JP2003008314A - 高周波モジュール - Google Patents

高周波モジュール

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JP2003008314A
JP2003008314A JP2001190570A JP2001190570A JP2003008314A JP 2003008314 A JP2003008314 A JP 2003008314A JP 2001190570 A JP2001190570 A JP 2001190570A JP 2001190570 A JP2001190570 A JP 2001190570A JP 2003008314 A JP2003008314 A JP 2003008314A
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waveguide
high frequency
transmission line
board
interface
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Koji Okude
幸治 奥出
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NEC Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Waveguides (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラツキを軽減し安定化した高周波特性を
得、部品数をを低減する。 【解決手段】 MCM基板1は高周波回路を構成する部
品を実装し第1層が他の層より小面積である。インタフ
ェース基板3は一体加工され、MCM基板の第1層と並
置され高周波回路と導波管を接続する。金属製筐体2は
MCM基板とインターフェイス基板とをGNDを維持し
て支持すると共に少なくとも1つの導波管穴2aを有す
る。筐体カバー4は導波管穴を蓋い導波管終端掘込みを
形成する。インタフェース基板は、一方の側がMCM基
板の第2層表面上に載置され、他の側が導波管穴にはみ
出し、MCM基板の導波管穴対応の伝送線路パターン1
aと接続された伝送線路パターン3aによって、高周波
回路が発生する高周波を導波管へ、導波管からの高周波
を高周波回路へ導く。また一方の側のGNDパターン3
b面がMCM基板の第2層表面上のGNDパターン1b
面と接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用ミリ波レー
ダー等の中枢部であって、外部との間でミリ波を送受信
する高周波モジュールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カーエレクトロニクスの分野では
ドライバーのヒューマンエラーを補うための運転支援シ
ステムの開発が活発化している。これは、車に搭載した
レーザーレーダーからレーザーを放出し、道路前方から
の反射波を測定することによって道路前方の情報を読み
取り、車速,車間距離等を維持してドライバーのうっか
りミスやぼんやりミスを補い、より安全な車の運転を目
指すものである。この場合、レーザーでは道路前方の情
報読取りが雨や霧等の気象条件により妨げられ勝ちであ
るため、レーザーに代わって30〜40GHz程度(国際規格
は76.5GHz)のミリ波を使用することが推奨されてい
る。
【0003】高周波モジュールは、上述のミリ波レーダ
ー等の中枢部であって、ミリ波を生成して導波管経由で
外部へ送信し、また外部からの反射波を受信して、送受
信のミリ波の周波数の差を算出することで所望の目的を
達成する。このような従来の高周波モジュールの構造を
図5に例示する。図5は高周波モジュールの平面図であ
り、図6は図5のB−B’における断面図、図7は図5
のC−C’における断面図である。
【0004】この高周波モジュールは、高周波(マイク
ロ波ないしミリ波)回路を構成する部品を実装する多層
積層セラミック基板(以下、「MCM基板」と記す。M
CMとはMulti Chip Moduleを意味する。)11と、高
周波回路と導波管(図示省略)とを接続する3つのイン
ターフェイス基板13と、MCM基板11およびインタ
ーフェイス基板13を支持すると共に3つの導波管穴1
2aを有する金属製筐体12と、導波管穴12aを蓋い
導波管終端掘込み14aを形成する筐体カバー14とか
ら成る。以下、3つの導波管インターフェイスを有する
高周波モジュールについて述べるが、導波管インターフ
ェイスの数はレーダー機能が目標性能を達成するために
決定されるのであり、3つに限定されるものではない。
【0005】4層のMCM基板11は各層とも同一一寸
法で切断されていて、図6および図7に示すように断面
がL字状の金属製筐体12の左方上に載置されている。
金属製筐体12の右方上に載置されたインターフェイス
基板13は、その右方が金属製筐体12から導波管穴1
2aにはみ出している。MCM基板11および金属製筐
体12左方の各厚みの合計と、金属製筐体12およびイ
ンターフェイス基板13の各厚みの合計とは略等しい。
これは、上記2つの箇所で段差を生じないようにするた
めの措置である。
【0006】MCM基板11の最上層の表面には3つの
伝送線路パターン11aと4つのGNDパターン11c
が形成されており、伝送線路共通のGNDパターン11
bがMCM基板11の第1層と第2層の間一面に配置さ
れている。また、MCM基板11の最下層の裏面一面も
GNDパターン11bと同電位のGNDパターン11e
が形成されている。インターフェイス基板13の表面に
は3つの伝送線路パターン13aが形成され、裏面一面
にはGNDパターン13bが形成されている。伝送線路
パターン11aは信号ラインワイヤー15aを介して伝
送線路パターン13aと接続されている。
【0007】MCM基板11の底面と金属製筐体12の
間の接着層16a、インターフェイス基板13の底面と
金属製筐体12の間の接着層16cには、それぞれエポ
キシ系導電性接着剤が注入されている。したがってMC
M基板11とインターフェイス基板13の各底面に共通
接続される金属製筐体12は、GND電位であるが、次
のようにして高周波的なGNDを強化している。すなわ
ち、MCM基板11の内層のGNDパターン11bをバ
イヤホール11d経由で表面層のGNDパターン11c
に接続し、GNDパターン11cをGND接続ワイヤー
15b経由でインターフェイス基板13側の金属製筐体
12と接続する。
【0008】MCM基板11では伝送線路パターン11
aとGNDパターン11b、また、インターフェイス基
板13では伝送線路パターン13aとGNDパターン1
3bでマイクロストリップ伝送回路が構成されている。
高周波信号の入出力(導波管インターフェイス)は、こ
のマイクロストリップ伝送回路によりインターフェイス
基板13の右端に伝えられ、導波管穴12aに接続され
る導波管に導かれる。伝送線路パターン11a,伝送線
路パターン13aおよび導波管穴12aから成る3組の
高周波伝送ラインは、ミリ波レーダーとして機能するた
めの高周波に対応する。
【0009】図8は従来の高周波モジュールの他の例を
示す平面図である。この高周波モジュールは、導波管穴
12aの位置が、図5に示した例における位置から90
度回転しており、それに合わせて2つのインターフェイ
ス基板13をL字状に配置して繋ぎ合わせている。2つ
のインターフェイス基板13の伝送線路パターン13a
は信号ラインワイヤー15aで接続している。その他は
図5〜図7の高周波モジュールと異なる点がない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の高周波
モジュールでは、MCM基板11とインターフェイス基
板13との間では、GND電位はGND接続ワイヤー1
5bと金属筐体12を経由したルートによって間接的に
接続されるためマイクロストリップラインの連続性に乏
しく、MCM基板11とインターフェイス基板13の整
合がズレると特性の悪化やバラツキ増大の原因となると
いう第1の問題点がある。この問題点は、複数のインタ
ーフェイス基板13を繋ぎ合わせて構成するため、構成
部品の位置精度が特性に大きく影響して高周波信号の入
出力特性のバラツキとして現れるので増幅される。
【0011】また、インターフェイス基板13はアルミ
ナセラミック基板で構成することが多いが、アルミナセ
ラミック基板は柔軟性がないため精度よく加工するのは
難しく、更にその個数も多いため、組立工数が大となり
コストアップにつながるという第2の問題点がある。。
【0012】本発明の第1の目的は、バラツキが軽減さ
れ安定化した高周波特性を示す高周波モジュールを提供
することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、組立て工数が軽減
された低コストの高周波モジュールを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波モジュー
ルは、高周波回路を構成する部品を実装し第1層が他の
層より小面積のMCM基板(図3の1)と、MCM基板
の第1層と並置され高周波回路と導波管を接続するイン
タフェース基板(図3の3)と、MCM基板とインター
フェイス基板とをGNDを接して支持すると共に少なく
とも1つの導波管穴(図3の2a)を有する金属製筐体
(図3の2)と、導波管穴を蓋い導波管終端掘込みを形
成する筐体カバー(図3の4)とから構成され、インタ
フェース基板は、一方の側がMCM基板の第2層表面上
に載置され、他の側が金属性筐体から導波管穴にはみ出
し、MCM基板の導波管穴対応の伝送線路パターン(図
3の1a)と接続された伝送線路パターン(図3の3
a)によって、高周波回路が発生する高周波を導波管へ
導き、また導波管からの高周波を高周波回路へ導くと共
に、一方の側のGNDパターン(図3の3b)面がMC
M基板の第2層表面上のGNDパターン(図3の1b)
面と接することを特徴とする。
【0015】本発明では、インタフェース基板を柔軟性
のある物質で形成したため、MCM基板1の第1層から
第4層および金属製筐体2左方の各厚みの合計と、イン
ターフェイス基板3,MCM基板1の第2層から第4層
および金属製筐体2左方の各厚みの合計と、インターフ
ェイス基板3および金属製筐体2右方の各厚みの合計と
の各段差を吸収して、基板の伝送線路パターンおよびG
NDパターンと、インタフェース基板の伝送線路パター
ンおよびGNDパターンとで、一体的なマイクロストリ
ップ伝送線路を形成できるる。また、インターフェイス
基板3の左方はMCM基板1の第2層の表面上に載置さ
れた構造を採ることによって、MCM基板1のGNDパ
ターン1bとインターフェイス基板3の伝送線路GND
パターン3bとは、MCM基板1の第2層の表面上にお
いて接触し、GNDが強化されている。この結果、高周
波特性のバラツキを軽減でき、安定した特性が得られ
る。
【0016】更に、インターフェイス基板を柔軟性のあ
る物質で形成したため、複雑な形状であっても容易に一
体化でき、上述のGND系構成とあいまって、実装部品
点数を大幅に削減でき、組立工数の低減と部品単価の低
減による低コスト化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の高周波モジュールは、高
周波回路を構成する部品を実装したMCM基板の第1層
と並置され、該第1層表面の伝送線路パターンと接続さ
れた伝送線路パターンによって、高周波回路が発生する
高周波を導波管へ導き、また導波管からの高周波を高周
波回路へ導くと共に、MCM基板のGNDパターン面と
接するGNDパターン面を有し一体加工されたインタフ
ェース基板を備えたことを特徴とするものである。
【0018】
【実施例】先ず、本発明が適用されるミリ波レーダーに
ついて、図1に示すブロック図により説明する。
【0019】図1は車載用ミリ波レーダーの中枢部であ
るMCM100の基本構成を示す。このMCM100
は、ビート信号を外部へ送信し、その反射波を受信し
て、送信信号の周波数と受信信号の周波数の差を算出す
ることによって、車前方の情報を読み取るものである。
ビート信号は、国際規格の76.5GHzを中心に75MHz程度の
範囲で変調された周波数を有する。
【0020】図1において、発信器10はミリ波を時時
刻刻出力している。発信器10の出力は周波数変換器2
0で周波数変換された後、分配器30によって送信系と
受信系へ分配される。送信系では、周波数変換器40に
より約76.5GHzの周波数に変換されて外部へ放射され
る。送信系から放出されたミリ波の外部からの反射波は
ミキサー50に入力し、ミキサー50では分配器30か
らのミリ波の周波数との差を算出して制御部へ送る。制
御部は、これにより車前方の情報、例えば車間距離を認
識する。
【0021】次に、本発明の高周波モジュールの実施例
について図面を参照しながら説明する。図2は、図1に
示したMCM100を実現する本発明の高周波モジュー
ルの一実施例の平面図、図3は図2のA−A’における
断面図を示す。
【0022】この高周波モジュールは、図5〜図7に示
した従来の高周波モジュールを改良したものであって、
高周波回路を構成する部品を実装するMCM基板1と、
高周波回路と導波管(図示省略)とを接続するインター
フェイス基板3と、MCM基板1およびインターフェイ
ス基板3を支持すると共に3つの導波管穴2aを有する
金属製筐体2と、導波管穴2aを蓋い導波管終端掘込み
4aを形成する筐体カバー4とから成る。
【0023】MCM基板1には、高周波(マイクロ波及
びミリ波)回路部品が実装されている。金属筐体2に
は、高周波信号の入出力を行う導波管インターフェイス
を形成する3つの導波管穴2aが構築されている。イン
ターフェイス基板3はMCM基板1からの高周波信号を
伝達し、導波管モードに変換する機能を有する。筐体カ
バー4は導波管終端掘込み4aを有する。
【0024】4層のMCM基板1の最上層を除く他の3
層は同一一寸法で切断されていて、図3に示すように断
面がL字状の金属製筐体2の左方上に載置されている。
金属製筐体2の右方上に中央部が載置されたインターフ
ェイス基板3は、その左方がMCM基板1の第2層上に
載置され、その右方が金属製筐体2から導波管穴2aに
はみ出している。MCM基板1の第1層から第4層およ
び金属製筐体2左方の各厚みの合計と、インターフェイ
ス基板3,MCM基板1の第2層から第4層および金属
製筐体2左方の各厚みの合計と、インターフェイス基板
3および金属製筐体2右方の各厚みの合計とは略等し
い。これは、上記3つの箇所で段差を生じないようにす
るための措置である。この措置は、インターフェイス基
板3を柔軟性のあるPTFE(4弗化エチレン樹脂)等
の物質で形成することにより可能となる。この柔軟性
は、金属製筐体2の加工精度やMCM基板1およびイン
ターフェイス基板3の公差を考慮すると最大100μmの
段差を吸収でき得る程度でよい。
【0025】MCM基板1の最上層の表面には3つの伝
送線路パターン1aが形成され、GNDパターン1bは
第1層と第2層の間に形成され、さらに拡張された第2
層の表面にもMCM基板端まで延長されている。また、
MCM基板1の最下層の裏面一面にはGNDパターン1
bと同電位のGNDパターン1eが形成されている。イ
ンターフェイス基板3の表面には3つの伝送線路パター
ン3aが形成され、裏面一面にはGNDパターン3bが
形成されている。MCM基板1上の伝送線路パターン1
aは、信号ラインワイヤー5を介してインターフェイス
基板3上の伝送線路パターン3aと接続されている。こ
こで、インターフェイス基板3の平面は、図5に示され
た3つのインターフェイス基板13を連結した形でE字
状の形状をなす。この結果、MCM基板1上の3つの伝
送線路パターン1aとインターフェイス基板3上の3つ
の伝送線路パターン3aとを信号ラインワイヤー5で接
続する作業が容易になる。
【0026】MCM基板1の底面と金属製筐体2の間の
接着層6a、インターフェイス基板3の底面とMCM基
板1の第2層表面の間の接着層6b、インターフェイス
基板3の底面と金属製筐体2の間の接着層6cには、そ
れぞれエポキシ系導電性接着剤が注入されている。
【0027】図3からも分かるように、4層のMCM基
板1は、最上層を除く他の3層が広くなっており、その
右端は筐体カバー4の直下にまで達している。したがっ
て、断面がL字状の金属製筐体2の幅は狭められ、結果
として、インターフェイス基板3の左方はMCM基板1
の第2層の表面上に載置された形となっている。このよ
うな構造を採ることによって、MCM基板1のGNDパ
ターン1bとインターフェイス基板3の伝送線路GND
パターン3bとは、MCM基板1の第2層の表面上にお
いて接着層6bを介して接触することになる。この結
果、従来、GNDを強化するために必要とされたGND
パターン11c,バイヤホール11dおよびGND接続
ワイヤー15b(図5および図8)が不要となり、部品
点数が削減されることとなった。
【0028】MCM基板1では伝送線路パターン1aと
GNDパターン1b、また、インターフェイス基板3で
は伝送線路パターン3aと伝送線路GNDパターン3b
でマイクロストリップ伝送回路が構成されている。この
マイクロストリップ伝送回路は、MCM基板1の左端か
ら断面がL字状の金属製筐体2の右端に至るまで継続す
る。高周波信号の入出力(導波管インターフェイス)
は、このマイクロストリップ伝送回路によりインターフ
ェイス基板3の右端に伝えられ、導波管穴2aに挿入さ
れる導波管に導かれる。
【0029】図4は本発明の高周波モジュールの他の実
施例を示す平面図である。この高周波モジュールは、図
8に示した従来の高周波モジュールを改良したものであ
って、導波管穴2aの位置が、図2に示した例における
位置から90度回転しており、それに合わせてインター
フェイス基板3上の伝送線路パターン3aを導波管穴2
aに導くように、インターフェイス基板3の右側が折り
曲げられている。その他は図2および図3に示した高周
波モジュールと異なる点がない。このように複雑な形状
になっても、インターフェイス基板3一体加工され得る
が、これは、PTFE(4弗化エチレン樹脂)等の柔軟
性のある物質で形成したためである。
【0030】なお、上述の各実施例における信号ライン
ワイヤー5に代わってリボン線を使用してもよい。
【0031】また、MCM基板1と金属製筐体2間の接
着層6a,MCM基板1とインターフェイス基板3間の
接着層6bおよびインターフェイス基板3と金属製筐体
2間の接着層6cにエポキシ系導電性接着剤を充填する
代わりに、MCM基板1,インターフェイス基板3と金
属製筐体2をハードソルダーで接合してもよい。
【0032】更に、マイクロストリップ伝送線路の代わ
りにコプレーナ伝送回路とすることもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、高周波特性のバラツキ
を軽減でき、安定した特性が得られるという第1の効果
が得られる。実験結果によると、5つの導波管構成にお
いて、出力レベルで従来はバラツキが±1デシベルであ
ったのが、本発明によると±0.3デシベルとなり、約1/3
に改善された。
【0034】これは、構成部品の組立精度が、高周波
(特にマイクロ波ないしミリ波帯)特性のバラツキの大
きな要因であるが、インターフェイス基板の一体化によ
り組立のバラツキを軽減できたことと、MCM基板とイ
ンタフェース基板のGNDパターンを接触させる構成と
したため、マイクロストリップ伝送線路の接地(GN
D)面の連続性を確保でき、伝送線路のマッチングが安
定したことに依拠するものである。
【0035】また、柔軟性の材料で構成したため、イン
ターフェイス基板を容易に一体化できるので、実装部品
点数の大幅削減による組立工数の低減と、部品単価の低
減による低コスト化が図れるという第2の効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるミリ波レーダーにおけるM
CMの基本構成を示すブロック図
【図2】本発明の高周波モジュールの一実施例を示す平
面図
【図3】図2のA−A’における断面図
【図4】本発明の高周波モジュールの他の実施例を示す
平面図
【図5】従来の高周波モジュールの一例を示す平面図
【図6】図5のB−B’における断面図
【図7】図5のC−C’における断面図
【図8】従来の高周波モジュールの他の例を示す平面図
【符号の説明】
1,11 MCM基板 1a,3a,11a,13a 伝送線路パタ
ーン 1b,1e,3b GNDパター
ン 2,12 金属製筐体 2a,12a 導波管穴 3,13 インターフェ
イス基板 4,14 筐体カバー 4a,14a 導波管終端掘
込み 5,15a 信号ラインワ
イヤー 6a,6b,6c,16a,16c, 接着層 11b,11c,11e,13b GNDパター
ン 11d バイヤホール 15b GND接続ワ
イヤー 10 発振器 20,40 周波数変換器 30 分配器 50 ミキサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波回路を構成する部品を実装した多
    層積層セラミック基板の第1層と並置され、前記第1層
    表面の伝送線路パターンと接続された伝送線路パターン
    によって、前記高周波回路が発生する高周波を導波管へ
    導き、また前記導波管からの高周波を前記高周波回路へ
    導くと共に、前記多層積層セラミック基板のGNDパタ
    ーン面と接するGNDパターン面を有したインタフェー
    ス基板を備えたことを特徴とする高周波モジュール。
  2. 【請求項2】 高周波回路を構成する部品を実装し第1
    層が他の層より小面積の多層積層セラミック基板と、 前記多層積層セラミック基板の第1層と並置され前記高
    周波回路と導波管を接続するインタフェース基板と、 前記多層積層セラミック基板と前記インターフェイス基
    板とをGNDを接して支持すると共に少なくとも1つの
    導波管穴を有する金属製筐体と、 前記導波管穴を蓋い導波管終端掘込みを形成する筐体カ
    バーとから構成され、 前記インタフェース基板は、一方の側が前記多層積層セ
    ラミック基板の第2層表面上に載置され、他の側が前記
    金属性筐体から前記導波管穴にはみ出し、前記多層積層
    セラミック基板の前記導波管穴対応の伝送線路パターン
    と接続された伝送線路パターンによって、前記高周波回
    路が発生する高周波を前記導波管へ導き、また前記導波
    管からの高周波を前記高周波回路へ導くと共に、前記一
    方の側のGNDパターン面が前記多層積層セラミック基
    板の第2層表面上のGNDパターン面と接することを特
    徴とする高周波モジュール。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース基板は4弗化エチレ
    ン樹脂で構成された請求項1または請求項2に記載の高
    周波モジュール。
  4. 【請求項4】 前記インタフェース基板は、前記多層積
    層セラミック基板の第2層表面と前記インターフェイス
    基板が接する金属製筐体表面との段差を吸収するに足り
    る柔軟性を有する請求項2または請求項3に記載の高周
    波モジュール。
  5. 【請求項5】 前記インタフェース基板の伝送線路パタ
    ーンは、前記導波管穴の位置または形状に合わせて自在
    に形成された請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の高周波モジュール。
  6. 【請求項6】 前記多層積層セラミック基板の伝送線路
    パターンおよびGNDパターンと、前記インタフェース
    基板の伝送線路パターンおよびGNDパターンとで、一
    体的なマイクロストリップ伝送線路を形成した請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の高周波モジュール。
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