JP2003009074A - 動画像編集装置及び動画像編集方法 - Google Patents
動画像編集装置及び動画像編集方法Info
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Abstract
能にして、結果として編集操作性を向上できる動画像編
集装置を提供することにある。 【解決手段】編集対象の動画像に含まれる各フレーム
を、フレームレート及び表示単位時間に基づいたマトリ
クス構成で表示画面上に表示する機能を有する動画像編
集装置が開示されている。制御・編集部10は、フレー
ムレート及び表示単位時間に基づいて表示部12の表示
画面上に表示する縦及び横方向のフレーム数を決定し、
当該フレーム数に従ったマトリクス構成の各フレームを
表示するように制御する。
Description
タル動画像データを編集するための動画像編集装置に関
し、特に動画像編集用画面の表示方式に関する。
や、ディジタル放送の推進化等により、放送局以外に、
一般ユーザを対象として、ディジタル映像である動画像
を編集するための動画像編集装置が注目されている。こ
の動画像編集装置は、一般的には動画像データを入出力
するためのインターフェースを有するパーソナルコンピ
ュータやディジタルビデオカメラなどのハードウエアお
よび編集用ソフトウェアから構成されている。
枚毎の静止画像が所定のフレームレート(fps:fr
ame per second)で連続的に表示される
ことにより表現される。従って、動画像データとは、多
数のフレームから構成されている。フレームレートと
は、通常では1秒間の単位時間に連続的に表示されるフ
レーム枚数を意味する。例えばテレビジョン放送では、
1秒間に30フレーム(コマ)を連続的に表示するフレ
ームレート(30fps)により、映像が画面上に表示
される。
集処理としてフレーム単位の削除、交換、追加等の編集
操作を実現するために、動画像を構成する各フレームを
ディスプレイ(モニタ)の画面上に表示できる機能を備
えている。この場合、編集操作上の観点から、各フレー
ムの表示方法には各種の工夫が要求される。
には、動画像に含まれる各フレームの画像を縮小表示す
る機能を有するものが提案されている(例えば特開平1
0−285532号公報を参照)。また、モニタの画面
上に、水平方向のM個と、垂直方向のN個からなる各フ
レームを圧縮して表示する装置が提案されている(例え
ば特開平8−23520号公報を参照)。
画像を一列に表示するだけでは、ユーザの編集操作性を
向上できるとは限らない。また、後者の装置のように、
画面上の水平及び垂直方向に各フレームを配列して表示
すれば、前者の装置と比較すれば、編集操作性の向上を
図ることが可能である。しかし、動画像は、フレームレ
ート(単位時間当たりのフレーム枚数)に基づいた表示
単位時間の概念が重要である。従って、動画像編集操作
では、フレームレートに基づいた表示単位時間を認識で
きるフレーム表示を実現する必要がある。
に基づいた表示単位時間を意識した動画像の編集操作を
可能にして、結果として編集操作性を向上できる動画像
編集装置を提供することにある。
れる各フレームをフレームレートに基づいてマトリクス
構成で表示し、表示単位時間を認識した編集用表示機能
を有する動画像編集装置に関するものである。
単位時間に表示可能な複数のフレームから構成される動
画像データを入力する入力手段と、動画像データを画面
上に各フレーム毎に表示する表示手段と、入力手段によ
り入力された動画像データのフレームレート及び表示単
位時間に基づいて、画面上に表示する縦及び横方向のフ
レーム数を決定し、当該フレーム数に従ったマトリクス
構成の各フレームを表示するように表示手段を制御する
編集制御手段とを備えたものである。
ば、フレームレートに基づいて表示単位時間を意識した
各フレーム構成を画面上で容易に認識することができ
る。この場合、画面上に表示されるフレーム画像は、通
常の画像サイズ、縮小画像、または拡大画像のいずれで
もよい。要するに、フレームレート(単位時間当たりの
フレーム枚数)に基づいた表示単位時間の概念を有する
動画像を認識できるようにフレーム表示することで、任
意の表示単位時間内でのフレームの編集操作(削除,交
換,追加など)を実現することができる。また、フレー
ムレートを変更した場合のフレーム表示を実現できるた
め、当該フレームレートの変更に応じた動画像の再生状
態を画面上で容易に推測できる効果もある。換言すれ
ば、一般ユーザには、編集処理後の動画像の再生状態
(再生時間など)を直感的に認識できる効果がある。更
に、マトリクス構成の各フレームを同一画面上に表示す
るため、表示単位時間での任意のフレーム集合の編集が
容易である。
施の形態を説明する。
形態に関係する動画像編集装置の要部を示すブロック図
である。
部10と、入力操作部11と、表示部12と、記憶部1
3と、入出力インターフェース14とを有する。制御・
編集部10は、パーソナルコンピュータやディジタルビ
デオカメラに内蔵されているCPU及びそのソフトウェ
アに相当する構成要素である。入力操作部11は、動画
像編集操作に必要な各種の入力を行なうための要素であ
り、具体的にはキーボード、マウスなどに相当する。
D)やCRTディスプレイなどの表示画面(以下単に画
面と表記する場合がある)を有し、同実施形態に関する
動画像編集用画面(フレーム表示)を表示する。記憶部
13は、動画像データ(ディジタル映像データ)を蓄積
・保存するための記憶装置である。具体的には、記憶部
13は、メモリカード、ハードディスクドライブ(HD
D)、ディジタルビデオテープ(DVテープ)のドライ
ブなどである。なお、同実施形態では、同一の記憶部1
3において、編集前の原画像である動画像データ130
及び編集後に出力された動画像データ131をそれぞれ
蓄積・保存する構成を想定する。当然ながら、両者のデ
ータ130,131を、異なる種類の記憶部13に蓄積
・保存する構成でもよい。入出力インターフェース14
は、記憶部13から制御・編集部10への動画像データ
130の入力、及び制御・編集部10から記憶部13へ
の動画像データ131の出力を行なうためのインターフ
ェースである。
に、特にMPEG (Moving Pictures Experts Group)規格に
より動画圧縮処理を実行する動画圧縮部(回路及びソフ
トウェアを含む要素)100を有する(図9を参照)。
のフローチャート、及び図3から図8を参照して、同実
施形態に関する動画像編集処理を説明する。
作とは、動画像に含まれるフレーム自体の削除、追加、
フレーム間の交換、フレーム内の画像の変更、及び表示
された複数のフレームのグループ化等の操作を含む。
ある動画像データ130が保存されている場合を想定す
る。この動画像データ130は、例えばディジタルビデ
オカメラにより撮影された動画像や、テレビ受信機によ
り受信されたディジタル映像データに相当するものであ
る。
から編集対象の開始フレームが入力操作部11から設定
されているか否かを判定する(ステップS1)。ここ
で、制御・編集部10は、各フレームをフレーム番号
(変数FNで表記する)で管理する。ユーザにより開始
フレームが入力操作部11から設定されている場合に
は、制御・編集部10は、ユーザの設定したフレーム番
号(任意番号NU)を変数FNに設定する(ステップS
1のYES,S3)。一方、ユーザの設定が無い場合に
は、制御・編集部10は、初期フレーム番号(1又は0
1)を変数FNに設定する(ステップS1のNO,S
2)。
(変数IT)が入力操作部11から設定されているか否
かを判定する(ステップS4)。ここで、動画像データ
130は、所定のフレームレート(ここでは10fps
とする)が設定されている場合を想定する(図3を参
照)。ユーザにより表示単位時間が入力操作部11から
設定されている場合には、制御・編集部10は、ユーザ
の設定した表示単位時間(任意時間TU秒)を変数IT
に設定する(ステップS4のYES,S6)。一方、ユ
ーザの設定が無い場合には、制御・編集部10は、1秒
を示す値(1)を変数ITに設定する(ステップS4の
NO,S5)。
の画面上でフレーム画像を表示する場合の表示位置の初
期化を行なう(ステップS7)。ここでは、図3に示す
ように、表示部12の画面上には、現在の編集対象であ
る動画像データ130に関する情報を表示する表示エリ
ア300、及び動画像データ130に含まれる各フレー
ムを表示するフレーム表示エリア301が設定される。
フレーム表示エリア301には、後述するように、マト
リクス構成の各フレーム(静止画像、Frame01…
Frame60で示す)302が表示される。制御・編
集部10は、フレーム表示エリア301の横方向の座標
を変数Xで、縦方向の座標を変数Yで管理し、左上を基
準座標(表示開始フレームの基準位置、X=0,Y=
0)とする。なお、図3は、フレームレートが10fp
s(1秒間に10枚のフレーム)の動画像を編集する場
合の編集用画面である。また、表示単位時間(IT)を
1秒と設定し、開始フレームを最初のフレーム(FN=
1)とした場合の具体的な表示画面である。
部10は、記憶部13からインターフェース14を介し
て動画像データ130に含まれる各フレームの入力(取
り込み)を開始する(ステップS8のNO)。即ち、制
御・編集部10は、変数FNに設定されたフレーム番号
(ここでは01番目)からフレームを入力し、表示エリ
ア301の座標(X,Y)の位置に表示する(ステップ
S9,S10)。
た表示単位時間(ここではIT=1秒)に対応するフレ
ーム数(ここでは10枚)の表示処理が終了するまで、
制御・編集部10は、座標Xを更新(次の座標Xとの表
示間隔HDを加算する)しながら、1列目の各フレーム
(フレーム番号10)を表示する(ステップS11のN
O,S12,S14)。そして、表示単位時間の表示処
理が終了すると、制御・編集部10は、座標Yを更新
(次の座標Yとの表示間隔VDを加算する)して、次の
2列目の各フレーム(フレーム番号11から20まで)
を表示する(ステップS11のYES,S13,S1
4)。
り、図3に示すように、フレーム表示エリア301に
は、フレームレート(10fps)に基づいて、横方向
には指定された表示単位時間に応じた10フレーム数毎
の各フレームが表示されて、かつ縦方向には表示単位時
間毎に変化する各フレームが表示される(ステップS8
のYES)。制御・編集部10は、当該表示画面上にお
いて、入力操作部11からの操作指示によりフレーム単
位の編集操作を実行し、編集処理後の各フレーム(動画
像データ131)をインターフェース14を介して記憶
部13に出力する(ステップS15,S16)。ここ
で、制御・編集部10は、マトリクス構成の各フレーム
の表示枚数を、フレームレート及び表示単位時間以外
に、フレーム表示エリア301のサイズや画像表示サイ
ズにより決定する。従って、編集対象の各フレームを1
画面では表示できない場合には、ステップS7からの処
理を全フレームの表示と編集処理が終了するまで繰り返
す(ステップS17)。
によれば、ユーザは、図3に示すように、編集対象の動
画像のフレームレートに基づいて、例えば1秒間の表示
単位時間で表示される各フレーム列(X座標の横方
向)、および縦方向(Y座標)に表示単位時間で変化す
る各フレーム列を、表示画面上で容易に認識することが
できる。これにより、フレームレート(単位時間当たり
のフレーム枚数)に基づいた表示単位時間の概念を有す
る動画像を認識できるため、任意の表示単位時間内での
フレームの編集操作(削除,交換,追加など)を実現する
ことができる。換言すれば、一般ユーザには、編集処理
後の動画像の再生状態(再生時間など)を直感的に認識
できる。
は、同実施形態の編集用表示画面の変形例を示す図であ
る。
表示単位時間(IT)を1秒間として設定した場合の変
形例1を示す。ここで、符号400は、前述したよう
に、マトリクス構成において、横方向(X座標)での次
のフレームまでの表示間隔(HD)を示す。また、符号
401は、縦方向(Y座標)での次のフレーム列までの
表示間隔(VD)を示す。本変形例1は、フレームレー
ト(5fps)と表示単位時間(1秒間)に基づいて、
1秒間に5枚のフレーム(静止画像)からなるフレーム
列を表示単位時間1秒で開始フレーム(01)から表示
し、縦方向に1秒間隔で変化するフレーム列を表示する
場合である。
間に3枚のフレームからなる)とし、表示単位時間(I
T)を1秒間として設定した場合の変形例2を示す。即
ち、本変形例2は、フレームレート(3fps)と表示
単位時間(1秒間)に基づいて、1秒間に3枚のフレー
ム(静止画像)からなるフレーム列を表示単位時間1秒
で開始フレーム(01)から表示し、縦方向に1秒間隔
で変化するフレーム列を表示する場合である。
間に3枚のフレームからなる)とし、表示単位時間(I
T)を2秒間として設定した場合の変形例3を示す。即
ち、本変形例3は、フレームレート(3fps)と表示
単位時間(2秒間)に基づいて、1秒間に3枚のフレー
ム(静止画像)からなるフレーム列を表示単位時間2秒
で開始フレーム(01)から表示し、縦方向に2秒間隔
で変化するフレーム列を表示する場合である。ここで、
符号600は、マトリクス構成において、横方向(X座
標)での次のフレームまでの表示間隔(HD)を示す。
また、符号601は、縦方向(Y座標)での次のフレー
ム列までの表示間隔(VD)を示す。
任意に表示単位時間を設定できるため、動画編集対象と
なるフレームマトリクス構成を任意に変更することが可
能となる。
間に6枚のフレームからなる)とし、表示単位時間(I
T)を1秒間として設定した場合の変形例4を示す。符
号700は、マトリクス構成において、横方向(X座
標)での次のフレームまでの表示間隔(HD)を示す。
また、符号701は、縦方向(Y座標)での次のフレー
ム列までの表示間隔(VD)を示す。
は異なり、縦軸に表示単位時間を取り、上から下へ左か
ら右へと時間が経過するように表示する場合である。即
ち、縦方向が表示単位時間(ここでは1秒間)に表示さ
れるフレーム列であり、横方向が表示単位時間の間隔
(ここでは1秒間隔)で変化するフレーム列である。要
するに、本変形例4は、動画編集対象となるフレームマ
トリクス構成において、縦方向と横方向のフレームの関
係を逆にした場合を示す。
間に6枚のフレームからなる)とし、表示単位時間(I
T)を1秒間として設定した場合の変形例4と同様の変
形例5を示す。ここで、ユーザがフレームレート(6f
ps)の原画像である動画像からフレームレート(1f
ps)の動画像を作成する編集方法の具体例を説明す
る。
示により、図8に示すように、フレームレート(6fp
s)の動画像において、1秒間の中で最初に表示される
フレーム集合800が選択された場合を想定する。この
フレーム集合800を、例えばフレームレート(1fp
s)の動画像に編集する場合には、フレーム番号(0
1)から、フレーム番号(07)、フレーム番号(1
3)、フレーム番号(19)、フレーム番号(25)、
フレーム番号(31)の順番で1秒ごとに各フレームが
表示される動画像データが作成される。また、フレーム
レート(6fps)の動画像において、1秒間の中で5
番目に表示されるフレーム集合801が選択された場合
を想定する。このフレーム集合801を、例えばフレー
ムレート(1fps)の動画像に編集する場合には、フ
レーム番号(05)から、フレーム番号(11)、フレ
ーム番号(17)、フレーム番号(23)、フレーム番
号(29)、フレーム番号(35)の順番で1秒ごとに
各フレームが表示される動画像データが作成される。
画面上において、例えばフレームレート(1fps)の
動画像に編集する場合には、表示単位時間を1秒に設定
して、編集対象の縦方向の行を選択する。これにより、
当該行を上から下に確認することにより、編集後に作成
される動画像を容易に認識することができる。また、例
えばフレームレート(2fps)の動画像に編集する場
合には、表示単位時間を1秒に設定し、編集対象の縦方
向の行を2つ選択すればよい。具体例としては、図8に
おいて、フレーム集合800とフレーム集合801とを
選択することにより、フレーム番号(01)から、フレ
ーム番号(05)、フレーム番号(07)、フレーム番
号(11)、フレーム番号(13)、フレーム番号(1
7)、フレーム番号(19)、フレーム番号(23)、
フレーム番号(25)、フレーム番号(29)、フレー
ム番号(32)、フレーム番号(35)の順番で1/2
秒ごとに各フレームが表示される動画像データが作成さ
れる。さらに、フレームレート(2fps)の動画像に
編集する場合に、表示単位時間を0.5秒に設定し、編
集対象の縦方向の1行を選択することにより実現するこ
とも可能である。要するに、表示単位時間を任意に設定
することにより、フレームレートを変更した動画像編集
を容易に行なうことが可能である。
施形態の変形例を示すものである。
装置では、制御・編集部10は、MPEG (Moving Picture
s Experts Group)規格(1,2,4)により動画圧縮処
理を実行する動画圧縮部100を有する。本変形例は、
当該動画圧縮部100により動画像編集処理時に画像圧
縮処理を行なう場合に、ユーザが指定したフレームを圧
縮基本フレームとして設定し、当該圧縮基本フレームを
使用したMPEG式の画像圧縮(フレーム間予測符号化
方式を利用した圧縮処理)を行なう場合である。圧縮基
本フレームは、前後のフレームからの差分圧縮ではなく
て、1フレーム内符号化データ(Iピクチャフレーム)
であり、他のフレームの圧縮処理に必要な予測画像デー
タに相当する。以下、当該圧縮基本フレームをIフレー
ムと表記する。
例を具体的に説明する。
す処理手順は、図2のステップS1からS14に示す処
理手順と同様である。即ち、制御・編集部10は、動画
像データ130から編集対象の開始フレームが入力操作
部11から設定されているか否かを判定する(ステップ
S21)。ユーザにより開始フレームが入力操作部11
から設定されている場合には、制御・編集部10は、ユ
ーザの設定したフレーム番号(任意番号NU)を変数F
Nに設定する(ステップS21のYES,S23)。一
方、ユーザの設定が無い場合には、制御・編集部10
は、初期フレーム番号(1又は01)を変数FNに設定
する(ステップS21のNO,S22)。
(変数IT)が入力操作部11から設定されているか否
かを判定する(ステップS24)。ユーザにより表示単
位時間が入力操作部11から設定されている場合には、
制御・編集部10は、ユーザの設定した表示単位時間
(任意時間TU秒)を変数ITに設定する(ステップS
24のYES,S26)。一方、ユーザの設定が無い場
合には、制御・編集部10は、1秒を示す値(1)を変
数ITに設定する(ステップS24のNO,S25)。
さらに、制御・編集部10は、表示部12の画面上でフ
レーム画像を表示する場合の表示位置の初期化を行なう
(ステップS27)。
部10は、記憶部13からインターフェース14を介し
て動画像データ130に含まれる各フレームの入力(取
り込み)を開始する(ステップS28のNO)。即ち、
制御・編集部10は、変数FNに設定されたフレーム番
号のフレームを入力し、表示エリア301の座標(X,
Y)の位置に表示する(ステップS29,S30)。制
御・編集部10は、座標Xを更新しながら、1列目の各
フレーム(フレーム番号10)を表示する(ステップS
31のNO,S32,S34)。そして、表示単位時間
の表示処理が終了すると、制御・編集部10は、座標Y
を更新して、次の2列目の各フレームを表示する(ステ
ップS31のYES,S33,S34)。
制御・編集部10は、当該表示画面上において、入力操
作部11からの操作指示によりフレーム単位の編集操作
を実行する(ステップS28のYES,S35)。ここ
で、制御・編集部10は、ユーザにより入力操作部11
から動画圧縮時のIフレーム(ここでは図8に示すフレ
ーム集合800を想定する)の指定がなされている場合
には、当該Iフレームを使用してMPEG方式の画像圧縮処
理を実行する(ステップS36のYES,S37)。一
方、ユーザからIフレームの指定が無い場合には、通常
のMPEG方式の画像圧縮処理を実行する(ステップS36
のNO,S38)。そして、制御・編集部10は、動画
圧縮処理を含む編集処理後の各フレームをインターフェ
ース14を介して記憶部13に出力し、全ての編集処理
が終了するまで繰り返す(ステップS39,S40)。
集処理時に、特にMPEG方式の画像圧縮処理を合わせ
て実行する場合に、ユーザが指定したフレーム(フレー
ム集合)をIフレーム(画像基本フレーム)として設定
し、当該Iフレームを使用した画像圧縮処理を実行でき
る。具体例としては、図8に示すフレームレート(6f
ps)の動画像の画像圧縮を実行する場合に、ユーザが
指定したフレーム集合800をIフレームとするMPE
G方式の画像圧縮処理を実行できる。
像編集操作において、フレームレートに基づいた表示単
位時間を認識できるマトリクス構成のフレーム表示を実
現することが可能となる。従って、ユーザは、表示単位
時間を意識した動画像の編集操作を可能にして、結果と
して編集操作性を向上できる。要するに、フレームレー
ト(単位時間当たりのフレーム枚数)に基づいた表示単
位時間の概念を有する動画像を認識できるようにフレー
ム表示することで、任意の表示単位時間内でのフレーム
の編集操作(削除,交換,追加など)を実現することがで
きる。また、フレームレートを変更した場合のフレーム
表示を実現できるため、当該フレームレートの変更に応
じた動画像の再生状態を画面上で容易に推測できる効果
もある。換言すれば、一般ユーザには、編集処理後の動
画像の再生状態(再生時間など)を直感的に認識できる
効果がある。更に、マトリクス構成の各フレームを同一
画面上に表示するため、表示単位時間での任意のフレー
ム集合の編集が容易である。
レームレートに基づいた表示単位時間を意識した動画像
の編集操作を可能にして、結果として編集操作性を向上
できる動画像編集装置を提供することができる。
部を示すブロック図。
操作の手順を説明するためのフローチャート。
す図。
を示す図。
を示す図。
を示す図。
を示す図。
を示す図。
及び編集操作の手順を説明するためのフローチャート。
Claims (11)
- 【請求項1】 動画像データを入力する入力手段と、 前記動画像データを表示画面上に各フレーム毎に表示す
る表示手段と、 前記入力手段により入力された動画像データのフレーム
レート及び表示単位時間に基づいて、前記表示画面上に
表示する縦及び横方向のフレーム数を決定し、当該フレ
ーム数に従ったマトリクス構成の各フレームを表示する
ように前記表示手段を制御する編集制御手段とを具備し
たことを特徴とする動画像編集装置。 - 【請求項2】 前記編集制御手段は、 表示開始フレームの指定に応じて、前記表示画面上の所
定の基準表示位置に当該表示開始フレームを表示し、当
該表示開始フレームを基準とするマトリクス構成の各フ
レームを表示するように前記表示手段を制御することを
特徴とする請求項1記載の動画像編集装置。 - 【請求項3】 前記編集制御手段は、 前記表示画面上の表示サイズに基づいて、決定された前
記フレーム数のマトリクス構成を表示できるように各フ
レームの画像圧縮処理を実行する画像圧縮手段を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1
項に記載の動画像編集装置。 - 【請求項4】 前記編集制御手段は、 前記表示手段の表示画面上に表示されたマトリクス構成
の各フレーム毎に、削除、交換、追加の編集操作を実現
する編集手段を有することを特徴とする請求項1から請
求項3のいずれか1項に記載の動画像編集装置。 - 【請求項5】 前記編集手段により編集処理されたマト
リクス構成の各フレームから構成される動画像データを
外部装置に出力する出力手段を備えていることを特徴と
する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の動画
像編集装置。 - 【請求項6】 前記編集制御手段は、 フレーム間予測符号化方式を利用して動画像データを圧
縮する動画像圧縮手段を有し、 前記表示手段の表示画面上に表示された各フレームの中
で指定されたフレームをフレーム内符号化データである
圧縮基本フレームとして設定し、当該圧縮基本フレーム
を予測画像データとして前記動画像圧縮手段を制御する
手段を有することを特徴とする請求項1から請求項5の
いずれか1項に記載の動画像編集装置。 - 【請求項7】 動画像データを入力して、各フレーム単
位での動画像編集機能を有する動画像編集装置に適用す
る動画像編集方法であって、 動画像データのフレームレート及び表示単位時間に基づ
いて、表示画面上に表示する縦及び横方向のフレーム数
を決定するステップと、 前記決定ステップにより決定されたフレーム数に従った
マトリクス構成の各フレームを前記表示画面上に表示す
るステップとからなる動画像編集方法。 - 【請求項8】 前記表示画面上の表示サイズに基づい
て、前記決定ステップにより決定された前記フレーム数
のマトリクス構成を表示できるように各フレームの画像
圧縮処理を実行するステップを有することを特徴とする
請求項7記載の動画像編集方法。 - 【請求項9】 前記表画面上に表示されたマトリクス構
成の各フレーム毎に、削除、交換、追加の編集処理を実
行するステップを有することを特徴とする請求項7また
は請求項8のいずれか1項に記載の動画像編集方法。 - 【請求項10】 前記動画像編集装置は、フレーム間予
測符号化方式を利用して動画像データを圧縮する動画像
圧縮手段を有し、 前記表示ステップにより前記表示画面上に表示された各
フレームの中で指定されたフレームをフレーム内符号化
データである圧縮基本フレームとして設定し、当該圧縮
基本フレームを予測画像データとして前記動画像圧縮手
段を制御するステップを有することを特徴とする請求項
7から請求項9のいずれか1項に記載の動画像編集方
法。 - 【請求項11】 動画像データを入力して、各フレーム
単位での動画像編集機能を有するコンピュータシステム
において、 動画像データのフレームレート及び表示単位時間に基づ
いて、表示画面上に表示する縦及び横方向のフレーム数
を決定する機能と、 前記決定ステップにより決定されたフレーム数に従った
マトリクス構成の各フレームを前記表示画面上に表示す
る機能とを前記コンピュータシステムに実現させるため
のプログラム。
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