JP2003007024A - 情報記録媒体用のケース体 - Google Patents

情報記録媒体用のケース体

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JP2003007024A
JP2003007024A JP2001184405A JP2001184405A JP2003007024A JP 2003007024 A JP2003007024 A JP 2003007024A JP 2001184405 A JP2001184405 A JP 2001184405A JP 2001184405 A JP2001184405 A JP 2001184405A JP 2003007024 A JP2003007024 A JP 2003007024A
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JP
Japan
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case body
irregular
recording medium
information recording
irregular reflection
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JP2001184405A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Tanaka
秀行 田中
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Maxell Holdings Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース体を見る時の角度や方向の違いに応じ
て呈色状態を劇的に変化させることができ、従来例に比
べて、デザイン上の興趣と商品優位性とが有効に発揮で
きるディスクカートリッジなどのケース体を提供する。 【解決手段】 偏光性顔料が混練されたプラスチック材
でケース体2を成形し、ケース体2を見る時の角度や光
の方向の違いに応じて呈色状態や色模様が多様に変化で
きるようにする。さらに、ケース体2の一部に不整反射
部8を設けて、不整反射部8と他の個所とで色模様や発
色状態を変化させる。従来のケース体に比べて、呈色状
態や色模様が劇的に変化するので、ケース体2のデザイ
ン上の興趣と商品優位性とが向上し、商品イメージの向
上を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録媒体を
収容するカートリッジケース、あるいはカートリッジケ
ースを収容する保護ケース等のケース体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディスクカートリッジにおい
て、デザイン上の興趣を高める目的のもとに、ディスク
と正対するケース面壁に透明窓を設けて、ディスクの虹
彩模様が透明壁を介してケース外面から視認できるよう
にし、さらにシャッターの主面壁をディスク表面の光反
射率とほぼ同じに設定して、ディスクカートリッジの光
輝性を増し、金属表面のような高精度感と光沢を発揮さ
せることが提案されている(特開平11−328914
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるディスクカート
リッジによれば、これを見る方向によって虹彩模様の位
置や形が変化し、さらに光沢面に写り込む周囲の風景の
変化によって、デザイン上の興趣が向上し、以て商品イ
メージと、購買者に対する商品の訴求効果とを増進でき
る。しかし、上記のカートリッジケースの多くは単色で
成形され、あるいは上下ケースを異なる色で成形する程
度の色変化を与えているに過ぎないので、同種の他社商
品や、ケース色のみが異なる同種のシリーズ商品に対し
て、決定的な商品優位性を発揮できない憾みがある。
【0004】この発明の目的は、ケース体を見る時の角
度や方向の違いに応じて呈色状態が劇的に変化し、従来
例に比べて、デザイン上の興趣と商品優位性とをより高
く発揮できるディスクカートリッジなどのケース体を提
供することにある。この発明の目的は、基本的なデザイ
ンや、カラーリングが統一された同種のシリーズ商品で
あっても、ケース体を見る時の角度や方向の違いに応じ
て呈色状態や色模様を多様に変化させることができ、従
ってデザイン上の興趣を効果的に発揮できるケース体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報記録
体は、図1に示すごとく信号の書き込みが可能な情報記
録媒体1と、情報記録媒体1を収容するケース体2とを
備えている。ケース体2は、偏光性顔料を含むプラスチ
ックペレットを成形素材にして成形する。
【0006】前記ケース体2の周壁の外面および内面の
少なくともいずれか一方には、非平坦面からなる不整反
射部8が形成されている。非平坦面からなる前記不整反
射部8は、ケース体2の主面壁7の一部に限って形成す
ることができる。
【0007】ケース体2は、透明なプラスチックペレッ
トに0.2重量%以上の偏光性顔料を混練して得られる成
形素材を用いて成形することができる。
【0008】
【発明の作用効果】この発明では、偏光性顔料を含むプ
ラスチックペレットを成形素材にしてケース体が成形さ
れているので、ケース体を見る時の角度や光の方向の違
いに応じて呈色状態を多様に変化させることができる。
例えば、図3に示すようにケース体の一側端が緑で、他
端に近づくに従って緑から紫へと、恰もグラディエーシ
ョンをかけたように色相を変化させることができ、見る
位置を変えると、緑の位置や紫の位置が変化する。この
ように、呈色状態を劇的に変化させると、従来例に比べ
て、ケース体を個性化してデザイン上の興趣と商品優位
性とを発揮でき、従って商品イメージと、購買者に対す
る商品の訴求効果とが飛躍的に向上するケース体を提供
することができる。
【0009】非平坦面からなる不整反射部においては、
その壁面の傾きや断面形状、あるいは非平坦面の連続性
の違い等によって呈色状態を複雑に変化させることがで
きる。従って、ケース体の周壁の外面および内面の少な
くともいずれか一方に不整反射部を形成すると、偏光性
顔料を付加することによる色相変化に加えて、不整反射
部を形成したことに伴う色および模様の変化を生じさせ
ることができるので、ケース体のイメージを多様に変化
させることができる。異なる構造の不整反射部が形成さ
れたケース体の複数種を用意しておくことにより、基本
的なデザインや、カラーリングが統一された同種のシリ
ーズ商品であっても、見る時の角度や方向の違いに応じ
て呈色状態や色模様等を多様に変化させて、ケース体の
デザイン上の興趣をさらに効果的に発揮させることがで
きる。
【0010】ケース体の主面壁の一部に限って、不整反
射部を形成すると、不整反射部の形成個所とそうでない
個所とで呈色状態や色模様等が異なって見える。従っ
て、不整反射部の外形形状、断面構造、レイアウト等を
種々に変更することにより、呈色状態や色模様等が著し
く異なるケース体を多様に形成できる。
【0011】ケース体の成形素材として、0.2重量%以
上の偏光性顔料が混練された透明なプラスチックペレッ
トを用いるのは、偏光性顔料の混量が0.2重量%未満で
あると、十分な偏光特性を発揮できないからである。
【0012】
【実施例】図1ないし図3はこの発明をミニディスク
(MD)のディスクケースに適用した実施例を示す。図
1においてディスクカートリッジは、上下両面のそれぞ
れに信号記録面を有する情報記録媒体としてのディスク
1と、ディスク1を収容する四角形状のディスクケース
(ケース体)2とからなる。ディスクケース2は、それ
ぞれプラスチック成形された上ケース2aと下ケース2
bとで構成され、上下ケース2a・2bを蓋合わせ状に
接合したうえで、ケース内部に設けた溶着ボスを溶着し
て一体化してある。図1において符号3は、信号読み書
き窓4をスライド開閉するシャッター、5は切換えピー
スである。この切換えピース5は、信号の書き込みを許
す位置と、禁止する位置とにわたって左右方向にスライ
ド変位できる。図示していないが、ディスクケース2の
内部には、不使用時のシャッター3を開放不能に係合保
持するロック爪が設けてある。
【0013】かかるディスクカートリッジにおいて、外
観上の呈色状態や色模様灘を劇的に変化させ、購買者に
強烈な印象を与えるために、上ケース2aの全体を偏光
性顔料を含む透明なポリカーボネイトを用いて射出成形
し、スケルトンケース状に形成する。偏光性顔料とポリ
カーボネイトのぺレットとは予め混練しておくが、その
ときの偏光性顔料の混合割合は、0.2重量%以上とす
る。上ケース2aの主面壁7の一部には、不整反射部8
を設ける。詳しくは、主面壁7には先のシャッター3用
のスライド凹部9と、インデックスラベルを張り込むた
めの凹部10とが凹み形成してあるが、これらの凹部9
・10以外の、装填始端側の主面壁7に不整反射部8を
形成する。図2に示すように、不整反射部8の表面は主
面壁7の表面と面一の平坦面で形成するが、不整反射部
8の内面の不整面8aを緩やかな湾曲面で形成して、ケ
ース外部から入射した光の反射角が連続的に変化するよ
うにした。なお、不整面8a以外の壁内面は平坦面で形
成する。
【0014】上記のように形成した上ケース2aによれ
ば、主面壁7とその周側壁において、例えばケース体の
特定個所が緑で、そこから離れるに従って恰もグラディ
エーションをかけたように緑から紫、さらに緑へと色相
が変化し、見る位置や方向が異なるごとに呈色状態と、
色模様を変化させることができる。さらに不整反射部8
では、図3に示すように、他の周壁とは明らかに異なる
色相変化の呈色状態が表われるうえ色模様も異なる。な
お、先の基本色(緑と紫)は、使用する偏光性顔料の組
成によって異なり、メーカーによって多数の基本色が用
意してある。例えば、日本ペイント株式会社から供給さ
れているマジョーラ(商品群名)の場合には、12種の
基本色が用意されており、各基本色毎にアンドロメダ、
プレアデス、マゼランなどの商品名が付けてある。
【0015】図4ないし図6は不整反射部8に関する本
発明の別実施例を示す。図4および図5では、シャッタ
ー3用のスライド凹部9の隣に不整反射部8を設け、そ
の表面側に連続波形の不整面8aを形成した。このよう
に、光の入射面を不整面で形成する場合にも、先の実施
例と同様に他の壁面とは明らかに異なる色相変化の呈色
状態と色模様とを異ならせることができる。不整面8a
の断面形状は、図6(a)〜(c)に示すように変更で
きる。図6(a)では、緩やかな傾斜面と傾斜角度が急
な傾斜面を交互に形成して不整面8aとした。図6
(b)では、緩やかな突弧面を規則的に連続形成して不
整面8aとした。図6(c)では、隣接ピッチが小さな
突弧面を連続形成して不整面8aとした。このように、
不整面8aは規則的に連続する2次元平面や、不規則に
連続する2次元平面で形成できるのはもちろんのこと、
規則的に連続する3次元平面や、不規則に連続する3次
元平面で形成することができる。
【0016】図7ないし図12は、不整反射部8のさら
に異なる別実施例を示す。図7および図8の不整反射部
8においては、図4で説明した不整反射部8と同様に光
の入射面を不整面8aで形成するが、不整反射部8を4
個の3角形状の不整面8aで形成した。各不整面8aは
不整反射部8の4隅から反射部中央へ向かって下り傾斜
している。図9および図10に示す上ケース2aにおい
ては、主面壁7に四角形状の不整反射部8と、円形の不
整反射部8とを設けた。前者の不整反射部8では、その
左右中央で交差する、左右一対の緩やかな突弧面で不整
面8aを形成した。後者の不整反射部8では、不整面8
a部分球面で形成した。図11および図12の不整反射
部8は、断面鋸刃状の複数種の不整面8a〜8cで形成
し、各不整面8a〜8cは、それぞれ断面形状や鋸刃部
分の角度が異なっていて、それぞれ呈色状態と色模様が
異なって見えるようになっている。
【0017】上記の実施例以外に、この発明はMD以外
のディスクカートリッジのディスクケース(ケース体)
や、テープカートリッジの本体ケース(ケース体)に適
用できる。必要があれば、ディスクカートリッジやテー
プカートリッジを収容する保護ケースに適用することが
できる。上ケース2aと下ケース2bとは、それぞれが
偏光性顔料を含むプラスチック材で射出成形されたもの
とすることができる。プラスチック材は透明材である必
要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジの斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】不整反射部の呈色状態を示す模式図である。
【図4】不整反射部の別実施例を示すディスクカートリ
ッジの斜視図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【図6】不整面の変形例を示す断面図である。
【図7】不整反射部の別実施例を示すディスクカートリ
ッジの斜視図である。
【図8】図7におけるC−C線断面図である。
【図9】不整反射部の別実施例を示すディスクカートリ
ッジの斜視図である。
【図10】図9におけるD−D線断面図である。
【図11】不整反射部の別実施例を示すディスクカート
リッジの斜視図である。
【図12】図11におけるE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 2 ケース体 7 ケース体の主面壁 8 不整反射部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の書き込みが可能な情報記録媒体
    と、前記情報記録媒体を収容するケース体とを備えてお
    り、 前記ケース体が、偏光性顔料を含むプラスチックペレッ
    トを成形素材にして成形されていることを特徴とする情
    報記録媒体用のケース体。
  2. 【請求項2】 前記ケース体の周壁の外面および内面の
    少なくともいずれか一方に、非平坦面からなる不整反射
    部が形成されている請求項1記載の情報記録媒体用のケ
    ース体。
  3. 【請求項3】 非平坦面からなる前記不整反射部が、前
    記ケース体の主面壁の一部に限って形成されている請求
    項2記載の情報記録媒体用のケース体。
  4. 【請求項4】 前記ケース体が、透明なプラスチックペ
    レットに0.2重量%以上の偏光性顔料を混練して得られ
    る前記成形素材を用いて成形されている請求項1または
    2または3記載の情報記録媒体用のケース体。
JP2001184405A 2001-06-19 2001-06-19 情報記録媒体用のケース体 Withdrawn JP2003007024A (ja)

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