JP2003008430A - 入力回路のサンプリング方法 - Google Patents

入力回路のサンプリング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力波形のレベル低下などにより、PLLア
ンロック状態となった場合、固定クロックなどの他のク
ロックを用いることなく、PLL回路よりサンプリング
クロックが得られるようにする。 【解決手段】 フィルタ回路2で得られるPLLソース
としての基本波クロックAを周波数追従回路4により1
周期遅れの出力クロックBに変換してPLL回路3に与
えるようにし、入力レベル監視手段5からPLLアンロ
ック警告信号が出された場合には、周波数追従回路4か
ら所定の1周期分の出力クロックBを繰り返し出力させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力計などの電気
測定器に適用される入力回路のサンプリング方法に関
し、さらに詳しく言えば、入力波形にPLLをかけて決
まった数のデータを取り込むサンプリング技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】入力波形(測定波形)の例えば1波形か
ら常に一定数のデータをサンプリングする場合にPLL
回路(位相同期回路)が用いられる。すなわち、図6に
示されているように、アナログの入力波形をA/Dコン
バータ1でディジタルに変換するにあたって、波形整形
回路としてのローパスフィルタ2で、ノイズが辞去され
た入力波形の基本波の矩形波クロックを得てPLL回路
3に与える。
【0003】その矩形波クロックの周波数をfaとする
と、PLL回路3は周波数faをn倍(nは任意の整
数)して、周波数fs(=fa×n)なるPLLクロッ
クを生成し、これをサンプリングクロックとしてA/D
コンバータ1に与える。これにより、入力波形の例えば
1波形分から常にn個のデータが取り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力波
形が低下もしくは停止して、その入力レベルがある一定
のレベルよりも低くなると、ローパスフィルタ2で矩形
波クロックが得られなくなるため、PLL回路3がPL
Lアンロック状態となり測定が不可能になってしまう。
【0005】PLL回路3とは別に固定クロック発生回
路を用意し、PLL回路3がPLLアンロック状態とな
ったときに、固定クロックに切り替える方法も知られて
いるが、PLLクロックと固定クロックとに差がある場
合には、正確なサンプリングができなくなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力波
形のレベル低下などにより、ローパスフィルタでPLL
ソースとしての矩形波クロックが得られなくなった場合
でも、固定クロックなどの他のクロックを用いることな
く、PLL回路よりサンプリングクロックが得られ、A
/Dコンバータによるサンプリングを継続させることが
できる。
【0007】そのため、本発明は、アナログの入力波形
をディジタルに変換するA/Dコンバータと、上記入力
波形の基本波を抽出するフィルタ回路と、上記基本波を
受けてその周波数のn倍(nは任意の整数)のPLLク
ロックを生成するPLL回路とを含み、上記PLLクロ
ックを上記A/Dコンバータのサンプリングクロックと
して上記入力波形をサンプリングする入力回路のサンプ
リング方法において、上記フィルタ回路から得られる上
記基本波の周波数を監視し、その周期を少なくとも1周
期分遅らせて上記PLL回路に与える周波数追従回路
と、上記入力波形のレベルを監視し、上記PLL回路が
アンロック状態になる直前に上記周波数追従回路にPL
Lアンロック警告信号を出力する入力レベル監視手段と
を備え、上記周波数追従回路は、上記PLLアンロック
警告信号を受けると、所定の1周期分の周波数を繰り返
して上記PLL回路に与えることを特徴としている。
【0008】この場合、上記PLLアンロック警告信号
を受けた際に、繰り返し出力される1周期分の周波数
は、周波数変動のもっとも少ない上記警告信号を受ける
直前の上記基本波の1周期分であることが好ましい。
【0009】また、本発明の別の特徴によれば、上記P
LLアンロック警告信号が解除された場合、上記周波数
追従回路は、現在上記PLL回路に繰り返し出力してい
る周波数を上記PLLアンロック警告信号の解除後に上
記フィルタ回路から入力される基本波の周波数に合わせ
るとともに、その基本波の位相を基準として位相合わせ
を行ない、周波数および位相の調整終了後に、少なくと
も1周期分遅れを持たせて出力する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
説明する。まず、図1を参照して、本発明も先に説明し
た図5の従来例と同じく、A/Dコンバータ1、波形整
形回路としてのローパスフィルタ2およびPLL回路3
を備えているが、本発明の場合、このほかに周波数追従
回路4と入力レベル監視回路5とをさらに備えている。
【0011】周波数追従回路4は、ローパスフィルタ2
とPLL回路3との間に接続されている。ここで、ロー
パスフィルタ2で得られる入力波形の基本波クロックを
Aとし、この周波数追従回路4からPLL回路3に与え
られる出力クロックをBとすると、図2に示されている
ように、出力クロックBは基本波クロックAに対して1
周期遅れとなっている。両クロックA,Bともに周波数
はfaで同一である。
【0012】すなわち、周波数追従回路4は、基本波ク
ロックAの周波数を監視し、その基本波クロックAを1
周期遅れでトレースして出力クロックBを作成してい
る。なお通常において、入力波形の周波数は極端に変動
しないため、1周期程度の遅れは問題にならない。
【0013】入力レベル監視回路5は入力波形のレベル
を監視し、そのレベル低下によりローパスフィルタ2で
基本波クロックAが得られなくなる直前、すなわちPL
L回路3がアンロック状態になる直前に、周波数追従回
路4にPLLアンロック警告信号を出力する。
【0014】入力レベル監視回路5からPLLアンロッ
ク警告信号が出されない場合、PLL回路3には周波数
追従回路4から周波数faの出力クロックBが与えら
れ、これにより、PLL回路3はその周波数faをn倍
してなる周波数fsのPLLクロックを生成し、A/D
コンバータ1にサンプリングクロックとして与える。
【0015】図3を参照して、入力レベル監視回路5か
らPLLアンロック警告信号が出されると、周波数追従
回路4は、出力クロックBとして所定の1周期分を繰り
返し出力する。図3の例で言えば、出力クロックB中の
警告信号が出され時点の1周期分、すなわちLow側の
半周期t1とHi側の半周期t2とが警告信号後に交互
に繰り返し出力される。
【0016】これを、基本波クロックAについて見る
と、上記Low側の半周期t1とHi側の半周期t2
は、出力クロックBよりも1周期前に発生されているた
め、警告信号が出された直前の1周期分のクロックが繰
り返して出力されることになる。
【0017】このように、出力クロックBについては警
告信号が出された時点の1周期分、基本波クロックAに
ついては警告信号が出された直前の1周期分(クロック
としてはいずれも同じクロック)が、警告信号後に繰り
返される出力されることが好ましいが、例えば出力クロ
ックBの中から警告信号が出された直前の1周期分(図
3の例で、Low側の半周期t−1とHi側の半周期t
0とを含む)を繰り返し出力するようにしてもよい。
【0018】このように、本発明によれば、入力レベル
監視回路5からPLLアンロック警告信号が出され、ロ
ーパスフィルタ2で基本波クロックAが得られなくなっ
たとしても、周波数追従回路4から出力クロックBが繰
り返し出力されるため、A/Dコンバータ1のサンプリ
ングクロックが途絶えてしまうことはない。したがっ
て、測定を継続して行なうことができる。
【0019】本発明において、入力波形が所定レベル以
上になり、PLLアンロック警告信号が解除されたと
き、周波数追従回路4により波形調整が行われるが、図
4のブロック図および図5のタイミングチャートを参照
して、周波数追従回路4の具体的な構成およびその動作
について説明する。
【0020】周波数追従回路4は、大きく分けて、基本
波クロックAと出力クロックBの周波数合わせを行う周
波数調整回路41と、基本波クロックAと出力クロック
Bの位相合わせを行う位相調整回路43とを備えてい
る。
【0021】周波数調整回路41は、アップカウンタ4
11,セレクタ412,レジスタ413,データ比較器
414およびダウンカウンタ415を含み、アップカウ
ンタ411とダウンカウンタ415には図示しないクロ
ック発生器からクロックCLが与えられるが、この実施
形態によると、アップカウンタ411には1/2分周器
416を介してクロックCLが与えられる。
【0022】アップカウンタ411は、ローパスフィル
タ2からの基本波クロックAの周期を測定して次段のセ
レクタ412に出力する。この実施形態において、アッ
プカウンタ41は、基本波クロックAの立ち上がり(も
しくは立ち下がり)の間隔でゲートを開いてクロックC
Lを計数し、その計数データをセレクタ412に出力す
る。
【0023】レジスタ413には、基本波クロックAと
PLLアンロック警告信号とが入力され、基本波クロッ
クAの立ち上がり(もしくは立ち下がり)が入力される
ごとにデータをダウンカウンタ415に出力する。
【0024】また、レジスタ413は、PLLアンロッ
ク警告信号が出力されていない警告信号OFF時には、
セレクタ412の出力を取り込んでそのまま出力する。
これに対して、PLLアンロック警告信号が出力されて
いる警告信号ON時には、セレクタ412の出力を取り
込まず、警告信号がOFFからONになる直前にセレク
タ412から取り込んだデータを繰り返し出力する。
【0025】データ比較器414は、アップカウンタ4
11から出力されるデータと、レジスタ413から出力
されるデータとを比較し、その比較結果に応じて何段階
かの選択信号をセレクタ412に出力する。
【0026】この実施形態では、比較結果を2%以上,
2〜0.5%,±0.5%以内,−0.5〜−2%,−
2%以下の5段階として、これに対応した選択信号をセ
レクタ412に出力する。
【0027】このデータ比較はクロック数同士の比較
で、この実施形態においては、アップカウンタ411か
ら出力されるデータを基準として、その基準データに対
して、レジスタ413から出力されるデータが何%多い
か少ないかとしている。
【0028】セレクタ412は、データ比較器414か
らの選択信号を受けて、その内容に応じて、アップカウ
ンタ411からのデータをそのまま出力するか、もしく
はアップカウンタ411からのデータに所定の割合を付
加して出力する。
【0029】この実施形態において、その付加割合は、
データ比較器414での比較結果が2%以上のときには
1%,2〜0.5%のときには0.25%,−0.5〜
−2%のときには−0.25%,−2%以下のときには
−1%とし,±0.5%以内のときにはアップカウンタ
411からのデータをそのまま出力する。
【0030】ダウンカウンタ415には、クロックCL
のほかに出力クロックBが入力され、出力クロックBが
入力されるたびに、レジスタ413からデータを取り込
んで、クロックCLに基づいてダウンカウントしなが
ら、そのデータを出力する。ダウンカウンタ415は、
基本波クロックAと出力クロックBの周波数を一致させ
るため、アップカウンタ411の2倍のクロックCLで
動作する。
【0031】位相調整回路43には、位相比較器431
と、ダウンカウンタ415の出力側に接続された位相補
正・ゼロ検出器432とが含まれており、位相補正・ゼ
ロ検出器432からPLL回路3に出力クロックBが与
えられる。位相比較器431は、基本波クロックAと出
力クロックBの位相を比較し、その位相差に応じて何段
階かの選択信号を位相補正・ゼロ検出器432に送出す
る。
【0032】この実施形態では、位相比較結果を上記デ
ータ比較器414と同じく、2%以上,2〜0.5%,
±0.5%以内,−0.5〜−2%,−2%以下の5段
階として、これに対応した選択信号を位相補正・ゼロ検
出器432に出力する。
【0033】位相補正・ゼロ検出器432には、位相比
較器431からの選択信号のほかにPLLアンロック警
告信号が入力され、警告信号OFF時には、ダウンカウ
ンタ415のデータに位相比較器431からの選択信号
に応じた所定の割合を付加し、付加されたデータがゼロ
になった時点で出力クロックBを反転する。警告信号O
N時には、位相比較器431からの選択信号を無視し
て、ダウンカウンタ415のデータがゼロになるのを監
視し、ゼロになった時点で出力クロックBを反転する。
【0034】この実施形態において、位相補正・ゼロ検
出器432での付加割合は、上記セレクタ412と同じ
く、位相比較器431での比較結果が2%以上のときに
は1%,2〜0.5%のときには0.25%,−0.5
〜−2%のときには−0.25%,−2%以下のときに
は−1%とし,±0.5%以内のときにはなにも付加し
ない。
【0035】次に、この周波数追従回路4の動作をP
LLアンロック警告信号が出されていない警告信号OF
F時,PLLアンロック警告信号が出された警告信号
ON時およびPLLアンロック警告信号の解除時に分
けて説明する。
【0036】PLLアンロック警告信号が出されてい
ない警告信号OFF時。 データ比較器414は、アップカウンタ411のデータ
とレジスタ413のデータとを比較し、その結果をセレ
クタ412に送るが、警告信号OFF時には、その差が
ほとんどゼロであるため、セレクタ412はアップカウ
ンタ411のデータをそのまま出力する。
【0037】レジスタ413は、セレクタ412からの
データを基本波クロックAの例えば立ち上がりに同期し
て内部レジスタに記憶し、かつ、出力する。ダウンカウ
ンタ415は、出力クロックBが入力されるたびにレジ
スタ413からデータを取り込んでダウンカウントし、
そのデータを出力する。
【0038】位相補正・ゼロ検出器432は、ダウンカ
ウンタ415のデータがゼロになるのを監視し、ゼロに
なったら出力クロックBを反転する。位相比較器431
は、基本波クロックAと出力クロックBの位相を比較す
るが、警告信号OFF時には、その差がほとんどゼロで
ある。
【0039】このようにして、警告信号OFF時には、
アップカウンタ411によるアップカウントとダウンカ
ウンタ415によるダウンカウントが行われることによ
り、基本波クロックAより1クロック分遅れた出力クロ
ックBが得られる。
【0040】PLLアンロック警告信号が出された警
告信号ON時。 レジスタ413は、PLLアンロック警告信号がONと
なるため、セレクタ412からのデータの取り込みを禁
止し、その直前に内部レジスタに取り込んだデータを繰
り返し出力する。ダウンカウンタ415は、出力クロッ
クBが入力されるたびにレジスタ413からデータを取
り込んでダウンカウントし、そのデータを出力する。
【0041】位相補正・ゼロ検出器432は、警告信号
がONであるため、位相比較器431からの選択信号を
無視して、ダウンカウンタ415のデータがゼロになる
のを監視し、ゼロになった時点で出力クロックBを反転
する。このようにして、データの取り込み禁止直前の基
本波クロックAの周波数データが出力クロックBとして
出力され続ける。
【0042】PLLアンロック警告信号の解除時。 図5を参照して、警告信号解除後にローパスフィルタ2
で得られた基本波クロックAが図5(a)のような波形
で、そのとき周波数追従回路4からPLL回路3に出力
されている出力クロックBが図5(b)のような波形
で、両波形が周波数および位相ともに異なっているもの
とする。
【0043】データ比較器414は、アップカウンタ4
11のデータとレジスタ413のデータとを比較し、そ
の比較結果である選択信号をセレクタ412に送る。セ
レクタ412は、その選択信号に基づいてアップカウン
タ411のデータに所定の割合でデータを付加して出力
する。
【0044】レジスタ413は、警告信号がOFFであ
るためデータの取り込みが許可され、セレクタ412か
らのデータを内部レジスタに記憶し、かつ、出力する。
このようにして、アップカウンタ411のデータとレジ
スタ413のデータとの差が小さくされ、図5(c)の
ように、基本波クロックAの周波数と出力クロックBの
周波数とが次第に一致していく。
【0045】ダウンカウンタ415は、レジスタ413
からのデータを取り込んでダウンカウントして出力す
る。位相比較器431は、基本波クロックAと出力クロ
ックBの位相を比較し、その位相差に応じた選択信号を
位相補正・ゼロ検出器432に送出する。
【0046】これと並行して位相補正・ゼロ検出器43
2は、上記選択信号に基づいてダウンカウンタ415か
らのデータに所定の割合でデータを付加し、そのダウン
カウント値がゼロになった時点で出力クロックBを反転
する。これにより、図5(d)のように、基本波クロッ
クAと出力クロックBの位相合わせが行われる。
【0047】以後、出力クロックBを基本波クロックA
のほぼ1周期遅れの波形として出力が継続される。これ
によれば、サンプリングクロックが急激に変化しないた
め、正確な測定が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルタ回路(波形整形回路)で得られるPLLソース
としての基本波クロックを周波数追従回路により1周期
遅れの出力クロックに変換してPLL回路に与えるよう
にし、入力レベル監視手段からPLLアンロック警告信
号が出された場合には、周波数追従回路から所定の1周
期分の出力クロックを繰り返し出力させるようにしたこ
とにより、入力波形のレベル低下などにより、ローパス
フィルタで基本波クロックが得られなくなった場合で
も、固定クロックなどの他のクロックを用いることな
く、PLL回路よりサンプリングクロックが得られ、A
/Dコンバータによるサンプリングを継続させることが
できる。
【0049】また、入力波形のレベルが復帰した場合に
は、周波数追従回路から出力されている出力クロックを
復帰後の基本波クロックにそのまま切り替えるのではな
く、周波数調整と位相調整を行なって出力クロックを復
帰後の基本波クロックに合わせるようにしたことによ
り、サンプリングクロックが急激に変化することがな
く、正確な測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するうえで必要な入力回路の実施
形態を示した回路構成図。
【図2】上記入力回路に組み込まれている周波数追従回
路の入力側の基本波クロックとその出力クロックを示し
た波形図。
【図3】上記周波数追従回路の動作を説明するためのタ
イミングチャート。
【図4】本発明の実施形態における上記周波数追従回路
のブロック図。
【図5】上記周波数追従回路による周波数および位相合
わせのタイミングチャート。
【図6】従来例の回路構成図。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2 ローパスフィルタ(波形整形回路) 3 PLL回路 4 周波数追従回路 41 周波数調整回路 411 アップカウンタ 412 セレクタ 413 レジスタ 414 データ比較器 415 ダウンカウンタ 416 1/2分周器 43 位相調整回路 431 位相比較器 432 位相補正・ゼロ検出器 5 入力レベル監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 元 長野県上田市大字小泉字桜町81 日置電機 株式会社内 Fターム(参考) 5J106 AA04 CC24 CC38 CC52 DD09 DD36 DD38 EE05 EE06 EE08 FF06 GG18 KK18 KK29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログの入力波形をディジタルに変換
    するA/Dコンバータと、上記入力波形の基本波を抽出
    するフィルタ回路と、上記基本波を受けてその周波数の
    n倍(nは任意の整数)のPLLクロックを生成するP
    LL回路とを含み、上記PLLクロックを上記A/Dコ
    ンバータのサンプリングクロックとして上記入力波形を
    サンプリングする入力回路のサンプリング方法におい
    て、 上記フィルタ回路から得られる上記基本波の周波数を監
    視し、その周期を少なくとも1周期分遅らせて上記PL
    L回路に与える周波数追従回路と、 上記入力波形のレベルを監視し、上記PLL回路がアン
    ロック状態になる直前に上記周波数追従回路にPLLア
    ンロック警告信号を出力する入力レベル監視手段とを備
    え、 上記周波数追従回路は、上記PLLアンロック警告信号
    を受けると、所定の1周期分の周波数を繰り返して上記
    PLL回路に与えることを特徴とする入力回路のサンプ
    リング方法。
  2. 【請求項2】 上記PLLアンロック警告信号を受けた
    際に、繰り返し出力される1周期分の周波数は、上記P
    LLアンロック警告信号を受ける直前の上記基本波の1
    周期分であることを特徴とする請求項1に記載の入力回
    路のサンプリング方法。
  3. 【請求項3】 上記PLLアンロック警告信号が解除さ
    れた場合において、上記周波数追従回路は、現在上記P
    LL回路に繰り返し出力している周波数を上記PLLア
    ンロック警告信号の解除後に上記フィルタ回路から入力
    される基本波の周波数に合わせるとともに、その基本波
    の位相を基準として位相合わせを行ない、周波数および
    位相の調整終了後に、少なくとも1周期分遅れを持たせ
    て出力することを特徴とする請求項1または2に記載の
    入力回路のサンプリング方法。
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