JP2003006295A - 車両共用システム - Google Patents

車両共用システム

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JP2003006295A
JP2003006295A JP2001186690A JP2001186690A JP2003006295A JP 2003006295 A JP2003006295 A JP 2003006295A JP 2001186690 A JP2001186690 A JP 2001186690A JP 2001186690 A JP2001186690 A JP 2001186690A JP 2003006295 A JP2003006295 A JP 2003006295A
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Japan
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vehicle
reservation
discount
forwarding
sharing system
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JP2001186690A
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English (en)
Inventor
Miho Kido
美帆 木戸
Junichi Kasai
純一 笠井
Masahiko Iwasaki
雅彦 岩崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両共用システムにおいて、車両の「回送」を
利用者の「利用」に変換する 【解決手段】車両共用システムは、車両に関する情報を
格納する車両テーブルと、予約情報を格納する予約情報
テーブルと、会員が車両を利用するために車両の回送が
必要であるか否かを判定する判定装置と、判定装置にて
車両の回送が必要であると判定されたときに、利用中の
車両を用いて回送を行ってくれる会員の利用料金の割引
率を演算して割引料金を算出する割引料金算出装置と、
車両テーブルから、車両を利用する会員の第1希望条件
を満たす車両を検索する車両検索装置と、車両検索装置
にて検索された車両を利用している会員に対して、割引
料金算出装置にて算出された割引料金にて車両の回送を
行ってくれる会員を募集する告知を行う告知装置を備え
る。これにより、システム運営者側による車両の回送を
利用者の利用に変換する確率が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の貸し出し用
車両を複数の利用者が共用する車両共用システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の貸し出し用車両を利用者の乗車需
要に応じて配車する配車システムとして、特開2000
−67389号公報に記載されているものがある。この
配車システムでは、車両を配置する複数のステーション
における情報を一括して管理し、蓄積された過去の車両
の利用データに基づいて各ステーションの配置車両数を
予測している。車両の需要と配置車両数に過不足が生じ
た時は、他のステーションから車両を回送させるように
している。
【0003】また、特開平10−261034号公報に
記載の「車両共用システムおよび車両在庫管理方法」で
は、車両ごとの貸出し時刻及び返却時刻をデータベース
に記録し、データベースの貸出し記録情報から貸出し車
両の在庫状況を検出する。車両在庫量の時間帯ごとの在
庫量推移を予測し、現在利用中の利用者に対し予定通り
の帰着時刻を督促して、配置車両を予測に合うように車
両を管理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの方法においても、車両の需要と配置車両数と
の間における配車効率を向上させることはできるが、利
用者が乗車していない「回送」の数を減らすことはでき
ない。車両を共用するシステムでは、ステーションの数
が増えると利用者による車両の需要を満たすために、車
両の回送が必要となる。車両の回送は、配車システムの
運営者側が行うために、利益が生じないという問題があ
る。また、省エネルギーの観点からも単なる車両の回送
はエネルギーの無駄使いと言える。
【0005】本発明の目的は、配車システムを運営する
側が行う車両の「回送」を利用者の移動ニーズに合わせ
た「利用」に変換することによって、車両の回送数を低
減する車両共用システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して本発明を説明する。 (1)本発明は複数の会員が車両を共用する車両共用シ
ステムにおいて、車両に関する情報を格納する車両テー
ブルと、予約情報を格納する予約情報テーブルと、会員
が車両を利用するために車両の回送が必要であるか否か
を判定する判定装置と、判定装置にて車両の回送が必要
であると判定されたときに、利用中の車両を用いて回送
を行ってくれる会員の利用料金の割引率を演算して割引
料金を算出する割引料金算出装置と、予約情報テーブル
と車両テーブルに記憶している情報に基づいて、車両を
利用することを予約している会員の第1希望条件を満た
す車両を検索する車両検索装置と、車両検索装置にて検
索された車両を利用している会員に対して、割引料金算
出装置にて算出された割引料金にて車両の回送を行って
くれる会員を募集する告知を行う告知装置を備えること
により、上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の車両共用システム
において、車両検索装置は、第1希望条件を満たす車両
が検索されないときは、第1希望条件に近い条件を満た
す車両を検索することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2にの車両共
用システムにおいて、割引料金算出装置は、車両の回送
をスタッフが行う場合のスタッフの移動時間または移動
距離と、告知を開始してから会員が予約を申し込むまで
に経過した時間とに基づいて前記割引料金を算出するこ
とを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項3の車両共用システム
において、割引料金の割引率は、告知を行ってから時間
が経過するにつれて低くなることを特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの車
両共用システムにおいて、会員に関する情報を格納する
会員テーブルと、予約を入力するための予約受付装置と
をさらに備え、告知装置は予約受付装置の予約画面に行
う告知と、会員テーブルに格納されている会員に関する
情報に基づいて、会員が予め申請していた割引を伴う回
送を利用するための条件が第1希望条件と合致すると判
定した場合に、申請を行っていた会員の所持する端末に
電子メールを送信する告知と、回送車両の出発する基地
となる出発ステーションから所定の範囲内にいる会員の
所持する端末に電子メールを送信する告知と、会員テー
ブルに格納されている会員に関する情報に基づいて、回
送車両の出発ステーションを利用する頻度が高い会員の
所持する端末に電子メールを送信する告知と、現在車両
を利用している会員に対して、車載の双方向通信システ
ムを利用する告知のいずれか、またはそれらの組み合わ
せを含む告知を行うことを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの車
両共用システムにおいて、判定装置は、予約情報テーブ
ルに格納されている予約情報と、出発ステーションに配
置される車両の数とに基づいて、車両の回送の有無を判
断することを特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項6の車両共用システム
において、予約情報には、車両共用システムを運営する
側の都合による予約も含まれることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。 (1)請求項1〜7の発明によれば、判定装置によって
車両の回送が必要であると判定された後、車両の回送を
行ってくれる会員の割引料金を算出し、利用可能性のあ
る会員に対して割引料金にて車両の回送を行ってくれる
会員を募集する告知を行うので、高い確率にて回送を行
ってくれる会員の申し込みがくる。これにより、利益を
伴わない単なる車両の回送を、会員による車両の利用に
変換することができる。さらに、エネルギーの無駄であ
る車両の回送の数を減らすことができ、会員にとって
は、利用料金が割り引かれるというメリットがある。 (2)請求項2の発明によれば、第1希望条件を満たす
車両が検索されない場合でも、第1希望条件に近い条件
の車両を検索するので、車両の回送を会員による車両の
利用に変換する確率を増やすことができる。 (3)請求項3の発明によれば、スタッフの移動時間
や、会員に対する告知を開始してから経過した時間とに
基づいて割引料金を算出することにより、適切な割引料
金を算出することができる。 (4)請求項4の発明によれば、会員に対する告知を開
始してから時間が経過するにつれて、割引料金の割引率
を低下させるので、会員は告知を受けてからできるだけ
早く申し込みをしようとする。これにより、車両共用シ
ステムの運営者側は、スタッフの待機時間を短くするこ
とができ、その後の計画を立てやすくなる。 (5)請求項5の発明は、割引料金を伴う車両の回送を
申し込む可能性の高い会員に対して告知を行うので、高
い確率にて単なる回送を、会員による車両の利用へと変
換することができる。 (6)請求項6の発明は、予約情報と回送車両が出発す
る出発ステーションに配置される車両の数とに基づいて
回送の有無を判定するので、会員に対する告知が必要な
回送を的確に判定することができる。 (7)請求項7の発明によれば、予約情報の中には会員
による予約だけではなく、システム運営者側の都合によ
る予約も含まれる。従って、車両に故障が生じた場合や
スタッフの移動なども考慮して、より的確に回送の有無
を判定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車両共用シ
ステムの一実施の形態の基本構成を示す図である。車両
共用システムは、サーバ1と複数の予約受付装置2とを
接続するローカルエリアネットワークとして構成され
る。予約受付装置2は、LANを介してサーバ1にアク
セスすることができる。サーバ1は、システム全体の管
理機能を有し、会員テーブル3,車両テーブル4,予約
情報テーブル5,スタッフ配置テーブル6,地図データ
ベース7とを備えている。会員テーブル3,車両テーブ
ル4,予約情報テーブル5の間にはリレーションが設定
されており、いずれか1つのテーブルのデータを変更す
ると他のテーブルのデータもそれぞれ変更される。予約
情報テーブル5とスタッフ配置テーブル6との間にもリ
レーションが設定されており、1つのテーブルのデータ
を変更すると他のテーブルのデータも変更される。共用
される複数の車両8は、それぞれサーバ1との双方向通
信システムを備えている。
【0009】車両共用システムを管理する管理センター
のオペレーターは、利用者の予約依頼を受けると予約受
付装置2を用いて予約入力を行う。この操作は、車両を
予約する各利用者が、各個人のコンピュータ端末や携帯
端末からインターネットを介して、自ら予約受付装置2
にアクセスして行うこともできる。
【0010】会員テーブル3には、車両共用システムの
利用者(以下、会員と呼ぶ)の氏名、会員の所属するオ
フィスの住所などの会員の基本情報が格納されている。
また、各会員が1回ごとに車両を利用した走行距離、利
用時間、利用するステーションなどの利用実績情報を格
納するフィールドを有する。過去の利用履歴から、「車
種Aを主に利用する」、「利用するステーションがいつ
も同じである」、「出発時刻に関わらず午後3時までに
は帰ってくる」などの会員の利用情報を記録するフィー
ルドも設けられている。
【0011】車両テーブル4は、車両単位の車種、乗車
定員、帰属ステーションなどの車両に関する情報が格納
されている。この情報には、複数の車種が貸し出されて
いる時は、乗車定員、航続距離、最大積載量などのそれ
ぞれのデータに対して、車種ごとに順位付けを行った情
報も含まれる。車両テーブル4は、車種単位の通算走行
距離、予約の有無と内容、燃料残量、車両の現在位置、
故障中/待機中などの車両の稼働状況の情報を格納する
フィールドを有する。
【0012】予約情報テーブル5は、現在入っている予
約によって、どこのステーションにどの車両が存在する
かといった状況が、時系列でどのように変化するかを推
計するフィールドを有する。これにより、早朝などの起
点となる時刻に車両を配置しておくべき状態と照らし合
わせて、必要な車両の回送を算出することができる。ス
タッフ配置テーブル6は、運営者側のスタッフがいつ、
どこに居て何をするべきかといった計画を保持するフィ
ールドと、スタッフの現在位置と業務内容などの状況を
格納するフィールドと、全てのステーションと全てのス
タッフの待機場所との間を移動するための所要時間のデ
ータベースとを備える。この所要時間のデータベース
は、過去の実績により修正することができる。
【0013】図2は、サーバ1により行われる車両共用
システム全体の制御の制御手順を示すフローチャートで
ある。サーバ1は、1つまたは複数のテーブルにアクセ
スして、設定された抽出条件に従って、必要な情報を取
り出すクエリー(質問式)と呼ばれるオブジェクトを有
する。以下、ステップU100から順に説明する。ステ
ップU100では、予約受付装置2からアクセスを受け
て、車両を利用したい会員の予約の第1希望条件が入力
されたのを確認して、ステップU110に進む。ステッ
プU110では、クエリーにより車両テーブル4を照会
して、会員が利用したい出発ステーションに、入力され
た第1希望条件に適合する車両が存在するか否かを判定
する。第1希望に適合する車両が車両が抽出されると、
サーバ1は予約受付装置2に「予約可能」である旨を出
力する。
【0014】第1希望に適合する車両が抽出されないと
きは、サーバ1はクエリーにより車両テーブル4の所定
のフィールドから取り出した値に所定の計数を乗ずる演
算や、フィールドから取り出したデータ間で論理演算を
実行させて、第1希望条件に近い条件を満たす車両の代
替案を1件、もしくは複数件抽出して予約受付装置2に
出力する。ステップU110にて、第1希望条件に適合
する車両による予約が可能である場合、または第1希望
条件に近い代替案の出力に対し、会員が肯定すればステ
ップU115に進んで予約が成立となる。それ以外の場
合は、ステップU120に進む。ステップU120で
は、予約情報テーブル5にアクセスして他の予約を検索
するとともに、スタッフ配置テーブル6にアクセスして
スタッフの配置を検索して、予約を成立させうる車両の
回送の有無を判定する。
【0015】予約を成立させうる回送車両が存在しない
と判定すると、ステップU125に進む。ステップU1
25では、予約受付装置2に「代替案が無い」旨の表示
を行う。この場合は、予約が不成立となる。予約を成立
させうる回送車両があると判定すると、ステップU13
0に進む。ステップU130では、回送指令を送出す
る。ここでの回送指令とは、車両の回送を利用者の利用
に変換するための様々な演算を行うための指令である。
回送指令を送出するとステップU140に進む。ステッ
プU100からステップU130の回送指令発生までの
流れは、図3のフローチャートを用いて、後に詳細に説
明する。
【0016】ステップU140(割引料金算出装置)で
は、スタッフの代わりに回送を行ってくれる車両の割引
率演算を行う。ステップU140において、サーバ1は
必要に応じてクエリーによりスタッフ配置テーブル6に
アクセスして、スタッフの移動距離や移動時間に応じて
割引率を設定する。この割引率は、スタッフによる「回
送」を会員による車両の「利用」に変換するためのイン
センティブである。割引率の演算が行われると、ステッ
プU150に進む。ステップU150では、割引情報付
きの車両予約を予約情報テーブル5に保持してステップ
U160に進む。ステップU140からステップU15
0までの割引率演算の流れは、図4〜図6を用いて後に
詳しく説明する。
【0017】ステップU160(車両検索装置、告知装
置)では、クエリーにより、会員テーブル3と、車両テ
ーブル4と、予約情報テーブル5と、地図データベース
7とにアクセスして、割引情報付き予約を受容してくれ
そうな会員を検索し、割引情報付き予約を告知する。こ
の割引情報付き予約の告知は、現在車両を利用中の会員
であればサーバ1と車両8との双方向通信システムによ
って行われ、電子メールによる告知を予め許容している
会員に対しては、会員が所持する端末に電子メールを送
信することにより行われる。また、予約受付装置2の予
約受付画面においても割引情報付き予約の一覧表を提示
するという形で告知を行う。割引情報付き予約の告知
後、会員がその予約内容で利用する旨の応募があったと
きは、サーバ1はステップU170にて一番最初に応募
してきた会員の応募を採用する。予約の応募を採用する
と、予約受付端末2における割引情報付き予約の一覧表
など、継続的に告知を行っているときは、その情報を削
除する。ステップU160からステップU170におけ
る割引情報付き予約の会員告知の流れは、図7のフロー
チャートを用いて後に詳しく説明する。
【0018】図3のフローチャートに基づき、車両回送
の発生の流れを説明する。回送発生の流れとは、車両の
「回送」が発生するきっかけが生じて、回送指令が発生
するまでの流れのことである。回送が発生するきっかけ
は2種類ある。一つは、システム運営側の都合であるか
会員の希望であるかに関わらず、車両の利用の予約が申
し込まれたときである。もう一つは、翌朝などの時刻の
起点となる時点において予定している車両配置の状態
と、当日の全車の利用終了後の車両配置が異なっている
ことが判明したときである。
【0019】以下、ステップT100から順に説明して
いく。ステップT100では、会員による車両の予約申
し込みを受け付ける。このステップは、図2のフローチ
ャートのステップU100に対応するものである。次の
ステップT200では、クエリーにより、どのステーシ
ョンにどの車両が存在するかといった状況を時系列で管
理している予約情報テーブル5にアクセスする。その予
約情報テーブル5に情報に基づいて、ステップT100
で申し込まれた予約を受けることで、その日に入力され
ている他の予約に影響を与えないか否かを判定する。他
の予約に影響を与えないと判定するとステップT210
に進む。ステップT210では、ステップT100で申
し込まれた予約を受け付けて、予約情報テーブル5に予
約されたことを格納する。
【0020】サーバ1は、ステップT200の判定を行
うと、ステップT300の判定を行う。すなわち、クエ
リーにより定期的に予約情報テーブル5にアクセスし、
当日の予約による利用が全て終了した時点での車両配置
と、翌朝などの起点となる時点に予定している車両配置
が同じであるか否かを判定する。同じであると判定する
とステップT310に進み、特別な制御は行わず、ステ
ップT300に戻る。ステップT300における判定
は、所定の時間間隔にて行われている。
【0021】ステップT400では、予約受付装置2が
スタッフ側の都合による予約申し込みを受ける。スタッ
フ側の都合とは、例えば、清掃施設のある別のステーシ
ョンに移動したり、車両が故障した場合にその車両の予
約を入れて貸し出しを不可とするといったことである。
スタッフ側の都合による予約を会員の利用予約と区別し
て、「スタッフ予約」と呼ぶ。
【0022】ステップT200からステップT500に
至るまでのフローの流れをまとめておく。ステップT2
00において、会員によって申し込まれた予約を受ける
ことで既に申し込まれている他の予約に影響を与えると
判定したとき、ステップT300にて、当日の予約によ
る車両の利用が全て終了した時点での車両配置が、翌朝
などの起点となる時点に予約している車両配置と同じで
はないと判定したとき、ステップT400にてスタッフ
予約が行われたときに、それぞれステップT500に進
む。すなわち、サーバ1は、ステップT200の判定を
行うとともに、ステップT300とステップT400の
判定を行うための情報を順次取り込んで、上述した条件
を満たす時にステップT500に進む。
【0023】ステップT500では、車両を回送する必
要があると判定して、ステップT510に進む。ステッ
プT510では、クエリーによりどのステーションにど
の車両が存在するかといった状況を時系列で管理してい
る予約情報テーブル5にアクセスして、回送できる可能
性のある車両を検索する。実際には会員がステーション
に配置されている複数の車両の中から任意の車両を選択
することができないような場合でも、予約情報テーブル
5においては、スタッフが営業終了後の車両配置を調整
するために車両を特定したダミー予約を行っていること
がある。従って、回送できる可能性のある車両の検出は
容易である。回送できる車両があると判定するとステッ
プT520に進み、ないと判定するとステップT600
に進む。
【0024】ステップT520では、クエリーにより予
約情報テーブル5にアクセスして、ステップT510で
検出した回送可能な車両が回送に使えるステーションが
あるか否かを判定する。この判定を行うために、車両が
回送時に使用可能な出発ステーションと帰着ステーショ
ンの組み合わせを検索する。使用可能であるか否かはス
テーション間の移動に必要な所用時間と、他に予約され
た車両がステーションを利用するための制約の内容によ
る。このときに検出された車両が使用可能な出発ステー
ションと帰着ステーションとの組み合わせは複数ある。
回送に使える出発ステーションと帰着ステーションがあ
ると判定するとステップT530に進む。出発ステーシ
ョンと帰着ステーションの少なくとも片方が回送に使え
ないと判定するとステップT600に進む。
【0025】ステップT530では、クエリーによりス
タッフ配置テーブル6にアクセスし、車両の回送を行う
ことができるスタッフがいるか否かを判定する。車両の
回送を行うスタッフの数は1人でもよいが、本実施の形
態では、2人一組で行うものとする。回送を行うスタッ
フがいると判定するとステップT700に進み、いない
と判定するとステップT600に進む。ステップT60
0で行う処理は、ステップT500で車両の回送が必要
であると判定されたにも関わらず、その後の判定処理に
より回送ができないと判定された場合に行う処理であ
る。すなわち、会員によって予約が申し込まれた場合に
は、「予約不可」である旨を予約受付装置2に出力す
る。また、翌朝の車両配置のためやスタッフ予約のため
に車両回送が必要となった場合には、営業終了後にスタ
ッフが回送することを決定する。
【0026】ステップT700で行う処理は、ステップ
T510〜ステップT530の条件を満たす場合に行う
処理である。すなわち、会員によって予約が申し込まれ
た場合には、「予約可」である旨を予約受付装置2に出
力する。また、翌朝の車両配置のためやスタッフ予約の
ために車両回送が必要となった場合には、回送指令を出
力する。ステップT700で行う回送指令の出力の処理
は、図2のステップU130で行う処理に対応し、この
後、回送車両の料金の割引率の演算が行われる。
【0027】図4は、回送に使用される車両の料金の割
引率の算出方法(割引料金算出装置)を説明するための
概念図である。料金の割引は絶対的な額ではなく、割引
率を決定することにより行う。これは、車両を利用して
いる占有時間と実走行距離などの2つ以上の要素で決ま
る変動料金制を採用している場合、予定よりも早い帰
着、または遅い帰着があるなど、利用が終了しないと利
用料金が確定しないからである。料金の割引率は、スタ
ッフが回送する場合に待機している場所から回送を行う
出発ステーションまでの距離、または時間(Tm1)
と、スタッフが回送する場合に帰着ステーションからス
タッフの待機場所までの距離、または時間(Tm2)と
の合計(Tm1+Tm2)によって決定する。
【0028】ここで、割引率を決定するパラメータとし
て、距離または時間を用いる際のメリット・デメリット
について考察する。距離をパラメータとする場合は、時
間を考慮することなく単純に計算を行うことができる。
しかし、回送はスタッフの移動も含め車両を用いて行わ
れるので、渋滞などの道路状況に左右されやすいもので
ある。従って、時間が重要なファクターであり、本実施
の形態では時間を割引率を決定するパラメータとして用
いる。移動時間Tm1とTm2の算出に当たっては、最
初にステーションと待機場所の全ての組み合わせについ
て標準時間を設定しておく。以後、実際の往来の記録を
曜日別や時間帯別に蓄積して、設定した標準時間を修正
していけばよい。こうすることにより、信頼性の高いT
m1とTm2を算出することができる。
【0029】割引率の算出方法について説明する。ま
ず、Tm1+Tm2が最大となる組み合わせ、すなわ
ち、スタッフの待機場所と最も離れたステーションを回
送を行うための出発ステーションとし、帰着ステーショ
ンから最も離れた待機場所に戻るような組み合わせを取
りあげる。図4の場合、待機場所aからステーションC
(STN−C)に移動する場合の時間がTm1となり、
ステーションA(STN−A)から待機場所dに移動す
る時間がTm2となる。この組み合わせの時に採用する
割引率(D)を最大割引率(Dmax)として予め値を
決めておく。このDmaxは、スタッフが回送を行えば
2人分の労働工数がかかり、かつ利益が無いところを、
会員が利用する上に利用料を支払ってもらえるわけであ
るから、インセンティブの効果を上げるべくかなり大き
い値としてもよい。割引率は、このDmaxを基準に行
う。すなわち、最大となるTm1+Tm2に対して、実
際に回送を行う時間の割合(%)を算出し、Dmaxに
算出した割合(%)を乗じて算出する。例えば、Dma
xが5割引と決められている場合、実際に回送を行うT
m1+Tm2が、Tm1+Tm2が最大となるときの4
0%の値であれば、Dmax(5割引)×0.4(40
%)の計算より、割引率(D)は2割となる。
【0030】算出した割引率は、会員に対する告知が開
始された直後に予約を入れた場合に適用され、予約を入
れる時間が遅くなるほど割引率は下がる仕組みとする。
これは、なるべく早めに予約を入れてもらうためのイン
センティブである。早めに予約を入れてもらうことによ
り、スタッフが出発時刻ぎりぎりまで待機している必要
もなくなって次の業務に取りかかることができるし、そ
の後の車両配置の計画を立てる時間的余裕も多くなる。
【0031】会員に対する割引付き予約の告知は、回送
を行う出発時刻(Td)からTm1を減じた時刻(Td
−Tm1)まで行う。告知したにも関わらず時刻Td−
Tm1までに会員による予約が入らなければ、スタッフ
による回送を行わなければならない。すなわち、スタッ
フが待機場所から出発ステーションに移動する時間Tm
1を考慮して、会員に対する告知を行う。時刻Td−T
m1において会員による予約が入った場合の割引率は最
低となるが、割引率が0にはならないように、最小割引
率(Dmin)を予め定めておく。割引付き予約の告知
開始直後の割引率(D)から時刻Td−Tm1における
割引率Dminまでの推移は、図5に示すように、時刻
の経過とともに直線的に減少していくようにしてもよい
し、階段状に減少していくようにしてもよい。
【0032】図6は、具体的な割引率の算出方法を説明
するためのフローチャートである。ステップV100か
ら始まる制御は、サーバ1により行われる。ステップV
100では、回送指令を送出してステップV110に進
む。ステップV110では、クエリーによりスタッフ配
置テーブル6にアクセスして、回送を行うための出発ス
テーションから一番遠いスタッフ待機場所を検索する。
検索結果を抽出するとステップV115に進む。ステッ
プV115では、出発ステーションから一番遠いスタッ
フ待機場所に移動するための時間をX分として保持す
る。時間Xを保持するとステップV120に進む。ステ
ップV120では、クエリーによりスタッフ配置テーブ
ル6にアクセスし、帰着ステーションから一番遠いスタ
ッフ待機場所を検索する。検索結果を抽出するとステッ
プV125に進む。ステップV125では、帰着ステー
ションから一番遠いスタッフ待機場所に移動するための
時間をX'分として保持する。時間X'を保持するとステ
ップV130に進む。
【0033】ステップV130では、クエリーによりス
タッフ配置テーブル6にアクセスし、回送を行う予定の
スタッフが実際に出発するスタッフ待機場所を検索す
る。検索結果を抽出するとステップV135に進む。ス
テップV135では、実際にスタッフがいるスタッフ待
機場所から、回送を行うための出発ステーションに移動
するための時間をY分として保持する。時間Yを保持す
るとステップV140に進む。ステップV140では、
クエリーによりスタッフ配置テーブル6にアクセスし、
回送する予定のスタッフが実際に帰着するスタッフ待機
場所を検索する。検索結果を抽出するとステップV14
5に進む。ステップV145では、帰着ステーションか
ら、実際にスタッフが戻るスタッフ待機場所に移動する
ための時間をY'分として保持する。時間Y'を保持する
とステップV150に進む。
【0034】ステップV150では、クエリーにより回
送を行う車両の料金の割引率Dを、次式(1)を用いて
計算する。 D:Dmax=Y+Y':X+X' …(1) 式(1)を変形すると、割引率Dは次式(2)により算
出することができる。 D=Dmax×(Y+Y')/(X+X') …(2) 割引率Dを算出すると、ステップV160に進む。ステ
ップV160では、クエリーによりステップV150で
算出した割引率Dと最小割引率Dminとの間の遷移を
任意の階段状に設定する。例えば、告知開始時の割引率
Dが20%、最小割引率Dminが10%のときに、階
段数を3とすると、 1.告知開始〜時刻((Td−Tm1−告知開始時刻)
/3)までは20%引き 2.時刻((Td−Tm1−告知開始時刻)/3)〜時
刻((Td−Tm1−告知開始時刻)/3*2)までは
15%引き 3.時刻((Td−Tm1−告知開始時刻)/3*2)
〜時刻Td−Tm1までは10%引き とする。階段数は任意に定めることができる。
【0035】割引率Dと最小割引率Dminとの間の遷
移が任意の階段状に設定されたら、ステップV170に
進む。ステップV170では、時刻と割引率がセットに
なった割引情報付きの予約を予約情報の一つとして予約
情報テーブル5に保持する。予約情報を予約情報テーブ
ル5に保持するとステップV180に進む。ステップV
180では、割引情報付きの予約を会員に告知するため
のフローを開始する。
【0036】割引率が設定された回送を会員に告知する
方法について、図7のフローチャートを用いて説明す
る。回送指令を送出すると、ステップS100において
割引情報付きの予約を予約情報テーブル5に保持する。
この処理は、図6のステップV170で行われる処理と
同一の処理である。割引情報付き予約が予約情報テーブ
ル5に保持されることは、割引情報付きの予約を会員に
告知するフローを開始するためのトリガとなる。予約の
告知は、予約を申し込みそうな会員を優先して行う。予
約を申し込みそうな会員を順に上げると、「前もって割
引情報付きの回送を利用したい旨の要望を出している会
員」、「現在共用車両を利用中であり、帰着予定のステ
ーションが回送を行う帰着ステーションと同じである会
員」、「現在共用車両を利用中であり、帰着予定のステ
ーションが回送を行う出発ステーションと同じである会
員」、「いつも利用しているステーションが回送を行う
出発ステーションと同じであるとの情報が会員テーブル
3の属性情報に含まれている会員」、「会員テーブル3
の属性情報に登録されている住所が回送の出発ステーシ
ョンから近い会員」、「会員テーブル3の属性情報に登
録されている携帯電話等の端末が回送を行う出発ステー
ションの付近であることが検出された(=本人が回送を
行う出発ステーションの近くに居る)会員」である。
【0037】告知を行う方法(告知装置)は、現在共用
車両を利用中であれば、サーバ1と車両8との双方向通
信システムによって行い、電子メールによる告知を予め
許容している会員であれば電子メールを配信することに
よって行う。上述した会員に割引情報付き予約の告知を
行った後、予約受付装置2の予約受付画面上に割引情報
付き予約の一覧表を掲載する。
【0038】ステップS100で割引情報付き予約を予
約情報テーブル5に保持するとステップS200に進
む。ステップS200では、サーバ1はクエリーにより
予約情報テーブル5にアクセスして、前もって回送を利
用したい旨の要望を出している会員を検索する。さら
に、検索された複数の会員が要望する条件と回送を行う
ための条件とが一致もしくは近似しているか否かの計算
を行う。回送を行うための条件と一致もしくは近似して
いる条件を要望している会員が存在していると判定する
と、ステップS210に進む。存在していないと判定す
るとステップS230に進む。ステップS210では、
クエリーにより会員テーブル3にアクセスして、ステッ
プS200で回送を行うための条件と一致もしくは近似
している条件を要望している会員が、電子メールでの告
知を許容しているか否かの判定を行う。許容していると
判定するとステップS220に進み、許容していないと
判定するとステップS230に進む。
【0039】ステップS220では、会員が要望する条
件と回送を行うための条件とが一致もしくは近似してい
る会員であって、電子メールでの告知を許容している会
員に対して、回送を行うための条件と要望する条件とを
併記して、割引情報付き予約の告知を電子メールにて送
信する。このとき、電子メールを送信する対象となる会
員が複数人存在する可能性があるが、これらの会員全て
に対して告知を行う。告知を行うとステップS230に
進む。ステップS230では、クエリーにより会員テー
ブル3と車両テーブル4と予約情報テーブル5にそれぞ
れアクセスして、現在共用車両を利用中であり、帰着予
定のステーションが回送を行う帰着ステーションと同じ
である会員を検索する。上述した条件を満たす会員が存
在していると判定するとステップS240に進み、存在
していないと判定するとステップS260に進む。
【0040】ステップS240では、クエリーにより予
約情報テーブル5にアクセスして、ステップS230で
検索した会員が現在利用している共用車両の帰着予定時
刻を調べる。帰着予定時刻が、回送の帰着予定時刻以前
であると判定すると、ステップS250に進み、回送の
帰着予定時刻以後であると判定するとステップS255
に進む。ステップS250では、ステップS230で検
索した会員が現在利用している共用車両8に対して、双
方向通信システムを利用して「予定通りの時刻までに帰
着すると○割引する」旨のメッセージを送信する。割引
率は、図6のフローチャートを用いて算出したものを表
示する。メッセージを受信した車両を利用している会員
は、予定通りの時刻までに帰着して割り引きを受けたい
と思えば、双方向通信システムを利用して承諾する旨の
返事をすることができる。また、何らかの理由により予
定通りの時刻までに帰着できないことが見込まれる場合
など、割引を受けないときは返事をする必要がない。
【0041】ステップS255では、ステップS230
で検索した会員が現在利用している共用車両8に対し
て、双方向通信システムを利用して「回送の帰着時刻ま
でに帰着すると○割引する」旨のメッセージを送信す
る。メッセージを受信した車両を利用している会員は、
予定通りの時刻より早い回送の帰着時刻までに帰着して
割り引きを受けたいと思えば、双方向通信システムを利
用して承諾する旨の返事をすることができる。また、何
らかの理由により予定通りの時刻までに帰着できないこ
とが見込まれる場合など、割引を受けないときは返事を
しなくてもよい。
【0042】ステップS240において、現在利用され
ている共用車両の帰着予定時刻と、回送の帰着予定時刻
との差が大きいときは、告知の対象から外すといったこ
とも考えられる。しかし、過去に行った実験結果による
と、予定していた車両の利用時間よりもかなり短い時間
で終了したケースがある。また、利用者側には、割引付
きの回送システムを利用することは、利用料金が割引し
てもらえるというメリットがある。さらに利益を生まな
い単なる回送を利益の出る会員の利用に変換したいので
あるから、現在利用されている共用車両の帰着予定時刻
と、回送の帰着予定時刻との差が大きい場合にも割引情
報付き予約の告知を行うこととする。
【0043】ステップS250,S255で会員に対し
て割引情報付き予約の告知を行うとステップS260に
進む。ステップS260では、クエリーにより会員テー
ブル3と車両テーブル4と予約情報テーブル5にアクセ
スする。予約情報テーブル5の予約情報テーブル5の予
約情報に基づいて、共用車両を現在利用中の会員の中か
ら、帰着予定のステーションが回送を行う出発ステーシ
ョンと同じである会員を検索する。該当する会員が存在
すると判定するとステップS270に進み、存在しない
と判定するとステップS290に進む。ステップS27
0では、クエリーにより予約情報テーブル5にアクセス
して、ステップS260で検索された会員が現在利用し
ている共用車両の帰着予定時刻を調べる。帰着予定時刻
が回送を行う出発時刻よりも早ければステップS280
に進み、遅ければステップS285に進む。
【0044】ステップS280では、ステップS260
で検索した会員が現在利用している共用車両8に対し
て、双方向通信システムを利用して「予定通りの時刻ま
でに帰着すると○割引する」旨のメッセージを送信す
る。割引率は、図6のフローチャートを用いて算出した
ものを表示する。メッセージを受信した車両を利用して
いる会員は、予定通りの時刻までに帰着して割り引きを
受けたいと思えば、双方向通信システムを利用して承諾
する旨の返事をすることができる。また、何らかの理由
により予定通りの時刻までに帰着できないことが見込ま
れる場合など、割引を受けないときは返事をする必要が
ない。
【0045】ステップS285では、ステップS260
で検索した会員が現在利用している共用車両8に対し
て、双方向通信システムを利用して「回送の出発時刻ま
でに帰着すると○割引する」旨のメッセージを送信す
る。メッセージを受信した車両を利用している会員は、
予定通りの時刻より早い回送の出発時刻までに帰着して
割り引きを受けたいと思えば、双方向通信システムを利
用して承諾する旨の返事をすることができる。また、何
らかの理由により予定通りの時刻までに帰着できないこ
とが見込まれる場合など、割引を受けないときは返事を
しなくてもよい。ステップS270にて、現在利用され
ている共用車両の帰着予定時刻と、回送を行う出発予定
時刻との差が大きい場合にも割引情報付き予約の告知を
行うのは、ステップS240と同様の理由による。
【0046】ステップS280,S285で会員に対し
て割引情報付き予約の告知を行うとステップS290に
進む。ステップS290では、クエリーにより会員テー
ブル3にアクセスする。会員テーブル3の会員情報に基
づいて、回送を行う出発ステーションの利用頻度が所定
の値よりも高い会員の中から、電子メールによる予約告
知を許容している会員を検索する。該当する会員が存在
すると判定するとステップS300に進み、存在しない
と判定するとステップS310に進む。ステップS30
0では、ステップS290で検索された会員に対して、
「回送を行う出発ステーションを利用する頻度が高いた
めに選抜された」旨の記述と、回送の条件を併記した電
子メールを送信して、割引情報付き予約の告知を行う。
ステップS290において、該当する会員が複数存在す
る時は、該当する全ての会員に対して告知を行う。告知
を行うとステップS310に進む。
【0047】ステップS310では、クエリーにより会
員テーブル3にアクセスする。会員テーブル3の会員情
報に基づいて、会員属性情報の一つである会員の住所が
回送の出発ステーションから所定の範囲内である会員の
中から、電子メールによる回送の告知を許容している会
員を検索する。該当する会員が存在すると判定するとス
テップS320に進み、存在しないと判定するとステッ
プS330に進む。ステップS320では、ステップS
310で検索した該当会員に対して、「回送を行う出発
ステーションの近くに登録された住所があるので選抜さ
れた」旨の記述と、回送の条件を併記した電子メールを
送信して、割引情報付き予約の告知を行う。ステップS
310において、該当する会員が複数存在する時は、該
当する全ての会員に対して告知を行う。告知を行うとス
テップS330に進む。
【0048】ステップS330では、地図データベース
7にアクセスして、回送を行う出発ステーションに来ら
れる距離である任意の範囲を設定する。範囲を設定する
とステップS340に進む。ステップS340では、ク
エリーにより会員テーブル3にアクセスして、電子メー
ルによる告知を許容している会員を検索する。該当する
会員が存在すると判定するとステップS350に進み、
存在しないと判定するとステップS370に進む。ステ
ップS350では、クエリーによりステップS330で
設定した範囲内に存在し、ステップS340で検索した
該当会員が所持する携帯端末を検索する。サーバ1は、
該当する携帯端末の検索を行うにあたり、GPSと携帯
端末を利用した位置情報サービスを利用する。このサー
ビスを利用することにより、障害物の多い場所やビルの
中にある携帯端末を持った会員を検出することができ
る。
【0049】ステップS350において、該当する携帯
端末があると判定するとステップS360に進み、ない
と判定するとステップS370に進む。ステップS36
0では、ステップS350で該当すると判定された会員
の携帯端末に対して、「回送を行う出発ステーションの
近くに現在いるので選抜された」旨の記述と回送の条件
とを併記した電子メールを送信して、割引情報付き予約
の告知を行う。ステップS350において、該当する会
員が複数存在する時は、該当する全ての会員に対して告
知を行う。告知を行うとステップS370に進む。
【0050】ステップS370では、予約受付装置2に
割引情報付き予約を一覧表示する告知を行う。会員は、
各個人が所有するコンピュータや携帯端末からインター
ネットを介して予約受付装置2にアクセスして自分で予
約を申し込むことができる。割引情報付き予約の一覧表
示は、予約受付装置2にアクセスしたときに最初に表示
されるトップページと呼ばれる画面、または割引情報付
き予約の一覧表示画面に、現在告知を行っている全ての
回送を一覧表に掲載して行う。割引情報付き予約の一覧
表示画面は、トップページからボタン一つでアクセスす
ることができる。
【0051】各々の回送に付属する情報には、出発ステ
ーション、出発時刻、帰着ステーション、帰着時刻、割
引率などが含まれる。出発時刻は、「x時x分以降、y
時y分までに出発」、「現在時刻以降、y時y分までに
出発」などというように、ある程度の幅を持たせたもの
とする。同様に、帰着時刻も、「z時z分以降、w時w
分までに帰着」、「現在時刻以降、w時w分までに帰
着」と表示する。
【0052】ステップS370において、予約受付装置
2に一覧表示による告知を行うとステップS380に進
む。ステップS380では、会員による予約申し込みが
あったか否かを判定する。予約受付装置2にアクセスし
た会員は、複数掲載されている回送のうちの希望する1
件を選択することができるボタンを押すことによって予
約を申し込むことができる。希望する条件に見合うもの
がなければ、予約をしなくてもよい。予約申し込みがあ
ると判定するとステップS390に進み、無いと判定す
るとステップS500に進む。ステップS500では、
スタッフが回送を行うことを決定する。
【0053】ステップS390では、クエリーにより最
初に申し込みをした会員の予約を成立させる。予約が成
立することにより、単なる「回送」が会員による共用車
両の「利用」に変換されることになる。予約を成立させ
るとステップS400に進む。ステップS400では、
クエリーにより予約が成立した回送の告知情報を全て削
除する。ステップS370で予約受付装置2を用いて一
覧表示したものに対しては、見やすさなどを考慮して情
報の削除ではなく、「済」の印を付けても良い。
【0054】なお、ステップS100において割引情報
付き予約を予約情報テーブル5に保持するが、これによ
り第1希望条件に合致する条件の車両が見つからない時
でも、代替案を提示することができる。すなわち、サー
バ1は、予約受付装置2に予約の第1希望条件が入力さ
れたが、車両テーブル4に含まれている情報を照会した
時に適合する車両を抽出することができない場合には、
第1希望条件に近い代替案を1件以上抽出する。抽出し
た代替案は、予約受付装置2に出力して表示する。第1
希望条件と近似する条件の代替案を抽出するための条件
式は予め定めておく。
【0055】代替案の各々の情報には、出発ステーショ
ン、出発時刻、帰着ステーション、帰着時刻、回送を行
う場合の割引率などが含まれている。出発時刻、帰着時
刻の表示方法などについては、第1希望条件に関する情
報を提示する場合と同じである。代替案が予約受付装置
2に表示されると、会員は代替案を含む複数掲載されて
いる回送のうちの希望する1件を選択することができる
ボタンを押すことによって予約を申し込むことができ
る。
【0056】以上、本発明による車両共用システムによ
れば、運営者側には利益をもたらすことがなく、省エネ
ルギーの観点からも減らしたい「回送」を、会員の移動
ニーズに合わせた「利用」に変換することができる。こ
れにより、会員にとっては利用料金が安くなるというメ
リットがあり、運営者側にはスタッフによる利益を生ま
ない回送の数を減らすことができる。また、割引情報付
き予約の存在を多様な手段により会員に告知するので、
単なる「回送」を会員による共用車両の「利用」に変換
できる割合が高くなる。なお、本発明が上述した実施の
形態に限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両共用システムの一実施の形態
の基本構成を示す図
【図2】本発明による車両共用システムのサーバが行う
一実施の形態の制御システム全体のフローチャート
【図3】サーバが回送指令を送出するまでの制御手順を
示す一実施の形態のフローチャート
【図4】本発明による車両共用システムで用いられる割
引率の算出方法を示す概念図
【図5】割引率と割引情報付き予約の告知を開始してか
らの時間経過との関係を示す図
【図6】割引率の算出手順を示すフローチャート
【図7】割引情報付き予約の告知を行う制御手順を示す
フローチャート
【符号の説明】
1…サーバ、2…予約受付装置、3…会員テーブル、4
…車両テーブル、5…予約情報テーブル、6…スタッフ
配置テーブル、7…地図データベース、8…車両
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月12日(2001.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第1希望に適合する車両が抽出されないと
きは、サーバ1はクエリーにより車両テーブル4の所定
のフィールドから取り出した値に所定の係数を乗ずる演
算や、フィールドから取り出したデータ間で論理演算を
実行させて、第1希望条件に近い条件を満たす車両の代
替案を1件、もしくは複数件抽出して予約受付装置2に
出力する。ステップU110にて、第1希望条件に適合
する車両による予約が可能である場合、または第1希望
条件に近い代替案の出力に対し、会員が肯定すればステ
ップU115に進んで予約が成立となる。それ以外の場
合は、ステップU120に進む。ステップU120で
は、予約情報テーブル5にアクセスして他の予約を検索
するとともに、スタッフ配置テーブル6にアクセスして
スタッフの配置を検索して、予約を成立させうる車両の
回送の有無を判定する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 雅彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB15 FF10 FF13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の利用者(以下、会員と呼ぶ)が車両
    を共用する車両共用システムにおいて、 車両に関する情報を格納する車両テーブルと、 予約内容に関する情報(以下、予約情報と呼ぶ)を格納
    する予約情報テーブルと、 会員が車両を利用するために車両の回送が必要であるか
    否かを判定する判定装置と、 前記判定装置にて車両の回送が必要であると判定された
    ときに、利用中の車両を用いて回送を行ってくれる会員
    の利用料金の割引率を演算して割引料金を算出する割引
    料金算出装置と、 前記予約情報テーブルと前記車両テーブルに記憶してい
    る情報に基づいて、車両を利用することを予約している
    会員の第1希望条件を満たす車両を検索する車両検索装
    置と、 前記車両検索装置にて検索された車両を利用している会
    員に対して、前記割引料金算出装置にて算出された割引
    料金にて車両の回送を行ってくれる会員を募集する告知
    を行う告知装置を備えることを特徴とする車両共用シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両共用システムにおい
    て、 前記車両検索装置は、前記第1希望条件を満たす車両が
    検索されないときは、前記第1希望条件に近い条件を満
    たす車両を検索することを特徴とする車両共用システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の車両共用システ
    ムにおいて、 前記割引料金算出装置は、前記車両の回送をスタッフが
    行う場合のスタッフの移動時間または移動距離と、前記
    告知を開始してから会員が予約を申し込むまでに経過し
    た時間とに基づいて前記割引料金を算出することを特徴
    とする車両共用システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両共用システムにおい
    て、 前記割引料金の割引率は、前記告知を行ってから時間が
    経過するにつれて低くなることを特徴とする車両共用シ
    ステム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の車両共用
    システムにおいて、 会員に関する情報を格納する会員テーブルと、 予約を入力するための予約受付装置とをさらに備え、 前記告知装置は、 前記予約受付装置の予約画面に行う告知と、 前記会員テーブルに格納されている会員に関する情報に
    基づいて、会員が予め申請していた割引を伴う回送を利
    用するための条件が前記第1希望条件と合致すると判定
    した場合に、前記申請を行っていた会員の所持する端末
    に電子メールを送信する告知と、 前記回送車両の出発する基地となる出発ステーションか
    ら所定の範囲内にいる会員の所持する端末に電子メール
    を送信する告知と、 前記会員テーブルに格納されている会員に関する情報に
    基づいて、前記回送車両の出発ステーションを利用する
    頻度が高い会員の所持する端末に電子メールを送信する
    告知と、 現在車両を利用している会員に対して、車載の双方向通
    信システムを利用する告知のいずれか、またはそれらの
    組み合わせを含む告知を行うことを特徴とする車両共用
    システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の車両共用
    システムにおいて、 前記判定装置は、前記予約情報テーブルに格納されてい
    る予約情報と、前記出発ステーションに配置される車両
    の数とに基づいて、前記車両の回送の有無を判断するこ
    とを特徴とする車両共用システム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の車両共用システムにおい
    て、 前記予約情報には、車両共用システムを運営する側の都
    合による予約も含まれることを特徴とする車両共用シス
    テム。
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