JP2003008360A - プリディストーション形リニアライザ及びそのアラーム検出方法 - Google Patents

プリディストーション形リニアライザ及びそのアラーム検出方法

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JP2003008360A JP2001190178A JP2001190178A JP2003008360A JP 2003008360 A JP2003008360 A JP 2003008360A JP 2001190178 A JP2001190178 A JP 2001190178A JP 2001190178 A JP2001190178 A JP 2001190178A JP 2003008360 A JP2003008360 A JP 2003008360A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負帰還ループに異常が発生した時のアラーム検
出を容易に行うことができるプリディストーション形リ
ニアライザを提供する。 【解決手段】電力増幅器の非線形歪み補償を負帰還方式
で行うプリディストーション形リニアライザにおいて、
電力計算器17、18は、帰還ベースバンド信号および
送信ベースバンド信号のそれぞれの電力を計算し出力す
る。電力比較器19は、電力計算器17、18出力のそ
れぞれを電力比較して歪み補償係数を求める。微分回路
21は、電力比較器19出力の歪み補償係数と直前の歪
み補償係数とより時間的変化を求め、予め定められた収
束時間を越えるような負帰還ループの異常状態を検出し
た場合にアラーム信号を出力する。アラーム検出回路2
2は、アラーム信号に従って電力増幅器9の出力電力を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリディストーショ
ン形リニアライザに関し、特に負帰還ループに異常が発
生した時のアラーム検出を容易に行うことができるプリ
ディストーション形リニアライザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、線形ディジタル変調
方式を利用した無線システムにおける電力増幅器の非線
形歪補償回路として広く用いられているプリディストー
ション形リニアライザの構成例を図3に示す。
【0003】図3において、1はベースバンド信号発生
器、2はルートナイキストフィルタ、3は乗算器、4は
直交変調器、5はD/Aコンバータ、6、8、14はバ
ンドパスフィルタ、7、13はミキサ、9は電力増幅
器、10はアンテナ、11は減衰器、12はPLL周波
数シンセサイザ、15はA/Dコンバータ、16は直交
復調器、17、18は電力計算器、19は電力比較器、
20は参照テーブル(LUT)、25はフーリエ変換回
路(FFT)、26はアラーム検出回路を示す。
【0004】このリニアライザの動作は、ベースバンド
信号発生器1より発生した送信ベースバンド信号の同相
成分(I)と直交成分(Q)とが、ルートナイキストフ
ィルタ2で波形成形された後、参照テーブル20のテー
ブル値と乗算器3で乗算され、直交変調器4に入力され
る。直交変調されたディジタル信号は、D/Aコンバー
タ5でアナログ信号に変換される。この信号をバンドパ
スフィルタ6で不要波成分を除去し、PLL周波数シン
セサイザ12で発生させた局発発振信号を用いたミキサ
7で所望の周波数帯域に変換する。次にバンドバスフィ
ルタ8で不要波成分を除去し、電力増幅器9で所望の電
力まで増幅されアンテナ10から出力される。電力増幅
器9の出力の一部は、帰還されミキサ13で中間周波数
に周波数変換された後、バンドパスフィルタ14で帯域
制限される。このアナログ信号は、A/Dコンバータ1
5でディジタル信号に変換され、直交復調器16でベー
スバンド信号の同相成分(I)と直交成分(Q)に分離
される。電力計算器17と18は、帰還ベースバンド信
号と送信ベースバンド信号との電力をそれぞれ計算し、
比較することで電力増幅器9で発生する歪を検出し、こ
の歪を補償する歪み補償係数を計算し参照テーブル20
に書き込む。
【0005】この従来のリニアライザでは、入力信号に
出力信号の一部を帰還する負帰還方式を用いているた
め、信号の位相によっては帰還ループが発振することが
ある。一旦帰還ループ内で発振が起こると電力増幅器9
で過大入力となり破壊につながる恐れがある。そこで電
力比較器19の出力をフーリエ変換回路25でフーリエ
変換し、周波数成分を監視することにより、発振が起き
た場合にはアラーム検出回路26が異常を検出し電力増
幅器9の入力あるいは出力を制御することで破壊を防ぐ
ことができる。
【0006】しかし、フーリエ変換により周波数成分を
求めて発振の有無を監視するためには、サンプリングの
データ量を多くし、常に計算をしなければならないため
発振の有無を判断するまでの時間を要し、また、この間
の消費電力が増大するという問題がある。例えば、シン
ボルレート4.8KHz、サンプルレート48KHzの
信号をフーリエ変換するとして、1024ポイントのサ
ンプルデータをとる場合には、1/48KHz×102
4=21msecの時間がかかり、その間には電波法で
定められた範囲外の電力で送信されてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプリデ
ィストーション形リニアライザは、フーリエ変換により
周波数成分を求めて発振の有無を監視するため、発振の
有無を判断してアラームを検出するまでの時間を要し、
また消費電力が増大するなどの欠点がある。
【0008】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、電力増幅器の歪み成分を打ち消すための
歪み補償係数の収束時間を予め定められた収束時間と比
較することにより、帰還ループの異常時のアラーム検出
を容易に行うことができるプリディストーション形リニ
アライザを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリディストー
ション形リニアライザは、電力増幅器の非線形歪み補償
を負帰還方式で行うプリディストーション形リニアライ
ザであって、電力増幅器の歪み成分を打ち消すための歪
み補償係数の時間的変化に基づいて、帰還ループの異常
状態を検出したときアラーム信号を出力する検出手段
と、前記アラーム信号に従って前記電力増幅器の出力電
力を制御する制御信号を出力するアラーム検出手段と、
を備えることを特徴としている。
【0010】また、前記検出手段は、線形ディジタル変
調方式の送信ベースバンド直交信号と前記電力増幅器出
力の一部をフィードバックして復調した帰還ベースバン
ド直交信号との電力比較を行い、電力比較結果より求め
た前記歪み補償係数と直前の歪み補償係数とより時間的
変化を求め、予め定められた収束時間を越える場合にア
ラーム信号を出力することを特徴としている。
【0011】さらに、前記検出手段は、前記電力比較結
果より求めた前記歪み補償係数と前記直前の歪み補償係
数とを用いて微分処理することにより、時間的変化を求
めることを特徴としている。
【0012】また、前記検出手段は、前記電力比較結果
をアナログ量に変換し、時間的変化を求めることを特徴
としている。
【0013】また、本発明のプリディストーション形リ
ニアライザは、入力された送信ベースバンド信号の直交
成分と同相成分とを波形成形するルートナイキストフィ
ルタと、前記ルートナイキストフィルタ出力と参照テー
ブルに書き込まれたテーブル値とを乗算する乗算器と、
前記乗算器出力を直交変調する直交変調器と、前記直交
変調器出力をアナログ信号へ変換するD/Aコンバータ
と、前記D/Aコンバータ出力をPLL周波数シンセサ
イザから出力された局部発振信号を用いて、所望の周波
数帯域に周波数変換する第1のミキサと、前記第1のミ
キサの入出力側に接続された第1、第2のバンドパスフ
ィルタと、前記第2のバンドパスフィルタ出力を増幅し
アンテナへ出力する電力増幅器と、前記電力増幅器出力
の一部を減衰器を介して入力し、前記局部発振信号を用
いて周波数変換する第2のミキサと、前記第2のミキサ
出力から帯域外の不要波成分を除去する第3のバンドパ
スフィルタと、前記第3のバンドパスフィルタ出力をベ
ースバンド周波数帯の同相成分と直交成分とに分離する
直交復調器と、前記送信ベースバンド信号および前記直
交復調器出力の帰還ベースバンド信号をそれぞれ電力計
算する第1、第2の電力計算器と、前記第1、第2の電
力計算器のそれぞれの出力を比較処理した歪み補償係数
を参照テーブルへ書き込む電力比較器と、前記歪み補償
係数と直前の歪み補償係数とより時間的変化を求め、予
め定められた収束時間を越える場合にアラーム信号を出
力する微分回路と、前記アラーム信号を検出したとき前
記電力増幅器の出力電力を制御するアラーム検出回路
と、より構成されることを特徴としている。
【0014】また、本発明のプリディストーション形リ
ニアライザのアラーム検出方法は、電力増幅器の非線形
歪み補償を負帰還方式で行うプリディストーション形リ
ニアライザのアラーム検出方法であって、送信ベースバ
ンド信号と電力増幅器出力の一部をフィードバックして
復調した帰還ベースバンド信号との電力比較を行い、前
記電力増幅器の歪み成分を打ち消すための歪み補償係数
を求め、前記歪み補償係数の時間的変化に基づいて帰還
ループの異常状態を検出し、前記電力増幅器の出力電力
を制御することを特徴としている。
【0015】また、本発明のプリディストーション形リ
ニアライザのアラーム検出方法は、電力増幅器の非線形
歪み補償を負帰還方式で行うプリディストーション形リ
ニアライザのアラーム検出方法であって、線形ディジタ
ル変調方式の送信ベースバンド直交信号と電力増幅器出
力の一部をフィードバックして復調した帰還ベースバン
ド直交信号との電力比較を行い、前記電力増幅器の歪み
成分を打ち消すための歪み補償係数を求め、前記歪み補
償係数の収束時間が予め定められた収束時間を越える場
合に、帰還ループの異常状態を判断し、前記電力増幅器
の出力電力を制御することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のプリディ
ストーション形リニアライザの一つの実施の形態を示す
ブロック図である。
【0017】図1に示す本実施の形態は、ベースバンド
信号の同相成分(I)、直交成分(Q)を発生するベー
スバンド信号発生器1と、ベースバンド信号発生器1出
力を波形成形するルートナイキストフィルタ2と、参照
テーブル(LUT)20出力と乗算する乗算器3と、乗
算器3出力を直交変調する直交変調器4と、直交変調器
4出力をアナログに変換するD/Aコンバータ5と、帯
域外の不要波成分を除去するバンドパスフィルタ6、8
と、所望の周波数帯域に周波数変換するミキサ7、13
と、所要の電力まで増幅する電力増幅器9と、電力増幅
器9出力を送信するアンテナ10と、減衰器11と、ミ
キサ7、13に局部発振信号を供給するPLL周波数シ
ンセサイザ12と、ミキサ13出力をデジタル変換する
A/Dコンバータ15と、同相成分と直交成分とに分離
する直交復調器16と、帰還ベースバンド信号および送
信ベースバンド信号をそれぞれ電力計算する電力計算器
17、18と、電力計算器17、18のそれぞれの出力
を比較処理した歪み補償係数を参照テーブル20へ書き
込む電力比較器19と、電力比較器19出力の歪み補償
係数と直前の歪み補償係数とより時間的変化を求め、予
め定められた収束時間を越える場合にアラーム信号を出
力する微分回路21と、アラーム信号を検出したとき電
力増幅器9の出力電力を制御するアラーム検出回路22
とより構成されている。
【0018】なお、図1において図3に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付してい
る。
【0019】次に、本実施の形態のプリディストーショ
ン形リニアライザの動作を図1を参照して詳細に説明す
る。
【0020】図1によると、ベースバンド信号発生器1
は、ベースバンド信号の同相(I)成分と直交(Q)成
分とを出力する。
【0021】ルートナイキストフィルタ2は、ベースバ
ンド信号発生器1から出力されたベースバンド信号を波
形成形する。
【0022】乗算器3は、ルートナイキストフィルタ2
から出力された歪み成分を含まないベースバンド信号と
参照テーブル20に書き込まれた歪み補償係数とを乗算
する。この参照テーブル20には、電力増幅器9で発生
する歪み成分とは逆の特性をもった歪み補償係数が書き
込まれている。
【0023】直交変調器4は、乗算器3から出力された
信号を直交変調する。
【0024】D/Aコンバータ5は、直交変調器4から
出力されたディジタル信号をアナログ信号へ変換する。
【0025】ミキサ7は、PLL周波数シンセサイザ1
2から出力された局部発振信号を用いて、所望の周波数
帯域に周波数変換する。
【0026】バンドパスフィルタ6、8は、ミキサ7の
入力側および出力側に接続され、帯域外の不要波成分を
除去する。
【0027】電力増幅器9は、ミキサ7から出力された
信号を所要の電力まで増幅し、アンテナ10へ出力す
る。また、電力増幅器9は、アラーム検出回路22から
出力された制御信号により、出力電力が制御される。
【0028】PLL周波数シンセサイザ12は、ミキサ
7およびミキサ13に対して、局部発振信号を出力す
る。
【0029】ミキサ13は、電力増幅器9から出力され
た送信信号の一部をATT11を介して入力し、局部発
振信号を用いて、中間周波数帯に周波数変換する。
【0030】バンドパスフィルタ14は、ミキサ13出
力から帯域外の不要波成分を除去する。
【0031】A/Dコンバータ15は、中間周波数帯に
周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換
する。
【0032】直交復調器16は、A/Dコンバータ15
出力をベースバンド周波数帯の同相(I)成分と直交
(Q)成分とに分離する。
【0033】電力計算器17、18は、帰還ベースバン
ド信号および送信ベースバンド信号のそれぞれの電力を
計算し出力する。
【0034】電力比較器19は、電力計算器17、18
のそれぞれの出力を入力して電力比較することにより、
電力増幅器9で発生する歪を検出し、検出した歪と逆の
特性を持つ歪み補償係数を求めて参照テーブル20に書
き込む。
【0035】微分回路21は、更新される前の歪み補償
係数から更新された後の歪み補償係数へ変化した割合を
微分処理し、予め定められた微分値になるまでの収束時
間が正常に動作するときの収束時間に比べて長い場合に
アラーム信号を出力する。
【0036】アラーム検出回路22は、微分回路21か
ら出力されるアラーム信号を検出したとき、電力増幅器
9の出力電力を制御する。
【0037】次に、リニアライザの動作が異常状態とな
った場合の動作について説明する。
【0038】まず、リニアライザが正常な時には、電力
増幅器9で発生する歪みとは逆の特性の信号を電力増幅
器9に入力することにより歪が補償され、歪が補償され
るに従って、電力比較器19から出力される電力値の差
が一定値に近づき収束する。すなわち、歪み補償係数あ
るいは参照テーブル20の値がある一定値に収束し、微
分回路21はアラームを送出することがない。
【0039】しかし、何らかの理由で、送信ベースバン
ド信号および帰還ベースバンド信号の2つの信号に位相
のずれ等がある場合には、送信ベースバンド信号と帰還
ベースバンド信号との電力差が収束しなくなる。
【0040】このとき、微分回路21は、更新された歪
み補償係数が更新される前の歪み補償係数から変化した
割合を監視し、歪み補償係数の収束時間が正常に動作す
るときの収束時間に比べて長いと判断した場合にアラー
ム信号を出力する。
【0041】アラーム検出回路22では、微分回路21
から出力されたアラーム信号を検出したとき、電力増幅
器9の入力信号の遮断あるいは出力電力の低下などの制
御を行う。
【0042】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図2は、本発明のプリディストーション形リニアラ
イザの他の実施の形態を示すブロック図である。
【0043】図2を参照すると、基本的構成は図1と同
じであるが、電力比較器19から出力された歪み補償係
数をD/Aコンバータ23でアナログ量に変換し、その
アナログ量の時間的変化により負帰還ループの異常状態
を検出する点が異なる。
【0044】D/Aコンバータ23で変換されたアナロ
グ量は、リニアライザが正常な場合には、一定の電圧に
収束するが、異常状態となった場合には、ある一定の電
圧幅に収まらず収束しなくなる。従って、所定の電圧幅
あるいは収束時間に基づいてアラーム信号を出力し、電
力増幅器9の出力電力を制御することができる。
【0045】また、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、電力増幅器の歪み成分を補償するた
めに更新される歪み補償係数が収束するか否かを判断で
きるものであれば良く、例えば、微分回路の代わりにD
SP等の信号処理ICを使って負帰還ループの異常状態
を検出することも可能である。
【0046】このように、更新される前の参照テーブル
の値と更新された後の参照テーブルの値という2つのデ
ータを微分処理するという簡易な方法でリニアライザが
正常に働いているかを知ることができる。従って、計算
量を減らすことができるとともに、消費電流を減らすこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリディ
ストーション形リニアライザ及びそのアラーム検出方法
によれば、電力増幅器の歪み成分を打ち消すための歪み
補償係数を求め、歪み補償係数の時間的変化に基づいて
帰還ループの異常状態を検出する微分回路と、電力増幅
器の出力電力を制御するアラーム検出回路とを備えるこ
とにより、簡易な計算で負帰還ループの発振等の異常状
態を知ることができるという効果がある。
【0048】また、簡易な計算により、計算量の規模を
小さくして検出時間を短縮し、従って消費電流を抑える
ことができるという効果がある。
【0049】また、電力増幅器の破壊を免れるとともに
電波法で定められた範囲外の電波を送信すること防止す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリディストーション形リニアライザ
の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のプリディストーション形リニアライザ
の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】従来のプリディストーション形リニアライザの
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ベースバンド信号発生器 2 ルートナイキストフィルタ 3 乗算器 4 直交変調器 5、23 D/Aコンバータ 6、8、14 バンドパスフィルタ 7、13 ミキサ 9 電力増幅器 10 アンテナ 11 減衰器 12 PLL周波数シンセサイザ 15 A/Dコンバータ 16 直交復調器 17、18 電力計算器 19 電力比較器 20 参照テーブル 21 微分回路 22、24 アラーム検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA00 CA21 DN02 FA20 GN03 GN06 KA00 KA23 KA30 KA32 KA34 KA41 KA44 KA53 KA55 MA13 NN11 SA14 TA01 5K004 AA01 AA05 AA08 BA02 BC01 FE10 FF05 JF04 5K060 BB07 CC04 FF06 HH01 HH06 HH14 HH31 KK01 KK06 LL22 LL24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅器の非線形歪み補償を負帰還方
    式で行うプリディストーション形リニアライザであっ
    て、電力増幅器の歪み成分を打ち消すための歪み補償係
    数の時間的変化に基づいて、帰還ループの異常状態を検
    出したときアラーム信号を出力する検出手段と、前記ア
    ラーム信号に従って前記電力増幅器の出力電力を制御す
    る制御信号を出力するアラーム検出手段と、を備えるこ
    とを特徴とするプリディストーション形リニアライザ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、線形ディジタル変調方
    式の送信ベースバンド直交信号と前記電力増幅器出力の
    一部をフィードバックして復調した帰還ベースバンド直
    交信号との電力比較を行い、電力比較結果より求めた前
    記歪み補償係数と直前の歪み補償係数とより時間的変化
    を求め、予め定められた収束時間を越える場合にアラー
    ム信号を出力することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ディストーション形リニアライザ。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記電力比較結果より
    求めた前記歪み補償係数と前記直前の歪み補償係数とを
    用いて微分処理することにより、時間的変化を求めるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のプリディストーシ
    ョン形リニアライザ。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記電力比較結果をア
    ナログ量に変換し、時間的変化を求めることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のプリディストーション形リニア
    ライザ。
  5. 【請求項5】 入力された送信ベースバンド信号の直交
    成分と同相成分とを波形成形するルートナイキストフィ
    ルタと、前記ルートナイキストフィルタ出力と参照テー
    ブルに書き込まれたテーブル値とを乗算する乗算器と、
    前記乗算器出力を直交変調する直交変調器と、前記直交
    変調器出力をアナログ信号へ変換するD/Aコンバータ
    と、前記D/Aコンバータ出力をPLL周波数シンセサ
    イザから出力された局部発振信号を用いて、所望の周波
    数帯域に周波数変換する第1のミキサと、前記第1のミ
    キサの入出力側に接続された第1、第2のバンドパスフ
    ィルタと、前記第2のバンドパスフィルタ出力を増幅し
    アンテナへ出力する電力増幅器と、前記電力増幅器出力
    の一部を減衰器を介して入力し、前記局部発振信号を用
    いて周波数変換する第2のミキサと、前記第2のミキサ
    出力から帯域外の不要波成分を除去する第3のバンドパ
    スフィルタと、前記第3のバンドパスフィルタ出力をベ
    ースバンド周波数帯の同相成分と直交成分とに分離する
    直交復調器と、前記送信ベースバンド信号および前記直
    交復調器出力の帰還ベースバンド信号をそれぞれ電力計
    算する第1、第2の電力計算器と、前記第1、第2の電
    力計算器のそれぞれの出力を比較処理した歪み補償係数
    を参照テーブルへ書き込む電力比較器と、前記歪み補償
    係数と直前の歪み補償係数とより時間的変化を求め、予
    め定められた収束時間を越える場合にアラーム信号を出
    力する微分回路と、前記アラーム信号を検出したとき前
    記電力増幅器の出力電力を制御するアラーム検出回路
    と、より構成されることを特徴とするプリディストーシ
    ョン形リニアライザ。
  6. 【請求項6】 電力増幅器の非線形歪み補償を負帰還方
    式で行うプリディストーション形リニアライザのアラー
    ム検出方法であって、送信ベースバンド信号と電力増幅
    器出力の一部をフィードバックして復調した帰還ベース
    バンド信号との電力比較を行い、前記電力増幅器の歪み
    成分を打ち消すための歪み補償係数を求め、前記歪み補
    償係数の時間的変化に基づいて帰還ループの異常状態を
    検出し、前記電力増幅器の出力電力を制御することを特
    徴とするプリディストーション形リニアライザのアラー
    ム検出方法。
  7. 【請求項7】 電力増幅器の非線形歪み補償を負帰還方
    式で行うプリディストーション形リニアライザのアラー
    ム検出方法であって、線形ディジタル変調方式の送信ベ
    ースバンド直交信号と電力増幅器出力の一部をフィード
    バックして復調した帰還ベースバンド直交信号との電力
    比較を行い、前記電力増幅器の歪み成分を打ち消すため
    の歪み補償係数を求め、前記歪み補償係数の収束時間が
    予め定められた収束時間を越える場合に、帰還ループの
    異常状態を判断し、前記電力増幅器の出力電力を制御す
    ることを特徴とするプリディストーション形リニアライ
    ザのアラーム検出方法。
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