JP2003012436A5 - - Google Patents

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【請求項1】
水軟化性マトリックスと支持体とを構成要素とする化粧料において、水軟化性マトリックスに繊維を含有することを特徴とする、化粧料。
一方、水軟化性マトリックスと支持体とを構成要素とする化粧料において、水軟化性マトリックスに繊維を含有するものは知られていないし、この様な化粧料が、角栓などの老廃物を充分に固定でき、マトリックスそのものが支持体より離脱しない特性を有することも全く知られていない。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、角栓などの老廃物を充分に固定でき、マトリックスそのものが支持体より離脱しないシート状の化粧料を提供すべく、鋭意研究努力を重ねた結果、水軟化性マトリックスと支持体とを構成要素とする、化粧料において、水軟化性マトリックスに繊維を含有させることにより、この様な化粧料が実現可能であることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)水軟化性マトリックスと支持体とを構成要素とする化粧料において、水軟化 性マトリックスに繊維を含有することを特徴とする、化粧料。
(2)繊維が天然繊維であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)繊維がウェーブを有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。

(4)繊維が麻繊維であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧
料。
(5)水軟化性マトリックスが酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体を含有するもの
であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)水軟化性マトリックスにおける、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体の含有
量が、水軟化性マトリックス全量に対して20〜90重量%であることを特徴とする、
(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)支持体が不織布であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化
粧料。
(8)角栓除去用であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料

(9)小鼻用であることを特徴とする、(1)〜(8)何れか1項に記載の化粧料。
以下、本発明について実施の形態を中心に更に詳細に説明を加える。
本発明の水軟化性マトリックスは水軟化性高分子を含有することを特徴とする。水軟化性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールブチルエーテル、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体等が好ましく例示でき、これらの内では、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体を含有する形態が好ましい。かかる酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体の好ましい含有量としては、20〜90重量%が例示でき、更に好ましくは30〜80重量%である。本発明の化粧料のマトリックスとしては、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体以外に前記の水軟化性高分子を組み合わせて使用することができる。これらの水軟化性高分子の特に好ましい形態は、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体20〜90重量%、ポリビニルアルコール0.5〜10重量%及びポリ酢酸ビニル0.1〜10重量%を含有する形態である。本発明の水軟化性マトリックスには、かかる水軟化性高分子、繊維以外に通常パックなどの化粧料で使用される任意の成分を含有することができる。この様な任意の成分としては、例えば、スクワランや流動パラフィン、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコンやフェメチコンなどのシリコーン類、ホホバ油やゲイロウなどのエステル類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコールやセタノール、オレイルアルコールなどの高級アルコール類、牛脂やオリーブオイル等のトリグリセライド類、ステアリン酸モノグリセリド、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンステアレート等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレートなどのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどの(ポリ)グリセリンやポリエチレングリコール以外の多価アルコール類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン等の粉体類、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、ビタミンやグリチルリチンなどの有効成分、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄などの無機顔料、タルク、セリサイト、マイカ、チタンマイカ、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、カオリン、シリカゲル、アルミナ等の粉体類などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましい成分としては無機粉体類が挙げられ、その含有量としては0.5〜10重量%が好ましく例示できる。本発明の化粧料を構成する水軟化性マトリックスは、かかる成分を常法に従って処理することにより調製することができる。
(2)本発明の化粧料を構成する支持体
本発明の化粧料は、上記水軟化性マトリックス以外に、支持体を必須の構成要素とする。支持体とは、上記マトリックスを塗工、固定するための材料であり、その素材としては可変形成の前記水軟化性マトリックスとなじみのあるものが好ましく例示でき、具体的には、不織布、リント布、リネン布、濾紙、高分子フィルム等が例示でき、これらの中では不織布が好ましく例示できる。不織布の厚さとしては、0.1〜5mmが好ましく例示できる。これは薄すぎると充分にマトリックスを固定できず、角栓がうまく除去できない場合があり、厚すぎると皮膚との密着が損なわれ、角栓などが充分に吸着できない場合があるからである。本発明の化粧料の適用箇所としては、角栓が貯まりやすく、通常の化粧法では前記角栓が除去しにくい小鼻の部分が好ましく例示できる。従って、本発明の化粧料の形状も、この部位に使用できる大きさが好ましく、具体的には、1〜3cm×3〜7cmの大きさが好ましく例示できる。これには適用部位の形状に合わせるための切り込みなども加えることも可能である。水軟化性マトリックスの支持体への塗工も通常知られている方法に従って行えば良く、例えば、水軟化性マトリックスに水分を含有させて流動性を持たせ、具体的には粘度が20000〜60000mPa・s程度になるように調整し、ドクターブレードなどで引いて塗工した後、乾燥させればよい。乾燥条件としては40℃で48時間の送風乾燥などが好ましく例示できる。パック化粧用組成物がシート状の支持体に含浸している状態では、支持体層とパック剤層との界面は必ずしも明確ではなく、両層の境界付近では両層が重複している。この場合、両層の接着力等の点から、パック化粧用組成物がシート状基体の厚みの10〜90%にわたり含浸され、基体層とパック剤層との重複部分の厚さ(パック剤層が基体層に埋入している部分の厚さ)が、基体層全体の厚さの10〜90%となっているのが好ましく、30〜70%であるのがより好ましい。パック剤層の厚みは、50〜500μmが好ましく、さらに好ましくは100〜300μmである。パック剤層の厚みが薄すぎると、皮膚表面の汚垢や角栓の除去性が悪くなり、厚すぎるとパック化粧料の乾燥が遅くなり取り扱い性に劣ることとなる場合がある。
<実施例1>下記に示す処方に従って水軟化性マトリクスの含水組成物を作成した。即ち、処方成分をニーダーで混練りし、均一化してマトリックス含水物を得た。このものを0.2mmの厚さの不織布に240μの厚さで塗工し、乾燥させ、195μの水軟化性マトリックス層を有する本発明の化粧料1を得た。別途、処方のジュート繊維を二酸化チタンに置き換えた比較例1(乾燥後のマトリックス層の厚さ199μ)も作成した。化粧料1と比較例1とについて、角栓除去効果を比較した。効果は無作為に20名選抜し、10名つ2群に分けたパネラーの小鼻を水で濡らした後、化粧料を貼付し、自然乾燥後剥離し、マトリックス上に吸着された角栓の数と長さを、ビデオマイクロスコープで取り込んだ画像より、計数、計測し各群ごとの平均を求めて行った。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料は角栓除去効果に優れることがわかる。これは、本発明の化粧料が角栓などの汚れをしっかりと固定していて、しかもマトリックスそのものが支持体より離脱しないため、毛穴より角栓を確実に、長く引き出せるためである。
酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体*1 60 重量部
ポリビニルアルコール*2 6 重量部
ポリ酢酸ビニル*3 1 重量部
二酸化チタン 2 重量部
グリセリン 1 重量部
ヒマシ油 1 重量部
ポリオキシエチレン(20)ヒマシ油 1 重量部
無水珪酸 5 重量部
ジュート繊維(平均1mm) 1 重量部
水 22 重量部
*1:酢酸ビニル:ビニルピロリドン=7:3、平均分子量3万
*2:平均分子量2万5千
*3:平均分子量4万
<実施例5〜7>実施例1の化粧料1のジュート繊維の長さを変えて、同様に検討を行った。結果を表3に示す。これより、長さとしては、長さ0.2〜3mm、更に好ましくは0.5〜2mmのものであれば特段の限定はなく使用可能であることがわかる。
酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体*1 60 重量部
ポリビニルアルコール*2 6 重量部
ポリ酢酸ビニル*3 1 重量部
二酸化チタン 2 重量部
グリセリン 1 重量部
ヒマシ油 1 重量部
ポリオキシエチレン(20)ヒマシ油 1 重量部
無水珪酸 5 重量部
ジュート繊維*** 1 重量部
水 22 重量部
*1:酢酸ビニル:ビニルピロリドン=7:3、平均分子量3万
*2:平均分子量2万5千
*3:平均分子量4万
***長さは表3に記載。
JP2001197809A 2001-06-29 2001-06-29 角栓除去化粧料 Expired - Lifetime JP5041634B2 (ja)

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