JP2003012484A - 液体口腔用組成物 - Google Patents

液体口腔用組成物

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JP2003012484A
JP2003012484A JP2001193017A JP2001193017A JP2003012484A JP 2003012484 A JP2003012484 A JP 2003012484A JP 2001193017 A JP2001193017 A JP 2001193017A JP 2001193017 A JP2001193017 A JP 2001193017A JP 2003012484 A JP2003012484 A JP 2003012484A
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Kazuo Mukogasa
和夫 向笠
Ken Yamada
研 山田
Hideaki Sugano
秀明 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 グルカナーゼを配合したエタノール無配
合の液体口腔用組成物に、防菌成分として、シンナミッ
クアルデヒド類及び/又はシンナミックアルデヒドのア
セタール類と、第4級アンモニウム型殺菌剤とを配合し
てなることを特徴とする液体口腔用組成物。 【効果】 本発明は、エタノール無配合の組成において
も高い防菌防黴力を有し、グルカナーゼの安定配合を可
能としつつ、使用感にも優れた液体口腔用組成物を提供
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、グルカナーゼを配
合したエタノール無配合の組成で高い防菌防黴力を確保
し、更にグルカナーゼを安定配合した液体口腔用組成物
に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
エタノール含有量の少ない口腔用組成物の防腐力を確保
するために、安息香酸ナトリウムやパラオキシ安息香酸
エステル等が汎用されている。また、防黴力について
は、特に強い防黴力を示す塩化セチルピリジニウム等の
4級アンモニウム型殺菌剤の配合も試みられているが、
グルカナーゼを配合した組成物では、その安定性に影響
することから敬遠され、特定の防黴成分等の配合がなさ
れてきた(特開平7−187973号、特開平7−18
7977号公報)。しかしながら、防黴成分を配合した
場合には、その防黴成分の持つ香気により使用感が損な
われる場合があった。従って、防菌防黴力とグルカナー
ゼの安定性に問題なく、更に使用感に優れた口腔用組成
物の開発が望まれてきた。 【0003】本発明は、上記要望に応えるためになされ
たもので、エタノール無配合の組成においても高い防菌
防黴力を有し、グルカナーゼの安定配合を可能としつ
つ、使用感にも優れた液体口腔用組成物を提供すること
を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、(1)防黴力を確保するために第4級アンモニウム
型殺菌剤を配合することにより、従来用いられてきた防
黴成分配合量が100ppm以下に抑えられ、防黴成分
の強い香気による使用感の低下を抑えることができるこ
と、(2)第4級アンモニウム型殺菌剤を100ppm
以下に抑えることにより、グルカナーゼの安定性を確保
でき、かつ第4級アンモニウム型殺菌剤の苦味による使
用感への影響を抑えることができること、(3)防菌効
果の面で第4級アンモニウム型殺菌剤は、例えばある種
のグラム陰性桿菌などに対する効力が十分でなく、第4
級アンモニウム型殺菌剤だけでは必要な防菌効果が確保
できないが、ある特定のアルデヒド/アセタール系香料
を併用することにより解決できること、(4)第4級ア
ンモニウム型殺菌剤と併用するアルデヒド/アセタール
系香料を組成中100ppm以下とすることにより、グ
ルカナーゼの安定性を確保できることを知見し、本発明
をなすに至ったものである。 【0005】従って、本発明は、グルカナーゼを配合し
たエタノール無配合の液体口腔用組成物に、防菌成分と
して、下記構造式(1)で示されるシンナミックアルデ
ヒド類及び/又は下記構造式(2)で示されるシンナミ
ックアルデヒドのアセタール類と、第4級アンモニウム
型殺菌剤とを配合してなることを特徴とする液体口腔用
組成物を提供する。 【化4】 (上記式中R1〜R5は、それぞれ炭素数1〜3のアルキ
ル基、炭素数2〜3のアルケニル基、水素原子、水酸
基、メトキシ基、もしくはエトキシ基、又は隣合う2つ
のRn(n=1〜5)が−O−CH2−O−を形成する基
を示す。但し、R1〜R5がすべて水素原子である場合を
除く。) 【化5】 (上記式中R1〜R5は、炭素数1〜3のアルキル基、炭
素数2〜3のアルケニル基、水素原子、水酸基、メトキ
シ基、もしくはエトキシ基、又は隣合う2つのR n(n
=1〜5)が−O−CH2−O−を形成する基を示す。
6、R7は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基もしく
は炭素数2〜3のアルケニル基又はR6とR7とで 【化6】 基を形成する基を示す。) 【0006】本発明の液体口腔用組成物によれば、エタ
ノール無配合の組成においても高い防菌防黴力を確保
し、更にグルカナーゼが安定配合され、使用感にも優れ
たものである。 【0007】以下、本発明につき詳しく説明する。本発
明の液体口腔用組成物には、グルカナーゼと、特定のア
ルデヒド系香料と、更には第4級アンモニウム型殺菌剤
とが配合される。 【0008】ここで、グルカナーゼとしては、デキスト
ラナーゼ或いはムタナーゼが使用される。デキストラナ
ーゼとしては、特に制限はされないが、ケトミウム属、
ストレプトマイセス属、バチルス属、ラクトバチルス
属、コリネバクテリウム属、ペニシリウム属、アスペル
ギルス属、スピカリア属、セルビブリオ属等に属する公
知の方法により得られるデキストラナーゼは勿論、他の
微生物により産生されるデキストラナーゼも使用するこ
とができる。デキストラナーゼの配合量は、組成物1g
当たり0.1〜10,000単位、特に1〜2,000
単位とすることが好ましい。なお、上記1単位とは、デ
キストランを基質として酵素反応した場合、1分間当た
りにブドウ糖1μmol相当量の還元糖を生成させるデ
キストラナーゼの活性を1単位とする。 【0009】一方、ムタナーゼとしては、公知のものが
使用でき、例えばシュードモナス・エス・ピー、トリコ
デルマ・ハルジアヌム、ストレプトマイセス・ヴェレン
シス、アスペルギルス・ニドランス、フラボバクテリウ
ム・エス・ピー等のムタナーゼ産生菌を培養して調製し
たものが使用できる。ムタナーゼの配合量は、組成物1
g当たり1〜10,000単位、特に20〜5,000
単位とすることが好ましい。なお、上記1単位とは、ム
タンを基質として酵素反応した場合、1分間当たりにブ
ドウ糖1μg相当量の還元糖を生成させるムタナーゼの
活性を1単位とする。 【0010】また、本発明において、アルデヒド系香料
は、上記式(1)のシンナミックアルデヒド類、上記式
(2)のシンナミックアルデヒドのアセタール類の1種
又は2種以上が用いられる。シンナミックアルデヒド
類、シンナミックアルデヒドのアセタール類を例示する
と、o−メトキシシンナミックアルデヒド、p−メトキ
シシンナミックアルデヒド、p−エトキシシンナミック
アルデヒド、3,4−ジメトキシシンナミックアルデヒ
ド、3,4,5−トリメトキシシンナミックアルデヒ
ド、シンナミックアルデヒド−ジメチルアセタール、シ
ンナミックアルデヒド−ジエチルアセタール、シンナミ
ックアルデヒド−プロピレングリコールアセタール、p
−メトキシシンナミックアルデヒド−ジエチルアセター
ル、p−メトキシシンナミックアルデヒドプロピレング
リコールアセタール、p−メトキシシンナミックアルデ
ヒドジメチルアセタール等を挙げることができる。その
配合量は、好ましくは0.01〜100ppm、より好
ましくは0.1〜80ppm、更に好ましくは1〜50
ppmである。配合量が少なすぎると防菌効果がなく、
逆に多すぎると強い香気により使用感が低下してしまう
おそれがある。 【0011】第4級アンモニウム型殺菌剤としては、塩
化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベン
ザルコニウム、塩化デカリウム、ドミフェンブロマイド
等の1種又は2種以上が使用される。これらの殺菌剤の
配合濃度は、通常0.0005〜0.01%(質量百分
率、以下同じ)、好ましくは0.001〜0.009%
で、少なすぎると防黴力を発揮せず、逆に多すぎるとグ
ルカナーゼの安定性を損なってしまう。 【0012】本発明の液体口腔用組成物は、エタノール
が無配合のものであるが、ここでエタノール無配合と
は、エタノールの防腐力が期待出来ない量であり、実質
的には口腔用組成物中1,000ppm以下(0.1%
以下)の検出量である。 【0013】本発明の口腔用組成物は、液体歯磨、洗口
剤、水歯磨、デンタルリンス、口中清涼剤等の様々な剤
型に調製することができ、上記必須成分に加えて、各々
の目的に応じた種々の公知成分を配合することができ
る。 【0014】具体的には、本発明では、有効成分とし
て、グルカナーゼに加え、アミラーゼ、プロテアーゼ、
塩化リゾチーム等の酵素、フッ化ナトリウム、モノフル
オロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ化物、ト
ラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎症
剤、その他、酢酸dl−α−トコフェノール、ポリリン
酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピ
ロリドン、銅クロロフィリンナトリウム、ラウロイルサ
ルコシンナトリウム等の1種又は2種以上を配合し得
る。 【0015】また、界面活性剤として、ショ糖モノ及び
ジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜18である
ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセライド
等の脂肪酸グリセライド、酸化エチレンの平均重合度が
10〜100モルのポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、酸化エチレン
の平均重合度が10〜100モルのポリオキシエチレン
硬化ひまし油等のエステル系非イオン界面活性剤、酸化
エチレンの平均重合度が6〜50モルのポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル系のもの及び酸化エチレンの平均重合度が20
〜70モルのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル等のブロックポリマー型のエーテル系非
イオン界面活性剤、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオ
ン性界面活性剤、べタイン系等の両性界面活性剤などを
単独又は組み合わせて用いることができ、通常配合量は
0.05〜3%として用いることができる。 【0016】粘稠剤としては、プロピレングリコール、
グリセリン、ソルビット、ポリエチレングリコール、キ
シリトール、マルチトール、ラクチトール等の1種又は
2種以上を合計で0.3〜50%、好ましくは1〜10
%用いることができる。 【0017】粘結剤としては、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸プロピレングリコール、キサンタンガム、ジュ
エランガム、トラガントガム、カラヤガム、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビ
ニルポリマー、シリカゲル、ビーガム、ラポナイト等の
1種又は2種以上を合計で0.01〜1%、好ましくは
0.05〜0.5%用いることができる。 【0018】更に、サッカリン、サッカリンナトリウ
ム、グリチルリチン酸ジカリウム、ステビアエキス、ア
スパルテーム、ネオヘスペリジルジヒドロキシカルコ
ン、ペリラルチン等の甘味剤、安息香酸ナトリウム、パ
ラオキシ安息香酸エステル、塩酸クロルヘキシジン、グ
ルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、イソプロピ
ルメチルフェノール、低級脂肪酸モノグリセライド、p
−ヒドロキシメチルベンゾイックアシド、p−ヒドロキ
シエチルベンゾイックアシドなどの防腐剤を合計で0.
001〜1%、好ましくは0.01〜0.5%用いるこ
とができる。 【0019】なおまた、緩衝剤として、フタル酸、リン
酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、リンゴ酸及
び炭酸並びにそれらのカリウム塩、ナトリウム塩及びア
ンモニウム塩、アミノ酸及びその塩類、リボ核酸及びそ
の塩類、更に水酸化ナトリウム、ホウ砂、炭酸水素塩な
どの1種又は2種以上を合計で0.001〜1%、好ま
しくは0.01〜0.5%用いることができる。 【0020】香料としては、ペパーミント油、スペアミ
ント油、アニス油、ユーカリ油、ウインターグリーン
油、カシア油、シナモン油、クローブ油、タイム油、セ
ージ油、カルダモン油、ローズマリー油、マジョラム
油、レモン油、オレンジ油、フェンネル油、ナツメグ
油、ラベンダー油、パラクレス油等の天然精油及び、l
−メントール、l−カルボン、アネトール、1,8−シ
ネオール、メチルサリシレート、オイゲノール、チモー
ル、リナロール、リモネン、メントン、メンチルアセテ
ート、シトラール、カンファー、ボルネオール、ピネ
ン、スピラントール等の上記天然精油中に含まれる香料
成分、また、エチルアセテート、エチルブチレート、イ
ソアミルアセテート、ヘキサナール、ヘキセナール、メ
チルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデ
ート、ベンツアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、
フラネオール、マルトール、エチルマルトール、ガンマ
/デルタデカラクトン、ガンマ/デルタウンデカラクト
ン、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、
メンチルラクテート、エチレングリコール−l−メンチ
ルカーボネート等の香料成分、更には、いくつかの香料
成分や天然精油を組み合わせてなる、アップル、バナ
ナ、ストロベリー、ブルーベリー、メロン、ピーチ、パ
イナップル、グレープ、マスカット、ワイン、チェリ
ー、スカッシュ、コーヒー、ブランデー、ヨーグルト等
の調合フレーバーの1種又は2種以上を、本発明の組成
物中0.00001〜3%の配合量で、本発明の効果を
妨げない範囲で使用することができる。 【0021】なお、本発明の液体口腔用組成物は、通常
pH5〜10に調整される。 【0022】上記成分は何れも本発明の効果を損なわな
い範囲で配合することができる。容器としては、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、ガラス等を用いるこ
とができるが、これらに限定されることはなく、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン等も使用可能である。更に、エ
アゾール容器、ノンエアゾール型の泡状容器、スプレー
容器等への配合も可能である。 【0023】 【発明の効果】本発明は、エタノール無配合の組成にお
いても高い防菌防黴力を有し、グルカナーゼの安定配合
を可能としつつ、使用感にも優れた液体口腔用組成物を
提供することができる。 【0024】 【実施例】以下、実験例及び実施例を挙げて、本発明を
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限される
ものではない。なお、以下の例において%は何れも質量
百分率である。使用した香料A〜Dの成分を表1に示
す。 【0025】 【表1】 【0026】* アップルフレーバーは、式(1)のア
ルデヒド/アセタールを含有しないタイプのものを使用
した。また、アップルフレーバーに代えて、式(1)の
アルデヒド/アセタールを含有しないタイプのバナナ、
ストロベリー、ブルーベリー、メロン、ピーチ、パイナ
ップル、グレープ、マスカット、ワイン、チェリー、ス
カッシュ、コーヒー、ブランデー、ヨーグルト等の各フ
レーバーについて実施しても同様の結果が得られた。 【0027】[実験例1]表1に示した組成に基づき洗
口剤を調製し、防菌防黴力を評価した。 <防黴力測定方法>調製した洗口剤1mLに、約105
の黴(Paecilomyces vartioti
i)を接種し、25℃、4週間培養後の残存歯数を測定
した。 〇:残存菌体数が10個/mL以下 △:残存菌体数が10〜1,000個/mL ×:残存菌体数が1,000個/mL以上 <防菌力測定方法>調製した洗口剤1mLに、約105
のグラム陰性桿菌(Burkholderia cep
acia)を接種し、30℃、1週間培養後の残存歯数
を測定した。 ○:残存菌体数が10個/mL以下 △:残存菌体数が10〜1,000個/mL ×:残存菌体数が1,000個/mL以上 【0028】[実験例2]表1に示した組成に基づき洗
口剤を調製し、デキストラナーゼ残存活性を評価した。 <デキストラナーゼ残存活性測定方法>各サンプル1g
をpH7のリン酸バッファーにて100倍に希釈し、こ
れにデキストランを基質として、40℃、50分間反応
させた後、生じた遊離還元糖の生成能でその力価を測定
し、各サンプルの初期値に対する割合で残存率を評価し
た。 ○:残存活性が初期値の80%以上 △:残存活性が初期値の50〜80% ×:残存活性が初期値の50%以下 【0029】[実験例3]表1に示した組成に基づき洗
口剤を調製し、使用感を評価した。 <使用感評価方法>10名の専門パネルにより、調製し
た液体口腔用組成物を使用した際の香りについて5段階
評価させ、得られた10名のパネル評点の平均値を下記
基準に適用して使用感を評価した。評点 5点:香りに違和感なし 4点:香りに僅かに違和感有り 3点:香りにやや違和感有り 2点:香りに違和感有り 1点:香りに強い違和感有り評価基準 ○:5点 △:3〜4点 ×:2点以下 【0030】 【表2】 【0031】表2の結果より、本発明品は防菌防黴力が
高く、デキストラナーゼ安定性が良好であり、更に使用
感が良いことを確認した。 【0032】 [実施例1] 洗口剤 成分 配合量(%) グリセリン(85%) 5.0 キシリット 2.0 リン硫酸一水素ナトリウム 0.1 リン硫酸二水素ナトリウム 0.3 安息香酸ナトリウム 0.3 塩化ベンゼトニウム 0.005 グリシン 0.5 ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油 1.0 プロピレングリコール 3.0 カルボキシメチルセルロース 0.1 香料A 0.5 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.001 デキストラナーゼ 100単位/g フッ化ナトリウム 0.02精製水 バランス 計 100.0 【0033】 [実施例2] 洗口剤 成分 配合量(%) グリセリン(85%) 10.0 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.01 安息香酸ナトリウム 0.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 塩化セチルピリジニウム 0.002 DL−アラニン 0.5 青色1号 0.002 黄色4号 0.0005 ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油 2.0 プロピレングリコール 2.5 カラギーナン 0.1 香料B 0.1 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.005 デキストラナーゼ 20単位/g フッ化ナトリウム 0.05精製水 バランス 計 100.0 【0034】 [実施例3] 洗口剤 成分 配合量(%) ソルビット(60%) 10.0 リン硫酸一水素ナトリウム 0.2 リン硫酸二水素ナトリウム 0.25 グリチルリチン酸ジカリウム 1.0 トラネキサム酸 1.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 塩化ベンザルコニウム 0.01 酢酸dl−α−トコフェノール 1.0 ステビアエキス 0.2 青色1号 0.005 ポリオキシエチレン(60)セチルエーテル 1.0 プロピレングリコール 1.0 カルボキシメチルセルロース 0.05 香料A 0.5 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.004 ムタナーゼ 100単位/g精製水 バランス 計 100.0 【0035】 [実施例4] 洗口剤 成分 配合量(%) グリセリン(85%) 2.0 プロピレングリコール 3.0 キシリット 1.0 クエン酸 0.02 クエン酸ナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05 サッカリンナトリウム 0.01 塩化セチルピリジニウム 0.009 ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油 0.5 香料B 0.5 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.004 フッ化ナトリウム 0.055精製水 バランス 計 100.0 【0036】 [実施例5] 希釈洗口剤 成分 配合量(%) グリセリン(85%) 40.0 キシリット 5.0 サッカリンナトリウム 0.5 安息香酸ナトリウム 0.3 塩化セチルピリジニウム 0.01 フッ化ナトリウム 0.5 酢酸dl−α−トコフェノール 1.0 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル 3.0 青色1号 0.1 香料C 3.0 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.001 デキストラナーゼ 1000単位/g精製水 バランス 計 100.0 【0037】 [実施例6] 口中清涼剤 成分 配合量(%) グリセリン(85%) 20.0 キシリット 5.0 サッカリンナトリウム 1.0 安息香酸ナトリウム 0.5 塩化ベンゼトニウム 0.01 ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油 3.0 香料D 3.0 p−メトキシシンナミックアルデヒド 0.001 ムタナーゼ 500単位/g精製水 バランス 計 100.0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 秀明 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB282 AB472 AC081 AC122 AC132 AC182 AC211 AC212 AC302 AC312 AC432 AC482 AC582 AC691 AC692 AC792 AC852 AC862 AD212 AD272 AD352 AD471 AD472 AD532 AD662 CC41 DD23 DD27 EE32 EE33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 グルカナーゼを配合したエタノール無配
    合の液体口腔用組成物に、防菌成分として、下記構造式
    (1)で示されるシンナミックアルデヒド類及び/又は
    下記構造式(2)で示されるシンナミックアルデヒドの
    アセタール類と、第4級アンモニウム型殺菌剤とを配合
    してなることを特徴とする液体口腔用組成物。 【化1】 (上記式中R1〜R5は、それぞれ炭素数1〜3のアルキ
    ル基、炭素数2〜3のアルケニル基、水素原子、水酸
    基、メトキシ基、もしくはエトキシ基、又は隣合う2つ
    のRn(n=1〜5)が−O−CH2−O−を形成する基
    を示す。但し、R1〜R5がすべて水素原子である場合を
    除く。) 【化2】 (上記式中R1〜R5は、炭素数1〜3のアルキル基、炭
    素数2〜3のアルケニル基、水素原子、水酸基、メトキ
    シ基、もしくはエトキシ基、又は隣合う2つのR n(n
    =1〜5)が−O−CH2−O−を形成する基を示す。
    6、R7は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基もしく
    は炭素数2〜3のアルケニル基又はR6とR7とで 【化3】 基を形成する基を示す。)
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JP (1) JP2003012484A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031394A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Lion Corp 液体口腔用組成物及びl−メントールの析出防止方法

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