JP2003008044A - 太陽電池モジュール設置用コンクリート部材及びそれを用いた太陽電池モジュールの施工方法、太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュール設置用コンクリート部材及びそれを用いた太陽電池モジュールの施工方法、太陽光発電システム

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JP2003008044A
JP2003008044A JP2001185714A JP2001185714A JP2003008044A JP 2003008044 A JP2003008044 A JP 2003008044A JP 2001185714 A JP2001185714 A JP 2001185714A JP 2001185714 A JP2001185714 A JP 2001185714A JP 2003008044 A JP2003008044 A JP 2003008044A
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concrete member
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JP2001185714A
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Takaaki Mukai
隆昭 向井
Hidehisa Makita
英久 牧田
Toshihiko Mimura
敏彦 三村
Seiki Itoyama
誠紀 糸山
Masaaki Matsushita
正明 松下
Meiji Takabayashi
明治 高林
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Canon Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力検査時の作業安全性に優れ、且つ、耐久
性、耐衝撃性、作業性に優れた太陽電池設置用のコンク
リート部材及びそれを用いた太陽電池モジュールの施工
方法を提供する。 【解決手段】 コンクリート部材10の表面で一部が露
出するように複数の導電体11が埋設され、この導電体
11は少なくとも2種類以上のグループからなり、各グ
ループごとに電気的に接続され端子台12に設けられた
端子14に電気的に接続する配線材13が設けられ、端
子台12はコンクリート部材10の1端部に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ル設置用コンクリート部材及びそれを用いた太陽電池モ
ジュールの施工方法及び太陽光発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の枯渇、化石燃料を利用
することによって引き起こされる環境問題から、次世代
のクリーンなエネルギーとして太陽光エネルギーが注目
されるようになった。
【0003】現在、太陽電池の開発は盛んに行われてお
り、特に太陽電池の変換効率を向上させることが開発の
中心となっているが、太陽電池の需要が増え、利用方法
の多様化が進むにつれて太陽電池の設置方法に関する開
発も盛んに行われるようになった。
【0004】太陽電池の設置方法は用途及び設置場所に
よって異なるが、一般的に、構造物等に太陽電池を設置
するための架台を設けて、その架台上に太陽電池を形成
する方法と、太陽電池が予め一体化された部材(屋根材
・壁材等)を直接構造物に設置する方法に大別すること
ができる。
【0005】太陽電池を設置するための架台又は太陽電
池と一体化される部材は、加工性に優れている金属材料
で形成されたものが一般的に広く用いられているが、最
近では、建築物の屋根、壁、床などに広く利用されてい
るコンクリート部材も太陽電池を設置するための材料と
して利用され始めている。
【0006】コンクリート部材を太陽電池設置用の架台
として利用した場合、コンクリート部材自身が重量物で
あり、風で飛ばされたり、移動したりすることがないた
め、基礎工事が不要になるというメリットがある。
【0007】特開平7−131050号公報には、アモ
ルファス太陽電池パネルがPC部材に一体的に固定され
た太陽電池パネル付きPC部材が提案されており、太陽
電池パネルの下地層に設けられたアンカ部材がPC部材
中に埋設された構造になっている。
【0008】この場合、太陽電池パネルをPC部材と一
体化する作業は工場で行われるため、現場では、太陽電
池が取り付けられたPC部材を構造物に取り付ける作業
のみ必要となり、太陽電池パネルを設置するための架台
を設ける作業及び架台上に太陽電池を設置する作業を省
略することができるため、作業時間の短縮及び材料費の
削減を図ることができる。
【0009】しかし、太陽電池パネル付きPC部材は、
工場で予め太陽電池パネルをPC部材と一体化して現場
に輸送するため、輸送時、施工時にはPC部材に取り付
けられた太陽電池パネル及びその電気出力ケーブルが損
傷しないように細心の注意を払わなくてはならない。結
果として、従来のPC部材を搬送する際には必要としな
い過剰な梱包が太陽電池パネル付きPC部材の搬送には
必要となるうえ、従来のPC部材を取り扱う時と比べて
より丁寧に取り扱わなければならないため作業効率が低
下するという問題が生じる。
【0010】PC部材は重量物であるため、破損しやす
い太陽電池パネルを搬送前にPC部材に組み込むのは現
実的ではない。
【0011】特開平8−306949号公報には、PC
部材に埋設されたアンカ部材の露出部に太陽電池パネル
をネジで取り付けた太陽電池パネル付きPC部材が提案
されている。この太陽電池パネル付きPC部材は、太陽
電池パネルをアンカ部材が設けられたPC部材から取り
外すことが可能な構造になっているため、太陽電池パネ
ルに不具合が生じた場合に太陽電池パネルをアンカ部材
から取り外して新しいものと交換することが可能であ
る。また、PC部材内に、一端が太陽電池パネルに接続
され他端が前記PC部材の所定部位より露出している導
電体が埋設されているので、PC部材の外で防水などに
配慮して配線作業を行う必要がなくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−3
06949号公報に記載の太陽電池付きPC部材は、太
陽電池パネルが破損した際に新しいものと交換すること
ができるように工夫されているが、施工後に各太陽電池
ごとに出力検査を行えるようには工夫されていない。こ
のため、太陽光発電システムに異常が発生した際には、
PC部材から太陽電池パネルを取り外して一つ一つ検査
を行わなくてはならず、複数存在する太陽電池パネルの
中から正常に発電していない太陽電池パネルを特定する
作業は容易ではない。
【0013】また、太陽電池の出力検査を行う際に太陽
電池の一部に作業者の影が発生すれば、太陽電池が正常
に発電しているか否か判断できないため、入射光を遮る
方向からの出力検査は作業性が悪く好ましくない。
【0014】本発明は、上述の問題点を解決する為に考
案されたもので、太陽電池モジュールの施工後に、作業
者が安全に、且つ、効率良く各太陽電池モジュールの出
力検査を行うことができる、耐久性、耐衝撃性、作業性
に優れた太陽電池モジュール設置用コンクリート部材及
びそれを用いた太陽電池モジュールの施工方法、さらに
は太陽光発電システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の太陽電池モジュール設置用コンクリート部
材は、コンクリート部材表面で一部が露出するように複
数の導電体が埋設され、該導電体は少なくとも2種類以
上のグループからなり、各グループごとに端子台に設け
られた端子に配線材によって電気的に接続され、該端子
台は該コンクリート部材の1端部に設けられていること
を特徴とする。各太陽電池モジュールには、正電極およ
び負電極がそれぞれ1つあるいは複数個設けられてい
る。本発明において、一枚あるいは複数枚の太陽電池モ
ジュールに設けられた電極に対応する全ての導電体を導
電体の1グループとしている。ここで、導電体とこれに
接続されている配線材は、同じ一つの部材からなってい
てもよい。
【0016】本発明の太陽電池モジュール設置用コンク
リート部材によれば、配線材を用いて各導電体グループ
ごとに端子台に設けられた端子と電気的に接続すること
により、各グループに対応する電気出力が端子台に集ま
るので、作業者は任意のグループ同士の電気接続作業お
よび全てのグループの出力検査を一箇所(端子台)で行
うことができる。
【0017】また、端子台をコンクリート部材の1端部
に設けることにより、コンクリート部材の外側から端子
台に手が届きやすくなり、端子台で作業を行う際にコン
クリート部材によじ登ったり、コンクリート部材下に潜
りこんだりする必要がなく、施工時及び出力検査時の作
業安全性及び作業効率の向上を図ることができる。
【0018】本発明の太陽電池モジュール設置用コンク
リート部材において、導電体のコンクリート部材表面で
の露出位置が、コンクリート部材に設置される太陽電池
モジュールの出力端子に対応していれば、太陽電池モジ
ュールの出力端子を直接導電体に電気接続できるので作
業性が良く好ましい。
【0019】また、導電体のコンクリート部材表面での
露出部が、コンクリート部材の表面(主表面)より外側
に突出していなければ、搬送時や施工時に導電体の露出
部が他の部材と接触して破損することがないので好まし
い。
【0020】また、コンクリート部材表面での導電体の
各グループの位置関係と端子台上での該グループに対応
する端子の位置関係が同じであれば、端子台で作業を行
う際にどの端子がどの導電体グループに対応しているの
かを認識しやすく、作業時に間違えることがないので好
ましい。
【0021】また、配線材がコンクリート部材に埋設又
はコンクリート部材の裏面に形成された凹部内に設けら
れていれば、配線材が直射日光、雨水等の屋外環境に曝
され劣化、破損するのを防止できると共に、配線材が作
業者に引っ掛けられたり、コンクリート部材の下敷きに
なったりして破損するのを防止できるので好ましい。
【0022】また、端子台に設けられた端子が、一個又
は複数個の配線材接続部を有していれば、施工時に太陽
電池モジュール同士を電気的に接続する作業を簡単に行
うことができるので好ましい。
【0023】また、コンクリート部材の少なくとも端部
に凹部が形成されており、その凹部内に端子台が設けら
れていれば、搬送時および施工時に、端子台が作業者又
は他の部材と接触して破損する可能性が低下するため好
ましい。また、上記凹部はコンクリート部材の裏面に形
成されていれば、作業者が太陽電池モジュールへの太陽
光を遮ることなく太陽電池モジュールの出力検査を行う
ことができるので好ましい。
【0024】本発明の太陽電池モジュールの施工方法
は、コンクリート部材表面で一部が露出するように複数
の導電体が埋設され、該導電体は少なくとも2種類以上
のグループからなり、各グループごとに端子台に設けら
れた端子に配線材によって電気的に接続され、該端子台
は該コンクリート部材の1端部に設けられている太陽電
池モジュール設置用コンクリート部材を用いた太陽電池
モジュールの施工方法であって、前記太陽電池モジュー
ル設置用コンクリート部材を所望の場所に設置する第一
の工程、該太陽電池モジュール設置用コンクリート部材
の表面に太陽電池モジュールを設置する第二の工程、該
太陽電池モジュールの出力端子を対応する前記導電体に
電気接続する第三の工程、設置された太陽電池モジュー
ル同士の電気接続作業を前記端子台で行う第四の工程、
隣接する太陽電池モジュール設置用コンクリート部材の
端子台同士を電気的に接続する第五の工程、を順次有す
ること特徴とする。ここで、第二の工程と第三の工程
は、交互に行っても良い。また、複数の太陽電池モジュ
ール設置用コンクリート部材を用いる場合には、第四の
工程の後に、隣接する太陽電池モジュール設置用コンク
リート部材の端子台同士を電気的に接続する第五の工程
を有することもできる。
【0025】本発明の太陽電池モジュールの施工方法に
よれば、太陽電池モジュール設置用コンクリート部材に
予め太陽電池モジュールを組み込まず、太陽電池モジュ
ール設置用コンクリート部材を設置した後に太陽電池モ
ジュールを設けることにより、搬送時及び太陽電池モジ
ュール設置用コンクリート部材の設置作業中に太陽電池
モジュールが損傷するのを防ぐことができる。また、太
陽電池モジュール同士の電気接続作業をコンクリート部
材の端部に設けられた端子台で行うことにより、作業時
にコンクリート部材表面又は周辺部を移動する必要がな
く作業性が良い。結果として、太陽電池モジュール同士
の電気接続作業時に作業者が誤って太陽電池モジュール
に接触して破損させるのを防ぐことができる。
【0026】本発明の太陽電池モジュールの施工方法に
おいて、端子台が設けられた太陽電池モジュール設置用
コンクリート部材の端部が、設置面から最も離間するよ
うに太陽電池モジュール設置用コンクリート部材を設置
すれば、端子台で作業を行う際に低い位置でかがみこん
で作業を行ったり、太陽電池モジュール設置用コンクリ
ート部材裏側の奥深くに潜り込んで作業を行ったりする
必要がなく作業時の安全を確保することができるため好
ましい。
【0027】また、太陽電池モジュール設置用コンクリ
ート部材の設置場所が北半球であれば、端子台が太陽電
池モジュール設置用コンクリート部材の北側に、設置場
所が南半球であれば、端子台が太陽電池モジュール設置
用コンクリート部材の南側に位置するように太陽電池モ
ジュール設置用コンクリート部材を設置すれば、作業者
が端子台で出力検査を行うために端子台近傍に立っても
入射光を遮ることがなく太陽電池モジュールに影が発生
しないため好ましい。
【0028】また、接着剤、両面テープ、粘着テープの
いずれかにより太陽電池モジュール設置用コンクリート
部材の表面に太陽電池モジュールを固定すれば、ネジな
どの固定部材を用いて機械的に固定する方法と比べて作
業性に優れており、固定時に太陽電池モジュールに機械
的な応力がかかり破損する可能性も低いため好ましい。
また、太陽電池モジュールの出力端子をそれに対応する
導電体に電気的に接続する手段として、半田又は圧着金
具を用いるのが作業性に優れているため好ましい。
【0029】本発明の太陽光発電システムは、上記本発
明の太陽電池モジュール設置用コンクリート部材を用い
たことを特徴とする。本発明の太陽電池モジュール設置
用コンクリート部材を用いて太陽光発電システムを構築
することにより、架台の材料費を抑えることができ太陽
光発電システムのコスト低下を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の太陽電池モジュー
ル設置用コンクリート部材の好適な実施態様について詳
細に説明するが、本発明は以下の実施態様に限定される
ものではない。
【0031】本発明の一例を示す太陽電池モジュール設
置用コンクリート部材の上面図(太陽電池モジュールの
設置前と設置後)、断面図および下面図を図1に示す。
図において、10は太陽電池モジュール設置用コンクリ
ート部材、11は導電体、12は端子台、13は配線
材、14は端子、15は太陽電池モジュールである。
【0032】本例のコンクリート部材10は、正極及び
負極の出力端子をそれぞれ2箇所に有する太陽電池モジ
ュール15を5枚設置できるものである。
【0033】コンクリート部材10には20個の導電体
11が埋設されており、これら20個の導電体11は、
図1の上面図及び断面図に示されるように、このコンク
リート部材10に設置・固定される各太陽電池モジュー
ル15の出力端子に対応する位置でコンクリート部材1
0の表面から露出している。このため、別途配線材を用
いることなく太陽電池モジュールの出力端子を直接導電
体11に電気接続することができ、作業効率の向上を図
ることができる。
【0034】コンクリート部材裏面の端部には、5枚の
太陽電池モジュール15の正極及び負極に対応する計1
0個の端子14を有する端子台12が設けられている。
また、20個の導電体11は、1枚の太陽電池モジュー
ルの同極(正極もしくは負極)に接続される2個の導電
体からなる計10の導電体グループを構成しており、図
1の下面図に示されるように、各グループごとに配線材
13によって接続されると共に、端子台12に設けられ
た10個の端子14にそれぞれ配線材13によって電気
的に接続されている。これにより、各グループに対応す
る電気出力を端子台12に集めることができ、作業者は
任意のグループ同士の電気接続作業および全てのグルー
プの出力検査を一箇所(端子台)で行うことができるた
め、作業効率の向上を図ることができる。
【0035】また、端子台12がコンクリート部材10
の端部に設けられているので、端子台12で作業を行う
際にコンクリート部材によじ登ったり、コンクリート部
材下に潜り込んだりしなくても容易に端子台に手が届く
ので施工時の作業安全性が向上する。
【0036】次に、図1に示したような太陽電池モジュ
ール設置用コンクリート部材を用いる場合を例に挙げ
て、本発明の太陽電池モジュールの施工方法を簡単に説
明する。
【0037】本発明の太陽電池モジュールの施工方法で
は、先ず、太陽電池モジュール設置用コンクリート部材
10を所望の場所に設置する(第一の工程)。次に、太
陽電池モジュール設置用コンクリート部材10の表面に
太陽電池モジュール15を設置する(第二の工程)。次
に、太陽電池モジュール15の出力端子を対応する導電
体11に電気接続する(第三の工程)。尚、この第二の
工程と第三の工程は交互に繰り返して行うことができ
る。次に、設置された太陽電池モジュール同士の電気接
続作業を端子台12で行う(第四の工程)。最後に、必
要に応じて隣接する太陽電池モジュール設置用コンクリ
ート部材の端子台12同士を電気的に接続する。
【0038】上記のように、太陽電池モジュール設置用
コンクリート部材10に予め太陽電池モジュール15を
組み込まず、太陽電池モジュール設置用コンクリート部
材10を設置した後に太陽電池モジュール15を設ける
ことにより、搬送時及び太陽電池モジュール設置用コン
クリート部材の設置作業中に太陽電池モジュールが損傷
するのを防ぐことができる。また、太陽電池モジュール
同士の電気接続作業および各太陽電池モジュールの出力
検査は、端子台12ですべて行えるため、作業時に太陽
電池モジュール設置用コンクリート部材周辺の複数の箇
所で作業を行う必要がなくなり作業効率が良い。
【0039】以下、本発明の構成要素を具体的に説明す
る。
【0040】(コンクリート部材)コンクリート部材
は、太陽電池モジュールを設置するための架台、太陽電
池モジュールに機械的な強度を持たせるための補強板、
及び、各部材(配線材、導電体、端子台)が何らかの力
を受けて破損するのを防止する保護部材としての機能を
有する。
【0041】コンクリート部材は、セメントと骨材(砂
や石など)により構成されており、セメントの水和反応
を利用して骨材と骨材を結びつけた状態で固める。好適
に用いられるセメントの例として、ポルトランドセメン
ト、高炉セメント、フライアッシュセメント、アルミナ
セメントが挙げられるがこれに限定されるものではな
い。
【0042】(端子台)端子台は、太陽電池モジュール
で発生した電流をコンクリート部材の裏面で一箇所に集
めるために設けられている。
【0043】端子台の材料としては、耐熱性、耐湿性、
耐候性、機械的強度に優れたものが好ましい。例として
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、変性
PPE、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポリエ
ステルが挙げられるがこれに限定されるものではない。
【0044】端子台をコンクリート部材に取り付ける方
法として、コンクリートが固まる前に予めアンカー部材
が設けられた端子台をコンクリート部材中に埋設する方
法や、コンクリートが固まった後に両面テープ、接着
剤、アンカー部材の何れかを用いて固定する方法などが
挙げられるがこれに限られるものではない。
【0045】(配線材)配線材は、コンクリート部材表
面に設置される各太陽電池モジュールの電気出力を一箇
所に集めるために、各導電体と端子台とを電気的に接続
している。
【0046】配線材の具体的な例としてポリエチレンテ
レフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等
で表面被覆された電線・ケーブル線及びアルミ箔、銅
箔、銀箔等の被覆されていない金属線が挙げられるがこ
れに限られるものではない。
【0047】(導電体)導電体は、各太陽電池モジュー
ルの出力端子から電気出力を取り出すために、コンクリ
ート部材表面で一部が露出しており、施工時に太陽電池
モジュールの出力端子と電気的に接続される。
【0048】導電体の具体的な例として、ポリエチレン
テレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン
等で表面被覆された電線・ケーブル線が挙げられるがこ
れに限られるものではない。
【0049】(太陽電池モジュール)本発明のコンクリ
ート部材に設置される太陽電池モジュールに対する特別
な限定はない。例として、非晶質シリコン系、多結晶シ
リコン系、微結晶シリコン系、多結晶化合物系の太陽電
池モジュールが挙げられる。可撓性を有する太陽電池モ
ジュールは、施工作業時及び施工後に何らかの強い力を
受けても割れにくいためより好ましい。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0051】[実施例1]本発明の第一の実施例に係わ
る太陽電池モジュール設置用コンクリート部材の上面
図、断面図および下面図を図2に示す。図2において、
20は太陽電池モジュール設置用コンクリート部材、2
1は導電体、22は端子台、23は配線材、24は窪
み、25は端子である。
【0052】本実施例のコンクリート部材20は、正極
端子及び負極端子をそれぞれ2箇所に有する太陽電池モ
ジュールを5枚設置できるものであり、厚さ100mm
の板状を呈している。
【0053】コンクリート部材20の表面および裏面に
は、これに設置される各太陽電池モジュールの出力端子
に対応する位置にそれぞれ直径20mm、深さ5mmの
窪み24が20箇所に設けられている。
【0054】また、コンクリート部材20には、ポリ塩
化ビニルで被覆された電線からなる導電体21が20個
埋設されており、これらの導電体21の一部は窪み24
の底面から露出している。
【0055】また、コンクリート部材裏面の短辺側の端
部には、エポキシ樹脂系の弾性接着剤により端子台22
が接着されている。この端子台22には、設置される太
陽電池モジュールと同数の正極端子および負極端子が設
けられている。
【0056】配線材23は、ポリ塩化ビニルで被覆され
た電線からなり、一方の端部が導電体21のコンクリー
ト部材裏面側の露出部と半田付けにより電気的に接続さ
れている。また、配線材23の他方の端部には丸形圧着
端子が設けられており、その丸形圧着端子と端子台22
に設けられた端子25をネジで固定することにより電気
的に接続されている。
【0057】本実施例において、20個の導電体21
は、1枚の太陽電池モジュールの同極(正極もしくは負
極)に接続される2個の導電体からなる計10の導電体
グループを構成している。そして、図2の下面図に示さ
れるように、各導電体グループごとに配線材23によっ
て接続されると共に、端子台22に設けられた10個の
端子25にそれぞれ配線材23によって電気的に接続さ
れ、左からn番目に設けられた太陽電池モジュールで発
生した電流が端子台22の左からn番目の端子(正極端
子及び負極端子)に流れるように構成されている。
【0058】以上の構成を有する本実施例の太陽電池モ
ジュール設置用コンクリート部材によれば、端子台22
をコンクリート部材20の裏面側に設け、各太陽電池モ
ジュールの電気出力を端子台22に集めることにより、
端子台22で全ての太陽電池モジュールの出力検査を行
うことが可能となり、且つ、検査中に太陽電池モジュー
ル表面に作業者の影が発生するのを防止することができ
る。
【0059】また、端子台22がコンクリート部材20
の端部に設けられているので、端子台22で作業を行う
際にコンクリート部材によじ登ったり、コンクリート部
材下に潜り込んだりしなくても容易に端子台に手が届く
ので施工時の作業安全性が向上する。さらに、端子台2
2はコンクリート部材裏面側に設けられているので直射
日光を受けず、太陽光による劣化の進行を防止できる。
【0060】[実施例2]本発明の第二の実施例に係わ
るコンクリート部材の上面図、断面図および下面図を図
3に示す。図3において、30は太陽電池モジュール設
置用コンクリート部材、31は導電体、32は端子台、
33は配線材、34は窪み、35は端子、36は配線材
接続部、37は凹部である。
【0061】本実施例は、コンクリート部材30の裏面
に凹部37を形成し、凹部37の内壁面に端子台32を
設けることにより、端子台および端子台と電気的に接続
された配線材が雨水に曝され腐食するのを防止したこと
を特徴とする。尚、ここで特記しない点に関しては、実
施例1と同様である。
【0062】本実施例のコンクリート部材30は、裏面
に深さ50mmの凹部が形成されており、その凹部の底
面端部に端子台32が設けられている。これにより、搬
送時や施工時に端子台が重量物であるコンクリート部材
の下敷きとなり破損するのを防止できる。
【0063】導電体31は、表面にウレタン樹脂がコー
ティングされた幅7mm、厚さ2mmの銅条からなる。
導電体31の端部は、コンクリート部材表面に設けられ
た窪み34の底面およびコンクリート部材裏面に形成さ
れた凹部37の底面から10mm露出しており、露出部
の根元で90°に折り曲げられている。
【0064】配線材33はポリエチレンで被覆された電
線からなり、一方の端部は圧着リングにより導電体31
と電気的に接続されている。他方の端部は、実施例1と
同様に丸形圧着端子を用いて端子台32に設けられた端
子35と電気的に接続されている。
【0065】端子台32に設けられた各端子35には、
配線材接続部36が2個設けられており、1個の配線材
接続部には導電体31と端子35を電気的に接続する配
線材33が設けられている。もう1個の配線材接続部に
は、施工時に太陽電池モジュール同士を電気的に接続す
る配線材が設けられる。
【0066】[実施例3]本発明の第三の実施例に係わ
るコンクリート部材の上面図、断面図および下面図を図
4に示す。図4において、40はコンクリート部材、4
1は導電体、42は端子台、43は配線材である。
【0067】本実施例は、配線材の大部分をコンクリー
ト部材中に埋設することにより、配線材がコンクリート
部材から垂れ下がることがなく、搬送時や施工時の安全
性を向上させたことを特徴とする。コンクリート部材中
に埋設された配線材は、図4に点線で示す。尚、ここで
特記しない点に関しては、実施例1乃至2と同様であ
る。
【0068】導電体41と配線材43は一本のポリエチ
レンで被覆された電線からなり、その電線の一方の端部
はコンクリート部材に設けられた窪みの底面で露出して
いる。電線の他方の端部はコンクリート部材裏面に形成
された凹部の内壁面から露出しており、Y形圧着端子が
設けられている。このY形圧着端子は端子台42に設け
られた端子とネジにより電気的に接続されている。
【0069】各部材(導電体41、配線材43、端子台
42)は、コンクリート部材40の表面、裏面又は側面
より内側に設けられており、コンクリート部材の下敷き
になったり、何かと接触したりして破損することがな
い。したがって、本実施例の太陽電池モジュール設置用
コンクリート部材は、配線材などが設けられていないコ
ンクリート部材と同じように取り扱うことができるの
で、作業効率が低下することはなく、搬送時に過剰な梱
包も必要なくなる。
【0070】[実施例4]本実施例は、実施例3の太陽
電池モジュール設置用コンクリート部材(図4)を用い
た太陽電池モジュールの施工例である。尚、実施例1及
び実施例2の太陽電池モジュール設置用コンクリート部
材を用いた場合にも、本実施例に準じて施工することが
できる。
【0071】以下、本実施例の太陽電池モジュールの施
工方法を工程順に説明する。
【0072】(工程1)工場で予め各部材(導電体、配
線材、端子台)が設けられた太陽電池モジュール設置用
コンクリート部材50およびアモルファスシリコン系の
太陽電池モジュール53を別々に現場に搬送する。重量
物であるコンクリート部材に予め太陽電池モジュールを
組み込まないことで搬送時に太陽電池モジュールが破損
するのを防止できる。
【0073】(工程2)現場においてコンクリート部材
50をコンクリート製の支持部材54とズレ防止部材5
5により傾斜角度30°になるように設置する。その
際、コンクリート部材50の端子台52が設けられた側
の端部が上端部となるように設置する。
【0074】端子台52が設置面から大きく離間してい
れば、端子台で作業を行う際に低い位置で無理な体勢に
なる必要もなく、作業性および作業安全性の向上を図る
ことができる。また、コンクリート部材50を我が国の
ように北半球に設置する際に、端子台52がコンクリー
ト部材50の北側に位置するように設置すれば、作業者
が端子台で作業を行うために、端子台近傍に立っても太
陽電池モジュール表面に影が発生しない(尚、南半球に
設置する場合には、端子台がコンクリート部材の南側に
位置するように設置する)。
【0075】(工程3)図5の上面図に示すように、コ
ンクリート部材50の表面に太陽電池モジュール53を
エポキシ樹脂系の弾性接着剤により固定する。この時、
誤って太陽電池モジュールを損傷させないように、コン
クリート部材50の上側から下側という順番で太陽電池
モジュール53を設置する。
【0076】(工程4)太陽電池モジュールを太陽電池
モジュール設置用コンクリート部材表面に固定すると同
時に、各太陽電池モジュールの出力端子56とそれに対
応する導電体51を半田付けにより電気的に接続する。
太陽電池モジュールの出力端子と導電体との電気接続部
は、屋外環境に曝されると腐食や劣化などの問題が発生
する可能性があるため、電気接続を行った後にシリコー
ン樹脂を電気接続部にポッティングする。
【0077】(工程5)コンクリート部材50の裏側に
まわり、端子台52で太陽電池モジュール同士の電気接
続作業を行う。
【0078】本実施例の太陽電池モジュール同士の端子
台における電気接続作業には、両端に丸形圧着端子が設
けられたポリエチレン被覆電線が用いられ、各太陽電池
モジュールの出力に対応している端子の配線材接続部同
士を電気的に接続する。ここで、コンクリート部材50
の裏面に設けられた端子台52は、支持部材54より外
側(上側)に存在する。
【0079】太陽電池モジュール同士の電気接続作業を
裏面側で行うことにより、作業中に誤って太陽電池モジ
ュールに損傷を及ぼす可能性をなくすことができる。
【0080】(工程6)隣接する太陽電池モジュール設
置用コンクリート部材の端子台同士を直列又は並列に接
続する。端子台間の電気接続には、両端に丸形圧着端子
を有する架橋ポリエチレンで被覆されたケーブルが用い
られる。
【0081】(工程7)各太陽電池モジュールの出力検
査を端子台で行う。端子台は太陽電池モジュール設置用
コンクリート部材裏面の上端部に設けられているので、
出力検査を行う際にコンクリート部材の裏側奥深くに潜
り込まなくてもよく、太陽電池モジュールの一部に作業
者の影が発生することがないので効率よく検査すること
ができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の太陽電池モ
ジュール設置用コンクリート部材によれば、配線材を用
いて各導電体グループごとに端子台に設けられた端子と
電気的に接続することにより、各グループに対応する電
気出力が端子台に集まるので、作業者は任意のグループ
同士の電気接続作業および全てのグループの出力検査を
一箇所(端子台)で行うことができる。また、端子台を
コンクリート部材の1端部に設けることにより、コンク
リート部材の外側から端子台に手が届きやすくなり、端
子台で作業を行う際にコンクリート部材によじ登った
り、コンクリート部材下に潜りこんだりする必要がな
く、施工時及び出力検査時の作業安全性及び作業効率の
向上を図ることができる。
【0083】また、導電体のコンクリート部材表面での
露出位置を、コンクリート部材に設置される太陽電池モ
ジュールの出力端子に対応させることにより、太陽電池
モジュールの出力端子を直接導電体に電気接続できるの
で、更なる作業効率の向上を図ることができる。
【0084】また、端子台をコンクリート部材の裏面に
設けることにより、出力検査時に作業者の影が太陽電池
モジュール表面に発生して検査に支障が生じるのを防ぐ
ことができる。
【0085】また、コンクリート部材に凹部を形成し、
凹部に配線材や端子台を設けることにより、搬送時や施
工時に、配線材や端子台がコンクリート部材の下敷きに
なったり、他のものと接触したりして破損するのを防ぐ
ことができる。その結果、過剰な梱包が必要になった
り、取り扱いに注意し過ぎて作業効率が低下したりする
といった問題の発生を防止できる。
【0086】また、本発明の太陽電池モジュールの施工
方法によれば、太陽電池モジュール設置用コンクリート
部材に予め太陽電池モジュールを組み込まず、太陽電池
モジュール設置用コンクリート部材を設置した後に太陽
電池モジュールを設けることにより、搬送時及び太陽電
池モジュール設置用コンクリート部材の設置作業中に太
陽電池モジュールが損傷するのを防ぐことができる。ま
た、太陽電池モジュール同士の電気接続作業をコンクリ
ート部材の端部に設けられた端子台で行うことにより、
作業時にコンクリート部材表面又は周辺部を移動する必
要がなく作業性が良い。結果として、太陽電池モジュー
ル同士の電気接続作業時に作業者が誤って太陽電池モジ
ュールに接触して破損させるのを防ぐことができる。
【0087】また、本発明の太陽光発電システムによれ
ば、架台の材料費を抑えることができ太陽光発電システ
ムのコスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係わるコンクリート部材
の上面図、断面図および下面図である。
【図2】本発明の実施例1に係わるコンクリート部材の
上面図、断面図および下面図である。
【図3】本発明の実施例2に係わるコンクリート部材の
上面図、断面図および下面図である。
【図4】本発明の実施例3に係わるコンクリート部材の
上面図、断面図および下面図である。
【図5】本発明の実施例4に係わる太陽電池モジュール
の施工方法を説明するための上面図および断面図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30、40、50 コンクリート部材 11、21、31、41、51 導電体 12、22、32、42、52 端子台 13、23、33、43 配線材 14、25 端子 15、53 太陽電池モジュール 24 窪み 37 凹部 54 支持部材 55 ズレ防止部材 56 太陽電池モジュールの出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三村 敏彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 糸山 誠紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松下 正明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高林 明治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA03 BA18 EA01 EA03 EA20 JA06 KA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート部材表面で一部が露出する
    ように複数の導電体が埋設され、該導電体は少なくとも
    2種類以上のグループからなり、各グループごとに端子
    台に設けられた端子に配線材によって電気的に接続さ
    れ、該端子台は該コンクリート部材の1端部に設けられ
    ていることを特徴とする太陽電池モジュール設置用コン
    クリート部材。
  2. 【請求項2】 前記導電体の前記コンクリート部材表面
    での露出位置が、該コンクリート部材に設置される太陽
    電池モジュールの出力端子に対応していることを特徴と
    する請求項1に記載の太陽電池モジュール設置用コンク
    リート部材。
  3. 【請求項3】 前記導電体の前記コンクリート部材表面
    での露出部が、該コンクリート部材表面より外側に突出
    していないことを特徴とする請求項1又は2に記載の太
    陽電池モジュール設置用コンクリート部材。
  4. 【請求項4】 前記コンクリート部材表面での前記導電
    体の各グループの位置関係と前記端子台上での該グルー
    プに対応する端子の位置関係が同じであることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ール設置用コンクリート部材。
  5. 【請求項5】 前記配線材は、前記コンクリート部材に
    埋設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の太陽電池モジュール設置用コンクリート部
    材。
  6. 【請求項6】 前記配線材は、前記コンクリート部材の
    裏面に形成された凹部内に設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ール設置用コンクリート部材。
  7. 【請求項7】 前記導電体とこれに接続されている前記
    配線材が同じ一つの部材からなることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載の太陽電池モジュール設置
    用コンクリート部材。
  8. 【請求項8】 前記端子台に設けられた端子が、一個又
    は複数個の配線材接続部を有することを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の太陽電池モジュール設置
    用コンクリート部材。
  9. 【請求項9】 前記コンクリート部材の少なくとも端部
    に凹部が形成されており、該凹部内に前記端子台が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    に記載の太陽電池モジュール設置用コンクリート部材。
  10. 【請求項10】 前記凹部は前記コンクリート部材の裏
    面に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の
    太陽電池モジュール設置用コンクリート部材。
  11. 【請求項11】 コンクリート部材表面で一部が露出す
    るように複数の導電体が埋設され、該導電体は少なくと
    も2種類以上のグループからなり、各グループごとに端
    子台に設けられた端子に配線材によって電気的に接続さ
    れ、該端子台は該コンクリート部材の1端部に設けられ
    ている太陽電池モジュール設置用コンクリート部材を用
    いた太陽電池モジュールの施工方法であって、 前記太陽電池モジュール設置用コンクリート部材を所望
    の場所に設置する第一の工程、該太陽電池モジュール設
    置用コンクリート部材の表面に太陽電池モジュールを設
    置する第二の工程、該太陽電池モジュールの出力端子を
    対応する前記導電体に電気接続する第三の工程、設置さ
    れた太陽電池モジュール同士の電気接続作業を前記端子
    台で行う第四の工程、を順次有すること特徴とする太陽
    電池モジュールの施工方法。
  12. 【請求項12】 前記第一の工程において、端子台が設
    けられた太陽電池モジュール設置用コンクリート部材の
    端部が、設置面から最も離間するように、太陽電池モジ
    ュール設置用コンクリート部材を設置することを特徴と
    する請求項11に記載の太陽電池モジュールの施工方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第一の工程において、太陽電池モ
    ジュール設置用コンクリート部材の設置場所が北半球で
    あれば、端子台が太陽電池モジュール設置用コンクリー
    ト部材の北側に、設置場所が南半球であれば、端子台が
    太陽電池モジュール設置用コンクリート部材の南側に位
    置するように太陽電池モジュール設置用コンクリート部
    材を設置することを特徴とする請求項11又は12に記
    載の太陽電池モジュールの施工方法。
  14. 【請求項14】 前記第二の工程と前記第三の工程が交
    互に行なわれることを特徴とする請求項11乃至13の
    いずれかに記載の太陽電池モジュールの施工方法。
  15. 【請求項15】 前記第二の工程において、接着剤、両
    面テープ、粘着テープのいずれかにより太陽電池モジュ
    ール設置用コンクリート部材の表面に太陽電池モジュー
    ルを固定することを特徴とする請求項11乃至14のい
    ずれかに記載の太陽電池モジュールの施工方法。
  16. 【請求項16】 前記第三の工程が、半田又は圧着金具
    により行なわれることを特徴とする請求項11乃至15
    のいずれかに記載の太陽電池モジュールの施工方法。
  17. 【請求項17】 前記第四の工程の後に、隣接する太陽
    電池モジュール設置用コンクリート部材の端子台同士を
    電気的に接続する第五の工程を有することを特徴とする
    請求項11乃至16のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ールの施工方法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    太陽電池モジュール設置用コンクリート部材を用いたこ
    とを特徴とする太陽光発電システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056149A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Toshiba Corp 太陽電池システム用接続箱およびこれを用いた太陽電池システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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