JP2003013900A - エアリフトポンプを利用した溶液定量移送装置 - Google Patents

エアリフトポンプを利用した溶液定量移送装置

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JP2003013900A JP2001200479A JP2001200479A JP2003013900A JP 2003013900 A JP2003013900 A JP 2003013900A JP 2001200479 A JP2001200479 A JP 2001200479A JP 2001200479 A JP2001200479 A JP 2001200479A JP 2003013900 A JP2003013900 A JP 2003013900A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアリフトポンプを利用して溶液移送を行う
に際して、定量的な溶液移送を実施することができる溶
液移送装置を提供する。 【解決手段】 送り側溶液槽1とエアリフトセパレータ
2とを接続する送り側送液配管3と、受け側溶液槽4と
エアリフトセパレータとを接続する受け側送液配管5
と、送り側溶液槽の溶液中に浸漬された送り側送液配管
に圧縮空気を供給するコンプレッサ6と、エアセリフト
パレータに接続された真空ポンプ8とからなるエアリフ
トポンプを利用した溶液移送装置において、エアリフト
セパレータ下方の受け側送液配管の途中に溶液定量槽1
0を配設し、溶液定量槽の高さ方向に所定溶液量ごとに
設置高さを異にした複数のオーバーフロー配管14を設
置け、各オーバーフロー配管および溶液定量槽下部に開
閉バルブ15、16を設け、各オーバーフロー配管の下
流を送り側溶液槽に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空系と圧縮空気
供給系とを併用したエアリフトポンプを利用した溶液移
送装置に関し、さらに詳しくは、かようなエアリフトポ
ンプを利用して溶液の定量的な移送を行えるようにした
溶液定量移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、核燃料再処理施設等におい
て、硝酸ウラニル溶液や硝酸プルトニウム溶液等の核燃
料物質を含む溶液の移送には、機械的な駆動部がないた
め保守の必要性がきわめて少ないという理由等から、真
空系と圧縮空気供給系を併用したエアリフトポンプが広
く利用されている。
【0003】この種のエアリフトポンプを利用した溶液
移送装置は、例えば図3に示したように、送り側溶液槽
1とこの送り側溶液槽上方に配置したエアリフトセパレ
ータ2とが送り側送液配管3により接続されており、エ
アリフトセパレータ2下方に配置した受け側溶液槽4と
エアリフトセパレータ2とが受け側送液配管5により接
続されている。さらに、送り側溶液槽1の溶液中に浸漬
された送り側送液配管3には、コンプレッサ6からの圧
縮空気が圧縮空気注入部7から供給されるとともに、エ
アリフトセパレータ2には真空ポンプ8が接続されてい
る。図中、参照番号6aは圧縮空気の流量計を、8aは
真空計をそれぞれ示している。
【0004】かような装置を用いて送り側溶液槽1から
受け側溶液槽4へ溶液を移送するに際しては、真空ポン
プ8を使用してエアリフトセパレータ2および送液配管
3、5の内部圧力を大気圧より負圧に保ちながら、送り
側溶液槽1内に浸漬した送液配管3にコンプレッサ6か
ら圧縮空気を圧縮空気注入部7を介して供給する。送り
側送液配管3内においては、負圧により一定の高さまで
上昇した溶液は、圧縮空気が供給されることにより気液
混合流となり、見掛けの密度が小さくなって送り側送液
配管3内をさらに上昇し、エアリフトセパレータ2に流
入する。流入した気液混合流は、エアリフトセパレータ
2内で気液分離され、溶液は重力により落下して受け側
送液配管5を通り受け側溶液槽4へ移送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したようなエ
アリフトポンプを利用した従来の溶液移送装置において
は、エアリフトセパレータ2への気液混合流の流入は定
常的でなく脈動的になることが知られている。また、溶
液移送中には、送液配管3、5内を大気圧より負圧に保
持しているため、送液配管内の溶液滞留量が常に存在す
る。したがって、主としてこれら2つの理由により、溶
液の移送量に関して定量性が比較的悪いという問題があ
った。
【0006】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、エ
アリフトポンプを利用して溶液移送を行うに際しても、
定量的な溶液移送を実施することができる新規かつ改良
された溶液移送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明のエアリ
フトポンプを利用した溶液定量移送装置は、送り側溶液
槽とこの送り側溶液槽上方に配置したエアリフトセパレ
ータとを接続する送り側送液配管と、前記エアリフトセ
パレータ下方に配置した受け側溶液槽と前記エアリフト
セパレータとを接続する受け側送液配管と、前記送り側
溶液槽の溶液中に浸漬された前記送り側送液配管に圧縮
空気を供給するコンプレッサと、前記エアセリフトパレ
ータに接続された真空ポンプとからなるエアリフトポン
プを利用した従来の溶液移送装置において、前記エアリ
フトセパレータ下方の前記受け側送液配管の途中に溶液
定量槽を配設し、この溶液定量槽に溶液の一定量が溜ま
った時点でオーバーフローするオーバーフロー配管を溶
液定量槽の所定高さに設置し、前記オーバーフロー配管
および前記溶液定量槽下部に開閉バルブを設け、前記オ
ーバーフロー配管の下流を前記送り側溶液槽に接続した
ことを特徴とするものである。
【0008】上記したごとき構成の本発明の装置によれ
ば、先ず本来のエアリフトポンプ機能により送り側溶液
槽から受け側溶液槽へ、移送目標値を超えない量の溶液
を移送した後、不足溶液量を補充するために、溶液定量
槽に溜めた一定量の溶液を必要回数だけ受け側溶液槽へ
定量供給することにより、定量的な受け側溶液槽への溶
液移送を行うことができる。
【0009】本発明の好ましい実施態様においては、前
記溶液定量槽の高さ方向に所定溶液量ごとに設置高さを
異にした複数のオーバーフロー配管を設置し、各オーバ
ーフロー配管に開閉バルブを設けるとともに、各オーバ
ーフロー配管の下流を送り側溶液槽に接続する。
【0010】オーバーフロー配管を複数設置する構成に
よれば、各オーバーフロー配管に設けた開閉バルブの開
閉を選択してオーバーフローする高さを変えることによ
り、溶液定量槽に溜まる一定量の溶液量を選択すること
ができる。その結果、不足溶液量を補充するために、溶
液定量槽に溜めた一定量の溶液を必要回数だけ受け側溶
液槽へ定量供給するに際して、定量供給する一定量の溶
液量を適宜選択できることになり、溶液定量槽から受け
側溶液槽へ定量供給する回数を最小にすることが可能と
なる。
【0011】さらに本発明の好ましい実施態様において
は、前記各オーバーフロー配管の下流を1本の戻し配管
に接続し、この戻し配管を前記送り側溶液槽に接続す
る。かような構成によれば、複数のオーバーフロー配管
の下流をそれぞれ送り側溶液槽に接続する場合に比べ
て、多数の配管を引き回すことによる煩雑さを避けるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面に示す実施例を参照し
て本発明を詳述する。図1はエアリフトポンプを利用し
た本発明による溶液定量移送装置の好ましい実施例を示
すものであり、図3の従来の装置における部材と同じ部
材には、同じ参照番号を付すことにより説明を省略す
る。
【0013】図1に示した本発明の装置が図3の従来装
置と相違する構成は、本発明においては、エアリフトセ
パレータ2下方の受け側送液配管5の途中に、溶液定量
槽10を配設した点である。
【0014】図2は、図1における点線内の溶液定量槽
近傍を拡大して詳細に示したものであり、この図2から
わかるように、溶液定量槽10は、その内部の溶液定量
部11、上部の溶液流入配管12、下部の溶液排出配管
13、側部のオーバーフロー配管14から構成されてい
る。
【0015】図示の実施例においては、溶液定量槽10
の高さ方向に所定溶液量ごとに設置高さを変えた4本の
オーバーフロー配管14a、14b、14c、14dが
設置されており、各オーバーフロー配管にはそれぞれ開
閉バルブ15a、15b、15c、15dが設けられて
いる。さらに溶液定量槽10下部の溶液排出配管13に
も開閉バルブ16が設けられている。
【0016】各オーバーフロー配管14a〜14dは、
その下流をそれぞれ送り側溶液槽1へ接続してもよい
が、図1の実施例では、各オーバーフロー配管の下流を
1本の戻し配管17に接続し、この戻し配管17を送り
側溶液槽1へ接続している。
【0017】図1および図2に示した本発明の実施例に
おける溶液定量移送装置の動作を以下に説明する。先
ず、送り側溶液槽1(容積200L)には、受け側溶液
槽4へ移送されるべき溶液(150L)を入れ、受け側
溶液槽4(容積200L)にも受け側送液配管5の先端
部が溶液中に浸漬されて封鎖される程度の溶液(30
L)を入れる。受け側溶液槽4に溶液が存在せずに受け
側送液配管5の先端部が封鎖されていないと、真空ポン
プ8の運転を開始した際に、受け側送液配管5先端部か
ら空気が流入してしまい、エアリフトセパレータ2およ
び送液配管3、5内部を負圧に保つことが不可能とな
る。この理由により、受け側溶液槽4内にも受け側送液
配管5先端部が浸漬できる程度の若干の溶液を予め入れ
ておく必要がある。
【0018】次に、真空ポンプ8の運転を開始して、エ
アリフトセパレータ2および送液配管3、5内部の圧力
を大気圧と比較して負圧にする。このときの真空度は−
0.030MPa〜−0.045MPa程度が適当であ
り、真空度の調整は真空度調整用バルブ8bの開度を調
整することにより行うことができる。また同時に、コン
プレッサ6の運転を開始して、圧縮空気注入部7から送
り側送液配管3内部に圧縮空気を注入する。圧縮空気の
流入量は8NL/分〜20NL/分程度が適当であり、
流入量の調整は流量計6aにより行うことができる。
【0019】送り側送液配管3内部の圧力が大気圧より
負圧に保持されることにより、真空度に見合った高さの
量の溶液が送り側送液配管3内部を上昇する。さらに、
圧縮空気が送り込まれることにより送り側送液配管3内
部の溶液と空気が混合され気液混合流が生成する。生成
した気液混合流は、その見掛けの平均密度がもとの溶液
よりも小さくなるために、送り側送液配管3内をさらに
上昇してエアリフトセパレータ2に流入し、気液分離さ
れる。
【0020】気体から分離された溶液は、自重により配
管内を下降して溶液定量槽10を通過し、受け側送液配
管5を通って受け側溶液槽4に流入する。この際、溶液
定量槽10下部の開閉バルブ16は開放されており、溶
液は溶液定量槽10に溜まることなく通過する。また、
送り側溶液槽1への逆流を防止するために、オーバーフ
ロー配管14a〜14dの各開閉バルブ15a〜15d
は全て閉じておく。受け側溶液槽4への送液を停止する
場合には、真空ポンプ8を停止し、エアリフトセパレー
タ2および送液配管3、5内部の真空を大気開放すると
ともに、圧縮空気の流入量をゼロにすることにより行わ
れる。
【0021】上記の手順によって、移送目標値(本実施
例の場合85.1L)を超えない量の溶液をエアリフト
ポンプにより送り側溶液槽1から受け側溶液槽4へ移送
する。
【0022】エアリフトポンプによる溶液の送液後に、
移送目標値と上記した実際の移送量との差(不足溶液
量)を補充するために、本発明の装置においては、以下
の手順によって溶液定量槽10を使用した溶液の定量供
給による微調整を実施する。すなわち、溶液定量槽10
下部の開閉バルブ16を閉じ、4つのオーバーフロー配
管14a〜14dに取付けた開閉バルブ15a〜15d
のいずれか1つ(例えば15a)のみを開放し、上記と
同じ手順でエアリフトポンプにより溶液を溶液定量槽1
0へ移送する。エアリフトセパレータ2を経て溶液定量
槽10へ流れ込んだ溶液は、開閉バルブ16が閉じられ
ているため、受け側溶液槽4には流れ込まず、溶液定量
槽10に溜まり、開放してある開閉バルブ15aを有す
るオーバーフロー配管14aの高さまで溜まった後はオ
ーバーフロー配管14aからオーバーフローして戻し配
管17により送り側溶液槽1へ戻される。オーバーフロ
ー配管14aからのオーバーフローを確認した後に、真
空ポンプ8およびコンプレッサ6の運転を停止し、溶液
定量槽10への溶液の移送を停止する。次に、オーバー
フロー配管14aからの溶液のオーバーフローが停止し
た後に、溶液定量槽10下部の開閉バルブ16を開放
し、溶液定量槽10に溜まった一定量の溶液を定量的に
受け側溶液槽4へ追加供給することができる。
【0023】図示した本実施例においては、溶液定量槽
10の高さ方向に所定溶液量ごとに設置高さを異にした
オーバーフロー配管を4本設置してあり、オーバーフロ
ー配管14aは1Lの溶液量、オーバーフロー配管14
bは2Lの溶液量、オーバーフロー配管14cは4Lの
溶液量、オーバーフロー配管14dは8Lの溶液量をそ
れぞれ定量供給できる高さに設置されている。これら定
量供給の誤差は、いずれの溶液量に対しても1バッチ当
たり±0.005L以内となっている。
【0024】溶液定量槽10による定量供給量は、目標
値とエアリフトポンプによる初期移送量との差(不足溶
液量)から決定され、目標値との差を最小にするよう
に、かつ、溶液定量槽10からの定量供給回数を最小に
するように決定される。本実施例では、目標値を85.
1Lとし、前記したエアリフトポンプによる初期移送量
が77.9Lであったため、その差は7.2Lとなり、
1L、2Lおよび4Lの溶液量を1回ずつ、すなわち3
回の供給回数で合計7Lを定量供給すればよい。
【0025】本実施例では、溶液定量槽10による定量
供給間隔が1Lであるため、かような溶液定量槽を使用
して追加供給する場合には、最大で0.5Lの差が生じ
ることになる。また、溶液定量槽10の供給誤差は0.
005L/バッチであるため、n回の定量供給を行った
場合の二乗平均誤差は(n×(0.005)2 1/2
なる。 従って、定量供給に関する誤差の最大値は0.
5+(n×(0.005)2 1/2 (リットル)とな
る。本実施例の場合、目標値が85.1L、n=3回で
あるので、送液誤差の最大値は 〔0.5+{3×(0.005)2 1/2 〕/85.1
×100=0.60% となる。
【0026】なお、図示した実施例では溶液定量槽10
にオーバーフロー配管14を4本設置しているが、1本
のみ設置することも可能である。例えば図2のオーバー
フロー配管14aのみを設置して、1Lの溶液量を定量
供給できるようにした場合には、1Lずつ7回の定量供
給を行うことにより、合計7Lの不足溶液量を補充する
ことが可能となる。しかしながらこの場合、定量供給回
数が前記した実施例における3回より多くなるため、二
乗平均誤差が若干高くなることも考えられる。かような
観点から、図示した実施例のように、複数のオーバーフ
ロー配管を設置して、溶液定量槽から受け側溶液槽へ定
量供給する溶液量を適宜選択できるようにして、定量供
給回数をできるだけ少数にすることが望ましい。
【0027】また、溶液定量槽10を用いて一定量の溶
液を受け側溶液槽4へ追加供給する際には、溶液を溶液
定量槽10に溜めた直後や、オーバーフロー配管14a
〜14dの1つから溶液をオーバーフローさせた直後に
は、溶液定量槽内の液面に波立ちが起こっているために
溶液量の変動が生じ、溶液定量槽内に溜まった溶液量が
安定しない。そのため、溶液定量槽内の液面に波立ちが
無くなり、槽内に溜まった溶液量に変動が無くなった後
に、受け側溶液槽4への定量供給を行う必要がある。
【0028】溶液定量槽10内の液面に波立ちが無くな
ったか否かを確認するための手段として、図示の実施例
では、溶液定量槽10に設置した超音波式液面計を使用
している。すなわち、液面計のセンサーヘッド18を溶
液定量槽10の上蓋部分に取り付け、このセンサーヘッ
ド18から発生される超音波により、センサーヘッド1
8から溶液定量槽10内の液面までの距離を非接触で測
定することができる。この距離に変動が無くなった時点
で槽内に溜まった溶液量に変動がなくなったものと判断
し、開閉バルブ16を開放して槽内に溜まった一定量の
溶液を受け側溶液槽4へ追加供給することにより、溶液
の定量供給を確実に行うことができる。センサーヘッド
18で測定された液面の変位信号は、ケーブル19によ
り作業員か確認できる位置に置かれたアンプユニット
(図示せず)へ送られ、変位の有無を作業員が確認して
開閉バルブ16の操作を行えるようにされている。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明によ
れば、真空系と圧縮空気供給系とを併用したエアリフト
ポンプを利用した溶液移送装置の溶液移送ラインに、開
閉バルブ付のオーバーフロー配管を備えた溶液定量槽を
配設し、溶液定量槽に溜まる一定量の溶液を受け側溶液
槽へ定量供給することにより、定量的な溶液移送を行う
ことが可能となる。
【0030】また、溶液定量槽に所定溶液量ごとに設置
高さを異にした複数のオーバーフロー配管を設置し、各
オーバーフロー配管の開閉バルブの開閉を選択してオー
バーフローする高さを変えることにより、溶液定量槽に
溜まる一定量の溶液量を選択することができ、これによ
って受け側溶液槽へ定量供給する一定量の溶液量を適宜
選択でき、溶液定量槽から受け側溶液槽へ定量供給する
回数を最小にすることで誤差の少ない定量移送が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアリフトポンプを利用した溶液
定量移送装置の実施例を示す説明図である。
【図2】図1の点線部分を拡大した説明図である。
【図3】エアリフトポンプを利用した従来の溶液移送装
置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1: 送り側溶液槽 2: エアリフトセパレータ 3: 送り側送液配管 4: 受け側溶液槽 5: 受け側送液配管 6: コンプレッサ 8: 真空ポンプ 10: 溶液定量槽 14: オーバーフロー配管 15: オーバーフロー配管の開閉バルブ 16: 溶液定量槽下部の開閉バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 勉 茨城県那珂郡東海村村松4番地33 核燃料 サイクル 開発機構 東海事業所内 Fターム(参考) 3H079 AA09 BB03 CC12 DD02 DD12 DD20 DD27 DD41 DD44 DD55

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り側溶液槽とこの送り側溶液槽上方に
    配置したエアリフトセパレータとを接続する送り側送液
    配管と、前記エアリフトセパレータ下方に配置した受け
    側溶液槽と前記エアリフトセパレータとを接続する受け
    側送液配管と、前記送り側溶液槽の溶液中に浸漬された
    前記送り側送液配管に圧縮空気を供給するコンプレッサ
    と、前記エアセリフトパレータに接続された真空ポンプ
    とからなるエアリフトポンプを利用した溶液移送装置に
    おいて、前記エアリフトセパレータ下方の前記受け側送
    液配管の途中に溶液定量槽を配設し、この溶液定量槽に
    溶液の所定量が溜まった時点でオーバーフローするオー
    バーフロー配管を溶液定量槽の所定高さに設置し、前記
    オーバーフロー配管および前記溶液定量槽下部に開閉バ
    ルブを設け、前記オーバーフロー配管の下流を前記送り
    側溶液槽に接続したことを特徴とするエアリフトポンプ
    を利用した溶液定量移送装置。
  2. 【請求項2】 前記溶液定量槽の高さ方向に所定溶液量
    ごとに設置高さを異にした複数のオーバーフロー配管を
    設置し、各オーバーフロー配管に開閉バルブを設けると
    ともに、各オーバーフロー配管の下流を送り側溶液槽に
    接続したことを特徴とする請求項1に記載の溶液定量移
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記各オーバーフロー配管の下流を1本
    の戻し配管に接続し、この戻し配管を前記送り側溶液槽
    に接続したことを特徴とする請求項2に記載の溶液定量
    移送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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