JP2003005712A - 表示装置及び表示パネルの駆動方法 - Google Patents

表示装置及び表示パネルの駆動方法

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JP2003005712A
JP2003005712A JP2001184854A JP2001184854A JP2003005712A JP 2003005712 A JP2003005712 A JP 2003005712A JP 2001184854 A JP2001184854 A JP 2001184854A JP 2001184854 A JP2001184854 A JP 2001184854A JP 2003005712 A JP2003005712 A JP 2003005712A
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current
display panel
cathode
estimated
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JP2001184854A
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Koji Ogusu
幸治 小楠
Takashi Hanaki
孝史 花木
Naoki Matsumoto
直樹 松本
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Denso Corp
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0223Compensation for problems related to R-C delay and attenuation in electrodes of matrix panels, e.g. in gate electrodes or on-substrate video signal electrodes

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  • Control Of El Displays (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線に引出し電極部を有する表示パネルに
生じる輝度むらを極力抑制することができる表示装置を
提供する。 【解決手段】 表示装置25の電圧降下推定部22は、
表示パネル1のEL素子2を発光させる場合、陰極線4
の透明電極10において発生する電圧降下VR を、画像
データを参照し各陰極線4毎の発光素子数xに基づいて
推定し、パルス幅算出部23は、推定された電圧降下V
R に基づいて陽極側から陰極側に供給される駆動電流I
の供給量をパルス幅PWにより設定し、制御信号発生部
24は、設定された供給量の駆動電流IをドライバIC
8,9に供給させる。具体的には、推定された電圧降下
VR が大きくなるに従って、駆動電流Iの供給量が時間
積分的に多くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置される複数の発光素子を備えた表示パネルに画像を表
示させる表示装置、並びに表示パネルの駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平9−232074
号公報に開示されている従来の有機EL(Electro Lumin
ecence) 素子を用いた表示パネルの駆動方式を示す。表
示パネル1において、複数のEL素子2は、複数の陽極
線3(1)〜3(m,例えば256)と複数の陰極線4
(1)〜4(n,例えば64)との交点にマトリクス状
に配置されている。
【0003】そして、陽極線3または陰極線4の何れか
一方(例えば陰極線4)を、一定周期で走査スイッチ5
(1)〜5(n)を切替えて順次グランドに接続するよ
うに走査すると共に、その走査周期に同期して、他方
(例えば陽極線3)駆動スイッチ6(1)〜6(m)を
切替えて電流源7(1)〜7(n)に順次接続すること
で任意の交点位置のEL素子2を発光させるようにして
いる。尚、走査スイッチ5(1)〜5(n)は走査ドラ
イバIC9として構成されており、駆動スイッチ6
(1)〜6(m)及び電流源7(1)〜7(m)は、信
号ドライバIC8として構成されている。
【0004】例えば、EL素子2(1,1)と、EL素
子2(1,2)とを発光させる場合には、図8に示すよ
うに、走査スイッチ5(1)をグランド側に切り換えて
陰極線4(1)をグランド電位に設定すると共に、駆動
スイッチ6(1),6(2)を電流源7(1),7
(2)側に切り換えると共に、駆動スイッチ6(3)〜
6(256)をグランド側に切り換える。すると、EL
素子2(1,1)及び2(1,2)のみに駆動電流が供
給されて発光するようになる。
【0005】斯様な走査スイッチ5及び駆動スイッチ6
の切替えを高速で繰り返して任意の位置のEL素子2を
発光させ、人間の目には複数のEL素子2が同時に発光
しているように視認させることで表示パネル1に画像デ
ータを表示させるようにしている。また、非選択の陰極
線4(2)〜4(64)には、電源電圧と同電位の逆バ
イアス電圧Vccを印加することで、その他のEL素子2
が誤発光することを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯様な構成
の表示パネル1では、構造上陰極線4の取り出し部分
(走査スイッチ5の手前部分)、即ち引き出し電極部分
に透明電極10(1)〜10(64)を用いている。透
明電極10は比較的大きな抵抗成分を有しており、図8
では抵抗のシンボルで示している。従って、1つの陰極
線4上において同時に発光するEL素子2の数が異なる
場合には、透明電極10の抵抗成分Rにおいて生じる電
圧降下量が異なる。
【0007】例えば、電流源7の駆動電流値Iであると
すると、EL素子2が1個だけ発光する場合の電圧降下
VR はRIであるが、一列全てのEL素子2が256個
発光する場合の電圧降下VR は256RIとなる。具体
数値例を挙げると、 電流値I=500μA,抵抗R=50Ω であるとすれば、電圧降下VR は0V〜6.4Vの範囲
で変動することになる。
【0008】また、図9は、電流源7の詳細な電気的構
成を示すものである。即ち、電流源7は、2つのトラン
ジスタ11,12を中心とするカレントミラー回路で構
成されるが、トランジスタ11,12の特性上、負荷抵
抗13の抵抗値等によって電流値Iが多少変動すること
がある。
【0009】本発明の発明者らは、図9の構成の電流源
7について負荷抵抗13による電圧降下VR の大きさと
電流値Iの関係を実測した結果、図10に示すように、
電圧降下VR が大となるにつれて電流値Iが低下する傾
向にあることを見出した。
【0010】EL素子2は電流値に比例した輝度で発光
するため、電流源7の出力電流値Iが変動するとEL素
子2の発光輝度が変動することになる。その結果、例え
ば図11に示すように、表示パネル1に表示面積が異な
る3つの帯状パターンA,B,Cを表示させると、表示
面積が大きいパターンAでは電圧降下VR が大きくなる
ことから駆動電流値Iが減少し、EL素子2の発光輝度
が比較的小さくなる。一方、表示面積が小さいパターン
Cでは電圧降下VR が小さいことから駆動電流値Iは減
少せず、EL素子2の発光輝度は大きくなる。尚、図1
1のパターンB,Cでは、輝度の低下をハッチングの粗
密によって表している。斯様にして表示パネル1に所謂
輝度むらが発生するという問題があった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、陰極線に引出し電極部を有する表示
パネルに生じる輝度むらを極力抑制することができる表
示装置、及び表示パネルの駆動方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の表示装置
によれば、電圧降下推定部は、表示パネルの発光素子を
発光させる場合に、陰極線の引出し電極部において発生
する電圧降下を推定する。そして、電流量設定部は、電
圧降下推定部により推定された電圧降下に基づいて陽極
側から陰極側に供給される駆動電流の供給量を設定し、
制御部は、設定された供給量の駆動電流を陽極側及び陰
極側駆動部に供給させる。
【0013】即ち、推定した電圧降下の大きさに基づい
て、陽極及び陰極を介して表示パネルの発光素子に供給
される駆動電流値を補正することで、表示パネルに発生
する輝度むらを補正することが可能となる。従って、表
示パネルによる画像表示をより高品位に行うことができ
る。
【0014】請求項2記載の表示装置によれば、電流量
設定部は、電圧降下推定部により推定された電圧降下が
大きくなるに従って、駆動電流の供給量が多くなるよう
に設定する。即ち、一般に、電流源より供給される電流
は負荷において発生する電圧降下が大きくなると減少す
る傾向を示すので、その減少を補うようにして駆動電流
の供給量を増加させることで、輝度の低下を補正し表示
パネルの輝度むらを確実に抑制することができる。
【0015】請求項3記載の表示装置によれば、駆動部
を、駆動電流の供給時間を変化可能に構成し、電流量設
定部は、推定された電圧降下に基づいて前記供給時間を
設定する。即ち、駆動電流の供給量は、電流値と電流供
給時間との積として表されるので、制御部が設定に応じ
て駆動電流の供給時間を変化させることで供給量を制御
することができる。
【0016】請求項4記載の表示装置によれば、駆動部
を、駆動電流の電流値を変化可能に構成し、電流量設定
部は、推定された電圧降下に基づいて前記電流値を設定
する。従って、制御部が設定に応じて駆動電流値を変化
させることで、請求項3と同様の効果が得られる。
【0017】請求項5記載の表示装置によれば、陽極線
を、陽極側駆動部により画像データに応じて電流源が接
続される信号線とし、陰極線を、陰極側駆動部により所
定電位に設定されることで走査が行われる走査線とす
る。一般に、走査線側における走査制御は、走査周期毎
に各走査線を順次設定電位に切り換えることで行うよう
になっている。従って、陰極側で走査制御を行うように
すれば、その走査制御の周期に同期して、各陰極線にお
ける電圧降下の推定を容易に行うことが可能となる。
【0018】請求項6記載の表示装置によれば、電圧降
下推定部は、電圧降下の推定を、各走査線に関する画像
データに基づいて行う。即ち、前記画像データによれ
ば、各走査線上に位置する複数の発光素子の発光状態を
把握することができるので、その発光状態に基づいて電
圧降下の推定を良好に行うことができる。
【0019】請求項7記載の表示装置によれば、電圧降
下推定部は、電圧降下を、各走査線における発光素子数
に比例させて推定する。即ち、各走査線に供給される駆
動電流の総量は、走査線上の発光素子に対する電流源の
接続数、即ち発光素子数に比例して増加するので、電圧
降下の推定を容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。
尚、図8及び図9と同一部分には同一符号を付して説明
を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。電気
的構成を示す図1において、本実施例の構成は、表示パ
ネル1を駆動する走査ドライバIC9及び信号ドライバ
IC8に対して制御信号を出力する制御IC21を加え
たものである。
【0021】制御IC21は、マイクロコンピュータな
どで構成されるもので、その機能をブロック化して表し
た電圧降下推定部22,パルス幅算出部(電流量設定
部)23及び制御信号発生部(制御部)24を備えてい
る。電圧降下推定部22は、外部より与えられる画像デ
ータ信号に基づいて、表示パネル1の陰極線3に用いら
れている透明電極(引出し電極部)10の抵抗成分Rに
おいて生じる電圧降下VR を推定する。
【0022】パルス幅算出部23は、電圧降下推定部2
2によって推定された電圧降下VRに基づいて制御信号
のパルス幅を算出し、パルス幅信号PWとして制御信号
発生部24に出力するようになっている。そして、制御
信号発生部24は、画像データ信号とパルス幅信号PW
とを合成した制御信号DA1〜DA256,DB1〜DB64 を信
号ドライバIC(陽極側駆動部)8及び走査ドライバI
C(陰極側駆動部)9に対して夫々出力する。尚、表示
パネル1,ドライバIC8及び9,並びに制御IC21
が表示装置25を構成している。
【0023】次に、本実施例の作用について図2及び図
3をも参照して説明する。図2は、制御IC21がドラ
イバIC8及び9に対して出力する制御信号DA1〜DA2
56,DB1〜DB64 の一例を示すタイミングチャートであ
る。制御信号DB1〜DB64 は、各信号が1フレーム内に
おいて順次ロウレベルとなるように走査ドライバIC9
に出力され、陰極線4(1)〜4(64)を順次1本ず
つグランドレベルに設定する。
【0024】一方、制御信号DA1〜DA256は、画像デー
タ信号に応じて、各陰極線(走査線)4上にある256
個のEL素子(発光素子)2のうち発光させる素子2に
対応するものをハイレベルとして駆動ドライバIC8に
出力することで、対応する陽極線(信号線)3(1)〜
3(256)に電流源7の駆動電流を供給させる。
【0025】例えば、“第1ライン(陰極線4(1))
選択”の期間では、制御信号DB1のみがロウレベルとな
り、陰極線4(1)上にある256個のEL素子2を全
て発光させる画像データであるため、制御信号DA1〜D
A256は全てハイレベルとなっている。次の“第2ライン
選択”の期間では、制御信号DB2のみがロウレベルとな
り、陰極線4(2)上にある128個のEL素子2
(1,1)〜2(1,128)を発光させる画像データ
であるため、制御信号DA1〜DA128だけがハイレベルと
なってる。その次の“第3ライン選択”の期間では、制
御信号DB3のみがロウレベルとなり、陰極線4(3)上
にある1個のEL素子2(1,1)を発光させる画像デ
ータであるため、制御信号DA1だけがハイレベルとなっ
てる。
【0026】この時、電圧降下推定部22は、各ライン
選択期間の冒頭において、画像データA1 〜A256 より
各ライン毎に発行させるEL素子2の数xを求めて電圧
降下VR を推定し、パルス幅算出部23に出力する。電
圧降下VR の推定は、(1)式によって行う。 VR =R×I×x …(1) 尚、透明電極10の抵抗成分Rは表示パネル1の設計段
階で得ることができる。そして、パルス幅算出部23
は、電圧降下VR に応じて駆動電流の供給時間を制御す
るため、推定された電圧降下VR に基づいて例えば図3
に示すテーブルを参照することで制御信号のパルス幅を
算出する。そして、パルス幅信号PWを制御信号発生部
24に出力する。
【0027】すると、制御信号発生部24は、制御信号
DB1〜DB64 を走査ドライバIC9に出力すると共に、
画像データ信号とパルス幅信号PWとを合成した制御信
号DA1〜DA256を信号ドライバIC8に出力する。
【0028】ここで、図2に示すように、アクティブと
なる制御信号DA1〜DA256のパルス幅は、パルス幅信号
PWによって規定される。256個のEL素子2が全て
発光する“第1ライン選択”の期間では電圧降下VR が
最大となることから、制御信号DA1〜DA256のパルス幅
を最大とすることで陰極線4(1)に供給する電流量を
積分的に増加させる。また、1個のEL素子2が発光す
る“第3ライン選択”の期間では電圧降下VR は最小と
なるので、制御信号DA1のパルス幅を最小とし、陰極線
4(3)に供給する電流量を減少させ、128個のEL
素子2が発光する“第2ライン選択”の期間では、制御
信号DA1〜DA128のパルス幅を両者の間に設定する。
【0029】即ち、EL素子2の発光輝度は電流の供給
量(駆動電流Iの電流値とその通電時間との積)に比例
するので、制御信号DA1〜DA256のパルス幅を変化させ
ることで通電時間を変化させ、駆動電流Iの供給量を時
間積分的に変化させるようにしている。従って、陰極線
4(1)〜4(64)毎にEL素子2の発光数が異なる
場合でも夫々の発光輝度がほぼ等しくなるように調整さ
れる。
【0030】以上のように本実施例によれば、表示装置
25の電圧降下推定部22は、表示パネル1のEL素子
2を発光させる場合、陰極線4の透明電極10において
発生する電圧降下VR を画像データを参照し各陰極線4
毎の発光素子数xに基づいて推定する。そして、パルス
幅算出部23は、推定された電圧降下VR に基づいて陽
極3側から陰極4側に供給される駆動電流Iの供給量を
パルス幅PWにより設定し、制御信号発生部24は、設
定された供給量の駆動電流IをドライバIC8,9に供
給させる。具体的には、推定された電圧降下VR が大き
くなるに従って、駆動電流Iの供給量が時間積分的に多
くなるように設定した。
【0031】即ち、推定した電圧降下VR の大きさに基
づいてEL素子2に供給される駆動電流Iを補正するの
で、電流源7より供給される駆動電流Iが電圧降下VR
により減少することを補うように電流供給量を設定する
ことで、輝度の低下を補正し表示パネル1の輝度むらを
確実に抑制することができ、表示パネル1による画像表
示をより高品位に行うことができる。そして、電圧降下
VR を、画像データより得られるEL素子2の発光数x
に基づいて容易に推定することができる。
【0032】また、本実施例によれば、陽極線3を、信
号ドライバIC8により画像データに応じて電流源7が
接続される信号線とし、陰極線4を、走査ドライバIC
9により順次グランド電位に設定されることで走査が行
われる走査線とするので、走査制御の周期に同期して、
各陰極線4における電圧降下VR の推定を容易に行うこ
とができる。
【0033】(第2実施例)図4及び図5は本発明の第
2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。図4に示す第2実施例の構成では、第
1実施例における制御IC21を構成するパルス幅算出
部23が削除されており、制御信号発生部24は、制御
信号発生部(電流量設定部,制御部)26に置き換えら
れて制御IC27が構成されている。 また、信号ドラ
イバIC8は、信号ドライバIC(陽極側駆動部)28
に置き換えられており、制御信号発生部26は、信号ド
ライバIC28に対して電流制御信号SICを出力するよ
うになっている。信号ドライバIC28は、例えば、複
数の単位電流源を並列に接続可能とすることで駆動電流
Iの電流値が可変に構成されている電流源29を備えて
おり、その電流値は、電流制御信号SICに応じて可変設
定されるように構成されている。その他の構成は第1実
施例と同様であり、以上が表示装置30を構成してい
る。
【0034】次に、第2実施例の作用について図5をも
参照して説明する。図5は、制御信号発生部26が参照
するテーブルであり、電圧降下推定部22によって推定
された電圧降下VR と駆動電流Iの設定電流値との関係
を示すものである。即ち、第1実施例のパルス幅PWに
代えて、制御信号発生部26が電圧降下VR に応じて駆
動電流Iの設定電流値を求め、電流制御信号SICとして
信号ドライバIC28に出力する。すると、信号ドライ
バIC28は、電流制御信号SICに応じて電流源29よ
り供給される駆動電流Iの電流値を可変設定する。ま
た、制御信号DA1〜DA256のパルス幅は、第1実施例と
は異なり一定で出力される。
【0035】以上のように第2実施例によれば、信号ド
ライバIC28を、駆動電流Iの電流値が可変となるよ
うに構成し、制御信号発生部26が出力する電流制御信
号SICによりその電流値を設定するので、駆動電流Iの
供給量を変化させることができ、第1実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0036】(第3実施例)図6及び図7は本発明の第
3実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。図6に示す第3実施例の構成では、第
1実施例における制御IC21を構成する電圧降下推定
部22及びパルス幅算出部23が削除されており、制御
信号発生部24は、制御信号発生部(電圧降下推定部,
電流量設定部,制御部)31に置き換えられて制御IC
32が構成されている。その他の構成は第1実施例と同
様であり、以上が表示装置33を構成している。
【0037】次に、第3実施例の作用について図7をも
参照して説明する。図8は、制御信号発生部31が参照
するテーブルであり、EL素子2の発光素子数xとパル
ス幅PWとの関係をダイレクトにマッピングしたもので
ある。即ち、第1実施例では、電圧降下VR を(1)式
により演算したが、駆動電流値Iと抵抗Rは固定値であ
るから、(1)式による演算を予め行っておくことで発
光素子数xと電圧降下VR →パルス幅PWとを直接対応
させることができる。
【0038】そして、制御信号発生部31は、第1実施
例における電圧降下推定部22及びパルス幅算出部23
としての機能を有しており、第1実施例の電圧降下推定
部22と同様に、各ライン選択期間の冒頭において、画
像データA1 〜A256 より各ライン毎に発行させるEL
素子2の数xを求めると(この場合、xを電圧降下に対
応する数値と見る)、図8に示すテーブルからパルス幅
PWを得る。そして、制御信号発生部31は、第1実施
例と同様に、パルス幅PWに応じてた制御信号DA1〜D
A256を信号ドライバIC8に出力する。
【0039】以上のように第3実施例によれば、制御信
号発生部31は、EL素子2の発光素子数xを求める
と、その発光素子数xに比例させてパルス幅PWを直接
求めるようにしたので、制御信号DA1〜DA256のパルス
幅制御をより容易に行うことができる。
【0040】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。電圧降下VR の推定を、テーブルを
参照することに代えて(1)式のようにxに比例定数を
乗じる演算によって求めても良い。陽極,陰極と、信号
線,走査線との関係は、逆であっても良い。表示パネル
を構成する発光素子は、EL素子に限ることなく、陰極
線の引出し電極部において電圧降下が発生することが推
定される構成となるものであれば何でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、表示装置の電気的
構成を示す機能ブロック図
【図2】制御ICがドライバに対して出力する制御信号
の一例を示すタイミングチャート
【図3】陰極の透明電極部における電圧降下VR とパル
ス幅PWとの関係を示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】電圧降下VR と設定電流値SICとの関係を示す
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】発光素子数xとパルス幅PWとの関係を示す図
【図8】従来の表示パネルの電気的構成を示す図
【図9】ドライバICを構成する電流源の電気的構成を
示す図
【図10】陰極の透明電極部における電圧降下VR と陰
極に流れる駆動電流との関係を示す図
【図11】表示パネルに表示面積が異なる3つの帯状パ
ターンA,B,Cを表示させた場合に発生する輝度差を
説明する図
【符号の説明】
1は表示パネル、3は陽極線(信号線)、4は陰極線
(走査線)、7は電流源、8は信号ドライバIC(陽極
側駆動部)、9は走査ドライバIC(陰極側駆動部)、
10は透明電極(引出し電極部)、22は電圧降下推定
部、23はパルス幅算出部(電流量設定部)、24は制
御信号発生部(制御部)、25は表示装置、26は制御
信号発生部(電流量設定部,制御部)、28は信号ドラ
イバIC(陽極側駆動部)、29は電流源、30は表示
装置、31は制御信号発生部(電圧降下推定部,電流量
設定部,制御部)、33は表示装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/08 H05B 33/08 33/14 33/14 A (72)発明者 松本 直樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB17 BA06 DA01 DB03 EB00 GA04 5C080 AA06 BB05 DD05 EE28 JJ02 JJ03 JJ05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の陽極線と複数の陰極線との各交点
    にマトリクス状に配置される複数の発光素子を備えてな
    る表示パネルと、 前記複数の陽極線及び陰極線を介して電流源より駆動電
    流を供給することで前記複数の発光素子を発光させる陽
    極側及び陰極側駆動部と、 前記複数の発光素子を発光させることで前記表示パネル
    に表示させる画像のデータに基づき、前記陰極線の引出
    し電極部において発生する電圧降下を推定する電圧降下
    推定部と、 この電圧降下推定部により推定された電圧降下に基づい
    て、前記駆動電流の供給量を設定する電流量設定部と、 この電流量設定部により設定された供給量の駆動電流
    を、前記駆動部に供給させるように制御する制御部とを
    備えてなることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記電流量設定部は、前記電圧降下推定
    部により推定された電圧降下が大きくなるに従って、前
    記駆動電流の供給量が多くなるように設定することを特
    徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部は、駆動電流の供給時間を変
    化可能に構成され、 前記電流量設定部は、推定された電圧降下に基づいて前
    記供給時間を設定することを特徴とする請求項1または
    2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部は、駆動電流の電流値を変化
    可能に構成され、 前記電流量設定部は、推定された電圧降下に基づいて前
    記電流値を設定することを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記陽極線を、前記陽極側駆動部により
    前記画像データに応じて電流源が接続される信号線と
    し、 前記陰極線を、前記陰極側駆動部により所定電位に設定
    されることで走査が行われる走査線とすることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧降下推定部は、前記電圧降下の
    推定を、各走査線に関する画像データに基づいて行うこ
    とを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧降下推定部は、前記電圧降下
    を、各走査線において発光される発光素子数に比例させ
    て推定することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の陽極線と複数の陰極線との各交点
    にマトリクス状に配置される複数の発光素子を備えてな
    る表示パネルに、前記複数の陽極線及び陰極線を介して
    駆動電流を供給することで前記複数の発光素子を発光さ
    せて画像を表示させる表示パネルの駆動方法において、 前記画像のデータに基づき、前記陰極線の引出し電極部
    において発生する電圧降下を推定し、 推定した電圧降下に基づいて、前記駆動電流の供給量を
    設定することを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】 推定した電圧降下が大きくなるに従っ
    て、前記駆動電流の供給量が多くなるように設定するこ
    とを特徴とする請求項8記載の表示パネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記駆動電流の供給量に応じて、駆動
    電流の供給時間を変化させることを特徴とする請求項8
    または9記載の表示パネルの駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記駆動電流の供給量に応じて、駆動
    電流値を変化させることを特徴とする請求項8乃至10
    の何れかに記載の表示パネルの駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記陽極線は、前記画像データに応じ
    て電流源が接続される信号線であり、 前記陰極線は、所定電位に設定されることで走査が行わ
    れる走査線であることを特徴とする請求項8乃至11の
    何れかに記載の表示パネルの駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記電圧降下の推定を、各走査線に関
    する画像データに基づいて行うことを特徴とする請求項
    12記載の表示パネルの駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記電圧降下を、各走査線において発
    光される発光素子数に比例させて推定することを特徴と
    する請求項13記載の表示パネルの駆動方法。
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