JP2003006590A - 補助電源付情報記録媒体 - Google Patents

補助電源付情報記録媒体

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JP2003006590A
JP2003006590A JP2001186192A JP2001186192A JP2003006590A JP 2003006590 A JP2003006590 A JP 2003006590A JP 2001186192 A JP2001186192 A JP 2001186192A JP 2001186192 A JP2001186192 A JP 2001186192A JP 2003006590 A JP2003006590 A JP 2003006590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触型ICカードに表示媒体を搭載し、非接
触状態で表示媒体に情報を表示させるための電源を搭載
した補助電源付情報記録媒体を提供する。 【解決手段】上記課題を達成するために、目視可能に情
報を表示する自己保持可能な表示媒体と、接触、および
/または非接触方式による通信、および、電源供給手段
を備えた少なくとも1つのICチップにアクセスする情
報記録媒体であって、外部装置との通信手段によって電
源と、情報の授受を行なう場合以外でも情報記録媒体単
体で前記ICチップ内部の情報の一部を前記表示媒体に
表示する補助電源部と、操作部を備えた補助電源付情報
記録媒体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補助電源内蔵IC
カードに関し、詳しくは、ICカードの表示媒体に、I
Cチップが記憶している情報の一部をICカード単体で
表示させるようにした補助電源内蔵ICカードに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードや、キャッシュ
カードに見られる磁気記録層を形成した磁気カードに代
わって、記憶容量が磁気カードに比べると格段に高く、
セキュリティー性が高いICカードが広い分野で利用さ
れている。ICカードには、接点を介して外部装置と交
信を行う接触型のICカードと、アンテナを内蔵して、
アンテナを介して外部装置と交信を行う非接触型のIC
カード、更に、上記両方の機能を有する接触型非接触型
両用ICカードがあり、目的に応じて使い分けられてい
る。非接触型ICカードは、交信の際に外部装置にカー
ドを挿入する必要がないため、処理に要する時間が短く
てすみ、また、接点を持たないため、外部装置に対する
カードの接続不良のトラブルもなく、信頼性の高いシス
テムが構築できる。非接触型ICカードは、カード内部
に電波を受信するアンテナを有しており、情報だけでな
くIC回路の駆動に必要な電力もこのアンテナを介して
供給される。外部装置は、無線によってICカード内の
ICチップのメモリに記録されている内容にアクセス
し、必要なデータを読み出したり、新しいデータを書き
込んだりする。
【0003】ICカードに表示部を形成し、ICチップ
のメモリに記録されている情報の一部をこの表示部に表
示するようになっている表示部付きICカードがある。
表示の方式として、例えば、電気泳動方式のように消費
電力が大きい方式や、液晶方式等のように消費電力が比
較的少ない方式があるが、電力の消費量が少ない方式が
選択されている。表示部に前述のような方式によって目
視情報を表示させるためには、電池を搭載する必要があ
るが、カードの内部はスペースが小さいため電池の選定
も課題の1つとなっている。
【0004】プリペイドカードや、ポイントカードで
は、情報記録部が磁気記録方式を採用している場合が多
く、表示部を形成する場合も接触記録方式を選択するこ
とができる。例えば、磁気ストライプに記録された情報
の一部をカード基体に形成された感熱発色型のリライト
材料に記録し表示する方式である。前述の非接触で交信
するICカードに対してこの種の可逆記録材料によって
表示部を設けたとしても、非接触では書き替えができ
ず、非接触ICカードのメリットを十分活かすことがで
きない。
【0005】ICカードに情報を可視的に表示できる液
晶表示素子を搭載させ、さらに、表示した情報を自己保
持可能にするために電池を内蔵させ、ICカードのIC
メモリに格納されている情報を表示する方法が紹介され
ている。上記従来の表示技術は、外部端子を介して情報
の交信を行う接触型ICカードが対象であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、非接触型IC
カードに表示媒体を搭載し、非接触状態で表示媒体に情
報を表示させるための電源を搭載した補助電源付情報記
録媒体を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の補助電源付情報記録媒体
は、目視可能に情報を表示する自己保持可能な表示媒体
と、接触、および/または非接触方式による通信、およ
び、電源供給手段を備えた少なくとも1つのICチップ
にアクセスする情報記録媒体であって、外部装置との通
信手段によって電源と、情報の授受を行なう場合以外で
も情報記録媒体単体で前記ICチップ内部の情報の一部
を前記表示媒体に表示する補助電源部と、操作部を備え
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明の情報表示カード
は、請求項1に記載の発明において、前記補助電源は、
充電可能な2次電池であって、前記外部装置との通信手
段によって電源と、情報の授受を行なう場合は、前記2
次電池を無効とし、前記外部装置との通信時以外では、
前記情報記録媒体単体で前記ICチップ内部の情報の一
部を前記表示媒体に表示可能なように前記2次電池を有
効化することを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明の情報表示カード
は、請求項1に記載の発明において、前記補助電源は、
太陽電池であって前記外部装置との通信手段によって電
源と、情報の授受を行なう場合は、前記太陽電池を無効
とし、前記外部装置との通信時以外では、前記情報記録
媒体単体で前記ICチップ内部の情報の一部を前記表示
媒体に表示可能なように前記太陽電池を有効化すること
を特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明の情報表示カード
は、請求項1〜2何れかに記載の発明において、前記充
電可能な2次電池は、外部装置による所定の手続によっ
て前記情報記録媒体に充電可能に接続されていることを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の補助電源付情報記録媒体について説明する。
【0012】図1は、本発明の補助電源付情報記録媒体
の内部構成について説明するためのブロック図、図2
は、非接触ICカードに設けられた周波数切替手段の構
成を示すブロック図、図3は、非接触ICカードに設け
られた充電モード切替手段の構成を示すブロック図、図
4は、接触型非接触型両用ICカードのアンテナ内に設
けられたアンテナ回路と充電回路の構成を示すブロック
図、図5は、本発明の補助電源付情報記録媒体の1実施
例の表面平面図である。
【0013】最初に、ICカードの種類と、構成につい
て概略説明する。接触型ICカードは、カード基体の片
側に凹部を形成し、6から8個の独立した接点を有する
基板を、接点がカード基板面と同一平面になるように埋
設し、接点基板の裏側には、ICチップを搭載してチッ
プの端子と前述の独立した接点の裏側をワイヤで結線し
接続している。
【0014】また、非接触型ICカードは、プラスチッ
ク製のカード基体の内側周辺部に溝を形成してその中に
細い導線を渦巻き状に埋設し、その2本の終端をICチ
ップのアンテナ端子に接続し、アンテナ、ICチップ共
に外から見えないようにカード基体で被覆している。
【0015】接触型非接触型両用ICカードは、1枚の
カードで接触型としても、非接触型としても使用できる
ICカードで、ICチップにアンテナ接続用端子を備え
ており、カードに内蔵したアンテナの終端が前記アンテ
ナ接続用端子に接続されている。この接触型非接触型両
用ICカードは、クレジットカードや、キャッシュカー
ドと社員証を1枚にまとめ、兼用カードとして利用され
ている。クレジット端末や、銀行のATMに対しては接
触型として使用され、ビルの出入り口に設置されている
ゲート端末に対しては非接触型として使用される。
【0016】接触型ICカードに関しては、端末に差込
んで使用するために接触して記録する表示媒体を使用す
ることができるが、非接触型ICカードは端末に差し込
んで使用することが少ないために、従来のような表示媒
体が使用できない。本発明は、このような非接触ICカ
ードに対して、表示部を設け、非接触状態で表示部に情
報を表示させようとするものである
【0017】ICカードは、図1に示すようにCPU
(中央演算処理装置)32、ROM(読み出し専用メモ
リ)33、RAM(随時読書きメモリ)34、EEPR
OM(電気的に消去可能な不揮発性メモリ)35を、通
常一枚のシリコン基板上に組み込んだICチップを搭載
している。また、ICチップには、インターフェース部
品と接続するための接続端子が形成されており、矩形状
の基板の周縁部に設けられた前記接続端子は、接触型の
ICカードであれば6〜8個の外部端子とそれぞれ金属
ワイヤでボンディングされている。CPU32は、IC
カードを動かすプログラムが搭載されているROM33
や、プログラムを実行する作業空間であるRAM34
や、ICカードを利用する対象の固有情報や、利用履歴
データなどの情報や、後発的に発生したアプリケーショ
ンプログラム等を格納するEEPROM35に接続さ
れ、前記各メモリを制御している。
【0018】(実施例1)図1を参照して、本発明の一
実施例である2次電池を使用して表示媒体に表示情報を
表示する補助電源付情報記録媒体について説明する。図
1に示すように、本発明の補助電源付情報記録媒体(以
下非接触ICカードという)1は、ICチップにCPU
32を搭載し、ROM33、あるいはEEPROM35
に書きこまれたプログラムに従い、非接触ICカード1
の動作を制御している。RAM34は、インターフェー
ス部31へ伝送するデータを記憶しているメモリであ
る。また、表示しないがインターフェース部31にデー
タを送信あるいは受信するための回路であるロジック回
路、および、変復調回路を形成している。点線で表示し
ているICチップ3には、電力を供給する補助電源部2
0、および、信号を送受信するためのアンテナ(31
0)が接続されている。また、CPU32へクロックを
供給するための振動子(図示せず)を接続しても良い。
【0019】非接触ICカード1の補助電源20には、
コイン型電池、ペーパーリチウム電池等が使用される。
電池には充電できない1次電池と、充電が可能な2次電
池とがある。2次電池を用いた場合には、アンテナ(3
10)から受信した電力を適切な回路を介して直流電流
に変換することにより充電する。アンテナ(310)が
受信する信号強度は、発信源からの距離が、波長/2π
以内では、その距離の3乗に反比例することが知られて
いるが、2次電池(20)に効率良く充電するために
は、非接触ICカード1のアンテナ(310)を、即
ち、ICカードを発信源である外部装置4のアンテナ
(図示せず)に合わせて置くことが必要である。また、
非接触ICカード1を使用しないときは、外部装置4を
常時信号を出すモード(充電モード)に設定しておき、
非接触ICカード1に内蔵する2次電池に充電するよう
に設定する。
【0020】非接触ICカード1のCPU32は、使用
していない状態ではスリープモードになっており電力の
消費を押さえている。CPU32を使用する際には、外
部装置4からのトリガ信号を非接触ICカード1のアン
テナ(310)に送信してCPU32を起動させるよう
になっている。
【0021】充電中は、非接触ICカード1のCPU3
2が起動しないように、CPU32の起動動作を禁止さ
せる必要があるが、そのための方法としては、例えば、
CPU32を起動するための起動信号やデータ信号等の
通常時の搬送波周波数と、充電用のための電力周波数を
異なるように設定しておき、充電モード時と通常モード
時とで周波数を切り換えるための周波数切り換え手段を
外部装置側に設けておく。
【0022】後述するように、搭載されている補助電源
は充電によって電力を常に一定以上の状態に保ち、非接
触ICカード1に搭載されている情報の中の表示情報1
35を表示媒体2に表示する。表示手順としては、IC
カード1の表面に形成されている操作部(312)を操
作することによって、補助電源部20を起動させ、本実
施例の場合、表示媒体ドライバ132によってICチッ
プのメモリの1つEEPROM35に格納されている表
示情報135を表示媒体に表示する。
【0023】図2を参照して補助電源部に電力を充電す
る方法について説明する。通信コントローラに内蔵され
たMCU201がプリスケーラ301と接続され、MC
U201からの信号により所定の値の分周比Nが設定さ
れる。また、MCU201は、切替スイッチ303と接
続されMCU201からの切替制御信号が入力されて充
電時と通常時の切り替えを行う。また、プリスケーラ3
01には分周器302が接続されており、分周器302
には、発振子305及び発振回路304が接続されてい
る。分周器302は、プリスケーラ301から分周比N
が入力され、発振子305、および、発振回路304か
らの発振周波数を分周して、搬送波信号を出力してい
る。このように、プリスケーラ301、分周器302、
切替スイッチ303、発振子305、および、発振回路
304により周波数切り替えが行われる。
【0024】非接触ICカード1が外部装置4と通信中
のときは、通信コントローラのMCU201は、プリス
ケーラ301の分周比Nを所定の値に設定するととも
に、切替スイッチ303に入力される切替制御信号に
「0」出力する。切替スイッチ303は、上記の切替制
御信号により送受信回路内の変調回路202に電気的に
接続する。
【0025】非接触ICカード1が充電モードに変わる
場合は、通信コントローラのMCU201は、プリスケ
ーラ301の分周比Nを、通信時に設定する値よりも小
さい値に設定し、切替制御信号に「1」出力する。切替
スイッチ303は、上記の切替制御信号により、分周器
302からの搬送波信号を直接出力に切りかえる。例え
ば、充電時においては、プリスケーラ301の分周比N
をN=1に設定し、分周器302は、発振子305、お
よび、発振回路304からの発振周波数4.9152M
Hzを{1/(2(N+1))}に分周して、周波数
1.2288MHzの搬送波信号として、直接、アンテ
ナ310に出力する。
【0026】一方、充電中にCPU32が起動しないよ
うに、外部装置4のアンテナからのトリガ信号を一次的
に遮断するための切替手段を回路中に設ける。図3によ
り、充電モード切り替え手段の構成について説明する。
まず、非接触ICカード1のアンテナ310に変復調回
路を介してI/Oロジックが電気的に接続されており、
I/Oロジックに内部バスを介してCPU32が電気的
に接続されている。CPU32は、R−Sフリップフロ
ップ等から構成されたモード切替レジスタ220に電気
的に接続されており、AND回路217は、モード切替
レジスタ220と変復調回路とに接続され、それらから
入力された信号から論理積信号を生成し、CPU32に
入力する。また、I/Oロジックは、OR回路218を
介して、モード切替レジスタ220に電気的に接続され
ている。このように、モード切り替え手段は、モード切
替レジスタ220、AND回路217、および、OR回
路218から構成されている。必要があれば図のよう
に、リセット回路219、および、リセット受信回路2
21を設けてもよい。
【0027】次に動作について説明する。充電モード切
り替え手段は前述のように構成されており、充電モード
に移行する場合には、まず、外部装置から、予め規定さ
れた充電切替コマンドが、非接触ICカード1のアンテ
ナ310に送信される。上記充電切替コマンドが、変復
調回路の復調回路213、および、I/OロジックのU
ART214を介して、CPU32に入力され、解読さ
れた後、CPU32は、CPU32の充電モード切替端
子から「H」パルスを、モード切替レジスタ220のリ
セット端子Rに出力するとともに、CPU32に接続さ
れた発振子の発振を停止するスリープモードに移行す
る。モード切替レジスタ220のリセット端子Rに
「H」パルスが入力されると、モード切替レジスタ22
0の出力端子Qからの出力は「L」にセットされる。モ
ード切替レジスタ220の出力が「L」にセットされる
と、AND回路217から出力される論理積信号である
起動信号は常時「L」になり、CPU32の起動入力端
子に「L」入力されるので、CPU32の起動が禁止さ
れる。
【0028】次に、通常の通信モードに移行させる方法
について説明する。リセット方式では、まず、外部装置
から出力されたリセット指示をインターフェースを介し
てリセット信号に変換させて出力し、リセット受信回路
221により受信する。リセット受信回路221により
受信されたリセット信号により、リセット回路219か
ら、CPU32のリセット端子と、OR回路218を介
してモード切替レジスタ220のセット端子Sに、
「H」パルスが出力される。CPU32は、RESET
端子に「H」パルスが入力されると、発振子の発振を停
止しているスリープモードを解除し、発振子を起動さ
せ、ROM(33),または,RAM34(図1参照)
に内蔵されたプログラムの実行をリセット状態から再開
する。また、モード切替レジスタ220のセット端子S
に「H」パルスが入力されると、モード切替レジスタ2
20の出力端子Qからの出力は「H」になるので、変復
調回路の受信ゲートを介してAND回路217に送信さ
れた起動信号が、AND回路217を介して、CPU3
2の起動入力端子に伝達され、通常通信モードに移行す
る。
【0029】上記のリセット方式の他にコマンド方式が
ある。コマンド方式においては、まず、アンテナ310
に、予め規定された充電解除コマンドを送信する。アン
テナ310により受信された充電解除コマンドは、変復
調回路の受信ゲート212を介して、復調回路213、
および、クロック抽出回路215に入力され、一方は、
復調回路213を介して、I/Oロジックの充電解除コ
マンド照合回路216の入力端子Dに入力され、また、
残りの一方は、クロック抽出回路215において、クロ
ック成分が抽出され、クロック信号となって、充電解除
コマンド照合回路216の入力端子Tに入力される。上
記充電解除コマンド照合回路216は、入力端子Tから
入力されたクロック信号に同期させて入力端子Dから入
力された充電解除コマンドをラッチし、予めそこに設定
されているコマンドコードと照合する。照合が一致した
場合、充電解除コマンド照合回路216の出力端子Qか
ら「H」出力する。これにより、OR回路218を介し
てモード切替レジスタ220のセット端子Sに「H」が
入力され、モード切替レジスタ220からの出力も
「H」となるので、変復調回路の受信ゲートからの起動
信号は、AND回路217を介してCPU32の起動入
力端子に伝達され、通常通信モードに移行される。前述
のように外部装置側に周波数切り替え手段を設けても良
いし、非接触ICカード1側において、充電モード時と
通常モード時とで周波数を切り替えるための周波数切り
替え手段を設けてもよい。
【0030】図4は、非接触ICカード1に設けられた
アンテナ310内に設けられたアンテナ回路と、充電回
路との構造を示したブロック図である。図4に示す非接
触ICカード1は、外部装置4からインターフェースを
介してアンテナ回路310、または、外部端子311、
から信号を受信してICチップ3の前述の充電回路によ
って、補助電源部20に電力を供給する状態を示してい
る。外部装置4とインターフェースを介してICカード
のICチップと交信すると共に、一方では、スイッチ回
路22によって補助電源20に電力を供給する。アンテ
ナ回路310には、図の等価回路により示されるような
LC並列共振回路等からなるアンテナ回路が設けられて
いる。L1は、コイルのインダクタンス、C1は、それ
ぞれ、コンデンサの容量を示している。図では省略して
あるが、充電回路は、ダイオードと、並列に接続された
抵抗とダイオードとから構成されている。
【0031】(実施例2)図1、図4を参照して、本発
明の他の実施例である太陽電池を使用する補助電源付情
報記録媒体について説明する。カード1の表面に設けら
れた外部端子311は、例えば電源電圧入力用の端子、
クロック信号入力用の端子、データ入出力用の端子、リ
セット信号入力用の端子、および、グランド用端子を有
している。本実施例のICカード1は、接触型、非接触
型両用カードなので、アンテナ310を有し、外部装置
4からインターフェースを介して非接触で電力が供給さ
れている。
【0032】非接触ICカード1には、(図5に示すよ
うに)ICチップ3を搭載しているICモジュール30
が実装されている。ICチップ3には、演算機能等を有
するCPU32、CPU動作時のデータを格納するRA
M34、プログラムを格納するROM33、ICカード
固有の情報等を格納するEEPROM35、表示媒体ド
ライバ132、電圧検出回路21、補助電源部(太陽電
池)20と、通信によってアンテナ310から供給され
る外部電源を切り換えるスイッチ回路1(23)、EE
PROM35に対する読出し時と書込み時を切り換える
切換手段であるスイッチ回路2(22)が形成されてい
る。さらに、図示していないが、外部からクロック信号
を入力して内部で所定の周波数でかつ、所定のタイミン
グで内部クロック信号を生成するクロックコントローラ
が形成されている。
【0033】表示媒体ドライバ132は、表示媒体2に
接続されると共に、太陽電池20、および、CPU32
に接続されている。また、通常、通信によって外部装置
4から供給される電力と、ICカードに内蔵された補助
電源部である太陽電池20との電源切換手段の1つであ
る電圧検出回路21はCPU32に接続され、スイッチ
回路1(23)に接続されている。電圧検出回路21
は、CPU32から出力されるバイアス信号により動作
し、通常のICカードを駆動すべき状態と、表示媒体ド
ライバ132を駆動すべき状態を検出し、スイッチ回路
1(23)を切り換えるための制御信号を出力すると共
に、クロックコントローラを切り換えるための制御信号
を出力する。
【0034】スイッチ回路1(23)に接続されたスイ
ッチ回路2(22)は、CPU32からの制御信号に基
づき、EEPROM35に対する読出しまたは書込みを
行うための供給電圧の切換えを制御する機能を有すると
共に、EEPROM35に対する書込み時には、スイッ
チ回路1(23)を操作して太陽電池4による電力をE
EPROM35に供給する機能を持っている。
【0035】図1を参照して表示媒体に表示情報を表示
する方式について説明する。この実施例の場合は、表示
情報132をEEPROM35に格納している。EEP
ROM35には、表示媒体に表示するための表示情報
と、同じ情報が2つ格納される。EEPROM35に格
納された前記2つの情報は、内容は同じであるが、1つ
は暗号化された情報であり、もう1つは表示媒体に表示
されるように加工された情報である。表示情報135
は、ICカード1が、外部装置と交信した際にEEPR
OMに書き込まれ格納される。表示媒体2に表示情報1
35を表示する手順は、まず、ICカード1の利用者が
ICカード上に設けられた操作ボタンを操作して電源部
から電力を供給する。CPU32と、表示媒体ドライバ
132が起動され、CPU32が上記EEPROM35
に格納されている表示情報135を読み込んで、表示媒
体ドライバ132を駆動して表示媒体2に表示する。
【0036】図5を参照して、表示媒体付き接触型非接
触型両用カードの一例について説明する。ICカード1
の中央部に表示媒体2が形成されている。また、表示媒
体には消費電力が少ない液晶が使用されている。前記液
晶による表示媒体2は、ICモジュール30に実装され
たICチップのメモリに接続されている。カード基体に
は、ICカード1のカード基体の周辺に沿ってアンテナ
310が埋設されており、その終端はICチップのアン
テナ接続端子に接続されている。図5に示すICカード
は、接触型非接触型両用カードであるため、外部装置接
続端子30がカードの表面に露出して形成されている。
また、外部端子が形成されている面と同じ表面に表示媒
体に情報を表示するための専用ボタンが形成されてい
る。操作ボタン312は、外部端子の予備端子を経由し
てICチップのVcc端子に接続されている。本実施例
では、操作ボタンは錆びにくいニッケルによる2つの接
点で構成されており、人の指が前記2つの接点に同時に
触れると導通して電力が流れるようになっている。操作
ボタン312によって電源が起動され表示媒体2に表示
情報135が出力される。
【0037】
【発明の効果】補助電源を使用することによりICカー
ドが外部装置と交信中以外でもカードに電力を供給する
ことができ、表示媒体に情報を表示することが可能にな
った。また、本発明は、ICカードが外部装置と交信を
行っている間は、外部装置から供給された電源によって
のみ動作し、補助電源は使用しないようにしたことも特
徴で、このことによって、ICカードの記憶部に対し安
定した電圧で情報を記録することができ、補助電源でこ
れら記録された情報の一部を表示できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補助電源付情報記録媒体の内部構成に
ついて説明するためのブロック図
【図2】非接触ICカードに設けられた周波数切替手段
の構成を示すブロック図
【図3】非接触ICカードに設けられた充電モード切替
手段の構成を示すブロック図
【図4】非接触ICカードのアンテナ内に設けられたア
ンテナ回路と充電回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の補助電源付情報記録媒体の1実施例の
表面平面図である。
【符号の説明】
1 本発明の補助電源付情報記録媒体 2 表示媒体 3 ICチップ 4 外部装置 20 補助電源部 21 電圧検出回路 22、23 スイッチ回路 30 ICモジュール(外部端子) 31 外部端子・アンテナ・操作ボタンなどのインタ
ーフェース部 32 マイクロプロセッサ(CPU) 33 ROM 34 RAM 35 EEPROM 132 表示媒体ドライバ 135 表示情報 201 通信コントローラ内蔵MCU 202 変調回路 211 充電回路 212 受信ゲート 213 復調回路 214 URAT 215 クロック抽出 216 充電解除コマンド照合回路 217 AND回路 218 OR回路 219 リセット回路 220 モード切替 221 リセット受信回路 301 プリスケーラ 302 分周器 303 切替スイッチ 304 発振回路 305 発振子 310 アンテナ(アンテナ回路) 311 外部端子 312 操作ボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目視可能に情報を表示する自己保持可能な
    表示媒体と、接触、および/または非接触方式による通
    信、および、電力供給手段を備えた少なくとも1つのI
    Cチップにアクセスする情報記録媒体であって、 外部装置との通信手段によって電力と、情報の授受を行
    なう場合以外でも情報記録媒体単体で前記ICチップ内
    部の情報の一部を前記表示媒体に表示する補助電源部
    と、操作部を備えたことを特徴とする補助電源付情報記
    録媒体。
  2. 【請求項2】前記補助電源は、充電可能な2次電池であ
    って、前記外部装置との通信手段によって電源と、情報
    の授受を行なう場合は、前記2次電池を無効とし、前記
    外部装置との通信時以外では、前記情報記録媒体単体で
    前記ICチップ内部の情報の一部を前記表示媒体に表示
    可能なように前記2次電池を有効化することを特徴とす
    る請求項1に記載の補助電源付情報記録媒体。
  3. 【請求項3】前記補助電源は、太陽電池であって、前記
    外部装置との通信手段によって電力と、情報の授受を行
    なう場合は、前記太陽電池を無効とし、前記外部装置と
    の通信時以外では、前記情報記録媒体単体で前記ICチ
    ップ内部の情報の一部を前記表示媒体に表示可能なよう
    に前記太陽電池を有効化することを特徴とする請求項1
    に記載の補助電源付情報記録媒体。
  4. 【請求項4】前記充電可能な2次電池は、外部装置によ
    る所定の手続によって前記情報記録媒体に充電可能に接
    続されていることを特徴とする請求項1〜2何れかに記
    載の補助電源付情報記録媒体。
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