JP2001156757A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JP2001156757A
JP2001156757A JP33571099A JP33571099A JP2001156757A JP 2001156757 A JP2001156757 A JP 2001156757A JP 33571099 A JP33571099 A JP 33571099A JP 33571099 A JP33571099 A JP 33571099A JP 2001156757 A JP2001156757 A JP 2001156757A
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synchronization signal
packet synchronization
packet
dummy
signal
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Kenji Tomizawa
研二 冨澤
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Toshiba Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送ストリームの供給が途絶えた場合でも、
ストリーム伝送クロックに対応した再生クロックを生成
可能にする。 【解決手段】 周期取得部21の後段に周波数保持部3
1を設け、周波数取得部21内の取得タイミングがアク
ティブの時の取得クロック周波数を保持する。これによ
り、放送ストリーム1が途絶えても、比較部23は、前
記保持された取得クロック周波数と再生クロック4の再
生周波数を比較して速度制御信号を生成し、発振回路2
5に供給する。この結果発放送ストリーム1の供給が途
絶えたとしても、発振回路25は、極端な周波数で発振
せず、最後に取得した周波数の近傍で発振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送等
で用いられるパケット伝送方式のストリームを復号処理
する復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、ディジタル放送の復号装置の
概略ブロック図を示す。
【0003】電波等により送信されてくる放送ストリー
ム1は、復調器2によりディジタル信号である、パケッ
ト3と再生クロック4と再生同期信号5とに復調され
る。
【0004】前記3つのディジタル信号は、復号器15
のパケット分離部6に入力する。
【0005】パケット分離部6では、パケット3内に多
重されているパケットIDやセクションIDなどの識別
子を元に、1394IF(インターフェース)部7と、
ビデオ復号部9と、オーディオ復号部10と、メモリ管
理部11とに対し、必要なパケットおよびデータを分離
して供給する。
【0006】ビデオ復号部9では、画像データ(絵)1
3の再生が行なわれ、オーディオ復号部10では、音声
データ(音)14の再生が行なわれる。
【0007】なお、メモリ12には画像、音声の復号に
必要な参照メモリ、VBV(STD)バッファ等の領域
が確保されている。パケット分離部6,ビデオ復号器
9,オーディオ復号部10と、メモリ12内のデータの
やりとりを、メモリ管理部11が管理している。
【0008】1394IF部7は、シリアルインターフ
ェースの国際規格:IEEE1394に準拠したフォー
マットで送受信を行なうIC(外部機器)に対し、入力
パケット3を固定遅延させ、パケット8として供給す
る。
【0009】IEEE1394は、今後ディジタル機器
(システム)おいて、標準装備が期待され、必要不可欠
なものとなりつつある。
【0010】さて、復調器2において、クロック4を再
生する際、図14に示すように、周波数取得部21によ
り放送ストリーム1から取得したクロック周波数は、比
較部23において、基準クロック24により自動発振す
る発振回路25の出力(再生クロック6)と比較され
る。
【0011】比較の結果、もし再生クロック4の方が遅
い(周波数が低い)場合は、比較部23からの速度制御
信号により、発振回路25は発振速度を速くし、再生ク
ロック4を周波数の高い波形になるように動作する。
【0012】また比較の結果、もし再生クロック4の方
が速い(周波数が高い)場合は、比較部23からの速度
制御信号により、発振回路25は発振速度を遅くし、再
生クロック4を周波数の低い波形になるように動作す
る。
【0013】この状態を示したものが図16である。
【0014】ここで、放送が終了し、放送ストリーム1
の供給が止まった場合、クロック周波数の取得が行なえ
なくなり、もし、速度を速めている時に放送ストリーム
1の供給が止まったなら、そのまま発振回路25の再生
クロック4の周波数が徐々に上がっていき、復号器15
は誤動作してしまう。
【0015】またもし、速度を遅くしている時に放送ス
トリーム1の供給が止まったなら、そのまま発振回路2
5の再生クロック4の周波数は徐々に下がっていき、止
まってしまう可能性がある。
【0016】同様に放送ストリーム1の供給が途絶える
と、図15の同期検出部27は、再生同期信号5を得ら
れなくなる。
【0017】パケット分離部6は、パケット3を139
4IF部7に出力する際、パケットIDの識別、デスク
ランブルなどの処理により、即座に出力できず、パケッ
ト構造によってはパケットIDの識別、デスクランブル
などの処理時間にバラツキが存在する。IEEE139
4規格を満足するためには、固定遅延が求められる。そ
の固定遅延を、1394IF部7が管理することが困難
なため、入力同期信号に同期させてパケット8を出力し
ている。
【0018】なお、IEEE1394の規格において、
データの記録するタイミングをパケットの同期信号を元
にタイムスタンプを追加記録する必要があり、固定遅延
が維持できない場合、オリジナル(入力時)のパケット
間の相対タイムスタンプが出力時に変更され、正しく再
生できなくなる。
【0019】図17に、復号器15の出力タイミングを
示す。図は例として入力と出力とが2パケット遅延とな
っており、時間Tcにて放送ストリーム1の供給が止ま
った場合である。
【0020】図のように出力タイミングを検出する再生
同期信号5が入力されて来ないため、放送終了後の2パ
ケットが記録・再生できない。
【0021】なお、図17に示すように復号装置によっ
ては、再生同期信号として、パケットの先頭のみに1パ
ルスアクティブとなるAタイプ5(A)と、パケット入
力期間中、常にアクティブとなるBタイプ5(B)が存
在し、場合によっては、Bタイプの再生同期信号5
(B)を有効フラグ(Valid信号)として、Aタイ
プ5(A)と共に供給できるものもある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ディジタル放送の復号装置においては、放送終了後、放
送ストリーム1の供給が途絶えた場合、復号に必要であ
るストリーム伝送クロックおよびパケット同期信号の供
給まで途絶えてしまい、復号に支障をきたしていた。
【0023】そこで本発明は、放送ストリームの供給が
途絶えた場合でも、ストリーム伝送クロックに対応した
再生クロックおよびパケット同期信号に対応した再生同
期信号を生成可能にする復号装置を提供することを目的
とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】放送されてくるストリー
ムより、ストリーム伝送クロックおよびパケット同期信
号を再生する復号装置において、前記ストリームの供給
終了前に取得した前記伝送クロックの周波数を保持する
第1の保持手段と、放送終了後、前記保持した周波数に
同期し継続してクロックを発振する発振手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の復号装置の第1
の実施の形態の構成を示す。また、図1の動作概念のタ
イミング図を図2に示す。なお、従来と同じ動きをする
ブロックについては図14と同じ番号を付し、説明を省
略する。
【0026】従来においてクロックの周波数が取得でき
た時、つまり、図2の周波数取得部21内の取得タイミ
ングがアクティブの時のみしか、比較部23は比較がで
きなかったため、比較対象が途絶える(周期的に入力さ
れない)と、最後に保持した速度制御信号の向きに従
い、放送ストリーム1のデコード(復号)に支障をきた
すほどの極端な高周波または低周波に発振していた。
【0027】本発明は、周期取得部21の後段に周波数
保持部31を設け、周波数取得部21内の取得タイミン
グがアクティブの時の取得クロック周波数を保持する。
これにより、放送ストリーム1が途絶えても、比較部2
3は、前記保持された取得クロック周波数と再生クロッ
ク4の再生周波数を比較して速度制御信号を生成し、発
振回路25に供給する。
【0028】発振回路25は速度制御信号がアクティブ
(図2では、"H"としている)のとき、発振速度を速く
し、インアクティブ(図2では、"L"としている)のと
き、発振速度を遅くするように動作し、放送ストリーム
1の供給が途絶えた後は、最後に取得した周波数の近傍
で速度制御信号が"L","H"を交互に繰り返すようにな
る。
【0029】この結果放送ストリーム1の供給が途絶え
たとしても、発振回路25は、極端な周波数で発振せ
ず、最後に取得した周波数の近傍で発振する。
【0030】図3に、本発明の復号装置の第2の実施の
形態の構成を示す。
【0031】従来においては、同期検出部27により、
検出した同期信号のみを再生同期信号5として出力して
いた。
【0032】本発明では、再生同期信号5間の周期をカ
ウントする周期カウンタ35を具備する。そしてこの周
期カウンタ35の出力を元に同期混合部36で生成され
る後述のダミー同期信号と、同期検出部27から出力さ
れる検出同期信号とを同期混合部36により多重し、再
生同期信号5として出力する。
【0033】なお、同期カウンタ35の初期化(リセッ
ト)を行なうために、再生同期信号5は同期カウンタ3
5にも接続されている。
【0034】これにより、放送ストリーム1が途絶えた
場合でも、継続して再生同期信号5を供給することが可
能となる。
【0035】ここで、同期混合部36の回路構成の例を
3つ紹介する。
【0036】まず、第1の構成例として図4に示す。
【0037】図4における同期混合部36は、同期カウ
ンタ35からの出力であるカウンタ出力41の値Aを保
持するカウンタ保持部42と、カウンタ保持部42の保
持値Bとカウンタ出力41の値Aとを比較し、一致すれ
ばその出力がアクティブとなる比較部43と、比較部4
3のアクティブ出力であるダミー同期信号44と同期検
出部27からの出力である検出同期信号45とを多重し
(論理和)、再生同期信号5として出力する多重部46
からなる。
【0038】再生同期信号5は、カウンタ保持部42に
おいて、カウンタ出力41のストローブ(保持タイミン
グ)信号としても用いられる。
【0039】いま、図5に第1の構成例の動作タイミン
グを示し、図4の動作を説明する。
【0040】図5に示すように、いま検出同期信号45
がSa、Sb、Scと検出された以降途絶えたものと
し、また検出同期信号45の周期を100サイクル(ク
ロック)としている。
【0041】検出同期信号45の周期はあるシステム
(例えば、ディレクTV、PerfecTV、BSディ
ジタル)によって、不変(または固定)であることか
ら、それぞれのシステム内であれば、カウンタ保持部4
2で保持する値Bは、理論的には一定となる。
【0042】今回の例では、必ず99(0から数えてい
るため、周期100であるなら、カウントは0から99
まで)となる。
【0043】カウンタ値Aと保持値Bが一致した時にダ
ミー同期信号はアクティブとなり、このダミー同期信号
44と検出同期信号45を多重したもの(論理和)を、同
期カウンタ35のリセット(初期化)に用いてることか
ら、図5のように同期カウンタ35は0〜99のカウン
トを繰り返し、Sc以降検出同期信号45が途絶えたと
しても、再生同期信号5として出力し続けることが可能
となる。
【0044】なお、検出同期信号45の同期がシステム
によって固定していることから、比較部43(B)への
入力として、そのシステムに適応した値を予め設定して
おいてもよい。
【0045】次に、同期混合部36の第2の構成例とし
て図6に示す。
【0046】第1の構成例では、検出同期信号45の周
期が必ず一定であることが前提となっていたが、実際に
は、検出誤差(ジッタ)が存在し、同期検出部27の精
度にもよるが、通常1〜2(あるいは数)サイクル範囲
で検出同期信号45の周期は変動する(もちろん、0で
あれば、第1の構成例が有効)。
【0047】なお、数クロックの誤差であれば、IEE
E1394で付加されるタイムスタンプへの影響は無視
できる範囲であるため、現状問題にはなっていない。
【0048】しかし、第1の構成例では、この誤差が存
在する、例えば検出同期信号45がジッタにより1サイ
クル遅れて、図5の点線で示す位置でアクティブになっ
た場合、図5の点線で示す無用な箇所にて再生同期信号
5がアクティブになってしまう問題がある。よって、こ
の誤差を考慮した同期混合部36の一例が第2の構成例
である。
【0049】図6における同期混合部36は、同期カウ
ンタ35からの出力であるカウンタ出力41と、予め設
定されてる検出閾値47(E)とを比較し、一致すれば
その出力がアクティブとなる比較部43と、比較部43
のアクティブ出力であるダミー同期信号44と同期検出
部27からの出力である検出同期信号45とを多重し
(論理和)、再生同期信号5として出力する多重部46
からなる。
【0050】検出閾値47(E)は、同期検出部27の
精度により検出同期信号45の周期の変動範囲は予測可
能であることから、その変動範囲の最大値以上(また
は、それより大きい値)を設定する。
【0051】いま、図7に第2の構成例の動作タイミン
グを示し、図6の動作を説明する。
【0052】第1の構成例の動作説明同様、検出同期信
号45がSa、Sb、Scと検出された以降途絶えたも
のとし、また、検出同期信号45の周期を100サイク
ル(クロック)としている。
【0053】また、周期の精度は±2とし、その変動範
囲の最大値102を、検出閾値47(E)として設定し
ている。
【0054】検出同期信号Sc以降、検出同期信号45
が途絶えるため、時間Td以降は同期カウンタ35が周
期の変動範囲の最大値を越えても検出同期信号45は入
力(検出)されない。このため、同期カウンタ35は周
期の変動範囲の最大値以上の値を示すことになる。
【0055】今回の例では、変動範囲の最大値は102
であるから、カウント値Aは0から数えるため101よ
り大きい値、つまり102以上を示すことになる。
【0056】この時、比較部43の比較条件に適合する
ため、ダミー同期信号44がアクティブになる。
【0057】放送ストリーム1が途絶えているため、時
間Td以降は、同期カウンタ35が検出閾値47(E)
までのカウントを繰り返し行なうことになり、ダミー同
期信号44が再生同期信号5として、出力し続けること
が可能となる。
【0058】最後に、同期混合部36の第3の構成例と
して図8に示す。
【0059】第2の構成例では、再生同期信号5をその
ジッタ以上の周期を持つダミー同期信号44を用いて再
生しており、検出閾値47(E)によっては、IEEE
1394のタイムスタンプへの影響が無視できなくなる
可能性もある。
【0060】そこで、ダミー同期信号44の周期をジッ
タ(変動範囲)内に収めるようにした同期混合部36の
一例が、第3の構成例である。
【0061】図8における同期混合部36は、同期カウ
ンタ35からの出力であるカウンタ出力41を保持する
カウンタ保持部42と、カウンタ保持部42の保持値B
とカウンタ出力41の値Aとを比較し、一致すればその
出力がアクティブとなる比較部43と、比較部43のア
クティブ出力であるダミー同期信号44とマスク部52
からの出力であるマスク同期信号53とを多重し(論理
和)、再生同期信号5として出力する多重部46からな
る。
【0062】再生同期信号5は、カウンタ保持部42に
おいて、カウンタ出力41のストローブ(保持タイミン
グ)信号としても用いられる。
【0063】また、マスク部52には、同期検出部27
からの出力である検出同期信号45と、同期カウンタ3
5からの出力であるカウンタ出力41と、予め設定され
るマスク閾値51(G)がそれぞれ入力している。マス
ク部52では、カウンタ出力41の値Aがマスク閾値5
1(G)で示された値以下(または未満)である値の時
に、アクティブとなった検出同期信号45をマスク(イ
ンアクティブ)した信号をマスク同期信号53として出
力する。
【0064】いま、図9に第3の構成例の動作タイミン
グを示し、図8の動作を説明する。
【0065】第1の構成例の動作説明同様、検出同期信
号45がSa、Sb、Scと検出された以降途絶えたも
のとし、また検出同期信号45の周期を100サイクル
(クロック)としている。
【0066】またマスク閾値51(G)は、2と設定し
ている。
【0067】図9にあるように、SaとSbとの間のク
ロック数のように、ジッタにより、それ以前の検出同期
信号間のクロック数(保持したカウンタ保持値B)より
次の検出同期信号間のクロック数が多かった場合、比較
部43からのダミー同期信号44は次の検出同期信号4
5が検出される前にアクティブになる。このダミー同期
信号44のタイミングで同期カウンタ35がリセットさ
れる結果、次の検出同期信号45は、同期カウンタ35
のカウント値Aがプラス側の変動範囲(0〜数サイク
ル)内に、放送ストリーム1が供給されているならば、
必ず出現(検出)する。
【0068】しかし、この検出同期信号45の代わり
に、既にダミー同期信号44が再生同期信号5として出
力されているため、重複して再生同期信号5として出力
されないよう、マスク部52でマスクされたマスク同期
信号53を多重部46に出力し、ダミー同期信号44と
多重され、再生同期信号5を生成している。
【0069】この変動範囲を、予めマスク閾値51
(G)としてマスク部52に設定しておく。
【0070】また、SbとScとの間のクロック数のよ
うに、ジッタにより、それ以前の検出同期信号間のクロ
ック数より次の検出同期信号間のクロック数が少ない場
合、比較部43では、カウンタ出力41(A)とカウン
タ保持値(B)が一致することがないため、ダミー同期
信号44は出力されないが、検出同期信号45は変動範
囲(マスク閾値)外で入力されてくることから、検出同
期信号45はマスクされずにマスク同期信号53として
出力される。
【0071】このように、ジッタにより検出同期信号4
5の周期が変動したとしても、マスク同期信号53また
はダミー同期信号44のどちらかは、必ず多重部46に
出力されることから、再生同期信号5が途切れることは
ない。
【0072】また、放送終了等により放送ストリーム1
が途絶え、同期信号が検出できなくなったとしても、そ
れ以前に保持していた値Bにならば、ダミー同期信号4
4が出力され、この保持した値B(周期)はジッタによ
って取りうる範囲内に収まっている。
【0073】以上のように、同期混合部36の構成例と
して3例を挙げたが、そのいずれにおいても図10に示
すように、もし、時間Tcにて放送ストリーム1の供給
が途絶えた(放送終了した)としても、再生同期信号5
に同期してパケットを出力させることができ、記録・再
生に支障をきたすことがなくなる。
【0074】なお、以上の実施の形態では検出同期信号
45の形態として図10にあるAタイプ5(A)を例に
説明したが、Bタイプ5(B)であっても、Bタイプ5
(B)の波形を生成するおおもとは、同期タイミングを
計るパルス、つまり、Aタイプ5(A)の信号となって
いる。あるいは、Bタイプ5(B)の立上りを検出すれ
ば、その波形はAタイプ5(A)の信号となる。
【0075】よって、Bタイプ5(B)においても、上
記実施の形態が適応できることは明らかであり、本発明
はAタイプ5(A)にのみ限定しているわけではない。
【0076】また、図13の復号装置を考えた場合、第
2の実施の形態において、その構成回路を復調器2に置
くことも、同期検出部27以外を復号器15(パケット
分離部6内、または、1394IF部7内などが考えら
れる)に置くことも可能である。
【0077】ここで、復調器2に第2の実施の形態の同
期信号再生部が搭載されている場合、復号器15におい
て、再生同期信号5を元にその時入力されてくるパケッ
ト3を有効データとして処理してしまうものがある。
【0078】つまりパケット3は、再生同期信号5がア
クティブ後、再生クロック4に同期して有効データが連
続で入力してくることを前提として、デコード処理を行
う復号器15がある。
【0079】このような復号器15が復調器2の次に接
続される場合には、ダミー同期信号44と共に、デコー
ド処理に支障をきたさない(ビデオデータおよびオーデ
ィオデータを含まない)パケットを有効データとして出
力する必要がある。
【0080】そこで第3の実施の形態として、放送スト
リーム1が途絶えた後(放送終了後)、ダミー同期信号
44と共に出力するパケット(以下、ダミーパケット)
の例を2つ、図11に示す。
【0081】このパケットとしては、MPEG2規格の
TSパケット(PerfecTV等で用いられているパ
ケット構造)であるならば、図11(1)のようにNU
LLパケットと呼ばれるパケットIDが0x1fff
(0xは、次に続く英数字が16進数であることを示す
記号である)であり、データ部がすべて0xffである
パケットが妥当である。あるいは、図11(2)のよう
にスタフィングバイトで埋め尽くされたパケット(仮に
スタッフィング・パケットと呼ぶ)でもよい。
【0082】なお、図11(2)のスタッフィング・パ
ケットではパケットIDを0x31としているが、特に
この値に限定しているわけではなく、セクションデータ
を伝送するパケットのIDやMPEG2規格で予約され
ているID以外であれば、問題はない。
【0083】ダミーパケットを出力する場合の動作タイ
ミングを、図12に示す。
【0084】同図のように、放送ストリーム1が途絶え
た後、ダミー同期信号を再生同期信号として出力してい
る間でも、デコード処理に支障をきたさないダミーパケ
ットが入力するため、再生同期信号を元にその時入力さ
れてくるパケット3を有効データとして処理してしまう
復号装置においても問題なく、本発明は対応できる。
【0085】また、タイミング図等においてアクティブ
の極性を"H"としているが、本発明は、これに限定する
ものでなく、アクティブの極性が"L"でもよい。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル放送ストリ
ームの供給が途絶えた場合でも、ストリーム伝送クロッ
クに対応する再生クロックおよびパケット同期信号に対
応する再生同期信号の供給が可能となり、これにより放
送ストリームの供給終了時の番組(ストリーム)を切り
捨てることなく、最後まで録画・再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の復号装置の第1の実施の形態(再生ク
ロックの生成)の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の第1の実施の形態の動作説明図である。
【図3】本発明の復号装置の第2の実施の形態(再生同
期信号の生成)の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の第2の実施の形態の同期混合部36の第
1の構成例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の第1の構成例の動作タイミング図であ
る。
【図6】図3の第2の実施の形態の同期混合部36の第
2の構成例の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の第2の構成例の動作タイミング図であ
る。
【図8】図3の実施の形態の同期混合部36の第3の構
成例の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の第3の構成例の動作タイミング図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態に用いるパケット
構造である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図13】復号装置の構成を示すブロック図である。
【図14】従来の再生クロックを生成する構成ブロック
図である。
【図15】従来の再生同期信号を生成する同期検出部を
示す図である。
【図16】従来の再生クロック発振動作を示す図であ
る。
【図17】従来の復号器15の動作説明図である。
【符号の説明】
2・・復調器、6・・パケット分離部、7・・1394
IF(インターフェース)部、9・・ビデオ復号部、1
0・・オーディオ復号部、11・・メモリ管理部、12
・・メモリ、15・・復号器、21・・周波数取得部、
31・・周波数保持部、23・・比較部、25・・発振
回路、27・・同期検出部、35・・同期カウンタ、3
6・・同期混合部、42・・カウンタ保持部、43・・
比較部、46・・多重部、52・・マスク部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 BA13 BA14 BA25 DA01 5C059 RB02 RC02 RC03 SS02 UA04 UA10 5J106 AA04 BB09 CC01 CC31 CC55 DD17 DD38 DD46 EE06 EE15 FF02 FF06 KK18 5K047 AA03 BB01 CC01 CC08 GG08 LL10 MM12 MM49

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送されてくるストリームより、ストリ
    ーム伝送クロックおよびパケット同期信号を再生する復
    号装置において、 前記ストリームの供給終了前に取得した前記伝送クロッ
    クの周波数を保持する第1の保持手段と、 放送終了後、前記保持した周波数に同期し継続してクロ
    ックを発振する発振手段とを具備したことを特徴とする
    復号装置。
  2. 【請求項2】 前記パケット同期信号の周期をカウント
    するカウント手段と、 前記カウント手段のカウント値を保持する第2の保持手
    段と、 前記カウント手段のカウント値と前記第2の保持手段で
    保持した値に応じて、ダミーのパケット同期信号を発生
    するダミーパケット同期信号発生手段と、 前記パケット同期信号に前記ダミーのパケット同期信号
    を多重し、新たなパケット同期信号として出力する多重
    手段とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の復
    号装置。
  3. 【請求項3】 前記パケット同期信号の周期をカウント
    するカウンタ手段と、 前記カウンタ手段のカウント値と予め設定されている閾
    値との値に応じて、ダミーのパケット同期信号を発生す
    るダミーパケット同期信号発生手段と、 前記パケット同期信号に前記ダミーのパケット同期信号
    を多重し、新たなパケット同期信号として出力する多重
    手段とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の復
    号装置。
  4. 【請求項4】 前記パケット同期信号の周期をカウント
    するカウント手段と、 前記カウント手段のカウント値を保持する第2の保持手
    段と、 前記カウント手段のカウント値と前記第2の保持手段で
    保持した値に応じて、ダミーのパケット同期信号を発生
    するダミーパケット同期信号発生手段と、 前記カウント手段のカウント値と予め設定されている閾
    値に応じて、前記パケット同期信号をマスクしたマスク
    パケット同期信号を発生するマスクパケット同期信号発
    生手段と、 前記ダミーパケット同期手段からの前記ダミーのパケッ
    ト同期信号と前記マスクパケット同期信号発生手段から
    の前記マスクパケット同期信号を多重する多重手段とを
    具備したことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  5. 【請求項5】 前記クロックおよび前記新たなパケット
    同期信号と共に、復号器において絵・音の再生に支障を
    きたすことのない有効パケットを出力する出力手段を具
    備したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    の復号装置。
  6. 【請求項6】 放送されてくるストリームより、ストリ
    ーム伝送クロックおよびパケット同期信号を再生する復
    号装置において、 前記パケット同期信号の周期をカウントするカウンタ手
    段と、 前記カウンタ手段のカウント値と予め設定されている閾
    値との値に応じて、ダミーのパケット同期信号を発生す
    るダミーパケット同期信号発生手段と、 前記パケット同期信号に前記ダミーのパケット同期信号
    を多重する多重手段とを具備し、 この多重された同期信号を新たなパケット同期信号とし
    てデコード処理を継続することを特徴とする復号装置。
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JP2003008430A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Hioki Ee Corp 入力回路のサンプリング方法

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