JP2003011274A - 包装容器及びその製造方法 - Google Patents
包装容器及びその製造方法Info
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- JP2003011274A JP2003011274A JP2001198666A JP2001198666A JP2003011274A JP 2003011274 A JP2003011274 A JP 2003011274A JP 2001198666 A JP2001198666 A JP 2001198666A JP 2001198666 A JP2001198666 A JP 2001198666A JP 2003011274 A JP2003011274 A JP 2003011274A
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- film
- packaging container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】衛生的な包装容器の製造時に、内側フイルムの
内容物に接する面に殺菌光を効率的に照射し、殺菌する
ことにより、殺菌工程のランニングコスト及び設備費等
を減額できる包装容器及びその製造方法を提供すること
にある。 【解決手段】内側フイルム１１と外側フイルム１２を２
枚重ねた二重フイルム１０同士を重ねて周囲をヒートシ
ールしてなる包装容器２０において、内容物と接する内
側フイルム１１に透明なポリオレフィン系樹脂フイルム
を用い、外側フイルム１２にはアルミニウム箔又はアル
ミニウム蒸着フイルムを中間層とし、この両側にポリオ
レフィン系樹脂フイルムをラミネートした複合フイルム
を用いてなることを特徴とする。
内容物に接する面に殺菌光を効率的に照射し、殺菌する
ことにより、殺菌工程のランニングコスト及び設備費等
を減額できる包装容器及びその製造方法を提供すること
にある。 【解決手段】内側フイルム１１と外側フイルム１２を２
枚重ねた二重フイルム１０同士を重ねて周囲をヒートシ
ールしてなる包装容器２０において、内容物と接する内
側フイルム１１に透明なポリオレフィン系樹脂フイルム
を用い、外側フイルム１２にはアルミニウム箔又はアル
ミニウム蒸着フイルムを中間層とし、この両側にポリオ
レフィン系樹脂フイルムをラミネートした複合フイルム
を用いてなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、飲料、医薬
品等を無菌充填、包装する為の包装容器を衛生的に製造
する方法に関するものである。
品等を無菌充填、包装する為の包装容器を衛生的に製造
する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】内容物を無菌充填、包装する為の包装容
器及びそれらを衛生的に製造する方法は種々あり、数枚
の単層あるいは多層のプラスチックフイルムを重ね合わ
せ、四方をヒートシールした包装容器が、使用するプラ
スチックフイルムの選定の自由度が高く、かつ、高ガス
バリア性の包装容器が得られるなどの理由で多くの分野
で使用されている。図５はこれらの包装容器を製造する
方法を概略説明した図であり、４本の巻取軸３０にそれ
ぞれロール状の外側フイルム１２及び内側フイルム１１
の巻取を装着し、各巻取軸３０から上段と下段の２組の
外側フイルム１２と内側フイルム１１を巻き出し、まず
上段の外側フイルム１２と内側フイルム１１の二重フイ
ルムにスパウト装着用穴２３がパンチで開けられる。ス
パウト２２とはつばの付いた円筒形のプラスチック成型
物であり、包装容器において内容物の充填口及び取出口
となる。次に、スパウト２２が穴２３の内側から装着、
シールされ、次の殺菌工程で殺菌ランプ３１から照射さ
れた殺菌光で、上段の内側フイルム１１と下段の内側フ
イルム１１の内容面に接する表面に付着している微生物
類が殺菌される。次いで、縦方向及び横方向のヒートシ
ールバー３４ａ，３４ｂ，３４ｃで四方がヒートシール
され、カッター３５で裁断されて包装容器が製造され
る。前記の如く包装容器の内側フイルム１１を殺菌する
方法として、上記工程のスパウト２２とヒートシールバ
ー３４ａ，３４ｂとの間に殺菌工程を設け、紫外線又は
パルス光等の殺菌ランプ３１で内側フイルム１１の内容
物に接する面に殺菌光を照射して殺菌している。
器及びそれらを衛生的に製造する方法は種々あり、数枚
の単層あるいは多層のプラスチックフイルムを重ね合わ
せ、四方をヒートシールした包装容器が、使用するプラ
スチックフイルムの選定の自由度が高く、かつ、高ガス
バリア性の包装容器が得られるなどの理由で多くの分野
で使用されている。図５はこれらの包装容器を製造する
方法を概略説明した図であり、４本の巻取軸３０にそれ
ぞれロール状の外側フイルム１２及び内側フイルム１１
の巻取を装着し、各巻取軸３０から上段と下段の２組の
外側フイルム１２と内側フイルム１１を巻き出し、まず
上段の外側フイルム１２と内側フイルム１１の二重フイ
ルムにスパウト装着用穴２３がパンチで開けられる。ス
パウト２２とはつばの付いた円筒形のプラスチック成型
物であり、包装容器において内容物の充填口及び取出口
となる。次に、スパウト２２が穴２３の内側から装着、
シールされ、次の殺菌工程で殺菌ランプ３１から照射さ
れた殺菌光で、上段の内側フイルム１１と下段の内側フ
イルム１１の内容面に接する表面に付着している微生物
類が殺菌される。次いで、縦方向及び横方向のヒートシ
ールバー３４ａ，３４ｂ，３４ｃで四方がヒートシール
され、カッター３５で裁断されて包装容器が製造され
る。前記の如く包装容器の内側フイルム１１を殺菌する
方法として、上記工程のスパウト２２とヒートシールバ
ー３４ａ，３４ｂとの間に殺菌工程を設け、紫外線又は
パルス光等の殺菌ランプ３１で内側フイルム１１の内容
物に接する面に殺菌光を照射して殺菌している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記殺菌工程
で殺菌用に使用される紫外線やパルス光等の殺菌光は人
体、特に目に有害であり、漏洩を防ぐために殺菌工程の
周りを大きなカバー３３で覆う必要があり、殺菌ランプ
３１も大容量のエネルギーのランプが必要になり、設備
が大型となると共に、設備費用が多額となるなどの欠点
があり、包装容器のコストに影響する等の欠点を有して
いた。また、図６に示した如く殺菌ランプ３１から照射
された殺菌光３２が二枚重ねの二重フイルム１０を透過
してしまう為エネルギーロスが大きい、これを補う為に
カバー３３内面に反射鏡（図示せず）を有するものもあ
るが、いったん外部へ透過した殺菌光３２が再度二枚重
ねの二重フイルム１０を通過する状態になるので、ここ
でもエネルギーロスが発生していた。
で殺菌用に使用される紫外線やパルス光等の殺菌光は人
体、特に目に有害であり、漏洩を防ぐために殺菌工程の
周りを大きなカバー３３で覆う必要があり、殺菌ランプ
３１も大容量のエネルギーのランプが必要になり、設備
が大型となると共に、設備費用が多額となるなどの欠点
があり、包装容器のコストに影響する等の欠点を有して
いた。また、図６に示した如く殺菌ランプ３１から照射
された殺菌光３２が二枚重ねの二重フイルム１０を透過
してしまう為エネルギーロスが大きい、これを補う為に
カバー３３内面に反射鏡（図示せず）を有するものもあ
るが、いったん外部へ透過した殺菌光３２が再度二枚重
ねの二重フイルム１０を通過する状態になるので、ここ
でもエネルギーロスが発生していた。
【０００４】本発明の課題は、衛生的な包装容器の製造
時に、内側フイルムの内容物に接する面に殺菌光を効率
的に照射し、殺菌することにより、殺菌工程のランニン
グコスト及び設備費等を減額できる包装容器及びその製
造方法を提供することにある。
時に、内側フイルムの内容物に接する面に殺菌光を効率
的に照射し、殺菌することにより、殺菌工程のランニン
グコスト及び設備費等を減額できる包装容器及びその製
造方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
発明は、内側フイルムと外側フイルムを２枚重ねた二重
フイルム同士を重ねて周囲をヒートシールしてなる包装
容器において、内容物と接する内側フイルムに透明なポ
リオレフィン系樹脂フイルムを用い、外側フイルムには
アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを中間層
とし、この両側にポリオレフィン系樹脂フイルムをラミ
ネートした複合フイルムを用いてなることを特徴とする
包装容器である。
発明は、内側フイルムと外側フイルムを２枚重ねた二重
フイルム同士を重ねて周囲をヒートシールしてなる包装
容器において、内容物と接する内側フイルムに透明なポ
リオレフィン系樹脂フイルムを用い、外側フイルムには
アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを中間層
とし、この両側にポリオレフィン系樹脂フイルムをラミ
ネートした複合フイルムを用いてなることを特徴とする
包装容器である。
【０００６】次に、請求項２に係る発明は、上記請求項
１記載の包装容器の製造時に、前記外側フイルムの中間
層で殺菌光を繰り返し反射させながら内側フイルムの内
容物と接する面を殺菌することを特徴とする包装容器の
製造方法である。
１記載の包装容器の製造時に、前記外側フイルムの中間
層で殺菌光を繰り返し反射させながら内側フイルムの内
容物と接する面を殺菌することを特徴とする包装容器の
製造方法である。
【０００７】
【作用】本発明によれば、包装容器の外側フイルムの中
間層にアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを
積層しているので、包装容器を製造する際の殺菌時に内
側フイルムを透過した殺菌光が外側フイルムの中間層の
アルミニウム面で反射され、繰り返し反射され照射され
るので殺菌が効率的に実施される。従って、小容量のエ
ネルギーの殺菌ランプで殺菌でき、かつ、設備費も少額
になる等のメリットがある。
間層にアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを
積層しているので、包装容器を製造する際の殺菌時に内
側フイルムを透過した殺菌光が外側フイルムの中間層の
アルミニウム面で反射され、繰り返し反射され照射され
るので殺菌が効率的に実施される。従って、小容量のエ
ネルギーの殺菌ランプで殺菌でき、かつ、設備費も少額
になる等のメリットがある。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の包装容器及びその製造方
法を以下に詳細に説明する。
法を以下に詳細に説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施の形態を示す包装容
器２０の側断面図であり、内容物と接する側に設けられ
た内側フイルム１１とその外側に位置する外側フイルム
１２を２枚重ねた二重フイルム１０から構成されてお
り、図２は本発明の一実施の形態を示す包装容器２０の
平面説明図であり、包装容器２０の上部に内容物の充填
口及び取出口であるスパウト２２が設けられ、四方はヒ
ートシール部２１で熱融着されている。
器２０の側断面図であり、内容物と接する側に設けられ
た内側フイルム１１とその外側に位置する外側フイルム
１２を２枚重ねた二重フイルム１０から構成されてお
り、図２は本発明の一実施の形態を示す包装容器２０の
平面説明図であり、包装容器２０の上部に内容物の充填
口及び取出口であるスパウト２２が設けられ、四方はヒ
ートシール部２１で熱融着されている。
【００１０】前記内側フイルム１１に使用するフイルム
はポリオレフィン系樹脂フイルムが好ましく、使用する
樹脂としては低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチ
レン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オ
レフィン共重合体樹脂などのエチレン系樹脂やプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共
重合体などのポリプロピレン系樹脂などの選択が可能で
あり、これらの樹脂の単体又は２種以上からなるブレン
ド物でもかまわない。本発明ではポリエチレン樹脂がよ
り好ましく、さらに、本発明では殺菌光３２が透過でき
るように透明である必要がある。厚みは５０〜１００μ
ｍのものが使用される。
はポリオレフィン系樹脂フイルムが好ましく、使用する
樹脂としては低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチ
レン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オ
レフィン共重合体樹脂などのエチレン系樹脂やプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共
重合体などのポリプロピレン系樹脂などの選択が可能で
あり、これらの樹脂の単体又は２種以上からなるブレン
ド物でもかまわない。本発明ではポリエチレン樹脂がよ
り好ましく、さらに、本発明では殺菌光３２が透過でき
るように透明である必要がある。厚みは５０〜１００μ
ｍのものが使用される。
【００１１】前記外側フイルム１２は内側フイルム１１
を保護すると共に、ガスバリア性と内容物に接する面か
ら照射された殺菌光３２を反射する両機能を持たせるよ
うにアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを中
間層１２ａとし、その両側にポレオレフィン系樹脂フイ
ルム１２ｂ，１２ｃをラミネートした複合フイルム構成
になっている。前記複合フイルムの内容物に接する側の
ポリオレフィン系樹脂フイルム１２ｃは内側フイルム１
１との熱融着性のあるフイルムを用いる必要がある。
を保護すると共に、ガスバリア性と内容物に接する面か
ら照射された殺菌光３２を反射する両機能を持たせるよ
うにアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを中
間層１２ａとし、その両側にポレオレフィン系樹脂フイ
ルム１２ｂ，１２ｃをラミネートした複合フイルム構成
になっている。前記複合フイルムの内容物に接する側の
ポリオレフィン系樹脂フイルム１２ｃは内側フイルム１
１との熱融着性のあるフイルムを用いる必要がある。
【００１２】前記中間層１２ａに使用されるアルミニウ
ム箔としては、一般の軟質アルミニウム箔が使用でき、
厚さは７〜１００μｍの範囲のものが利用できる。
ム箔としては、一般の軟質アルミニウム箔が使用でき、
厚さは７〜１００μｍの範囲のものが利用できる。
【００１３】また、前記中間層１２ａに使用されるアル
ミニウム蒸着フイルムは、基材フイルムの少なくとも片
面にアルミニウムを厚さ５０〜３０００Åで蒸着したフ
イルムで、基材フイルムとしては厚さ２０〜４０μｍの
二軸延伸ポリプロピレンフイルム、厚さ６〜２５μｍの
二軸延伸ポリエステルフイルムなどが使用される。
ミニウム蒸着フイルムは、基材フイルムの少なくとも片
面にアルミニウムを厚さ５０〜３０００Åで蒸着したフ
イルムで、基材フイルムとしては厚さ２０〜４０μｍの
二軸延伸ポリプロピレンフイルム、厚さ６〜２５μｍの
二軸延伸ポリエステルフイルムなどが使用される。
【００１４】図３は本発明の包装容器の製造方法を説明
した概略説明図であり、４本の巻取軸３０に、それぞれ
ロール状の外側フイルム１２及び内側フイルム１１の巻
取を装着し、各巻取軸３０から上段と下段の２組の外側
フイルム１２と内側フイルム１１を巻き出し、まず上段
の外側フイルム１２と内側フイルム１１の二重フイルム
にスパウト装着用穴２３がパンチで開けられる。次に、
スパウト２２が穴の内側から装着、シールされる。次の
殺菌工程で図４に示す如く、殺菌ランプ３１から照射さ
れた殺菌光３２は直接内側フイルム１１の内面に照射さ
れるばかりでなく、内面フイルム１１と外側フイルムの
ポリオレフィン系樹脂フイルム１２ｃとを透過して、外
側フイルムの中間層１２ａのアルミニウム面で反射さ
れ、外側フイルムのポリオレフィン系樹脂フイルム１２
ｃと内側フイルム１１とを透過して、内面フイルム１１
の内容物に接する面に照射される。前記の如く殺菌光３
２が二枚重ねの二重フイルム１０の外側フイルムの中間
層１２ａで繰り返し反射され、照射されることになるの
で、上段の内側フイルム１１と下段の内側フイルム１１
の内容面に接する表面に付着している微生物類が効率良
く殺菌される。次いで、縦方向及び横方向のヒートシー
ルバー３４ａ，３４ｂ，３４ｃで四方がヒートシールさ
れ、カッター３５で裁断されて衛生的な包装容器が製造
される。本発明では図４に示すように殺菌光３２が繰り
返し照射され、殺菌されるので殺菌工程で使用する殺菌
ランプ３１は小容量のエネルギーのランプでよく、大規
模なカバー３３も設置する必要が無く、殺菌工程の設備
費用も安くでき、かつ、殺菌に係わるランニングコスト
なども削減できるなどのメリットがある。
した概略説明図であり、４本の巻取軸３０に、それぞれ
ロール状の外側フイルム１２及び内側フイルム１１の巻
取を装着し、各巻取軸３０から上段と下段の２組の外側
フイルム１２と内側フイルム１１を巻き出し、まず上段
の外側フイルム１２と内側フイルム１１の二重フイルム
にスパウト装着用穴２３がパンチで開けられる。次に、
スパウト２２が穴の内側から装着、シールされる。次の
殺菌工程で図４に示す如く、殺菌ランプ３１から照射さ
れた殺菌光３２は直接内側フイルム１１の内面に照射さ
れるばかりでなく、内面フイルム１１と外側フイルムの
ポリオレフィン系樹脂フイルム１２ｃとを透過して、外
側フイルムの中間層１２ａのアルミニウム面で反射さ
れ、外側フイルムのポリオレフィン系樹脂フイルム１２
ｃと内側フイルム１１とを透過して、内面フイルム１１
の内容物に接する面に照射される。前記の如く殺菌光３
２が二枚重ねの二重フイルム１０の外側フイルムの中間
層１２ａで繰り返し反射され、照射されることになるの
で、上段の内側フイルム１１と下段の内側フイルム１１
の内容面に接する表面に付着している微生物類が効率良
く殺菌される。次いで、縦方向及び横方向のヒートシー
ルバー３４ａ，３４ｂ，３４ｃで四方がヒートシールさ
れ、カッター３５で裁断されて衛生的な包装容器が製造
される。本発明では図４に示すように殺菌光３２が繰り
返し照射され、殺菌されるので殺菌工程で使用する殺菌
ランプ３１は小容量のエネルギーのランプでよく、大規
模なカバー３３も設置する必要が無く、殺菌工程の設備
費用も安くでき、かつ、殺菌に係わるランニングコスト
なども削減できるなどのメリットがある。
【００１５】前記両側の外側フイルム１２として、直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂フイルム（厚さ５０μｍ）／
アルミニウム蒸着ポリエステルフイルム（厚さ１２μ
ｍ）／直鎖状低密度ポリエチレン樹脂フイルム（厚さ５
０μｍ）の構成の複合フイルムを使用し、さらに両側の
内側フイルム１１として、内容物に接する側の表面に１
０4 個／１ｍｌのＡｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒ
（黒カビ）を含む液を散布した、厚さ７５μｍの直鎖状
低密度ポリエチレン樹脂フイルムを使用し、内側フイル
ム１１の表面から１００ｍｍの位置に設置した、出力１
３２０ジュールのパルス殺菌光を照射し、四方をヒート
シールした後カットし、衛生的な包装容器を生産した。
状低密度ポリエチレン樹脂フイルム（厚さ５０μｍ）／
アルミニウム蒸着ポリエステルフイルム（厚さ１２μ
ｍ）／直鎖状低密度ポリエチレン樹脂フイルム（厚さ５
０μｍ）の構成の複合フイルムを使用し、さらに両側の
内側フイルム１１として、内容物に接する側の表面に１
０4 個／１ｍｌのＡｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒ
（黒カビ）を含む液を散布した、厚さ７５μｍの直鎖状
低密度ポリエチレン樹脂フイルムを使用し、内側フイル
ム１１の表面から１００ｍｍの位置に設置した、出力１
３２０ジュールのパルス殺菌光を照射し、四方をヒート
シールした後カットし、衛生的な包装容器を生産した。
【００１６】前記方法で生産した包装容器の中の黒カビ
の残存菌数を測定したところ、すべての菌が死滅してい
た。
の残存菌数を測定したところ、すべての菌が死滅してい
た。
【００１７】
【発明の効果】本発明の包装容器及びその製造方法によ
り、包装容器の内側フイルムの内容物に接する面が繰り
返し殺菌光で照射されるので、内面に付着している微生
物類が効率的、かつ、十分に殺菌されることになり、小
容量のエネルギーの殺菌ランプで殺菌でき、かつ、殺菌
工程の装置等も省力化出来、ランニングコスト及び製造
ラインの全体設備費の低減ができるので、衛生的な包装
容器を広く包装分野に安価に提供できる。
り、包装容器の内側フイルムの内容物に接する面が繰り
返し殺菌光で照射されるので、内面に付着している微生
物類が効率的、かつ、十分に殺菌されることになり、小
容量のエネルギーの殺菌ランプで殺菌でき、かつ、殺菌
工程の装置等も省力化出来、ランニングコスト及び製造
ラインの全体設備費の低減ができるので、衛生的な包装
容器を広く包装分野に安価に提供できる。
【図１】本発明の包装容器の側断面図である。
【図２】本発明の包装容器の平面図である。
【図３】本発明の包装容器の製造方法の概略説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の製造方法の殺菌工程の説明図である
【図５】従来の包装容器の製造方法の概略説明図であ
る。
る。
【図６】従来の製造方法の殺菌工程の説明図である
１０…二重フイルム
１１…内側フイルム
１２…外側フイルム
１２ａ…中間層
１２ｂ，１２ｃ…ポリオレフィン系樹脂フイルム
２０…包装容器
２１…ヒートシール部
２２…スパウト
２３…スパウト装着用穴
３０…巻取軸
３１…殺菌ランプ
３２…殺菌光
３３…カバー
３４ａ，３４ｂ，３４ｃ…ヒートシールバー
３５…カッター
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ３１Ｂ 23/64 Ｂ３１Ｂ 23/64
Ｆターム(参考） 3E064 AB11 BA24 BB03 EA04 GA04
HU10
3E067 AA03 AA11 AB01 AB26 AB81
AC01 BA12A BB12A BB15A
BB16A BB25A CA04 CA11
CA24 EA09 EB32 FA01 FB12
FC01 GC03
3E075 AA05 BA42 CA01 DD12 GA04
4F100 AB10C AB33C AK03A AK03B
AK03D BA04 BA07 BA10A
BA10D BA16 DA01 EH66C
GB16 GB23 GB66 JN01A
Claims (2)
- 【請求項１】内側フイルムと外側フイルムを２枚重ねた
二重フイルム同士を重ねて周囲をヒートシールしてなる
包装容器において、内容物と接する内側フイルムに透明
なポリオレフィン系樹脂フイルムを用い、外側フイルム
には、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フイルムを
中間層とし、この両側にポリオレフィン系樹脂フイルム
をラミネートした複合フイルムを用いてなることを特徴
とする包装容器。 - 【請求項２】前記請求項１記載の包装容器の製造時に、
前記外側フイルムの中間層で殺菌光を繰り返し反射させ
ながら内側フイルムの内容物と接する面を殺菌すること
を特徴とする包装容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198666A JP2003011274A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 包装容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198666A JP2003011274A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 包装容器及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003011274A true JP2003011274A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19036074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001198666A Pending JP2003011274A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 包装容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003011274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009018052A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | C I Kasei Co Ltd | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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