JP2003015213A - 温風循環式屋外カメラ用フード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイパーを使用しないでカメラレンズの視界を
クリヤに保ち、耐候性の高い屋外カメラ用フードを供給
する。 【解決手段】寒冷時にフード（１）内に温風を循環させ
て耐候性を高めるとともに、整流板２（４ｂ）で風速を
速め、カメラレンズカバー（８）面の水滴、雪、ホコリ
を除去する。また、温風の約８割を循環させることでヒ
ーター（５）の熱と電力を有効利用し、２割はフード
（１）下部の排気口（１０）及びドレイン口（１１）よ
り水滴、雪、ホコリとともに排出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は屋外カメラの耐候
性を高め、視界をクリヤに保つための温風循環式屋外カ
メラ用フードに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の屋外カメラ用フードは、カメラの
視界をクリヤに保つためにワイパーを利用する方法が主
流だった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。屋外カメラ用フードの視界をクリヤに保つた
めにワイパーを利用する方法は、特に寒冷地での使用時
に、ワイパーが凍結して作動しないトラブルや、経年に
よるワイパーブレードのゴムの劣化が発生し、耐候性や
耐久性に問題があった。本発明は以上の欠点を解決する
ためになされたものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】箱形のフード（１）内に
送風機（２）、内部温湿度センサー（３ａ）、ヒーター
（５）、整流板１（４ａ）、整流板２（４ｂ）、カメラ
（７）、制御回路（１２）を内蔵する。フード（１）下
部には排気口（１０）及びドレイン口（１１）の開口部
を設け、フード（１）外部には外部温湿度センサー（３
ｂ）を装備する。送風機（２）、内部温湿度センサー
（３ａ）、外部温湿度センサー（３ｂ）、ヒーター
（５）、カメラ （７）と連動した制御回路（１２）に
は外部より電源（６）が供給される。本発明は以上の構
成よりなる温風循環式屋外カメラ用フードである。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。寒冷時に、外部温湿度センサー（３ｂ）と
連動した制御回路（１２）がヒーター（５）を作動さ
せ、フード（１）内の空気を温める。温められた空気は
送風機（２）によって移動し、整流板１（４ａ）の作用
で下方に向かう。温められた空気の内、約８割が循環エ
リア（９）内で循環を繰り返すため、ヒーター（５）の
熱と電力を有効利用することができ、約２割が水滴、
雪、ホコリとともにフード（１）下部の排気口（１０）
及びドレイン口（１１）より排気温風（１４）として排
出される。循環する温風はカメラレンズカバー（８）上
部の整流板２（４ｂ）により風速が速められ、カメラレ
ンズカバー（８）面の水滴、雪、ホコリを除去する。こ
の整流板２（４ｂ）の形状は、通路がせばまると流体の
流速が速まる性質を利用したもので、カメラレンズカバ
ー（８）に付着した水滴、雪、ホコリを除去するために
必要な空気の流速を得ることができる。内部温湿度セン
サー（３ａ）がカメラ（７）の最適な動作環境を感知す
ると、制御回路（１２）がヒーター（５）と送風機
（２）を停止させる。 【０００６】 【発明の効果】ワイパー式屋外カメラ用フードの凍結に
よる動作不良や、ワイパーブレードのゴムの劣化による
トラブルを回避し、耐候性の高い温風循環式屋外カメラ
用フードを供給できる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の側面断面図 【図２】本発明の温風循環の方法を説明した断面図 【図３】本発明の整流板２の構造を説明した断面図 【符号の説明】 １ フード ２ 送風機 ３ａ 内部温湿度センサー ３ｂ 外部温湿度センサー ４ａ 整流板１ ４ｂ 整流板２ ５ ヒーター ６ 電源 ７ カメラ ８ カメラレンズカバー ９ 循環エリア １０ 排気口 １１ ドレイン口 １２ 制御回路 １３ 循環温風 １４ 排気温風

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】箱形のフード（１）内の循環エリア（９）
   に送風機（２）、内部温湿度センサー（３ａ）、ヒータ
   ー（５）、整流板１（４ａ）、整流板２（４ｂ）、カメ
   ラ（７）、制御回路（１２）を内蔵し、フード（１）下
   部に、排気口（１０）、ドレイン口（１１）の開口部を
   設け、フード（１）外部には外部温湿度センサー（３
   ｂ）を装備した温風循環式屋外カメラ用フード。