JP2003012853A - 蓄熱性フォーム - Google Patents

蓄熱性フォーム

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JP2003012853A
JP2003012853A JP2001202429A JP2001202429A JP2003012853A JP 2003012853 A JP2003012853 A JP 2003012853A JP 2001202429 A JP2001202429 A JP 2001202429A JP 2001202429 A JP2001202429 A JP 2001202429A JP 2003012853 A JP2003012853 A JP 2003012853A
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foam
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heat
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Yoriyuki Senba
頼之 仙波
Hideya Kinoshita
英也 木下
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材フォームに蓄熱性粒子を担持させてなる
蓄熱性フォームにおいて、蓄熱性粒子の脱落を防止して
温度調節機能の耐久性に優れた蓄熱性フォームを提供す
る。 【解決手段】 蓄熱性粒子を基材フォームに担持させて
なる蓄熱性フォームにおいて、セル数30〜150個/
インチの基材フォームに平均粒径50μm以下の蓄熱性
粒子を担持させる。蓄熱性粒子を基材フォームに担持さ
せてなる蓄熱性フォームにおいて、該蓄熱性フォームの
少なくとも一部の表面に、蓄熱性粒子の脱落を防止する
ための脱落防止層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枕、敷布団等の寝
具類、防寒着、スキーウェア、スポーツウェア等の衣
料、OA機器等の昇温防止材、手術用除圧材や医療用ベ
ッド等に用いるのに好適な蓄熱性フォームに係り、特
に、基材フォームに蓄熱性粒子を担持させて温度調節機
能を付与した蓄熱性フォームであって、使用による蓄熱
性粒子の脱落が防止された蓄熱性フォームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタンフォーム等の基材フ
ォーム中に蓄熱性粒子を担持させて、該基材フォームの
有する特性を生かしつつ、温度調節機能を付与した蓄熱
性フォームが知られている。
【0003】このような蓄熱性フォームを製造する方法
としては、フォーム原料として、蓄熱性粒子を混合した
フォーム原料を用い、これを発泡成形して蓄熱性粒子を
含有する蓄熱性フォームとする方法が知られている。
【0004】しかし、この方法では、フォーム原料中
に、発泡によるフォーム化には関与しない蓄熱性粒子を
混合するため、反応条件の制御が困難であり、また、多
くの場合、得られるフォームの通気性が低く、通気性に
優れた蓄熱性フォームを製造することができないという
欠点がある。更には、フォームに含有させる蓄熱性粒子
の量にも限度があるために、温度調節機能を長時間維持
し得ないという問題もあった。
【0005】これに対して、予め製造された通気性のフ
ォームに蓄熱性粒子をバインダー樹脂に混合してなる含
浸液を含浸させて蓄熱性フォームを製造する方法が提案
されており(特開平10−305507号公報)、この
含浸法によれば、通気性の蓄熱性フォームを製造するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、含浸法
により製造された蓄熱性フォームは、基材フォームに対
して蓄熱性粒子がバインダー樹脂により付着されたもの
であるため、洗濯時の水流や脱水時の遠心力、或いは使
用時の摩擦、折り曲げ、圧縮等の外力により、基材フォ
ームから蓄熱性粒子が剥離して抜け落ち易く、蓄熱性粒
子が脱落することで温度調節機能が損なわれるという欠
点がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、基材
フォームに蓄熱性粒子を担持させてなる蓄熱性フォーム
において、蓄熱性粒子の脱落を防止して温度調節機能の
耐久性を改善した蓄熱性フォームを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)の蓄
熱性フォームは、蓄熱性粒子を基材フォームに担持させ
てなる蓄熱性フォームにおいて、セル数30〜150個
/インチの基材フォームに平均粒径50μm以下の蓄熱
性粒子を担持させてなることを特徴とする。
【0009】セル数30〜150個/インチの基材フォ
ームに、平均粒径50μm以下、好ましくは平均粒径5
〜50μmの蓄熱性粒子を担持させることにより、蓄熱
性粒子の脱落を防止して温度調節機能の耐久性を高める
ことができる。
【0010】本発明(請求項4)の蓄熱性フォームは、
蓄熱性粒子を基材フォームに担持させてなる蓄熱性フォ
ームにおいて、該蓄熱性フォームの少なくとも一部の表
面に、蓄熱性粒子の脱落を防止するための脱落防止層が
設けられていることを特徴とする。
【0011】蓄熱性粒子の脱落を防止する脱落防止層を
設けることによって、蓄熱性粒子の脱落を防止して温度
調節機能の耐久性を高めることができる。
【0012】本発明において、蓄熱性粒子は、蓄熱性粒
子をバインダー樹脂に混合してなる含浸液を基材フォー
ムに含浸させて乾燥させることにより該基材フォームに
担持される。
【0013】脱落防止層としては、バインダー樹脂層、
或いは付着されたフィルムよりなる層が好適である。脱
落防止層は、好ましくは蓄熱性粒子を担持した基材フォ
ームにバインダー樹脂を付着させることにより形成され
る。また、脱落防止層は熱融着フィルムを蓄熱性粒子を
担持した基材フォームに熱融着させることにより形成さ
れる。
【0014】本発明において、基材フォームとしてはポ
リウレタンフォームが好ましい。
【0015】また、蓄熱性粒子としては、シェル内に潜
熱蓄熱剤を内包したマイクロカプセルが好適である。こ
の潜熱蓄熱剤は、通常、液体−固体の相変化を利用して
吸熱作用又は放熱作用を発揮するものであり、吸熱容量
が比較的大きい。
【0016】このような本発明の蓄熱性フォームは、
枕、敷布団等の寝具類、防寒着、スキーウェア、スポー
ツウェア等の衣料、OA機器等の昇温防止材、手術用除
圧材や医療用ベッド等に好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0018】まず、本発明の蓄熱性フォームに用いられ
る蓄熱性粒子について説明する。
【0019】この蓄熱性粒子は、上記の通り、シェル内
に潜熱蓄熱剤を内包したマイクロカプセルが好適であ
る。
【0020】潜熱蓄熱剤としては、蓄熱性フォームの用
途に応じて適当な融点を有するものを選択すればよい。
例えば、パラフィン系炭化水素、天然ワックス、石油ワ
ックス、ポリエチレングリコール、無機化合物の水和物
等を使用することができる。
【0021】本発明の蓄熱性フォームを寝具や衣類のよ
うに人体に触れる用途として用いる場合には、体温より
も若干低い温度例えば約10〜35℃の範囲内、特に約
28℃付近に固体−液体の相転移温度を有するように材
料を選択する。また、精密OA機器等の衝撃吸収用梱包
材、その他、吸音材、制振材や昇温防止材用途としても
この程度の常温に固体−液体の相転移温度を有する材料
が好適であるが、目的に応じて0〜110℃の幅広い範
囲で固体−液体の相転移温度を有する材料を選択使用す
ることができる。この材料としては、例えばヘキサデカ
ン(融点18℃)、オクタデカン(融点25℃)、ノナ
デカン(融点32℃)、テトラコサン(融点51℃)、
オクタコサン(融点61℃)などが挙げられる。
【0022】上記シェルの材料としては、その耐熱温度
が上記潜熱蓄熱剤の融点に比べて十分に高い、例えば3
0℃以上、好ましくは50℃以上の材質であって、蓄熱
性フォームの用途に応じた強度を有する材質を適宜選択
すればよい。例えば、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ウ
レタン樹脂等が挙げられる。このうち特に好ましい材質
は、ポリオキシメチレンウレアである。
【0023】マイクロカプセルの好ましい外径は1〜5
00μmであり、より好ましくは5〜100μmである
が、後述の如く、マイクロカプセルの脱落を防止するた
めには、特定のセル数の基材フォームに対して平均粒径
50μm以下のものを用いる。また、内包される潜熱蓄
熱剤の量は、潜熱効果の点からは多いほうが好ましい
が、多過ぎると潜熱蓄熱剤の体積変化によりマイクロカ
プセルが破損する恐れがある。このため、マイクロカプ
セル全体の重量に対する潜熱蓄熱剤の量は、30〜90
重量%とすることが好ましく、60〜80重量%とする
ことがより好ましい。
【0024】マイクロカプセルの製造方法としては、界
面重合法、in−situ重合法、コアセルベート法等
の従来の公知の製造方法から、潜熱蓄熱剤及びシェルの
材質等に応じて適切な方法を選択すればよい。
【0025】このような蓄熱性粒子を基材フォームに担
持させるには、蓄熱性粒子をバインダー樹脂に混合して
なる含浸液を調製し、この含浸液を基材フォームに含浸
させることにより、基材フォームに蓄熱性粒子を担持さ
せる。
【0026】この含浸液のバインダー樹脂としては、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、その他、
ゴムやエラストマー等の1種又は2種以上を使用するこ
とができる。
【0027】含浸液中のバインダー樹脂と蓄熱性粒子と
の固形分重量比は、バインダー樹脂:蓄熱性粒子=1:
0.5〜4とするのが好ましい。この範囲よりも蓄熱性
粒子の割合が多いとバインダー樹脂と蓄熱性粒子とから
形成される含浸層が基材フォームから剥離し易くなり、
また得られる基材フォームの弾力性等も損なわれる恐れ
がある。この範囲よりも蓄熱性粒子が少ないと十分量の
蓄熱性粒子を基材フォームに担持させることができず、
得られる基材フォームの蓄熱性を良好なものとすること
が難しい。
【0028】一般に、含浸液のバインダー樹脂は、含浸
処理時の取り扱い性等の面から水、トルエン等の溶媒で
固形物濃度20〜80重量%に希釈して用いられる。ま
た、含浸液には含浸性、その他の特性の向上を目的とし
て、界面活性剤や老化防止剤、増粘剤等が適宜配合され
る。
【0029】含浸方法としては特に制限はなく、基材フ
ォームを含浸液に浸漬した後、必要に応じてロールによ
る絞り出し又はプレスによる圧縮等を行えば良い。その
他、含浸液を基材フォームの外面に付着させて基材フォ
ームの表層部にのみ含浸液を浸透させてもよい。この付
着方法としては、含浸液をロール等を用いて基材フォー
ム表面にコーティングする方法、スプレー等により基材
フォーム表面に付着させる方法等が例示される。このよ
うに基材フォームの表層部にのみ蓄熱性粒子を担持させ
ることにより、表層部に存在する蓄熱性粒子を温度調節
機能を有効に発揮させて基材フォームに担持させた蓄熱
性粒子量に対する温度調節機能の発現効率に優れた蓄熱
性フォームを得ることができる。
【0030】この場合、含浸液を含浸させて蓄熱性粒子
を担持させる基材フォームの表層部の厚さは2mm以
下、例えば1〜2mm程度とするのが好ましい。即ち、
温度調節機能を有効に発現し得る蓄熱性粒子は、一般的
には、基材フォームの表層部の厚さ2mm以内の範囲に
存在する蓄熱性粒子であるため、2mm以内の表層部に
のみ蓄熱性粒子を担持させることにより、蓄熱性粒子の
温度調節機能を有効に発現させることが可能となる。こ
の場合、基材フォームの一方の面の表層部にのみ蓄熱性
粒子を担持させても良く、両面の表層部に蓄熱性粒子を
担持させても良く、蓄熱性フォームの用途に応じて適宜
蓄熱性粒子を担持させる。
【0031】含浸液の含浸後の乾燥は用いるバインダー
樹脂の種類や含浸液配合によっても異なるが、通常の場
合100〜150℃で4〜20分程度行うのが好まし
い。
【0032】本発明で用いる基材フォームとしては、特
に制限はなく、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフ
ォーム、メラミンフォーム等が挙げられ、ポリウレタン
フォームとしては軟質、硬質、半硬質のいずれであって
も良いが、寝具、衣料等の用途においては、一般に軟質
ポリウレタンフォームが好適に用いられる。
【0033】この基材フォームは、含浸性や通気性の面
からは、密度はある程度低い方が好ましく、また、弾力
性等の基材フォーム本来の特性を十分に得るためには、
密度はある程度高い方が好ましい。基材フォームの密度
は、基材フォームの種類によっても異なるがポリウレタ
ンフォームの場合、10〜100kg/mであること
が好ましい。また、基材フォームの通気性は、フラジー
ル型通気性測定機で測定した値で10〜250cc/c
/secであることが好ましい。
【0034】このような通気量を確保するために、基材
フォームを構成するポリウレタンフォームとしては、除
膜処理を施したポリウレタンフォーム、特にエーテル系
ポリウレタンフォームが好ましい。
【0035】本発明においては、このような蓄熱性粒子
をバインダー樹脂に混合してなる含浸液を調製し、この
含浸液を基材フォームに含浸させることにより、基材フ
ォームに蓄熱性粒子を担持させて蓄熱性を付与するが、
この場合において、次の又はのいずれか1以上の構
成を採用することにより、基材フォームに担持された蓄
熱性粒子の脱落を防止する。
【0036】 セル数(JIS K 6402)30
〜150個/インチの基材フォームに、平均粒径50μ
m以下、好ましくは平均粒径5〜50μmの蓄熱性粒子
を担持させる。
【0037】上記基材フォームのセル数と蓄熱性粒子の
粒径とを採用することにより、基材フォームのセル内に
蓄熱性粒子を安定に保持することが可能となり蓄熱性粒
子の脱落を防止することができる。
【0038】基材フォームのセル数が150個/インチ
を超えるとセルが小さくなり過ぎ、含浸液が浸入し難く
なる。基材フォームのセル数が30個/インチ未満では
セルが大きくなり過ぎ、蓄熱性粒子が脱落し易くなる。
平均粒径50μmを超える蓄熱性粒子では、表面積に対
し、基材フォームに接着している部分の割合が低下する
ため、基材フォームから脱落し易くなる。
【0039】 蓄熱性粒子を担持させた基材フォーム
の少なくとも一部の外表面に蓄熱性粒子の脱落を防止す
るための脱落防止層を設ける。
【0040】なお、上記の構成により蓄熱性粒子の脱
落を防止することができるため、の構成との構成と
を共に採用する必要はないが、の構成を採用した上で
脱落防止層を設けても良い。
【0041】以下に上記の脱落防止層について説明す
る。
【0042】脱落防止層の形成方法としては、例えば次
の(i)又は(ii)の方法を採用することができる。
【0043】(i) 蓄熱性粒子を担持させた基材フォ
ームにバインダー樹脂を付着させる。具体的には、蓄熱
性粒子とバインダー樹脂を含む含浸液(以下「蓄熱性含
浸液」と称す場合がある。)と、バインダー樹脂を含み
蓄熱性粒子を含まない含浸液(以下「バインダー含浸
液」と称す場合がある。)とを準備し、蓄熱性含浸液を
基材フォームに含浸させて乾燥して基材フォームに蓄熱
性粒子を担持させた後、バインダー含浸液を基材フォー
ムに含浸させて乾燥することにより、更にバインダー樹
脂を付着させる。
【0044】この場合、蓄熱性含浸液としては、前述し
た含浸液を用いることができ、バインダー含浸液として
は、蓄熱性粒子を含まないこと以外は蓄熱性含浸液と同
配合のものを用いることができる。このバインダー含浸
液の配合や用いるバインダー樹脂の種類は蓄熱性含浸液
のそれと異なるものであっても良いが、材料の調達や含
浸液の組成管理等の面からはバインダー含浸液は、蓄熱
性粒子を添加しないこと以外は、蓄熱性含浸液と同一の
材料及び配合で同様にして調製したものを用いるのが好
ましい。蓄熱性含浸液及びバインダー含浸液の含浸方法
及び乾燥条件は前述の通りである。バインダー含浸液を
含浸させる基材フォームの厚さは蓄熱性含浸液を含浸さ
せた基材フォームの厚さと必ずしも同一である必要はな
く、バインダー含浸液の含浸厚さが若干薄くても厚くて
も良い。
【0045】このように、基材フォームに蓄熱性含浸液
を含浸させて蓄熱性粒子を担持させた後、バインダー含
浸液を含浸させることにより、基材フォームに付着して
いる蓄熱性粒子を更にバインダー樹脂で固定することが
でき、蓄熱性粒子を脱落を有効に防止することができ
る。
【0046】バインダー含浸液を含浸させた際の基材フ
ォームへのバインダー樹脂付着量が過度に少ないとバイ
ンダー樹脂による蓄熱性粒子の固定効果を十分に得るこ
とができず、過度に多いと蓄熱性フォームの通気性が損
なわれる場合がある。従って、蓄熱性含浸液により蓄熱
性粒子を担持させた後、バインダー含浸液による含浸、
乾燥処理で基材フォームに付着させるバインダー樹脂量
は、基材フォーム重量に対して10〜100重量%とす
るのが好ましい。
【0047】(ii) 蓄熱性粒子を担持させた基材フォ
ームの少なくとも一方の表面にフィルムを付着させる。
具体的には、基材フォームに蓄熱性粒子とバインダー樹
脂を含む含浸液(即ち蓄熱性含浸液)を含浸させた後、
この基材フォームの少なくとも一方の外表面に熱融着性
フィルムを熱融着させる。
【0048】熱融着性フィルムとしては、熱融点を有す
るものであれば良く、特に制限はないが、熱融着のため
の加熱処理が容易であるものが好ましく、特に焼却処分
時の塩素ガスの発生の問題のないポリプロピレン、ポリ
エチレン等のポリオレフィン系フィルムが好適である。
【0049】この熱融着性フィルムの厚さが過度に厚い
と得られる蓄熱性フォームの通気性が損なわれ、過度に
薄いと熱融着性フィルムの強度が不足し、蓄熱性粒子の
脱落防止効果を十分に得ることができない場合がある。
【0050】従って、熱融着性フィルムの厚さは10〜
200μm程度であることが好ましい。
【0051】このような熱融着性フィルムは、含浸液に
よる含浸を行って乾燥させた後の基材フォームの表面に
熱融着性フィルムを積層して、用いた熱融着性フィルム
の熱融着温度で加熱することにより基材フォームの表面
に熱融着させることができる。
【0052】この熱融着性フィルムの熱融着層によって
も蓄熱性粒子の脱落を有効に防止することができる。
【0053】なお、前記(i)の方法を採用して基材フ
ォームに蓄熱性粒子を担持、固定し、更に上記(ii)の
方法で熱融着層を形成しても良い。
【0054】本発明では、含浸法による基材フォームへ
の蓄熱性粒子への担持で通気性に優れた蓄熱性フォーム
を得ることができる。一方、(i),(ii)の脱落防止
処理により、基材フォームの通気性が若干損なわれる
が、使用目的に応じて実用特性を満足し得る蓄熱性フォ
ームを得ることができる。
【0055】このような本発明の蓄熱性フォーム、特に
蓄熱性軟質ポリウレタンフォームによれば、次のような
用途が期待される。
【0056】 枕、敷布団等の寝具一般や防寒着、ス
キーウェア等のスポーツウェアにおいて、冷たい感触を
防止すると共に、外気温が上昇した際の蒸れを防止す
る。
【0057】 医療分野において、長時間におよぶ手
術中の患者の床ずれを防止するために手術中の患者のひ
じや肩等に貼着する手術用除圧材として、或いは医療用
ベッドのマットレス等として、人体に触れたときの冷た
い感触を防止して快適感を高めることができる。
【0058】 手術用除圧材に限らず、通常の人体な
いしその近傍の断熱材、緩衝材として用いることもで
き、外気温の上昇、下降に追従し難く、快適な使用感を
得ることができる。
【0059】 吸音、制振又は衝撃吸収用のパッキン
材としても、良好な調温機能を発揮する。
【0060】 OA機器等の昇温防止材として用いる
ことにより、著しく良好な放熱性を得ることができ、従
来のフィン構造を省略して機器容積及び重量の低減を図
ることができる。
【0061】
【実施例】以下に実施例、比較例及び実験例を挙げて本
発明をより具体的に説明する。
【0062】なお、以下において、蓄熱性含浸液、バイ
ンダー含浸液及び基材フォームとしては以下のものを用
いた。
【0063】 [蓄熱性含浸液配合(重量部)] SBR系バインダー :100 水 :150 マイクロカプセル(Frisby Technologies社製「THE RMASORB83」商品名,相変化温度28℃,平均粒径50μm) :205 界面活性剤 :40 老化防止剤 :1 消泡剤 :0.2 増粘剤 :20 [バインダー含浸液配合]マイクロカプセルを含まない
こと以外は蓄熱性含浸液と同配合 [基材フォーム]1000mm×2000mm×5mm
厚みの除膜処理エーテル系軟質ポリウレタンフォーム
(密度25kg/m,通気量150cc/cm/s
ec,セル数30個/インチ)。この基材フォーム1片
の重量は250gである。 [熱融着性フィルム] 厚さ30μmのポリプロピレンフィルム(熱融点100
℃)
【0064】実施例1 基材フォームを蓄熱性含浸液中に浸し、その状態で基材
フォームをローラーで絞り、基材フォーム中に蓄熱性含
浸液を含浸させた後引き上げ、再びローラーで絞り基材
フォーム中に含浸液を均一に分散させた。その後150
℃で4分間乾燥した。次いで、この基材フォームをバイ
ンダー含浸液中に浸し、上記と同様の含浸、分散及び、
乾燥処理を行って蓄熱性フォームを得た。
【0065】この蓄熱性フォームは、その全体にバイン
ダー樹脂及びマイクロカプセルが担持されており、マイ
クロカプセル及びバインダー樹脂の付着量は、表1に示
す通りであった。
【0066】得られた蓄熱性フォームについて、フラジ
ール型通気性測定機で通気量を測定すると共に、下記方
法でマイクロカプセルの脱落試験を行い結果を表1に示
した。
【0067】[洗濯によるマイクロカプセルの脱落試
験]蓄熱性フォームを洗剤濃度1.3g/Lの洗浄液で
15分洗濯した後、すすぎ5分、脱水3分を1サイクル
とし、10サイクル行った。 [圧縮によるマイクロカプセルの脱落試験]蓄熱性フォ
ームを加圧して元の厚みの50%まで圧縮した後圧力を
開放する加圧、除圧を1サイクルとし、8万サイクル行
った。 [摩耗によるマイクロカプセルの脱落試験]蓄熱性フォ
ームをサマーシート用生地にて加圧し(14g/c
)、20cm前方にサマーシートを移動させた後、
元の位置に戻す往復を500サイクル行った。
【0068】なお、マイクロカプセルの脱落の程度は上
記洗濯又は圧縮試験前後の蓄熱性フォームの重量変化率
((試験前の蓄熱性フォームの重量−試験後の蓄熱性フ
ォームの重量)÷試験前の蓄熱性フォームの重量×10
0)で調べた。
【0069】この重量変化率が大きいほどマイクロカプ
セルの脱落量が大きいことを示す。
【0070】実施例2 実施例1と同様にして蓄熱性含浸液による含浸及び乾燥
を行い、その後、基材フォームの両面にポリプロピレン
フィルムを積層して140℃で30秒間加熱することに
より、このポリプロピレンフィルムを基材フォームに熱
融着させて蓄熱性フォームを得た。
【0071】この蓄熱性フォームは、その全体にバイン
ダー樹脂及びマイクロカプセルが担持されており、マイ
クロカプセル及びバインダー樹脂の付着量は、表1に示
す通りであった。
【0072】この蓄熱性フォームについて、実施例1と
同様にして通気性の測定と、マイクロカプセルの脱落試
験を行い結果を表1に示した。
【0073】実施例3 基材フォームの表面にローラーにて蓄熱性含浸液を付着
させた後150℃で4分間乾燥し、その後バインダー含
浸液を同様にして付着、乾燥させて蓄熱性フォームを得
た。
【0074】この蓄熱性フォームは、ローラーで含浸液
を含浸させた側の基材フォーム表面の厚さ1.8mmの
表層部にのみにバインダー樹脂及びマイクロカプセルが
多く付着しており、マイクロカプセル及びバインダー樹
脂の付着量は表1に示す通りであった。
【0075】この蓄熱性フォームについて、実施例1と
同様にして通気性の測定と、マイクロカプセルの脱落試
験を行い結果を表1に示した。
【0076】実施例4 実施例3と同様にして蓄熱性含浸液による含浸及び乾燥
を行い、その後、基材フォームの両面にポリプロピレン
フィルムを積層して110℃で60秒間加熱することに
より、このポリプロピレンフィルムを基材フォームに熱
融着させて蓄熱性フォームを得た。
【0077】この蓄熱性フォームは、ローラーで含浸液
を含浸させた側の基材フォーム表面の厚さ1.8mmの
表層部にのみにバインダー樹脂及びマイクロカプセルが
多く付着しており、マイクロカプセル及びバインダー樹
脂の付着量は表1に示す通りであった。
【0078】この蓄熱性フォームについて、実施例1と
同様にして通気性の測定と、マイクロカプセルの脱落試
験を行い結果を表1に示した。
【0079】実施例5,6 実施例1,3において、それぞれバインダー含浸液によ
る含浸処理を行わなかったこと以外は同様にして表1に
示す蓄熱性粒子及びバインダー樹脂付着量の蓄熱性フォ
ームを製造し、各蓄熱性フォームについて、実施例1と
同様にして通気性の測定と、マイクロカプセルの脱落試
験を行い結果を表1に示した。
【0080】比較例1,2 実施例5,6において、マイクロカプセルとして平均粒
径60μmのものを用い、基材フォームをしてセル数2
0個/インチのものを用いたこと以外は同様にして表1
に示す蓄熱性粒子及びバインダー樹脂付着量の蓄熱性フ
ォームを得た。
【0081】得られた蓄熱性フォームについて、フラジ
ール型通気性測定機で通気量を測定すると共に、下記方
法でマイクロカプセルの脱落試験を行い結果を表1に示
した。
【0082】
【表1】
【0083】表1より、本発明によれば、洗濯や繰り返
し圧縮等による蓄熱性粒子の脱落が防止され、温度調節
機能が長期に亘り維持されることがわかる。
【0084】実験例1 実施例1で製造された蓄熱性フォームと、実施例3で製
造された蓄熱性フォームとについて、温度調節機能を比
較する実験を行った。
【0085】各々の蓄熱フォームを20℃に温度調整し
た後、人体表皮に取り付け、この部分の人体表皮の温度
の経時変化を調べ、結果を図1に示した。なお、実施例
3の蓄熱性フォームは、マイクロカプセルを含浸させた
表層部側が人体表皮に接触するように取り付けた。
【0086】なお、比較のため、マイクロカプセルを付
着させていない基材フォーム単味のものについても同様
にして温度変化を調べ、結果を図1に示した。
【0087】図1より、同一重量のマイクロカプセル
を、表層部にのみ担持させた実施例3の蓄熱性フォーム
と、全体に分散させた実施例1の蓄熱性フォームとで
は、表層部にのみ担持させたものの方が温度調節機能が
良好であり、30分経過後において、マイクロカプセル
を付着させていない基材フォームの場合との温度差は、
実施例3の表層部にのみマイクロカプセルを担持した蓄
熱性フォームでは5.4℃であったのに対し、フォーム
全体にマイクロカプセルを分散させた実施例1の蓄熱フ
ォームでは1.6℃と、両者の温度調節機能には大きな
差が生じた。
【0088】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、温度調節
機能の耐久性に優れた蓄熱性フォームが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例1の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA76 AA78 AD01 AG14 AG20 AH03 CE02 CE04 CE15 CE24 CE43 CE46 CE56 CE57 CE64 CE98 DA32 DA59 4F100 AK01A AK07 AK51A AT00B BA01 BA02 CA18 DE01A DE04A DJ01A EC03B EJ82A GB41 GB66 GB71 GB72 GB81 JJ02A JJ10A JL00 JL12B YY00A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱性粒子を基材フォームに担持させて
    なる蓄熱性フォームにおいて、 セル数30〜150個/インチの基材フォームに平均粒
    径50μm以下の蓄熱性粒子を担持させてなることを特
    徴とする蓄熱性フォーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該蓄熱性粒子の平均
    粒径が5〜50μmであることを特徴とする蓄熱性フォ
    ーム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該蓄熱性フォ
    ームの少なくとも一部の表面に、蓄熱性粒子の脱落を防
    止するための脱落防止層が設けられていることを特徴と
    する蓄熱性フォーム。
  4. 【請求項4】 蓄熱性粒子を基材フォームに担持させて
    なる蓄熱性フォームにおいて、 該蓄熱性フォームの少なくとも一部の表面に、蓄熱性粒
    子の脱落を防止するための脱落防止層が設けられている
    ことを特徴とする蓄熱性フォーム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、該蓄熱性粒子は、蓄熱性粒子をバインダー樹脂に混
    合してなる含浸液を基材フォームに含浸させて乾燥させ
    ることにより該基材フォームに担持されていることを特
    徴とする蓄熱性フォーム。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれか1項におい
    て、該脱落防止層はバインダー樹脂層であることを特徴
    とする蓄熱性フォーム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、該蓄熱性粒子を担持
    した基材フォームにバインダー樹脂を付着させることに
    より前記脱落防止層を形成されていることを特徴とする
    蓄熱性フォーム。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし5のいずれか1項におい
    て、該脱落防止層は付着されたフィルムよりなる層であ
    ることを特徴とする蓄熱性フォーム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、該フィルムは熱融着
    フィルムであり、該蓄熱性粒子を担持した基材フォーム
    に熱融着されていることを特徴とする蓄熱性フォーム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項にお
    いて、該基材フォームがポリウレタンフォームよりなる
    ことを特徴とする蓄熱性フォームの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    おいて、該蓄熱性粒子はシェル内に潜熱蓄熱剤が内包さ
    れたマイクロカプセルであることを特徴とする蓄熱性フ
    ォームの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、該潜熱蓄熱剤は
    液体−固体の相変化を発生するものであることを特徴と
    する蓄熱性フォームの製造方法。
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