JP2003007526A - 冷凍機冷却型超電導磁石装置 - Google Patents

冷凍機冷却型超電導磁石装置

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JP2003007526A
JP2003007526A JP2001186829A JP2001186829A JP2003007526A JP 2003007526 A JP2003007526 A JP 2003007526A JP 2001186829 A JP2001186829 A JP 2001186829A JP 2001186829 A JP2001186829 A JP 2001186829A JP 2003007526 A JP2003007526 A JP 2003007526A
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refrigerator
magnet device
vacuum container
superconducting
superconducting magnet
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JP2001186829A
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English (en)
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Keiichi Watasawa
恵一 渡沢
Hitoshi Mitsubori
仁志 三堀
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、装置の小型化の可能な水平磁
場発生用の超電導磁石装置を提供する。 【解決手段】 超電導磁石装置は、中央部に大気空間を
有する2重円筒状の真空容器10と、該真空容器内に縦
に配置されて水平磁場を発生するための2対の超電導コ
イル11a〜11dと、各超電導コイルを冷却するため
の低温冷凍機とを含む。2対の超電導コイルは、各対の
超電導コイルが大気空間を間にして対向し合い、かつ一
方の対の超電導コイルの中心を結ぶ線分L1と他方の対
の超電導コイルの中心を結ぶ線分L2との間の配置角θ
が40°≦θ≦90°となるように隣接させて配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍機冷却型の超電
導磁石装置に関し、特に溶融シリコンから単結晶半導体
を製造する単結晶成長装置における溶融シリコンに磁界
を与えるための磁場発生装置に適した冷凍機冷却型超電
導磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン単結晶製造において、多結晶シ
リコンを溶融して単結晶種結晶に結晶成長させるチョク
ラルスキー法(CZ法)が知られている。溶融シリコン
は坩堝内で溶融するために熱対流が発生して生成する単
結晶の品質が低下する場合がある。そこで、生成した単
結晶の品質向上などを目的に、溶融シリコンに磁界を印
加し電磁制動により対流を抑制する方法が知られてい
る。この方法は、磁界印加式チョクラルスキー法(MC
Z法)と呼ばれている。磁界の印加方向としては、溶融
シリコンの液面に対して垂直方向の垂直磁場、水平方向
の水平磁場、カスプ磁場を印加する3種類がある。
【0003】一方、磁界印加手段としては常電導磁石、
超電導磁石が利用されている。また、例えば水平磁場を
発生させるコイル形状としては、2つのソレノイド状コ
イルを間隔をあけて縦にして対向配置するスプリットコ
イル、もしくは一対の鞍型コイルが使われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁界印加手段
として常電導磁石を用いた場合には以下のような問題点
がある。鉄心の利用が不可欠なため、磁石の重量が重く
なる。膨大な電力、冷却水を必要とする。発生できる磁
界強度に限界がある。
【0005】一方、液体ヘリウム浸漬型の超電導磁石を
用いた場合には以下のような問題点がある。液体ヘリウ
ム冷却が必要なため、装置が複雑、大型化する。液体ヘ
リウムの取り扱いが煩雑で、操作員の熟練が必要であ
る。液体ヘリウムの補給が必要で、液体ヘリウム費用が
大きい。
【0006】また、水平磁場を発生させるためのコイル
として、これまでのスプリットコイルを用いた場合、形
状が単純で製作が容易であるが、必要な空間への磁界発
生効率が悪い。
【0007】一方、鞍型コイルを用いた場合には以下の
ような問題点がある。必要な空間への磁界発生効率が良
く小型化が可能であるが、製作が非常に難しい。また、
ソレノイド状コイルでは、巻線時に張力を与えて巻くこ
とで電磁力に対抗する力を巻線内部に保持できるが、鞍
型コイルにおいては直線部、鞍部で張力を維持できない
ため、大きな電磁力に対して線材を動かないように固定
することが困難である。
【0008】そこで、本発明の課題は、超電導コイルを
低温冷凍機のみで伝導冷却する、いわゆるヘリウムフリ
ー超電導磁石装置を利用し、水平磁界を発生するコイル
形状として、少なくとも2対のソレノイド状超電導コイ
ルを配置する構成とすることにより、操作が簡単で、装
置の小型化の可能な水平磁場発生用の超電導磁石装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による冷凍機冷却
型超電導磁石装置は、中央部に大気空間を有する2重筒
状の真空容器と、該真空容器内に縦に配置されて水平磁
場を発生するための少なくとも2対の超電導コイルと、
各超電導コイルを冷却するための低温冷凍機とを含み、
前記少なくとも2対の超電導コイルは、各対の超電導コ
イルが前記大気空間を間にして対向し合い、かつ一方の
対の超電導コイルの中心を結ぶ線分と他方の対の超電導
コイルの中心を結ぶ線分との間の角度θが水平面上で4
0°≦θ≦90°となるように隣接して配置されている
ことを特徴とする。
【0010】本冷凍機冷却型超電導磁石装置において
は、前記低温冷凍機は第一段、第二段の冷凍ステージを
持つ2段冷却式であり、前記超電導コイルは、前記真空
容器内に巻枠で支持されており、前記真空容器の下面あ
るいは上面には前記低温冷凍機を挿入するための挿入口
を設けると共に、該挿入口から前記真空容器内へ延びて
前記低温冷凍機を封止状態で収容するためのスリーブを
固定し、該スリーブにはその先端に前記低温冷凍機の第
二段の冷凍ステージのコールドヘッドと接触する先端伝
熱部材を設けると共に、その中間部に前記低温冷凍機の
第一段の冷凍ステージのコールドヘッドと接触する中間
伝熱部材を設け、前記低温冷凍機本体を、前記真空容器
内が極低温状態のままで脱着可能な構成としたことを特
徴とする。
【0011】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
また、前記真空容器は前記大気空間を囲むことのできる
二重円筒構造を有し、前記巻枠を固定するための円筒形
状の構造体を有し、前記超電導コイル及び前記構造体
は、前記スリーブの先端部と共に、前記真空容器内に配
置された二重円筒型の熱輻射シールド体に収容されてお
り、該熱輻射シールド体と前記スリーブとの間の熱収縮
による応力発生を防止するために、前記スリーブの前記
中間伝熱部材と前記熱輻射シールド体との間を網線や多
層板による可撓性伝熱体で連結したことを特徴とする。
【0012】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
更に、前記構造体と前記スリーブとの間の熱収縮による
応力発生を防止するために、前記スリーブの前記先端伝
熱部材と前記構造体に設けられた接続部とを多層板状可
撓伝熱体で連結したことを特徴とする。
【0013】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
更に、前記構造体には、前記超電導コイルに対応する箇
所を含む複数箇所にそれぞれ被支持板を持つブラケット
が設けられており、前記真空容器内にはその底部に前記
熱輻射シールド体を貫通して前記ブラケットの前記被支
持板と面接触しつつ前記構造体を支持するための複数の
垂直方向荷重支持体を設け、前記ブラケットの前記被支
持板を前記垂直方向荷重支持体に対してスライド可能な
構成にして、前記構造体の熱収縮により前記垂直方向荷
重支持体に生じる曲げ荷重を緩和するようにしたことを
特徴とする。
【0014】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
更に、前記超電導コイルに対応する箇所を含む複数箇所
の前記真空容器の側壁に、該側壁をシール状態にて貫通
すると共に、前記熱輻射シールド体を貫通して前記構造
体に連結された水平方向荷重支持体をそれぞれ設けるこ
とにより、前記真空容器の外側から前記超電導コイルの
位置合わせを可能とし、前記水平方向荷重支持体は、前
記構造体との連結部において回転可能に軸支されている
ことを特徴とする。
【0015】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
更に、前記超電導コイルへ電流を供給するための酸化物
超電導体製の電流リードを備え、該電流リードの一端は
前記構造体に熱アンカーをとり、前記電流リードの他端
は前記熱輻射シールド体に熱アンカーをとり、前記電流
リードの少なくとも一端を自由端とすることを特徴とす
る。
【0016】本冷凍機冷却型超電導磁石装置においては
更に、前記真空容器の外周に磁気シールド体を設けるこ
とにより、外周部の漏洩磁界を低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明による冷
凍機冷却型超電導磁石装置の概要について説明する。図
1において、この超電導磁石装置は、中央部に大気空間
を有する2重円筒状の真空容器10と、真空容器10内
に縦に配置されて水平磁場を発生するための2対のソレ
ノイド状の超電導コイル11a〜11dと、各超電導コ
イルを冷却するための極低温冷凍機(後述する)とを含
む。
【0018】本形態では特に、2対の超電導コイル11
a〜11dを、一方の対の超電導コイル11aと11
b、他方の対の超電導コイル11cと11dがそれぞれ
大気空間を間にして対向し合い、かつ一方の対の超電導
コイル11aと11bの中心を結ぶ線分L1と他方の対
の超電導コイル11cと11dの中心を結ぶ線分L2と
の間の角度(以下、配置角と呼ぶ)θが40°≦θ≦9
0°となるように隣接させて固定配置する点に特徴を有
する。
【0019】次に、図2〜図7を参照して、本発明をM
CZ法による単結晶引き上げ用磁場発生装置に適用した
場合の実施の形態について説明する。図2において、こ
の実施の形態による冷凍機冷却型超電導磁石装置は、図
示しない単結晶成長装置の周囲に配置され、図1で述べ
たように、磁界を発生するための2対の超電導コイル1
1a〜11dを収容した密閉構造の真空容器10と、真
空容器10の上面側から内部に配置され、各超電導コイ
ルを冷却するための4つの極低温冷凍機(以下、冷凍機
と呼ぶ)12a〜12dとを備えている。なお、極低温
冷凍機の設置台数は冷凍能力に応じて決まり、4台に限
定されるものではない。
【0020】以下では、一方の対の超電導コイル11
a、11bとそれに付随する構成要素、例えば冷凍機1
2a、12b側について説明を行い、他方の対の超電導
コイル11c、11d及びこれらに付随する構成要素に
ついてはまったく同じであるので説明は省略する。
【0021】真空容器10の上面側には更に、電流導入
端子21及び真空排気弁22(図4では、冷凍機12b
に対応する箇所のみ図示)が設けられている。真空排気
弁22は真空容器10内を真空引きする際に使用され
る。なお、冷凍機12bには冷媒であるヘリウムガスを
圧縮して供給、循環するための圧縮機が接続される。簡
単に言えば、冷凍機12bは、ヘリウムガスの導入及び
排出を切換えるためのロータリバルブを切換える電動機
と、ディスプレーサに連結されてその往復運動を回転運
動に変え、その往復運動の上下限を設定するための運動
変換機構を備えている。詳しくは、特公昭63−534
69に開示されているので、ここでは図示、説明は省略
する。
【0022】ソレノイド状の超電導コイル11aは、真
空容器10内で構造体13に固定された環状の巻枠13
−3で保持されている。構造体13は円筒形状を有す
る。
【0023】図5において、冷凍機12aは、例えば5
0Kの第一段コールドヘッド12−11を持つ第一段目
の冷凍ステージ12−1と、例えば4Kの第二段コール
ドヘッド12−21を持つ第二段目の冷凍ステージ12
−2とを持つ2段式冷凍機である。冷凍ステージ12−
1、12−2はスリーブ23内に封止状態にて収容され
ている。
【0024】スリーブ23は、真空容器10の上面に設
けられた挿入口10−1の縁部に溶接等により固定され
ている。挿入口10−1の周囲にはフランジ10−2が
設けられ、このフランジ10−2に冷凍機12aの蓋部
材12−3がシール状態にてボルトで取り付けられてい
る。その結果、スリーブ23の内部空間は真空容器10
の内部空間と完全に仕切られると共に、外部に対しても
完全にシールされる。スリーブ23には、その先端に第
二段目の冷凍ステージ12−2の第二段コールドヘッド
12−21と面接触するための先端伝熱部材23−1を
設けると共に、その中間部に第一段目の冷凍ステージ1
2−1の第一段コールドヘッド12−11と接触するた
めの中間伝熱部材23−2を設けている。
【0025】スリーブ23の材料はステンレス製が好ま
しく、先端伝熱部材23−1、中間伝熱部材23−2の
材料は銅製が好ましいが、これらの限りではない。スリ
ーブ23の先端伝熱部材23−1は、構造体13に設け
られた接続部13−1の近くに位置している。そして、
先端伝熱部材23−1と接続部13−1との間を、可撓
性を有する多層板状伝熱部材14で接続している。その
結果、コイル固定用構造体13とスリーブ23との間の
熱収縮による応力発生が防止される。なお、構造体13
には、通常、SUS等の構造材料が使用されるので、接
続部13−1から超電導コイルに至る熱伝導が十分でな
い場合には、構造体13の表面に銅材等による熱伝導経
路を形成して冷却効率を上げるようにするのが好まし
い。
【0026】図3に戻って、真空容器10は単結晶成長
装置の周囲を囲むことのできる二重円筒構造を有してお
り、単結晶成長装置は真空容器10の内側に形成される
大気空間に配置される。この単結晶成長装置は、従来の
ものと同じであるので、図示、説明は省略する。2対の
超電導コイル11a〜11dは、単結晶成長装置の坩堝
内の溶融シリコンに対して水平磁界を与える。
【0027】更に、2対の超電導コイル11a〜11d
及びこれらを支持している構造体13は、スリーブ23
の下部と共に、真空容器10内に配置された二重円筒型
の熱輻射シールド体15に収容されている。この熱輻射
シールド体15は、輻射熱の侵入を防止するためのもの
である。スリーブ23は、熱輻射シールド体15の上部
を貫通して下方に延びている。熱輻射シールド体15と
スリーブ23との間の熱収縮による応力発生を防止する
ために、スリーブ23の中間伝熱部材23−2と熱輻射
シールド体15との間は、網線や多層板による可撓性伝
熱体25aで連結されている。
【0028】図6において、超電導コイル11a、構造
体13、及び熱輻射シールド体15は、真空容器10内
の底部に設けられた垂直方向荷重支持体16で支持され
ている。詳しく説明すると、構造体13には水平方向に
延びる被支持板13−2aを持つブラケット13−2が
設けられている。垂直方向荷重支持体16は、真空容器
10内の底部に設けられ、熱輻射シールド体15の底部
を貫通してブラケット13−2の被支持板13−2aと
面接触しつつ超電導コイル11aと構造体13とを支持
する。
【0029】特に、垂直方向荷重支持体16の上端にお
ける被支持板13−2aとの接触部には、金属製の被支
持板13−2aに対する摩擦係数の小さな材料、例えば
テフロン(登録商標)のような板部材16−1を設けて
いる。これにより、ブラケット13−2の被支持板13
−2aを垂直方向荷重支持体16に対してスライド可能
な構成にし、超電導コイル11a及び構造体13の熱収
縮により垂直方向荷重支持体16に生じる曲げ荷重を緩
和するようにしている。
【0030】詳細に示されていないが、熱輻射シールド
体15は、その底部において垂直方向荷重支持体16の
中間部に設けられた支持板16−2により支持されてい
る。そして、この支持板16−2と熱輻射シールド体1
5との間も、上記と同様に、摩擦係数の小さな材料を介
在させて熱輻射シールド体15をスライド可能な構成と
している。なお、上記の垂直方向荷重支持体16は、少
なくとも超伝導コイルに対応する箇所を含む複数箇所に
設けられる。
【0031】真空容器10の側壁には、この側壁をシー
ル状態にて貫通すると共に、熱輻射シールド体15を貫
通して構造体13に連結された水平方向荷重支持体17
を設けている。水平方向荷重支持体17は、樹脂製の無
端ベルトによるサポートストラップ17−1と、このサ
ポートストラップ17−1の一端側に連結したねじ軸1
7−2と、ねじ軸17−2の反対端であって真空容器1
0の側壁から外部に突き出しているねじ部に螺合してい
るナット17−3とから成る。サポートストラップ17
−1の他端側は構造体13に回転可能な状態で軸支さ
れ、サポートストラップ17−1の一端側はねじ軸17
−2に回転可能な状態で軸支されている。これにより、
真空容器10と超電導コイル11a及び構造体13の熱
収縮による寸法差を吸収する。
【0032】ねじ軸17−2と真空容器10の側壁との
間はシールされている。真空容器10の側壁から外部に
突き出しているねじ部とナット17−3は、開閉可能な
蓋10−3でカバーされている。ねじ軸17−2とナッ
ト17−3は、真空容器10の外側から超電導コイル1
1aの位置合わせを可能とするためのものである。この
ために、超電導コイル11a及び構造体13の熱収縮分
をあらかじめ計算しておき、超電導コイル11a及び構
造体13がこの熱収縮分だけ変位可能なようにナット1
7−3を緩めておくようにする。
【0033】水平方向荷重支持体17は、図2に示され
るように、超電導コイル11a〜11dに対応する箇所
と、超電導コイル11aと11dとの間、及び超電導コ
イル11cと11bとの間の合計6箇所に設けられる。
図示していないが、垂直方向荷重支持体16も、少なく
とも水平方向荷重支持体17の設置箇所に対応する合計
6箇所に設けられる。
【0034】図2、図3において、真空容器10の外周
には上面磁気シールド体26−1、側面磁気シールド体
26−1、及び下面磁気シールド体26−3から成る磁
気シールド体26を設けて、外周部の漏洩磁界を低減で
きるようにしている。
【0035】図7において、構造体13には、超電導コ
イル11bへ電流を供給するための酸化物超電導体製の
電流リード27が設けられる。電流リード27の一端は
構造体13に熱アンカーをとり、電流リード27の他端
は熱輻射シールド体15に熱アンカーをとる。そして、
電流リード27の少なくとも一端は自由端とする。電流
リード27は、図4に示された電流導入端子21に接続
される。
【0036】なお、上記の形態では、各冷凍機を真空容
器10の上面側から設けるようにしているが、真空容器
10の下面側から設けるようにしても良く、この場合、
冷凍機のメンテナンスに伴う交換作業のための空間を確
保するために、真空容器10の底部には複数箇所に脚部
が設けられる。
【0037】次に、上記の各構成部品について説明す
る。
【0038】超電導コイル11a〜11dは、酸化物系
のみならず、金属系の超電導線材で形成されても良い。
超電導コイル11a〜11dの巻枠13−3は銅、アル
ミニウムなどの熱伝導率の大きな材料で形成する。熱伝
導率の悪い材料(ステンレスやFRP)で構成した場合
は、銅やアルミニウムなどの高熱伝導材を貼り付ける。
超電導コイル11a〜11dは、ソレノイド状に巻線さ
れた4つのコイルを真空容器10内の円周上に配置した
ものである。隣り合う超電導コイルの配置角θは、小さ
いとコイル直径を小さくせざるを得なくなり、大気空間
の中心で必要な磁界を発生するためには超電導コイルの
経験磁界が超電導状態を破るほど大きくなってしまう。
一方、配置角θが大きいと、大気空間の中心に発生させ
る磁界の発生効率が悪くなってしまう(1個の超電導コ
イルが装置中心に発生する磁場をB1とすると、4個の
超電導コイルを組み合わせて中心に発生できる水平磁場
B0は、B0=4×B1×cos(θ/2)となる)。
そのため、経験磁界をあまり大きくせず、中心への磁場
発生効率をあまり下げない条件として、配置角θを40
゜≦θ≦90゜の範囲内とする。
【0039】冷凍機としては、小型のGM(ギフォード
マクマホン)冷凍機などを使用できる。2段式GM冷
凍機を使用する場合は、第一段コールドヘッド12−1
1にて熱輻射シールド体15を冷却し、第二段コールド
ヘッド12−21にて超電導コイルを冷却できる。更
に、熱輻射シールド体15の冷却専用に別の冷凍機を付
加するようにしても良い。
【0040】冷凍機挿入用のスリーブ23は真空容器1
0に固定され、スリーブ23には冷凍機と熱接触可能な
伝熱部材が設けられている。これにより、冷凍機本体を
極低温状態のままで真空容器10に対して脱着できる。
前に述べたように、中間伝熱部材23−2と熱輻射シー
ルド体15との接合においては、熱収縮による応力発生
を防止するため、網線や多層板で接続することで力を伝
えない構造としている。
【0041】酸化物超電導体製の電流リード27には、
超電導コイル部への侵入熱を小さくしつつ、電流を供給
できる材料、例えばビスマス系やイットリウム系などの
酸化物超電導材料を使用する。また、酸化物超電導体と
してバルク体や線材状のものが適用可能である。この種
の材料は、機械的強度が小さい材料であるため、発熱を
低減する必要のある超電導コイルとの接合部は固定し、
もう一方の端は冷凍機の第一段冷凍ステージ温度にアン
カーするが、熱収縮による応力緩和のために自由端とす
る。つまり、積層板や平網線などを適用したフレキシブ
ルな部材で接合する。酸化物超電導体の両端には溶射に
より銀をコーティングし、その上に半田付けにより電極
を接合する。この結果、接触抵抗が小さくジュール発熱
の小さい電流リードとすることができる。
【0042】多層状伝熱部材14で先端伝熱部材23−
1と接続部13−1との間を接続するようにしている
が、冷凍機の第二段コールドヘッドを直接、構造体13
もしくは貼り付けた伝熱部材に接触させるようにしても
良い。
【0043】熱輻射シールド体15は、超電導コイルへ
の熱侵入を低減するために、超電導コイルの周囲を囲
み、熱輻射を小さくする。なお、熱輻射の低減効果を高
める目的で、多層断熱材(スーパーインシュレーショ
ン)の併用もできる。熱輻射シールド体15は、伝熱特
性の優れた材料、例えば銅、アルミニウムなどで構成す
る。また、機械的強度が必要な場合は、強度部材として
ステンレスを用い、伝熱部材として銅やアルミニウムを
併用することも可能である。更に、超電導コイルのクエ
ンチや急激な磁界変動による渦電流を防止するために、
熱輻射シールド体15に部分的に切り欠きを入れる構造
としても良い。
【0044】垂直方向荷重支持体16は、超電導コイル
11a〜11d、構造体13、熱輻射シールド体15を
支持する部材であり、機械的強度を保持しながら、断熱
性能に優れている必要がある。材料としては、例えばG
FRP、OFRP、アルミナFRP、ステンレスなどが
使用できる。公知例として、超電導コイルを、複数本の
パイプ状のGFRP材によって真空容器10から支持す
る構成がある。このパイプは中間部において熱輻射シー
ルド体15とアンカーをとり、伝導による侵入熱の低減
を図る。本形態では、上下方向に垂直方向荷重支持体1
6として複数本のパイプを設け、超電導コイルを断熱支
持するようにしている。
【0045】水平方向荷重支持体17は、円筒状、ベル
ト状の形状をしたGFRP、CFRP、アルミナFR
P、ステンレスなどの材料で構成され、超電導コイル取
り付け部、真空容器10への取り付け部のいずれかもし
くはその両方で回転自在な構成とする。真空容器10へ
の取り付け部では真空気密を保持しながら水平方向荷重
支持体17の位置を調整できる機構を有し、超電導コイ
ルと真空容器10の軸合わせなどの調整が可能な構造と
なっている。
【0046】真空空容器10は、断熱真空を保つための
容器で、超電導コイル、構造体13、熱輻射シールド体
15、冷凍機などの荷重を支持する支点となる。溶接構
造による形成でも、フランジ構造でも可能である。フラ
ンジ構造の場合は、容易に分解可能となる。溶接構造の
場合でも、電流リード27や冷凍機を設置する部分のみ
保守可能なように、一部に取り外し可能なボックスをつ
けることもできる。
【0047】磁気シールド体26は、真空容器10の外
側(上下面または外周面、あるいはその両方)に強磁性
体による部材を設置し周辺部への漏洩磁界を低減する。
【0048】以上の構成により、構造が単純で、熱応力
に強く、軽量・コンパクト、操作が容易、信頼性の高い
MCZ用の水平磁場発生用超電導磁石装置を提供するこ
とができる。
【0049】MCZ法によるシリコン単結晶製造におけ
る磁界発生源として、水平磁界を発生する場合の作用は
以下の通りである。
【0050】冷凍機を起動する。その後、冷却に関わる
操作は一切不要で、冷却のための熟練を要しない。
【0051】数日から十数日後に超電導コイルは超電導
温度となる。
【0052】必要な時に、励磁用電源を操作して単結晶
成長装置に所定の磁界を発生させる。
【0053】発生した磁界(水平磁界)によって溶融シ
リコンの熱対流が抑制され、安定した品質のシリコン単
結晶が得られる。
【0054】なお、上記の形態では、MCZ法による単
結晶引き上げ用磁場発生装置として適用する場合につい
て説明したが、これに限らず、磁気分離装置、MRI、
化学反応制御、水処理装置、配向処理装置など、磁界利
用の多くの分野での冷凍機冷却型超電導磁石装置に適用
できる。
【0055】
【発明の効果】本発明による冷凍機冷却型超電導磁石装
置によれば、冷凍機用圧縮機の電力と冷却水、励磁用電
源の電力しか必要としないため、ランニングコストを大
幅に低減できる。また、磁石部分が軽量でコンパクトな
ため、引き上げ過程において磁石高さを移動させる場合
においても、低い動力での操作が可能である。更に、磁
気シールドを設けているため、漏洩磁界が低減され、外
部機器、作業者への安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍機冷却型超電導磁石装置の概
要を説明するための図であり、(a)は透視図、(b)
はその平面図である。
【図2】本発明の実施の形態による冷凍機冷却型超電導
磁石装置の横断面図である。
【図3】図2の線A−A´による縦断面図である。
【図4】図2の装置を1つの極低温冷凍機とその周辺構
成要素のみについて示した上面図である。
【図5】図2における冷凍機の取り付け構造を示した断
面図である。
【図6】本発明における垂直方向荷重支持体及び水平方
向荷重支持体を説明するための断面図である。
【図7】本発明における電流リードの設置構造を示した
断面図である。
【符号の説明】
10 真空容器 10−1 挿入口 10−2 フランジ 11a〜11d 超電導コイル 12a〜12d 極低温冷凍機 12−1 第一段目の冷凍ステージ 12−2 第二段目の冷凍ステージ 12−11 第一段コールドヘッド 12−21 第二段コールドヘッド 13 構造体 13−1 接続部 14 多層板状伝熱部材 15 熱輻射シールド体 16 垂直方向荷重支持体 17 水平方向荷重支持体 23 スリーブ 23−1 先端伝熱部材 23−2 中間伝熱部材 26 磁気シールド 27 電流リード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に大気空間を有する2重筒状の真
    空容器と、 該真空容器内に縦に配置されて水平磁場を発生するため
    の少なくとも2対の超電導コイルと、 各超電導コイルを冷却するための低温冷凍機とを含み、 前記少なくとも2対の超電導コイルは、各対の超電導コ
    イルが前記大気空間を間にして対向し合い、かつ一方の
    対の超電導コイルの中心を結ぶ線分と他方の対の超電導
    コイルの中心を結ぶ線分との間の角度θが水平面上で4
    0°≦θ≦90°となるように隣接して配置されている
    ことを特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記低温冷凍機は第一段、第二段の冷凍
    ステージを持つ2段冷却式であり、前記超電導コイル
    は、前記真空容器内に巻枠で支持されており、前記真空
    容器の下面あるいは上面には前記低温冷凍機を挿入する
    ための挿入口を設けると共に、該挿入口から前記真空容
    器内へ延びて前記低温冷凍機を封止状態で収容するため
    のスリーブを固定し、該スリーブにはその先端に前記低
    温冷凍機の第二段の冷凍ステージのコールドヘッドと接
    触する先端伝熱部材を設けると共に、その中間部に前記
    低温冷凍機の第一段の冷凍ステージのコールドヘッドと
    接触する中間伝熱部材を設け、前記低温冷凍機本体を、
    前記真空容器内が極低温状態のままで脱着可能な構成と
    したことを特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記真空容器は前記大気空間を囲むこと
    のできる二重円筒構造を有し、前記巻枠を固定するため
    の円筒形状の構造体を有し、前記超電導コイル及び前記
    構造体は、前記スリーブの先端部と共に、前記真空容器
    内に配置された二重円筒型の熱輻射シールド体に収容さ
    れており、該熱輻射シールド体と前記スリーブとの間の
    熱収縮による応力発生を防止するために、前記スリーブ
    の前記中間伝熱部材と前記熱輻射シールド体との間を網
    線や多層板による可撓性伝熱体で連結したことを特徴と
    する冷凍機冷却型超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記構造体と前記スリーブとの間の熱収
    縮による応力発生を防止するために、前記スリーブの前
    記先端伝熱部材と前記構造体に設けられた接続部とを多
    層板状可撓伝熱体で連結したことを特徴とする冷凍機冷
    却型超電導磁石装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記構造体には、前記超電導コイルに対
    応する箇所を含む複数箇所にそれぞれ被支持板を持つブ
    ラケットが設けられており、前記真空容器内にはその底
    部に前記熱輻射シールド体を貫通して前記ブラケットの
    前記被支持板と面接触しつつ前記構造体を支持するため
    の複数の垂直方向荷重支持体を設け、前記ブラケットの
    前記被支持板を前記垂直方向荷重支持体に対してスライ
    ド可能な構成にして、前記構造体の熱収縮により前記垂
    直方向荷重支持体に生じる曲げ荷重を緩和するようにし
    たことを特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記超電導コイルに対応する箇所を含む
    複数箇所の前記真空容器の側壁に、該側壁をシール状態
    にて貫通すると共に、前記熱輻射シールド体を貫通して
    前記構造体に連結された水平方向荷重支持体をそれぞれ
    設けることにより、前記真空容器の外側から前記超電導
    コイルの位置合わせを可能とし、前記水平方向荷重支持
    体は、前記構造体との連結部において回転可能に軸支さ
    れていることを特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記超電導コイルへ電流を供給するため
    の酸化物超電導体製の電流リードを備え、該電流リード
    の一端は前記構造体に熱アンカーをとり、前記電流リー
    ドの他端は前記熱輻射シールド体に熱アンカーをとり、
    前記電流リードの少なくとも一端を自由端とすることを
    特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の冷凍機冷却型超電導磁石
    装置において、前記真空容器の外周に磁気シールド体を
    設けて、外周部の漏洩磁界を低減できるようにしたこと
    を特徴とする冷凍機冷却型超電導磁石装置。
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