JP2003006946A - 光ディスクのスタンパー作製方法 - Google Patents

光ディスクのスタンパー作製方法

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JP2003006946A
JP2003006946A JP2001191089A JP2001191089A JP2003006946A JP 2003006946 A JP2003006946 A JP 2003006946A JP 2001191089 A JP2001191089 A JP 2001191089A JP 2001191089 A JP2001191089 A JP 2001191089A JP 2003006946 A JP2003006946 A JP 2003006946A
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一彦 佐野
Hitoshi Miyakita
衡 宮北
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマスタリング工程において、作製する
ことが困難であったピット幅0.15〜0.2μmが要
求される高容量の次世代高密度光ディスクを、成形可能
な光ディスクのスタンパーを作製する方法を提供する。 【解決手段】 基板をエッチングしてそれを直接スタン
パーとするダイレクトマスタリング工法と呼ばれるスタ
ンパーを作製する方法を用い、ベース層とエッチング層
の2層により形成された基板のエッチング層上にフォト
レジスト層を形成し、フォトレジスト層をレーザビーム
の照射により露光させて現像し、現像により形成された
フォトレジスト突起部にプラズマ処理を行い突起部の幅
を細くし、フォトレジスト突起部をマスクとしてエッチ
ング層にエッチングを行い、基板上のフォトレジスト突
起部を除去し、スタンパーを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板からエッチン
グにより直接、高容量な次世代高密度光ディスク用の光
ディスクのスタンパーを作製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CDやDVDのような情報があら
かじめ凹凸の形で記録された、いわゆるROM型の光デ
ィスクにおいて、さらに記録密度を上げようとする試み
が行われている。記録密度を上げるためには、光ディス
クのトラック方向または接線方向にピットと呼ばれる凹
状の窪みの間隔を詰めて記録し、かつ、ピットの幅をで
きる限り小さく作る必要がある。
【0003】ここでマスタリング工程と呼ばれる光ディ
スクのスタンパーを作製する工程について、従来のマス
タリング工程を図6に基づいて説明する。
【0004】図6(A)において、円盤状に形成された
ガラス基板41は、ポジ型フォトレジストが上面に塗布
され、フォトレジスト層42が形成されている。図6
(B)に示すように、信号変調されたレーザビーム13
を記録レンズ14でサブミクロンの大きさに絞り、フォ
トレジスト層42が形成されたガラス基板41を回転さ
せながら、フォトレジスト層42にレーザビームを照射
させることにより、フォトレジスト層42のレーザビー
ムが照射された部分にガラス基板41のトラック方向ま
たは接線方向に沿って複数の露光部が形成される。
【0005】次に図6(C)に示すように、ガラス基板
41の上に現像液供給ノズル43から現像液を供給し、
ガラス基板41上のフォトレジスト層42における各露
光部が現像液により現像されて除去され、未露光部は除
去されずに残り、この除去された部分がピット44と呼
ばれる複数の微細な凹状の窪みとなり、ガラス基板41
と現像で除去されなかったフォトレジスト層42により
ガラス基板41の上面に各ピット44が形成される。
【0006】その後、図6(D)に示すように、ベーキ
ング処理でガラス基板41を加熱し、各ピット44が形
成されたガラス基板41上のフォトレジスト層42を焼
成して安定化させる。
【0007】次に図6(E)に示すように、各ピット4
4が形成されたガラス基板41の表面に、即ち、フォト
レジスト層42の表面および各ピット44の凹部の底面
および側面にそれぞれスパッタリングなどで金属の導電
性皮膜45を付着させる。
【0008】その後、図6(F)に示すように、フォト
レジスト層42およびガラス基板41の表面を覆うよう
に付着された導電性皮膜45を電極として電鋳によりニ
ッケルメッキを行い、厚さ約0.3mmのニッケルの厚
膜46を導電性皮膜45の上面に形成させる。
【0009】次に、図6(G)に示すように、導電性皮
膜45の上面に形成されたニッケルの厚膜46を、導電
性皮膜45と共に、ガラス基板41およびフォトレジス
ト層42から剥がす。ここで導電性皮膜45で下面が覆
われているニッケルの厚膜46の下面におけるガラス基
板41上の各ピット44に対応する部分に、各ピット4
4のレプリカである複数の凸状の突起部47が形成され
ている。その後、ニッケルの厚膜46の下面を研磨し、
光ディスクの成形機に合うようにニッケルの厚膜46の
内外径を打ち抜き、光ディスクのスタンパーを完成させ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように作製された
スタンパーの突起部47が、スタンパーにより成形され
る光ディスクのピットに対応することとなるが、各種光
ディスクのピットの幅は、CDでは0.5μm程度、D
VDでは0.3μm程度である。さらに、高容量の次世
代高密度光ディスクではピット幅は0.15〜0.2μ
mの値が要求されている。
【0011】図6(C)において、現像によりガラス基
板41上に形成されたピット44の幅は、照射されるレ
ーザビームのスポット径によって決定される。そのスポ
ット径Φは、数(1)により、
【0012】
【数1】Φ=k・λ/NA …(1) で表される。ここで、kは定数、λはレーザ波長、NA
は記録レンズの開口数である。
【0013】しかしながら、従来のマスタリング工程に
おいて用いられるDVD用レーザ露光装置は、記録レン
ズのNAが0.9、レーザ波長が351か364nmの
紫外線レーザを用いており、これで形成されるフォトレ
ジスト層42のピット44の幅は0.25〜0.3μm
である。通常の光学系において記録レンズのNAは0.
9がほぼ限界であり、次世代の高密度光ディスクとし
て、ピット幅で0.15〜0.2μmを得るためにはさ
らに波長の短いレーザが必要である。しかし、記録レー
ザとして用いられる遠紫外線レーザには、266,25
7,248nmなどのレーザ波長を有するものがある
が、これらの波長では0.15μmのピットを形成する
のは難しい。つまり、従来のマスタリング工程において
作製されるスタンパーにより成形される光ディスクのピ
ット幅は、0.25μm程度が限界で、ピット幅0.1
5〜0.2μmが要求される高容量の次世代高密度光デ
ィスクを成形可能なスタンパーを、従来のマスタリング
工程におけるスタンパー作製方法で作製することは困難
であるという問題点があった。
【0014】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
決することにあって、ピット幅0.15〜0.2μmが
要求される高容量の次世代高密度光ディスクを成形可能
な光ディスクのスタンパーを作製する方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。
【0016】本発明の第1態様によれば、エッチング層
上にフォトレジスト層が形成された基板を回転させ、記
録信号で変調されかつ記録レンズでスポットに絞られた
レーザビームを、上記基板の上記フォトレジスト層に照
射して上記フォトレジスト層に複数の露光部を形成し、
現像によって上記フォトレジスト層の上記各露光部を残
して上記フォトレジスト層の未露光部を除去し、上記記
録信号に対応した複数のフォトレジスト突起部によるパ
ターンを上記エッチング層上に形成し、その後、酸素プ
ラズマによるプラズマ処理で上記パターンの上記各フォ
トレジスト突起部の幅を細くし、上記パターンの上記各
フォトレジスト突起部をマスクとして、上記エッチング
層をエッチングし、上記基板上に上記各フォトレジスト
突起部の上記パターンに対応した上記エッチング層のエ
ッチング材料による複数の信号突起部のパターンを形成
し、上記基板の上記エッチング層上における上記各フォ
トレジスト突起部を除去し、スタンパーを作製すること
を特徴とする光ディスクのスタンパー作製方法を提供す
る。
【0017】本発明の第2態様によれば、上記プラズマ
処理において、上記フォトレジスト突起部への上記プラ
ズマ処理を、上記プラズマ処理による上記各フォトレジ
スト突起部の幅の減少量に応じた時間施すことにより、
上記プラズマ処理後の上記各フォトレジスト突起部の幅
を制御する第1態様に記載の光ディスクのスタンパー作
製方法を提供する。
【0018】本発明の第3態様によれば、上記プラズマ
処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の上記幅
は、上記フォトレジスト層のエッチングレートRrと、
上記エッチング層のエッチングレートReと、上記フォ
トレジスト層の側壁傾斜係数aと、上記プラズマ処理後
の上記各フォトレジスト突起部の高さh1と、上記エッ
チング層の厚みh2と、上記エッチング後に要求される
上記エッチング層の上記エッチング材料の上記各信号突
起部の幅d2から、d0=d2−(1/a)×(h1−
h2×Rr/Re)により、求めることができる第2態
様に記載の光ディスクのスタンパー作製方法を提供す
る。
【0019】本発明の第4態様によれば、上記フォトレ
ジスト層がネガ型フォトレジスト層である第1態様〜第
3態様のいずれか1つに記載の光ディスクのスタンパー
作製方法を提供する。
【0020】本発明の第5態様によれば、上記現像が湿
式現像であり、上記エッチングがドライエッチングであ
る第1態様〜第4態様のいずれか1つに記載の光ディス
クのスタンパー作製方法を提供する。
【0021】本発明の第6態様によれば、上記基板がベ
ース層を備え、上記ベース層上に上記エッチング層が形
成された上記基板において、上記エッチングが上記ドラ
イエッチングであり、上記ドライエッチングにより、上
記エッチング層がエッチングされ、上記エッチング時に
おいて、上記エッチングが施される部分が、上記エッチ
ング層から上記ベース層に代わるまで上記エッチングが
施される第1態様〜第5態様のいずれか1つに記載の光
ディスクのスタンパー作製方法を提供する。
【0022】本発明の第7態様によれば、フォトレジス
ト層が形成された基板を回転させ、記録信号で変調され
かつ記録レンズでスポットに絞られたレーザビームを、
上記基板の上記フォトレジスト層に照射して上記フォト
レジスト層に複数の露光部を形成し、現像によって上記
フォトレジスト層の上記各露光部を残して上記フォトレ
ジスト層の未露光部を除去し、上記記録信号に対応した
複数のフォトレジスト突起部によるパターンを上記基板
上に形成し、その後、酸素プラズマによるプラズマ処理
で上記パターンの上記各フォトレジスト突起部の幅を細
くし、上記基板上に上記フォトレジスト層のフォトレジ
ストによる複数の信号突起部を形成し、スタンパーを作
製することを特徴とする光ディスクのスタンパー作製方
法を提供する。
【0023】本発明の第8態様によれば、上記プラズマ
処理において、上記フォトレジスト突起部への上記プラ
ズマ処理を、上記プラズマ処理による上記各フォトレジ
スト突起部の幅の減少量に応じた時間施すことにより、
上記プラズマ処理後の上記各フォトレジスト突起部の幅
を制御する第7態様に記載の光ディスクのスタンパー作
製方法を提供する。
【0024】本発明の第9態様によれば、上記フォトレ
ジスト層がネガ型フォトレジスト層である第7態様また
は第8態様に記載の光ディスクのスタンパー作製方法を
提供する。
【0025】本発明の第10態様によれば、上記現像が
湿式現像である第7態様〜第9態様のいずれか1つに記
載の光ディスクのスタンパー作製方法を提供する。
【0026】本発明の第11態様によれば、1層構造の
基板にフォトレジスト層を形成し、上記フォトレジスト
層が形成された上記基板を回転させ、記録信号で変調さ
れかつ記録レンズでスポットに絞られたレーザビーム
を、上記基板の上記フォトレジスト層に照射して上記フ
ォトレジスト層に複数の露光部を形成し、現像によって
上記フォトレジスト層の上記各露光部を残して上記フォ
トレジスト層の未露光部を除去し、上記記録信号に対応
した複数のフォトレジスト突起部によるパターンを上記
基板上に形成し、その後、酸素プラズマによるプラズマ
処理で上記パターンの上記各フォトレジスト突起部の幅
を細くし、上記パターンの上記各フォトレジスト突起部
をマスクとして、上記基板をエッチングし、上記基板上
に上記各フォトレジスト突起部の上記パターンに対応し
た複数の信号突起部のパターンを形成し、上記基板上に
おける上記各フォトレジスト突起部を除去し、スタンパ
ーを作製することを特徴とする光ディスクのスタンパー
作製方法を提供する。
【0027】本発明の第12態様によれば、上記プラズ
マ処理において、上記フォトレジスト突起部への上記プ
ラズマ処理を、上記プラズマ処理による上記各フォトレ
ジスト突起部の幅の減少量に応じた時間施すことによ
り、上記プラズマ処理後の上記各フォトレジスト突起部
の幅を制御する第11態様に記載の光ディスクのスタン
パー作製方法を提供する。
【0028】本発明の第13態様によれば、上記プラズ
マ処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の上記幅
d0は、上記フォトレジスト層のエッチングレートRr
と、上記基板のエッチングレートReと、上記フォトレ
ジスト層の側壁傾斜係数aと、上記プラズマ処理後の上
記各フォトレジスト突起部の高さh1と、上記各信号突
起部の高さh2と、上記エッチング後に要求される上記
基板の上記各信号突起部の幅d2から、d0=d2−
(1/a)×(h1−h2×Rr/Re)により、求め
ることができる第12態様に記載の光ディスクのスタン
パー作製方法を提供する。
【0029】本発明の第14態様によれば、上記フォト
レジスト層がネガ型フォトレジスト層である第11態様
〜第13態様のいずれか1つに記載の光ディスクのスタ
ンパー作製方法を提供する。
【0030】本発明の第15態様によれば、上記現像が
湿式現像であり、上記エッチングがドライエッチングで
ある第11態様〜第14態様のいずれか1つに記載の光
ディスクのスタンパー作製方法を提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる第1の実
施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明の第1
の実施形態にかかる光ディスクのスタンパー作製方法
は、基板をエッチングしてそれを直接スタンパーとする
ダイレクトマスタリング工法と呼ばれるスタンパーを作
製する方法を用い、ベース層とエッチング層の2層によ
り形成された基板のエッチング層上にフォトレジスト層
を形成し、フォトレジスト層をレーザビームの照射によ
り露光させて現像し、現像により形成されたフォトレジ
スト突起部にプラズマ処理を行い突起部の幅を細くし、
フォトレジスト突起部をマスクとしてエッチング層にエ
ッチングを行い、基板上のフォトレジスト突起部を除去
し、スタンパーを作製するものである。
【0032】次に、本発明の上記第1の実施形態にかか
る光ディスクのスタンパー作製方法について詳細に説明
する。
【0033】図1(A)に示すように、ニッケル、クロ
ム、またはアルミニウム等の金属材料により形成された
ベース層11aと、タンタル、モリブデン、またはタン
グステン等の金属材料により形成されたエッチング層1
1bの2層により形成されたプレート状の基板11のエ
ッチング層11bの上に、ポリメチルイソプロペニルケ
トン(PMIPK)にピスアジド化合物を混ぜたネガ型
フォトレジストまたは表面修飾フォトレジストが塗布さ
れ、ネガ型フォトレジスト層12が形成されている。こ
こで、エッチング層11bの厚みは最終的に形成したい
スタンパーの信号突起の高さに合わせてあり、このスタ
ンパーにより成形される光ディスクの屈折率をn、ただ
しnは整数、再生レーザの波長をλとすると、エッチン
グ層11bの厚みは、λ/(4n)とするのが一般的で
ある。
【0034】次に、図1(B)に示すように、基板11
を回転駆動装置101における回転台101aの上に載
せ、回転駆動装置101のモータにより所望の回転数で
回転させ、レーザビーム照射装置100において、所望
の記録信号で変調されたレーザビーム13を、記録レン
ズ14を通し、サブミクロンの大きさのスポットに絞
り、回転する基板11のフォトレジスト層12に照射
し、フォトレジスト層12に複数の露光部を形成する。
【0035】次に、図1(C)に示すように、湿式の現
像により、ネガ型フォトレジスト層12の未露光部は除
去され、各露光部は残り、各露光部には複数のフォトレ
ジスト突起部15が形成されることになり、エッチング
層11b上に上記記録信号に対応した各フォトレジスト
突起部15によるパターンが形成される。ここでフォト
レジスト層12を形成するためのフォトレジストをネガ
型に代えてポジ型を使用する場合においても、イメージ
リバーサル法と呼ばれる方法で、現像によりフォトレジ
スト層12の未露光部を除去し、露光部を残すことがで
きる。ポジ型フォトレジストとしてはノボラック系フォ
トレジスト等がある。
【0036】次に、図1(D)に示すように、酸素プラ
ズマによるプラズマ処理で上記各フォトレジスト突起部
15を幅が細くなるように整形し、幅が細くされた各フ
ォトレジスト突起部15aを形成する。ここで酸素プラ
ズマによるプラズマ処理とは、酸素プラズマの酸素ラジ
カルにより、フォトレジストをCOとHOに分解す
る工程である。
【0037】次に、図1(E)に示すように、プラズマ
処理により整形された各フォトレジスト突起部15aを
マスクとして、エッチング層11bにエッチングを行
い、ベース層11a上の各フォトレジスト突起部15a
のパターンに対応したエッチング層11bのパターンが
ベース層11a上に形成される。15bは、各フォトレ
ジスト突起部15aのエッチング後の各突起部であり、
16は、エッチング後に形成されたエッチング層11b
のエッチング材料による複数の信号突起部である。
【0038】ここで、エッチングには湿式とドライ式の
両方が可能であるが、湿式はアンダーカット現象を起こ
し易く、形状管理が難しいため、好ましくは、エッチン
グ層11bのエッチング材料による各信号突起部16の
側壁形状がより直線的に形成されるドライエッチングを
用いるのがよい。ドライエッチングの方法としては、R
IE法(反応性イオンエッチンッグ法)やプラズマエッ
チング法などが用いられる。また、ドライエッチングに
用いられるガスとしては、CF、SF、またはNF
等のフッ素系ガスと、BCl−Cl、Cl、ま
たはCCl等の塩素系ガスがあるが、安全面からはフ
ッ素系ガスが好ましい。エッチング層11bがタンタ
ル、モリブデン、またはタングステンにより形成される
ことにより、フッ素系ガスによるエッチング層11bの
エッチングが可能となり、さらに、ベース層11aがニ
ッケル、クロム、またはアルミニウムにより形成される
ことにより、フッ素系ガスではベース層11aのエッチ
ングがされず、エッチング層11bのエッチングのスト
ッパーとなり好ましい。
【0039】次に、図1(F)に示すように、エッチン
グ後の各フォトレジスト突起部15bを酸素プラズマに
よるアッシングで基板11より取り除き、基板11はベ
ース層11a上にエッチング層11bのエッチング材料
により形成された各信号突起部16のみを備える状態と
なる。その後、基板11を光ディスク成形機の金型に取
り付け可能なように内外径の加工をすればスタンパーと
して完成する。なお、この基板11の内外径の加工、ま
たは内外径のうちいずれか一方の加工はレーザビーム照
射の前に行なってもよい。
【0040】ここで図1(C)における現像により形成
された各フォトレジスト突起部15と、図1(E)およ
び(F)におけるエッチングにより形成されたエッチン
グ層11bのエッチング材料による各信号突起部16の
それぞれの幅について説明する。
【0041】図2は、酸素プラズマによるプラズマ処理
時におけるプラズマ処理時間と、各フォトレジスト突起
部15の幅および高さの形状変化の関係を示したもので
ある。
【0042】図2によれば、最初350nmあった各フ
ォトレジスト突起部15の幅が、120秒間のプラズマ
処理により150nm程度まで減少しており、その減少
量は直線的に変化している。つまり、プラズマ処理時間
を管理することにより、各フォトレジスト突起部15の
幅を制御することができる。
【0043】また、このとき、各フォトレジスト突起部
15の高さも変化し、最初200nmあった各フォトレ
ジスト突起部15の高さが、120秒間のプラズマ処理
により70nm程度まで減少しており、その減少量は直
線的に変化している。エッチング層11bのエッチング
時にマスクとしての用いられる各フォトレジスト突起部
15aに必要な高さは、後のエッチング時のエッチング
材料とのエッチングレートの比、つまり選択比で決定さ
れる。つまり、エッチング材料に比べフォトレジストの
エッチング耐性が強ければそれだけ各フォトレジスト突
起部15aの高さは低くてよい。よって、フォトレジス
ト層12形成時の必要厚さは、図2における酸素プラズ
マによるプラズマ処理時の各フォトレジスト突起部15
の突起高さの減少量、およびエッチング時における必要
なエッチング時間での各フォトレジスト突起部15aの
突起高さの減り量により判るので、フォトレジスト層1
2形成時にフォトレジストを必要厚さ分だけ基板11上
に塗布し、フォトレジスト層12を形成すれば良い。
【0044】また、エッチングにより基板11のベース
層11a上に形成されたエッチング材料による各信号突
起部16の高さが、作製されたスタンパーにより成形さ
れる光ディスクのピット深さに対応するが、上記にも述
べた通り、この作製されたスタンパーにより成形される
光ディスクの屈折率をn、再生レーザの波長をλとする
と、このピットの深さはλ/(4n)にするのが一般的
である。光ディスクの再生原理は、このピットに照射さ
れた再生レーザビームがピット部で回折と干渉を起こす
ため、ピット部で反射光量に変化を生じ、それが再生信
号として検出されることによる。そのためピット深さは
大きく再生信号に影響を与える。しかし、エッチングに
より形成される各信号突起部16の高さを精度よく制御
するのはむずかしい。そのため、基板11をエッチング
されにくい金属材料により形成されたベース層11aの
上にエッチング層11bを設けた2層構造とすることに
より、エッチング層11bのエッチングが終わると違う
材料のエッチング、即ち、ベース層11aのエッチング
が始まるので発光スペクトルが変化し、エッチングの終
点検出を精度よく行なうことができる。この構造ではエ
ッチング層11bの厚みが形成される各信号突起部16
の高さに対応するので、エッチング層11bの成膜時の
精度を管理することにより、エッチング材料による各信
号突起部16の高さを管理することができる。例えば、
スパッタリングでエッチング層11bを形成する場合
は、±2nm程度の膜厚精度は可能であり、この膜厚精
度は、スタンパーにより成形される光ディスクのピット
の深さに要求されるばらつき精度、つまり、この光ディ
スクを成形するスタンパーの各信号突起部16の高さ精
度である±5nm内を満足する。
【0045】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部15は、幅方向だけではなく長さ方向も削られ
るが、この長さ方向の削られる量は幅方向とほぼ同じで
ある。長さ方向については信号源で記録信号のレーザビ
ーム13のON時間、即ち、レーザビーム13の照射時
間を、プラズマ処理時に削られる各フォトレジスト突起
部15の長さ方向の分だけ、長くなるように設定をを変
えることにより、簡単に補正することができる。
【0046】次に、図1(D)に示したプラズマ処理後
の基板11、および図1(E)に示したエッチング後の
基板11のさらに詳しい模式図を図3(A)および
(B)にそれぞれ示す。図3(A)において、d0はプ
ラズマ処理後の各フォトレジスト突起部15aの中央付
近における幅である。また、図3(B)において、d1
はエッチング後の各フォトレジスト突起部15bの中央
付近における幅、d2はエッチング層11bのエッチン
グ材料によるの各信号突起部16の中央付近における幅
である。図3(A)に示すように、各フォトレジスト突
起部15aは、その幅方向における断面が実際は台形状
の形をしている。これは照射されるレーザビームが、ガ
ウシャンの形状をした強度分布を有しており、レーザビ
ームの中心部の強度が高く、外周部では低いプロフィー
ルをしているため、現像後の各フォトレジスト突起部1
5が台形状の断面になり、プラズマ処理された後の各フ
ォトレジスト突起部15aも相似形で台形状の断面にな
るためである。また、図3(B)に示すように、エッチ
ング時には各フォトレジスト突起部15aは幅方向にも
削られ、エッチング中に各フォトレジスト突起部15a
は幅の減少を伴う、いわゆるマスクの後退が起こるた
め、この各フォトレジスト突起部15aをマスクとして
削られるエッチング材料の各信号突起部16もやはり台
形状の断面になる。台形状の断面の各フォトレジスト突
起部15bの底辺が、台形状の断面のエッチング材料の
各信号突起部16の上辺に対応している。
【0047】ここで、プラズマ処理後の各フォトレジス
ト突起部15aの幅d0、エッチング後の各フォトレジ
スト突起部15bの幅d1、エッチング材料の各信号突
起部16の幅d2、の大きさの関係はフォトレジスト層
12とエッチング層11bの選択比にもよるが、一般的
には、数(2)に示すように、
【0048】
【数2】d1<d0<d2 …(2) となる。つまり、プラズマ処理で整形された各フォトレ
ジスト突起部15aの幅d0より、エッチング後に形成
されるエッチング材料の各信号突起部16bの幅d2
は、一般的には大きくなる。この大きくなる分も見越し
て、プラズマ処理では、各フォトレジスト突起部15a
の幅d0を小さくする必要がある。
【0049】ここで、エッチングが完全に異方性である
と仮定したとき、フォトレジスト層12のエッチングレ
ートをRr、エッチング層11bのエッチングレートを
Re、フォトレジスト層12の側壁傾斜係数をa、プラ
ズマ処理後の各フォトレジスト突起部15aの高さをh
1、エッチング層11bの厚みをh2とすると、プラズ
マ処理後に必要な各フォトレジスト突起部15aの幅d
0は、要求されるエッチング後に形成されるエッチング
材料の各信号突起部16の幅d2から、数(3)により
求めることができる。
【0050】
【数3】 d0=d2−(1/a)×(h1−h2×Rr/Re) …(3) ここで、フォトレジスト層12の側壁傾斜角度をθとす
ると、フォトレジスト層12の側壁傾斜係数aは、ta
nθとなる。
【0051】数(3)によれば、例えば、h1=h2=
100nm、a=1.4(角度約60°)、Re/Rr
=1.5とし、要求されるエッチング後のエッチング材
料による各信号突起部16の幅d2を150nmにした
い時は、プラズマ処理にて各フォトレジスト突起部15
aを126.5nmになるように削る必要がある。
【0052】上記の第1の実施形態によれば、現像によ
り基板11のエッチング層11b上に各フォトレジスト
突起部15を形成した後に、プラズマ処理という新たな
工程を追加することにより、従来のマスタリング工程に
おいて用いられるレーザビームのスポット径の最小限度
である0.25μm程度の幅を有しかつ現像により形成
された各フォトレジスト突起部15の幅を、削り細くす
ることができる。これにより、プラズマ処理により幅を
細く整形された各フォトレジスト突起部15aをマスク
として、エッチングによりエッチング層11bに形成さ
れた各信号突起部16は、その幅d2を0.25μm以
下とすることができる。この各信号突起部16の幅d2
が、この各信号突起部16を有するスタンパーにより成
形される光ディスクの各ピット幅に該当することになる
ため、この光ディスクの各ピット幅も0.25μm以下
とすることができる。従って、ピット幅0.25μm以
下の高密度光ディスクを成形可能な光ディスクのスタン
パーを作製することが可能となる。
【0053】また、上記プラズマ処理において、現像に
より形成された各フォトレジスト突起部15の幅をより
高い精度でもって細く整形する必要がある場合には、図
2に示すように、プラズマ処理時における各フォトレジ
スト突起部15の幅の減少量が、プラズマ処理時間に対
し直線的に変化しているため、プラズマ処理を作業時間
を管理して施すこと、つまり、各フォトレジスト突起部
15へのプラズマ処理を、プラズマ処理による各フォト
レジスト突起部15の幅の減少量に応じた時間施すこと
により、プラズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起
部15aの幅d0を得ることができ、より高い精度をも
って各フォトレジスト突起部15の幅を細く整形するこ
とが可能となる。
【0054】さらに、エッチング層11bのエッチング
材料による各信号突起部16の幅d2が、この各信号突
起部16を有するスタンパーにより成形される光ディス
クの各ピットの幅に該当することになるが、この光ディ
スクの各ピットに要求される幅、つまり、スタンパーの
各信号突起部16に要求される幅d2から、プラズマ処
理後に必要な各フォトレジスト突起部15aの幅d0
を、 d0=d2−(1/a)×(h1−h2×Rr/Re) …(3) 数(3)により求めることができる。従って、ピット幅
0.15〜0.2μmが要求される高容量の次世代高密
度光ディスクを成形可能なスタンパーに要求される各信
号突起部16の幅d2より、プラズマ処理後に必要な各
フォトレジスト突起部15aの幅d0を算出し、現像後
の各フォトレジスト突起部15にプラズマ処理を作業時
間を管理し施すことにより、上記算出した各フォトレジ
スト突起部15aの幅d0を得ることができるため、ピ
ット幅0.15〜0.2μmが要求される高容量の次世
代高密度光ディスクを成形可能な光ディスクのスタンパ
ーを作製することが可能となる。
【0055】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部15の高さも幅と同様に減少しており、その減
少量はプラズマ処理時間に対して直線的に変化してい
る。エッチング層11bのエッチング時にマスクとして
の用いられる各フォトレジスト突起部15aに必要な高
さは、後のエッチング時のエッチング層11bのエッチ
ング材料とのエッチングレートの比、つまり選択比で決
定される。つまり、エッチング材料に比べフォトレジス
トのエッチング耐性が強ければそれだけ各フォトレジス
ト突起部15aの高さは低くてよい。よって、フォトレ
ジスト層12形成時の必要厚さは、図2におけるプラズ
マ処理時のプラズマ処理時間による各フォトレジスト突
起部15の突起高さの減少量、およびエッチング時に必
要なエッチング時間による各フォトレジスト突起部15
aの突起高さの減少量により判るため、フォトレジスト
層12形成時にフォトレジストを必要厚さ分だけ基板1
1のエッチング層11b上に塗布し、フォトレジスト層
12を形成することが可能となる。
【0056】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部15は幅および高さ方向だけではなく長さ方向
も削られるが、その量は各フォトレジスト突起部15の
幅方向とほぼ同じである。長さ方向については信号源で
記録信号のレーザビーム13のONの時間、即ち、レー
ザビーム13の照射時間を、プラズマ処理時に削られる
各フォトレジスト突起部15の長さ方向の分だけ、長く
なるように設定をを変えることにより、簡単に補正する
ことが可能となる。
【0057】なお、本発明は上記実施形態に限定に限定
されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、本発明の第2の実施形態にかかる光ディスクの
スタンパー作製方法は、本発明の上記第1の実施形態の
ようにベース層11aとエッチング層11bにより構成
される2層構造の基板を用いるのではなく、エッチング
層を設けずにベース層のみにより構成される1層構造の
基板を用い、この基板上に形成したフォトレジスト層の
複数のフォトレジスト突起部をそのままスタンパーの複
数の信号突起部とする光ディスクのスタンパーを作製す
る方法である。
【0058】次に、本発明の上記第2の実施形態にかか
る光ディスクのスタンパー作製方法について詳細に説明
する。
【0059】図4(A)に示すように、ニッケル、クロ
ム、またはアルミニウム等の金属材料により形成された
プレート状の基板21の上に、ネガ型フォトレジストが
塗布され、ネガ型フォトレジスト層22が形成されてい
る。このネガ型フォトレジストには、本発明の上記第1
の実施形態におけるネガ型フォトレジストと同様なもの
を用いることができる。
【0060】次に、図4(B)に示すように、基板21
を回転駆動装置101における回転台101aの上に載
せ、回転駆動装置101のモータにより所望の回転数で
回転させ、レーザビーム照射装置100において、所望
の記録信号で変調されたレーザビーム13を、記録レン
ズ14を通し、サブミクロンの大きさのスポットに絞
り、回転する基板21のフォトレジスト層22に照射
し、フォトレジスト層22に複数の露光部を形成する。
【0061】次に、図4(C)はフォトレジスト層22
のベーキング処理工程を示しており、ドライ現像に用い
られるフォトレジスト材料の中には、CVD法などによ
りフォトレジスト層22の各露光部の表面をシリル化さ
せ安定化させることにより、酸素プラズマによるドライ
現像時に、フォトレジスト層22の各露光部の現像によ
るエッチング耐性を得させるものがある。フォトレジス
ト材料の種類によっては、このベーキング処理工程が不
要となる場合もある。
【0062】次に、図4(D)に示すように、現像によ
り、ネガ型フォトレジスト層22の未露光部は除去さ
れ、各露光部は残り、各露光部には複数のフォトレジス
ト突起部25が形成されることになり、基板21の上に
上記記録信号に対応した各フォトレジスト突起部25に
よるパターンが形成される。ここでフォトレジスト層2
2を形成するためのフォトレジストをネガ型に代えてポ
ジ型を使用する場合においても、本発明の上記第1の実
施形態と同様に、イメージリバーサル法と呼ばれる方法
で、現像によりフォトレジスト層22の未露光部を除去
し、露光部を残すことができる。ポジ型フォトレジスト
としてはノボラック系フォトレジスト等がある。
【0063】次に、図4(E)に示すように、酸素プラ
ズマによるプラズマ処理で上記各フォトレジスト突起部
25を幅が細くなるように整形し、幅が細くされた各フ
ォトレジスト突起部25aを形成する。このプラズマ処
理による各フォトレジスト突起部25の整形について
は、本発明の上記第1の実施形態にて説明の通りであ
る。
【0064】次に、図4(F)に示すように、プラズマ
処理により整形された各フォトレジスト突起部25aに
遠紫外線を照射して、各フォトレジスト突起部25aを
形成しているフォトレジスト分子に架橋を起こさせる。
架橋が起こされた各フォトレジスト突起部25aはその
表面が固い殻に覆われた状態となり、複数の信号突起部
26となって、基板21はこの各信号突起部26を上面
に備える状態となる。ここで、上記遠紫外線の照射に代
わって、CFと酸素の混合ガスによるプラズマを照射
しても、同様に各フォトレジスト突起部25aに架橋を
起こすことができ、各信号突起部26を形成することが
できる。
【0065】その後、基板21を光ディスク成形機の金
型に取り付け可能なように内外径の加工をすればスタン
パーとして完成する。なお、この基板21の内外径の加
工、または内外径のうちいずれか一方の加工はレーザビ
ーム照射の前に行なってもよい。また、各信号突起部2
6は300℃以上の耐熱性を有しているため、光ディス
ク成形時の熱に耐えることができるため、各信号突起部
26を備えた1層構造の基板21をスタンパーとして用
いることができる。
【0066】上記の第2の実施形態によれば、1層構造
の基板21上に形成したフォトレジスト層22に、各フ
ォトレジスト突起部25aを形成し、この各フォトレジ
スト突起部25aをスタンパーの各信号突起部26とす
ることにより、上記の第1の実施形態のように、ベース
層11aとエッチング層11bにより構成された2層構
造の基板を用いなくても、1層構造の基板に本発明にか
かる光ディスクのスタンパー作製方法を適用することが
可能となる。
【0067】また、上記の第2の実施形態のスタンパー
における各信号突起部26の基板21への接合強度は、
本発明の上記第1の実施形態のスタンパーにおける各信
号突起部16の基板11のベース層11aへの接合強度
よりも劣るため、このスタンパーによる光ディスク成形
時に、成形ショット回数により各信号突起部26が基板
21より剥離する可能性がある。しかし、光ディスクの
成形ショット回数が数千回程度しか要求されないスタン
パーに対しては、十分使用に耐えることができるため、
1層構造の基板を用いてスタンパーを作製することによ
り、光ディスクのスタンパー作製コストを押さえること
が可能となる。
【0068】また、本発明の上記第1の実施形態による
効果と同様に、現像により基板21上に各フォトレジス
ト突起部25を形成した後に、酸素プラズマによるプラ
ズマ処理という新たな工程を追加することにより、従来
のマスタリング工程において用いられるレーザビームの
スポット径の最小限度である0.25μm程度の幅を有
しかつ現像により形成された各フォトレジスト突起部2
5の幅を、削り細くすることができる。これにより、プ
ラズマ処理により幅を細く整形された各フォトレジスト
突起部25aは遠紫外線の照射により架橋して各信号突
起部26となり、各信号突起部26は、その幅を0.2
5μm以下とすることができる。この各信号突起部26
の幅が、この各信号突起部26を有するスタンパーによ
り成形される光ディスクの各ピット幅に該当することに
なるため、この光ディスクの各ピット幅も0.25μm
以下とすることができる。従って、ピット幅0.25μ
m以下の高密度光ディスクを成形可能な光ディスクのス
タンパーを作製することが可能となる。
【0069】また、上記プラズマ処理において、現像に
より形成された各フォトレジスト突起部25の幅をより
高い精度でもって細く整形する必要がある場合には、図
2に示すように、プラズマ処理時における各フォトレジ
スト突起部25の幅の減少量が、プラズマ処理時間に対
し直線的に変化しているため、プラズマ処理を作業時間
を管理して施すこと、つまり、各フォトレジスト突起部
25へのプラズマ処理を、プラズマ処理による各フォト
レジスト突起部25の幅の減少量に応じた時間施すこと
により、プラズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起
部25aの幅を得ることができ、より高い精度をもって
各フォトレジスト突起部25の幅を細く整形することが
可能となる。
【0070】さらに、フォトレジスト層22のフォトレ
ジストによる各信号突起部26の幅が、この各信号突起
部26を有するスタンパーにより成形される光ディスク
の各ピットの幅に該当することになり、この光ディスク
の各ピットに要求される幅、つまり、スタンパーの各信
号突起部26に要求される幅が、プラズマ処理後に必要
な各フォトレジスト突起部25aの幅となる。従って、
ピット幅0.15〜0.2μmが要求される高容量の次
世代高密度光ディスクを成形可能なスタンパーに要求さ
れる各信号突起部26の幅が、プラズマ処理後に必要な
各フォトレジスト突起部25aの幅となり、現像後の各
フォトレジスト突起部25にプラズマ処理を作業時間を
管理し施すことにより、プラズマ処理後に必要な各フォ
トレジスト突起部25aの幅を得ることができるため、
ピット幅0.15〜0.2μmが要求される高容量の次
世代高密度光ディスクを成形可能な光ディスクのスタン
パーを作製することが可能となる。
【0071】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部25の高さも幅と同様に減少しており、その減
少量はプラズマ処理時間に対して直線的に変化してい
る。よって、フォトレジスト層22形成時の必要厚さ
は、図2におけるプラズマ処理時のプラズマ処理時間に
よる各フォトレジスト突起部25の突起高さの減少量に
より判るため、フォトレジスト層22形成時にフォトレ
ジストを必要厚さ分だけ基板21上に塗布し、フォトレ
ジスト層22を形成することが可能となる。
【0072】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部25は幅および高さ方向だけではなく長さ方向
も削られるが、その量は各フォトレジスト突起部25の
幅方向とほぼ同じである。長さ方向については信号源で
記録信号のレーザビーム13のONの時間、即ち、レー
ザビーム13の照射時間を、プラズマ処理時に削られる
各フォトレジスト突起部25の長さ方向の分だけ、長く
なるように設定をを変えることにより、簡単に補正する
ことが可能となる。
【0073】次に、本発明の第3の実施形態にかかる光
ディスクのスタンパー作製方法について説明する。本発
明の第3の実施形態にかかる光ディスクのスタンパー作
製方法は、本発明の上記第2の実施形態と同様にベース
層のみにより構成される1層構造の基板を用いるが、上
記第2の実施形態とは異なり、ベース層がエッチング材
料により形成されていることにより、この基板がエッチ
ング層のみにより構成されることとなり、この基板上に
フォトレジスト層を形成し、フォトレジスト層に形成さ
れたフォトレジスト突起部をマスクとして、ベース層に
エッチングを行い、基板上のフォトレジスト突起部を除
去し、スタンパーを作製するものである。
【0074】次に、本発明の上記第3実施形態にかかる
光ディスクのスタンパー作製方法について詳細に説明す
る。
【0075】図5(A)に示すように、タンタル、モリ
ブデン、またはタングステン等の金属材料であるエッチ
ング材料により形成されたプレート状の基板31の上
に、ネガ型フォトレジストが塗布され、ネガ型フォトレ
ジスト層32が形成されている。このネガ型フォトレジ
ストには、本発明の上記第1の実施形態におけるネガ型
フォトレジストと同様なものを用いることができる。
【0076】次に、図5(B)に示すように、基板31
を回転駆動装置101における回転台101aの上に載
せ、回転駆動装置101のモータにより所望の回転数で
回転させ、レーザビーム照射装置100において、所望
の記録信号で変調されたレーザビーム13を、記録レン
ズ14を通し、サブミクロンの大きさのスポットに絞
り、回転する基板31のフォトレジスト層32に照射
し、フォトレジスト層32に複数の露光部を形成する。
【0077】次に、図5(C)に示すように、湿式の現
像により、ネガ型フォトレジスト層32の未露光部は除
去され、各露光部は残り、各露光部には複数のフォトレ
ジスト突起部35が形成されることとなり、基板31上
に上記記録信号に対応した各フォトレジスト突起部35
によるパターンが形成される。ここでフォトレジスト層
32を形成するためのフォトレジストをネガ型に代えて
ポジ型を使用する場合においても、イメージリバーサル
法と呼ばれる方法で、現像によりフォトレジスト層32
の未露光部を除去し、露光部を残すことができる。ポジ
型フォトレジストとしては、ノボラック系フォトレジス
ト等がある。
【0078】次に、図5(D)に示すように、酸素プラ
ズマによるプラズマ処理で上記各フォトレジスト突起部
35を幅が細くなるように整形し、幅が細くされた各フ
ォトレジスト突起部35aを形成する。このプラズマ処
理による各フォトレジスト突起部35の整形について
は、本発明の上記第1の実施形態にて説明の通りであ
る。
【0079】次に、図5(E)に示すように、プラズマ
処理により整形された各フォトレジスト突起部35aを
マスクとして、基板31にエッチングを行い、基板31
上の各フォトレジスト突起部35aのパターンに対応し
た基板31のパターンが形成される。ここで、35b
は、各フォトレジスト突起部35aのエッチング後の各
突起部であり、36は、エッチング後に形成された基板
31の複数の信号突起部である。
【0080】なお、ここで、基板31のエッチングの終
点検出は、基板31が1層構造であるため、上記第1の
実施形態におけるエッチングの終点検出方法とは異な
り、基板31を形成する金属材料のエッチングによる高
さの減小量を、エッチング作業時間を管理し制御するこ
とにより行う。
【0081】次に、図5(F)に示すように、エッチン
グ後の各フォトレジスト突起部35bを酸素プラズマに
よるアッシングで基板31より取り除き、基板31は表
面に各信号突起部36のみを備える状態となる。その
後、基板31を光ディスク成形機の金型に取り付け可能
なように内外径の加工をすればスタンパーとして完成す
る。なお、この基板31の内外径の加工、または内外径
のうちいずれか一方の加工はレーザビーム照射の前に行
ってもよい。
【0082】上記の第3の実施形態によれば、1層構造
の基板31上に形成したフォトレジスト層32に、各フ
ォトレジスト突起部35を形成し、この各フォトレジス
ト突起部35に酸素プラズマによるプラズマ処理を施し
幅を細く整形して各フォトレジスト突起部35aを形成
し、この各フォトレジスト突起部35aをマスクとし
て、基板31に各信号突起部36を形成することによ
り、上記第1の実施形態のように、ベース層11aとエ
ッチンッグ層11bにより構成された2層構造の基板を
用いなくても、1層構造の基板に本発明にかかる光ディ
スクのスタンパー作製方法を適用することが可能とな
る。
【0083】また、上記第1の実施形態のスタンパーに
おいては、各信号信号突起部16が、基板11のベース
層11a上に、エッチング層11bのエッチング材料に
より形成されるが、上記第3の実施形態のスタンパーに
おいては、各信号突起部36が、1層構造の基板31に
エッチングを施すことにより形成され、各信号突起部3
6が基板31と一体となるため、各信号突起部36の基
板31に対する接合強度をより強固なものとすることが
できる。従って、この作製された1層構造のスタンパー
による光ディスク成形時に、基板31より各信号突起部
36が剥離し難くなるため、成形寿命の長いスタンパー
を作製することが可能となる。
【0084】さらに、上記第2の実施形態と同様に、1
層構造の基板を用いて光ディスクのスタンパーを作製す
るため、光ディスクのスタンパー作製コストを押さえる
ことが可能となる。
【0085】また、上記第1の実施形態による効果と同
様に、現像により基板31上に各フォトレジスト突起部
35を形成した後に、酸素プラズマによるプラズマ処理
という新たな工程を追加することにより、従来のマスタ
リング工程において用いられるレーザビームのスポット
径の最小限度である0.25μm程度の幅を有し、かつ
現像により形成された各フォトレジスト突起部35の幅
を、削り細くすることができる。これにより、プラズマ
処理により幅を細く整形された各フォトレジスト突起部
35aをマスクとして、エッチングにより基板31上に
形成された各信号突起部36は、その幅を0.25μm
以下とすることができる。この各信号突起部36の幅
が、この各信号突起部36を有するスタンパーにより成
形される光ディスクの各ピット幅に該当することになる
ため、この光ディスクの各ピット幅も0.25μm以下
とすることができる。従って、ピット幅0.25μm以
下の高密度光ディスクを成形可能な光ディスクのスタン
パーを作製することが可能となる。
【0086】また、上記プラズマ処理において、現像に
より形成された各フォトレジスト突起部35の幅をより
高い精度でもって細く整形する必要がある場合には、図
2に示すように、プラズマ処理時における各フォトレジ
スト突起部35の幅の減少量が、プラズマ処理時間に対
し直線的に変化しているため、プラズマ処理を作業時間
を管理して施すこと、つまり、各フォトレジスト突起部
35へのプラズマ処理を、プラズマ処理による各フォト
レジスト突起部35の幅の減少量に応じた時間施すこと
により、プラズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起
部35aの幅を得ることができ、より高い精度をもって
各フォトレジスト突起部35の幅を細く整形することが
可能となる。
【0087】さらに、基板31の各信号突起部36の幅
が、この各信号突起部36を有するスタンパーにより成
形される光ディスクの各ピットの幅に該当することにな
るが、この光ディスクの各ピットに要求される幅、つま
り、スタンパーの各信号突起部36に要求される幅d2
から、プラズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起部
35aの幅d0を、 d0=d2−(1/a)×(h1−h2×Rr/Re) …(3) 数(3)により求めることができる。ただし、基板31
がエッチング材料により形成された1層構造であるた
め、h2は各信号突起部36の必要高さ、Reは基板3
1を形成するエッチング材料のエッチングレートとな
る。従って、ピット幅0.15〜0.2μmが要求され
る高容量の次世代高密度光ディスクを成形可能なスタン
パーに要求される各信号突起部36の幅d2より、プラ
ズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起部35aの幅
d0を算出し、現像後の各フォトレジスト突起部35に
プラズマ処理を作業時間を管理し施すことにより、上記
算出した各フォトレジスト突起部35aの幅d0を得る
ことができるため、ピット幅0.15〜0.2μmが要
求される高容量の次世代高密度光ディスクを成形可能な
光ディスクのスタンパーを作製することが可能となる。
【0088】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部35の高さも幅と同様に減少しており、その減
少量はプラズマ処理時間に対して直線的に変化してい
る。基板31のエッチング時にマスクとしての用いられ
る各フォトレジスト突起部35aに必要な高さは、後の
エッチング時の基板31のエッチング材料とのエッチン
グレートの比、つまり選択比で決定される。つまり、エ
ッチング材料に比べフォトレジストのエッチング耐性が
強ければそれだけ各フォトレジスト突起部35aの高さ
は低くてよい。よって、フォトレジスト層32形成時の
必要厚さは、図2における酸素プラズマによるプラズマ
処理時のプラズマ処理時間による各フォトレジスト突起
部35の突起高さの減少量、およびエッチング時に必要
なエッチング時間による各フォトレジスト突起部35a
の突起高さの減少量により判るため、フォトレジスト層
32形成時にフォトレジストを必要厚さ分だけ基板31
上に塗布し、フォトレジスト層32を形成することが可
能となる。
【0089】また、プラズマ処理時には各フォトレジス
ト突起部35は幅および高さ方向だけではなく長さ方向
も削られるが、その量は各フォトレジスト突起部35の
幅方向とほぼ同じである。長さ方向については信号源で
記録信号のレーザビーム13のONの時間、即ち、レー
ザビーム13の照射時間を、プラズマ処理時に削られる
各フォトレジスト突起部35の長さ方向の分だけ、長く
なるように設定をを変えることにより、簡単に補正する
ことが可能となる。
【0090】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
【0091】
【発明の効果】本発明の上記第1態様によれば、現像に
より基板のエッチング層上に各フォトレジスト突起部を
形成した後に、酸素プラズマによるプラズマ処理という
新たな工程を追加することにより、照射されるレーザビ
ームのスポット径とほぼ同等の幅を有しかつ現像により
形成された各フォトレジスト突起部の幅を、削り細くす
ることができる。これにより、上記プラズマ処理により
上記幅を細く整形された上記各フォトレジスト突起部を
マスクとして、エッチングによりエッチング層に形成さ
れた各信号突起部は、その幅を上記レーザビームの上記
スポット径より細くすることができる。この上記各信号
突起部の上記幅が、この上記各信号突起部を有するスタ
ンパーにより成形される光ディスクの各ピット幅に該当
することになるため、この上記光ディスクの上記各ピッ
ト幅も上記レーザビームの上記スポット径より細くする
ことができる。従って、従来、マスタリング工程におい
て用いられているレーザビームのスポット径の最小限度
よりも細いピット幅を有する高密度光ディスクを成形可
能な光ディスクのスタンパーを作製することが可能とな
る。
【0092】本発明の上記第2態様によれば、上記プラ
ズマ処理において、現像により形成された各フォトレジ
スト突起部の幅をより高い精度でもって細く整形する必
要がある場合には、プラズマ処理時における上記各フォ
トレジスト突起部の上記幅の減少量が、プラズマ処理時
間に対し直線的に変化しているため、上記プラズマ処理
を作業時間を管理して施すこと、つまり、上記各フォト
レジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラズマ
処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少量に
応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後に必要
な上記各フォトレジスト突起部の幅を得ることができ、
より高い精度をもって各フォトレジスト突起部の幅を細
く整形することが可能となる。
【0093】本発明の上記第3態様によれば、エッチン
グ層のエッチング材料による各信号突起部の幅が、この
上記各信号突起部を有するスタンパーにより成形される
光ディスクの各ピットの幅に該当することになるが、こ
の上記光ディスクの上記各ピットに要求される幅、つま
り、上記スタンパーの上記各信号突起部に要求される幅
から、プラズマ処理後に必要な各フォトレジスト突起部
の幅を求めることができる。従って、ピット幅0.15
〜0.2μmが要求される高容量の次世代高密度光ディ
スクを成形可能な上記スタンパーに要求される上記各信
号突起部の上記幅より、上記プラズマ処理後に必要な上
記各フォトレジスト突起部の上記幅を算出し、現像後の
上記各フォトレジスト突起部に上記プラズマ処理を作業
時間を管理し施すことにより、上記算出した各フォトレ
ジスト突起部の幅を得ることができるため、ピット幅
0.15〜0.2μmが要求される高容量の次世代高密
度光ディスクを成形可能な光ディスクのスタンパーを作
製することが可能となる。
【0094】本発明の上記第4〜6態様によれば、従
来、マスタリング工程において用いられている種々の光
ディスクのスタンパー作製方法を、本発明にかかる光デ
ィスクのスタンパー作製方法に適用することができるた
め、汎用性を持った光ディスクのスタンパー作製方法を
提供することが可能となる。
【0095】本発明の上記第7態様によれば、1層構造
の基板上に形成したフォトレジスト層に、各フォトレジ
スト突起部を形成し、この上記各フォトレジスト突起部
をスタンパーの各信号突起部とすることにより、上記1
層構造の基板に、本発明にかかる光ディスクのスタンパ
ー作製方法を適用することが可能となる。
【0096】また、上記スタンパーにおける上記各信号
突起部の上記基板への接合強度は、上記第1態様のスタ
ンパーにおける上記各信号突起部の上記基板への接合強
度よりも劣るため、この上記スタンパーによる光ディス
ク成形時に、成形ショット回数により上記各信号突起部
が上記基板より剥離する可能性があった。しかし、光デ
ィスクの成形ショット回数が数千回程度しか要求されな
いものに対しては、十分使用に耐えることができるた
め、上記1層構造の基板を用いてスタンパーを作製する
ことにより、光ディスクのスタンパー作製コストを押さ
えることが可能となる。
【0097】さらに、上記第1態様による効果と同様
に、現像により上記基板上に上記各フォトレジスト突起
部を形成した後に、酸素プラズマによるプラズマ処理と
いう新たな工程を追加することにより、照射されるレー
ザビームのスポット径とほぼ同等の幅を有しかつ現像に
より形成された上記各フォトレジスト突起部の幅を、削
り細くすることができる。これにより、上記プラズマ処
理により上記幅を細く整形された各フォトレジスト突起
部は各信号突起部となり、上記各信号突起部は、その幅
をレーザビームの上記スポット径より細くすることがで
きる。この上記各信号突起部の幅が、この上記各信号突
起部を有するスタンパーにより成形される光ディスクの
各ピット幅に該当することになるため、この上記光ディ
スクの上記各ピット幅も上記レーザビームの上記スポッ
ト径より細くすることができる。従って、従来、マスタ
リング工程において用いられているレーザビームのスポ
ット径の最小限度よりも細いピット幅を有する高密度光
ディスクを成形可能な光ディスクのスタンパーを作製す
ることが可能となる。
【0098】本発明の上記第8態様によれば、上記プラ
ズマ処理において、現像により形成された各フォトレジ
スト突起部の幅をより高い精度でもって細く整形する必
要がある場合には、プラズマ処理時における上記各フォ
トレジスト突起部の上記幅の減少量が、プラズマ処理時
間に対し直線的に変化しているため、上記プラズマ処理
を作業時間を管理して施すこと、つまり、上記各フォト
レジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラズマ
処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少量に
応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後に必要
な上記各フォトレジスト突起部の幅を得ることができ、
より高い精度をもって各フォトレジスト突起部の幅を細
く整形することが可能となる。
【0099】さらに、上記フォトレジスト層のフォトレ
ジストによる上記各信号突起部の幅が、この上記各信号
突起部を有する上記スタンパーにより成形される光ディ
スクの各ピットの幅に該当することになり、この上記光
ディスクの各ピットに要求される幅、つまり、上記スタ
ンパーの上記各信号突起部に要求される幅が、プラズマ
処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の幅とな
る。従って、ピット幅0.15〜0.2μmが要求され
る高容量の次世代高密度光ディスクを成形可能な上記ス
タンパーに要求される上記各信号突起部の幅が、上記プ
ラズマ処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の幅
となり、現像後の上記各フォトレジスト突起部に上記プ
ラズマ処理を作業時間を管理し施すことにより、上記プ
ラズマ処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の幅
を得ることができるため、ピット幅0.15〜0.2μ
mが要求される高容量の次世代高密度光ディスクを成形
可能な光ディスクのスタンパーを作製することが可能と
なる。
【0100】本発明の上記第9態様または第10態様に
よれば、従来、マスタリング工程において用いられてい
る種々の光ディスクのスタンパー作製方法を、本発明に
かかる光ディスクのスタンパー作製方法に適用すること
ができるため、汎用性を持った光ディスクのスタンパー
作製方法を提供することが可能となる。
【0101】本発明の上記第11態様によれば、1層構
造の基板上に形成したフォトレジスト層に各フォトレジ
スト突起部を形成し、この各フォトレジスト突起部に酸
素プラズマによるプラズマ処理を施し幅を細く整形した
各フォトレジスト突起部をマスクとして、上記基板に各
信号突起部を形成することにより、1層構造の基板に本
発明にかかる光ディスクのスタンパー作製方法を適用す
ることが可能となる。
【0102】また、上記第1態様のスタンパーにおいて
は、上記各信号信号突起部が、上記基板上に、上記エッ
チング層の上記エッチング材料により形成されるが、上
記11態様のスタンパーにおいては、上記各信号突起部
が、上記1層構造の基板にエッチングを施すことにより
形成され、上記各信号突起部が上記基板と一体となるた
め、上記各信号突起部の上記基板に対する接合強度をよ
り強固なものとすることができる。従って、この作製さ
れた上記1層構造のスタンパーによる光ディスク成形時
に、上記基板より上記各信号突起部が剥離し難くなるた
め、成形寿命の長いスタンパーを作製することが可能と
なる。
【0103】さらに、上記第7態様による効果と同様
に、上記1層構造の基板を用いて光ディスクのスタンパ
ーを作製するため、光ディスクのスタンパー作製コスト
を押さえることが可能となる。
【0104】また、上記第1態様による効果と同様に、
現像により上記基板上に上記各フォトレジスト突起部を
形成した後に、酸素プラズマによるプラズマ処理という
新たな工程を追加することにより、照射されるレーザビ
ームのスポット径とほぼ同等の幅を有し、かつ現像によ
り形成された上記各フォトレジスト突起部の幅を、削り
細くすることができる。これにより、上記プラズマ処理
により幅を細く整形された各フォトレジスト突起部をマ
スクとして、エッチングにより上記基板上に形成された
各信号突起部は、その幅を上記レーザビームの上記スポ
ット径より細くすることができる。この上記各信号突起
部の幅が、この上記各信号突起部を有するスタンパーに
より成形される光ディスクの各ピット幅に該当すること
になるため、この上記光ディスクの上記各ピット幅も上
記レーザビームの上記スポット径より細くすることがで
きる。従って、従来、マスタリング工程において用いら
れているレーザビームのスポット径の最小限度よりも細
いピット幅を有する高密度光ディスクを成形可能な光デ
ィスクのスタンパーを作製することが可能となる。
【0105】本発明の上記第12態様によれば、上記プ
ラズマ処理において、現像により形成された各フォトレ
ジスト突起部の幅をより高い精度でもって細く整形する
必要がある場合には、プラズマ処理時における上記各フ
ォトレジスト突起部の上記幅の減少量が、プラズマ処理
時間に対し直線的に変化しているため、上記プラズマ処
理を作業時間を管理して施すこと、つまり、上記各フォ
トレジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラズ
マ処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少量
に応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後に必
要な各フォトレジスト突起部の幅を得ることができ、よ
り高い精度をもって各フォトレジスト突起部の幅を細く
整形することが可能となる。
【0106】本発明の上記第13態様によれば、基板の
各信号突起部の幅が、この上記各信号突起部を有するス
タンパーにより成形される光ディスクの各ピットの幅に
該当することになるが、この上記光ディスクの上記各ピ
ットに要求される幅、つまり、上記スタンパーの上記各
信号突起部に要求される幅から、プラズマ処理後に必要
な各フォトレジスト突起部の幅を求めることができる。
従って、ピット幅0.15〜0.2μmが要求される高
容量の次世代高密度光ディスクを成形可能な上記スタン
パーに要求される上記各信号突起部の上記幅より、上記
プラズマ処理後に必要な上記各フォトレジスト突起部の
上記幅を算出し、現像後の上記各フォトレジスト突起部
に上記プラズマ処理を作業時間を管理し施すことによ
り、上記算出した各フォトレジスト突起部の幅を得るこ
とができるため、ピット幅0.15〜0.2μmが要求
される高容量の次世代高密度光ディスクを成形可能な光
ディスクのスタンパーを作製することが可能となる。
【0107】本発明の上記第14態様または第15態様
によれば、従来、マスタリング工程において用いられて
いる種々の光ディスクのスタンパー作製方法を、本発明
にかかる光ディスクのスタンパー作製方法に適用するこ
とができるため、汎用性を持った光ディスクのスタンパ
ー作製方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる光ディスク
のスタンパー作製方法を示す図であり、(A)は基板の
断面図、(B)はレーザビーム照射状態の基板の断面
図、(C)は現像後の基板の断面図、(D)はプラズマ
処理後の基板の断面図、(E)はエッチング後の基板の
断面図、(F)スタンパー完成状態の基板の断面図であ
る。
【図2】 本発明の上記実施形態にかかる光ディスクの
スタンパー作製方法におけるプラズマ処理時のプラズマ
処理時間とフォトレジスト突起部の幅および高さの形状
変化の関係を示した図である。
【図3】 本発明の上記実施形態にかかる光ディスクの
スタンパー作製方法における基板の部分詳細模式図であ
り、(A)はプラズマ処理後の基板の部分詳細模式断面
図、(B)はエッチング後の基板の部分詳細模式断面図
である。
【図4】 本発明の第2の実施形態にかかる光ディスク
のスタンパー作製方法を示す図であり、(A)は基板の
断面図、(B)はレーザビーム照射状態の基板の断面
図、(C)はベーキング処理状態の基板の断面図、
(D)は現像後の基板の断面図、(E)はプラズマ処理
後の基板の断面図、(F)はスタンパー完成状態の基板
の断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態にかかる光ディスク
のスタンパー作製方法を示す図であり、(A)は基板の
断面図、(B)はレーザビーム照射状態の基板の断面
図、(C)は現像後の基板の断面図、(D)はプラズマ
処理後の基板の断面図、(E)はエッチング後の基板の
断面図、(F)スタンパー完成状態の基板の断面図であ
る。
【図6】 従来の光ディスクのスタンパー作製方法を示
した図であり、(A)は基板の断面図、(B)はレーザ
ビーム照射状態の基板の断面図、(C)は現像状態の基
板の断面図、(D)はベーキング処理状態の基板の断面
図、(E)は導電性皮膜形成後の基板の断面図、(F)
はニッケル厚膜形成後の基板の断面図、(G)はスタン
パー完成状態のスタンパーの断面図である。
【符号の説明】
11…基板、11a…ベース層、11b…エッチング
層、12…ネガ型フォトレジスト層、13…レーザビー
ム、14…記録レンズ、15…フォトレジスト突起部、
15a…プラズマ処理後のフォトレジスト突起部、15
b…エッチング後のフォトレジスト突起部、16…信号
突起部、21…基板、22…ネガ型フォトレジスト層、
25…フォトレジスト突起部、25a…プラズマ処理後
のフォトレジスト突起部、26…信号突起部、31…基
板、32…ネガ型フォトレジスト層、35…フォトレジ
スト突起部、35a…プラズマ処理後のフォトレジスト
突起部、35b…エッチング後のフォトレジスト突起
部、36…信号突起部、41…ガラス基板、42…ポジ
型フォトレジスト層、43…現像液供給ノズル、44…
ピット、45…導電性被膜、46…ニッケル厚膜、47
…スタンパーの突起部、100…レーザビーム照射装
置、101…回転駆動装置、101a…回転台、d0…
プラズマ処理後のフォトレジスト突起部の幅、d1…エ
ッチング後のフォトレジスト突起部の幅、d2…エッチ
ング後の信号突起部の幅、Φ…照射されるレーザビーム
のスポット径、k…定数、λ…レーザ波長、NA…記録
レンズの開口数、n…光ディスクの屈折率、Rr…フォ
トレジスト層のエッチングレート、Re…エッチング層
のエッチングレート、a…フォトレジスト層の側壁傾斜
係数、h1…プラズマ処理後のフォトレジスト突起部の
高さ、h2…エッチング層の厚み。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチング層上にフォトレジスト層が形
    成された基板を回転させ、記録信号で変調されかつ記録
    レンズでスポットに絞られたレーザビームを、上記基板
    の上記フォトレジスト層に照射して上記フォトレジスト
    層に複数の露光部を形成し、 現像によって上記フォトレジスト層の上記各露光部を残
    して上記フォトレジスト層の未露光部を除去し、上記記
    録信号に対応した複数のフォトレジスト突起部によるパ
    ターンを上記エッチング層上に形成し、 その後、酸素プラズマによるプラズマ処理で上記パター
    ンの上記各フォトレジスト突起部の幅を細くし、 上記パターンの上記各フォトレジスト突起部をマスクと
    して、上記エッチング層をエッチングし、上記基板上に
    上記各フォトレジスト突起部の上記パターンに対応した
    上記エッチング層のエッチング材料による複数の信号突
    起部のパターンを形成し、 上記基板の上記エッチング層上における上記各フォトレ
    ジスト突起部を除去し、 スタンパーを作製することを特徴とする光ディスクのス
    タンパー作製方法。
  2. 【請求項2】 上記プラズマ処理において、上記各フォ
    トレジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラズ
    マ処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少量
    に応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後の上
    記各フォトレジスト突起部の幅を制御する請求項1に記
    載の光ディスクのスタンパー作製方法。
  3. 【請求項3】 上記プラズマ処理後に必要な上記各フォ
    トレジスト突起部の上記幅(d0)は、 上記フォトレジスト層のエッチングレート(Rr)と、 上記エッチング層のエッチングレート(Re)と、 上記フォトレジスト層の側壁傾斜係数(a)と、 上記プラズマ処理後の上記各フォトレジスト突起部の高
    さ(h1)と、 上記エッチング層の厚み(h2)と、 上記エッチング後に要求される上記エッチング層の上記
    エッチング材料の上記各信号突起部の幅(d2)から、 d0=d2−(1/a)×(h1−h2×Rr/Re)
    により、求めることができる請求項2に記載の光ディス
    クのスタンパー作製方法。
  4. 【請求項4】 上記フォトレジスト層がネガ型フォトレ
    ジスト層である請求項1〜3のいずれか1つに記載の光
    ディスクのスタンパー作製方法。
  5. 【請求項5】 上記現像が湿式現像であり、上記エッチ
    ングがドライエッチングである請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の光ディスクのスタンパー作製方法。
  6. 【請求項6】 上記基板がベース層と上記ベース層上に
    形成された上記エッチング層を備え、上記エッチングが
    上記ドライエッチングであり、上記ドライエッチングに
    より、上記エッチング層がエッチングされ、上記エッチ
    ング時において、上記エッチングが施される部分が、上
    記エッチング層から上記ベース層に代わるまで上記エッ
    チングが施される請求項1〜5のいずれか1つに記載の
    光ディスクのスタンパー作製方法。
  7. 【請求項7】 フォトレジスト層が形成された基板を回
    転させ、記録信号で変調されかつ記録レンズでスポット
    に絞られたレーザビームを、上記基板の上記フォトレジ
    スト層に照射して上記フォトレジスト層に複数の露光部
    を形成し、 現像によって上記フォトレジスト層の上記各露光部を残
    して上記フォトレジスト層の未露光部を除去し、上記記
    録信号に対応した複数のフォトレジスト突起部によるパ
    ターンを上記基板上に形成し、 その後、酸素プラズマによるプラズマ処理で上記パター
    ンの上記各フォトレジスト突起部の幅を細くし、上記基
    板上に上記フォトレジスト層のフォトレジストによる複
    数の信号突起部を形成し、 スタンパーを作製することを特徴とする光ディスクのス
    タンパー作製方法。
  8. 【請求項8】 上記プラズマ処理において、上記各フォ
    トレジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラズ
    マ処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少量
    に応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後の上
    記各フォトレジスト突起部の幅を制御する請求項7に記
    載の光ディスクのスタンパー作製方法。
  9. 【請求項9】 上記フォトレジスト層がネガ型フォトレ
    ジスト層である請求項7または8に記載の光ディスクの
    スタンパー作製方法。
  10. 【請求項10】 上記現像が湿式現像である請求項7〜
    9のいずれか1つに記載の光ディスクのスタンパー作製
    方法。
  11. 【請求項11】 1層構造の基板にフォトレジスト層を
    形成し、上記フォトレジスト層が形成された上記基板を
    回転させ、記録信号で変調されかつ記録レンズでスポッ
    トに絞られたレーザビームを、上記基板の上記フォトレ
    ジスト層に照射して上記フォトレジスト層に複数の露光
    部を形成し、 現像によって上記フォトレジスト層の上記各露光部を残
    して上記フォトレジスト層の未露光部を除去し、上記記
    録信号に対応した複数のフォトレジスト突起部によるパ
    ターンを上記基板上に形成し、 その後、酸素プラズマによるプラズマ処理で上記パター
    ンの上記各フォトレジスト突起部の幅を細くし、 上記パターンの上記各フォトレジスト突起部をマスクと
    して、上記基板をエッチングし、上記基板上に上記各フ
    ォトレジスト突起部の上記パターンに対応した複数の信
    号突起部のパターンを形成し、 上記基板上における上記各フォトレジスト突起部を除去
    し、 スタンパーを作製することを特徴とする光ディスクのス
    タンパー作製方法。
  12. 【請求項12】 上記プラズマ処理において、上記各フ
    ォトレジスト突起部への上記プラズマ処理を、上記プラ
    ズマ処理による上記各フォトレジスト突起部の幅の減少
    量に応じた時間施すことにより、上記プラズマ処理後の
    上記各フォトレジスト突起部の幅を制御する請求項11
    に記載の光ディスクのスタンパー作製方法。
  13. 【請求項13】 上記プラズマ処理後に必要な上記各フ
    ォトレジスト突起部の上記幅(d0)は、 上記フォトレジスト層のエッチングレート(Rr)と、 上記基板のエッチングレート(Re)と、 上記フォトレジスト層の側壁傾斜係数(a)と、 上記プラズマ処理後の上記各フォトレジスト突起部の高
    さ(h1)と、 上記各信号突起部の高さ(h2)と、 上記エッチング後に要求される上記基板の上記各信号突
    起部の幅(d2)から、 d0=d2−(1/a)×(h1−h2×Rr/Re)
    により、求めることができる請求項12に記載の光ディ
    スクのスタンパー作製方法。
  14. 【請求項14】 上記フォトレジスト層がネガ型フォト
    レジスト層である請求項11〜13のいずれか1つに記
    載の光ディスクのスタンパー作製方法。
  15. 【請求項15】 上記現像が湿式現像であり、上記エッ
    チングがドライエッチングである請求項11〜14のい
    ずれか1つに記載の光ディスクのスタンパー作製方法。
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