップ(紙
送り)処理、すなわち、先頭の1ページのみを、プラテ
ンガラス26上に搬送し、読み取り及び印刷出力を行う
ことなくそのまま原稿載置部24aに排紙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、原稿自動送り装
置(ADF)を備えた複写装置及びその制御方法、プロ
グラム並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿自動送り装置(ADF)を備
えた複写装置が知られており、この装置におけるコピー
処理では、コピー開始を指示するスタートボタンの押下
により、原稿自動送り装置(ADF)の原稿台に載置さ
れた原稿束の全原稿について、順次1枚ずつ搬送、読み
取り、印刷出力、搬送の一連のコピー処理を行わせるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写装置では、原稿自動送り装置を用いると、原稿
台に載置された原稿のすべてが複写処理の対象となるた
め、原稿束の一部のページだけをコピーしたい場合は、
原稿束から所望のページを手で抜き出してコピーし、コ
ピー終了後、抜き出したページを原稿束の元の位置に戻
さなければならず、煩雑であるという問題があった。
【0004】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、原稿束のうち所
望のページのみの複写処理を容易にして作業の繁雑さを
軽減することができる複写装置及びその制御方法、プロ
グラム並びに記憶媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の複写装置は、原稿束を載置可能な
原稿載置部と、前記原稿載置部に載置された原稿を1枚
ずつ原稿読み取り位置に搬送可能な第1搬送手段と、前
記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取って印刷
出力する複写処理を行う複写手段と、前記原稿読み取り
位置に搬送された原稿を原稿排紙位置に搬送する第2搬
送手段と、複写モードを設定するモード設定手段と、前
記モード設定手段により設定された複写モードに応じ
て、前記第1搬送手段による搬送処理、前記複写手段に
よる複写処理及び前記第2搬送手段による搬送処理を制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モード
設定手段により、全原稿の複写を行う全ページモードが
設定された場合は、前記第1搬送手段による搬送処理、
前記複写手段による複写処理及び前記第2搬送手段によ
る搬送処理が、前記原稿載置部に載置された全原稿につ
いて順次なされるように制御し、前記モード設定手段に
より、第1モードが設定された場合は、前記原稿載置部
に載置された原稿の一部のみが、前記原稿載置部から前
記原稿読み取り位置に搬送され、前記複写手段による複
写処理がなされ、且つ前記原稿排紙位置に搬送されるよ
うに制御し、前記モード設定手段により、第2モードが
設定された場合は、前記原稿載置部に載置された原稿の
前記一部のみが、前記原稿載置部から前記原稿読み取り
位置に搬送され、且つ前記複写手段による複写処理がな
されることなく前記原稿排紙位置に搬送されるように制
御することを特徴とする。
【0006】また、請求項2の複写装置は、上記請求項
1記載の構成において、前記原稿の前記一部は、前記原
稿載置部に載置された原稿束の先頭ページから所定枚数
までの原稿であることを特徴とする。
【0007】また、請求項3の複写装置は、上記請求項
1または2記載の構成において、前記所定枚数は1枚で
あることを特徴とする。
【0008】また、請求項4の複写装置は、上記請求項
1〜3のいずれか1項に記載の構成において、前記第1
モード設定用の第1モード用操作手段と、前記第2モー
ド設定用の第2モード用操作手段とを備え、前記第1、
第2モードにおける前記制御手段による制御は、前記各
操作手段が操作されたときに前記原稿載置部に載置され
ている原稿束に対してなされることを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明の請求項
5の複写装置の制御方法は、原稿載置部に載置された原
稿を1枚ずつ原稿読み取り位置に搬送可能な第1搬送工
程と、前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取
って印刷出力する複写処理を行う複写工程と、前記原稿
読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置に搬送す
る第2搬送工程と、複写モードを設定するモード設定工
程と、前記モード設定工程により設定された複写モード
に応じて、前記第1搬送工程による搬送処理、前記複写
工程による複写処理及び前記第2搬送工程による搬送処
理を制御する制御工程とを有し、前記制御工程は、前記
モード設定工程により、全原稿の複写を行う全ページモ
ードが設定された場合は、前記第1搬送工程による搬送
処理、前記複写工程による複写処理及び前記第2搬送工
程による搬送処理が、前記原稿載置部に載置された全原
稿について順次なされるように制御し、前記モード設定
工程により、第1モードが設定された場合は、前記原稿
載置部に載置された原稿の一部のみが、前記原稿載置部
から前記原稿読み取り位置に搬送され、前記複写工程に
よる複写処理がなされ、且つ前記原稿排紙位置に搬送さ
れるように制御し、前記モード設定工程により、第2モ
ードが設定された場合は、前記原稿載置部に載置された
原稿の前記一部のみが、前記原稿載置部から前記原稿読
み取り位置に搬送され、且つ前記複写工程による複写処
理がなされることなく前記原稿排紙位置に搬送されるよ
うに制御することを特徴とする。
【0010】また、請求項6の複写装置の制御方法は、
上記請求項5記載の構成において、前記原稿の前記一部
は、前記原稿載置部に載置された原稿束の先頭ページか
ら所定枚数までの原稿であることを特徴とする。
【0011】また、請求項7の複写装置の制御方法は、
上記請求項5または6記載の構成において、前記所定枚
数は1枚であることを特徴とする。
【0012】また、請求項8の複写装置の制御方法は、
上記請求項5〜7のいずれか1項に記載の構成におい
て、前記第1、第2モードにおける前記制御工程による
制御は、それぞれ、前記第1モード設定用の第1モード
用操作手段、前記第2モード設定用の第2モード用操作
手段が操作されたときに前記原稿載置部に載置されてい
る原稿束に対してなされることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明の請求項
9のプログラムは、複写装置の制御方法をコンピュータ
に実現させるためのプログラムであって、原稿載置部に
載置された原稿を1枚ずつ原稿読み取り位置に搬送可能
な第1搬送手順と、前記原稿読み取り位置に搬送された
原稿を読み取って印刷出力する複写処理を行う複写手順
と、前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙
位置に搬送する第2搬送手順と、複写モードを設定する
モード設定手順と、前記モード設定手順により設定され
た複写モードに応じて、前記第1搬送手順による搬送処
理、前記複写手順による複写処理及び前記第2搬送手順
による搬送処理を制御する制御手順とを実行させるため
のプログラムであり、前記制御手順は、前記モード設定
手順により、全原稿の複写を行う全ページモードが設定
された場合は、前記第1搬送手順による搬送処理、前記
複写手順による複写処理及び前記第2搬送手順による搬
送処理が、前記原稿載置部に載置された全原稿について
順次なされるように制御し、前記モード設定手順によ
り、第1モードが設定された場合は、前記原稿載置部に
載置された原稿の一部のみが、前記原稿載置部から前記
原稿読み取り位置に搬送され、前記複写手順による複写
処理がなされ、且つ前記原稿排紙位置に搬送されるよう
に制御し、前記モード設定手順により、第2モードが設
定された場合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前
記一部のみが、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位
置に搬送され、且つ前記複写手順による複写処理がなさ
れることなく前記原稿排紙位置に搬送されるように制御
することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために本発明の請求項
10の記憶媒体は、複写装置の制御方法をコンピュータ
に実現させるためのプログラムを記憶したコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体において、原稿載置部に載置さ
れた原稿を1枚ずつ原稿読み取り位置に搬送可能な第1
搬送手順と、前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を
読み取って印刷出力する複写処理を行う複写手順と、前
記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置に
搬送する第2搬送手順と、複写モードを設定するモード
設定手順と、前記モード設定手順により設定された複写
モードに応じて、前記第1搬送手順による搬送処理、前
記複写手順による複写処理及び前記第2搬送手順による
搬送処理を制御する制御手順とを実行させるためのプロ
グラムを記憶し、前記制御手順は、前記モード設定手順
により、全原稿の複写を行う全ページモードが設定され
た場合は、前記第1搬送手順による搬送処理、前記複写
手順による複写処理及び前記第2搬送手順による搬送処
理が、前記原稿載置部に載置された全原稿について順次
なされるように制御し、前記モード設定手順により、第
1モードが設定された場合は、前記原稿載置部に載置さ
れた原稿の一部のみが、前記原稿載置部から前記原稿読
み取り位置に搬送され、前記複写手順による複写処理が
なされ、且つ前記原稿排紙位置に搬送されるように制御
し、前記モード設定手順により、第2モードが設定され
た場合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前記一部
のみが、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬
送され、且つ前記複写手順による複写処理がなされるこ
となく前記原稿排紙位置に搬送されるように制御するこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態に係る複写
装置の構成を示すブロック図である。
【0017】同図において、11はCPU(中央演算処
理装置)(制御手段)で、本複写装置全体の制御及び演
算処理等を行う。12はROM(リードオンリーメモ
リ)で、システム起動プログラム、文字データ、文字コ
ード情報等の記憶領域である。13はRAM、即ちラン
ダムアクセスメモリである。RAM13は、使用制限の
ないデータ記憶領域として、様々な処理毎に後述する各
制御処理のプログラム及びデータがロードされ実行され
る領域である。RAM13はまた、原稿の画像データを
一時的に蓄積することも可能である。
【0018】14は例えばハードディスク等の外部記憶
装置で、複写装置が受け付けたジョブをスプールした
り、プログラムや各種情報ファイル等を格納したり、原
稿の画像データを蓄積したりするほか、作業用の領域と
しても利用される。15は液晶表示器(タッチパネル)
等の表示部で、複写装置のモード設定を行ったり、モー
ド設定状態や、現在の複写装置内部の処理状態や、エラ
ー状態等を表示する。16はスタートキー等を有する操
作部で、各種のコマンドの投入、複写装置の設定の変
更、及びリセット等を行う。
【0019】17はエンジンインターフェース(エンジ
ンI/F)で、スキャナエンジンやプリンタエンジン
等、実際にエンジンを制御するコマンド等をやり取りす
る。18はネットワークインターフェース(ネットワー
クI/F)で、このネットワークI/F18を介して本
装置がネットワークに接続される。19は外部インター
フェース(外部I/F)で、パラレル(またはシリア
ル)等のインターフェースを介してホストコンピュータ
と接続される。10はシステムバスで、上述した各構成
要素間のデータの通路となる。
【0020】図2は、本複写装置の平面図、図3は本複
写装置の側面図である。
【0021】本装置は、原稿自動送り装置(ADF)2
4(第1、第2搬送手段)を備える。原稿自動送り装置
24の原稿載置部24a(原稿載置部)には、複写すべ
き原稿(束)25が載置される。なお、原稿(束)25
は、片面印刷の場合、内容が確認可能なように印字面が
上向きにセットされる。原稿載置部24aに載置された
原稿は、1枚ずつ搬送可能で、複写(コピー)処理が指
示されると原稿読み取り位置であるプラテンガラス26
上に搬送される。プラテンガラス26上の原稿25は、
不図示の複写機構部(複写手段)によって、原稿画像が
読み取られ、読み取られた画像は出力用紙に印刷されて
排紙部27に排紙される。一方、プラテンガラス26上
の原稿は、原稿載置部24a(元の原稿束の上)に搬
送、排紙される。本実施の形態では、原稿載置部24a
が原稿排紙位置にもなっている。
【0022】なお、通常の複写機と同様に、原稿排紙位
置に排紙された原稿は、未搬送の原稿とは不図示の爪部
で区分けされ、そのままでは再度搬送の対象とはならな
いようになっている。
【0023】図2において、21はスタートボタン(モ
ード設定手段の一部)である。通常のコピー動作、すな
わち、「全ページコピーモード」(全ページモード)で
のコピー処理は、スタートボタン21が押されたことを
契機に開始される。22は1ページコピーボタン(モー
ド設定手段の一部、第1モード用操作手段)、23はス
キップボタン(モード設定手段の一部、第2モード用操
作手段)である。後述するように、1ページコピーボタ
ン22が押下されると、「ページコピーモード」(第1
モード)でコピー処理がなされる。すなわち、原稿自動
送り装置24にセットされた原稿の先頭ページだけコピ
ー処理が行われる。スキップボタン23が押下される
と、「ページスキップモード」(第2モード)で処理が
なされる。すなわち、原稿自動送り装置にセットされた
原稿が1ページスキップ(紙送り)される。
【0024】なお、原稿自動送り装置24は、装置後部
を中心に回動可能に構成され、蓋のようにして持ち上げ
ることができる。プラテンガラス26上に原稿を直接載
置すれば、原稿自動送り装置24を用いない1ページず
つのコピー(圧板コピー)が行える。
【0025】なお、原稿自動送り装置24を持ち上げて
開いた状態を原稿自動送り装置24のオープン、閉じた
状態をクローズと称し、オープン/クローズは不図示の
検知部で常に検知される。また、原稿自動送り装置24
の原稿載置部24a上の原稿の有無も、不図示の検知部
で常に検知される。
【0026】図4は、「全ページコピーモード」による
処理のフローチャートを示す図である。
【0027】まず、スタートボタン21が押下されたか
否かを判別し(ステップS401)、スタートボタン2
1が押下されるまでその判別を繰り返して、スタートボ
タン21が押下された場合は、ADFクローズ、すなわ
ち、原稿自動送り装置24が閉じた状態となっているか
否かを判別する(ステップS402)。
【0028】その判別の結果、ADFクローズである場
合は、原稿自動送り装置24(の原稿載置部24a)に
原稿が載置されているか否かを判別し(ステップS40
3)、その判別の結果、原稿自動送り装置24に原稿が
載置されている場合は、原稿自動送り装置24に載置さ
れている原稿全ページの一連のコピー処理を行って(ス
テップS404)、本処理を終了する。すなわち、載置
された原稿が1ページずつプラテンガラス26上に搬送
され、読み取られて印刷出力され、その後、原稿自動送
り装置24の原稿載置部24aに排紙される。
【0029】一方、前記ステップS402の判別の結
果、ADFクローズでない、すなわち、原稿自動送り装
置24が開いた状態となっている場合は、ステップS4
05に進む。また、前記ステップS403の判別の結
果、原稿自動送り装置24に原稿が載置されていない場
合も前記ステップS405に進む。
【0030】前記ステップS405では、いわゆる圧板
コピー処理、すなわち、プラテンガラス26上に載置さ
れた原稿について読み取り及び印刷出力を行う。その
後、本処理を終了する。
【0031】図5は、「ページコピーモード」による処
理のフローチャートを示す図である。
【0032】まず、1ページコピーボタン22が押下さ
れたか否かを判別し(ステップS501)、1ページコ
ピーボタン22が押下されるまでその判別を繰り返し
て、1ページコピーボタン22が押下された場合は、A
DFクローズ、すなわち、原稿自動送り装置24が閉じ
た状態となっているか否かを判別する(ステップS50
2)。
【0033】その判別の結果、ADFクローズである場
合は、原稿自動送り装置24に原稿が載置されているか
否かを判別し(ステップS503)、その判別の結果、
原稿自動送り装置24に原稿が載置されている場合は、
原稿自動送り装置24に載置されている原稿束のうち先
頭の1ページについてのみ、コピー処理を行う(ステッ
プS504)。すなわち、先頭の1ページが、プラテン
ガラス26上に搬送され、読み取られて印刷出力され、
その後、原稿自動送り装置24の原稿載置部24aに排
紙される。他の原稿は全く搬送されない。
【0034】ここで、先頭の1ページとは、原稿束のう
ち、最上部にある原稿である。なお、仕様によっては、
最下部の原稿を先頭の1ページとしてもよい。ステップ
S504の処理後は本処理を終了する。
【0035】一方、前記ステップS502の判別の結
果、ADFクローズでない、すなわち、原稿自動送り装
置24が開いた状態となっている場合は、ステップS5
05に進む。また、前記ステップS503の判別の結
果、原稿自動送り装置24に原稿が載置されていない場
合も前記ステップS505に進む。
【0036】ステップS505では、図4のステップS
405と同様の処理を実行して、本処理を終了する。
【0037】図6は、「ページスキップモード」による
処理のフローチャートを示す図である。
【0038】まず、スキップボタン23が押下されたか
否かを判別し(ステップS601)、スキップボタン2
3が押下されるまでその判別を繰り返して、スキップボ
タン23が押下された場合は、ADFクローズ、すなわ
ち、原稿自動送り装置24が閉じた状態となっているか
否かを判別する(ステップS602)。
【0039】その判別の結果、ADFクローズである場
合は、原稿自動送り装置24に原稿が載置されているか
否かを判別し(ステップS603)、その判別の結果、
原稿自動送り装置24に原稿が載置されている場合は、
ページスキップ(紙送り)処理を行う。すなわち、先頭
の1ページが、プラテンガラス26上に搬送され、読み
取り及び印刷出力がなされることなく、そのまま原稿自
動送り装置24の原稿載置部24aに排紙される。他の
原稿は全く搬送されない。
【0040】ここで、先頭の1ページの意義は図5の
「ページコピーモード」処理の場合と同様である。ステ
ップS604の処理後は本処理を終了する。
【0041】一方、前記ステップS602の判別の結
果、ADFクローズでない、すなわち、原稿自動送り装
置24が開いた状態となっている場合は、本処理を終了
する。また、前記ステップS503の判別の結果、原稿
自動送り装置24に原稿が載置されていない場合も本処
理を終了する。
【0042】本実施の形態によれば、「ページコピーモ
ード」では、先頭の1ページのみがコピー処理され、
「ページスキップモード」では、先頭の1ページのみが
スキップ処理される。しかも、載置した原稿束は、上向
きになっている。従って、原稿束の最上部に次々に現れ
る原稿を見て、それのコピーが必要ならば1ページコピ
ーボタン22を押下し、不要ならばスキップボタン23
を押下し、この作業を原稿束の最後まで繰り返していけ
ば、所望のページのみをコピーすることができる。よっ
て、原稿束から所望のページを手で抜き出してコピー
し、コピー終了後、抜き出したページを原稿束の元の位
置に戻す等の煩雑な作業が不要になるので、原稿束のう
ち所望のページのみの複写処理を容易にして作業の繁雑
さを軽減することができる。
【0043】なお、本実施の形態では、「ページコピー
モード」、「ページスキップモード」においては、先頭
の1ページのみがコピー処理またはスキップ処理の対象
となるようにしたが、これに限るものでなく、先頭から
複数ページまでが対象となるようにしてもよい。また、
先頭からでなく、ページを指定して、指定されないペー
ジはスキップ処理すると共に、指定されたページはコピ
ー処理するように構成してもよい。
【0044】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を複写装置に供給し、その装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読み出し実行することによっても、本発明の目的
が達成されることはいうまでもない。
【0045】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。また、プログラムコードが
電送媒体等を介して供給される場合は、プログラムコー
ド自体が本発明を構成することになる。
【0046】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM等を用いることができる。
【0047】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿束のうち所望のページのみの複写処理を容易にして
作業の繁雑さを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る複写装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】同形態に係る複写装置の平面図である。
【図3】同形態に係る複写装置の側面図である。
【図4】「全ページコピーモード」による処理のフロー
チャートを示す図である。
【図5】「ページコピーモード」による処理のフローチ
ャートを示す図である。
【図6】「ページスキップモード」による処理のフロー
チャートを示す図である。
【符号の説明】
11 CPU(制御手段) 21 スタートボタン(モード設定手段の一部) 22 1ページコピーボタン(モード設定手段の一部、
第1モード用操作手段) 23 スキップボタン(モード設定手段の一部、第2モ
ード用操作手段) 24 自動原稿送り装置(ADF)(第1、第2搬送手
段) 24a 原稿載置部 25 原稿 26 プラテンガラス
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB03 DB08 ED12 ED13 EE07 EE08 FA22 FA30 2H076 BA56 BA63 BA65 BA66 BB02 5C062 AA02 AA05 AB17 AB20 AB32 AC11 BA04 5C072 AA05 BA03 NA08 SA06 XA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿束を載置可能な原稿載置部と、 前記原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ原稿読み取
    り位置に搬送可能な第1搬送手段と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取って印
    刷出力する複写処理を行う複写手段と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置
    に搬送する第2搬送手段と、 複写モードを設定するモード設定手段と、 前記モード設定手段により設定された複写モードに応じ
    て、前記第1搬送手段による搬送処理、前記複写手段に
    よる複写処理及び前記第2搬送手段による搬送処理を制
    御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記モード設定手段により、全原稿の複写を行う全ペー
    ジモードが設定された場合は、前記第1搬送手段による
    搬送処理、前記複写手段による複写処理及び前記第2搬
    送手段による搬送処理が、前記原稿載置部に載置された
    全原稿について順次なされるように制御し、 前記モード設定手段により、第1モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の一部のみが、
    前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送され、
    前記複写手段による複写処理がなされ、且つ前記原稿排
    紙位置に搬送されるように制御し、 前記モード設定手段により、第2モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前記一部のみ
    が、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送さ
    れ、且つ前記複写手段による複写処理がなされることな
    く前記原稿排紙位置に搬送されるように制御することを
    特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿の前記一部は、前記原稿載置部
    に載置された原稿束の先頭ページから所定枚数までの原
    稿であることを特徴とする請求項1記載の複写装置。
  3. 【請求項3】 前記所定枚数は1枚であることを特徴と
    する請求項1または2記載の複写装置。
  4. 【請求項4】 前記第1モード設定用の第1モード用操
    作手段と、前記第2モード設定用の第2モード用操作手
    段とを備え、前記第1、第2モードにおける前記制御手
    段による制御は、前記各操作手段が操作されたときに前
    記原稿載置部に載置されている原稿束に対してなされる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    複写装置。
  5. 【請求項5】 原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ
    原稿読み取り位置に搬送可能な第1搬送工程と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取って印
    刷出力する複写処理を行う複写工程と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置
    に搬送する第2搬送工程と、 複写モードを設定するモード設定工程と、 前記モード設定工程により設定された複写モードに応じ
    て、前記第1搬送工程による搬送処理、前記複写工程に
    よる複写処理及び前記第2搬送工程による搬送処理を制
    御する制御工程とを有し、 前記制御工程は、 前記モード設定工程により、全原稿の複写を行う全ペー
    ジモードが設定された場合は、前記第1搬送工程による
    搬送処理、前記複写工程による複写処理及び前記第2搬
    送工程による搬送処理が、前記原稿載置部に載置された
    全原稿について順次なされるように制御し、 前記モード設定工程により、第1モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の一部のみが、
    前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送され、
    前記複写工程による複写処理がなされ、且つ前記原稿排
    紙位置に搬送されるように制御し、 前記モード設定工程により、第2モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前記一部のみ
    が、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送さ
    れ、且つ前記複写工程による複写処理がなされることな
    く前記原稿排紙位置に搬送されるように制御することを
    特徴とする複写装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記原稿の前記一部は、前記原稿載置部
    に載置された原稿束の先頭ページから所定枚数までの原
    稿であることを特徴とする請求項5記載の複写装置の制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記所定枚数は1枚であることを特徴と
    する請求項5または6記載の複写装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2モードにおける前記制御
    工程による制御は、それぞれ、前記第1モード設定用の
    第1モード用操作手段、前記第2モード設定用の第2モ
    ード用操作手段が操作されたときに前記原稿載置部に載
    置されている原稿束に対してなされることを特徴とする
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の複写装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 複写装置の制御方法をコンピュータに実
    現させるためのプログラムであって、 原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ原稿読み取り位
    置に搬送可能な第1搬送手順と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取って印
    刷出力する複写処理を行う複写手順と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置
    に搬送する第2搬送手順と、 複写モードを設定するモード設定手順と、 前記モード設定手順により設定された複写モードに応じ
    て、前記第1搬送手順による搬送処理、前記複写手順に
    よる複写処理及び前記第2搬送手順による搬送処理を制
    御する制御手順とを実行させるためのプログラムであ
    り、 前記制御手順は、 前記モード設定手順により、全原稿の複写を行う全ペー
    ジモードが設定された場合は、前記第1搬送手順による
    搬送処理、前記複写手順による複写処理及び前記第2搬
    送手順による搬送処理が、前記原稿載置部に載置された
    全原稿について順次なされるように制御し、 前記モード設定手順により、第1モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の一部のみが、
    前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送され、
    前記複写手順による複写処理がなされ、且つ前記原稿排
    紙位置に搬送されるように制御し、 前記モード設定手順により、第2モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前記一部のみ
    が、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送さ
    れ、且つ前記複写手順による複写処理がなされることな
    く前記原稿排紙位置に搬送されるように制御することを
    特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 複写装置の制御方法をコンピュータに
    実現させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読
    み取り可能な記憶媒体において、 原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ原稿読み取り位
    置に搬送可能な第1搬送手順と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を読み取って印
    刷出力する複写処理を行う複写手順と、 前記原稿読み取り位置に搬送された原稿を原稿排紙位置
    に搬送する第2搬送手順と、 複写モードを設定するモード設定手順と、 前記モード設定手順により設定された複写モードに応じ
    て、前記第1搬送手順による搬送処理、前記複写手順に
    よる複写処理及び前記第2搬送手順による搬送処理を制
    御する制御手順とを実行させるためのプログラムを記憶
    し、 前記制御手順は、 前記モード設定手順により、全原稿の複写を行う全ペー
    ジモードが設定された場合は、前記第1搬送手順による
    搬送処理、前記複写手順による複写処理及び前記第2搬
    送手順による搬送処理が、前記原稿載置部に載置された
    全原稿について順次なされるように制御し、 前記モード設定手順により、第1モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の一部のみが、
    前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送され、
    前記複写手順による複写処理がなされ、且つ前記原稿排
    紙位置に搬送されるように制御し、 前記モード設定手順により、第2モードが設定された場
    合は、前記原稿載置部に載置された原稿の前記一部のみ
    が、前記原稿載置部から前記原稿読み取り位置に搬送さ
    れ、且つ前記複写手順による複写処理がなされることな
    く前記原稿排紙位置に搬送されるように制御することを
    特徴とする記憶媒体。
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