JP2003009353A - 電気接続箱及びオプション用コネクタの固定構造 - Google Patents

電気接続箱及びオプション用コネクタの固定構造

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JP2003009353A
JP2003009353A JP2001190798A JP2001190798A JP2003009353A JP 2003009353 A JP2003009353 A JP 2003009353A JP 2001190798 A JP2001190798 A JP 2001190798A JP 2001190798 A JP2001190798 A JP 2001190798A JP 2003009353 A JP2003009353 A JP 2003009353A
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connector
holder
vehicle
junction box
component mounting
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JP2001190798A
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Inventor
Toshihisa Sekido
利久 関戸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オプション用コネクタを車両内に容易かつ確実
に固定することができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】電気接続箱1におけるロアケース4の側壁
4cの外側面には、ホルダ部21が一体形成されてい
る。ホルダ部21は、一方に開口した有底箱体状をな
し、ロアケース4の側壁4cの外側面に対して垂直方向
に開口部21aが向くように形成されている。ホルダ部
21は開口部21aにオプション用コネクタ31を着脱
可能となっており、同コネクタ31を側壁4cの外側面
に対して垂直方向から装着可能となっている。そして、
コネクタ31をホルダ部21に装着すると、ホルダ部2
1は、接続端子を何ら電気的に接続しない状態でコネク
タ31を保持した状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンルーム内には、
先端にコネクタが取り付けられたワイヤハーネスが多数
収容されている。コネクタを分類すると、常時使用され
るもの及び常時使用されないもの(オプション用のも
の)の2種類がある。
【0003】常時使用されるコネクタは相手方のコネク
タと嵌合した状態となっている。その反面、オプション
用のコネクタは、不使用時においては相手方のコネクタ
と嵌合することなく、余った状態となっている。
【0004】このような余ったオプション用のコネクタ
をそのまま車両に搭載すると、コネクタの通電部分であ
る接続端子に水等が付着して電流のリークや接続端子の
腐食を防止する必要がある。
【0005】そこで、従来、図6に示すようなコネクタ
ホルダ51が提案されている。このコネクタホルダ51
は、一方に開口する略直方体状の箱体によって構成され
ている。コネクタホルダ51の開口部51aには、コネ
クタ52を装着可能となっている。コネクタホルダ51
の外周面51bには、コネクタ52を案内する突条53
と、同コネクタ52の係合部52aと係合する係合突起
54とが形成されている。また、コネクタ52には、コ
ネクタホルダ51と嵌まり合う嵌合部52bが形成され
ている。そして、コネクタ52をコネクタホルダ51に
装着すると、嵌合部52bがコネクタホルダ51に嵌合
した状態で係合部52aと係合突起54とが係合し、コ
ネクタ52がコネクタホルダ51に固定される。つま
り、コネクタ52の装着状態においては、コネクタホル
ダ51の外周面51bにおける開口部51aから2点鎖
線で示す位置までが、嵌合部52bによって覆われる。
これにより、コネクタ52の接続端子(図示略)はコネ
クタホルダ51内に密閉された状態となる。このため、
同接続端子に対して水が付着しにくくなり、電流のリー
クや接続端子の腐食等が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来のコネクタホルダ51は、コネクタ52の使用時に不
要となる。このため、コネクタホルダ51を廃却した
り、車両内のどこかにコネクタホルダ51の置き場所を
確保したりするといった処理が必要となる。
【0007】また、コネクタホルダ51及びコネクタ5
2を未固定の状態にしておくと、振動によってワイヤハ
ーネスが揺れ、ボディや他の部品にコネクタホルダ51
やコネクタ52が当たる結果、騒音が発生してしまう。
したがって、これを回避するために、例えばコネクタホ
ルダ51に、同コネクタホルダ51を車両ボディ等の他
の部材に固定するための構造を設ける必要があった。よ
って、コネクタホルダ51にコネクタ52を装着する作
業と、コネクタホルダ51を他の部材に固定する作業と
を行わなければならないため、車両に対するコネクタホ
ルダ51の搭載作業が煩雑であった。
【0008】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、オプション用コネクタを車両内
に容易かつ確実に固定することができる電気接続箱を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電装品を収容した状
態で車両内に搭載される電気接続箱において、当該電気
接続箱の外側の壁面には、車両内に搭載されるオプショ
ン用コネクタを着脱可能であり、同コネクタに接続され
る電線の電気的な接続を行わずに該コネクタを保持する
ホルダ部が一体形成されていることを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記ホルダ部は、当該電気接
続箱を車両内に搭載した際に可視面となる箇所に設けら
れていることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の電気接続箱において、当該電気接続
箱は、電装品が装着される電装品装着ブロックと、その
電装品装着ブロックにおける電装品装着面を覆った状態
で前記電装品装着ブロックに固定される第1ケースと、
前記電装品装着面の逆側の面を覆った状態で前記電装品
装着ブロックに固定される第2ケースとを備え、前記ホ
ルダ部は、前記第2ケースの側壁面に設けられているこ
とを要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、車両内に搭載
されるオプション用コネクタを固定するための固定構造
であって、前記オプション用コネクタを着脱可能に設け
られ、同コネクタに接続される電線の電気的な接続を行
わずに該コネクタを保持するホルダ部を、電装品を収容
した状態で車両内に搭載される電気接続箱の外側の壁面
に一体形成し、そのホルダ部に前記オプション用コネク
タを装着固定したことを要旨とする。
【0013】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1,4に記載の発明によると、電気接続箱の
外側の壁面には、オプション用コネクタを保持するホル
ダ部が一体形成されている。このため、オプション用コ
ネクタをホルダ部に保持させるだけで、同コネクタは車
両内に確実に固定された状態となる。しかも、ホルダ部
は電気接続箱の壁面に一体形成されているため、ホルダ
部と電気接続箱との間でガタツキが生じることもない。
【0014】請求項2に記載の発明によると、電気接続
箱を車両内に搭載した際に可視面となる箇所にホルダ部
を設けることにより、オプション用コネクタの存在が認
識しやすくなる。また、ホルダ部に対するオプション用
コネクタの着脱作業も容易となる。
【0015】請求項3に記載の発明によると、通常、電
装品装着面を覆う第1ケースは、電装品のメンテナンス
を行うために着脱が容易となっている。これに対し、電
装品装着面の逆側の面を覆う第2ケースは、車両内に強
固に固定される。このため、ホルダ部を第2ケースの側
壁面に設けることにより、オプション用コネクタを車両
内に確実に固定させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。図1に示す
ように、電気接続箱1は、電装品装着ブロック2、第1
ケースとしてのアッパーケース3及び第2ケースとして
のロアケース4とを備えている。
【0017】電装品装着ブロック2は略直方体状をな
し、その上面2aにはリレー等からなる電装品5を装着
可能な複数の電装品装着部6が形成されている。すなわ
ち、電装品装着ブロック2の上面2aは電装品装着面と
なっている。電装品装着ブロック2の側面2bには、そ
れぞれ所定間隔毎に係止突部7が形成されている。ま
た、電装品装着ブロック2の裏面(上面2aの逆側の
面)には、各電装品5と電気的に接続する複数の電線W
からなるワイヤハーネス8が取着されている。また、電
装品装着ブロック2の側面2bには、下方に延びる突片
9が形成されている。この突片9の先端には円弧状の凹
部9aが設けられている。そして、ワイヤハーネス8
は、周面が凹部9aに当接した状態で引き出されてい
る。
【0018】アッパーケース3は下方に開口した箱体に
よって構成され、平面視で電装品装着ブロック2の上面
2aとほぼ一致する形状をなしている。そして、アッパ
ーケース3は、該上面2aを覆った状態で電装品装着ブ
ロック2に装着されている。
【0019】ロアケース4は上方に開口した箱体によっ
て構成され、平面視で電装品装着ブロック2の裏面とほ
ぼ一致する形状をなしている。ロアケース4の外側面の
上縁部4aの近傍には、外方に張り出すフランジ部4b
が形成されている。また、該上縁部4aの近傍において
前記各係止突部7と対応する位置には、同係止突部7と
係合可能な係合部11がそれぞれ形成されている。この
ため、各係合部11と各係止突部7とが係合すると、ロ
アケース4は電装品装着ブロック2の裏面を覆った状態
で同ブロック2に組み付けられた状態となる。そして、
この組付状態において、電装品装着ブロック2の下端縁
がロアケース4の上縁部4aを覆った状態でフランジ部
4bに当接するようになっている。よって、電装品装着
ブロック2とロアケース4との組付状態においては、電
装品装着ブロック2の裏面のみがロアケース4によって
覆われた状態となり、同電装品装着ブロック2の側面2
bは露出した状態となる。
【0020】また、ロアケース4の側壁4cにおいて電
装品装着ブロック2の突片9と対応する箇所には、電装
品装着ブロック2に組み付けられた際にワイヤハーネス
8が挿通される電線挿通部12が設けられている。この
電線挿通部12は、上方に開口する切り欠き部と、下縁
が外方に突出する突出部とによって構成されている。こ
のため、電装品装着ブロック2とロアケース4との組付
状態においては、電線挿通部12の上方開口部が突片9
によって塞がれた状態となる。
【0021】ところで、図2〜図4にも併せ示すよう
に、ロアケース4の側壁4cの外側面には、ホルダ部2
1が突設されている。このホルダ部21はロアケース4
に一体形成されており、一方に開口した有底箱体状をな
している。詳しくは、ホルダ部21は、ロアケース4の
側壁4cの外側面に対して垂直方向に開口部21aが向
くように形成されている。また、ホルダ部21と側壁4
cとの間には補強リブ22が形成されている。より詳し
くは、ホルダ部21は、ロアケース4の側壁4cの外側
面における形成可能箇所において、後記する相手側のコ
ネクタ接続部42に最も近くなる箇所に形成されてい
る。
【0022】このホルダ部21は開口部21aにオプシ
ョン用コネクタ31を着脱可能となっており、その外周
面21bには同コネクタ31を案内する突条23と、係
合突起24とが形成されている。すなわち、コネクタ3
1は、側壁4cの外側面に対して垂直方向からホルダ部
21に装着可能となっている。また、コネクタ31に
は、ホルダ部21と嵌まり合う嵌合部32と、前記係合
突起24と係合可能な係合部33とが形成されている。
こうしたコネクタ31には複数(ここでは6本)の電線
Wが接続されている。これら電線Wは、コネクタ31内
において図示しない接続端子に接続されている。そし
て、コネクタ31をホルダ部21に装着すると、嵌合部
32がホルダ部21の外周面21bに嵌合した状態で係
合部33と係合突起24とが係合し、コネクタ31がホ
ルダ部21に固定される。このため、ホルダ部21は、
接続端子を何ら電気的に接続しない状態でコネクタ31
を保持した状態となる。また、コネクタ31内の接続端
子は、ホルダ部21内に密閉された状態となる。よっ
て、該接続端子に対して水が付着しにくくなり、電流の
リークや接続端子の腐食等が防止される。なお、本実施
形態においてオプション用コネクタ31は、車両にオプ
ション装備されるフォグランプ装置に接続されるように
なっている。
【0023】また、図2に示すように、ホルダ部21
は、突出長さL1がコネクタ31の嵌合部32の長さL
2とほぼ同等の長さとなるように形成されている。この
ため、図3に示すように、ホルダ部21にコネクタ31
を装着すると、ホルダ部21の外周面21bのほぼ全体
が嵌合部32によって覆われた状態となる。
【0024】このように構成された電気接続箱1は、ロ
アケース4が下方に位置し、アッパーケース3が上方に
位置するとともに、ホルダ部21が車両の前方を向いた
状態で車両内に搭載される。そして、電気接続箱1は、
電装品装着ブロック2及びロアケース4の少なくとも一
方に設けられた図示しない固定部によって車両内に固定
される。このため、ロアケース4の側壁4cの外面が可
視状態となり、ホルダ部21も可視状態となる。より詳
しくは、図4に示すように、電気接続箱1は、オプショ
ン装備される接続先の相手側装置(ここではフォグラン
プ装置)41に設けられたコネクタ接続部42とホルダ
部21とが対向するように車両内に搭載される。このた
め、図4(a)に示すように、コネクタ31は、ホルダ
部21に対して水平方向から装着された状態となる。ま
た、コネクタ31の使用時には、図4(b)に示すよう
に、コネクタ31がホルダ部21から取り外され、同コ
ネクタ31は反転した状態でコネクタ接続部42に接続
される。これにより、コネクタ31はコネクタ接続部4
2との接続状態に切り換えられる。よって、各電線Wの
位置をそれほど移動させなくてもコネクタ31をコネク
タ接続部42に接続させることが可能となる。
【0025】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)ロアケース4の側壁4cの外側面には、オプショ
ン用コネクタ31を仮保持するホルダ部21が一体形成
されている。ロアケース4は車両に固定されるため、コ
ネクタ31をホルダ部21に保持させることにより、同
コネクタ31を車両に確実に固定させることができる。
また、コネクタ31の使用時にホルダ部21が不要とな
っても、ホルダ部21を廃棄したり、ホルダ部21の置
き場所を確保したりするといった処理も必要ない。しか
も、ホルダ部21は側壁4cの外側面に一体形成されて
いるため、ホルダ部21と電気接続箱1との間でガタツ
キが生じることもない。
【0026】また、前記従来のコネクタホルダ51にお
いては、コネクタ52をコネクタホルダ51に装着する
作業と、コネクタホルダ51を他の部材に固定する作業
とを行わなければならない。このため、車両に対するコ
ネクタホルダ51の搭載作業が煩雑であった。これに対
し、本実施形態においては、ホルダ部21がロアケース
4に一体形成されている。このため、コネクタ31をホ
ルダ部21に保持させるだけで、同コネクタ31を車両
に固定させることができる。よって、コネクタ31の車
両への搭載作業を容易に行うことができる。
【0027】(2)前記従来のコネクタホルダ51にお
いては、コネクタ52をコネクタホルダ51から取り外
す際に、コネクタ52とコネクタホルダ51とを把持す
る必要がある。このため、図6に示したように、コネク
タホルダ51の長さL1を、嵌合部52bの長さL2よ
りも長く設定し、コネクタホルダ51を把持できるよう
にする必要がある。しかも、例えば同図に斜線で示す領
域A1に、コネクタホルダ51を車両ボディ等の他の部
材に固定するための構造を設ける必要もある。よって、
コネクタホルダ51を大きく形成しなければならない。
これに対し、本実施形態では、ホルダ部21からコネク
タ31を取り外す際には、コネクタ31とロアケース4
とを把持すればよい。また、ホルダ部21を車両ボディ
等に固定するための構造を設ける必要もない。このた
め、ホルダ部21の長さL1を嵌合部32の長さL2よ
りも長く設定する必要がない。よって、従来のコネクタ
ホルダ51に比べて、ホルダ部21を小さく構成するこ
とができる。
【0028】(3)ホルダ部21は、電気接続箱1を車
両内に搭載した際に可視面となる箇所に設けられてい
る。このため、オプション用コネクタ31の存在が認識
しやすくなる。また、ホルダ部21に対するコネクタ3
1の着脱作業も容易に行うことができる。
【0029】(4)通常、アッパーケース3は、電装品
5のメンテナンスを行うために着脱が容易となってい
る。これに対し、ロアケース4は、車両内に強固に固定
される。このため、ホルダ部21をロアケース4の側壁
4cに設けることにより、オプション用コネクタ31を
車両内に確実に固定させることができる。
【0030】(5)ホルダ部21は、電気接続箱1が車
両に搭載された際に、コネクタ31が接続される相手側
のコネクタ接続部42に対して最も近くなる位置に設け
られている。このため、コネクタ31を、ホルダ部21
との接続状態からコネクタ接続部42との接続状態に切
り換える作業を容易に行うことができる。すなわち、コ
ネクタ31の接続作業性を向上させることができる。
【0031】(6)ホルダ部21は、コネクタ31を水
平方向から装着可能に設けられている。このため、ホル
ダ部21に対するコネクタ31の着脱を容易に行うこと
ができる。しかも、ホルダ部21からコネクタ31を取
り外した後、ホルダ部21内に水等が溜まってしまうの
を防止することができる。
【0032】(7)ホルダ部21はロアケース4と一体
形成されているため、ロアケース4の形成工程によって
ホルダ部21を形成することができる。よって、ホルダ
部21のみを形成する工程が不要となり、形成工程を簡
略化できるとともに、製造コストを削減することができ
る。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態において、ホルダ部21は、ロアケー
ス4の側壁4cの外側面に対して垂直方向からコネクタ
31を装着可能に形成されている。しかし、例えば図5
に示すように、ホルダ部21は、ロアケース4の上方か
らコネクタ31を装着可能に形成されてもよい。このよ
うにすれば、上下方向からの抜き型のみにより構成され
た成形金型によってロアケース4を形成することができ
る。また、これに限らず、ホルダ部21は、ロアケース
4の下方から装着可能に形成されてもよい。つまり、ホ
ルダ部21は、コネクタ31をどの方向から装着可能に
形成されてもよい。
【0034】・ 前記実施形態において、ホルダ部21
は、ロアケース4の側壁4cの外側面に一体形成されて
いる。しかし、ホルダ部21は、例えばロアケース4の
底壁の外側面など、電気接続箱1が車両に搭載された際
に、可視面とならない箇所に形成されてもよい。また、
ホルダ部21は、ロアケース4に限らず、電装品装着ブ
ロック2の側面2bや、アッパーケース3の外側の面に
形成されてもよい。つまり、ホルダ部21は、電気接続
箱1のどこに形成されてもよい。
【0035】・ ホルダ部21を、ロアケース4の脆弱
な箇所に形成してもよい。通常、ロアケース4における
広い平面部分は強度が低くなるため、こうした平面部分
(例えば図1に斜線で示す領域A2)にホルダ部21を
形成してもよい。このようにすれば、ロアケース4の強
度を向上させることができる。
【0036】・ 前記実施形態において、ホルダ部21
とロアケース4の側壁4cとの間には、補強リブ22が
形成されている。しかし、この補強リブ22を省略する
とともに、ホルダ部21の底壁を側壁4cによって構成
してもよい。このようにすれば、ロアケース4から突出
するホルダ部21の突出長さをより短くすることができ
る。
【0037】・ ホルダ部21は、電気接続箱1が車両
に搭載された際に、コネクタ31が接続される相手側の
コネクタ接続部42に対して最も近くなる位置に形成さ
れている。しかし、ホルダ部21は、電気接続箱1が車
両に搭載された際にコネクタ接続部42に対して離間す
る位置に形成されてもよい。
【0038】・ 前記実施形態において、電気接続箱1
は、ホルダ部21が車両の前方を向くように車両に搭載
されるようになっている。しかし、電気接続箱1は、ホ
ルダ部21が車両のどの方向を向いた状態で車両に搭載
されてもよい。
【0039】・ 前記実施形態において電装品装着ブロ
ック2は、ロアケース4との組付状態において、裏面の
みがロアケース4によって覆われた状態となる。しか
し、電装品装着ブロック2は、側面2bもロアケース4
に覆われた状態でロアケース4に組み付けられるように
なっていてもよい。換言すれば、ロアケース4は、電装
品装着ブロック2を収容した状態で組み付けられるよう
になっていてもよい。
【0040】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続
箱において、前記ホルダ部は、前記オプション用コネク
タが接続される相手側のコネクタ接続部に対して最も近
くなる位置に設けられていること。この技術的思想
(1)に記載の発明によれば、ホルダ部からコネクタ接
続部に対するオプション用コネクタの接続を容易に行う
ことができる。
【0041】(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)
のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記ホル
ダ部は、当該電気接続箱の外側の壁面における脆弱な箇
所に設けられていること。この技術的思想(2)に記載
の発明によれば、電気接続箱における脆弱箇所の強度を
向上させることができる。
【0042】(3) 請求項4に記載の電気接続箱にお
いて、前記電気接続箱の車両搭載時に、前記オプション
用コネクタが接続される相手側のコネクタ接続部に対し
て最も近くなる位置に前記ホルダ部を設けたこと。この
技術的思想(3)に記載の発明によれば、ホルダ部から
コネクタ接続部に対するオプション用コネクタの接続を
容易に行うことができる。
【0043】(4) 請求項4または技術的思想(1)
に記載の電気接続箱において、前記ホルダ部は、前記オ
プション用コネクタを水平方向から装着可能に設けられ
ていること。この技術的思想(4)に記載の発明によれ
ば、ホルダ部にオプション用コネクタを装着していない
状態で、ホルダ部に水等が溜まってしまうことを防止す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4に記
載の発明によれば、オプション用コネクタを車両内に容
易かつ確実に固定することができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、ホルダ部
に対するオプション用コネクタの着脱作業を容易に行う
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、オプシ
ョン用コネクタを車両内により確実に固定させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱を示す分解斜
視図。
【図2】同実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示す
斜視図。
【図3】同実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示す
斜視図。
【図4】(a),(b)は、同実施形態の電気接続箱の
搭載状態を示す側面図。
【図5】他の実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示
す斜視図。
【図6】従来のコネクタホルダ及びコネクタを示す斜視
図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、2…電装品装着ブロック、4…ロアケ
ース、4c…側壁、21…ホルダ部、31…オプション
用コネクタ(コネクタ)、42…コネクタ接続部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品を収容した状態で車両内に搭載さ
    れる電気接続箱において、 当該電気接続箱の外側の壁面には、車両内に搭載される
    オプション用コネクタを着脱可能であり、同コネクタに
    接続される電線の電気的な接続を行わずに該コネクタを
    保持するホルダ部が一体形成されていることを特徴とす
    る電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ部は、当該電気接続箱を車両
    内に搭載した際に可視面となる箇所に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 当該電気接続箱は、電装品が装着される
    電装品装着ブロックと、その電装品装着ブロックにおけ
    る電装品装着面を覆った状態で前記電装品装着ブロック
    に固定される第1ケースと、前記電装品装着面の逆側の
    面を覆った状態で前記電装品装着ブロックに固定される
    第2ケースとを備え、 前記ホルダ部は、前記第2ケースの側壁面に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    電気接続箱。
  4. 【請求項4】 車両内に搭載されるオプション用コネク
    タを固定するための固定構造であって、 前記オプション用コネクタを着脱可能に設けられ、同コ
    ネクタに接続される電線の電気的な接続を行わずに該コ
    ネクタを保持するホルダ部を、電装品を収容した状態で
    車両内に搭載される電気接続箱の外側の壁面に一体形成
    し、そのホルダ部に前記オプション用コネクタを装着固
    定したことを特徴とするオプション用コネクタの固定構
    造。
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